JPS62132056A - 逆進阻止作用を減少させた滑動ギヤセツト - Google Patents

逆進阻止作用を減少させた滑動ギヤセツト

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JPS62132056A
JPS62132056A JP61280539A JP28053986A JPS62132056A JP S62132056 A JPS62132056 A JP S62132056A JP 61280539 A JP61280539 A JP 61280539A JP 28053986 A JP28053986 A JP 28053986A JP S62132056 A JPS62132056 A JP S62132056A
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gear
teeth
leading edges
gears
leading edge
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JP61280539A
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ウアィリアム・グレン・ジークル
ジェフリー・イー・リー
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Borg Warner Automotive Inc
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/08Profiling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/46Gearings having only two central gears, connected by orbital gears
    • F16H3/60Gearings for reversal only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/08Profiling
    • F16H55/0873Profiling for improving axial engagement, e.g. a chamfer at the end of the tooth flank
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 尤里至及五分団 本発明は全般的に手動変速機の逆進ギヤ列に使用するに
適した滑動ギヤセットに関する。更に詳しくは、本発明
は、組合うギヤの歯が、1つのギヤが他のギヤと噛合い
係合状態に軸線方向に滑動する時に逆進1債止作用(r
everse blockout)を実質的に減少させ
るようなギヤセットに指向されるものである。
従来技術 近年になって、手動変速機のシフト作動に関係する改良
を含む多(の自動車の駆動列に於ける改良がなされて来
た。多くの手動変速機は多数の同期化された前進速度比
及び同期化されない逆進速度比を組込んでいる。このよ
うな変速機に於ては、逆進作動は典型的には逆進アイド
ラーギヤを先ず逆進駆動ギヤと噛合い係合状態になるよ
うに軸線方向に滑動させ、次に逆進被駆動ギヤと噛合い
係合状態になるように軸線方向に滑動させることによっ
て係合を行っていた。このような変速機の1つは198
2年7月6日付にてジョン・ダブリュー・ホールドマン
に付与された未開特許第4,337.675号に記載さ
れている。この特許は参考の為に本明細書に組込まれて
いる。
1つのギヤが他のギヤと噛合い係合状態になるように軸
線方向に滑動される時には、これらのギヤは噛合う歯の
間に僅かな間隙があるように配向される。この場合には
噛合い係合は完全に円滑に行われる。しかし、ギヤの噛
合う歯が当接して重なるような(37置に配向される場
合が更に多く生ずる。歯の先導端は典型的には軸線方向
に移動されて互いに接触状態になされる時に停台作用を
良好になすように設計された面取り部を有する。このよ
うな軸線方向の移動による係合作用は1つのギヤを他の
ギヤに対して相対的に回転させる割出し作動(inde
x)を行わせて噛合い係合を完了させるのを許すのであ
る。
歯の1つの設計に於ては実際の先導縁を形成するように
歯のフランクから前方に伸長する1対の面取り部を有す
る鋭い先導端を形成するようになっている。他の設計に
於ては仮想的な先導縁の夫々の側部上で若干の適当な係
