JPS62129601A - 回収ボイラのチヤ−ベツド制御装置 - Google Patents

回収ボイラのチヤ−ベツド制御装置

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JPS62129601A
JPS62129601A JP17915586A JP17915586A JPS62129601A JP S62129601 A JPS62129601 A JP S62129601A JP 17915586 A JP17915586 A JP 17915586A JP 17915586 A JP17915586 A JP 17915586A JP S62129601 A JPS62129601 A JP S62129601A
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JP
Japan
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black liquor
controller
charbed
air flow
flow rate
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JP17915586A
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福島 義和
塩越 陽平
勝 西村
泰充 黒崎
井床 利之
中林 志郎
和幸 飯塚
桑田 龍一
熊木 亜夫
近久 嚴雄
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Toshiba Corp
Jujo Paper Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Jujo Paper Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、紙パルプ製造プラントに設備される回収ボイ
ラの操業管理等に使用される装置に係わり、特にチャー
ベッドの状態を適切に制御して最適燃焼を実現する回収
ボイラのチャーベッド制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に、紙パルプ製造プラントにおいては、チップ材中
からセル0−ズ(ilift分)とリグニン(樹脂分)
とを分離して取出す必要があり、このためにNaOHを
主成分とする薬剤原料が使用される。そこで、この種プ
ラントのチップ蒸解工程では、チップの蒸解により得ら
れる溶融状態の前記リグニン等有機成分とNa2SO4
やNa2CO+等のいわゆるNaを主成分とする無機成
分とを混合した黒液と称する廃溶液が排出されるので、
この黒液を回収ボイラへ供給して燃焼することにより、
水蒸気および前記チップ蒸解用薬剤の原料を回収するも
のである。
即ち、回収ボイラの機能は、上記黒液を燃焼して黒液中
に含まれるリグニン等有機成分の保有熱量により発電用
あるいは工場用諸設備に供する蒸気を回収することにあ
る。また、回収ボイラのもう1つの機能は、黒液の燃焼
熱を利用して黒液中に含有されるNa2SO4を還元し
、これをNa2Sを主成分とする形で炉底に溶融させて
前記チップ蒸解工程に利用する薬剤の原料を回収するこ
とにある。このように回収ボイラは、チップ蒸解工程か
ら排出される黒液を燃焼し熱エネルギーと薬剤の原料を
回収するといった2@の役割を持っている。従って、回
収ボイラを最適な状態で燃焼制御することは非常に重要
な意義を持っている。
次に、従来から一般的に使用されている回収ボイラおよ
びその回収ボイラのチャーベッド制御装置について第9
図を参照して説明する。先ず、回収ボイラは、図示され
ていないがチップ蒸解工程より排出される廃液としての
黒液を黒液ヒータ1で蒸気を用いて適宜な温度とした後
、噴射ガン2により回収ボイラ本体3の炉内に噴霧する
。ここで、噴霧状とされた黒液は炉内で放射熱により浮
遊乾燥されて炉底に落下しチャーベッド4を形成する。
このチャーベッド4および炉内を浮遊する黒液あるいは
炉内ガス体は燃焼用空気5の投入によって燃焼され、こ
のとき発生する燃焼排ガス6は過熱器7.ドラム8およ
び節炭器9を通って熱交換に供され、さらに図示されて
いないが電気集塵器を通って煙突から系外へ排ガスとし
て排出される。このとき、回収ボイラ本体3に供給され
る水は節炭器9において燃焼排カス6により加熱されて
