JPS62128902A - 水素貯蔵合金を利用した高濃度水素ガスの分離、精製方法 - Google Patents

水素貯蔵合金を利用した高濃度水素ガスの分離、精製方法

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JPS62128902A
JPS62128902A JP60264947A JP26494785A JPS62128902A JP S62128902 A JPS62128902 A JP S62128902A JP 60264947 A JP60264947 A JP 60264947A JP 26494785 A JP26494785 A JP 26494785A JP S62128902 A JPS62128902 A JP S62128902A
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JP
Japan
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hydrogen
container
storage alloy
gas
hydrogen storage
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JP60264947A
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Harunobu Takeda
晴信 竹田
Hideaki Ito
秀明 伊藤
Takaharu Okuaki
奥秋 高治
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Japan Steel Works Ltd
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Japan Steel Works Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/32Hydrogen storage

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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、水素を利用する各種プロセスの排ガス中に
含まれる低濃度水素ガスから、水素貯蔵合金により高純
度又は超高純度の水素ガスを分離精製する方法に関する
ものである。
[従来の技術] 第5図は種々の濃度及び圧力で水素を含んだガスから水
素を分離、精製する方法の種類と適用範囲を示したもの
である。この図より、 1)ガス中の水素温度が低い場合、水素貯蔵合金を利用
した金属水素化物流以外は、ガスの圧力を高くする必要
がある。また、 2)水素濃度が低いガスから高純度(99,99〜99
.999%)又は超高純度(99,999%以上)の水
素ガスを精製するなめには、従来の方法では低濃度の水
素ガスを回収する装置と、ガスを高純度に精製する装置
が共に必要となる。従って、この時のシステム圧は高く
、また、システムが複雑且つ大規模となる欠点があった
。このような点から、水素貯蔵合金を利用した水素の分
離、精製が優れた方法として行なわれている。
水素貯蔵合金は水素を選択的に吸収する性質を有し、そ
の平衡圧力(P C7曲線すなわち圧力−組成一温度曲
線における平衡部の圧力)は、第6図の水素貯蔵合金の
水素吸収、放出に及ぼす水素圧と温度との関係を示す図
のように、平衡水素圧は温度が高くなるに従って高くな
る0図の直線の右上部では、水素貯蔵合金は水素を吸収
して熱を出し、また、左下部では水素を放出して熱を奪
う。
また、この直線は水素貯蔵合金の種類又は成分により異
なることが知られており、水素貯蔵合金により同じ温度
で平衡圧力が異なるものもある。
水素を含むガス中の水素が水素貯蔵合金に吸収されるた
めには、ガス中の水素分圧(水素濃度)を水素貯蔵合金
の平衡圧より高くする必要がある。
また、水素を含むガス中の水素分圧が水素貯蔵合金の平
衡圧より低くなった場合は、水素ガスは水素貯蔵合金に