合角度にテーパーする修正された丸めら5れた先導端を
含んでいる。当業者は、ギヤ歯の設計には多くの変形形
態があることを認めている。しかし、当業者が共通に考
えていることは、たとえ実際のものでも、又仮想的なも
のでも先導縁があると言うことである。
逆進1債上作用として知られる状態は、1つのギヤが他
のギヤに対して軸線方向に相対的に滑動する時に組合う
歯の少なくとも1対の先導縁が交叉する時に生ずるので
ある。このような先導縁の交叉状態は1つのギヤが他の
ギヤに対して相対的に割出し作動を行うのを阻止し、従
って滑動するギヤが他のギヤに対して完全に噛合い係合
状態になる運動を阻止するのである。
この技術分野に於ては、逆進阻止作用が生ずる可能性を
減少させるように附形された歯を有するギヤを設けられ
た滑動ギヤセットの要望があるのである。
発明の目的 本発明は上述の要望に合致した逆進1山止作用を減少さ
せる滑動ギヤセットを提供することを目的とする。
本発明の他の目的及び利点は添付図面を参照して以下の
説明を読むことによって更に明らかになる。
溌1υi! 上述の目的を達成する為に、本発明に於ては、第1及び
第2の回転可能のギヤを含み、1つのギヤが他のギヤに
対して軸線方向に移動されて噛合い係合状態になされ、
又この噛合い係合状態から離脱するように滑動可能にな
されているギヤセットが提供される。夫々のギヤは互い
に他方のギヤの組合う歯と噛合うようになされた多数の
ギヤ歯を形成されている。夫々の歯は根元から頂部ラン
ドまで外方に伸長する1対のフランク及び夫々フランク
から先導縁まで前方に伸長する1対の面取り部を含む先
導端を形成されている。夫々の歯は、先導縁の頂部が頂
部ランドから内方に位置し、これによって1つのギヤが
他のギヤに対して噛合い係合状態になるように軸線方向
に滑動する時に組合う歯の先導縁が交叉する可能性を減
少させるように附形されているのである。
発明の実施例 本発明は種々の多くの形態に具体化出来るが、望ましい
実施例が添付図面に示されていて、以下に於て添付図面
を参照してこの実施例が説明される。しかし以下の説明
は本発明の詳細な説明する例示的なものであって、本発
明をこのような実施例に制限する意図がないことは理解
されなければならない。
さて第1図及び第2図を参照し、符号10は手動変速機
に使用される型式の典型的な逆進ギヤ列を示している。
逆進駆動ギヤ12が軸線Aを有する中間軸14上に形成
されている。逆進被駆動ギヤ16が軸線Bを有する主軸
18に同定されている。ギヤ16は直接に主軸18に同
定されるが、又は主軸18に支持される前進同期装置(
図示せず)の1つのカラー上に形成されることも出来る
逆進アイドラーギヤ20が軸線Cを有する逆進アイドラ
ー軸22上に支持されている。第1の中心線24が軸&
IA及びCと交っている。第2の中心線26が軸8il
c及びBと交っている。
アイドラーギヤ20は駆動ギヤ12及び被駆動ギヤ16
と噛合い係合状態になり、又噛合い係合から離脱するよ
うに軸線方向に滑動可能になされている。ギヤ20が第
2図に示されるように実線位置から鎖線位置に軸線方向
に右方に滑動する時にギヤ20は順次駆動ギヤ12及び
被駆動ギヤ16と噛合い係合状態に動かされるのである
駆動ギヤ12及びアイドラーギヤ2oは共に第1のギヤ
セット12.20を構成している。アイドラ−ギヤ20
及び被駆動ギヤ16は共に第2のギヤセット20.16
を構成している。これらのギヤセット12.20及び2
0.16は共に逆進ギヤ列10を構成している。
第11図及び第12図は従来技術に於けるギヤ12及び
20によって形成されるギヤ歯の形状の詳細を示してい
る。これらの歯は前述の米国特許第4.337,675
号に記載された手動変速機に使用されている型式のもの
である。
ギヤ12は多数の歯28(その1つが第11図及び第1
2図に示されている)を形成されている。
夫々の歯28は根元32から頂部ランド34まで外方に
伸長する1対のフランク30を含んでいる。
1対の面取り部36がフランク30から前方に伸長し、
共に第1の先導縁38を形成している。先導縁38は根
元32から頂部ランド34の頂部40まで伸長している
。面取り部36及び先導縁38は共に第1の先導端36
.38を構成している。
ギヤ20は歯28と同様の多数の歯42 (その1つが
第3図に示されている)を形成されている。
夫々の歯42は根元46から頂部ランド48まで外方に
伸長する1対のフランク44を含んでいる。
1対の面取り部50がフランク44から前方に伸長して
共に第2の先導縁52を形成している。先導縁52は根
元46から頂部ランド48の頂部54まで伸長している
