JPS62136459A - ロ−ル紙の連結用の粘着テ−プ及びロ−ル紙を連結する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、渦巻状のロール紙の最外周の引出し端部に他
の紙を連結し、かつ、他の紙を連結する前の状態では、
０−ル紙の最外周の引出し端部をその内周のロール紙に
固定してほつれを防止するロール紙の連結用の粘着テー
プ及びこの粘着テープを用いてロール紙を連結する方法
に関するものである。

〔従来の技術） たとえば、新聞印刷では、用紙に渦巻状のロール紙を用
いることにより、高速の輪転印刷を行ない、しかも、印
刷中のロール紙が無くなる前にこのロール紙の状態から
引出されて輪転機に向かって走行している走行紙を新し
いロール紙に連結することにより、用紙切れによる印刷
の中断をなくしている。

すなわち、第８図及び第９図に示すように、新しいロー
ル紙１の引出し端部１ａの外面に両面粘着テープの貼着
あるいは粘着剤の塗布等により粘着部２を形成し、この
引出し端部１ａをＴ型のタブ３によりその内周のロール
紙１ｂに固定してほつれを防止し、このロール紙１を、
第１０図に示すように、ロール紙４の状態から引出され
て図示しない輪転機に向かって走行している走行紙４ａ
の近接位置に準備し、引出されているロール紙４が残り
少なくなったら、新しいロール紙１の最外周部を走行紙
４ａの走行速度と同じ線速度で回動し、この状態で、第
１１図に示すように、ブラシ５等により走行紙４ａを新
しいロール紙１の最外周部に圧接し、走行中の走行紙４
ａを同速度で回動している新しいロール紙１の引出し端
部１ａの粘着部２に貼着して両者を連結し、この俊、第
１２図に示すように、残り少なくなったロール紙４から
の走行紙４ａをカッター６′８で切断している。

この際に用いるタブ３は、第１３図に示すように、Ｔ型
の水平部３ａの両端の上記ロール紙１の引出し端部１ａ
に対する表面に粘着部７を形成するとともに、第１４図
に示すように、Ｔ型の垂直部３ｂの下端の上記引出し端
部１ａの内周のロール紙１ｂに対する裏面に粘着部８を
形成したもので、水平部３ａはロール紙１の引出し端部
１ａとその内周のロール紙１ｂの間に配設されて粘着部
７により引出し端部１ａに貼着され、垂直部３ｂはロー
ル紙１の引出し端部１ａから露出されて粘着部８により
その内周のロール紙１ｂに貼着される。このため、タブ
３は、ロール紙１の引出し端部１ａをその内周のロール
紙１ｂに固定して高速で回動するロール紙１のほつれを
防止でき、しかも、ロール紙１の引出し端部１ａが粘着
部２により走行紙４ａと連結して輪転機方向に引出され
ると、水平部３ａの両端部は引出し端部１ａについて行
き、垂直部３ｂは内周のロール紙１ｂに残り、第１５図
に示づように、垂直部３ｂは水平部３ａを分離するよう
にして切離され、タブ３によるロール紙１の引出し端部
１ａの固定を解除できる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上述したロール紙１の引出し端部１ａに対す
るタブ３の水平部３ａの貼着位置は、ロール紙１のほつ
れ防止という点では、ロール紙１がその引出し端部１ａ
がめくれる方向に回動することから、引出し端部１ａの
先端部に近いほうが良いが、ロール紙１の引出し端部１
ａの固定の解除という点では、引出し端部１ａをめくる
ようにしたほうがタブ３が容易に切断することから、引
出し端部１ａの粘着部２より奥のほうが良く、これらの
兼合いがガしく、粘着部２及びタブ３の位置の狂いが、
ロール紙１の連結不良や走行不良等の１−ラブルの原因
となることが多く、しかも、粘着部２の形成及びタブ３
の貼着が面倒で、自動化もできなかった。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、渦巻状
のロール紙の最外周の引出し端部を走行紙等の他の紙に
連結する際に、ロール紙の連結及び連結前のロール紙の
ほつれ防止のためのロール紙の端末処理を容易にすると
ともに、連結時にはほつれ防止が容易かつ一確実に解放
されるようにすることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のロール紙の連結用の粘着テープは、渦巻状のロ
ール紙２１の最外周の引出し端部２１ａをその内周のロ
ール紙２１ｂに剥離可能に貼着するとともに、上記ロー
ル紙２１の引出し端部２１ａに他の紙たとえば走行紙３
１ａ等を強固な貼着により連結する粘着テープ１１であ
って、２層の支持体層１２．１３の内面を比較的に粘着
力が弱い弱粘着剤層１４により剥離可能に貼着し、この
各支持体層１２．１３の外面にそれぞれ上記ロール紙２
１及び走行紙３１ａ等の他の紙に対する比較的に粘着力
が強い強粘着剤層１５、１６を設けたものである。

