JPS6212796B2 - - Google Patents

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JPS6212796B2
JPS6212796B2 JP20078582A JP20078582A JPS6212796B2 JP S6212796 B2 JPS6212796 B2 JP S6212796B2 JP 20078582 A JP20078582 A JP 20078582A JP 20078582 A JP20078582 A JP 20078582A JP S6212796 B2 JPS6212796 B2 JP S6212796B2
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JP
Japan
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formula
compound represented
compound
ether
reacting
Prior art date
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Expired
Application number
JP20078582A
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Japanese (ja)
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JPS58131990A (en
Inventor
Takeshi Ooishi
Tadashi Nakada
Hiroyuki Akita
Takanobu Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP20078582A priority Critical patent/JPS58131990A/en
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Publication of JPS6212796B2 publication Critical patent/JPS6212796B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、新規なセスキテルペン誘導体及びそ
の製造法に関するものである。 本発明の化合物は、一般式 (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされるセスキテルペン誘導体であり、次の
化合物によつて代表される。 本発明の化合物は、後述の実施例に記載の物理
的性質を有する文献未載の新規化合物である。本
発明の化合物は、既知物質バーバーガナール
(warburganal)を全合成する際の重要な中間体
となるものであり、最終合成物質の前記バーバー
ガナールは天然物として東アフリカの植物バーバ
ーギア(Warburgia)より抽出成分として単離さ
れ、その構造式も決定されており、その生理活性
は夜盗蛾(army warm)に対する強力な摂食阻
止物質(antifeedant)として作用する有用物質
として知られている〔Chem.Comm.、p.1013
(1976)参照〕。 本発明の化合物は、前記バーバーガナールの全
合成に際して次の工程により重要な中間体として
有用性をもつものである。 なお、上記工程において、出発物質7−オキソ
インドリメニン(7−oxoisodrimenin)は、すで
に天然物として単離されているイソドリメニン
(isodrimenine)〔J.Chem.Soc.、p.4685(1960)
参照〕を酸化剤、特にクロム酸で処理することに
より容易且つ高収率で得られ〔H.H.Appel、
etal;J.C.S、4685(1960)参照〕、また原料のイ
ソドリメニンは本発明者により、l−アビエチン
酸より誘導されるセスキテルペン誘導体としてす
でに全合成が達成されており、容易に入手可能で
ある〔特願昭52−38628号(特開昭53−124256号
公報)参照〕。また、入手の容易なβ−ヨノン
(β−lonone)から極めて短工程でイソドリメニ
ンを合成し得ることも本発明者により達成されて
いる(特願昭53−110359号明細書)。 上記工程を説明すると、出発物質7−オキソイ
ソドリメニンをまずケタール体に誘導し、次いで
ケトン体、ジアセテート体、エポキシ体、トリオ
ール体、シリル体、カルボネート体、アルコール
体、アルデヒド体、ケタール体、ジオール体及び
アルデヒド体にそれぞれ変換して前記バーバーガ
ナールを合成することができる。 これを工程に従つて説明すると、まず、出発物
質7−オキソイソドリメニン(2)をジアルコールと
有機酸で処理し、還流することによりケタール体
(3)が高収率で得られる。 得られたケタール体(3)を有機溶媒中で還元試薬
と作用させてケトン体(4)に高収率で導くことがで
きる。 得られたケトン体(4)を溶媒中、アセチル化剤と
反応させることによつてジアセテート体5を高収
率で得ることができる。 得られたジアセテート体(5)をアルカリ水溶液の
存在下で過酸化物で処理することによりエポキシ
体(6)が高収率で得られる。 得られたエポキシ体(6)をヒドラジンハイドレー
トと反応させて二重結合を導入してトリオール体
(7)が得られる。 得られたトリオール体(7)をイミダゾール及びト
リアルキルシリルクロライドと反応させてアリー
ル基の水酸基を保護した本発明の化合物、シリル
体(8)を得ることができる。 得られたシリル体(8)をホスゲンまたはカルボニ
ルイミダゾールと還流せしめてグライコールをカ
ーボネートで保護したカーボネート体(9)が高収率
で得られる。 得られたカーボネート体(9)を有機酸で処理する
ことにより前記シリルをアルコールに戻し、アル
コール体(10)が定量的に得られる。 得られたアルコール体(10)を酸化剤と反応させる
とアルデヒド体(11)が高収率で得られる。 得られたアルデヒド体(11)を更にアセタールで保
護するためにジアルコールと有機酸で処理するこ
とによりアルカリに安定なケタール体(12)が得られ
る。 得られたケタール体(12)をアルカリで処理するこ
とによりジオール体(13)が高収率で得られる。 得られたジオール体(13)を塩基性または中性
の条件下で酸化剤と反応させてアルデヒド体
(14)を得る。 かくして得られたアルデヒド体(14)を有機酸
と反応させると、前記バーバーガナール(15)が
得られる。 このようにして合成されたバーバーガナール
(15)は、天然物のバーバーガナールの物理的性
質と完全に一致する。 本発明の化合物は、次の方法により製造するこ
とができる。 即ち、前記7−オキソイソドリメニン(2)をジア
ルコールと有機酸で処理し、還流することにより
ケタール体(3)が高収率で得られる。 この際の有機酸としては、p−トルエンスルホ
ン酸、カンフアースルホン酸等の有機酸が用いら
れ、溶媒としてベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素、ジアルコール類としては、エチレングリ
コール、1・3−プロパンジオール等を用いるこ
とができ、特にベンゼン溶液中、p−トルエンス
ルホン酸、エチレングリコールを用いた場合が好
適である。 この際の反応温度及び反応時間は特に限定され
ないが、それぞれ80〜150℃及び4〜12時間が好
適である。 得られたケタール体(3)を有機溶媒中で還元試薬
と作用させてケトン体(4)に高収率で導くことがで
きる。 上記反応において、還元試薬としては、水素化
リチウムアルミニウムが好適に用いられ、溶媒と
しては、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類が用いられ、特に無水エーテ
ル中、水素化リチウムアルミニウムを用いた場合
が好適である。 反応温度及び反応時間は特に限定されることな
く、それぞれ室温及び2〜12時間が好適である。 得られたケトン体(4)を溶媒中、アセチル化剤と
反応させることによつてジアセテート体(5)を高収
率で得ることができる。この際のアセチル化剤と
しては、無水酢酸−ピリジンや塩化アセチル−ピ
リジン等を用い得るが、特に無水酢酸−ピリジン
の場合においてすぐれた結果が得られる。 上記反応において、反応温度及び反応時間は特
に限定されず、特に室温で4〜12時間において好
適な結果が得られる。 得られたジアセテート体(5)をアルカリ水溶液の
存在下で過酸化物で処理することによりエポキシ
体(6)が高収率で得られる。 この際のアルカリとしては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の水溶液を用い、過酸化物
としては、過酸化水素、t−ブチルハイドロパー
オキサイド等が用いられ、溶媒はアルコール類、
エーテル等を用い得るが、水酸化ナトリウムの存
在下、メタノール溶媒中、過酸化水素を用いる場
合が特に好適である。 反応温度及び反応時間は特に限定されないが、
0℃附近及び1〜4時間が好適である。 得られたエポキシ体(6)をヒドラジンハイドレー
トと反応させて二重結合を導入してトリオール体
(7)を得る。 ヒドラジンとしては100%ヒドラジンハイドレ
ートが好適であり、溶媒は特に必要なく、無溶媒
中においても有利に反応は進行する。 反応温度及び反応時間は特に限定されないが、
120℃附近(室温でも可)及び10〜30分が好適で
ある 得られたトリオール体(7)をイミダゾール及びト
リアルキルシリルクロライドと反応させてアリー
ル基の水酸基を保護した本発明の化合物、シリル
体(8)を得ることができる。 この反応において、トリアルキルシリルクロラ
イドとしてジメチルt−ブチルシリルクロライド
が好適な結果を与える。 溶媒は、DMF(ジメチルホルムアミド)、
DMSO(ジメチルスルホキシド)、酢酸エステル
等の有機溶媒を適宜用いることが出来、特に
DMFが好適である。 反応温度及び反応時間は特に限定されないが、
特に−10゜〜0℃及び10〜60分が好適である。 更に、得られたシリル体(8)をホスゲンまたはカ
ルボニルイミダゾールと還流せしめてグライコー