吸収されず、水素貯蔵合金を充填した容器内に他成分ガ
ス(水素を含む供給ガスのうち水素以外のガス)と共に
ガス状態で存在する。
第7図は従来の各種プロセスからの排ガス中の水素ガス
を回収及び精製するシステムの系統図である。従来の水
素回収、精製システムは、まず、例えば熱交換器などの
容器■内に充填された水素貯蔵合金を、低熱源からの熱
媒体により容器■を冷却しく三方弁■9、VIOを操作
し、熱媒体の流れる方向をそれぞれA−C及びC−Aと
する)、排ガス中の水素分圧より平衡圧が低くなった状
態でバルブ1 (V 1 )、■2を開は容器■入口か
ら水素を含むガスを送り込む。水素ガスは水素貯蔵き今
に吸収されるが、水素以外のガス成分の大部分は、ガス
の状態のまま容器■出口からV6を通って排出される。
他成分ガスが容器■内に多量に存在すると、新たに供給
された水素ガスを含むガスの水素分圧は、容器■中に存
在するガスと混合することにより低下する。従って、低
濃度の水素ガスを水素貯蔵合金で回収するためには(水
素を第8図の符号a程度まで吸収させる)、供給するガ
ス中の水素分圧を水素貯蔵合金の平衡圧力より高くし、
水素貯蔵合金に吸収された以外のガスを容器■外に断続
的又は連続的に放出させ、排ガス中の水素分圧を水素貯
蔵合金の平衡圧力より高く維持する必要がある。容器■
入口から低濃度水素ガスを供給し、連続的に容器■出口
より放出させたときの放出ガスの水素濃度は第9図に示
すように時間と共に変化し、この放出ガスの水素濃度が
第9図のBとCの間になったとき、すなわち水素貯蔵合
金が水素を吸収しなくなったとき、容器■のガス入口(
V2)及び出口(■6)を閏じてガスの供給を終了する
。なお、Dは供給ガスの水素濃度である。このとき、容
器■内の他成分ガスはガス状又は水素貯蔵合金の表面に
吸着分子(原子)として存在する。
容器■内にガス状又は水素貯蔵合金表面に吸着分子(原
子)として存在する他成分ガスの大部分は、水素貯蔵合
金から放出される水素ガスと共に容器■出口から放出さ
れる。放出されるガス中の水素濃度は、第10図の曲線
1.2.2 ’のように次第に高くなって行く。水素濃
度が水素利用源で必要とする値(第10図C2>に達し
た時、v6を閉じv3を開けることにより放出ガスを水
素利用源へ供給する。この時の放出ガスは、比較的高濃
度(第10図中、C2,99〜99.9%)の水素が得
られる。
水素利用源で必要とする水素の圧力が高い場合(すなわ
ち水素圧力と水素貯蔵合金中の水素量との関係を示す第
8図のPH1ただしpHン= P L、TH>TL )
、水素貯蔵合金を高熱源からの熱媒体により加熱し、平
衡圧力を上げて水素を放出させることにより、必要な圧
力で供給される。
一方、供給ガス中の水素カス濃度が高いf%きは、容器
■内に残る他成分ガスの1が少なくなり、且つ水素貯蔵
合金の表面に付着する他成分カスが少ないので、上記と
同様にして得られる水素は高純度(99,99〜99.
999%)又は超高純度(99,999%以上〉の水素
ガスが回収される。
U発明が解決しようとする問題点コ しかし、従来の水素貯蔵合金を利用した水素回収、精製
システムでは、 1)残留他成分ガスの放出に水素貯蔵合金から放出され
る水素ガスを利用するため、必要な水素濃度(第10図
C2>以上のガスの回収量が少なくなる、 2)原料ガス中の水素濃度が低く、且つ製品ガスとして
必要な水素濃度が高い場合(第10図C1)、必要とす
る水素濃度が得られないことがあり、従って、他の精製
装置が別に必要となる、などの問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
のであり、低濃度水素ガスから他の精製システムを使わ
ずに高純度又は超高純度ガスを分離、精製することがで
きる水素の分離、精製方法を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る水素貯蔵合金を利用した高純度水素の分
離、精製方法は、水素を含む原料ガスを、1個又は直列
に連結した複数個の水素貯蔵合金を含む容器の第1容器
に導入しながら、原料ガス中の水素を水素貯蔵合金に吸
収させると共に第1容器内の残留ガスを第1容器の外に
