JPS62138181A - 清酒の製造方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 竜深上りＵ酬顆 本発明は粉砕処理された米粉を使用して高品質の清酒の
製造を可能ならしめた清酒の製造方法および装置に関す
るものである。

従来の一肢−街 最近では効率的な清ン西の製造を行わしめるため、白米
を粉砕処理して得られた米粉を原料とすることにより、
原料利用率を向上せしめると共に、原料および米粉液化
液のパイプラインによる輸送を可能ならしめた清酒の製
造システムが種々開発されており、米粉を液化処理する
工程においてはジャケット弐の液化槽内で米粉と仕込水
を撹拌混合せしめると共に、液化酵素を添加して液化処
理操作する間ジャゲット内にスチーム、冷却水を通すこ
とにより約９５“Ｃの液化処理温度に維持せしめる様に
成しているが、米粉は液化処理の過程で糊化して流動性
や熱の拡散伝専が悪くなるため、ジャケットの内壁より
作用される間接的な加熱により、一種の焦げつき現象が
生して製品の品質を低下せしめる着色や焦げ臭を生じ、
かかる焦げつき現象は特に液化処理の際の７０℃〜９５
℃迄の温度条件下において顕著であり、液化段階で生じ
たかかる着色や焦げ臭の後段での除去は非常に困難であ
るため、高品質の清酒を得ることが出来ながった。

■乃萱７処Ｊイ、本−う−ノ；］ｒ：る」■犬Ｊア＆本
発明は液化槽内における液化処理段階での米粉液化液の
焦げつきを防止し、着色や焦げ臭のない高品質の清酒を
製造可能ならしめた清酒の製造方法および装置を提供せ
んとするものである。

〔発明の構成〕

冊」庶王鮮火り支隆やＡ１役 本発明はかかる点に鑑み、粉砕処理された米粉を液化槽
内で水と混合撹拌し、液化酵素を添加して糊化した米粉
が焦げつきを生じない程度の温度条件下で液化し、得ら
れた米粉液化液をパイプラインを通じて定量的に移送す
る間にパイプライン中で低圧水蒸気と混合接触せしめて
所定温度迄加熱せしめ、加熱処理された米粉液化液を真
空作用された冷却器内へ移送し、該冷却器内において過
剰水分を蒸発除去せしめると共に所定温度迄冷却し、冷
却処理された米粉液化液を醇醇タンクへ移送せしめる様
にした清酒の製造方法、および粉砕処理された米粉を液
化処理する液化槽に接続せしめたパイプラインの移送経
路中に、低圧蒸気を混入せしめるスチームミキシングノ
ズルを介入接続せしめ、又パイプラインの移送端部には
真空ポンプにて吸引作用される冷却器を接続配置せしめ
ると共に該冷却器の吐出口には醗酵タンクへ連繋される
輸送パイプを接続せしめた清酒の製造装置を提供して−
Ｊ−，記欠点を解消せんとしたものである。

詐ニー丑 液化槽内において米粉液化液の焦げつきを生しない程度
の温度に調整されて予備的に処理された米粉液化液は、
パイプラインを通して順次定量的後続の冷却器へ移送さ
れる間にスチームミキシングノズルを通してリボイラー
から低圧蒸気が噴出供給され、パイプライン中で米粉液
化液は直接生の蒸気と効率的に混合接触して、約９５℃
に連続的に加熱されながら移送される間に完全なる液化
処理が行われ、順次冷却器へ供給されて該冷却器内にお
いて撹拌されながら落下する間に、真空ポンプの吸引作
用により過剰水分がフラッシュ蒸発されると同時に米粉
液化液が約３０℃迄連続的に冷却され、冷却された米粉
液化液は移送ポンプの汲み出し作用により輸送パイプを
通じて醗酵タンクへ輸送されるのである。

夫飾上 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明すると、 １は粉砕処理された米粉原料を液化処理する液化槽であ
り、外周には１気若しくは冷水が供給されるジャケット
２を付設せしめると共に、内部には撹拌機３を装備せし
め、かかる液化槽１下部の取出口４にはバルブ５を介し
て米粉液化液を後続の処理工程へ移送せしめるパイプラ
イン６の一端を接続せしめている。

７はリボイラーであり、ボイラースチームの間接加熱に
より蒸発せしめた低圧蒸気を発生せしめると共に、かか
る低圧蒸気を移送せしめるスチーム供給パイプ８を接続
せしめ、該スチーム供給パイプ８の他端をバルブ９、ス
チームミキシングノズル１０を介してパイプライン６の
移送経路中に接続せしめている。