温水とされ、引き続き、ドラム8のバンクチューブによ
り加熱されて蒸気10とされた後に過熱器7に送り込ま
れ、ここで過熱されて主蒸気として主蒸気ライン11か
ら系外へ取り出される構成となっている。
一方、チャーベッド4およびその近傍においては燃焼熱
を利用した高温の還元雰囲気が形成されており、このた
め黒液中に混入される Na25O+はこの高温の還元雰囲気でNa2Sに還元
され、スメルト12ど称するチップ蒸解用薬剤の原料が
炉底に溶融し、スメル1−スバウトロ13から系外に回
収される。また、黒液中に混入してきたNa25O+の
熱分解や黒液の燃焼の際に発生する802ガスはチャー
ベッド頂上部に発生するNa2ガスあるいはNa2Sに
還元されるものである。
ところで、以上のような回収ボイラにおいて従来のチャ
ーベッド制御装置は次のような構成を有している。すな
わち、この装置は、回収ボイラ本体3にチャーベッドレ
ベル検出器21を設け、この検出器21で検出されたチ
ャーベッドレベルが所定の目標値Svとなるようにチャ
ーベッドレベル調節計22で操作出力を得、これを目標
値として黒液温度調節計23に供給する。この黒液温度
調節計23は、チャーベッドレベル調節計22からの目
標値と黒液温度検出器24がらの黒液温度との偏差が零
となるような操作出力を求め、この操作出力により蒸気
制御弁25の開度を調整し、黒液の温度が所定値となる
ように制御している。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、以上のようなチャーベッド制御装置は、黒液
の温度を可変してチャーベッドレベルを制御するもので
あり、具体的には黒液の温度が下がると噴射黒液の粒径
が大きくなって粘性化し燃焼が鈍化してチャーベッドレ
ベルが上昇し、逆に黒液の温度が上がると噴射黒液の粒
径が微細かつ乾燥化して燃焼が促進され、間接的にはチ
ャーベッドレベルが低下していく。
しかし、この制御装置は、蒸気により黒液の温度を可変
するものであることおよび噴射黒液の粒径を変えるとい
った間接的な方法によりレベルを制御しているため、チ
ャーベッドレベルの変化に対する応答性が悪く、また、
外乱等により偏差が大きくなって許容範囲を逸脱すると
チャーベッドレベルを目標値に戻せないといった問題が
ある。
本発明は以上のような問題点を解決するためになされた
もので、チャーベッドレベルの変化に対する応答性を改
善し、また外乱等により偏差が大きくなった時に速やか
にチャーベッドレベルを目標値に収束し得、かつ、チャ
ーベッドの平均温度から燃焼状態を正確に把握して燃焼
効率を改善し、全体として最適燃焼を実現し得る回収ボ
イラのチャーベッド制御装置を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するための手段として、黒液
を炉内に噴射しこの噴射黒液を燃焼することにより、前
記黒液中のチップ蒸解用薬剤の原料を回収するとともに
水蒸気を発生させる回収ボイラにおいて、回収ボイラ本
体に放射エネルギー強度からチャーベッドの状態を検出
するチャーベッド状態検出手段を設けてチャーベッドレ
ベルまたはその平均温度を取得するとともに、この検出
手段により検出されたチャーベッドレベルまたは平均温
度に基づいて前記回収ボイラの噴射黒液の温度および前
記チャーベッド近傍に吹き込む燃焼用空気流量を所定の
範囲に入るように調節制御し、回収ボイラを最適な状態
で燃焼制御するものである。
(作用) 従って、以上のような手段とすることにより、チャーベ
ッド状態検出手段により検出されたチャーベッドレベル
または平均温度に基づいて黒液温度の調節制御および空
気流量の¥J1節制御を適宜組合わせて燃焼制御に寄与
させることにより、チャーベッドレベルの変化に対して
互いに助長しあって所定のチャーベッドレベルとなるよ
うに制御され、偏差に対する応答性が速くなってレベル
の安定化ひいては燃焼の安定化を維持することが可能と
なり、また外乱等によって偏差が大きくなっても空気流
量の調節制御が有効に作用して速やかに目標値に戻すこ
とができる。また、以上のように所定のチャーベッドレ
ベルによる燃焼の安定化と相まってチャーベッド状態検
出手段によりチャーベッドの平均温度を検出し、チャー
ベッドの平均温度を高める様に黒液温度および空気流量
の11jm制御することにより、回収ボイラの燃焼効率