。面取り部50及び先導縁52は共に第2の先導端50
.52を構成している。
ギヤ16はギヤ12の歯28及びギヤ20の歯42と同
様の多数の歯(第3図には図示されていない)を形成さ
れている。
ギヤ20がギヤ12 (及びギヤ16)と噛合い係合状
態に成るように軸線方向に滑動する時に3つの状態が得
られる。第1に、ギヤは歯42が歯28から間隔をおか
れて位置することが出来る。
この場合には噛合い係合は円滑に完了されるのである。
第2の状態は、ギヤ20がギヤ12に向って軸線方向に
滑動する時に面取り部50が面取り部36に接触して動
くようにギヤ12及び20が位置する場合である。この
場合には、ギヤ20が間取り部の係合作用によって噛合
い係合が円滑に完了する位置まで僅かに割出し作動され
るように面取り部が附形されるのである。
第3の状態は、ギヤ20がギヤ12に向って軸線方向に
滑動する時に少なくとも1対の先導縁38及び52が交
叉するように位置する場合である。
この場合には面取り部36及び50の係合作用は不可能
で、逆進阻止作用が住する。
この状態は第13図に概略的に示されていて、この場合
ギヤ12の隣接する@28.28及びギヤ20の隣接す
る2つの@42.42が中心線24を対称的に跨る。歯
が第11図及び第12図に示されるような形状を有する
場合には逆進阻止作用が円弧56及び58で囲んだ部分
にて生ずる恐れがある。円弧56はギヤ12が回転する
時に先導縁38の頂部40によって描かれる。同様に、
円弧58はギヤ20が回転する時に先導縁52の頂部5
4によって描かれる。円弧56及び58の間に囲まれた
面積部分が、ギヤ20が軸線方向にギヤ12に向って滑
動する時にギヤ12に対する相対的なギヤ20の回転位
置に関係して先導縁38及び52が交わり得るようにな
り、逆進1制止作用を生ずる部分を形成する。
逆進阻止作用を生ずる可能性を示す他の方法はギヤ12
が第13図に示される位置に固定されると考えることで
ある。判るように逆進阻止作用を回避する為にはギヤ2
0が成る最大の角度りだけ回転する必要がある。即ち組
合うギヤの歯の先導縁が位置する第13図に示される対
応する歯の中心線同志(第13図)が交わらないように
角度をずらされる必要があるのである。同様に、若しギ
ヤ20が同定されているとするならば、ギヤ12が逆進
阻止作用を回避する為には成る最大角度Eだけ回転する
ことが必要となるのである。
さて第3図及び第4図を参照し、本発明の望ましい実施
例に於ては、ギヤ12は改良された多数の@60 (そ
の1つが示されている)を形成されている。夫々の歯6
0は根元64から頂部ランド66まで外方に伸長する1
対のフランク62を含んでいる。1対の面取り部68は
フランク62から前方に伸長して共に第1の先導8!7
0を形成している。面取り部68及び先導縁70は共に
第1の先導端68.70を構成する。
歯60の先導端の一部分は除去されて、頂部ランド66
から前方に巨つ内方に先ii!70まで伸長する逃げ面
72を形成している。この逃げ面472及び先導縁70
は、先導縁70の頂部である点74を規定している。頂
部74は頂部ランド66上には位置していないいで、先
導縁70は短くされて、頂部74が頂部ランド66より
も内方に位置し、従って頂部ランド66及び根元64の
間に位置するようになされるのである。
第5図はギヤ12及びギヤ20の関係を示し、これが多
数の改良された歯76(その1つが図示されている)を
形成している。夫々の歯76は根元80から頂部ランド
82まで外方に伸長する1対のフランク78を含んでい
る。1対の面取り部84がフランク78から前方に伸長
し、共に先導縁86を形成している。面取り部84及び
先導縁86は共に第2の先導端84.86を構成してい
る。
歯76の先導端の一部分は除去されて、頂部ランド82
から前方に目、つ内方に先導縁86まで伸長する逃げ面
88を形成している。この逃げ面8日及び先導縁86は
、先導’4486の頂部である点90を規定している。
頂部90は頂部ランド82の上にはない。その反対に先
導縁86は短くされて、頂部90が頂部ランド82の内
方に位置するように、即ち頂部ランド82及び根元80
の間に位置するようになされている。
ギヤ16はギヤ12の歯60及びギヤ20の歯76と同
様の改良された多数の歯(第5図には図示されていない
)を形成されている。
ギヤ12及び20の配向位置は、ギヤ20がギヤ12と
噛合い係合状態に滑動する時に、歯76が歯60から離
れるか、又は歯76が面取り部68及び84に接触する
時に歯76が僅かに面取り部68及び84と係合するよ
