JPS62131074A - 耐熱型防食被膜 - Google Patents
耐熱型防食被膜Info
- Publication number
- JPS62131074A JPS62131074A JP27118585A JP27118585A JPS62131074A JP S62131074 A JPS62131074 A JP S62131074A JP 27118585 A JP27118585 A JP 27118585A JP 27118585 A JP27118585 A JP 27118585A JP S62131074 A JPS62131074 A JP S62131074A
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- alkaline earth
- scale
- earth metal
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は重油専焼ボイラ、発電用ボイラ。
ソーダ回収ボイラ、ゴミ焼却ボイラ等の高温部伝熱器管
表面に付着形成させる耐熱型防食被膜に関するものであ
る。
表面に付着形成させる耐熱型防食被膜に関するものであ
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕近年
重油専焼ボイラ等に於いて、 ＮＯｘ対策のための燃焼
法改善による火炉上部温度の上昇や脱硫装置の普及によ
る高硫黄燃料の採用等の要因により、高温部伝熱器管表
面に付着する燃焼灰によって高温部伝熱器管の腐食が起
こりつつある。
重油専焼ボイラ等に於いて、 ＮＯｘ対策のための燃焼
法改善による火炉上部温度の上昇や脱硫装置の普及によ
る高硫黄燃料の採用等の要因により、高温部伝熱器管表
面に付着する燃焼灰によって高温部伝熱器管の腐食が起
こりつつある。
この高温部伝熱器管表面に付着する燃焼灰はＶ、 Ｎａ
、 ８．０を主成分とする腐食性の強いＶ！ Ｑ６−
Ｎ ａｔ ＳＱ、系の物質である事が知られている。こ
こで、高温部とは付着燃焼灰の表面温度が２００〜１０
００℃の温度域である。
、 ８．０を主成分とする腐食性の強いＶ！ Ｑ６−
Ｎ ａｔ ＳＱ、系の物質である事が知られている。こ
こで、高温部とは付着燃焼灰の表面温度が２００〜１０
００℃の温度域である。
このような付着燃焼灰による腐食対策としては周知のよ
うに大別して。
うに大別して。
１）高温部伝熱器管の材質の改良
２）高温部伝熱器管表面に付着する燃焼灰の改質（低Ｓ
ｖ燃料への転換や、燃料への防食剤の添加） ３）高温部伝熱器管の表面加工処理 等の方法が現在各方面で研究開発されつつあるが、いず
れの方法も経済性、防食性、耐久性等の点で問題がある
。
ｖ燃料への転換や、燃料への防食剤の添加） ３）高温部伝熱器管の表面加工処理 等の方法が現在各方面で研究開発されつつあるが、いず
れの方法も経済性、防食性、耐久性等の点で問題がある
。
本発明はこのような従来の方法に於ける欠点を除去する
ためになされたもので、前述の発頭に従えば２）の応用
による３）の改良に関するものである。
ためになされたもので、前述の発頭に従えば２）の応用
による３）の改良に関するものである。
すなわち１本発明はボイラ等の高温部伝熱器管表面に、
Ｍｇ、 Ｃａ等のアルカリ土類金属炭酸塩の１種以上
を含有した混合物を、珪酸塩系バインダーにて付着形成
させ、その後Ｍｇ。
Ｍｇ、 Ｃａ等のアルカリ土類金属炭酸塩の１種以上
を含有した混合物を、珪酸塩系バインダーにて付着形成
させ、その後Ｍｇ。
Ｃａ等のアルカリ土類金属、Ａｌ等の土類金属及びＮａ
、 Ｋ等のアルカリ金属を１種以上含むリン酸水素塩（
アルカリ土類金属、土類金属。
、 Ｋ等のアルカリ金属を１種以上含むリン酸水素塩（
アルカリ土類金属、土類金属。
