JPS6213442Y2 - - Google Patents

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JPS6213442Y2
JPS6213442Y2 JP1978016732U JP1673278U JPS6213442Y2 JP S6213442 Y2 JPS6213442 Y2 JP S6213442Y2 JP 1978016732 U JP1978016732 U JP 1978016732U JP 1673278 U JP1673278 U JP 1673278U JP S6213442 Y2 JPS6213442 Y2 JP S6213442Y2
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JP
Japan
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soil
gouge
rod
rotatable
horizontal rod
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JP1978016732U
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JPS54120225U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は稲刈取後の水田に設ける水はけ用溝掘
機に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 近時降雪地方の稲刈取後の水田には降雪前に水
はけ溝を設けて雪解けを早め、早期春耕が行なえ
るようにすることが一部に試みられているが、水
はけ溝を形成するのに普通耕耘の際に使用する横
返しと称される溝を掘る溝掘機により行なうの
で、できた溝は浅いV形溝であり、しかも犁によ
る泥土の反転が近くで行なわれるためこの泥土が
折角形成した溝内に落ち込み水の通りを止めて水
はけを悪くして所期の目的を得ることは出来ない
難点がある。
本考案は斯る点に鑑みてなされたもので、天地
返しと称される溝を掘る溝掘機であつて、溝の底
が水平で深い水はけ用の溝を完全な状態で形成す
ることができ、掘り揚げた土のブロツクを側方方
向に放擲して、土のブロツクを溝から離れて置き
ながら溝を掘ることができ、しかも牽引車輛例え
ば耕耘機へ連結して作業するのに適した水はけ用
溝掘機を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決し、考案の目的を達成するた
め本考案に係る水はけ用溝掘機は次のように構成
したことを特徴とする。すなわち、横杆の前端
に、牽引車輛への連結枠を取り付けると共に、ホ
ークを垂設してその両脚片に円盤より成る溝切刃
を上下調節及び回転可能に支持させ、横杆の後端
には下端に犁を連設した犁取付杆を回動及び上下
調節可能に支持させ、前記犁はその前部を溝切刃
の下端後方に、犁の後部を犁取付杆の上下方向中
間部近傍に配設すると共に、犁の前部先端には平
形の犁先を形成し、犁の後部一側方には斜めに突
出させた突出板を付設し、犁の後部の他の側方は
上方内面に湾曲させて成り、且つ前記犁の下面に
後方に延びる犁幅の犁き深さ調節用の調節盤を回
動及び上下調節可能に連設したことを特徴とす
る。
[作用] 本考案は上記のように構成されているので、次
のように作用する。
先ず円盤より成る溝切刃4と犁19の犁先25
により土が切られる。切られた土は犁19の上を
犁19の後部の方向に送られ、犁19の湾曲に沿
つて継続的に送られる。犁19の湾曲面で、切ら
れた土はねじり曲げられて、切られた土の地表面
は次第に横から下になるとともに、土は地表面を
下にして突出板26上に送られ、更に土は地表面
を下にしたまま突出板26から送り出される。突
出板26から送り出された土は、その土の重みで
突出板26の縁近傍で折れて切れ、送られる勢い
で放出されて土の地表面を下にしたまま落下す
る。前記の犁19の湾曲に沿つて継続的に送られ
る土は上記のようにして土の地表面を下にして断
続的に放擲される。
[実施例] 以下本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
横杆1の前端には、牽引車輛例えば耕耘機(図
示せず)への連結枠6を取り付けると共に、ホー
ク2を垂設してその両脚片3に円盤より成る溝切
刃4を12cm〜15cm幅に上下調節及び回転可能に軸
5によりそれぞれ支持させて成る。横杆1は連結
枠6の背面に溶着した取付枠7に上下調節可能に
ボルト・ナツトにより取付けられる。図におい
て、27はホークの脚片3に形成した調節用孔を
示し、28は横杆1の位置の調節用孔を示す。ま