１）は撹拌装置１２を装備した真空フラッシュ型の冷却
器であり、該冷却器１）には吸引パイプ１３を接続せし
めると共に、該吸引パイプ１３の他端を経路中に設けた
コンデンサ−１４を介して水封式の真空ポンプ１５に接
続せしめ、又冷却器１）下部の吐出口１６には輸送パイ
プ１７の一端を接続せしめると共に、該輸送パイプ１７
の他端を移送ポンプ１８を介して醗酵タンク１９へ導入
せしめている。

次に本発明に係る清酒の製造方法について説明すると、
先ず前処理段階で粉砕処理された米粉は仕込水が供給さ
れた液化槽ｌ内へ順次供給され、撹拌機３にて混合撹拌
されると共に適量の澱粉液化酵素が添加されて液化処理
され、かかる液化槽−１内においては米粉液化液の焦げ
つきを生じない程度の温度（約７２℃位迄）に調整され
て予備的な液化処理を行い、得られた米粉液化液ば取出
口４からパイプライン６を通して順次定量的に取出され
ると共に、後続の冷却器１）へ移送される。

そして米粉液化液はパイプライン６中を移送される間に
、パイプライン６内にはスチームミキシングノズル１０
を通してリボイラー７から低圧蒸気が噴出供給され、パ
イプライン６中で米粉液化液は直接化の蒸気と効率的に
混合接触して、約９５℃に連続的に加熱されながら移送
される間に完全なる液化処理が行われ、順次冷却器１）
へ供給される。

そして冷却器１）内において撹拌されながら落下する間
に、真空ポンプ１５の吸引作用によりパイプライン６中
で混入された水分がフラッシュ蒸発されると同時に米粉
液化液が約３０℃迄連続的に冷却され、冷却された米粉
液化液は移送ポンプ１８の汲み出し作用により吐出口１
６から輸送パイプ１７を通じて醗酵タンク１９へ輸送さ
れるのである。

又、上記冷却器１）における処理では、米粉液化液の冷
却に要する顕熱に相当する分の水蒸気を真空中で蒸発さ
せることにより、原料仕込み時よりも高濃度の米粉液化
液を得ることが可能となり、又水蒸気の蒸発操作に付随
して米粉中の低級脂肪酸、カルボニール類等の不純物も
同時に蒸発除去されるのである。

〔発明の効果〕

要するに本発明は、粉砕処理された米粉を液化槽１内で
水と混合撹拌し、液化酵素を添加して糊化した米粉が焦
げつきを生じない程度の温度条件下で液化し、得られた
米粉液化液をパイプライン６を通じて定量的に移送する
間にパイプライン６中で低圧水蒸気と混合接触せしめて
所定温度迄加熱せしめる様にしたので、液化槽１内にお
いては比較的低い温度条件下で予備的な液化処理が行わ
れ、パイプラインＧ中で生蒸気との直接的な接触による
効率的な液化処理が行われるため、米粉液化液の焦げつ
きによる着色や焦げ臭が生じるのを防止出来、又加熱処
理された米粉液化液を真空作用された冷却器ｌｌ内へ移
送し、該冷却器ｌｌ内において過剰水分を蒸発除去せし
めると共に所定温度迄冷却し、冷却処理された米粉液化
液を醗酵タンク１９へ移送せしめる様にしたので、効率
的な米粉液化液の冷却処理を行わしめることが出来、又
米粉液化液の顕熱に相当する分の水藤気が蒸発されるこ
とにより原料仕込み時よりも高濃度の米粉液化液を得る
ことが出来ると共に、真空蒸発処理に付随して米粉中の
低級脂肪酸、カルボニール類等の不純物も同時に蒸発除
去、よっ”ζ高品質の清酒を得ることが出来る等その実
用的効果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すものにして、第１図は本発
明に係る清酒の製造装置のフローシート図である。 １液化槽　６パイプライン　１）冷却器１９醜酵タンク 以上

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）粉砕処理された米粉を液化槽内で水と混合撹拌し
   、液化酵素を添加して糊化した米粉が焦げつきを生じな
   い程度の温度条件下で液化し、得られた米粉液化液をパ
   イプラインを通じて定量的に移送する間にパイプライン
   中で低圧水蒸気と混合接触せしめて所定温度迄加熱せし
   め、加熱処理された米粉液化液を真空作用された冷却器
   内へ移送し、該冷却器内において過剰水分を蒸発除去せ
   しめると共に所定温度迄冷却し、冷却処理された米粉液
   化液を醗酵タンクへ移送せしめる様にしたことを特徴と
   する清酒の製造方法。
2. （２）粉砕処理された米粉を液化処理する液化槽に接続
   せしめたパイプラインの移送経路中に、低圧蒸気を混入
   せしめるスチームミキシングノズルを介入接続せしめ、
   又パイプラインの移送端部には真空ポンプにて吸引作用
   される冷却器を接続配置せしめると共に該冷却器の吐出
   口には醗酵タンクへ連繋される輸送パイプを接続せしめ
   たことを特徴とする清酒の製造装置。