アルカリ金属）水溶液を塗布し、緻密な被膜を形成させ
た事を特徴とする耐熱型防食被膜である。
た事を特徴とする耐熱型防食被膜である。
本発明を第１図に従って説明する。第１図に於いて、１
は高温部伝熱器管表面の金后。
は高温部伝熱器管表面の金后。
２は珪酸塩系バインダー、３は同金属１の表面に珪酸塩
系バインダー２によって形成されたＭｇ、Ｃａ等のアル
カリ土類金属炭酸塩の１種以上を含有した被膜、４は同
被膜３の内部に存在する空隙、５は空隙４内に充填され
たアルカリ土類金属、土類金属及びアルカリ金属のリン
酸水素塩被膜、６は同被膜３の表面に付着する腐食性の
強いＶ２０ｓ −Ｎａ、 Ｓｏ、系のスケールである。
系バインダー２によって形成されたＭｇ、Ｃａ等のアル
カリ土類金属炭酸塩の１種以上を含有した被膜、４は同
被膜３の内部に存在する空隙、５は空隙４内に充填され
たアルカリ土類金属、土類金属及びアルカリ金属のリン
酸水素塩被膜、６は同被膜３の表面に付着する腐食性の
強いＶ２０ｓ −Ｎａ、 Ｓｏ、系のスケールである。
この第１図に於いて、被膜３がＭｇ、Ｃａ等のアルカリ
土類金属化合物を含有しない耐熱型防食被膜の場合、ス
ケール６は高温に加熱されると溶融して被膜３の内部に
存在する空隙４を浸透し、金属ｌの表面に到達しようと
する。金属１の表面に到達した場合後記の反応式（１）
式、（２）式によって金属表面が局部的に酸化及び硫化
され、これが拡大して金属１と被膜３との境界を破壊し
腐食が進行する。
土類金属化合物を含有しない耐熱型防食被膜の場合、ス
ケール６は高温に加熱されると溶融して被膜３の内部に
存在する空隙４を浸透し、金属ｌの表面に到達しようと
する。金属１の表面に到達した場合後記の反応式（１）
式、（２）式によって金属表面が局部的に酸化及び硫化
され、これが拡大して金属１と被膜３との境界を破壊し
腐食が進行する。
ところが、前述の耐熱型防食被膜３にＭｇ。
Ｃａ等アルカリ土類金属化合物が存在すると。
第１図においてスケーノへ６が高温に加熱されて溶融し
被膜３の内部に存在する空隙４に浸透しても、スケール
６はこの空隙４を通過する間に空隙表面上のＭｇ、Ｃａ
等のアルカリ土類金属化合物を取込み反応して９例えば
アルカリ土類金属化合物がＣａ化合物の場合ＣａＯＶｔ
０１ＩＮａｚ ＳＯ４系のスケールに変化するため、
スケール６の融点が上昇して空隙内で凝固する。しかし
ながら被膜３の内部に存在する空隙４が太きすぎる場合
、前述の作用、効果のみではスケール６の浸入を阻止で
きない。
被膜３の内部に存在する空隙４に浸透しても、スケール
６はこの空隙４を通過する間に空隙表面上のＭｇ、Ｃａ
等のアルカリ土類金属化合物を取込み反応して９例えば
アルカリ土類金属化合物がＣａ化合物の場合ＣａＯＶｔ
０１ＩＮａｚ ＳＯ４系のスケールに変化するため、
スケール６の融点が上昇して空隙内で凝固する。しかし
ながら被膜３の内部に存在する空隙４が太きすぎる場合
、前述の作用、効果のみではスケール６の浸入を阻止で
きない。
この場合、被膜３の内部に存在する空隙４にあらかじめ
充填されたリン酸水素塩の緻密な被膜５によってスケー
ル６の浸入を阻止する訳である。
充填されたリン酸水素塩の緻密な被膜５によってスケー
ル６の浸入を阻止する訳である。
次に、 Ａｌ、 Ｓｉ、 Ｚｎ等の無機質を金属表面に
付着形成させるバインダーとして、リン酸塩系及び珪酸
塩系のものが知られている。本発明者等は珪酸塩系バイ
ンダーについて、前述のアルカリ土類金属化合物をボイ
ラ等高温伝熱器管表面に付着形成させる方法を種々検討
した。その結果アルカリ土類金属の炭酸塩が珪酸塩系バ
インダー例えば珪酸ナトリウム水溶液に良く分散し、塗
布形成後の被膜の密着性、均一性は良好であるが、ミク
ロ的には空隙及び欠陥があり緻密性に欠ける。この欠点
を補うために、上記被膜形成後、リン酸水素塩水溶液を