ルでカーボネートを保護したカーボネート体(9)が
高収率で得られる。この反応において、ホスゲン
が用い得るが、危険なガス状物質のため、N・
N′−カルボニルイミダゾールが好適に用いられ
る。溶媒としては、ベンゼン、クロロホルム等の
有機溶媒が用いられる。また、反応温度及び反応
時間は特に限定されないが、特に90℃附近及び30
〜60分が好適である。 得られたカーボネート体(9)を有機酸で処理する
ことにより前記シリルをアルコールに戻し、アル
コール体(10)が定量的に得られる。 この反応に用いる有機酸としては、カンフア−
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、トリフル
オロ酢酸、酢酸等の有機酸が用いられ、溶媒とし
てアルコール類、エーテル類等を用いることがで
き、特にメタノール中、カンフア−スルホン酸を
用いた場合が好適である。 この際の反応温度及び反応時間は特に限定され
ないが、特に室温で3〜5時間において良好な結
果が得られる。 得られたアルコール体(10)を酸化剤と反応させる
とアルデヒド体(11)が高収率で得られる。 この酸化反応における酸化剤としてはジヨーン
ズ(Jones)試薬(希硫酸中の無水クロム酸)が
好適に用いられ、また溶媒はアセトンが特に有効
的に用いられ、反応温度及び反応時間は特に限定
されないが、それぞれ−10゜〜0℃及び5〜30分
程の短時間で反応は進行する。 得られたアルデヒド体(11)を更にアセタールで保
護するためにジアルコールと有機酸で処理するこ
とによりアルカリに安定なケタール体(12)が得られ
る。 この際の有機酸としては、p−トルエンスルホ
ン酸、カンフア−スルホン酸等の有機酸が用いら
れ、溶媒としてはベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素が用いられ、ジアルコールとしては、エ
チレングリコール、1・3−プロパンジオール等
を用いることができ、特にベンゼン溶液中、p−
トルエンスルホン酸、1・3−プロパンジオール
を用いた場合が好適である。 この際の反応温度及び反応時間は特に限定され
ないが、それぞれ80〜150℃及び10〜30分程度の
短時間でよく反応する。 得られたケタール体(12)をアルカリで処理するこ
とによりジオール体(13)が高収率で得られる。 この際のアルカリとしては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の水溶液を用い、溶媒とし
てはエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等のエーテル類を用い得るが、特にジオキサン溶
液中、水酸化ナトリウムを用いた場合が好適であ
る。 反応温度及び反応時間は特に限定されないが、
室温で1〜3時間が好適である。 以下に、本発明の化合物の製造法を実施例によ
り具体的に説明する。 参考例 1 (±)−イソドリメニン(1)318mgの酢酸溶液30ml
にクロム酸400mgを加えて50℃で4時間撹拌す
る。反応後、水を加えてエーテル抽出し、エーテ
ル層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩
水で洗浄後、芒硝乾燥する。 次いで、溶媒留去すると、油状物301mgが得ら
れる。これをシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(Lobar column;ヘキサン:酢酸エーテル=
3:1)に付し、7−オキソイソドリメニン(2)
239mgを得る。これを更にn−ヘキサン−エーテ
ルより再結晶すると無色プリズム晶を得る。 (物質的性質) 融点:107−109℃ 元素分析値:(計算値)C、72.55 H、8.12 (実測値)C、72.41 H、8.12 赤外吸収スペクトル(CCl4)(IR):νnax
1770、1680cm-1 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3)(NMR):0.93
(Me) 0.97(Me) 1.28(Me) 4.81(S;−〓−O−C ) 実施例 1 参考例1で得られた7−オキソイソドリメニン
(2)254mgのベンゼン溶液20mlにエチレングリコー
ル2mlとp−トルエンスルホン酸30mgを加えてデ
イーン−スタルク(Dean−Stark)の装置で一晩
還流する。反応後、ベンゼン層を10%炭酸ナトリ
ウム水、飽和食塩水で洗浄後硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒留去後、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイー(Lobar column;ヘキサン:酢酸
エーテル=3:1)に付し、ケタール体(3)281mg
を得る。 これを更にn−ヘキサン−エーテルより再結晶
すると、無色プリズム晶を得る。 (物理的性質) 融点:88.5−89.5℃ 元素分析値:(計算値)C、69.84 H、8.27 (実測値)C、69.82 H、8.27 IR(CCl4):νnax 1760cm-1 NMR(CDCl3):0.88(Me) 0.92(Me) 1.16(Me) ca 3.8〜4.2(m、−OC 2O−) 4.68(S;
The present invention relates to a novel sesquiterpene derivative and a method for producing the same. The compounds of the present invention have the general formula (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) It is a sesquiterpene derivative represented by the following compound. The compound of the present invention is a novel compound that has not been described in any literature and has the physical properties described in the Examples below. The compound of the present invention is an important intermediate in the total synthesis of the known substance warburganal, and the final synthetic substance, warburganal, is a natural product derived from the East African plant Warburgia. It was isolated as an extract component, its structural formula has been determined, and its physiological activity is known as a useful substance that acts as a powerful antifeedant against army warm [Chem.Comm ., p.1013
(1976)]. The compound of the present invention is useful as an important intermediate in the next step in the total synthesis of barbarganal. In the above step, the starting material 7-oxoisodrimenin is a compound of isodrimenine, which has already been isolated as a natural product [J.Chem.Soc., p.4685 (1960)].
[See HH Appel,
etal; JCS, 4685 (1960)], and the raw material isodorimenine has already been completely synthesized by the present inventor as a sesquiterpene derivative derived from l-abietic acid, and is easily available [Special See Application No. 52-38628 (Japanese Unexamined Patent Publication No. 53-124256)]. Furthermore, the present inventors have also succeeded in synthesizing isodorimenine from easily available β-lonone in an extremely short process (Japanese Patent Application No. 110359/1982). To explain the above process, the starting material 7-oxoisodorimenine is first induced into a ketal form, and then a ketone form, diacetate form, epoxy form, triol form, silyl form, carbonate form, alcohol form, aldehyde form, and ketal form. , the aforementioned barburganal can be synthesized by converting it into a diol form and an aldehyde form, respectively. To explain this step by step, first, the starting material 7-oxoisodorimenine (2) is treated with a dialcohol and an organic acid and refluxed to form a ketal.