放出させ、水素貯蔵合金が水素を吸収しなくなった時点
で第1容器への原料ガスの導入を止め、 第1容器中の水素貯蔵合金に吸収されている水素を第1
容器中の水素貯蔵合金の平衡圧より低い平衡圧となるよ
うに調節した水素貯蔵合金を含む第2容器に導入し、第
1容器中の水素を第2容器中の水素貯蔵合金に吸収させ
、順次この操作を繰り返して最終容器中の水素貯蔵合金
に水素を移動吸収させた後に、最終容器中の水素貯蔵合
金に吸収されている水素ガスの平衡圧より高い圧力の高
濃度水素を含むガスを最終容器に導入し該最終容器中の
残留ガスを放出させて原料ガスホルダーに戻し、 次いで、最終容器中の水素貯蔵合金に吸収されている水
素を放出回収することを特徴とするものである。
[作 用] この発明においては、水素貯蔵合金に吸収されている水
素を放出させる前の水素貯蔵合金を含む最終容器に、水
素貯蔵合金に吸収されている水素ガスが放出されない圧
力以上の圧力で、高純度の水素を容器に供給することに
より水素貯蔵合金に吸収されなかった他成分ガスを容器
外に放出させる工程によって、別途な精製システムを使
うことなく多量の高純度水素ガスを精製することができ
る。
[実施例] 以下実施例に基づき、この発明をさらに詳細に説明する
。この発明は水素貯蔵合金を含む容器を1個又は直列に
連結した複数個用いるが、以下の説明では容器1個を用
いた場合について説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す水素回収、!S虫す
を凄め互#7で丸ス )n朋ぬコ/フ斗ノ、1+竺2図
に示す記号A、B、C,D、及びEの各過程を以下の第
1表に示すバルブ操作によって実現させ、水素利用系に
必要な濃度の水素ガスを供給するシステムである。以下
にこのシステムの作動原理を示す。
LへU(水素貯蔵合金の冷却段階) 低熱源より熱媒体を水素貯蔵合金が充填された例えば熱
交換器である容器■に導入し、水素貯蔵合金の温度を下
げる。この時水素貯蔵合金は、第2図の符号1の位置を
示す状態となり、容器■内の水素は、水素貯蔵合金に吸
収され水素圧が下がる。なお、同図中、T2>T、であ
り、図のA〜Eはここで述べる各A−E過程に対応する
旦f肛【1−(水素貯蔵合金へ水素が吸収される段階) 第1表のバルブ操作により水素貯蔵合金を充填した容器
■内に原料ガスが導入されると、容器■内の水素分圧が
上がるため、水素貯蔵合金内に水素が選択的に吸収され
、残りの他成分ガス等は容器■の外へ放出され、排気さ
れ又は燃料として使用される。このガス中の水素濃度が
第9図のBからCの間になった時点、すなわち水素貯蔵
合金が水素を吸収しなくなった時点で容器■へのガスの
供給を終了する。
以へ11(容器内の他成分ガス排出段階)水素貯蔵合金
を冷却した状態で、容器■外部の水素ホルダー(通常は
高純度水素ガスを充填した製品ホルダーとし、最初はパ
ージガスホルダーを使用する)から高純度の水素を容器
の内に供給し、容器■内に残った他成分ガス等を容器■
の外に放出(パージ)させる、このパージ工程によって
、′従来のパージ工程を行なわない第10図の曲!11
゜2.2′の場合に比べ、曲線3.4.5のように水素
濃度が高くなる。このパージガスは、水素再利用のため
、排ガスホルダーに供給される。この時、この供給ガス
の圧力は、合金に吸収されている水素ガスが放出されな
い圧力〈第2図の符号2の位置)以上に調整する。
以へ11(水素貯蔵合金の加熱段階) 高熱源から熱媒体を容器■に導入し、合金の温度を上昇
させる。この時、容器■内の水素貯蔵合金は第2図の符
号3となる。
影へ11(製品ガス回収段階) 表に基づいてバルブを操作し、水素貯蔵き今に吸収され
た水素を第2図の符号4まで放出させ、製品ガスとして
回収する。
ただし、製品ガスとして要求される水素純度が高い場合
(例えば第10図のC1)、容器内や合金に付着されて
いる他成分ガスを自余より放出された水素ガスと共に放
出させ、水素がfz・要な純度となった時点く第10図
の符号4)で製品ガスとして回収する。すなわち、Dの
過程で合金を加熱するため、合金に吸着されている微量
の他成分ガスも放出されることになる。