そして、本発明のロール紙を連結する方法は、上記粘着
テープ１１を用い、この粘着テープ１１の−端部を、高
巻状のロール紙２１の最外周の引出し端部２１ａとその
内周のロール紙２１ｂとの間に配設して両面の強粘着剤
層１５．１６によりロール紙２１の引出し端部２１ａを
その内周のロール紙２１ｂに貼着するとともに、この粘
着テープ１１の他端部をロールＭ２１の引出し端部２１
ａから露出させて強粘着剤層１５、１６の一方を対向し
たロール紙２１ｂに貼着し、この粘着テープ１１の他端
露出部の強粘着剤層１５゜１６の他方に他の紙たとえば
走行紙３１ａ等を貼着して上記ロール紙２１の引出し端
部２１ａに連結し、この走行紙３１８等の他の紙を引張
ることにより粘着テープ１１の２層の支持体層１２．１
３を剥離させてロール紙２１の引出し端部２１ａをその
内周のロール紙２１ｂから分離するするものである。

〔作用〕

本発明のロール紙の連結用の粘着テープ及びロール紙を
連結する方法は、粘着テープ１１の一端部をロール紙２
１の引出し端部２１ａとその内周のロール紙２１ｂとの
間に挟んで、粘着テープ１１の他端部を引出し端部２１
ａから露出するだけで、ロール紙２１の連結及び連結前
のロール紙２１のほつれ防止を目的としたロール紙２１
の端末処理ができ、しかも、はつれ防止は引出し端部２
１ａの先端部まで行なわれ、さらに、弱粘着剤層１４に
より２層の支持体層１２、１３が容易に剥離してほつれ
防止の解放が容易かつ確実にできる。

〔実施例〕

本発明のロール紙の連結用の粘着テープとロール紙を連
結する方法を第１図ないし第７図を参照して説明する。

第１図は粘着テープ１１を示し、この粘着テープ１１は
、２層のシート状の支持体層１２．１３の内面を比較的
に粘着力が弱い弱粘着剤１ｉ１１４により剥離可能に貼
着し、この各支持体層１２．１３の外面にそれぞれ比較
的に粘着力が強い強粘着剤層１５．１６を設けたもので
、両面の強粘着剤層１５．１６にはそれぞれ不用意な貼
着の防止及び保護を目的とした剥離紙１７．１８が剥離
可能に添着され、そして、この各剥離紙１７．１８の剥
離を容易にする目的で、各支持体層１２．１３の両−側
縁部が各強粘着剤層Ｉｓ、　１６及び各剥離紙１７．１
．９の外側に突設されている。

なお、この実施例では、粘着テープ１１の両面に剥離紙
１７．１８を設けて、粘着テープ１１をシート状のまま
にしたが、剥離紙１７．１８の一方を省略して粘着テー
プ１１を渦巻状のロールにすることもできる。

そうして、この粘着テープ１１を、たとえば、新聞印刷
用のロール紙の連結に用いる場合、第２図及び第３図に
示すように、所定の長さに切断して両面の剥離紙１１．
１８を剥離した状態の粘着テープ１１の一端部を、新た
に印刷に用いる渦巻状のロール紙２１の最外周の引出し
端部２１ａとその内周のロール紙２１ｂとの間に挟んで
、その両面の強粘着剤層１５．１６の一方を対向した内
周のロール紙２１ｂに貼着するとともに、強粘着剤層１
５．１６の他方を対向した引出し端部２１ａに貼着し、
これによって、引出し端部２１ａをその内周のロール紙
２１ｂに固定してロール紙２１のほつれ防止を行ない、
粘着テープ１１の他端部をロール紙２１の引出し端部２
１ａの先端部から露出させておくことにより、露出した
強粘着剤ＷＪ１５．１６の他方を後述づる走行紙３１ａ
に対する粘着部とする。なお、粘着テープ１１の他端部
の強粘着剤［１５，１６の一方は対向した内周のロール
紙２１ｂに貼着しておく。

そして、この新たに印刷に用いるロール紙２１を、第４
図に示すように、ロール紙３１の状態から引出されて図
示しない輪転機に向かって走行している他の紙としての
走行紙３１ａの近接位置に準備し、引出されているロー
ル紙３１が残り少なくなったら、新しいロール紙２１の
最外周部を走行紙３ｔａの走行速度と同じ線速度で回動
する。この状態を拡大したのが第６図で、ロール紙２１
の引出し端部２１ａは、粘着テープ１１の両面の強粘着
剤層１５．１６により、その先端部まで完全に内周のロ
ール紙２１ｂに固定されているので、ロール紙２１の引
出し端部２１ａがめくれる方向に高速で回動していても
、はつれる心配が全くなく、はつれ防止が確実に行なわ
れる。