(3) is obtained in high yield. The obtained ketal body (3) can be reacted with a reducing reagent in an organic solvent to lead to the ketone body (4) in high yield. By reacting the obtained ketone body (4) with an acetylating agent in a solvent, diacetate body 5 can be obtained in high yield. Epoxy compound (6) can be obtained in high yield by treating the obtained diacetate compound (5) with a peroxide in the presence of an aqueous alkali solution. The obtained epoxy body (6) is reacted with hydrazine hydrate to introduce a double bond and form a triol body.
(7) is obtained. The obtained triol compound (7) can be reacted with imidazole and trialkylsilyl chloride to obtain a silyl compound (8), which is a compound of the present invention in which the hydroxyl group of the aryl group is protected. The obtained silyl compound (8) is refluxed with phosgene or carbonylimidazole to obtain a carbonate compound (9) in which glycol is protected with carbonate in a high yield. The obtained carbonate (9) is treated with an organic acid to convert the silyl back into alcohol, and the alcohol (10) is quantitatively obtained. When the obtained alcohol compound (10) is reacted with an oxidizing agent, the aldehyde compound (11) is obtained in high yield. The obtained aldehyde (11) is further treated with a dialcohol and an organic acid to protect it with an acetal, thereby obtaining an alkali-stable ketal (12). By treating the obtained ketal (12) with an alkali, the diol (13) can be obtained in high yield. The obtained diol (13) is reacted with an oxidizing agent under basic or neutral conditions to obtain an aldehyde (14). When the aldehyde compound (14) thus obtained is reacted with an organic acid, the above-mentioned barburganal (15) is obtained. Barbaganal (15) synthesized in this way completely matches the physical properties of the natural product Barbaganal. The compound of the present invention can be produced by the following method. That is, the ketal compound (3) can be obtained in high yield by treating the 7-oxoisodorimenine (2) with a dialcohol and an organic acid and refluxing it. In this case, organic acids such as p-toluenesulfonic acid and camphorsulfonic acid are used, aromatic hydrocarbons such as benzene and toluene are used as solvents, and ethylene glycol, 1.3 -Propanediol etc. can be used, and it is particularly preferable to use p-toluenesulfonic acid or ethylene glycol in a benzene solution. The reaction temperature and reaction time at this time are not particularly limited, but are preferably 80 to 150°C and 4 to 12 hours, respectively. The obtained ketal body (3) can be reacted with a reducing reagent in an organic solvent to lead to the ketone body (4) in high yield. In the above reaction, lithium aluminum hydride is suitably used as the reducing reagent, and ethers such as ether, dioxane, and tetrahydrofuran are used as the solvent. In particular, when lithium aluminum hydride is used in anhydrous ether, suitable. The reaction temperature and reaction time are not particularly limited, and room temperature and 2 to 12 hours are suitable, respectively. By reacting the obtained ketone body (4) with an acetylating agent in a solvent, diacetate body (5) can be obtained in high yield. As the acetylating agent in this case, acetic anhydride-pyridine, acetyl chloride-pyridine, etc. can be used, but especially excellent results are obtained in the case of acetic anhydride-pyridine. In the above reaction, the reaction temperature and reaction time are not particularly limited, and particularly suitable results are obtained at room temperature for 4 to 12 hours. Epoxy compound (6) can be obtained in high yield by treating the obtained diacetate compound (5) with a peroxide in the presence of an aqueous alkali solution. The alkali used in this case is an aqueous solution of sodium hydroxide, potassium hydroxide, etc., the peroxide used is hydrogen peroxide, t-butyl hydroperoxide, etc., and the solvent is alcohol,
Although ether and the like can be used, it is particularly preferred to use hydrogen peroxide in methanol solvent in the presence of sodium hydroxide. The reaction temperature and reaction time are not particularly limited, but
A temperature around 0° C. and a time of 1 to 4 hours is suitable. The obtained epoxy body (6) is reacted with hydrazine hydrate to introduce a double bond and form a triol body.
