JPS62133094A - 電解フツ素化方法 - Google Patents
電解フツ素化方法Info
- Publication number
- JPS62133094A JPS62133094A JP60272688A JP27268885A JPS62133094A JP S62133094 A JPS62133094 A JP S62133094A JP 60272688 A JP60272688 A JP 60272688A JP 27268885 A JP27268885 A JP 27268885A JP S62133094 A JPS62133094 A JP S62133094A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- electrolytic fluorination
- compound
- fluorinated
- sulfur compound
- Prior art date
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電解フッ素化方法に関する。
有機物を電解フッ素化すると、副生ずる樹脂状物質が陽
極表面を覆い、電流が流れにくくなり、有意量のフッ素
化物を製造することができなくなることがよくある。
極表面を覆い、電流が流れにくくなり、有意量のフッ素
化物を製造することができなくなることがよくある。
樹脂状物質が電極表面に付着するのを防止する目的で、
不飽和または飽和環状スルホン等の添加剤を電解フッ素
化時添加しておくことが提案されたことがある(特公昭
53−27246号公報および特開昭57−70283
号公報参照)。しかし、目的フッ素化物が常温で液体の
場合、前記環状スルホンの電解フッ素化物も常温で液体
であるので(環状スルホンも電解フッ素化される)、電
解フッ素化反応混合物は、目的フッ素化物の他、前記環
状スルホンの電解フッ素化物を含んでおり、電解フッ素
化反応後、目的フッ素化物と前記環状スルホンの電解フ
ッ素化物を分離しなければならない。目的フッ素化物の
中には、前記環状スルホンの電解フッ素化物と蒸留等で
は分離し難いものがあり、容易に目的フッ素化物と分離
することができる添加剤が望まれていた。
不飽和または飽和環状スルホン等の添加剤を電解フッ素
化時添加しておくことが提案されたことがある(特公昭
53−27246号公報および特開昭57−70283
号公報参照)。しかし、目的フッ素化物が常温で液体の
場合、前記環状スルホンの電解フッ素化物も常温で液体
であるので(環状スルホンも電解フッ素化される)、電
解フッ素化反応混合物は、目的フッ素化物の他、前記環
状スルホンの電解フッ素化物を含んでおり、電解フッ素
化反応後、目的フッ素化物と前記環状スルホンの電解フ
ッ素化物を分離しなければならない。目的フッ素化物の
中には、前記環状スルホンの電解フッ素化物と蒸留等で
は分離し難いものがあり、容易に目的フッ素化物と分離
することができる添加剤が望まれていた。
本発明者らは、電解フ/素化反応の添加剤について鋭意
検討した結果、ジメチルスルホキシド等の低級アルキル
スルホキシドが、電極表面に樹脂状物質が付着するのを
防止する能力に優れ、また低級アルキルスルホキシド自
身は、電解フッ素化されると同時に分解して低沸点のパ
ーフルオロ低級アルキル、SF6.3OF、、5OzF
z等になるので、容易に反応混合物から除くことができ
ることを見出し、本発明に達したものである。
検討した結果、ジメチルスルホキシド等の低級アルキル
スルホキシドが、電極表面に樹脂状物質が付着するのを
防止する能力に優れ、また低級アルキルスルホキシド自
身は、電解フッ素化されると同時に分解して低沸点のパ
ーフルオロ低級アルキル、SF6.3OF、、5OzF
z等になるので、容易に反応混合物から除くことができ
ることを見出し、本発明に達したものである。
本発明の目的は、電極表面に樹脂状物質が付着するのを
防止することができ、しかも液状の生成物と分離するこ
とが容易な添加剤を使用する電解フッ素化方法を提供す
ることである。
防止することができ、しかも液状の生成物と分離するこ
とが容易な添加剤を使用する電解フッ素化方法を提供す
ることである。
本発明の要旨は、有機化合物の電解フッ素化にあたり、
式; %式% (式中、RおよびRおよびR′は同一または相異なって
炭素数1〜3の脂肪族基を 示す、)で表わされる硫黄化合物を4力11することを
特徴とする電解フッ素化方法に存する。
式; %式% (式中、RおよびRおよびR′は同一または相異なって
炭素数1〜3の脂肪族基を 示す、)で表わされる硫黄化合物を4力11することを
特徴とする電解フッ素化方法に存する。
前記硫黄化合物は、前記有機化合物100重量部に対し
通常0.5〜30重世部、好ましくは1〜5重量部添加
する。硫黄化合物は、最初から全量添加しておいてよい
