JPS62132223A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS62132223A
JPS62132223A JP27412485A JP27412485A JPS62132223A JP S62132223 A JPS62132223 A JP S62132223A JP 27412485 A JP27412485 A JP 27412485A JP 27412485 A JP27412485 A JP 27412485A JP S62132223 A JPS62132223 A JP S62132223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
recording medium
magnetic recording
hardness
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27412485A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Kobayashi
小林 邦明
Kazuhiko Takei
武井 和彦
Tatsuya Kuramoto
藏本 竜也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP27412485A priority Critical patent/JPS62132223A/ja
Publication of JPS62132223A publication Critical patent/JPS62132223A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、磁気テープや磁気ディスクなどに用いられ
る磁気記録媒体、特にCo−Cr系磁気記録媒体に関す
るものである。
「従来の技術」 長手方向に磁気記録媒体を磁化させる長手記録方式は記
録の高密度化の面で限界がある。このために、磁気記録
媒体の板面に垂直な方向に磁化を行わせる垂直磁気記録
方式が近年注目されている。
この垂直磁気記録方式では、垂直磁気異方性エネルギを
漁、異方性磁界をHk、飽和磁化をMs、静磁エネルギ
を2πMs 、減磁界をHd = 4πMsとして、次
式が成立することが必要であると考えられていた。
K工〉2πMs2)hc ) 4πMs   ・・・・
・・・・・・・・・・・ (1)(1)式は垂直磁気異
方性膜にさらに厳しい条件を与えたもので、所謂垂直磁
化膜の条件を示すものである。一方、垂直磁化方式は面
内磁化方式と相補的なものであり、転移近傍の減磁界が
零となり、必ずしも(1)式の条件が必要とは限らない
ので、条件は(1)式より緩いものであってもよいと考
えられる。
このような観点に立って、必ずしも(1)式が満足され
る垂直磁化膜にこだわることなく、垂直磁気異方性膜の
範囲内で各種のCO合金系の磁気記録媒体について検討
されている。
この検討の結果、COの有する大きな一軸結晶磁気異方
性を損わずに、且つhcp相が安定に得られるC軸垂直
配向性を有する磁性薄膜として、Co −Cr、 Co
 −Mo、 Co −W、 Co−V合金系のものが開
発提案されている。
これらの磁性薄膜は、いずれも結晶配向性を向上させる
と、大きな磁気異方性を示すが、C軸配向の程度はそれ
ぞれの磁性薄膜で余り差がない。
これらの磁性薄膜の中で、Co−Cr系の磁性薄膜は結
晶配向性を向上させた場合の磁気異方性が大きく、この
Co−Cr系の磁性薄膜の大きな磁気異方性はCo−C
r系合金固有の結晶磁気異方性に基づくものと考えられ
る。
このCo−Cr系合金の大きな結晶磁気異方性に着目し
、Co−Cr系合金の磁性薄膜を例えばR,Fスパッタ
の手段で作成し、この磁性薄膜を記録媒体とするフレキ
シブルディスクを提供するための研究が行われている。
「発明の解決すべき問題点」 Co−Cr系合金の磁性薄膜を記録媒体とする磁気記録
媒体では、磁気へラドスライダとの接触時における摩耗
が太きいという欠点がある。
即ち、フレキシブルディスクにおいてはCo −Cr合
金が磁気へラドスライダに比して軟かいために、磁気へ
ラドスライダとの接触摺動時に、磁気ヘッドスライダに
より削り取られたCo−Cr合金が磁気ヘッドに凝着し
、Co−Cr合金の磁性薄膜の膜面を傷付けることがあ
る。一方で、磁気ヘッドスライダには、成る程度の耐摩
耗を持たせて装置の強度と動作寿命を延長させることが
必要であり、Co −Cr合金に比較して軟かい材質で
磁気へラドスライダを構成することは困難である。
この発明は、このようなCo−Cr合金系の磁性薄膜の
特性に基づいてなされたものであり、その目的は、耐摩
耗性を向上させることにより磁気へラドスライダにより
摺動変形したり摩耗したすせず、磁気ヘッドに凝着した
Co−Crによる凝着摩耗の発生もない磁気記録媒体を
提供することにある。