We get (7). As the hydrazine, 100% hydrazine hydrate is suitable, and a solvent is not particularly required, and the reaction proceeds advantageously even in the absence of a solvent. The reaction temperature and reaction time are not particularly limited, but
Around 120°C (room temperature is also possible) and 10 to 30 minutes are suitable.The compound of the present invention, silyl compound, in which the obtained triol compound (7) is reacted with imidazole and trialkylsilyl chloride to protect the hydroxyl group of the aryl group. (8) can be obtained. In this reaction, dimethyl t-butylsilyl chloride gives suitable results as the trialkylsilyl chloride. The solvent is DMF (dimethylformamide),
Organic solvents such as DMSO (dimethyl sulfoxide) and acetate can be used as appropriate, especially
DMF is preferred. The reaction temperature and reaction time are not particularly limited, but
In particular, -10° to 0°C and 10 to 60 minutes are preferred. Further, the obtained silyl compound (8) is refluxed with phosgene or carbonylimidazole to obtain a carbonate compound (9) in which the carbonate is protected with glycol in a high yield. In this reaction, phosgene can be used, but since it is a dangerous gaseous substance, N.
N'-carbonylimidazole is preferably used. As the solvent, organic solvents such as benzene and chloroform are used. In addition, the reaction temperature and reaction time are not particularly limited, but especially around 90°C and 30°C.
~60 minutes is preferred. The obtained carbonate (9) is treated with an organic acid to convert the silyl back into alcohol, and the alcohol (10) is quantitatively obtained. As the organic acid used in this reaction, camphor
Organic acids such as sulfonic acid, p-toluenesulfonic acid, trifluoroacetic acid, and acetic acid are used, and alcohols, ethers, etc. can be used as the solvent, and it is particularly preferable to use camphor sulfonic acid in methanol. It is. The reaction temperature and reaction time at this time are not particularly limited, but particularly good results are obtained at room temperature for 3 to 5 hours. When the obtained alcohol compound (10) is reacted with an oxidizing agent, the aldehyde compound (11) is obtained in high yield. Jones' reagent (chromic anhydride in dilute sulfuric acid) is preferably used as the oxidizing agent in this oxidation reaction, and acetone is particularly effectively used as the solvent, and the reaction temperature and reaction time are not particularly limited. , the reaction proceeds at -10° to 0°C and in a short time of about 5 to 30 minutes. The obtained aldehyde (11) is further treated with a dialcohol and an organic acid to protect it with an acetal, thereby obtaining an alkali-stable ketal (12). In this case, organic acids such as p-toluenesulfonic acid and camphorsulfonic acid are used, aromatic hydrocarbons such as benzene and toluene are used as solvents, and as dialcohols, ethylene glycol, 1,3-propanediol etc. can be used, especially in benzene solution, p-
Preferably, toluenesulfonic acid and 1,3-propanediol are used. Although the reaction temperature and reaction time at this time are not particularly limited, the reaction is well performed in a short time of about 80 to 150°C and about 10 to 30 minutes, respectively. By treating the obtained ketal (12) with an alkali, the diol (13) can be obtained in high yield. As the alkali in this case, an aqueous solution such as sodium hydroxide or potassium hydroxide can be used, and as the solvent, ethers such as ether, dioxane, and tetrahydrofuran can be used, but in particular, it is preferable to use sodium hydroxide in the dioxane solution. suitable. The reaction temperature and reaction time are not particularly limited, but
1 to 3 hours at room temperature is suitable. EXAMPLES Below, the method for producing the compound of the present invention will be specifically explained with reference to Examples. Reference example 1 (±)-Isodorimenine (1) 318 mg in acetic acid solution 30 ml
Add 400 mg of chromic acid to the mixture and stir at 50°C for 4 hours. After the reaction, water is added and extracted with ether, and the ether layer is washed with water, saturated aqueous sodium bicarbonate, and saturated brine, and then dried over sodium sulfate. The solvent is then evaporated to give 301 mg of an oil. This was subjected to silica gel column chromatography (Lobar column; hexane:acetic ether =
3:1) and 7-oxoisodorimenine (2)
Get 239mg. This is further recrystallized from n-hexane-ether to obtain colorless prism crystals. (Material properties) Melting point: 107-109℃ Elemental analysis value: (calculated value) C, 72.55 H, 8.12 (actual value) C, 72.41 H, 8.12 Infrared absorption spectrum (CCl 4 ) (IR): ν nax
1770, 1680cm -1 Nuclear Magnetic Resonance Spectrum ( CDCl3 ) (NMR): 0.93
(Me) 0.97(Me) 1.28(Me) 4.81(S;-〓-O- C H2 ) Example 1 7-oxoisodorimenine obtained in Reference Example 1
(2) Add 2 ml of ethylene glycol and 30 mg of p-toluenesulfonic acid to 20 ml of a 254 mg benzene solution and reflux overnight in a Dean-Stark apparatus. After the reaction, the benzene layer is washed with 10% sodium carbonate water and saturated saline, and then dried over magnesium sulfate. After distilling off the solvent, it was subjected to silica gel column chromatography (Lobar column; hexane:acetic acid ether = 3:1) to obtain 281 mg of the ketal form (3).
