JPS6213497A - 低接触感作原性モス油及びその製造法 - Google Patents
低接触感作原性モス油及びその製造法Info
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- JPS6213497A JPS6213497A JP15365885A JP15365885A JPS6213497A JP S6213497 A JPS6213497 A JP S6213497A JP 15365885 A JP15365885 A JP 15365885A JP 15365885 A JP15365885 A JP 15365885A JP S6213497 A JPS6213497 A JP S6213497A
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- treatment
- moss
- oakmoss
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
一案上の利 。
本発明は、低接触感作原性モス油及びその製造法に関す
る。本発明で言うモス油とは、樹皮に着生するモスから
溶媒抽出によって得られる抽出油のことであり、一般的
には、オークモス油、トシーモス油、シダーモス油、中
国産のモス油等をざす。また本発明は、好ましくは、コ
ンクリート油及びレジノイド油に適用する。
る。本発明で言うモス油とは、樹皮に着生するモスから
溶媒抽出によって得られる抽出油のことであり、一般的
には、オークモス油、トシーモス油、シダーモス油、中
国産のモス油等をざす。また本発明は、好ましくは、コ
ンクリート油及びレジノイド油に適用する。
ヱ米旦1立
オークモス(Oakmoss、Mousse de c
hene、学名Evernia Prunastri
L、八ch、)は、古代エジプトにおいては、パンをつ
くるのに用いられ、ざらに12世紀には万能薬として、
オリエント全域に広がフを二と言われている。
hene、学名Evernia Prunastri
L、八ch、)は、古代エジプトにおいては、パンをつ
くるのに用いられ、ざらに12世紀には万能薬として、
オリエント全域に広がフを二と言われている。
現在、オークモスは9重要な香料素材の一つであり、オ
ークモス油はフレグランス製品、化粧品1石けん、洗浄
剤等の調合香料において極めて幅広く利用されている。
ークモス油はフレグランス製品、化粧品1石けん、洗浄
剤等の調合香料において極めて幅広く利用されている。
また、トリーモス(Treemoss、Mousse
d’arbre+学名Pseudoevern 1af
urfuracea L、Zopf)、シダーモス(C
edarmoss)についてもオークモス類似素材とし
て、オークモス同様に幅広く用いられている。また、最
近では、中国のモス、中国橡苔I号(Evernia
mesormopha)、同じ< II号(Cetra
riastrum nepalensis)も使用され
始めている。
d’arbre+学名Pseudoevern 1af
urfuracea L、Zopf)、シダーモス(C
edarmoss)についてもオークモス類似素材とし
て、オークモス同様に幅広く用いられている。また、最
近では、中国のモス、中国橡苔I号(Evernia
mesormopha)、同じ< II号(Cetra
riastrum nepalensis)も使用され
始めている。
一般にモス油は、シブレータイブと呼ばれる匂いのタイ
プの構成要素として不可欠であり、また、ベースノート
としても、香りの巾9重厚感を出すためによく用いられ
る香料である。したがって、消費量が多い香料の一つで
あり、アメリカでの消費量は年間50トン[オークモス
油 34トン、トリーモス油 16トン: Monog
raphs onFragrance Raw Mat
erials;Edited by D、L、0pdy
−ke、Pergamon Press(1979)]
と言われている。日本には、多くの場合、調合香料に配
合された形で輸入されている。
プの構成要素として不可欠であり、また、ベースノート
としても、香りの巾9重厚感を出すためによく用いられ
る香料である。したがって、消費量が多い香料の一つで
あり、アメリカでの消費量は年間50トン[オークモス
油 34トン、トリーモス油 16トン: Monog
raphs onFragrance Raw Mat
erials;Edited by D、L、0pdy
−ke、Pergamon Press(1979)]
と言われている。日本には、多くの場合、調合香料に配
合された形で輸入されている。
P8が ゛ しようとするr、′!ff占しかしながら
、モス油は、近年化粧品皮膚炎の原因の一つとしてあげ
られ、皮膚科学的にもその接触感作原性(以下感作性と
略す)が問題となっており、たとえば、下記(1)〜(
3)に示すように多くの報告がなきれている。
、モス油は、近年化粧品皮膚炎の原因の一つとしてあげ
られ、皮膚科学的にもその接触感作原性(以下感作性と
略す)が問題となっており、たとえば、下記(1)〜(
3)に示すように多くの報告がなきれている。
(1) 1.Dahlquist、S、Fregert
;Contact aller−gy to atra
norin in 1ichens and perf
umes+Contact Dermatitfs、8
.111(1980)(2) P、Thune、Y、S
olberg et aliPerfume at−1
ergy due to oakmoss a
nd other 1ichens+Contac
t Dermatrtis、8.393(1982)
(3) )イ、Sandberg、P 、Thune;
The sensitizingcapacity
of atranorin。
;Contact aller−gy to atra
norin in 1ichens and perf
umes+Contact Dermatitfs、8
.111(1980)(2) P、Thune、Y、S
olberg et aliPerfume at−1
ergy due to oakmoss a
nd other 1ichens+Contac
t Dermatrtis、8.393(1982)
(3) )イ、Sandberg、P 、Thune;
The sensitizingcapacity
of atranorin。
Contact Dermatitis、11.16
8(1984)本発明者らは、現在市販されている一般