以上のAないしEの5過程を繰り返し、水素利用源で必
要となる純度の水素を第1図のバルブ7(v7)を開け
、水素利用源へ供給する。また、ガス利用発生源で高純
度水素ガスが必要な堝きは、■7及び■8を開けること
により供給できる。
この実施例におけるシステムの利点は、以下に示す通り
である。
1)低濃度水素ガスを含む排ガスから高純度水素ガスを
池の精製システムを使わずに回収が可能となり、大幅に
装置が簡素化できる。
2)容器内の他成分ガスを放出させ必要な水素濃度を得
るために必要な水素ガス量を、少なくすることができる
3)必要な水素濃度を得るために放出されるガスを再度
原料ガスとして利用することにより、原料ガス中の水素
回収率を上げられる。
4)本システムの適用範囲は、原料ガスの水素濃度に詩
に限定されない。
5)吸収、分離の過程くBの過程)では原料ガスの導入
と容器のからの排気とを同時に行なっているが、容器■
の放出側を密閉された状態で行なう場合すなわちバッチ
方式にも適用できる。また、第11図に示すように、水
素貯蔵合金を含む容器を例えば3@並列に配置し、吸収
、放出等のバルブ操作により、連続式として水素の回収
、精製を行なってもよい。
6〉本システムでは、水素を吸収、放出することのでき
る種々の水素貯蔵合金が使用できる。
第1表 ■7及び■8は水素利用源で必要な渇きに開とするもの
とする。
Vllは通常開とし、最初のパージのみ開とする。
以下にこの発明の他の実施例を、水素貯蔵合金を含む容
器を2個用いた場合について説明する。
第3図はこの発明の他の一実施例を示す低濃度水素から
高純度水素を得る水素分離、精製方法の系統図である。
この図のシステムは第4図に示す1〜5、A−Eのサイ
クルを第2表に示すバルブ操作によって実現させ、水素
利用系に必要な高純度の水素ガスを供給するシステムで
ある。第3図において、■及び■はそれぞれ水素貯蔵合
金MH及びMH’を充填した容器である。
血へムl(水素貯蔵合金MHの冷却段階)低熱源より熱
媒体を容器■に導入し、水素貯蔵合金MHの温度を下げ
る。この時水素貯蔵合金MHは第4図の符号1の状態と
なり、容器■内の水素は水素貯蔵合金MHに吸収され水
素圧力は下がる。なお、同図中、T2>T、であり、図
のイ〜ルはここで述べる各イ〜ルの過程に対応する。ま
た、符号イ〜ホ、トは水素貯蔵合金MHの平衡水素圧と
吸収水素量の関係を示したものであり、符号へ〜りは水
素貯蔵合金MH’の平衡水素圧と吸収水素量の関(系を
示したものである。
ユfす1程−(水素貯蔵合金MHへ水素が吸収される段
階) 原料ガスを第2表のバルブ操作により第3図の容器■に
導入すると、容器■内の水素分圧が上がるため、水素貯
蔵合金MHに水素が選択的に吸収され、残りの他成分ガ
ス等は■3を通し、容器■の外l\放出され、排気され
又は燃料ガスとして使用される。この過程で水素貯蔵合
金MHの平衡圧は、第4図中の符号1から2の状態とな
る。
放出されるガス中の水素濃度が第9図のBとCの間にな
った時点、すなわち水素貯蔵か金M Hが水素を吸収し
なくなった時点で容器■への水素の供給を終了する。
へ些11(容器■内の他成分ガス排出段階)合金を冷却
した状態で、容器■外部の水素ホルダー(通常は高純度
水素ガスを充填した製品ホルダーとし、最初はパージガ
スホルダーを使用する)から高純度の水素を容器■内に
供給し、容器■内に残った他成分ガス等を容器■外に排
出(パージ)させる。この時の高純度水素の圧力は水素
貯蔵合金MHが水素を放出しないように、その平衡圧以
上の圧力とする。パージされたガスは、水素再利用のた
め排ガスホルダーに供給される。なお、この他成分ガス
排出過程は、以下のチの過程において行えばこのハの過
程においては必要なく、ハの過程で行えばチの過程では
行う必要はない。すなわちハの過程又はチの過程のいず
れかにおいて行えばよい。ただし、ハとチの両過程で行
っても差し支えない。
このパージを行うことによって、第10図の曲線3.4
.5のように、容器■から放出されるガス中の水素濃度
は増加する。
二へ九1(水素貯蔵合金MHの加熱段階)高熱源から熱
媒体を容器のに導入し、水素貯蔵き! M−H温度を上
昇させる。この時、水素貯蔵合金MHは第4図の符号3