get. When this is further recrystallized from n-hexane-ether, colorless prism crystals are obtained. (Physical properties) Melting point: 88.5-89.5℃ Elemental analysis values: (calculated value) C, 69.84 H, 8.27 (actual value) C, 69.82 H, 8.27 IR (CCl 4 ): ν nax 1760cm -1 NMR (CDCl 3 ): 0.88( Me ) 0.92(Me) 1.16(Me) ca 3.8 ~ 4.2(m, -OC H2CH2O- ) 4.68(S;

【式】) 実施例 2 実施例1で得られたケタール体(3)3.3gの無水
エーテル溶液100mlに水素化リチウムアルミニウ
ム2gを加えて室温で2時間30分撹拌する。反応
後、水、10%HClを加えてエーテル抽出し、エー
テル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒留去すると、ケトン体(4)2.960
gが得られる。 (物理的性質) 質量分析(Mass)(高分解能マススペクトル):
m/e:234(M+−H2O) IR(CCl4):νnax 3400、1665cm-1 NMR(CDCl3):0.88(Me) 0.92(Me) 1.15(Me) 実施例 3 実施例2で得られたケトン体(4)2.960gのピリ
ジン溶液10mlに無水酢酸10mlを加えて室温で4時
間放置する。反応後、冷却下に水を加えてエーテ
ル抽出し、エーテル層を10%HCl、10%
Na2CO3、飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒留去後、シリカゲルクロマト
グラフイー(ヘキサン:エーテル=1:1)に付
し、ジアセテート体(5)2.550gを得る。 これを更にn−ヘキサン−エーテルより再結晶
すると、無色針状結晶を得る。 (物理的性質) 融点:87−88℃ 元素分析値:(計算値)C、67.83 H、8.39 (実測値)C、67.89 H、8.36 IR(CCl4):νnax 1745、1680cm-1 NMR(CDCl3):0.91(Me) 0.94(Me) 1.18(Me) 2.00(OAc) 2.05(OAc) 実施例 4 実施例3で得られたジアセテート体(5)1.060g
のメタノール溶液30mlに30%過酸化水素5ml、次
いで10%水酸化ナトリウム2.5mlを加えて0℃で
1時間撹拌する。反応後、溶媒留去してエーテル
抽出し、エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒留去すると、エポ
キシ体(6)の結晶835mgを得る。これを更にエーテ
ル−ヘキサンで再結晶すると、無色針状結晶を得
る。 (物理的性質) 融点:117−118℃ 元素分析値:計算値 C:67.13 H:9.02 実測値 C:67.11 H:9.08 IR(CHCl3):νnax 3590、3460、1695cm-1 NMR(CDCl3):δ 0.84(Me) 0.86(Me) 1.13(Me) 実施例 5 実施例4で得られたエポキシ体(6)835mgに100%
NH2NH2・H2O12mlを加えて120℃で15分間加熱
する。反応後、エーテル抽出してエーテル層を飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒留去すると、トリオール体(7)720mgが得
られる。一部を分取薄層クロマトグラフイー(シ
リカゲル:酢酸エチル)に付した後、エーテルよ
り再結晶すると、無色プリズム晶となる。 (物理的性質) 融点:137−138℃ Mass:m/e:223(M+−CH2OH) IR(CHCl3):νnax 3470cm-1 NMR(CDCl3):0.80(Me) 0.90(Me) 0.92(Me) 5.86(broad、7−H) 実施例 6 実施例5で得られたトリオール体(7)106mgのジ
メチルホルムアミド溶液2mlにイミダゾール85mg
を加え、次いでジメチルt−ブチルシリルクロラ
イド63mgのジメチルホルムアミド溶液1mlを加
え、氷冷下で20分間撹拌する。反応後、エーテル
抽出し、エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸
マグネシウムにて乾燥する。溶媒留去した後、分
取薄層クロマトグラフイー(シリカゲル;ヘキサ
ン:エーテル=1:1)に付し、シリル体(8)84mg
を得る。 (物理的性質) Mass:m/e:337(M+−CH2OH) IR(CHCl3):νnax 3420cm-1 NMR(CDCl3):5.81(broad;7−H) 参考例 2 実施例6で得られたシリル体(8)194mgのベンゼ
ン溶液15mlにN・N′−カルボニルジイミダゾー
ル342mgを加えて30分間還流する。次いで、エー
テルを加えて飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、溶媒留去すると、カーボネート体
(9)224mgが得られる。n−ヘキサンより再結晶す
ると、微細無色針状結晶となる。 (物理的性質) 融点:59〜60℃ 元素分析値:(計算値)C、66.96 H、9.71 (実測値)C、67.26 H、9.73 IR(CHCl3):νnax 1785cm-1 NMR(CDCl3):4.17(S;−C〓−OSi) 4.32(d、J=9、
[Formula]) Example 2 To 100 ml of an anhydrous ether solution containing 3.3 g of the ketal compound (3) obtained in Example 1, 2 g of lithium aluminum hydride was added, and the mixture was stirred at room temperature for 2 hours and 30 minutes. After the reaction, water and 10% HCl are added and extracted with ether. The ether layer is washed with saturated brine and dried over magnesium sulfate. When the solvent is distilled off, the ketone body (4) 2.960
g is obtained. (Physical properties) Mass spectrometry (high resolution mass spectrum):
m/e: 234 (M + −H 2 O) IR (CCl 4 ): ν nax 3400, 1665 cm -1 NMR (CDCl 3 ): 0.88 (Me) 0.92 (Me) 1.15 (Me) Example 3 10 ml of acetic anhydride is added to 10 ml of a pyridine solution containing 2.960 g of the ketone body (4) obtained in Example 2, and the mixture is left at room temperature for 4 hours. After the reaction, water was added under cooling and ether extraction was performed, and the ether layer was diluted with 10% HCl and 10%