的なモス油を例にとり、その感作性試験を行い、これら
ノモス油が非常に強い感作性を有していることを確認し
た(後述の比較例1参照)。
8(1984)本発明者らは、現在市販されている一般
的なモス油を例にとり、その感作性試験を行い、これら
ノモス油が非常に強い感作性を有していることを確認し
た(後述の比較例1参照)。
間ra点を解′°、するための X々びその乍用交果本
発明者らは、こうした事情をかんがみ、感作性の少ない
モス油が得られないものかと鋭意検討し、モス油の分画
とその分画物についての感作性テストを行った結果、感
作性物質が、特定の画分に集中していることを見い出し
た(後述の比較例2参照)。
発明者らは、こうした事情をかんがみ、感作性の少ない
モス油が得られないものかと鋭意検討し、モス油の分画
とその分画物についての感作性テストを行った結果、感
作性物質が、特定の画分に集中していることを見い出し
た(後述の比較例2参照)。
ざらに本発明者らは、感作性物質を追及し。
種々の基礎的な検討を行った結果、特定の画分における
感作性物質が、従来から知られているアトラノリン、ク
ロロアトラノリンであることを確認し、また、以下に示
すエチルl−マドメート及び゛エチルクロロへマドメー
トであることを発見した。
感作性物質が、従来から知られているアトラノリン、ク
ロロアトラノリンであることを確認し、また、以下に示
すエチルl−マドメート及び゛エチルクロロへマドメー
トであることを発見した。
そこで1本発明者らは、アトラノリンとりaロアトラノ
リン(以後アトラノリン類と略す)、エチルへマドメー
トとエチルクロロへマドメート(以後へマドメート類と
略す)を接触水素添加(以後水添と略す)したり、アル
カリによる分解処理(以後アルカリ処理と略す)を施す
ことにより、他の化合物に転化することを出発点として
。
リン(以後アトラノリン類と略す)、エチルへマドメー
トとエチルクロロへマドメート(以後へマドメート類と
略す)を接触水素添加(以後水添と略す)したり、アル
カリによる分解処理(以後アルカリ処理と略す)を施す
ことにより、他の化合物に転化することを出発点として
。
その他の画分を種々の分離操作を駆使して除去すること
を検討した結果、感作性が低減し、しかもモス油本来の
匂いは保たれることを見い出し、これらの知見に基づい
て本発明を完成するに至った。ただし、ヘマトメート類
については、多くの天然モス油(コンクリート油、レジ
ノイド油)の分析を行った結果、含有きれているものと
いないものが存在した。
を検討した結果、感作性が低減し、しかもモス油本来の
匂いは保たれることを見い出し、これらの知見に基づい
て本発明を完成するに至った。ただし、ヘマトメート類
については、多くの天然モス油(コンクリート油、レジ
ノイド油)の分析を行った結果、含有きれているものと
いないものが存在した。
すなわち9本発明は、モス油中に新規の感作性物質(ヘ
マトメート類)を発見したことを発端とし、モス油を水
添処理及び/又はアルカリ処理する。・あるL弓よ、ざ
らに後述のa群物質を除去することにより低感作性モス
油を提供するものである。
マトメート類)を発見したことを発端とし、モス油を水
添処理及び/又はアルカリ処理する。・あるL弓よ、ざ
らに後述のa群物質を除去することにより低感作性モス
油を提供するものである。
a群物質:モス油を下記の条件に設定されたGPCにか
けたとき、該クロマトグラムにおいて30〜45カウン
トの物質をいう(なお、カウントは時により、少しずれ
ることがあるが、その時は全体のパターンから判断する
)。
けたとき、該クロマトグラムにおいて30〜45カウン
トの物質をいう(なお、カウントは時により、少しずれ
ることがあるが、その時は全体のパターンから判断する
)。
槻征:東洋曹達工業HLC−802UR,カラム:TS
KGEL G2000H8を4本直列、カラム温度:4
’O’C、溶媒:テトラヒドロフラン(THF)。
KGEL G2000H8を4本直列、カラム温度:4
’O’C、溶媒:テトラヒドロフラン(THF)。
流速: 1.2ml/min、圧カニ 90kg/cm
” 、サンプル濃度: 0.2−2% (T HF溶液
)、注入量:100u1.検出器:Rエディチクター 低感作性モス油を得るための手段としては、水添処理、
アルカリ処理、カラムクロマトグラフィー分取、GPC
分取、高速液体クロマトグラフィー(以下 HPLCと
略す)分取、溶媒抽出。
” 、サンプル濃度: 0.2−2% (T HF溶液
)、注入量:100u1.検出器:Rエディチクター 低感作性モス油を得るための手段としては、水添処理、
アルカリ処理、カラムクロマトグラフィー分取、GPC
分取、高速液体クロマトグラフィー(以下 HPLCと
略す)分取、溶媒抽出。
向流分配等がある。実際には、これらの処理を単独また
は組み合わせて用4)る。
は組み合わせて用4)る。
以下に代表例な処理について列記する。
(1)水添処理
一般に水添法には9反応圧力から分類して、常圧法と高
圧法がある。本発明者らは、ヘマトメート類の水添を中
心に検討し、常圧においても適切な触媒を選択すれば、
定量的に反応が進むことを確認した。ただし、大量に水
添する場合は高圧法を利用することもできる。しかし、
匂いに関与する成分が熱分解する恐れがあるため1反応
温度力1100°Cを越えることは避けなければならな
い。
圧法がある。本発明者らは、ヘマトメート類の水添を中
心に検討し、常圧においても適切な触媒を選択すれば、
定量的に反応が進むことを確認した。ただし、大量に水
添する場合は高圧法を利用することもできる。しかし、
匂いに関与する成分が熱分解する恐れがあるため1反応
温度力1100°Cを越えることは避けなければならな
い。
触媒としては、Niと白金族(Pt、 Pd、 Rh。
Ru)系触媒が主に用いられる。その中でも好ましいの
は、10%パラジウム付活性炭(以後10%Pd/Cと
略す)、ラネーNiである。触媒使用fflは、試料の
5〜20%である。
は、10%パラジウム付活性炭(以後10%Pd/Cと
略す)、ラネーNiである。触媒使用fflは、試料の
5〜20%である。
iWWは、メタノール、エタ、ノールを用い9反応時の
試料濃度は5〜30%が適当である。反応は室温で9反
応時間は5〜24時間で定量的に水添きれる。
試料濃度は5〜30%が適当である。反応は室温で9反
応時間は5〜24時間で定量的に水添きれる。
(2)アルカリ処理
モス油をアルカリ−アルコール溶液又は水溶液中でアル
