JPS6212588Y2 - - Google Patents

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JPS6212588Y2
JPS6212588Y2 JP1981114574U JP11457481U JPS6212588Y2 JP S6212588 Y2 JPS6212588 Y2 JP S6212588Y2 JP 1981114574 U JP1981114574 U JP 1981114574U JP 11457481 U JP11457481 U JP 11457481U JP S6212588 Y2 JPS6212588 Y2 JP S6212588Y2
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foam
sound absorbing
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pressure
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JP1981114574U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は軽量にして、防火性と断熱性を具備し
た吸音材に関する。 一般に吸音材としては、グラスウール、ロツク
ウール、ポリウレタンフオーム等が最適であると
言われている。しかし、繊維状物は吸湿、吸水性
があり、吸音特性に大きな変化が生じたり、下地
を腐食する等の欠点があつた。また、軟質ポリウ
レタンフオームの場合には、耐吸水、吸湿性およ
び耐食性にすぐれ、かつ軽量であるが、保形性に
欠け、しかも可燃で発煙量が大きく防火規制部位
等での使用ができず、その上、吸音性は250〜
2000Hzの周波数帯域に対してのみ有効なものであ
つた。勿論、このフオームは質量則からみても遮
音性のないものであつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、耐
熱、耐食性、耐薬品性、および吸音性、遮音性な
らびに装着性にすぐれ、しかも軽量にして安価な
吸音材を提案する。 以下に図面を用いて本考案に係る防火断熱性を
有する吸音材(以下、単に吸音材という)につい
て詳細に説明する。第1図は上記吸音材を示す斜
視図であり、1はポリイソシアヌレートフオーム
でその少なくとも1表面に常温で柔軟性の感圧ホ
ツトメルト型接着剤層2を一体に設けたものであ
る。すなわち、ポリイソシアヌレートフオーム1
は吸音材、断熱材、防湿材、および防火材として
機能するものであり、厚さHは10〜100mm、密度
20〜100Kg/m3、発泡組織は独立気泡93%、又は
30%以上である。さらに説明すると、ポリイソシ
アヌレートフオーム1は有機ポリイソシアネー
ト、ポリオール、発泡剤、イソシアネート三量化
触媒、および必要により界面活性剤、整泡剤、安
定剤、発煙抑制剤等の添加剤を混合して発泡、硬
化させたものである。その具体例としては、有機
ポリイソシアネートとは、2個以上のNCO基を
同一分子中に結合した有機化合物であつて、脂肪
族系、および芳香族系ポリイソシアネート単量
体、二量体、三量体、混合物、もしくはこれらの
変性物である。 脂肪族系ポリイソシアネートの一例を示せば、
メチルシクロヘキサンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート等である。また芳香族
系ポリイソシアネートの一例を示せば、トリフエ
ニールメタントリイソシアネート、トリレンジイ
ソシアネート(2,4−および/または2,6−
異性体)、ジフエニールメタン4,4′ジイソシア
ネート、1,5ナフチレンジイソシアネート、キ
シレンジイソシアネート、ビトリレンジイソシア
ネート、トリス(イソシアネートフエニル)チオ
フオフフエート、多核ポリイソシアネート(所謂
クルードMDI)、イソシアヌレート環含有ポリイ
ソシアネート等である。また、ポリオールとはフ
エノール系ポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、芳香族アミン系ポ
リオール、芳香族ジオール系ポリオール、ポリオ
キシプロピレンポリオールにエチレンオキサイド
を添加したポリオールの1種、もしくは2種以上
を混合したポリオールである。さらに、発泡剤と
は、例えば低沸点不活性溶剤(トリクロロモノフ
ルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジプ
ロモテトラフル、トリクロロトリフルオロエタ
ン、トリクロロエタン、メチレンクロリド、ペン
タン、n−ヘキサン、ベンゼン)等である。ま