After washing with Na 2 CO 3 and saturated saline, drying with magnesium sulfate. After distilling off the solvent, the residue was subjected to silica gel chromatography (hexane:ether=1:1) to obtain 2.550 g of diacetate (5). When this is further recrystallized from n-hexane-ether, colorless needle crystals are obtained. (Physical properties) Melting point: 87-88℃ Elemental analysis value: (calculated value) C, 67.83 H, 8.39 (actual value) C, 67.89 H, 8.36 IR (CCl 4 ): ν nax 1745, 1680 cm -1 NMR ( CDCl 3 ): 0.91 (Me) 0.94 (Me) 1.18 (Me) 2.00 (OAc) 2.05 (OAc) Example 4 1.060 g of diacetate compound (5) obtained in Example 3
5 ml of 30% hydrogen peroxide and then 2.5 ml of 10% sodium hydroxide were added to 30 ml of methanol solution of 30% and stirred at 0°C for 1 hour. After the reaction, the solvent is distilled off and extracted with ether. The ether layer is washed with saturated brine and dried over magnesium sulfate. The solvent was distilled off to obtain 835 mg of crystals of epoxy compound (6). When this is further recrystallized from ether-hexane, colorless needle crystals are obtained. (Physical properties) Melting point: 117-118℃ Elemental analysis value: Calculated value C: 67.13 H: 9.02 Actual value C: 67.11 H: 9.08 IR (CHCl 3 ): ν nax 3590, 3460, 1695 cm -1 NMR (CDCl 3 ): δ 0.84 (Me) 0.86 (Me) 1.13 (Me) Example 5 100% to 835 mg of epoxy body (6) obtained in Example 4
Add 12 ml of NH 2 NH 2 .H 2 O and heat at 120°C for 15 minutes. After the reaction, the mixture is extracted with ether, and the ether layer is washed with saturated brine and dried over magnesium sulfate. After evaporation of the solvent, 720 mg of the triol compound (7) is obtained. After subjecting a portion to preparative thin layer chromatography (silica gel: ethyl acetate), recrystallization from ether yields colorless prism crystals. (Physical properties) Melting point: 137-138℃ Mass: m/e: 223 (M + -CH 2 OH) IR (CHCl 3 ): ν nax 3470 cm -1 NMR (CDCl 3 ): 0.80 (Me) 0.90 (Me ) 0.92 (Me) 5.86 (broad, 7-H) Example 6 Add 85 mg of imidazole to 2 ml of dimethylformamide solution containing 106 mg of the triol compound (7) obtained in Example 5.
Then, 1 ml of a solution of 63 mg of dimethyl t-butylsilyl chloride in dimethylformamide was added, and the mixture was stirred for 20 minutes under ice cooling. After the reaction, the mixture is extracted with ether, and the ether layer is washed with saturated brine and dried over magnesium sulfate. After distilling off the solvent, it was subjected to preparative thin layer chromatography (silica gel; hexane:ether = 1:1) to obtain 84 mg of silyl compound (8).
get. (Physical properties) Mass: m/e: 337 (M + -CH 2 OH) IR (CHCl 3 ): ν nax 3420 cm -1 NMR (CDCl 3 ): 5.81 (broad; 7-H) Reference example 2 342 mg of N.N'-carbonyldiimidazole was added to 15 ml of a benzene solution containing 194 mg of the silyl compound (8) obtained in Example 6, and the mixture was refluxed for 30 minutes. Next, after adding ether and washing with saturated saline, drying over magnesium sulfate and distilling off the solvent, the carbonate form was obtained.