塗布し、上記被膜の空隙及び欠陥部にリン酸水素塩の緻
密な被膜全形成せし′めるに至った訳である。
付着形成させるバインダーとして、リン酸塩系及び珪酸
塩系のものが知られている。本発明者等は珪酸塩系バイ
ンダーについて、前述のアルカリ土類金属化合物をボイ
ラ等高温伝熱器管表面に付着形成させる方法を種々検討
した。その結果アルカリ土類金属の炭酸塩が珪酸塩系バ
インダー例えば珪酸ナトリウム水溶液に良く分散し、塗
布形成後の被膜の密着性、均一性は良好であるが、ミク
ロ的には空隙及び欠陥があり緻密性に欠ける。この欠点
を補うために、上記被膜形成後、リン酸水素塩水溶液を
塗布し、上記被膜の空隙及び欠陥部にリン酸水素塩の緻
密な被膜全形成せし′めるに至った訳である。
以上の如く１本発明は腐食性スケールとアルカリ土類金
属炭酸塩が反応して被膜中の空隙をふさぎ、更にあらか
じめ被膜中の空隙に。
属炭酸塩が反応して被膜中の空隙をふさぎ、更にあらか
じめ被膜中の空隙に。
リン酸水素塩を充填して緻密な被膜を形成し。
腐食性スケールと金属との接触を断つ事によって腐食を
抑制する事とアルカリ土類金属炭酸塩を金属表面に塗布
成形させる方法として珪酸塩系バインダーを用いる事を
特徴としている。
抑制する事とアルカリ土類金属炭酸塩を金属表面に塗布
成形させる方法として珪酸塩系バインダーを用いる事を
特徴としている。
また９本発明においてはＭｇ、Ｃａ等のアルカリ土類金
属炭酸塩及びアルカリ土類金属。
属炭酸塩及びアルカリ土類金属。
土類金属、アルカリ金属のリン酸水素塩にＡｌＳｉ、
Ｚｎ、 Ｚｒ等の金属及びその酸化物を添加してもその
効果がある事、そして、 Ｍｇ、 Ｃａ。
Ｚｎ、 Ｚｒ等の金属及びその酸化物を添加してもその
効果がある事、そして、 Ｍｇ、 Ｃａ。
等のアルカリ土類金属炭酸塩としては、それらの化合物
を含む石灰石（ＣａＣ０ｔ ） ＋ 白亜（ＣａＣ０，
）、方解石（ＣａＣ０ａ ）、あられ石（ＣａＣＯ，）
、大理石（ＣａＣＯ５）、白雲石（ＣａＣＯ５’Ｃｈａ
ＣＯ３ン、菱苦土鉱（ＭｇＣ０ｊ）等の如き鉱石でも良
い事、さらに、珪酸塩系バインダーとしては珪酸ナトリ
ウムをはじめ、 Ｃａ、 Ａ４ Ｚｎｃｏ、 ｌ’ｉ
’ｅ、 １３ａ、 Ｂｅ、 Ｍｇ、 Ｍｎ、 Ｌｉなど
の珪酸塩及びその２種類以上を組合せたものでも良い事
、は云うまでもない。
を含む石灰石（ＣａＣ０ｔ ） ＋ 白亜（ＣａＣ０，
）、方解石（ＣａＣ０ａ ）、あられ石（ＣａＣＯ，）
、大理石（ＣａＣＯ５）、白雲石（ＣａＣＯ５’Ｃｈａ
ＣＯ３ン、菱苦土鉱（ＭｇＣ０ｊ）等の如き鉱石でも良
い事、さらに、珪酸塩系バインダーとしては珪酸ナトリ
ウムをはじめ、 Ｃａ、 Ａ４ Ｚｎｃｏ、 ｌ’ｉ
’ｅ、 １３ａ、 Ｂｅ、 Ｍｇ、 Ｍｎ、 Ｌｉなど
の珪酸塩及びその２種類以上を組合せたものでも良い事
、は云うまでもない。
反応式
但し、Ｒ：不特定の還元剤
Ｍ：金属
〔実施例〕
次に、実施例によって本発明を具体的に示す。
腐食事故を起した重油専焼ボイラの高温部伝熱器管に付
着していたスクールを採取し。
着していたスクールを採取し。
粉砕後、この腐食性スケールに第１表の隘１〜−３の試
験片を浸漬して腐食試験を行った。
験片を浸漬して腐食試験を行った。
尚、試験条件は、酸素濃度： ｓ ｖｏｔ％、炭酸ガス
濃度： １５ ＶＯ１％、亜硫酸ガス濃度二〇、 ５
ＶＯ１％、残り窒素ガスの雰囲気とし、試験温度二り５
０℃、試験時間＝２００時間であった。
濃度： １５ ＶＯ１％、亜硫酸ガス濃度二〇、 ５
ＶＯ１％、残り窒素ガスの雰囲気とし、試験温度二り５
０℃、試験時間＝２００時間であった。
又、試験片は２ Ｑ、’ｍ Ｘ ５０ ｒｔｖｎ Ｘ
５ ｒｒｒｍ（Ｄ’、Ｓ Ｔ Ｂ Ａ ２４機を用い２
本発明としての耐熱型防食被膜ばｓｏｗｔ％の珪酸ナト
リウム水溶液と同重量の炭酸カルシウム粉末を混合した