カリ分解を行う。アルカリとしては9通常水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム(以後それぞれ、NaOH,KO
Hと略す)を用い、アルコールとしては、メタノール、
エタノールを用いる。
カリ分解を行う。アルカリとしては9通常水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム(以後それぞれ、NaOH,KO
Hと略す)を用い、アルコールとしては、メタノール、
エタノールを用いる。
アルカリ処理は、モス油を低感作化したり、あるいは、
続いて実施する水添反応がより広範な化合物に対して進
むことを助ける。
続いて実施する水添反応がより広範な化合物に対して進
むことを助ける。
アルカリ溶液の濃度は、10−2〜1O−4Nであり、
試料濃度は、0.01〜10.0%が適している。ただ
し、試料が溶解しない場合には、ベンゼン、アセトン等
、その試料が溶解する溶媒(エステル類は除く)を使用
する。処理温度は、室温〜500Cであ、す、処理時間
は、12〜48時間が適している。
試料濃度は、0.01〜10.0%が適している。ただ
し、試料が溶解しない場合には、ベンゼン、アセトン等
、その試料が溶解する溶媒(エステル類は除く)を使用
する。処理温度は、室温〜500Cであ、す、処理時間
は、12〜48時間が適している。
(3)カラムクロマトグラフ、f−分取モス油を活性炭
、活性白土、シリカゲル、合成吸着剤(たとえば、ロー
ムアンドハース社製AMBERLITE XADシ!J
−7: ) 、 −1’ :t ン交換4i(1if
t (タとえば、ロームアンドハース社製AMBERL
YSTシリーズ)等の吸着剤を充填したカラムを用い、
低極性溶媒(たとえば、ペンタン、ヘキサン、ベンゼン
、エーテル等)で処理する方法である。とくに好ましい
吸着剤としては、シリカゲル(メルク社製Kiese1
gel 60 )が挙げられる。
、活性白土、シリカゲル、合成吸着剤(たとえば、ロー
ムアンドハース社製AMBERLITE XADシ!J
−7: ) 、 −1’ :t ン交換4i(1if
t (タとえば、ロームアンドハース社製AMBERL
YSTシリーズ)等の吸着剤を充填したカラムを用い、
低極性溶媒(たとえば、ペンタン、ヘキサン、ベンゼン
、エーテル等)で処理する方法である。とくに好ましい
吸着剤としては、シリカゲル(メルク社製Kiese1
gel 60 )が挙げられる。
上記カラムクロマトグラフィー分取により、a群物質を
含まないモス油が得られる。収率は、たとえば、コンク
リートオークモス油において1色○%〜60%程度であ
る。
含まないモス油が得られる。収率は、たとえば、コンク
リートオークモス油において1色○%〜60%程度であ
る。
(4)GPC分取
モス油を、GPCで分取することにより、低感作性とす
る方法である。
る方法である。
カラムは9代表的なものとして有機溶媒用GPCカラム
で9排除限界は 5×103から1×104のものを使
用し、溶媒はテトロヒドロフラン、クロロホルムを主に
使う。R1ディテクターによるクロマトグラムのパター
ンに従って、a群物質を除くことができるct:とえば
、コンクリートオークモス油において、a群物質を除い
た場合、収率は、60%程度である。
で9排除限界は 5×103から1×104のものを使
用し、溶媒はテトロヒドロフラン、クロロホルムを主に
使う。R1ディテクターによるクロマトグラムのパター
ンに従って、a群物質を除くことができるct:とえば
、コンクリートオークモス油において、a群物質を除い
た場合、収率は、60%程度である。
上記(3) 、 (4)で示した方法は、水添処理及び
/又はアルカリ処理と組み合わせて用いると、より低感
作性のモス油が得られる。
/又はアルカリ処理と組み合わせて用いると、より低感
作性のモス油が得られる。
11例 び 実施
次に、比較例、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明
するが1本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもの
でないことはいうまでもない。
するが1本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもの
でないことはいうまでもない。
止翌五−上
−fflに市販されているコンクリート及びレジノイド
のオークモス油、トシーモス油、シダーモス油を例にと
り、その感作性試験を行った。結果を表1に示す。表1
から明らかなように、天然モス油は1強い感作性を有し
ていることが明らかになった0 表1 感作性試験結果 Induct ion :コンクリートオークモス油
10%アセトン溶液なお、感作性の試験は2次の方法
で実施した。
のオークモス油、トシーモス油、シダーモス油を例にと
り、その感作性試験を行った。結果を表1に示す。表1
から明らかなように、天然モス油は1強い感作性を有し
ていることが明らかになった0 表1 感作性試験結果 Induct ion :コンクリートオークモス油
10%アセトン溶液なお、感作性の試験は2次の方法
で実施した。
=試験方法−モルモット感作性試験=
体重380〜450gの健常なハートレイ系アルピノモ
ルモット1群10匹を使用し、 ModifiedM
aximization Te5t(5ato、Y、
et al: A modifiedtechniqu
e of guinea pig testing t
o 1dentifydelayed hyperse
nsitivity aller8ens;Conta
ctDarmatitis、7.225−237.19
81)に準じ行った。
ルモット1群10匹を使用し、 ModifiedM
aximization Te5t(5ato、Y、
et al: A modifiedtechniqu
e of guinea pig testing t
o 1dentifydelayed hyperse
nsitivity aller8ens;Conta
ctDarmatitis、7.225−237.19
81)に準じ行った。
まず、感作処置を次のように行った。フロイント完全ア
ジュバント(Freund’s Complete a
dju−vant Difco社製:以下 FCAと略
す)を、刺毛したモルモット頚部に、O,1mlづつ4
点皮内注射した。注射部位の角質層に°°#゛型の傷を
つけ、被験物質の0.1mlをリント布(トリイパッチ
テスト用絆創膏)にとり、注射部位の4ケ所を72時間
貼布した。
ジュバント(Freund’s Complete a