が高められ、最通燃焼を確保することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について第1図ないし第8図を参
照して説明する。なお、これらの図において第9図と同
一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
〔第1の実施例〕 第1図は本発明の第1の実施例を示す図である。
同図において31はチャーベッド状態検出手段としての
チャーベッドレベル検出器であって、これにはチャーベ
ッド4の放射エネルギー強度を検出してチャーベッドレ
ベルに変換する機能を持った放射温度計が使用される。
つまり、この放射温度計は、回収ボイラ本体3の適宜な
場所に設置され、その視点内の放射エネルギーを検出す
るものであって、特にチャーベッドによる放射エネルギ
ーと炉内の排ガス6による放射エネルギーとを区別する
ために、例えば上記排ガス6の放射の影響を受けにくい
波長帯域に感度を有するものを使用する。
このチャーベッドレベル検出器31の出力側には黒液温
度用チャーベッドレベル調節計32(以下、レベル調節
計32と指称する)および燃焼空気流量用チャーベッド
レベル調節計33(以下、レベル調節計33と指称する
)が接続されている。これらの調節計32.33は、同
じ目標値SV工。
SV2を用いてもよくあるいは黒液温度、燃焼空気にお
けるチャーベッドレベルの寄与率を考慮して異なる目標
値を用いてもよい。これらレベル調節計32.33は何
れもチャーベッドレベルと目標値とを比較しその偏差が
零となる様な操作出力を得、これらの操作出力を対応す
る黒液温度調節計36および空気流量調節計37にそれ
ぞれ目標値として供給する。これらの調節計36.37
は何れも黒液温度検出器38および空気流量検出器39
により検出される黒液温度および空気流量がレベル調節
計32.33からの目標値に近づくような操作出力を演
算によって求め、ここで得られた操作出力を用いて蒸気
制御弁40の開度を制御し、かつ、空気送風ファン41
を制御する構成となっている。
次に、以上のように構成された装置の動作を説明する。
先ず、黒液の温度制御によりチャーベッドレベルを可変
できる理由は上述した通りであるが、黒液噴射ガン2か
ら噴射される黒液の量は一13一 定であり、大幅かつ急激にチャーベッドレベルを可変で
きない。これに対し、燃焼空気流量の制御は、直接的に
は燃焼を促進する目的で供されるものであり、チャーベ
ッドレベルは大幅に可変できる。しかし、黒液の性状等
については何ら考慮されていない。
そこで、本装置にあっては、以上のような点を考慮し、
各別にレベル調節計32.33を設け、チャーベッドレ
ベル検出器31により検出されたチャーベッドレベルと
各目標値とを比較しその偏差が零となる様な操作出力を
得、これを目標値として黒液温度調節計36および空気
流量調節計37に供給し、それぞれの検出器38および
39で検出された黒液温度および燃焼空気流量との偏差
が零となるような操作出力を演算によって求めた後、こ
れらの操作出力を用いて蒸気制(社)弁40および空気
送風ファン41を制御するものである。
従って、以上のような実施例の構成によれば、黒液の温
度調節制御と燃焼空気流量の調節制御とを併用してチャ
ーベッドレベルを制御するようにしたので、チャーベッ
ドレベルの変化に対して応答性が速く、制御性を向上さ
せることができる。
また、外乱等によって偏差が許容範囲を外れたとしても
燃焼空気流ωの調節制御により速やかに空気流量を制御
してチャーベッドレベルをもとの許容範囲内ひいては目
標値に近ずけることができる。
〔第2の実施例〕 この実施例は、第1図に示すように各レベル調節計32
.33の出力端側に互いに相反する動作を行うスイッチ
回路34を設け、チャーベッドレベル検出器31によっ
て検出されたチャーベッドレベルのレベル偏差があるレ
ベル偏差を越えた時つまりレベル偏差が大きくなった時
、それを切替制御部35で検出判断して黒液温度wA節
制御側から燃焼空気流量調節制御側に切替えるようにし
てもよい。この時、黒液温度調節計36は図示されてい
ないが切替制御部35からの指令または自ら判断してそ
の切替時のレベル調節計32からの目標値をホールドし
一定値制陣により黒液温度制御系の安定化を図るものと
する。
従って、この実施例の装置は、両調節制御を併用するこ
とにより、チャーベッドレベルの変化が少ない時には黒
液温度調節制御によってレベルの安定制御を行い、レベ
ルの変化が大きい時にはもとの目標値に速やかに戻すよ