「発明の構成」 この発明の磁気記録媒体は、全組成中にCrが重量%で
10〜20係、Bが重量%で0.05〜2.5%含まれ
、残部がCOで構成されている。
Bの所定量の添加により、この発明の磁気記録媒体はB
を含有しない場合に比してビッカース硬度が大幅に上昇
し、異方性磁界も大きく、耐久性と磁気特性に優れた構
成の磁気記録媒体がこの発明により実現可能となる。
「実施例」 以下この発明の磁気記録媒体を、その実施例に基づき、
図面を使用して詳細に説明する。
第1図は、Co−Cr合金の硬度を示す実測値で、縦軸
はビッカース硬度)(v、横軸は重量%で示したCrの
含有量を示している。
図で明らかなように、Crを含有しない状態ではビッカ
ース硬度Hvは200で軟かい。この状態がらCrの含
有量を増加させて行くと、ビッカース硬度Hvははソ直
線的に増加し、Crの含有量がは’f8%でビッカース
硬度Hvは370と極大値を示す。しがし、それ以上に
Cr量を増加させてもビッカース硬度Hvは増加せず、
ビッカース硬度Hvはは’、’ 280程度の一定値を
とる。
発明者等の実測の結果では、Co−Cr合金で磁気記録
媒体を作成した場合、ビッカース硬度Hvが280程度
では磁気ヘッドとの接触時に磁気記録媒体が変形したり
削り取られたりすることがあることが確認されている。
特に近年においては、磁気ヘッドに対しても耐摩耗性を
要求して、磁気ヘッドをフェライトやセラミックで作成
することも行われている。従って、この磁気記録媒体の
変形や削り取りの問題には充分対応する必要がある。こ
のために磁気記録媒体に対しても充分な耐摩耗性が要求
される。
一方、一般に材料の耐摩耗性は、その材料が熱処理や機
械加工を受けていない場合には、その硬度によって充分
に評価することが出来る。よって磁気記録媒体の耐摩耗
性を向上させるには、その硬度を増大させるとよい。
発明者等は鋭意研究の結果、Co−Cr系合金に対して
重量%で0.05〜2.5%のBを添加することにより
、磁性薄膜の硬度を大幅に増大させ、且つ垂直磁気記録
媒体としての磁気特性にも優れた磁気記録媒体を得るこ
とが出来ることを見出した。
第1表において試料番号1乃至9を付して組成及び特性
を示したのは、この発明に係る磁気記録媒体の各実施例
であり、試料番号10乃至15を第     1   
  表 付して組成及び特性を示したのは、磁気記録媒体の比較
例である。第1表中でHvは磁気記録媒体の面上の5個
所で測定した荷重0.5gでのビッカース硬度、H(1
)は垂直方向の保磁力、Hc (1)は面内方向の保磁
力でいずれも磁気記録媒体の面上の3個所での測定値の
平均値を示す。
垂直磁気記録媒体を作成するためには、膜面垂直方向の
反磁界に打勝つ垂直磁気異方性を与える必要がある。C
rはCOを主成分とする磁気記録媒体を垂直磁気記録媒
体とするために必要な成分で、発明者等の実測の結果1
0重量%未満の添加ではその効果が認められなかった。
また、20重量%を超えてCrを添加させると、得られ
る磁気記録媒体の結晶磁気異方性が低下するので、実施
例においてはCrの含有量は13重量%乃至17重量%
の範囲に設定された。
BはCo−Cr系磁気記録媒体の磁性薄膜の硬度を高め
、耐摩耗性を向上させるために添加されるが、発明者の
実測の結果0.05重量%未満の添加量では硬度を高め
る効果は少ないことが確認された。一方、Bを2.5重
量%を超えて添加させると、添加量の増大による硬度の
高まりは認められなくなり、添加量の増大に伴って垂直
磁気記録媒体としての特性を維持することが困難になる
この見地から実施例においては、Bの含有量は0.1重
量%から2.2重量%の範囲に設定した。各元素の磁気
記録媒体中の含有量は、EPMAにより定量している。
第1表の各実施例及び各比較例においては、非磁性基板
としてソーダガラス基板を使用し、ソーダガラス基板上
に高周波スパッタリング法により、Co −Cr −B
 或はCo−Crの垂直磁化膜を形成した。
スパッタリング条件としては、初期真空度5XIQPa
、アルゴンガス圧4〜8 Pa、電力SOW、スパッタ
時間15分に選定し、所定の膜組成となる合金組成の合
金ターゲットを使用した。このような合金ターゲットを
使用し、合金ターゲットとソーダガラス基板間距離を4
0朋に設定し、ソーダガラス基板温度を150°C〜2
00℃に保持して膜厚約0.5μmの垂直磁化膜の作成
が行われた。
第2図は横軸にBの重量%で示した含有量を取り、縦軸
にビッカース硬度Hvを取って示した特性曲線である。
各実施例においてBの含有量を0.1重量%から2.2
重量%まで増加させて行くと、第2図に示すようにビッ
カース硬度Hvは次第に高くなり、Bが1.5重量係程
度でビッカース硬度はは’f 670となり、この位置
から曲線は勾配の小さい直線となって、Bの添加量の増
加に伴ってビッカース硬度は、僅かに増大するような特
性を示す。
第1表から明らかなよ5に、各実施例では、垂直方向の
保磁力H(上)は690乃至7500eの範囲にあり、