dju−vant Difco社製:以下 FCAと略
す)を、刺毛したモルモット頚部に、O,1mlづつ4
点皮内注射した。注射部位の角質層に°°#゛型の傷を
つけ、被験物質の0.1mlをリント布(トリイパッチ
テスト用絆創膏)にとり、注射部位の4ケ所を72時間
貼布した。
皮内注射7日後、注射部位を刺毛し、10(W/W)%
ラウリル硫酸ソーダの白色ワセリンを0.2g塗布した
。
ラウリル硫酸ソーダの白色ワセリンを0.2g塗布した
。
翌日、注射部位に10 (W/W)%の被験物質のアセ
トン溶F11i0.2mlを塗布し、48時間閉塞下に
置き、感作処置を終了した。
トン溶F11i0.2mlを塗布し、48時間閉塞下に
置き、感作処置を終了した。
誘発試験(よ、皮肉注射21日後、各濃度の被験物質ア
セトン溶液10ulを刺毛した背部皮膚に開放下に塗布
し行った。
セトン溶液10ulを刺毛した背部皮膚に開放下に塗布
し行った。
各試験に際しては、対照動物として感作処置時に、FC
Aを等量の水で乳化した乳化液のみを皮肉注射しておい
た10匹の動物に、前記同様の誘発試験を同時に行い、
被験物質の非特異的皮膚刺激性反応を区別した。判定は
塗布後24及び48時間目に下記の判定基準に従って行
った。
Aを等量の水で乳化した乳化液のみを皮肉注射しておい
た10匹の動物に、前記同様の誘発試験を同時に行い、
被験物質の非特異的皮膚刺激性反応を区別した。判定は
塗布後24及び48時間目に下記の判定基準に従って行
った。
判定基準
(1) 紅斑及び剤皮の形成
評点
紅斑の全く認められないもの ・・・・・・・・・・・
・ O僅かな紅斑が認められるもの ・・・・・・・・
・・・・ 1明らかな紅斑が認められるもの・・・・・
・・・・・・・ 2強い紅斑が認められるもの ・・
・・・・・・・・・・ 3強い紅斑に節度を伴ったもの
・・・・・・・・・・・・ 4(2) 浮腫の形成 評点 浮腫の全く認められないもの ・・・・・・・・・・・
・ 0僅かな浮腫が認められるもの ・・・・・・・・
・・・・ 1明らかな浮腫が認められるもの・・・・・
・・・・・・・ 2強い浮腫が認められるもの ・・
・・・・・・・・・・ 3感 作 率=陽性反応動物数
/実験動物数平均評価点=Σ(紅斑の評点+浮腫の評点
)/実験動物数 且盈亘−ヱ 第1図に表1で示したコンクリートオークモス油のGP
Cクロマトグラム及びGPC分取したフラクションを示
す。第2図及び第3図にそれぞれ9表1で示したコンク
リートトリーモス油、コンクシートシダーモス油のGP
Cクロマトグラム及びGPC分取したフラクションを示
す。これらの天然モス油は一般に含有成分が類似してい
るため、よく似たクロマトグラムを与える。
・ O僅かな紅斑が認められるもの ・・・・・・・・
・・・・ 1明らかな紅斑が認められるもの・・・・・
・・・・・・・ 2強い紅斑が認められるもの ・・
・・・・・・・・・・ 3強い紅斑に節度を伴ったもの
・・・・・・・・・・・・ 4(2) 浮腫の形成 評点 浮腫の全く認められないもの ・・・・・・・・・・・
・ 0僅かな浮腫が認められるもの ・・・・・・・・
・・・・ 1明らかな浮腫が認められるもの・・・・・
・・・・・・・ 2強い浮腫が認められるもの ・・
・・・・・・・・・・ 3感 作 率=陽性反応動物数
/実験動物数平均評価点=Σ(紅斑の評点+浮腫の評点
)/実験動物数 且盈亘−ヱ 第1図に表1で示したコンクリートオークモス油のGP
Cクロマトグラム及びGPC分取したフラクションを示
す。第2図及び第3図にそれぞれ9表1で示したコンク
リートトリーモス油、コンクシートシダーモス油のGP
Cクロマトグラム及びGPC分取したフラクションを示
す。これらの天然モス油は一般に含有成分が類似してい
るため、よく似たクロマトグラムを与える。
また、第4図にレジノイドモス油の代表例として1表1
で示したレジノイドオークモス油のGPCクロマトグラ
ム及びGPC分取したフラクションを示す。他のレジノ
イドモス油も類似したクロマトグラムを与えた。
で示したレジノイドオークモス油のGPCクロマトグラ
ム及びGPC分取したフラクションを示す。他のレジノ
イドモス油も類似したクロマトグラムを与えた。
GPC分取の条件は、前述と同様であり1分取時のサン
プル注入濃度は20%である。表2に。
プル注入濃度は20%である。表2に。
第1図に示したようにGPC分取して得られた。
°コンクリートオークモス油の各フラクションの感作性
試験結果を示す。
試験結果を示す。
なお、誘発試験濃度は、各フラクションの全体に対する
構成比に対応きせ1合わせて1.0%になるように割り
当てた。この方法により、どのフラクションが全体の感
作性に影響を与えているかが明らかになった。
構成比に対応きせ1合わせて1.0%になるように割り
当てた。この方法により、どのフラクションが全体の感
作性に影響を与えているかが明らかになった。
(以下余白)
表2 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10χ
アtトン)容液表2によれば、F−1,F−2,F−5
,F−6が強い感作性をもっていることが明らかになっ
た。この傾向は、他のコンクリート油、すなわちトリー
モス油及びシダーモス油においても同様であった。
アtトン)容液表2によれば、F−1,F−2,F−5
,F−6が強い感作性をもっていることが明らかになっ
た。この傾向は、他のコンクリート油、すなわちトリー
モス油及びシダーモス油においても同様であった。
また、レジノイドオークモス油を第4図に示したように
GPC分取し、得られた各フラクションの感作性試験を
行った。
GPC分取し、得られた各フラクションの感作性試験を
行った。
その結果、F−1,F−2,F−5,F−6が強い感作
性を示すという、コンクリートオークモス油と同様な傾
向を示したが、F−5の部分が量的に少ないため、F−
5の平均評価点は、コンクリートオークモス油に比べ2
分の1程度であった。
性を示すという、コンクリートオークモス油と同様な傾
向を示したが、F−5の部分が量的に少ないため、F−
5の平均評価点は、コンクリートオークモス油に比べ2
分の1程度であった。
そこで9本発明者らは、モス油の匂いにおいて大切なF
−5,F−6の含有成分を分析し、各成分の感作性を検
討した結果、F−5に含有される感作原物質がアトラノ
リン、クロロアトラノリンであることを確認し、F−6
に含有される感作原物質がエチルノーマドメート及びエ
チルクロロへマドメートであることを発見した。ヘマト
メート類のマススペクトルを第5図に示す。