うになされて、これによって噛合い係合が完了するのに
充分にギヤ20が割出し作動を行うように定められる。
しかし、ギヤ12及び20の配向は、ギヤ20がギヤ1
2に向って軸線方向に滑動する時に少なくとも1対の先
導縁70及び86が交叉する位置にあって逆進阻止作用
を生じさせる恐れを生ずる場合がある。このようなこと
が生ずる可能性は先導縁70及び86が短くされる量に
関係して決定されるのである。
第6図はこのような状態を概略的に示し、この状態は隣
接する歯60,60及び76.76が中心線24を対称
的に跨るようになされる場合である。図示の位置で、先
導縁70及び86は互いに交叉しない。その反対に夫々
の頂部74及び90は接触点に於て実質的に合致してい
る。この点接触は本来的に不安定で、噛合い係合状態の
完了を可能になすのに充分に面取り部68および84が
ギヤ12を割出し運動させるまでこれらのギヤは僅かに
1方向又は反対方向に回転させ得るのである。頂部74
が回転する時にこの頂部74によって描かれる円弧92
及び頂部90が回転する時にこの頂部90によって描か
れる円弧94は、ギヤ20が軸線方向にギヤ12に向っ
て滑り1する時にギヤ12に対する相対的なギヤ20の
回転角度に関係して先導縁74及び90が互いに交叉出
来て、逆転1刹止作用を生じさせ得る面積部分を包囲し
ている。
第6図を第13図と比較すると、先導縁の交叉によって
生ずる逆進阻止作用の起り得る面積部分が大幅に減小し
ていることを示している。この減小は、夫々の歯の先導
縁が短くされて先導縁の頂部が頂部ランドより内方に位
置するように夫々の歯の一部分を除去したことによって
生ずるのである。第5図及び第6図は理想的な場合を示
している。即ちこれは潜在的な逆進阻止作用の面積部分
が最少塵に減少された場合である。
当業者には、製造誤差を許す必要があることを知ってい
る。理想的な場合を実際のギヤ山の設計に応用する場合
には、製造誤差は第7図に示され、第8図に概略的に示
されたような望ましくない歯の形状を生じさせる恐れが
ある。この場合には、過大な材料が歯から除去される。
即ち逃げ面72及び88が深くなり過ぎるのである。夫
々の先導縁70及び86の頂部74a及び90aはギヤ
12及び20の夫々隣接する2つの歯が対称的に中心線
24を跨る時に一致しないようになる。円弧92a及び
94aは、先導縁70及び86が短くなり過ぎて互いに
交叉しないで、逆進阻止作用を生じさせることを示す面
積部分を囲んではいないけれども、1つ又はそれ以上の
対の逃げ面72及び88が頂部74a及び90aの間の
部分で当接し、これによって噛合い係合を阻止する干渉
を生ずる恐れがあるのである。
実際的な妥協条件が第9図に示されている。この場合若
干少ない材料しか歯60及び76から除去されていない
。逃げ面72及び88は第5図に示された理想的な場合
程深くない。先導縁70及び86は、製造誤差を考慮に
入れてこれらの誤差の極限に於て先導縁70及び86の
夫々の頂部74b及び90bが実質的に合致する程度に
短くされているJ先導縁70及び86が交叉する僅かな
可能性はあるが、逃げ面72及び88は当接しないので
ある。
このことは第10図に概略的に示されていて、この場合
円弧92b及び94bは、第6図の円弧92及び94に
よって囲まれた面積よりも若干大きい逆進阻止作用を生
ずる可能性のある面積部分を包囲している。しかし、第
10図を第13図と比較すると、この実際的な妥協条件
が従来技術に比較して著しい改良を与えていることが判
る。
判るように、逆進阻止作用を回避する為にはギヤ20が
若干の最大角度D′だけ同転するか、又はギヤ12が若
干の最大角度E“だけ回転する必要がある。こ\で再び
第10図を第13図と比較すると、上述の実際的な妥協
条件が従来技術よりも著しい改良を与えていることが判
る。
ギヤセット12.20及び20.16が共にギヤ列10
に使用される時には、夫々の先導縁の頂部に対して実際
的な妥協条件を与える為に組合う歯の先導縁の頂部を夫
々のギヤセットに対して異なるように位置させることが
必要である。そのような場合には、ギヤセットの一方が
必要とされるよりも更に長い先導縁を設けられたギヤを
有するようにしなければならない。即ちたとえギヤセッ
トに対して逆進阻止作用を生ずる可能性を増大させると
しても、第7図及び第8図の干渉条件の生ずるのを阻止
する為に、必要とされるよりも更に頂部ランドに近い頂
部を有する先導縁を設けられたギヤを有するようにしな
ければならないのである。
上述ではギヤ歯が実際の先導縁を形成する面取り部を有
するように説明されたが、仮想的な先導縁を形成するよ
