JPS6212785B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6212785B2
JPS6212785B2 JP4976580A JP4976580A JPS6212785B2 JP S6212785 B2 JPS6212785 B2 JP S6212785B2 JP 4976580 A JP4976580 A JP 4976580A JP 4976580 A JP4976580 A JP 4976580A JP S6212785 B2 JPS6212785 B2 JP S6212785B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
formula
group
alkyl group
oxyphenyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4976580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56147748A (en
Inventor
Hiroshi Yamachika
Hirotoshi Nakanishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP4976580A priority Critical patent/JPS56147748A/ja
Publication of JPS56147748A publication Critical patent/JPS56147748A/ja
Publication of JPS6212785B2 publication Critical patent/JPS6212785B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオキシフエニルマロン酸ジエステルの
製造法に関する。
本発明の目的とするオキシフエニルマロン酸ジ
エステルは強い抗菌力を有するセフアロスポリン
系抗生物質の合成原料として有用であり、本発明
の目的は該化合物を安価にしてかつ工業的に極め
て有利に製造する方法を提供することにある。
オキシフエニルマロン酸ジエステルの製造法に
ついては、オキシフエニル酢酸エステル類にヘキ
サアルキルジシラザンのアルカリ金属塩を作用さ
せたのち、二酸化炭素を作用させてオキシフエニ
ルマロン酸の半エステルを合成し、次いでこれを
エステル化する方法(特開昭54−106447号公報)
などが知られているが、この方法では極めて特殊
な試剤を使用しなければならず、またその工程も
長いなど必ずしも工業的に有利な製法とはいえな
かつた。
本発明者らは、オキシフエニルマロン酸ジエス
テルを工業的有利に製造すべく、特にオキシフエ
ニル酢酸エステル類のカルボキシ化について検討
を行なつた結果、炭酸ジアルキルと共に数多くあ
る金属アルコラートのなかでもカリウムターシヤ
リーブトキシドを用いた場合にのみ極めて高収率
で、容易にオキシフエニルマロン酸ジエステルが
一挙に得られることを見出し、本発明を完成する
に至つた。
すなわち本発明は、一般式() (式中、R1はC1〜5のアルキル基を、Xは水素原
子、C1〜5のアルキル基、アラルキル基、C1〜5
アルコキシ基またはアラルコキシ基を示す。) で示されるオキシフエニル酢酸エステル類に、カ
リウムターシヤリーブトキシドと一般式() (R22CO2 () (式中、R2はC1〜5のアルキル基を示す。) で示される炭酸ジアルキルを作用させることを特
徴とする一般式() (式中、R1、R2およびXは前記と同意義であ
る。) で示されるオキシフエニルマロン酸ジエステルの
製造法である。
上記式中におけるX、R1、R2の定義を更に詳
細に述べればアルキルとは炭素数1〜5の低級ア
ルキルを意味し、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブ
チル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネ
オペンチル、t−ペンチルなどがあげられる。ア
ラルキルとはベンジル、フエネチル、フエニルプ
ロピルなどがあげられ、これらはメチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、ニトロなどの置換基を
有していてもよい。アルコキシとは炭素数1〜5
の低級アルコキシを意味し、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ネオ
ペンチルオキシ、t−ペンチルオキシなどがあげ
られる。アラルコキシとしては、メトキシ、エト
キシ、ニトロなどの置換基を有してもよいベンジ
ル、フエネチル、フエニルプロピルなどがあげら
れる。
反応は通常溶媒の存在下もしくは非存在下に行
なわれるが、溶媒を使用する場合は非プロトン性
有機溶媒として一般に使用されている溶媒例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン、エーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、
n−ヘキサン等の単独又は混合物が用いられる。
原料である一般式()の化合物が常温で固体
である場合にはそれを溶解する溶媒を選ぶのが操
作的により好適である。
カリウムターシヤリーブトキシドの使用量は通
