JPS62134491A - 溶解炉のスクラツプ予熱方法 - Google Patents

溶解炉のスクラツプ予熱方法

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JPS62134491A
JPS62134491A JP27510285A JP27510285A JPS62134491A JP S62134491 A JPS62134491 A JP S62134491A JP 27510285 A JP27510285 A JP 27510285A JP 27510285 A JP27510285 A JP 27510285A JP S62134491 A JPS62134491 A JP S62134491A
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preheating
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scrap
furnace
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北室 圭三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、溶解炉のスクラップ予熱方法に係り、特に、
熱の有効利用が図れるのみならず、臭気分解効率も増大
させることができるスクラップ予熱方法に関する。
[従来の技術] 原料スクラップを溶解炉にてFe3解する際に、これよ
り排出される高温ガスにより原料スクラップを予熱槽に
て予熱して熱の有効利用を図るようになしたスクラップ
予熱方法はすでに知られている。
従来の予熱方法を第3図に基づいて説明する。
第3図は溶解炉の排ガス系を示す。
図中1は電気炉等の溶解炉であり、2は予熱槽4.5か
ら排出される高温排ガス中のハイドロカーボン等の臭気
性分を燃焼分解するための分解炉である。
上記溶解炉1からの排ガスラインは、直接分解炉2に接
続されるライン3と、2基のスクラップ予熱槽4,5に
接続されるライン6とに分岐されており、上記予熱槽4
,5はライン6に対して並列に介設されている。
溶解炉1からの排ガス温度は900〜1400℃もの高
温状態となり、その一部はバルブ7により流量を調節さ
れながら、ライン3を通って直接分解炉21\導入され
る。他方、残りの高温排ガスは予熱槽4または予熱槽5
にて原料スクラップと熱交換され、排出されたガスは2
00〜250℃の比較的低温状態となって分解炉2内に
導入され、ここで公害防止の見地より臭気性分が分解さ
れて大気放出される。
上記予熱槽4,5におジノる予熱操作は、同時に行われ
ることなく、開閉弁8,8または開閉弁9゜9の操作に
より交互に行われている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記分解炉2において、充分な臭気分解を行
うためには、炉内温度が少くとも500℃以上に維持す
る必要がある。
しかしながら、従来方法にあっては予熱槽4゜5を通っ
て低)門となった排ガスを分解炉2内に導入する方法で
あるため、炉内温度を充分高く維持できない場合が生じ
、臭気性分の分解を充分に行えない場合があった。
また、分解炉2から排出される分解排ガスの温度は50
0〜700℃となって、比較的高いにもかかわらず単に
大気放出用冷)」]器10で冷MI した後大気放出さ
れ、熱エネルギーか)!((駄になっていた。
また、この冷IJ器10の6吊も大きなものが必要であ
った。
更には、予熱槽4.5内へ投入されるスクラップの状態
の変動により、予熱槽より排出される排ガス温度が変化
し、特に、予熱開始時には排ガス温度が非常に低下する
ので分解炉2での熱コン[−ロールが困難となる場合が
多かった。
また、予熱を行う時は、2基の予熱槽4,5を交互に使
用する方法であるために、一方の槽内の原料予熱が完了
するまで、他方の予熱槽は使用しておらず、従って、予
熱時間が非常にかかってしまっていた。
[発明の目的コ 本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に
解決すべく創案されたものである。
本発明の目的は、分解炉から排出される比較的高温の分
解排ガスの顕熱を有効に利用すること(、二より、省エ
ネルギ化を達成し臭気の分解効率を向上できるのみなら
ず予熱時間も短くできるスクラップ予熱方法を提供する
にある。
[発明の概要1 本発明は、分解炉から排出された比較的高温状態の分解
排ガスの顕熱を利用することにより原料スクラップを有
効に予熱できるという知見を得ることによりなされたも
のである。
本発明は、分解炉から排出した比較的高温状態の分解排
ガスから顕熱を回収し、この回収熱により原料スクラッ
プを一次予熱し、次いで、一次予熱された上記スクラッ
プと、溶解炉から排出された高温排ガスとを熱交換させ
て二次予熱するように構成し、原料スクラップを2段階
予熱することにより分解炉内温度を変動させることなく