うに燃焼空気流量調節制御に切替えてレベル制御を行う
ために、黒液の性状を考處しつつレベルの安定化ひいて
は燃焼状態の安定化を図れ、かつ、レベルの変化が大き
いときには迅速・確実に所定レベルに導くことができる
〔第3の実施例〕 次に、第2図は第3の実施例を示す構成図である。即ち
、この第3の実施例は、空気流量用レベル調節計33の
出力側のみにスイッチ回路34aを設け、常時はレベル
調節計32aの操作出力が目標値として前記黒液温度調
節計36に供給され、チャーベッドレベルが上昇して空
気流量操作域レベルに達したとき、切替制御部35aに
おいてスイッチ回路34aを閉制御しレベル調節計33
の操作出力を目標値として空気流量調節胴37へ供給し
燃焼空気流量の調節制御を実施するとともに、前記レベ
ル調節計32aヘホールド信号を送って前記スイッチ回
路34aの切替時の調節計32a操作出力をホールドさ
せる構成としたものである。
従って、この実施例においては、第2の実施例と同様な
動作を行うものであり、同実施例と同様な効果を期待で
きるものである。
〔第4の実施例〕 第3図および第4図は第4の実施例を説明する部分構成
図およびヂト一ベッドレベルの変化状態を示す図である
。レベル調節計32b、33はそれぞれ第5図に示す黒
液温度操作域および空気流量操作域で調節動作を行う。
不感帯域はレベル的に安定であるので特に調節動作を必
要としない。
しかし、チャーベッドレベルが黒液温度操作域に有り、
かつ、比較的空気流量操作域に近い位置に有りながら、
レベル回収ボイラの燃焼状況、黒液の噴射ガン2および
黒液の性状等によりレベル調節計32bの調節動作でチ
ャーベッドレベルが下がらない場合がある。そこで、本
実施例ではレベル調節計32bに予め黒液温度操作域内
で空気流量操作域に近い位置に上限リミット値LLIお
よび下限リミット値Ldをそれぞれ設定し、チャーベッ
ドレベルSLが黒液温度操作地域内でこれらのリミッタ
値Lu、Ldに達し、かつ、黒液温度制御だけでは適切
な制御が困難であるとき、空気流量の助けを4Bりるた
めにその旨の信号を切替制御部35bへ送出し、これを
受けて切替制御部35bはスイッチ回路34aを閉とす
る信号を送出し、迅速にチャーベッドレベルを下げるた
めの調節制御を行うものである。なお、レベル調節計3
2bがら空気流量の助けを借りるべき信号を受けたとき
、切替制御部35bとしてはレベル調節計32bヘボー
ルド用信号を与えてもよく、またはホールドさせること
なく両レベル調節計32b。
33を併用動作させるようにしてもよい。また、レベル
調節計35bにタイマを内蔵し、チャーベッドレベルが
リミッタ値1uまたはLdに達し、かつ、そのレベル状
態が所定時間継続した時、タイマから空気流量の助けを
借りるための信号を送出するような手段としてもよい。
〔第5の実施例〕 次に、第5図ないし第8図は第5の実施例を説明する構
成図である。即ち、この実施例は、炉壁の適宜な箇所に
設置されチャーベッド4の放射エネルギー強度を検出し
これを温度信号に変換して出力する放射温度計51と、
この放tJJ温度計51の検出温度からチャーベッド4
の平均湿度を求める平均温度測定手段52と、この平均
温度測定手段52で測定した平均湿度が最大となる様に
極値探索を行う極値探索部53とを備え、この極値探索
部53により黒液温度調節計36および必要により2つ
の空気流量調節計37.54への目標値を決定するもの
である。55は空気流量検出器、56は空気送風ファン
、57は空気流量を示す。
前記放射温度計51は、第6図に示すように放射エネル
ギーの強度を検出する放射エネルギー検出器51aおよ
びこの検出器51aの放射エネルギー強度に比例した温
度信号を時々刻々と発信する温度信号発信器51bとか
らなる。放射エネルギー検出器51aは、その視点内の
放射エネルギーを検出するものでであるが、特にチャー
ベッド4による放射エネルギーとホイラ本体3内の排ガ
ス6による放射エネルギーとが有するので、例えば排ガ
ス6の放射の影響を受けにくい波長帯域に感度を持った
ものが望ましい。因みに、第7図は排出ガス6とチャー
ベッド4について測定波長(横軸)と放射エネルギー強
度としての消衰係数(縦軸)との関係を示す図である。
同図から明らかなように、測定波長3.7μm近傍にて
排ガス6の消衰係数がチャーベッド4のそれよりも小さ
くなるので、この遠赤外の測定波長3.8μmを有する
検出器51aを用いれば排ガス6の影響を受けにくい状
態で検出が可能である。