−5,F−6の含有成分を分析し、各成分の感作性を検
討した結果、F−5に含有される感作原物質がアトラノ
リン、クロロアトラノリンであることを確認し、F−6
に含有される感作原物質がエチルノーマドメート及びエ
チルクロロへマドメートであることを発見した。ヘマト
メート類のマススペクトルを第5図に示す。
次に、アトラノリン類及びヘマトメート類の感作性試験
結果を表3に示す。
結果を表3に示す。
(以下余白)
表3 感作性試験結果
Induction:コンクリートオー9モス油10χ
アtトンi容1夜表3は、アトラノリン類及びヘマトメ
ート類が非常に低い濃度においても強い感作性を持つこ
とを示す。
アtトンi容1夜表3は、アトラノリン類及びヘマトメ
ート類が非常に低い濃度においても強い感作性を持つこ
とを示す。
l呈五−上
くカラムクロマトグラフィー分取と水添処理の組み合わ
せ〉 比較例1で用いたコンクリートオークモス油10gをシ
リカゲル(メルク社製Kiese1gel 60)20
0gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3L[ヘキサ
ン/ベンゼン(50:50) 0 、3,1ベンゼン1
乞、ヘキサン/エーテル(90:10) 1 i、ヘキ
サン/エーテル(80:20) I L’]を用いて。
せ〉 比較例1で用いたコンクリートオークモス油10gをシ
リカゲル(メルク社製Kiese1gel 60)20
0gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3L[ヘキサ
ン/ベンゼン(50:50) 0 、3,1ベンゼン1
乞、ヘキサン/エーテル(90:10) 1 i、ヘキ
サン/エーテル(80:20) I L’]を用いて。
カラムクロマトグラフィー(以後表中はCCと略す)分
取にかけた。収量は、5.7gであり、この処理で得ら
れたオークモス油は、第1図で示゛したa群物質を含有
していない。また、この処理油は、匂いの面からみても
、処理前の匂いと変わらない良好な匂いを持っていた。
取にかけた。収量は、5.7gであり、この処理で得ら
れたオークモス油は、第1図で示゛したa群物質を含有
していない。また、この処理油は、匂いの面からみても
、処理前の匂いと変わらない良好な匂いを持っていた。
しかし、この処理油は、感作原物質へマドメート類及び
アトラノリン類を含んでいる。
アトラノリン類を含んでいる。
そこで、上述の処理油5.7gを蒸留精製したエタノー
ル20m1に溶解させ、その溶液を100m1三ツロ丸
底フラスコに入れ、触媒10%Pd/C,0,5gji
!添加する。この溶液をスターラーで撹拌しながら、常
温常圧、水素雰囲気下で24時間放置する。24時間後
9反応溶液をろ紙を敷いたガラスろ過器(円筒ロート形
)によりろ過する。なお、洗浄は99.5%エタノール
90m1を3回に分けて行った。得られたろ液及び洗浄
して得られたろ液を合わせて、!g正圧下エタノールを
除くc得られた処理油の収量は、4.9gであった。
ル20m1に溶解させ、その溶液を100m1三ツロ丸
底フラスコに入れ、触媒10%Pd/C,0,5gji
!添加する。この溶液をスターラーで撹拌しながら、常
温常圧、水素雰囲気下で24時間放置する。24時間後
9反応溶液をろ紙を敷いたガラスろ過器(円筒ロート形
)によりろ過する。なお、洗浄は99.5%エタノール
90m1を3回に分けて行った。得られたろ液及び洗浄
して得られたろ液を合わせて、!g正圧下エタノールを
除くc得られた処理油の収量は、4.9gであった。
)ii柊的に得られたオークモス油(CC−水添オーク
モス油と略す)の感作性試験結果を表5に示す。
モス油と略す)の感作性試験結果を表5に示す。
なお、処理して得られたモス油の誘発試験濃度は、処理
後の収率に応じて決定した。ただし、数多くの含有成分
が水添きれているため、厳密な意味での収率は計算でき
ない。しかし、水添処理前後の分子量の変化は小ざいの
で、処理前後の収量の比で見かけ上の収率を表わし、以
後この見かけ上の収率を本特許における収率とした。た
とえば、収率が50%ならば、0.5%で試験を行った
。以後、同様な考え方に基づいて感作性試験を行った。
後の収率に応じて決定した。ただし、数多くの含有成分
が水添きれているため、厳密な意味での収率は計算でき
ない。しかし、水添処理前後の分子量の変化は小ざいの
で、処理前後の収量の比で見かけ上の収率を表わし、以
後この見かけ上の収率を本特許における収率とした。た
とえば、収率が50%ならば、0.5%で試験を行った
。以後、同様な考え方に基づいて感作性試験を行った。
(以下余白)
表5 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10χ
アtトン溶液表5に示すように、カラムクロマトグラフ
ィー分取と水添処理を組み合わせることによって、感作
性の低いコンクリートオークモス油が得られた。
アtトン溶液表5に示すように、カラムクロマトグラフ
ィー分取と水添処理を組み合わせることによって、感作
性の低いコンクリートオークモス油が得られた。
次に、処理後と処理前のオークモス油の匂いについて官
能テストを行った。テストは5人の専門パネラ−により
実施した。その結果、処理後のオークモス油の匂いは、
処理前のオークモス油の匂いと差がなく良好なものであ
った。
能テストを行った。テストは5人の専門パネラ−により
実施した。その結果、処理後のオークモス油の匂いは、
処理前のオークモス油の匂いと差がなく良好なものであ
った。
実施例 2
くカラムクロマトグラフィー分取と水添処理の組八合わ
せ〉 比較例1で用いたレジノイドオークモス油10gをシリ
カゲル(メルク社製Kiese1gel 60 )2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3L[ヘキ
サン/ベンゼン0.3.i、ベンゼンI℃。
せ〉 比較例1で用いたレジノイドオークモス油10gをシリ
カゲル(メルク社製Kiese1gel 60 )2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3L[ヘキ
サン/ベンゼン0.3.i、ベンゼンI℃。
/\キサン/エーテル(90:10) 1 g 、ヘキ
サン/エーテル(80:20)IC]を用いて、カラム
クロマトグラフィー分取にかけた。
サン/エーテル(80:20)IC]を用いて、カラム
クロマトグラフィー分取にかけた。
収量は、4.5gであり、この処理で得られたオークモ
ス油は、第4図で示したa群物質を含有していない1.