し、反応中何回かに分けて添加してもよい。この硫黄化
合物は、特に炭素数が6〜18の脂肪族第三アミンに適
用すると、陽極での樹脂付着防止効果が顕著である。
通常0.5〜30重世部、好ましくは1〜5重量部添加
する。硫黄化合物は、最初から全量添加しておいてよい
し、反応中何回かに分けて添加してもよい。この硫黄化
合物は、特に炭素数が6〜18の脂肪族第三アミンに適
用すると、陽極での樹脂付着防止効果が顕著である。
前記有機化合物は、電解浴100重量部に対し通常5〜
30重量部、好ましくは10〜20重量部添加する。
30重量部、好ましくは10〜20重量部添加する。
本発明において、電極の材質および電圧、電流密度、温
度等の反応条件は、一般に採用されているものと同しも
のでよい。電極の材質は、例えばニッケルまたはニンケ
ル合金で、電極間距離は、通常3〜10m111である
。通常、電圧は4〜8V、電流密度は0.1〜5 A/
d m” 、温度は0〜20℃である。
度等の反応条件は、一般に採用されているものと同しも
のでよい。電極の材質は、例えばニッケルまたはニンケ
ル合金で、電極間距離は、通常3〜10m111である
。通常、電圧は4〜8V、電流密度は0.1〜5 A/
d m” 、温度は0〜20℃である。
冷却用ジャケットおよびコンデンサーを備えた?jjM
フッ素化槽に、ニッケル類の陽極3枚と陰極4枚を間隔
6mmで組み込み、1!の無水フッ化水素酸を仕込んだ
。
フッ素化槽に、ニッケル類の陽極3枚と陰極4枚を間隔
6mmで組み込み、1!の無水フッ化水素酸を仕込んだ
。
冷却用ジャケットには、−10°Cの冷媒を流し、反応
中の電解浴の温度を7〜8 ’Cに保った。コンデンサ
ーは、−50℃に冷却した。
中の電解浴の温度を7〜8 ’Cに保った。コンデンサ
ーは、−50℃に冷却した。
電解槽内にトリブチルアミン200 gとジメチルスル
ホキシド6、Ogを仕込み、電流密度2.6A/dm2
(電流10A)で電解フ・7素化反応を行った。
ホキシド6、Ogを仕込み、電流密度2.6A/dm2
(電流10A)で電解フ・7素化反応を行った。
24〇八・lbこ゛とにトリブチルアミン25gとジメ
チルスルホキシド6.0gを添加した。反応中、無水フ
ッ化水素酸は11になるよう、消費された分を追加した
。
チルスルホキシド6.0gを添加した。反応中、無水フ
ッ化水素酸は11になるよう、消費された分を追加した
。
前記電流密度で3240時間電解フッ素化反応を行った
。any ′AT4m圧は、反応中5゜5±0.3vの
ほぼ一定の値を示した。
。any ′AT4m圧は、反応中5゜5±0.3vの
ほぼ一定の値を示した。
反応混合物は、適宜電解槽底より抜き出した。
6822 gの反応混合物が得られた。目的物のパーフ
ルオロトリブチルアミンは、その内75.5重量%(収
率40%)あった。
ルオロトリブチルアミンは、その内75.5重量%(収
率40%)あった。
反応混合物に40重星%のカセイソーダ水?8 ’tf
tとジイソブチルアミンの等容量の混合物を加え、5日
間リフラックスし、脱フッ化水素した。
tとジイソブチルアミンの等容量の混合物を加え、5日
間リフラックスし、脱フッ化水素した。
分液後蒸留によりパーフルオロトリブチルアミンを容易
に単離することができた。
に単離することができた。
比較例1
ジメチルスルホキシドを使用しない他は実施例と同じ手
順で電解フッ素化反応を行った。 1000時間経過し
たあたりから電圧が少しづつ上界し、1500時間後8
■になった。その時点で電解フッ素化反応を停止した。
順で電解フッ素化反応を行った。 1000時間経過し
たあたりから電圧が少しづつ上界し、1500時間後8
■になった。その時点で電解フッ素化反応を停止した。
反応混合物は、適宜電解槽底より抜き出した。
合計1133gの反応混合物が得られた。目的物のパー
フルオロトリブチルアミンは、その内75.0ffif
fi%(収率15%)あった。
フルオロトリブチルアミンは、その内75.0ffif
fi%(収率15%)あった。
比較例2
ジメチルスルホキッドに代えて3−メチルスルホランを
使用した他は実施例と同じ手順で電解フッ素化反応を行
った。電解電圧は、反応中5.7±0.3vのほぼ一定
の値を示した。3200時間電解フッ素化反応を行った
。反応混合物は、適宜電解槽底より抜き出した。613
0gの反応混合物が得られた。目的物のパーフルオロト
リブチルアミンは、その内73重量%(収率35%)あ
った。
使用した他は実施例と同じ手順で電解フッ素化反応を行
った。電解電圧は、反応中5.7±0.3vのほぼ一定
の値を示した。3200時間電解フッ素化反応を行った
。反応混合物は、適宜電解槽底より抜き出した。613
0gの反応混合物が得られた。目的物のパーフルオロト
リブチルアミンは、その内73重量%(収率35%)あ
った。
前記実施例と同じ手順で脱フッ化水素した後、パーフル