、しかも熱回収を図るようにしたことを要旨とする。
[実施例] 以下に、本発明方法を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は、本発明方法を実施するための溶解炉の排ガス
系の一例を示す概略図である。
図示する如く1は、スクラップ等を溶解するために用い
られる電気炉等の78解炉である。この溶解炉1からは
分解炉1に向けて排ガスライン3が延びており、溶解炉
1内で発生した臭気分含有1′、5温排ガスを排出し1
qるようになっている。この排ガスライン3には途中に
流量制御弁7が介設されている。
この流量制御弁7の上流側の排ガスライン3からは予熱
ライン6が分岐して形成されており、この予熱ライン6
には、原料スクラップ予熱用の第1及び第2の予熱槽4
.5が2基並列に介設されている。尚、この予熱槽4,
5の数量は2基に限定されず、1基或いは3基以上でも
よい。
この予熱槽4,5の下流側の予熱ライン6は分解炉2の
入口側に接続されている。
第1の予熱槽4の上下流側及び第2の予熱槽5の上下流
側には、それぞれ開閉弁8,8及び開閉弁9,9が介設
されている。
また、第1及び第2の予熱槽4.5の入口側同士及び出
口側同士を連絡してそれぞれ連絡ライン11.12が設
けられている。これら連絡ライン11.12は、途中に
一次予熱の熱源回収用の熱交換器13の二次側及び循環
ファン14を介設した循環ライン15により連絡されて
おり、この循環ライン15と第1及び第2の予熱槽4,
5側とでもってガスの循環系を構成している。
また、上記各連絡ライン11.12の第1の予熱槽4側
及び第2の予熱槽5側には、それぞれ切換弁16.16
及び切換弁17.17が介設されてJ5す、これらの弁
操作により循環ライン15内のガスをいずれかの予熱槽
内に選択的に循環させ得るようになっている。
また、分解炉2からは、炉内で含有臭気分が分解された
比較的高温の分解排ガスを大気放出するための分解排ガ
スライン18が延びており、このライン18に上記熱交
換器13の一次側を介設して分解排ガスから顕熱を回収
し得るようになっている。
また、この分解排ガスライン18の更に下流側には大気
放出用冷fiI塔10が介設されており、これに流れて
くるI’llガスを大気放出可能なまで冷」するように
なっている。
以上のように構成された排ガス系に基づいて本発明方法
を具体的に説明する。
まず、本発明方法において特長とする方法は、常温の原
料スクラップを、熱交換器13で回収した分解排ガスの
顕熱によりある程度の温rf1.(約100℃)まで一
次予熱し、その復、溶解炉1からの高温は排ガスにより
所定温度(約200℃)まで二次予熱するようにした点
にある。
ずなわら、溶解炉1から排出された臭気性分・、?含む
排ガスは約900〜1,000℃の高温状態で排ガスラ
イン3を流れ、分解炉2内に流入する。このラインには
、予熱槽4,5の切換操作に関係なく高温排ガスがなさ
れており、その流量は流量制御弁7の弁開度を調節する
ことにより行われる。
一方、排ガスライン3を流れる高温排ガスの一部は予熱
ライン6に分岐されて流れ、2基ある予熱槽4,5のい
ずれか一方の槽内に流れ込み、原料スクラップを二次予
熱した侵、この槽から流出し、分解′F52内に流れ込
む。
一方、この間において他方の予熱槽においては、循環ラ
イン15を流れるガスにより一次予熱がなされている。
分解炉2内温度を制御するに際しては臭気性分の分解能
を考慮すると炉内温度を500℃以上、好ましくは70
0℃以上となるように制御する。これを第2図に基づい
て具体的に説明する。第2図は分解炉内における温度と
分解能との関係を示すグラフであり、分解能は温度50
0℃において60%を示し、温度の」二昇にともなって
次第に上昇し、700℃で約100%を示す。
この分解炉2より分解排ガスライン18に流出する分解
排ガスの温度は通常500℃前後となる。
ここで、予熱槽4,5におけるガスの流れを具体的に説
明する。
第1の予熱槽4で二次予熱を行い、第2の予熱槽5で、
一次予熱を行う場合には、第1の予熱槽4の−L下流側
の開閉弁8.8を開とし、連絡ライン11.12の第1
の予熱WiJ側の切換弁16゜16を閉として矢印(:
#)に示す如くこの槽4内に高温排ガスを流して二次予
熱を行う。尚、この槽4内の原料スクラップは後述する
方法ですでに一次予熱されている。他方、第2の予熱槽
5の上下流側の開閉弁9,9を閉とし、連絡ライン11
.12の第2の予熱槽5側の切換弁17.17を開とし
て循環ライン15と第2の予熱槽5とにより形成される
循環系に矢印(−〉)に示す如くガス(空気と排ガスと
の混合気体)を’t4 Inさせて一次予熱を行う。す
なわち、循環ファンによって循環ライン15内を循環す
るガスは、熱交換器13にて比較的高温状態の分解排ガ
スから顕熱を回収して昇温し、この回収顕熱により第2
の予熱槽5内の原料スクラップを一次予熱する。一次予
熱は、常温の原料スクラップを約100℃前後まで昇温
するまで行う。一方、この一次予熱と同時並行的に行わ