の状態となる。
丸へ11(容器■の他成分ガス排出段階)容器■内及び
水素貯蔵合金MHの付着されている他成分ガスを、水素
貯蔵合金M Hから放出された水素ガスと共に必要な純
度となった時点(第4図の符号4)まで放出させる。
この時、放出されるガスは原料ガスより純度が高くなる
ため、これを再利用させるために排ガスホルダーに導く
NΔ11(水素貯蔵合金MH’の冷却段階)低熱源から
容器■に熱媒体を導入し、水素貯蔵合金M H”の温度
を下げて平衡圧を水素貯蔵合金MHの平衡圧より下げる
。この時の水素貯蔵合金M H′は第4図の符号Aの状
態となる。
し凸止1(容器■から容器■への水素ガスの移動段階) 第2表のバルブ操作により、容器■内の水素貯蔵合金M
Hに吸収されている水素ガスを第4図に示す符号4から
5まで放出させて、この水素ガスを容器■に導入し、冷
却した水素貯蔵合金MH′に符号AからBまて水素ガス
を吸収させる。この水素ガスの移動は、各水素貯蔵きI
LM +4又はMH′の水素吸収又は放出の平衡圧の差
により行なわれ、水素貯蔵合金MHの平衡圧は水素貯蔵
合金M I−1’の平衡圧より高いことが必要である。
この圧力差は水素貯蔵合金の種類を選択し、水素圧を変
え、又は熱源により水素貯蔵合金温度を変えることによ
って達成される。水素貯蔵合金MHの平衡圧及び水素貯
蔵合金MH′の平衡圧はそれぞれ第4図の4.5及びA
、Bに対応する。
九へ11(容器■内の他成分ガス排出段階)水素貯蔵合
金MH’を冷却した状態で、容器■外部の水素ホルダー
(通常は高純度水素ガスを充填した製品ホルダーとし、
最初はパージガスホルダーを四周する)から高純度の水
素を容器■内に供給し、容器■内に残った他成分ガス等
を容器■外に排出(パージ)させる。この時の高純度水
素の圧力は、水素貯蔵合金MH′が水素を放出しないよ
うに、その平衡圧以上の圧力とする。パージされたガス
は、水素再利用のため排ガスホルダーに供給される。こ
の他成分ガス排出過程は、上記したように、ハ又はチの
いずれかの過程において行えばよい。
去へ1(水素貯蔵合金MH’の加熱段階)高熱源から熱
媒体を容器■に導入し、水素貯蔵き&MH’の温度を上
昇させる。この時の水素貯蔵合金MH’は第4図の符号
BからCの状態となる。
入Δ11(容器■内の他成分ガス排出段階)容器■内及
び水素貯蔵合金MH’に付着されている他成分ガスを、
水素貯蔵合金MH’から放出された水素ガスと共に必要
な純度となる時点(第4図の符号D)まで放出させる。
この時放出されるガスは、原料ガスより純度が高いこと
から、再利用させるために排ガスホルダーに導く。
配Δ11(製品ガス回収段階) 第2表のバルブ操作により水素貯蔵合金MH’から第4
図の符号Eまで水素ガスを放出させ、製品ガスとして回
収する。
この時第2表に示すように■1〜■3を開けておき、水
素貯蔵合金MHの冷却段階(イの過程)の操作を同時に
行ってもよい。
以上の各過程の操作を繰り返し、低濃度水素ガスから水
素利用源で必要となる超高純度(99,999%以上)
の水素を第3図のバルブ8(V8)を開け、水素利用源
へ供給する。また、利用発生源で超高純度ガスが必要な
場合は、v8及びV9を開けることにより供給できる。
この実施例におけるシステムは前記実施例の利点に加え
、さらに以下に示す利点がある。
1〉低濃度水素ガスから高純度(99,9〜99.99
%)及び超高純度(99,999%以上)の水素ガスを
低圧力下で得られる。
2)必要な超高純度(99、999%以上)を得るため
には容器外へ放出したガスを再度原料ガスとして利用す
ることにより、原料ガス中の水素回収率を上げられる。
3)第12図に示すように水素貯蔵合金MHを含む容器
■を例えば3個並列に配置して連続式とし、水素貯蔵合
金MH’を含む容器■をバッチ式として水素の分離、精
製を行ってもよい。
なお、水素貯蔵合金を含む容器を3個以上直列に連結し
て上記と同様な操作を行なうことによって、超高純度の
水素ガスを得ることができる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、低濃度水素ガスを含
む排カスから高純度又は超高純度の水素ガスを得ること