うに互いに滑らかに合流する形状の面取り部を有するも
のを含む他の形状を有するギヤ歯も可能である。又逃げ
面が滑らかに先導縁に合流して頂部ランドの内方に位置
する仮想的な頂部を形成するような歯の形状も可能であ
る。更に文面取り部自体が、先導端が逃げを設けられて
先導縁が外方に後方に頂部(実際又は仮想的な)から頂
部ランド上の成る点まで弯曲するように附形された歯の
形状も可能である。後者の場合、先導縁の曲率が上述と
同様に効果的に先導縁を短くするのである。従って「先
導端」、「面取り部」、「先導縁」、「頂部」及び「逃
げ面」なる用語は広く解釈されなければならない。
更に、こ\ではギヤ歯が等しい高さく根元から頂部ラン
ドまで等しい距離を存する)であるとして示されたが、
必ずしも等しくなくてもよい。本発明の原理は歯の高さ
が等しくても又は等しくなくても適用可能であることを
理解しなければならない。
こ\では本発明が滑動ギヤ逆進速度比を有する手動変速
機に関連して説明されたが、本発明は滑動ギヤセットが
他の条件で使用されるような応用面でも使用可能である
発明の効果 上述のように、本発明の特徴により組合うギヤ歯の先導
縁の一部分を逃がすことによって逆進阻止作用を生ずる
可能性を著しく減少させ得る優れた効果が得られるので
ある。このことは既存の技術の簡単で、安価な修正であ
り、しかも著しい性能の向上を与えるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は手動変速機に使用するに適した典型的な逆進ギ
ヤ列を示す概略的説明図。 第2図は判り易く示す為にギヤを1つの平面内に展開し
て示した第1図の逆進ギヤ列を示す断面図。 第3図は本発明のギヤ歯の形状の詳細を示す断面図。 第4図は第3図の歯の形状を示す頂面図。 第5図は逆進阻止作用を生ずる可能性を最少限になす為
のギヤ歯の理想的な形状の詳細を示す断面図。 第6図は第5図のギヤ歯を使用した逆進1(′III止
作用を生ずる可能性のある面積部分を示す線図。 第7図はギヤ歯の望ましくない形状を示す第5図と同様
の断面図。 第8図は第7図のギヤ歯を使用した逆進阻止作用を生ず
る可能性のある面積部分を示す線図。 第9図はギヤ歯の実際的な形状を示す第5図と同様の断
面図。 第10図は第9図のギヤ歯を使用した逆進阻1ト作用を
生ずる可能性のある面積部分を示す線図。 第1I図は従来技aiで公知の典型的なギヤ歯の詳細を
示す断面図。 第12図は第11図のギヤ歯の1つを示す頂面図。 第13図は第11図のギヤ歯を使用した逆進1引止作用
を生ずる可能性のある面積部分を示す線図。 10・・・・・・・・・・逆進ギヤ列 12・・・・・・・・・・逆進駆動ギヤ14・・・・・
・・・・・中間軸 16・・・・・・・・・・逆進被駆動ギヤ18・・・・
・・・・・・主軸 20・・・・・・・・・・逆進アイドラーギヤ22・・
・・・・・・・・逆進アイドラー軸24.26・・・・
・・・中心線 28.42.60.76・歯 30.44.62.78・フランク 32.46.64.80・根元 34.48.66.82・頂部ランド 36.50.68.84・面取り部 38.52.70.86・先導縁 40.54・・・・・・・頂部 56.58.92・・・・円弧 72.88・・・・・・・逃げ面 74.90.94・・・・先導縁の頂部74a、90a
・・・・・先導縁の頂部74b、90b・・・・・先導
縁の頂部92a、94a・・・・・円弧 92b、94b・・・・・円弧 特許出願人 ボルダ・ワーナー・オートモーティブ・イ
ンコーポレーテッド f■デO2

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の回転可能のギヤ(12、16)及び第2の
    回転可能のギヤ(20)を含んでいて、一方の、即ち前
    記第2の回転可能のギヤ(20)が他方の、即ち前記第
    1の回転可能のギヤ(12、16)に対して噛合い係合
    及び離脱を行うように相対的に滑動可能になされており
    、夫々のギヤが他方のギヤの組合う歯(76)と噛合う
    ようになされた多数のギヤ歯(60)を形成しており、
    夫々の前記歯(60、76)が根元(64、80)から
    頂部ランド(66、82)まで外方に伸長する1対のフ
    ランク(62、78)及び夫々前記フランクから先導縁
    (70、86)まで前方に伸長する1対の面取り部(6
    8、84)を含む先導端(68、70、84、86)を
    形成しているギヤセット(10)に於て、夫々の前記歯
    の先導縁(70、86)の頂部(74b、90b)が前