れている第1の予熱槽4における二次予熱は原わ1スク
ラツプが約200℃前後になるまで行い、これより排出
される排ガスの温度は約450℃前後まで高温しており
、そのまま分解炉2内に導入される。
このようにして、丙予熱槽4,5内にJ3ける予熱が終
了したならば、次に槽を切換えて同様に一次、二次予熱
を行う。すなわら、二次予熱から完了した第1の予熱槽
4内の原料スクラップを溶解炉2内へ導入すると共に、
空になったこの槽4内へ新な常温の原料スクラップを導
入する。そして、各弁操作を前述したと全く逆にする。
すなわち、第2の予熱槽5の上下流側の開閉弁9,9を
開して、連絡ライン11.12の第2の予熱槽5側の切
換弁17.17を閉として矢印(ζ:: : :i )
に示す如くこの槽5内に高温排ガスを流すことにより、
すでに一次予熱された原料スクラップを二次予熱する。
他方、第1の予熱槽4の上下流の開閉弁88を開とし、
連絡ライン11.12の第1の予熱槽4側の切換弁16
.16を開として循環ライン15と第1の予熱槽4とに
より形成される循1.6系に矢印(−−−−−))に示
す如くガスを循環させて一次予熱を行う。
このようにして、第1及び第2の予熱槽4.5において
、一次予熱及び二次予熱を交りに切換えて行うようにす
る。
予熱槽側から分解炉2内に尋人される排ガスは、常に二
次予熱が行われているIJIガスであるために常に約/
150℃となって比較的高温状態が維持されている。
従って、従来例にあっては、この排ガス温度が約200
℃位まで降下していたので、特に予熱開始時における分
解炉2内の温度低下が激しくて炉内の温度管理が非常に
困難であったが、本実施例によれば上述の如く予熱ライ
ン6を介して分解炉2内に導入される排ガス温度が従来
方法よりもはるかに高くなるので分解炉2内の温度の低
下が少く、この温度管理が非常に容易となって好ましい
炉内温度である700℃以上を常時保持できる。
また、一次予熱を行うためにガスを循環させる循環ライ
ン15はクローズド回路になされているので、臭気性分
含有ガスが大気中へ放出されることがなく、恕臭公害が
発生することはない。
また、前述の如く一次予熱と二次予熱とを同時並行的に
行うようにしているので、従来方法に比較して全体の予
熱時間を短くすることができ、予熱作業の効率を向上さ
せることができる。
[発明の効果] 以上型するに、本発明方法によれば次のような贋れた効
果を発揮することができる。
(1)  分解排ガスの顕熱を回収してこの顕熱により
 ・充分予熱を行うようにしたので、従来無駄に捨てら
れていた熱エルネギを有効利用することができ、省エネ
ルギに寄与できる。
C21一次予熱完了後の原料スクラップを、溶解炉から
の高温排ガスにより二次予熱するので、二次予熱後に分
解炉内に導入される排ガスの温度を従来方法に比較して
はるかに高くすることができ、従って、分解炉内の塩度
変動を非常に少くすることができこれを常時高温度に維
持できる。
(3)  従って、臭気性分の分解効率を可及的に向上
させることができる。
(4)  特に、複数設けた予熱槽により一次予熱と二
次予熱とを同時並行的に行うようにすることにより全体
としての予熱時間を短くすることができ、作業効率を向
上できる。
(5)  分解排ガスから顕熱を回収するようにしたの
で、分解排ガスラインの下流側に設(づた大気放出用途
」器を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するための溶解炉の排ガス系
の一例を示す概略図、第2図は分解炉内における温度と
分解能との関係を示づグラフ、第3図は従来方法を実施
するための溶解炉の排ガス系の一例を示す概略図である
。 尚、図中1は溶解炉、2は分解炉、4.5は予熱槽、6
は予熱ライン、13は熱交換器、15は循環ラインであ
る。 特許出願人  石川島播磨小工業株式会社代理人弁理士
  絹  谷  信  雄7−・、:≦解重・F 2・・すM−t’枦 75−it’v7うlノ 第1因 第3図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スクラップ溶解炉から排出された高温排ガスを、臭気分
    解用の分解炉へ移送し、これより排出される分解排ガス
    を大気放出するようになした溶解炉の排ガス系にて原料
    スクラップを予熱するに際して、上記溶解炉から排出さ
    れた比較的高温の排ガスから顕熱を回収し、この回収し
    た顕熱により上記原料スクラップを一次予熱し、次いで
    、一次予熱された上記スクラップと、上記溶解炉から排
    出された高温排ガスとを熱交換させて上記スクラップを
    二次予熱したことを特徴とする溶解炉のスクラップ予熱
    方法。
JP27510285A 1985-12-09 1985-12-09 溶解炉のスクラツプ予熱方法 Expired - Lifetime JPH06100429B2 (ja)

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