(9) 224 mg is obtained. When recrystallized from n-hexane, fine colorless needle crystals are obtained. (Physical properties) Melting point: 59-60℃ Elemental analysis value: (calculated value) C, 66.96 H, 9.71 (actual value) C, 67.26 H, 9.73 IR (CHCl 3 ): ν nax 1785 cm -1 NMR (CDCl 3 ): 4.17 (S; −C〓 2 −OSi) 4.32 (d, J=9,

【式】) 4.75(d、J=9、【formula】) 4.75 (d, J=9,

【式】) 6.05(broad、7−H) 参考例 3 参考例2で得られたカーボネート体(9)63mgのメ
タノール溶液6mlにカンフア−スルホン酸15mgを
加え、3時間室温で撹拌する。反応後、溶媒留去
し、エーテル塩化メチレン抽出し、エーテル−塩
化メチレン溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水、飽
和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。 溶媒留去後、n−ヘキサン−エーテルで結晶化
し、アルコール体(10)45mgが得られる。n−ヘキサ
ン−ベンゼンで再結晶すると、無色針状結晶とな
る。 (物理的性質) 融点:146−149℃ 元素分析値:(計算値)C、68.54 H、8.63 (実測値)C、68.98 H、8.80 IR(CHCl3):νnax 3600、3400、1785cm-1 NMR(CDCl3):0.82(Me) 0.90(Me) 0.92(Me) 4.19(S;2H、CH2−OH) 4.36(d、J=9、
[Formula]) 6.05 (broad, 7-H) Reference example 3 15 mg of camphor sulfonic acid was added to 6 ml of a methanol solution containing 63 mg of the carbonate compound (9) obtained in Reference Example 2, and the mixture was stirred at room temperature for 3 hours. After the reaction, the solvent was distilled off, the mixture was extracted with ether and methylene chloride, and the ether-methylene chloride solution was washed with saturated aqueous sodium bicarbonate and saturated brine, and then dried over magnesium sulfate. After distilling off the solvent, the residue was crystallized from n-hexane-ether to obtain 45 mg of alcohol compound (10). Recrystallization from n-hexane-benzene gives colorless needle-like crystals. (Physical properties) Melting point: 146-149℃ Elemental analysis values: (calculated value) C, 68.54 H, 8.63 (actual value) C, 68.98 H, 8.80 IR (CHCl 3 ): ν nax 3600, 3400, 1785 cm -1 NMR (CDCl 3 ): 0.82 (Me) 0.90 (Me) 0.92 (Me) 4.19 (S; 2H, CH 2 −OH) 4.36 (d, J=9,

【式】) 4.71(d、J=9、【formula】) 4.71 (d, J=9,

【式】) 6.15(dd、J=5、2;vinyl H) 参考例 4 参考例3で得られたアルコール体(10)69mgのアセ
トン溶液6mlに氷冷撹拌下、ジヨーンズ
(Jones)試薬6滴を加えた後、5分間撹拌す
る。反応後、イソプロパノールを加えて溶媒留去
し、水を加えた後、エーテル−塩化メチレン抽出
し、エーテル−塩化メチレン溶液を飽和食塩水、
飽和炭酸水素ナトリウム、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒留去すると、
アルデヒド体(11)69mgが得られる。ベンゼン−n−
ヘキサンより再結晶すると、無色針状結晶とな
る。 (物理的性質) 融点:133−135℃ 元素分析値:(計算値)C、69.04 H、7.97 (実測値)C、68.97 H、8.13 IR(CHCl3):νnax 1790、1695cm-1 NMR(CDCl3):δ 0.83(Me) 0.94(Me) 0.96(Me) 4.34(d、J=9、
[Formula]) 6.15 (dd, J=5, 2; vinyl H) Reference example 4 To 6 ml of an acetone solution containing 69 mg of the alcohol compound (10) obtained in Reference Example 3, 6 drops of Jones' reagent were added while stirring on ice, and the mixture was stirred for 5 minutes. After the reaction, isopropanol was added and the solvent was distilled off, water was added, ether-methylene chloride extraction was carried out, and the ether-methylene chloride solution was diluted with saturated brine,
After washing with saturated sodium bicarbonate and saturated saline,
Dry with magnesium sulfate. When the solvent is distilled off,
69 mg of aldehyde compound (11) is obtained. benzene-n-
Recrystallization from hexane gives colorless needle-shaped crystals. (Physical properties) Melting point: 133-135℃ Elemental analysis values: (calculated value) C, 69.04 H, 7.97 (actual value) C, 68.97 H, 8.13 IR (CHCl 3 ): ν nax 1790, 1695 cm -1 NMR ( CDCl 3 ): δ 0.83 (Me) 0.94 (Me) 0.96 (Me) 4.34 (d, J=9,

【式】) 4.62(d、J=9、【formula】) 4.62 (d, J=9,

【式】) 7.21(d、d、J=5、2;7−H) 9.40(S;CHO) 参考例 5 参考例4で得られたアルデヒド体(11)308mgのベ
ンゼン溶液40mlに1・3−プロパンジオール1.5
mlとp−トルエンスルホン酸少量を加え、デイー
ン−スタルク(Dean−Stark)の装置で15分還流
する。反応後、エーテルを加えてエーテル層を10
%炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒留去後、エー
テル−ヘキサンにて結晶化させると、ケタール体
(12)360mgが得られる。 エーテル−ヘキサンより再結晶すると、無色針
状結晶となる。 (物理的性質) 融点:167−168℃ 元素分析値:(計算値)C、67.83 H、8.39 (実測値)C、67.92 H、8.42 IR(CHCl3):νnax 1780cm-1 NMR(CDCl3):δ 0.80(Me) 0.88(Me) 0.91(Me) 4.30(d、J=9;
[Formula]) 7.21 (d, d, J=5, 2; 7-H) 9.40 (S; CHO) Reference example 5 Add 1.5 ml of 1,3-propanediol to 40 ml of a benzene solution containing 308 mg of the aldehyde compound (11) obtained in Reference Example 4.
ml and a small amount of p-toluenesulfonic acid and refluxed for 15 minutes in a Dean-Stark apparatus. After the reaction, add ether to make the ether layer 10
After washing with % sodium carbonate aqueous solution and saturated saline,
Dry with magnesium sulfate. After distilling off the solvent, crystallization from ether-hexane yields a ketal form.