ができ、従って、他の水素精製システムを必要としない
。また、必要な濃度の水素を得るために放出されるガス
を再利用するため、水素の回収率を上げられる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による水素回収、精製方法
の系統図、第2図はこの発明の一実施例におけるシステ
ムに使用する水素貯蔵合金の平衡水素圧と吸収水素量と
の関係を示す線図、第3図はこの発明の他の一実施例に
よる水素回収、精製方法の系統図、第4図はこの発明の
他の一実施例におけるシステムに使用する水素貯蔵合金
の平衡水素圧と吸収水素量との関係を示す線区、第5図
は種々の濃度及び圧力で水素を含んだガスから水素を分
離、精製する方法に種類と適用範囲を示す図、第6図は
水素貯蔵合金の水素吸収、放出に及ぼす水素圧と温度と
の関係を示す線図、第7図は各種プロセスからの排ガス
中の水素ガスを分離、精製する従来法によるシステムの
系統図、第8図は水素圧と水素貯蔵な命中の水素量との
関係を示す線図、第9図は水素貯蔵合金への水素吸収時
の放出側水素濃度と時間との関係を示す線図、第10図
は高純度水素ガスによる他成分ガスのパージを行なった
場合と行なわない場合の製品ガス回収段階における水素
貯蔵合金を充填した容器から放出される水素放出量とそ
の水素ガス濃度の変化を示す線図、第11図はこの発明
の一実施例における水素の連続分離、精製方法の一部を
示す系統図、第12図はこの発明の他の一実施例におけ
る水素の連続分離、精製方法の一部を示す系統図である
。 図において、■1〜V20はバルブである。 特許出願人  株式会社日本製鋼所 日  (明o)  C(ヨ ばつ 脈 ■ 鍜 ヨ峯ン (%)腟酊峯* 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水素を含む原料ガスを、1個又は直列に連結した複数個
    の水素貯蔵合金を含む容器の第1容器に導入しながら、
    原料ガス中の水素を水素貯蔵合金に吸収させると共に第
    1容器内の残留ガスを第1容器の外に放出させ、水素貯
    蔵合金が水素を吸収しなくなった時点で第1容器への原
    料ガスの導入を止め、 第1容器中の水素貯蔵合金に吸収されている水素を第1
    容器中の水素貯蔵合金の平衡圧より低い平衡圧となるよ
    うに調節した水素貯蔵合金を含む第2容器に導入し、第
    1容器中の水素を第2容器中の水素貯蔵合金に吸収させ
    、順次この操作を繰り返して最終容器中の水素貯蔵合金
    に水素を移動吸収させた後に、最終容器中の水素貯蔵合
    金に吸収されている水素ガスの平衡圧より高い圧力の高
    濃度水素を含むガスを最終容器に導入し該最終容器中の
    残留ガスを放出させて原料ガスホルダーに戻し、 次いで、最終容器中の水素貯蔵合金に吸収されている水
    素を放出回収することを特徴とする水素貯蔵合金を利用
    した高濃度水素ガスの分離、精製方法。
JP60264947A 1985-11-27 1985-11-27 水素貯蔵合金を利用した高濃度水素ガスの分離、精製方法 Pending JPS62128902A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6068683A (en) * 1993-05-20 2000-05-30 The Regents Of The University Of California Apparatus for separating and collecting hydrogen gas
JP2010248037A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Kobe Steel Ltd 水素精製法および水素吸蔵合金反応容器
JP2012254900A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Kobe Steel Ltd 高純度水素精製方法

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