また、この処理油は、匂いの面からみても、処理前の匂
いと変わらない良好な匂いを持っていた。
ス油は、第4図で示したa群物質を含有していない1.
また、この処理油は、匂いの面からみても、処理前の匂
いと変わらない良好な匂いを持っていた。
しかし、この処理油は、実施例1のコンクリートオーク
モス油と同様にヘマトメート類及びアトラノリン類を含
んでいた。
モス油と同様にヘマトメート類及びアトラノリン類を含
んでいた。
°そこで、上述の処理油4.5gを蒸留精製したエタノ
ール15m1に溶解させ、ラネーN1(W6)を0.5
g添加し、実施例1と同様にして、水添処理を実施した
。収量は、4.ogであった。
ール15m1に溶解させ、ラネーN1(W6)を0.5
g添加し、実施例1と同様にして、水添処理を実施した
。収量は、4.ogであった。
最終的に得られたオークモス油(CC−水添レジノイド
オークモス油と略す)の感作性試験結果を表6に示す。
オークモス油と略す)の感作性試験結果を表6に示す。
表6 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10χ
アセトン)容液 ′表6に示すように、カラ
ムクロマトグラフィー分取と水添処理を組み合わせるこ
とによって、感作性の低いレジノイドオークモス油が得
られた。
アセトン)容液 ′表6に示すように、カラ
ムクロマトグラフィー分取と水添処理を組み合わせるこ
とによって、感作性の低いレジノイドオークモス油が得
られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のレジノイドオークモス油の匂いは、処理前のレ
ジノイドオークモス油と差がなく良好なものであった。
処理後のレジノイドオークモス油の匂いは、処理前のレ
ジノイドオークモス油と差がなく良好なものであった。
ス曝【倒−−1
くアルカリ処理、水添処理の組み合わせ〉比較例1で用
いたコンクリートオークモス油10gを1O−3NNa
OHエタノール溶液t、o L ニ溶解させ、50’C
恒温槽に24時間放置する。
いたコンクリートオークモス油10gを1O−3NNa
OHエタノール溶液t、o L ニ溶解させ、50’C
恒温槽に24時間放置する。
24時間後、0.5N HCIで中和し、溶媒を減圧下
で除く。ざらに、アセトンで抽出し、ろ過した後、減圧
下でアセトンを除く。アルカリ処理して得られたオーク
モス油の収量は、9.7gである。
で除く。ざらに、アセトンで抽出し、ろ過した後、減圧
下でアセトンを除く。アルカリ処理して得られたオーク
モス油の収量は、9.7gである。
この処理油9.7gを蒸留精製したエタノール30jn
lに溶解させ、10%Pd/Cを1.0g添加し、実施
例1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、8.
5gであった。
lに溶解させ、10%Pd/Cを1.0g添加し、実施
例1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、8.
5gであった。
最終的に得られたコンクリートオークモス油(AL−水
添オークモス油と略す)の感作性試験結果を表7C二示
す。
添オークモス油と略す)の感作性試験結果を表7C二示
す。
(以下余白)
表7 感作性試験結果
Induction:コンクリートオーケモス油10χ
アセトン溶液表7に示すように、アルカリ処理、水添処
理を組み合わせることによって、感作性の低いオークモ
ス油が得られた。
アセトン溶液表7に示すように、アルカリ処理、水添処
理を組み合わせることによって、感作性の低いオークモ
ス油が得られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
ll五−丘
く水・添処理とGPC分取の組み合わせ〉比較例1で用
いたコンクリートオークモス油10gを、実施例1で示
したと同様な条件により水添処理する。この時得られた
処理油の収量は。
いたコンクリートオークモス油10gを、実施例1で示
したと同様な条件により水添処理する。この時得られた
処理油の収量は。
9.2gである。
この処理油なTHFに溶かし、 20 (W/V)%溶
液とする。この溶液を前述したGPC分析条件に従い、
第1図に示したF−1,F−2(a群物質)8除いて分
取した。この処理で得られた収量は、5.5gである。
液とする。この溶液を前述したGPC分析条件に従い、
第1図に示したF−1,F−2(a群物質)8除いて分
取した。この処理で得られた収量は、5.5gである。
最終的に得られたオークモス油(水添−GPCオークモ
ズ油と略す)の感作性試験結果を表8に示す。
ズ油と略す)の感作性試験結果を表8に示す。
表8 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10%
7tトン)容液表8に示すように、水添処理とGPC分
取を組み合わせることによって、感作性の低いコンクリ
ートオークモス油が得られた。
7tトン)容液表8に示すように、水添処理とGPC分
取を組み合わせることによって、感作性の低いコンクリ
ートオークモス油が得られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
1星亘一旦
<GPC分取とアルカリ処理の組み合わせ〉比較例1で
用いたコンクリートl−ジーモス油10 g r! T
HF L、:溶カL、 、 20 (W/V)%溶液
トスる。この溶液を前述したGPC分析条件に従い。
用いたコンクリートl−ジーモス油10 g r! T
HF L、:溶カL、 、 20 (W/V)%溶液
トスる。この溶液を前述したGPC分析条件に従い。
第2図に示したF−1,F−2(a群物質)を除いて分
取した。この処理で得られた収量は、5゜2gであった
。
取した。この処理で得られた収量は、5゜2gであった
。
つWに、 こ(D処理油5.2g!10−″3NNaO
H水溶ri0.52iにアセトンを用いて溶解させ。
H水溶ri0.52iにアセトンを用いて溶解させ。
50’C恒温槽に24時間放置する。24時間後、0.