た、イソシアネートと反応して炭酸ガスを発生す
る化合物、例えば酸アミド、水、結晶水含有化合
物、ニトロアルカンなどである。さらに、フオー
ム生成の際の反応熱によつて熱分解してガスを発
生する化合物、例えば重炭酸ナトリウム、アゾー
ビスイソプチロニトリルなどである。 前記三量体化触媒とは、周知である、例えば第
3級アミン類、第3級アミンとその共触媒、第3
級ホスフイン類、イミドのアルカリ金属塩、有機
オニウム化合物、カルボン酸金属塩、塩基性無機
化合物、アルコラート、フリーデルクラフト触
媒、アルカリ金属錯体等の一種、もしくは二種以
上である。発煙抑制剤とはフマル酸、イソフマル
酸、マレイン酸等である。また、前記した感圧ホ
ツトメルト型接着剤層2は吸音性、遮音性、接着
性、防振性、および防火性を発揮させるために機
能するものであり、かつ、ポリイソシアヌレート
フオーム1の耐候性を向上し、吸音性、断熱性を
長期に亘り保持するのにも役立つものである。こ
の感圧ホツトメルト型接着剤層2の厚さtは1〜
6mm位である。また感圧ホツトメルト型接着剤層
2は常温下において接着性を有するため、吸音材
を取り付ける際の接着剤としても機能し、施工性
の向上にも役立つものである。その具体例として
は主材3とフイラー4からなり、主材3としては
ブチル系の合成ゴム、合成樹脂からなる感圧ホツ
トメルト型接着剤である。上記ブチル系の合成ゴ
ムとしては、針入度60〜70゜(20℃において)、
溶融温度170〜190℃溶融粘度3000〜10400CPS
(180℃において)、軟化点100〜110℃、引張試験
(皮膜物性)約1550%、破断強度8.5Kg/cm2耐熱ダ
レもなく、(76〜80℃の中にスレート板にコーキ
ング剤を貼り、これを垂直にして76時間後でもダ
レない)、かつ、紫外線劣化もクラツク、変色、
硬さにも変化なく、その上フロー性(2〜3mm流
れるだけで保形している)も十分である。耐候性
は72時間でも変化なく、接着力は20℃で引張速度
50mm/minで60Kg/mm2の性能を有するものであ
る。フイラー4とは主に防火性を改善するための
ものであり、これに補強的なフイラーも混入する
ことがある。その一例としては硼砂、メタ硼酸ソ
ーダ等の硼酸塩、珪酸ソーダ、メタ珪酸ソーダ等
の珪酸塩、燐酸塩、アスベスト、ロツクウール等
の補強材である。特に硼、珪酸塩は高温下におい
て結晶水を放出すると共に発泡膨脹し、無機質発
泡層を形成するものである。もちろん、硼、珪酸
等の一種以上を混合して用いる。 次に実施例につき説明する。 まず、ポリイソシアヌレートフオーム1の製造
方法としては、ポリイソシアネート、三量化触
媒、発泡剤、界面活性剤、フマル酸などを添加
し、撹拌混合し、発泡させる。変性イソシアヌ
レートフオームの製造法(プレポリマー法、また
はワンシヨツト法)、イソシアヌレート環を含
有するポリオールにポリイソシアネート、発泡
剤、界面活性剤、およびウレタン化触媒を用いて
混合発泡させる方法のいずれかを採用する。な
お、好ましくはの方法である。そこで、ポリオ
ール成分(20℃)とポリイソシアネート成分(20
℃)を混合機により混合した原料を型に吐出し、
厚さH=25mm、密度40Kg/m3、通気抵抗5dyn・
sec/cm2〔材料に一定流速の気流を通じたときに
材料前後の静圧差(dyn/cm2)と流速(cm/
sec)の比である〕、独立気泡率60%、気泡(セ
ル)の大きさはほぼ平均直径100〜200ミクロンの
ポリイソシアヌレートフオームを製造した。ま
た、感圧ホツトメルト型接着剤層2としては、
100重量部のブチルゴム系ホツトメルトを主材3
とし、これに30重量部のメタ硼酸ソーダからなる
フイラー4を添加した粘度25000CPS、軟化点110
℃組成物であり、これをポリイソシアヌレートフ
オーム1の1表面に厚さt=2,4,6mmだけ積
層した。 そこで、実施例1〜3を表1に示すような配合
比でポリイソシアヌレートフオーム1を形成し、
これに感圧ホツトメルト型接着剤層2をそれぞれ
の厚さだけ積層して吸音材を構成した。なお、比
較例としてはポリウレタンフオーム単体を用いた
場合である。まず、JIS−A−1405に準じて吸音
性を測定したところ、第2図に示すような特性が
得られた。なお、第2図において、実線は実施例
1、1点鎖線は実施例2、2点鎖線は実施例3、
破線は比較例を示す。 次にJIS−A−1321による準不燃材の穿孔試験
を行なつた。
【表】 上記表において、1はフエノールポリオール系
でヒドロキシル価485、平均分子量380、NCO/
OH当量は23.6である日本ポリウレタン社製、2
はトーレシリコン(株)の商品名SH−190、3は酢酸
カリ、トリエチルアミン、4はミリオネートMR
−P(日本ポリウレタン社製)、5は面材を除去
したフオーム単体の密度、6はポリイソシアヌレ