(12) 360 mg is obtained. Recrystallization from ether-hexane gives colorless needle-shaped crystals. (Physical properties) Melting point: 167-168℃ Elemental analysis values: (calculated value) C, 67.83 H, 8.39 (actual value) C, 67.92 H, 8.42 IR (CHCl 3 ): ν nax 1780 cm -1 NMR (CDCl 3 ): δ 0.80 (Me) 0.88 (Me) 0.91 (Me) 4.30 (d, J=9;

【式】) 5.04(S;【formula】) 5.04 (S;

【式】) 5.12(d、J=9;【formula】) 5.12 (d, J=9;

【式】) 6.31(d、d、J=5、2;7−H) 参考例 6 参考例5で得られたケタール体(12)200mgのジオ
キサン溶液10mlに10%水酸化ナトリウム溶液3ml
と水5mlを加えて1時間30分、室温で撹拌する。
反応後、エーテル抽出し、エーテル層を飽和食塩
水で洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥する。 溶媒留去後、シリカゲル・クロマトグラフイー
(ヘキサン:エーテル=1:4)に付し、ジオー
ル体(13)181mgを得る。エーテル−ヘキサンよ
り再結晶すると、無色柱状晶となる。 (物理的性質) 融点:99−100℃ 元素分析値:(計算値)C、69.64 H、9.74 (実測値)C、69.77 H、9.75 IR(CHCl3):νnax 3500cm-1 NMR(CDCl3):0.87(Me) 0.91(2XMe) 5.14(S:
[Formula]) 6.31 (d, d, J=5, 2; 7-H) Reference example 6 Add 3 ml of 10% sodium hydroxide solution to 10 ml of dioxane solution containing 200 mg of the ketal compound (12) obtained in Reference Example 5.
Add 5 ml of water and stir at room temperature for 1 hour and 30 minutes.
After the reaction, the mixture is extracted with ether, and the ether layer is washed with saturated brine and then dried over magnesium sulfate. After distilling off the solvent, the residue was subjected to silica gel chromatography (hexane:ether=1:4) to obtain 181 mg of diol compound (13). Recrystallization from ether-hexane gives colorless columnar crystals. (Physical properties) Melting point: 99-100℃ Elemental analysis values: (calculated value) C, 69.64 H, 9.74 (actual value) C, 69.77 H, 9.75 IR (CHCl 3 ): ν nax 3500cm -1 NMR (CDCl 3 ): 0.87 (Me) 0.91 (2XMe) 5.14 (S:

【式】) 6.23(broad、7−H)【formula】) 6.23 (broad, 7-H)

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物。 2 式: で表わされる化合物をヒドラジンハイドレートと
反応させ、更にイミダゾール及びトリアルキルシ
リルクロライドと反応させることを特徴とする一
般式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物の製造法。 3 式: で表わされる化合物をアルカリ性溶液の存在下、
過酸化物で処理することにより 式: で表わされる化合物をヒドラジンハイドレートと
反応させ、更にイミダゾール及びトリアルキルシ
リルクロライドと反応させることを特徴とする一
般式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物の製造法。 4 式: で表わされる化合物をアセチル化剤と反応させ
て、 式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ性
溶液の存在下、過酸化物で処理することにより 式: で表わされる化合物をヒドラジンハイドレートと
反応させ、更にイミダゾール及びトリアルキルシ
リルクロライドと反応させることを特徴とする一
般式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物の製造法。 5 式: で表わされる化合物を水素化リチウムアルミニウ
ムと反応させて式: で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化
剤と反応させて、式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ性
溶液の存在下、過酸化物で処理することにより
式: で表わされる化合物をヒドラジンハイドレートと
反応させ、更にイミダゾール及びトリアルキルシ
リルクロライドと反応させることを特徴とする一
般式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物の製造法。 6 式: で表わされる化合物をジアルコールと有機酸と反
応させて 式: で表わされる化合物を得、該化合物を水素化リチ
ウムアルミニウムと反応させて 式: で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化
剤と反応させて、式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ性
溶液の存在下、過酸化物で処理することにより 式: で表わされる化合物をヒドラジンハイドレートと
反応させ、更にイミダゾール及びトリアルキルシ
リルクロライドと反応させることを特徴とする一
般式: (但し、式中、Rは低級アルキルシラノキシ基を
示す。) で表わされる化合物の製造法。
[Claims] 1 Formula: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A compound represented by the following. 2 formula: A general formula characterized by reacting a compound represented by with hydrazine hydrate and further reacting with imidazole and trialkylsilyl chloride: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A method for producing a compound represented by the following. 3 formula: In the presence of an alkaline solution, the compound represented by
By treatment with peroxide formula: A general formula characterized by reacting a compound represented by with hydrazine hydrate and further reacting with imidazole and trialkylsilyl chloride: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A method for producing a compound represented by the following. 4 formula: By reacting the compound represented by with an acetylating agent, the formula: By obtaining a compound represented by the formula and treating the compound with a peroxide in the presence of an alkaline solution, the formula: A general formula characterized by reacting a compound represented by with hydrazine hydrate and further reacting with imidazole and trialkylsilyl chloride: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A method for producing a compound represented by the following. 5 Formula: The compound represented by is reacted with lithium aluminum hydride to form the formula: A compound represented by the formula: By treating the compound with peroxide in the presence of an alkaline solution, the formula: A general formula characterized by reacting a compound represented by with hydrazine hydrate and further reacting with imidazole and trialkylsilyl chloride: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A method for producing a compound represented by the following. 6 formula: By reacting the compound represented by the formula with a dialcohol and an organic acid, the formula: A compound represented by is obtained, and the compound is reacted with lithium aluminum hydride to obtain the formula: A compound represented by the formula: By obtaining a compound represented by the formula and treating the compound with a peroxide in the presence of an alkaline solution, the formula: A general formula characterized by reacting a compound represented by with hydrazine hydrate and further reacting with imidazole and trialkylsilyl chloride: (However, in the formula, R represents a lower alkylsilanoxy group.) A method for producing a compound represented by the following.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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