た29は連結枠6の上下部片に形成した耕耘機へ
の連結孔、30,31は連結枠6の面に突設した
耕耘機への取付用ボルト・ナツトである。従つて
本実施例の水はけ用溝掘機は、牽引車輛例えば耕
耘機への連結に際しては、取付枠7において横杆
1の位置を孔28を通じて調節することができ、
また溝の深さはホークの脚片3に形成した調節用
孔27により調節することができる。すなわち耕
耘機のハンドルを下げた位置で横杆1が水平位置
で所望の深さに溝を掘ることが可能である。
横杆1の後端には下端に犁19を連設した犁取
付杆9を回動及び上下調節可能に支持させ、前記
犁19はその前部を溝切刃4の下端後方に、犁1
9の後部を犁取付杆9の上下方向中間部近傍に配
設すると共に、犁19の前部先端には平形の犁先
25を形成し、犁19の後部一側方には斜めに突
出させた突出板26を付設し、犁19の後部の他
の側方は上方内面に湾曲させて成り、且つ前記犁
19の下面に後方に延びる犁幅の犁き深さ調節用
の調節盤21を回動及び上下調節可能に連設して
成る。横杆1の後端には該横杆1の下面に下向き
に突設した両側耳片8に湾曲した犁取付杆9を上
端部において回動可能に軸10により支持させる
と共に該支持部後端にカラー11を固着した保持
部材12を溶着して該カラー11に下端に叉状部
13を有するボルト14を下方から挿貫してその
突出部にナツト15付ハンドル16を螺装し、且
つ前記叉状部13を犁取付杆9の上端部に突設し
た耳片に軸18で回動可能に連結して前記ハンド
ル16の操作により該犁取付杆9を支持して上下
に調節可能とした上下調節機構を構成し、次いで
犁取付杆9の下端部には犁19を溶着すると共に
該犁19の先端部下面中央にカラー20を溶着し
てこれに犁先幅とした溝の深さを調節する調整盤
21を前端において溶着した軸22を挿入して回
転可能に連結し、且つ該調整盤21の後部上面に
調節杆23を突設してその上端部を犁取付杆9に
取付孔24を介してボルト・ナツトで上下調節可
能に取付けて成るものである。図中25は犁19
の犁先を示し、26は犁19の反転板を示す。犁
先25は溝幅を有すると共に若干傾斜している。
また突出板26は犁19の後部側方に突出して付
設され、犁いた泥土を隣りと次の隣りの稲株間に
ほぼ45度の角度で順次放出堆積するように犁19
の長さと合わせて形成されている。
本考案は上記のように構成されているので、土
が犁き起され、不連続な塊となつて順次放出され
るが、その経過は次の通りである。先ず円盤より
成る溝切刃4と犁19の犁先25により土が切ら
れる。切られた土は犁19の上を犁19の後部の
方向に送られ、犁19の湾曲に沿つて継続的に送
られる。犁19の湾曲面で、切られた土はねじり
曲げられて、切られた土の地表面は次第に横から
下になるとともに、土は地表面を下にして突出板
26上に送られ、更に土は地表面を下にしたまま
突出板26から送り出される。突出板26から送
り出された土は、その土の重みで突出板26の縁
近傍で折れて切れ、送られる勢いで放出されて土
の地表面を下にしたまま落下する。前記の犁19
の湾曲に沿つて継続的に送られる土は上記のよう
にして土の地表面を下にして断続的に放出され、
突出板26により稲株間に犁19の側方斜め、す
なわちほぼ45度の角度で土の地表面を下にして逐
次放擲される。ここで突出板26は、切られた土
を制御して確実に裏返しにする作用を行なうもの
であり、突出板26がないと土が裏返しにならな
い。
上記のように構成された本考案の水はけ用溝掘
機は次のように使用される。
本考案の水はけ用溝掘機は牽引車輛例えば耕耘
機へ連結枠6において連結される。連結に際して
は取付枠7において横杆1の位置を孔28を通じ
て調節する。すなわち耕耘機のハンドルを下げた
位置で横杆1が水平位置で所望の深さに溝を掘る
ことができるようにし、且つ、ハンドル16を回
転して犁取付杆9を昇降させて微調整を行ない、
調節盤21が一定深さ、すなわち犁先と水平位置
を保持するかどうかを見て、若し調整の必要のあ
る場合には取付孔24の位置をかえてボルト・ナ
ツトを緊締し、完全な調整が終つたならば本格的
に溝掘作業を行なう。すなわち深溝の度合を例え
ば15cm溝切刃4の幅を12cmとした場合にはその通
りの底が平で両側が垂直な水はけ溝が形成され
る。この場合犁上げた泥土は反転板26により隣
りと次の隣りの稲株間にほぼ45度の角度で順次放
出堆積される。なお、掘り上げた土のブロツクの
大きさは15cm×15cm×30cm乃至15cm×15cm×50cm
程度である。従つて犁いた泥土が溝内に落下して
溝を堰止めることはないし、また調整盤21の存
在により溝の深さが変ることもない。
[考案の効果] 本考案に係る水はけ用溝掘機は上記のように構
成され、使用されるので、次のような効果を有す
る。
本考案は上記のように両溝切刃4により稲株間