オロトリブチルアミンを蒸留で単離しようとしたが、3
−メチルスルホランのフッ素化物と容易に分離すること
ができなかった。
オロトリブチルアミンを蒸留で単離しようとしたが、3
−メチルスルホランのフッ素化物と容易に分離すること
ができなかった。
(発明の効果)
本発明の製法では、従来の添加剤の不飽和または飽和環
状スルホン等に代えてジメチルスルホキンド等の低級ア
ルキルスルホキシドを使用するので、電解フッ素化反応
後、目的物と添加剤を分離するのが容易である。また、
低級アルキルスルホキシドは、従来の添加剤と同様、電
極表面に樹脂状物質が付着するのを防止する能力に優れ
たものである。
状スルホン等に代えてジメチルスルホキンド等の低級ア
ルキルスルホキシドを使用するので、電解フッ素化反応
後、目的物と添加剤を分離するのが容易である。また、
低級アルキルスルホキシドは、従来の添加剤と同様、電
極表面に樹脂状物質が付着するのを防止する能力に優れ
たものである。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、有機化合物の電解フッ素化にあたり、式:R−SO
−R′ (式中、RおよびR′は同一または相異な って炭素数1〜3の脂肪族基を示す。) で表わされる硫黄化合物を添加することを特徴とする電
解フッ素化方法。 2、前記有機化合物が炭素数6〜18の脂肪族第三アミ
ンである特許請求の範囲第1項記載の電解フッ素化方法
。 3、前記硫黄化合物を前記有機化合物100重量部に対
し0.5〜30重量部添加する特許請求の範囲第1項記
載の電解フッ素化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60272688A JPS62133094A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 電解フツ素化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60272688A JPS62133094A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 電解フツ素化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133094A true JPS62133094A (ja) | 1987-06-16 |
JPS6330399B2 JPS6330399B2 (ja) | 1988-06-17 |
Family
ID=17517407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60272688A Granted JPS62133094A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 電解フツ素化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62133094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62224690A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-02 | Dainippon Ink & Chem Inc | 有機化合物の電気化学的フツ素化法 |
JPH01283397A (ja) * | 1988-05-10 | 1989-11-14 | Tokuyama Soda Co Ltd | 電解フッ素化方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01136198U (ja) * | 1988-02-29 | 1989-09-18 |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP60272688A patent/JPS62133094A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62224690A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-02 | Dainippon Ink & Chem Inc | 有機化合物の電気化学的フツ素化法 |
JPH01283397A (ja) * | 1988-05-10 | 1989-11-14 | Tokuyama Soda Co Ltd | 電解フッ素化方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6330399B2 (ja) | 1988-06-17 |
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