JPS62125297A

JPS62125297A - 洗浄ボ−ルの均等分配装置

Info

Publication number: JPS62125297A
Application number: JP26458485A
Authority: JP
Inventors: Ryoji Yoshimura; 良治吉村
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-11-25
Filing date: 1985-11-25
Publication date: 1987-06-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、例えば、蒸気タービンプラントにおける復水
器のような多管式熱交換器の夾雑物を洗浄清掃する洗浄
ボールの均等分配装置に関する。

〔発明の技術分野〕

一般に、火力発電所や原子力発電所にお（プる蒸気ター
ビンプラントに用いられる海水を冷Ｗ水とする多管式熱
交換器は、海水中の貝類や海藻類による異物や夾雑物が
浸入して経時的に堆積し、これに起因して、冷却管の熱
の交換効率を低下し、しかも、冷却管に腐蝕や漏洩を生
じるおそれがある。

そこで、これらの事態を防止する技術手段として、（１
）、氷室連絡弁を用いた冷却水による逆洗手段や（２）
、洗浄ボール手段が採用されている。

即ち、上記（１）の氷室連絡弁を用いた冷却水による逆
洗手段は、第９図に示されるように構成されている。

第９図において、取水管１から流入した海水は、循１１
ポンプ２によって汲み上げられ、この循環水ポンプ２か
ら圧送された冷却水（海水）は、ポンプ出口弁３、洗浄
ボールの洗浄ボール注入器４へ移送される。しかして、
この冷却水は、循環路５へ移送されるけれども、この循
環路５の上流側に設けられた分岐部６で枝路５ａ、５ｂ
の二方向に分流される。こ）で分流された枝路５ａの冷
却水は、復水器人口弁７ａから復水器８の入口水室８ａ
へ供給される。この入口水室８ａへ導かれた冷ｆＪ１水
は、復水器８の一方の冷却管群８ｂを流れることによっ
て復水器８の蒸気ど熱交換し、しかる後、上記復水器８
の出口氷室８Ｃより排水管９に（ｑ設された出口弁１０
ａ及びボール捕集器１１を通って海へ排水される。

又一方、上記分岐部６で分流された枝路５ｂの冷ｆＪＩ
水は、上記復水器人口弁７ｂから復水器８の入口水室８
ｄへ供給される。この入口水室８ｄへ導かれた冷却水は
、復水器８の他方の冷却管群８ｅを流れることによって
復水器８の蒸気と熱交換、しかる後、上記復水器８の出
口氷室８ｒより排水管９に接続し、しかも閉弁された開
閉弁１２ａを備えた枝路５ａの出口弁１０ｂ及び上記ボ
ール捕集器１１を通って海へ排水される。

なお、上記復水器８の各入口水室８ａ、８ｄ及び各出口
水室８ｃ、８ｆとを接続した各側路の各開閉弁１２ａ、
１２ｂは、逆洗作用時に開弁じて冷却水を復水器８へ供
給するようになっている。

他方、上記（２）のボール洗浄手段は、第９図において
、予め、ポンプ出口弁３、各復水入口弁７ａ、７ｂを全
開した後、上記循環水ポンプ２を駆動する。すると、前
述したように、冷却水は、取水管１から復水器８へ導入
される。

一方、上記洗浄ボール注入器４と上記ボール捕集器１１
との間を繋ぐ側路１３の各開閉弁１４゜１５を全開し、
この側路１３に設けられたボール循環ポンプ１６を駆動
し、これによってこの側路１３のボール回収器１７の洗
浄ボール（タプロゲボールともいう）は洗浄ボール注入
器４を通して循環路５へ供給され、前述した冷却水と共
に、上記復水器８の各冷ｆＪｌ管群３ａ、　８ｂを通過
することによって、管内の夾雑物を剥離して洗浄し、し
かる後、洗浄ボールは、上記ボール捕集器１１によって
回収され、再び、上記側路１３のボール回収器１７へ移
送される。

なお、洗浄を終了した冷却水は、排水管９から海へ排東
される。

特に、この種の対向流型の復水器（多管式熱交換器）８
では、洗浄ボール注入器４、ボール捕集器１１の使用台
数の削減、配管系統の簡素化及び配管長さの短縮による
ボール循環ポンプの小型化を図るため、洗浄ボール注入
ｉ！ｉ４とボール捕集器１１は、上記枝路５ａの分岐部
６や合流部１８よりも海がわに設置されている。又、上
記復水器８は、タービン建屋内に最も大きい容積を占有
づる関係上、第１０図及び第１１図に示されるように配
管されており、これによって配管長さを短縮し、上記復
水器８の周辺のスペースを有効に利用するため、循環路
５は分岐部６に立上り管としての枝路５ａを介しＣ上記
復水器８の入口水室８ａへ連結されている。