面内方向の保磁力Hc(1)は250乃至3850eの
範囲にあり、磁気特性上でも優れた特性を有している。
一方、発明者の実測の結果、各実施例における異方性磁
界像は5100〜65000eの範囲にあり、垂直磁気
記録媒体として優れた特性であることが確認された。
比較例としては、Bを全く含有しない試料番号10.1
2,14、Bの含有量が0.01重量%の試料番号15
、Bの含有量が0.02重量%の試料番号11及びBの
含有量が3.9重量%の試料番号13のものについて各
特性を測定して第1表に示す結果が得られた。
試料番号13以外の各比較例は、ビッカース硬度Hvが
低く、この発明の目的とする耐摩耗性を向上させた磁気
記録媒体が得られない。Bの含有量を過量にした試料番
号13の比較例では、ビッカース硬度Hvは向上してい
るが、磁性薄膜がもろくなり割れ易く実際の使用に耐え
得るものが出来ない。また、このようにBを過度に含む
ものでは、スパッタリングしても結晶化し難くアモルフ
ァス化し易いために、結晶磁気異方性が低下してしまう
このように、Co−Cr系の磁気記録媒体において、B
を重量%で、0.05乃至2.5%含有させるCo −
Cr−B系磁気記録媒体を構成して、硬度を高めて耐摩
耗性を向上させ且つ磁気特性の優れた垂直磁気記録媒体
を得ることが出来る。
実施例においては非磁性基板とじてンーダガラスを使用
した場合について説明したが、非磁性基板としてはポリ
エチレン、テレフタレート、ポリイミドなどのプラスチ
ックフィルムやアルマイト処理したアルミ基板などを使
用することも出来る。
また、実施例においては磁気記録媒体の形成にスパッタ
リング法を使用した場合を説明したが、イオンビームス
パッタ法、イオンプレーテング法、電子ビーム蒸着法な
どを使用してもよい。
一般に、垂直磁気記録媒体としては、垂直磁気記録媒体
層構成の場合と、裏打ち層としてパーマロイ、Co、 
Fe系アモルファス高透磁薄膜などの高透磁率層を垂直
磁気記録媒体層の下に設けた構成の場合がある。この発
明はいずれの構成のものに対しても適用することが出来
る。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明では全組成中重量
係でCrを10乃至20%、Bを0.05乃至2.5%
含み残部がCoよりなり、磁性膜の硬度を大幅に高めて
磁気ヘッドとの接触による摩耗を大幅に減少させ、且つ
磁気的特性も優れた磁気記録媒体を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Co−Cr系合金におけるCr含有量とビッ
カース硬度との関係を示す図、第2図はこの発明の実施
例におけるB含有量とビッカース硬度との関係を示す図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)全組成中に重量%でCrが10乃至20%、Bが
    0.05乃至2.5%含まれ、残部がCoよりなること
    を特徴とする磁気記録媒体。
JP27412485A 1985-12-04 1985-12-04 磁気記録媒体 Pending JPS62132223A (ja)

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JP27412485A JPS62132223A (ja) 1985-12-04 1985-12-04 磁気記録媒体

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JP27412485A JPS62132223A (ja) 1985-12-04 1985-12-04 磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPS62132223A true JPS62132223A (ja) 1987-06-15

Family

ID=17537354

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27412485A Pending JPS62132223A (ja) 1985-12-04 1985-12-04 磁気記録媒体

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JP (1) JPS62132223A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273510A (ja) * 1988-09-09 1990-03-13 Sony Corp 磁性薄膜

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0273510A (ja) * 1988-09-09 1990-03-13 Sony Corp 磁性薄膜

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