次に、前記平均温度測定手段52は、同じく第6図に示
すように前記放射エネルギー検出器51aの視点のみを
扇形状に走査し、または鉛直方向に敷設したレールに沿
って放射エネルギー検出器51aを走査する走査機構5
2aと、走査角度または走査位置に対応する位置データ
を発信する走査位置信号発信器52bと、この位置デー
タに基づいて前記温度信号発信器51bからの温度デー
タを順次取込んで記憶部52Cに格納するデータ処理部
52dと、前記記憶部52cに記憶された温度データに
ついて第8図に示すように走査位置P1〜P2の間で複
数の区間に分けて順次温度変化率を求め、P2において
急激に負方向に変化するとき、そのP2の温度をチャー
ベッド54の頂上部温度である旨の信号を出力する温度
変化率算出部52eと、前記P1−P2間の測定温度か
ら平均温度を求める平均温度算出部52fとを備えたも
のである。図中、P3は放射エネルギー検出器51aを
チャベッド頂上部以上に走査したときの走査終了位置を
示す。
前記極値探索部53は、平均温度測定手段52により得
られた平均温度とその他生なくとも1つの変数を用いて
山登り法により平均温度が最大となるような黒液温度の
目標値および1次空気流量目標値を探索し、その探索結
果をそれぞれ黒液温度調節計36および1次空気流量調
節計37゜54へ目標値として供給するものである。な
お、空気流量調節計は1個であってもよいが、図示する
ように2mの調節計を持っている場合、極値探索部53
で1次低空気流量と1次高空気流量との比率を求めてそ
れぞれの調節計37.54に目標値を与える様になって
いる。
従って、以上のように平均温度測定手段52を用いてチ
ャーベッド4の平均温度を求めた後、この平均温度を用
いて該平均温度が極値探索部53により最大となる様な
黒液温度目標値および空気流色目標値を探索するように
したので、チャーベッドの平均温度の上昇により燃焼効
率が高められ、これが最適燃焼に大きく寄与させること
ができる。
なお、上記実施例は極値探索法として山登り法を用いた
が他の方法を用いてもよく、またチャーベッド4のレベ
ル、温度等の検出は放射温度計に限らないことは言うま
でもない。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施できる。
(発明の効果) 以上詳記したように本発明によれば、チャーベッドの状
態を検出して黒液温度調節制御系および空気流量調節制
御系を適宜組合せて使用することにより、レベルの変化
に対する応答性を改善でき、また外乱等により偏差が大
きくなった時に速やかにチャーベッドレベルを目標値に
収束することができ、かつ、チャーベッドの状態から燃
焼状態を正確に把握して燃焼効率を高めて最適燃焼を実
現し得る回収ボイラのチャーベッド制御I装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明装置の実施例を説明するた
めに示したもので、第1図は本発明装置の第1および第
2の実施例を示す構成図、第2図は本発明装置の第3の
実施例を示す部分構成図、第3図は本発明装置の第4の
実施例を示す部分構成図、第4図は第3図の動作を説明
するチャーベッドレベルの変化状態図、第5図は本発明
装置の第5の実施例を示す全体構成図、第6図は第5図
の一部を具体化した構成図、第7図は排ガスとチャーベ
ッドにおける測定波長と消衰係数との関係図、第8図は
チャーベッドの平均温度を求めるための説明図、第9図
は従来装置の構成図である。 2・・・黒液噴射ガン、3・・・回収ボイラ本体、4・
・・チャーベッド、6・・・排ガス、7・・・過熱器、
12・・・薬剤の原料、31・・・チャーベッドレベル
検出器、32.32a、32b、33−=レベル調節計
、34.34a・・・スイッチ回路、35.35a。 35b・・・切替制御部、36・・・黒液温度調節訓、
37.54・・・空気流量調節計、51・・・放射温度
計、52・・・平均温度測定手段、53・・・極値探索
部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チップ蒸解工程より排出される黒液を炉内に噴射
    しこの噴射黒液により形成されたチャーベッドを燃焼す
    ることにより、前記チップ蒸解工程に使用する薬剤を回
    収するとともに水蒸気を発生させる回収ボイラにおいて
    、前記チャーベッドの状態を検出するチャーベッド状態