常一般式()化合物1モルに対して2モルから
10モルの範囲で任意であるが、好ましくは2〜6
モルの範囲である。炭酸ジアルキルの使用モル数
は一般式()化合物1モルに対し2モルから50
モルの範囲で任意であるが、好ましくは3〜30モ
ルの範囲である。10モル以下の範囲では反応によ
つて生成するアルコールを留去しながら反応を行
わしめるのが望ましい。
反応温度は通常−20℃から200℃の範囲で任意
であるが、好ましくは0℃〜150℃が採用され
る。
反応圧力については特に制限なく、常圧、加圧
いずれでもよい。反応形式は回分法、連続法いず
れでもよい。
このような反応により得られた反応混合物を塩
酸水或いは硫酸水に投入して酸析を行つた後抽
出、濃縮等の一般的な操作を行う事により高純度
の一般式()で示される目的化合物が極めて高
収率で得られる。
もし必要ならば、更に活性炭或いはアルミナ等
による脱色或いは再結晶等による精製を行つても
よい。
以下に本発明を実施例により説明する。
本発明がこれらの実施例のみに制約されるもの
でないことは言うまでもない。
実施例 1 p−オキシフエニル酢酸メチル99.7gを炭酸ジ
メチル810gに溶解し、5℃に冷却する。常に液
温が20℃以下になるように冷却しながらカリウム
ターシヤリーブトキシド299.2gを徐々に加え
る。カリウムターシヤリーブトキシド添加終了後
45〜50℃に昇温し、1時間撹拌を続ける。反応液
を10℃に冷却して12%塩酸水1100gに投入し、メ
チルイソブチルケトン300gで抽出後油層を濃縮
する。濃縮物をイソプロピルアルコール−トルエ
ン(1:1)溶媒で再結晶を行なうと121.1gの
p−オキシフエニルマロン酸ジメチルが得られ
る。(p−オキシフエニル酢酸メチルに対して収
率90%) 実施例 2 炭酸ジエチル283.2gとカリウムターシヤリー
ブトキシド119.7gをトルエン360gに溶解する。
これにp−オキシフエニル酢酸エチル72.0gを加
え、110℃まで徐々に昇温し、1.5時間から2時間
で生成するエタノールを完全に留去せしめる。反
応液を15%塩酸水390gに投入しエーテルで抽出
する。エーテル層を濃縮後、濃縮物をトルエン−
ヘプタン(9:1)溶媒で再結晶すると214.4g
のp−オキシフエニルマロン酸ジエチルが得られ
る。(p−オキシフエニル酢酸エチルに対して収
率85%) 比較例 1 実施例1と同様の方法でカリウムターシヤリー
ブトキシドのかわりにナトリウムメチラートを用
いて反応を行なうと、p−オキシフエニル酢酸メ
チルより収率3.5%でp−オキシフエニルマロン
酸ジメチルが得られる。
比較例 2 実施例2と同様の方法でカリウムターシヤリー
ブトキシドのかわりにナトリウムエチラートを用
いて反応を行なうと、p−オキシフエニル酢酸エ
チルより収率11%でp−オキシフエニルマロン酸
ジエチルが得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1はC1〜5のアルキル基を、Xは水素原
    子、C1〜5のアルキル基、アラルキル基、C1〜5
    アルコキシ基またはアラルコキシ基を示す。) で示されるオキシフエニル酢酸エステル類に、カ
    リウムターシヤリーブトキシドと一般式 (R22CO2 (式中、R2はC1〜5のアルキル基を示す。) で示される炭酸ジアルキルを作用させることを特
    徴とする一般式 (式中、R1、R2およびXは前記と同意義であ
    る。) で示されるオキシフエニルマロン酸ジエステルの
    製造法。
JP4976580A 1980-04-15 1980-04-15 Preparation of oxyphenylmalonic diester Granted JPS56147748A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4976580A JPS56147748A (en) 1980-04-15 1980-04-15 Preparation of oxyphenylmalonic diester

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4976580A JPS56147748A (en) 1980-04-15 1980-04-15 Preparation of oxyphenylmalonic diester

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56147748A JPS56147748A (en) 1981-11-16
JPS6212785B2 true JPS6212785B2 (ja) 1987-03-20

Family

ID=12840264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4976580A Granted JPS56147748A (en) 1980-04-15 1980-04-15 Preparation of oxyphenylmalonic diester

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JPS56147748A (en) 1981-11-16

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