    記頂部ランド(66、82)より内方に位置するように
    夫々の歯が附形されていて、これによって前記一方のギ
    ヤ(20)が前記他方のギヤ(12)に対して相対的に
    噛合い係合状態に滑動する時に組合う歯の先導縁(70
    、86)が交叉する可能性を減少させるようになってい
    ることを特徴とするギヤセット。
  2. (2)組合う2つのギヤの夫々の隣接する2つの歯がこ
    れらのギヤの中心線(24、26)を対称的に跨るよう
    にギヤが配向された時に、夫々の歯(60、76)は、
    組合う歯の先導縁(70、86)の頂部(74b、90
    b)が実質的に合致する程度に前記先導縁(70、86
    )が短くなるように附形されていて、これによって前記
    一方のギヤ(20)が前記他方のギヤ(12)に対して
    相対的に噛合い係合状態に滑動する時にこれらの先導縁
    (70、86)が交叉する可能性を減少させるようにな
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のギヤセット。
  3. (3)製造公差を考慮して、前記頂部(74b、90b
    )の前記合致が前記先導縁(70、86)の短くされる
    最大量を決定するようになされていることを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のギヤセット。
  4. (4)夫々の歯の先導端(68、70、84、86)が
    逃げ面(72、88)を形成するように逃げを与えられ
    ていて、前記逃げ面(72、88)及び前記先導縁(7
    0、86)が前記頂部(74b、90b)を形成してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のギヤセ
    ット。
  5. (5)前記逃げ面(72、88)が前記頂部ランド(6
    6、82)から前記先導縁(70、86)まで前方に内
    方に伸長していることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載のギヤセット。
  6. (6)夫々のギヤの隣接する2つの歯がこれらのギヤの
    中心を結ぶ中心線(24、26)を対称的に跨るように
    ギヤが位置する時に組合う歯の先導縁(70、86)の
    頂部(74b、90b)が実質的に合致する程度に前記
    先導縁(70、86)が短くなるように夫々の歯(60
    、76)が附形されていて、これによって前記一方のギ
    ヤ(20)が前記他方のギヤ(12)に対して相対的に
    噛合い係合状態に滑動する時にこれらの先導縁(70、
    86)が交叉する可能性を減少させるようになされてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のギヤセ
    ット。
  7. (7)製造公差を考慮して、前記頂部(74b、90b
    )の前記合致が前記先導縁(70、86)の短くされる
    最大量を決定するようになされていることを特徴とする
    特許請求の範囲第6項記載のギヤセット。
  8. (8)夫々のギヤの隣接する2つの歯がこれらのギヤの
    中心を結ぶ中心線(24、26)を対称的に跨るように
    ギヤが位置する時に組合う歯の先導縁(70、86)の
    頂部(74b、90b)が実質的に合致する程度に前記
    先導縁(70、86)が短くされるように夫々の歯(6
    0、76)が附形されていて、これによって前記一方の
    ギヤ(20)が前記他方のギヤ(12、16)に対して
    相対的に噛合い係合状態に滑動する時にこれらの先導縁
    (70、86)が交叉する可能性を減少させるようにな
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    のギヤセット。
  9. (9)製造公差を考慮して、前記頂部(74b、90b
    )の前記合致が前記先導縁(70、86)の短くされる
    最大量を決定するようになされていることを特徴とする
    特許請求の範囲第8項記載のギヤセット。
JP61280539A 1985-11-27 1986-11-25 逆進阻止作用を減少させた滑動ギヤセツト Pending JPS62132056A (ja)

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