5N HCIで中和し、溶媒を減圧下で除く。ざらに
、アセトンで抽出し、ろ過した後、′減圧下でアセトン
を除く。収量は5.1gであった。
5N HCIで中和し、溶媒を減圧下で除く。ざらに
、アセトンで抽出し、ろ過した後、′減圧下でアセトン
を除く。収量は5.1gであった。
最終的に得られたトリーモス油(GPC−ALLリーシ
ー油と略す)の感作性試験結果を表9に示す。
ー油と略す)の感作性試験結果を表9に示す。
表9 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10χ
アセトン)容液表9に示すように、GPC分取とアルカ
リ処理を組み合わせることによって、感作性の低いコン
クリートトリーモス油が得られた。
アセトン)容液表9に示すように、GPC分取とアルカ
リ処理を組み合わせることによって、感作性の低いコン
クリートトリーモス油が得られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のトリーモス油の匂いは、処理前のトリーモス油
と差がなく良好なものであった。
処理後のトリーモス油の匂いは、処理前のトリーモス油
と差がなく良好なものであった。
五里五−立
〈カラムクロマトグラフィー分取、アルカリ処理、水添
処理の組み合わせ〉 比較例1で用いたコンクリートオークモス油10gをシ
リカゲル(メルク社HKiesel−gel 60)2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3i[ヘキ
サン/ベンゼン(50:50) 0 、3 、l、。
処理の組み合わせ〉 比較例1で用いたコンクリートオークモス油10gをシ
リカゲル(メルク社HKiesel−gel 60)2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.3i[ヘキ
サン/ベンゼン(50:50) 0 、3 、l、。
、ベンゼン111.ヘキサン/エーテル(90:10)
1 、g、ヘキサン/エーテル(80:20) 1
!、1を用いて。
1 、g、ヘキサン/エーテル(80:20) 1
!、1を用いて。
カラムクロマトグラフィー分取にかけた。収量は+ 5
.6gであり、この処理で得られたオークモス油は、第
1図で示したa群物質を含有していない。また、この処
理油は、匂いの面からみても、処理前の匂いと変わらな
い良好な匂いを持っていた。
.6gであり、この処理で得られたオークモス油は、第
1図で示したa群物質を含有していない。また、この処
理油は、匂いの面からみても、処理前の匂いと変わらな
い良好な匂いを持っていた。
次に、この処理油5.6gを10−3N N a OH
エタノール溶液0−561に溶解させ、50’C恒温槽
に24時間放置する。24時間後、0.5NHCIで中
和し、溶媒を減圧下で除く。ざらに。
エタノール溶液0−561に溶解させ、50’C恒温槽
に24時間放置する。24時間後、0.5NHCIで中
和し、溶媒を減圧下で除く。ざらに。
アセトンで抽出し、ろ過した後、減圧下でアセトンを除
く。アルカリ処理して得られたオークモス油の収量は、
5.4gである。
く。アルカリ処理して得られたオークモス油の収量は、
5.4gである。
この処理油5.4gを蒸留精製したエタノール20m1
c:溶Hざ?、10%Pd/Ce0.5g添加し、実施
例1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、4.
7gであった。
c:溶Hざ?、10%Pd/Ce0.5g添加し、実施
例1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、4.
7gであった。
最終的に得られt:オークモス油(CC−AL−水添オ
ークモス油と略す)の感作性試験結果を表1oに示す。
ークモス油と略す)の感作性試験結果を表1oに示す。
表10 感作性試験結果
Induction:コンクリートオークモス油10%
アtトンi容液表10に示すように、力゛ラムクロマト
グラフィー分取、アルカリ処理、水添処理を組み合わせ
ることによって、感作性の低いコンクリートオークモス
油が得られた。
アtトンi容液表10に示すように、力゛ラムクロマト
グラフィー分取、アルカリ処理、水添処理を組み合わせ
ることによって、感作性の低いコンクリートオークモス
油が得られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
処理後のオークモス油の匂いは、処理前のオークモス油
と差がなく良好なものであった。
実施例 7
くカラムクロマトグラフィー分取、アルカリ処理、水添
処理の組み合わせ〉 比較例1で用いたレジノイドオークモス油10gをシリ
カゲル(メルク社製Kiese1gel 60 )2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.31[ヘキ
サン/ベンゼン(50:50) 0 、3込、ベンゼン
1区、ヘキサン/エーテル(90:10) 1え、ヘキ
サン/エーテル(80:20)1t]を用いて、カラム
クロマトグラフィー分取にかけた。収量は、4゜5gで
あり、この処理で得られたオークモス油は、第4図で示
したa群物質を含有していない。
処理の組み合わせ〉 比較例1で用いたレジノイドオークモス油10gをシリ
カゲル(メルク社製Kiese1gel 60 )2
00gを充填したカラムにおいて、溶媒3.31[ヘキ
サン/ベンゼン(50:50) 0 、3込、ベンゼン
1区、ヘキサン/エーテル(90:10) 1え、ヘキ
サン/エーテル(80:20)1t]を用いて、カラム
クロマトグラフィー分取にかけた。収量は、4゜5gで
あり、この処理で得られたオークモス油は、第4図で示
したa群物質を含有していない。
また、この処理油は、匂いの面からみても、処理前の匂
いと変わらない良好な匂いを持っていた。
いと変わらない良好な匂いを持っていた。
次に、この処理油4.5gを1O−3NNaOHエタノ
ール溶液(145,1gに溶解させ、50’C恒温槽に
24時間放置する。24時間後、0.5NHCIで中和
し、溶媒を減圧下で除く。ざらに。
ール溶液(145,1gに溶解させ、50’C恒温槽に
24時間放置する。24時間後、0.5NHCIで中和
し、溶媒を減圧下で除く。ざらに。
7セトンで抽出し、ろ過した後、減圧下でアセトンを除
く。アルカリ処理して得られたオークモス油の収量は、
4.3gである。
く。アルカリ処理して得られたオークモス油の収量は、
4.3gである。
この処理油4.3gを蒸留精製したエタノール20m1
に溶解させ、10%Pd/Cを0.4g添加し、実施例
1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、3.8
gであった。
に溶解させ、10%Pd/Cを0.4g添加し、実施例
1と同様にして、水添処理を実施した。収量は、3.8
gであった。
最終的に得られたオークモス油(CC−AL−水添レジ
ノイド朴りモス油と略す)の感作性試験結果を表11に
示す。
ノイド朴りモス油と略す)の感作性試験結果を表11に
示す。
表11 感作性試験結果
Induction=コンクリートオークモス油シーχ
アtトンi容液表11に示すように、カラムクロマトグ
ラフィー分取、アルカリ処理、水添処理を組み合わせる
ことによって、感作性の低いレジノイドオークモス油が
得られた。
アtトンi容液表11に示すように、カラムクロマトグ