溶液を試験片に塗布し、付着成形させた後、さらにリン
酸水素マグネシウムの１５ｗｔ％水溶液全塗布し。
５ ｒｒｒｍ（Ｄ’、Ｓ Ｔ Ｂ Ａ ２４機を用い２
本発明としての耐熱型防食被膜ばｓｏｗｔ％の珪酸ナト
リウム水溶液と同重量の炭酸カルシウム粉末を混合した
溶液を試験片に塗布し、付着成形させた後、さらにリン
酸水素マグネシウムの１５ｗｔ％水溶液全塗布し。
１昼夜自然乾燥を行ったものである。
第１表 腐食試験片
第２表 腐食試験結果
この結果、第２表の様に２本発明によるＣａ等アルカリ
土類金属炭酸塩を珪酸塩系バインダーによって付着成形
後、リン酸水素塩水溶液を塗布し、乾燥せしめた耐熱型
防食破膜（隘３）は従来の無機質塗料の被膜（嘔２）に
比して１／８前後の腐食減量であり、耐食性が著しく向
上する事が判る。
土類金属炭酸塩を珪酸塩系バインダーによって付着成形
後、リン酸水素塩水溶液を塗布し、乾燥せしめた耐熱型
防食破膜（隘３）は従来の無機質塗料の被膜（嘔２）に
比して１／８前後の腐食減量であり、耐食性が著しく向
上する事が判る。
以上のとお９本発明によれば、各種ボイラ等の高温部・
伝熱器管と腐食性スケールとの接触を強力に断ち切って
腐食を抑制するので。
伝熱器管と腐食性スケールとの接触を強力に断ち切って
腐食を抑制するので。
より一層経済性、防食性、耐久性にすぐれている部材が
得られる。
得られる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の概念図である。
１・・・金属、２・・・珪酸塩系バインダー、３・・・
アルカリ土類金属炭酸塩被膜、４・・・３の内部に存在
する空隙、５・・・４の空隙に充填されたリン酸水素塩
被膜、６・・・スケール。
アルカリ土類金属炭酸塩被膜、４・・・３の内部に存在
する空隙、５・・・４の空隙に充填されたリン酸水素塩
被膜、６・・・スケール。
Claims (1)
- ボイラ等の高温部伝熱器管表面に、Ｍｇ、Ｃａ等のアル
カリ土類金属炭酸塩の１種以上を含有した混合物を、珪
酸塩系バインダーにて付着形成させた後その付着物類に
Ｍｇ、Ｃａ等のアルカリ土類金属、Ｂ、Ａｌ等の土類金
属及びＮａ、Ｋ等のアルカリ金属を１種以上含むリン酸
水素塩水溶液を塗布し、緻密な被膜を形成させた事を特
徴とする耐熱型防食被膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27118585A JPS62131074A (ja) | 1985-12-02 | 1985-12-02 | 耐熱型防食被膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27118585A JPS62131074A (ja) | 1985-12-02 | 1985-12-02 | 耐熱型防食被膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62131074A true JPS62131074A (ja) | 1987-06-13 |
Family
ID=17496531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27118585A Pending JPS62131074A (ja) | 1985-12-02 | 1985-12-02 | 耐熱型防食被膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62131074A (ja) |
-
1985
- 1985-12-02 JP JP27118585A patent/JPS62131074A/ja active Pending
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