    検出手段と、このチャーベッド状態検出手段で検出され
    たチャーベッドの状態に基づいて前記噴射黒液の温度お
    よび前記チャーベッド近傍に吹き込む燃焼用空気流量を
    所定の範囲に入るように操作する調節手段とを備えたこ
    とを特徴とする回収ボイラのチャーベッド制御装置。
  2. (2)チャーベッド状態検出手段は、回収ボイラ本体に
    放射温度計よりなるチャーベッドレベル検出器を設けて
    チャーベッドのレベルを検出するものである特許請求の
    範囲第1項記載の回収ボイラのチャーベッド制御装置。
  3. (3)チャーベッド状態検出手段は、回収ボイラ本体に
    放射温度計を設け、この放射温度計を走査しながら温度
    を検出するものである特許請求の範囲第1項記載の回収
    ボイラのチャーベッド制御装置。
  4. (4)調節手段は、チャーベッド状態検出手段によって
    検出されたチャーベッドレベルを用いて黒液温度調節計
    および空気流量調節計により個別に黒液温度および空気
    流量を制御するものである特許請求の範囲第1項記載の
    回収ボイラのチャーベッド制御装置。
  5. (5)調節手段は、黒液温度調節計および空気流量調節
    計と、前記チャーベッドレベルに基づいて該チャーベッ
    ドレベルを前記黒液温度調節計および空気流量調節計に
    対して選択的に用いるように切替制御する切替制御手段
    とを有するものである特許請求の範囲第1項記載の回収
    ボイラのチャーベッド制御装置。
  6. (6)調節手段は、前記黒液温度用チャーベッドレベル
    調節計および燃焼空気流量用チャーベッドレベル調節計
    と、これら調節計で得られる操作出力を目標値として受
    けて黒液温度および空気流量を制御する黒液温度調節計
    及び燃焼用空気流量調節計と、常時は黒液温度用チャー
    ベッドレベル調節計の出力が黒液温度調節計に与えられ
    、前記チャーベッドレベルが所定のレベルを越えたとき
    、前記燃焼空気流量用チャーベッドレベル調節計の出力
    を空気流量調節計に与えるとともに、前記黒液温度用チ
    ャーベッドレベル調節計の出力をホールドさせる切替制
    御手段とを有するものである特許請求の範囲第1項記載
    の回収ボイラのチャーベッド制御装置。
  7. (7)調節手段は、黒液温度用チャーベッドレベル調節
    計および燃焼空気流量用チャーベッドレベル調節計と、
    これら調節計で得られる操作出力を目標値として受けて
    黒液温度および空気流量を制御する黒液温度調節計およ
    び燃焼用空気流量調節計と、常時は黒液温度用チャーベ
    ッドレベル調節計の出力が黒液温度調節計に与えられ、
    前記チャーベッドレベルが予め定められた前記黒液温度
    操作域内で前記黒液温度の上限または下限リミット値に
    達し、かつ、このリミット値から下がらないとき、前記
    燃焼空気流量用チャーベッドレベル調節計の出力を空気
    流量調節計に与えて空気流量の制御による援助を受ける
    ように切替制御する切替制御手段とを有するものである
    特許請求の範囲第1項記載の回収ボイラのチャーベッド
    制御装置。
  8. (8)調節手段は、前記放射温度計の走査により前記チ
    ャーベッド状態検出手段で得られた温度をある走査域内
    で平均温度を求める平均温度測定手段と、この平均温度
    測定手段により得られた平均温度が最大となる様な黒液
    温度目標値および空気流量目標値を探索する極値探索部
    とを有し、この極値探索部で得られた黒液温度目標値お
    よび空気流量目標値を前記黒液温度調節計および空気流
    量調節計に供給するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の回収ボイラのチャーベッド制御装
    置。
JP17915586A 1985-08-01 1986-07-30 回収ボイラのチヤ−ベツド制御装置 Pending JPS62129601A (ja)

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JP (1) JPS62129601A (ja)

Cited By (3)

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