ラフィー分取、アルカリ処理、水添処理を組み合わせる
ことによって、感作性の低いレジノイドオークモス油が
得られた。
次に匂いについて、前述した官能テストを実施したが、
処理後のレジノイドオークモス油の匂いは、処理前のレ
ジノイドオークモス油と差がなく良好なものであった。
処理後のレジノイドオークモス油の匂いは、処理前のレ
ジノイドオークモス油と差がなく良好なものであった。
1
4、図の簡単な説明
第1図は、市販コンクリートオークモス油のGPCクロ
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
第2図は、市販コンクリートトリーモス油のGPCクロ
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
第3図は、市販コンクリートシダーモス油のGPCクロ
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
マトグラム及びGPC分取フラクションを示す。
第4図は、市販レジノイドオークモス油のGPCクロマ
トグラム及びGPC分取フラクションを示す。
トグラム及びGPC分取フラクションを示す。
第5図は、エチルへマドメート及びエチルクロロへマド
メートのマススペクトルを示す。
メートのマススペクトルを示す。
(以下余白)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、接触水素添加法による処理及びアルカリによる分解
処理の少なくとも一方により処理された低接触感作原性
モス油。 2、接触水素添加法による処理及びアルカリによる分解
処理の少なくとも一方により処理され、さらに下記のゲ
ルパーミィエイションクロマトグラフィー(以下GPC
と略す)のクロマトグラムにおいて30〜45カウント
の物質を含まないことを特徴とする低接触感作原性モス
油。 機種:東洋曹達工業HLC−802UR、 カラム:TSKGEL G2000H8を4本直列、 カラム温度:40℃、 溶媒:テトラヒドロフラン(THF)、 流速:1.2ml/min.、 圧力:90kg/cm^2、 サンプル濃度:0.2〜2%(THF溶液)、 注入量:100μl、 検出器:示差屈折(以下RIと略す)ディテクター 3、モス油を接触水素添加法による処理及びアルカリに
よる分解処理の少なくとも一方により処理し、さらにカ
ラムクロマトグラフィー分取、GPC分取、高速液体ク
ロマトグラフィー分取、溶媒抽出、向流分配等により、
下記のゲルパーミィエイションクロマトグラフィーのク
ロマトグラムにおいて30〜45カウントの物質を除去
することを特徴とする低接触感作原性モス油の製造法。 機種:東洋曹達工業HLC−802UR、 カラム:TSKGEL G2000H8を4本直列、 カラム温度:40℃、 溶媒:テトラヒドロフラン(THF)、 流速:1.2ml/min.、 圧力:90kg/cm^2、 サンプル濃度:0.2〜2%(THF溶液)、 注入量:100μl、 検出器:示差屈折(以下RIと略す)ディテクター
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15365885A JPS6213497A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 低接触感作原性モス油及びその製造法 |
EP86106811A EP0202647B1 (en) | 1985-05-21 | 1986-05-20 | A process of obtaining a hypo-allergenic moss oil |
CA000509504A CA1273363A (en) | 1985-05-21 | 1986-05-20 | Hypo-allergenic moss oil and production process thereof |
US06/864,934 US4663080A (en) | 1985-05-21 | 1986-05-20 | Hypo-allergenic moss oil and production process thereof |
DE8686106811T DE3682821D1 (de) | 1985-05-21 | 1986-05-20 | Verfahren zur herstellung eines hypoallergenischen moosoeles. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15365885A JPS6213497A (ja) | 1985-07-12 | 1985-07-12 | 低接触感作原性モス油及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213497A true JPS6213497A (ja) | 1987-01-22 |
Family
ID=15567348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15365885A Pending JPS6213497A (ja) | 1985-05-21 | 1985-07-12 | 低接触感作原性モス油及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01282298A (ja) * | 1988-05-09 | 1989-11-14 | Shiseido Co Ltd | 低感作性オレンジフラワー油 |
Citations (6)
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---|---|---|---|---|
JPS5764608A (en) * | 1980-10-06 | 1982-04-19 | Shiseido Co Ltd | Preparation of low contact sensitinogenic jasmine oil |
JPS58176300A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-15 | 株式会社資生堂 | 低接触感作原性ジヤスミン油、その製造法及びそれを配合した低接触感作原性ジヤスミン油配合物 |
JPS5913713A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-24 | Takasago Corp | 低感作性香料成分の製造方法 |
JPS5968399A (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-18 | 株式会社 小林コ−セ− | 低感作性・低刺激性ジヤスミン油の製法 |
JPS61266497A (ja) * | 1985-05-21 | 1986-11-26 | 株式会社資生堂 | 低接触感作原性モス油及びその製造法 |
JPS61266498A (ja) * | 1985-05-21 | 1986-11-26 | 株式会社資生堂 | 低接触感作原性モス油の製造法 |
-
1985
- 1985-07-12 JP JP15365885A patent/JPS6213497A/ja active Pending
Patent Citations (6)
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