に一定幅に切れ目を形成し、犁19により調整盤
21と相まつて一定深さの水はけ用溝を形成する
ことができ、形成された溝は水はけがよく、しか
も深いので雪解けが早くなつて春耕時期を早める
ことができ、更に揚土の型崩れがなく翌年まで排
水効果を持続することができて春耕ができ、又速
やかな乾燥で秋耕をすることも可能となるので年
間を通じて計画的な農作業を行なうことができ
る。また歩行者の運足に対しても都合のよい側方
放擲である。更にまた土壌の乾燥も充分行なわれ
るため土中に含まれている有機質・無機質の分解
が促進されて土壌が肥沃になり、稲作の増収を得
ることができる。更に本考案の天地返しは、早期
乾燥が要求されるのに適合し、乾土効果が優れ、
寒期における害虫駆除効果も優れており、更に育
苗床土利用の際、越冬時には揚土の露出面積が大
であり凍土となつて、砕土効果も優れている。ま
た病害虫の駆除効果も大で農家が育苗土を購入す
る必要もなく、最も効率的な育苗土が得られる。
この他本考案に係る水はけ用溝掘機は、牽引車輛
例えば耕耘機へ連結して作業する際、耕耘機への
連結、溝切刃、犁の関係の調節が容易であるの
で、一定の深さの溝を安定して掘ることができ
る。上記のように本考案は種々の効果を有してい
るので、実用上極めて有意義な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水はけ用溝掘機の斜視
図、第2図は側面図、第3図は平面図である。 1……横杆、2……ホーク、3……脚片、4…
…溝切刃、5……軸、6……連結枠、7……取付
枠、8……耳片、9……犁取付杆、10……軸、
11……カラー、12……保持部材、13……叉
状部、14……ボルト、15……ナツト、16…
…ハンドル、18……軸、19……犁、20……
カラー、21……調整盤、22……軸、23……
調節杆、24……取付孔、25……犁先、26…
…突出板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横杆1の前端に、牽引車輛への連結枠6を取り
    付けると共に、ホーク2を垂設してその両脚片3
    に円盤より成る溝切刃4を上下調節及び回転可能
    に支持させ、横杆1の後端には下端に犁19を連
    設した犁取付杆9を回動及び上下調節可能に支持
    させ、前記犁19はその前部を溝切刃4の下端後
    方に、犁19の後部を犁取付杆9の上下方向中間
    部近傍に配設すると共に、犁19の前部先端には
    平形の犁先25を形成し、犁19の後部一側方に
    は斜めに突出させた突出板26を付設し、犁19
    の後部の他の側方は上方内面に湾曲させて成り、
    且つ前記犁19の下面に後方に延びる犁幅の犁き
    深さ調節用の調節盤21を回動及び上下調節可能
    に連設したことを特徴とする水はけ用溝掘機。
JP1978016732U 1978-02-13 1978-02-13 Expired JPS6213442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978016732U JPS6213442Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13

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JP1978016732U JPS6213442Y2 (ja) 1978-02-13 1978-02-13

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JPS54120225U JPS54120225U (ja) 1979-08-23
JPS6213442Y2 true JPS6213442Y2 (ja) 1987-04-07

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ID=28840790

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002065001A (ja) * 2000-08-29 2002-03-05 Sugano Farm Mach Mfg Co Ltd サブソイルディガープラウ作業機
JP2003102203A (ja) * 2002-08-02 2003-04-08 Sugano Farm Mach Mfg Co Ltd サブソイルディガープラウ作業機

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JPS54120225U (ja) 1979-08-23

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