ートフオーム1の代りに市販のポリウレタンフオ
ーム(硬質)を用いた吸音材である。また、判定
の合格基準はaが150以下、bが90以下、cが60
以下である。また、遮音性については感圧ホツト
メルト型接着剤に無機粉末が含有されているた
め、ポリイソシアヌレートフオーム1単体よりも
各周波数に対し平均して1〜5dBの透過損失を示
した。 以上、説明したのは本考案に係る吸音材の一実
施例にすぎず、例えば第3図a〜eに示すように
形成することもできる。すなわち、a図は鉛、
鉄、アルミニウム等の金属板(厚さ0.1〜1mm)
5をポリイソシアヌレートフオームに貼着した吸
音材、b図はポリイソシアヌレートフオーム1中
にガラス繊維、ロツクウール、炭素繊維等の鉱物
繊維6を約10〜30重量部添加した吸音材、c図は
a図においてポリイソシアヌレートフオーム1中
にネツト状物7を介在させた吸音材、d図はa図
に示す吸音材の裏面に無機材(石膏ボード、スレ
ート等)8を設けた吸音材、e図は軟質ポリウレ
タンフオーム9−ポリイソシアヌレートフオーム
1−放射線架橋ポリエチレンフオーム10−感圧
ホツトメルト型接着剤層2の順に積層一体化した
吸音材を示すものである。その他、ポリイソシア
ヌレートフオームの一組成として、例えばPCP
(ペンタクロルフエノール)を添加し、フオーム
の亀裂を抑制すると共に、セルの不均一化を図つ
て吸音性を向上することもできる。 上述したように本考案に係る吸音材によれば、
すぐれた吸音性、防火性、断熱性、防振性、加工
性および接着性を具備すると共に、遮音性もある
程度備え、しかも軽量化した特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防火断熱性を有する吸音
材を示す斜視図、第2図は上記吸音材の吸音特性
を示す特性図、第3図a〜eはその他の実施例を
示す説明図である。 1……ポリイソシアヌレートフオーム、2……
感圧ホツトメルト型接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリイソシアヌレートフオームの1表面に、感
    圧ホツトメルト型接着剤を主材とし、該感圧ホツ
    トメルト型接着剤にフイラーを混入して層状にし
    た感圧ホツトメルト型接着剤層を積層したことを
    特徴とする防火断熱性を有する吸音材。
JP11457481U 1981-07-30 1981-07-30 防火断熱性を有する吸音材 Granted JPS5818715U (ja)

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JP11457481U JPS5818715U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 防火断熱性を有する吸音材

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JP11457481U JPS5818715U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 防火断熱性を有する吸音材

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JPS5818715U JPS5818715U (ja) 1983-02-04
JPS6212588Y2 true JPS6212588Y2 (ja) 1987-04-01

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JP11457481U Granted JPS5818715U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 防火断熱性を有する吸音材

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5287814A (en) * 1976-12-24 1977-07-22 Daicel Ltd Laminate for interior material

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55117514U (ja) * 1980-03-07 1980-08-19

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JPS5287814A (en) * 1976-12-24 1977-07-22 Daicel Ltd Laminate for interior material

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