そして、この状態で、第５図に示すように、ブラシ３２
等により走行紙３１ａを新しいロール紙２１の最外周部
に圧接し、走行中の走行紙３１ａを同速度で回動してい
る新しいロール紙２１の引出し端部２１ａから露出した
強粘着剤層１５．１６の他方に貼着して両者を連結し、
この後、残り少なくなったロール紙３１からの走行紙３
１ａをカッター３３等で切断する。この際の走行紙３１
ａとロール紙２１の移動状態を拡大したのが第７図で、
互いに接近して圧接された走行紙３１ａと粘着テープ１
１の露出した部分が貼着した後、走行紙３１ａとロール
紙２１が離れるので、走行紙３１ａによって引張られて
粘着テープ１１の２層の支持体１７５１２．１３がめく
られることになり、粘着力が弱い弱粘着剤層１４によっ
て貼着している支持体層１２．１３間が容易かつ確実に
剥離し、このため、ロール紙２１の引出し端部２１ａの
固定が容易かつ確実に解放されて引出し端部２１ａが走
行紙３１ａにより輪転機に向かって走行し、連結不良の
心配がなく、しかも、走行紙３１ａやロール紙２１の引
出し端部２１ａに過大な張力が加わったりすることがな
く、新たに引出されて走行するロール紙２１の走行不良
の心配もない。

なお、この実施例は、ロール紙２１の引出し端部２１ａ
が、台形状の例であるが、他の形状、たとえば三角形状
でも良い。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、粘着テープの一端部
をロール紙の引出し端部とその内周のロール紙との間に
挟んで、粘着テープの他端部を引出し端部から露出する
だけで、ロール紙の’＞”Ｊ！結及び連結前のロール紙
のほつれ防止を目的としたロール紙の端末処理ができる
ので、作業が極めて単純かつ容易で、作業者による個人
差がなく、自動化にも適し、しかも、はつれ防止の固定
が引出し端部の先端部まで行なわれるので、はつれ防止
が確実にでき、ざらに、弱粘着剤層により２層の支持体
層が容易に剥離してほつれ防止の解放が容易かつ確実に
できるので、連結不良等の心配がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のロール紙の連結用の粘着テープの斜視
図、第２図ないし第７図はこの粘着テープを用いたロー
ル紙を連結する方法を示し、第２図は粘着テープにより
端末処理を行なったロール紙の斜視図、第３図はその要
部の拡大断面図、第４図及び第５図はロール紙の連結過
程の説明図、第６図及び第７図は第４図及び第５図の要
部の拡大断面図であり、第８図ないし第１５図は従来の
ロール紙を連結する方法を示し、第８図は端末処理を行
なったロール紙の斜視図、第９図はその一部の拡大図、
第１０図ないし第１２図はロール紙の連結過程の説明図
、第１３図はロール紙のほつれ防止に用いるタブの平面
図、第１４図はその背面図、第１５図はその作用説明図
である。 １１・・粘着テープ。１２．１３・・支持体層、１４・
・弱粘着剤層、１５．１６・・強粘着剤層、２１・・ロ
ール紙、２１ａ　・・引出し端部、２１ｂ　・・内周の
ロール紙、３１ｇ　・・他の紙としての走行紙。 ｆｌ枝鶴廿７゜ 序１図 序３肥 序９肥

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）渦巻状のロール紙の最外周の引出し端部をその内
   周のロール紙に剥離可能に貼着するとともに、上記ロー
   ル紙の引出し端部に他の紙を強固な貼着により連結する
   粘着テープであって、２層の支持体層の内面を比較的に
   粘着力が弱い弱粘着剤層により剥離可能に貼着し、この
   各支持体層の外面にそれぞれ上記ロール紙及び他の紙に
   対する比較的に粘着力が強い強粘着剤層を設けたことを
   特徴とするロール紙の連結用の粘着テープ。
2. （２）２層の支持体層の内面を比較的に粘着力が弱い弱
   粘剤着層により剥離可能に貼着しかつこの各支持体層の
   外面にそれぞれ比較的に粘着力が強い強粘剤着層を設け
   た粘着テープの一端部を、渦巻状のロール紙の最外周の
   引出し端部とその内周のロール紙との間に配設して両面
   の強粘着剤層によりロール紙の引出し端部をその内周の
   ロール紙に貼着するとともに、この粘着テープの他端部
   をロール紙の引出し端部から露出させて強粘着剤層の一
   方を対向したロール紙に貼着し、この粘着テープの他端
   露出部の強粘着剤層の他方に他の紙を貼着して上記ロー
   ル紙の引出し端部に連結し、この他の紙を引張ることに
   より粘着テープの２層の支持体層を剥離させてロール紙
   の引出し端部をその内周のロール紙から分離することを
   特徴とするロール紙を連結する方法。