なお、上記洗浄ボールは、海水に混合し、各入口水９８
ａ、８ｂから各冷却管群８ｂ、８ｅへ均等に供給してむ
らなく洗浄するため、その比重は、約１．１程度のもの
が用いられる。

〔背ｍ技術の問題点〕

しかしながら、上述した洗浄ボール手段は、冷却水中に
混合した洗浄ボールを上記分岐部６で各枝路５ａ、５ｂ
へ理論上、撮り分けられて各入口水室８ａ、８ｄへ流入
するようにしているけれども、実際には、上記分岐部６
で直角をなず立上り管による枝管５ａを通して入口水室
８ａへ供給するようになっている関係上、冷却水に混合
した洗浄ボールが上記両枝管５ａ、５ｂを通して各入口
水室５ａ、５ｄへ均等に振り分けて分配されず、各冷却
水管群８ｂ、８ｅに洗浄むらを生じ、各冷却水管群８ｂ
、８ｅ内の夾雑物を均一に剥離洗浄することは困難であ
る。

〔発明の目的〕

本発明は、上述した難点を解消するために、冷加水中に
混合している洗浄ボールを管路内に設けられた旋回流形
成板で旋回流を与えると共に、分岐部の立上り管と枝路
へ均等に振り分けて供給し、復水器等による熱交換器の
各冷却水管群の夾雑物を均一に剥離洗浄するようにした
ことを目的とする洗浄ボールの均等分配装置を提供づる
ものである。

〔発明のｍ要〕

本発明は、洗浄ボールを混合した流体を流す管路内に旋
回流形成板を設け、この旋回流形成板より下流側の上記
管路の分岐部に立上り管を設置ノで、洗浄ボールを均等
に分配するように構成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図示の一実施例について説明する。

なお、本発明は、上述した只体例と同一構成部材には同
じ符号を付して説１！１１する。

第１図において、取水管１から流入した海水は、循環水
ポンプ２から圧送された冷却水（海水）は、ポンプ出口
弁３、洗浄ボールの洗浄ボール注入器４へ移送される。

しかして、この冷却水は、循環路５へ移送される【ノれ
ども、この循環路５の上流側に設けられた分岐部６で立
−Ｌり管による枝路５ａ、５ｂの二方向へ分流される。

一方、上記洗浄ボール注入器４と上記ボール捕集器１１
との間を繋ぐ側路１３の各開閉弁１４゜１５を全開し、
この側路１３に設けられたボール循環ポンプ１６を駆動
し、これによって、この側路１３のボール回収器１７の
洗浄ボールは洗浄ボール注入器４を通して上記循環路５
へ供給され、上記冷却水と混合し、上記分岐部６を介し
て各枝路５ａ、５ｂの二方向へ分流する。こ）で分流さ
れた立上り管による枝路５ａの洗浄ボールを混合した冷
却水は、復水器人口弁７ａから復水器８の入口水室８ａ
へ供給される。この入口水室８ａへ導かれた洗浄ボール
冷却水は、復水器８の一方の冷却管群８ｂを流れること
によってその管壁に堆積した夾雑物を剥離洗浄し、しか
る後、上記復水器８の出口水室８０より排水管９に付設
された出口弁１０ａ及びボール捕集器１１を通って海へ
排水される。又、このボール捕集器１１で回収された洗
浄ボールは、上記側路１３のボール回収器１７に回収さ
れた後、再循環し得るようになっている。

又一方、上記分岐部６で分流された枝路５ｂの洗浄ボー
ル、冷に１水は、上記復水器人口弁７ｂから復水器８の
入口水室８ｄへ供給される。この入口水室８ｄへ導かれ
た洗浄ボール冷却水は、復水器８の他方の冷却管群８ｅ
を流れることによってその管壁に堆積した夾雑物を剥離
洗浄し、しかる後、上記復水器８の出口水室８ｆより排
水管９に接続した枝路５ａの出口弁１０ｂ及びボール捕
集器１１を通って海へ排水される。

なお、上記復水器８の各入口水室８ａ、（３６及び各出
口水室８ｃ、８ｆとを接続した各側路の各開開弁１２ａ
、１２ｂは閉弁されている。

他方、上記洗浄ボール注入器４と接続した循環路５とし
ての管路内には、第２図乃至第５図に示されるように、
本発明の主要部を構成する洗浄ボールの均等分配装置２
０が配設されている。

即ち、第２図乃至第５図において、循環路５としての管
路内には、略五角形をなす中仕切板２１が２流路２４．
２５を区分して形成するようにして立設されており、こ
の中仕切板２１の下流側に跨がる上記管路５には、半間
円形をなす各旋回流形成板２２．２３が上記両流路２４
．２５へ互いに交差するように傾斜角θで傾斜して設け
られている。又、この両旋回流形成板２２．２３の下流
側の上記管路５の分岐部６には、枝管５ａ、５ｂが設け
られており、この一方の枝管５ａは立上り管を形成し、
しかも、復水器８の入口水室８ａ。

（第１０図参照）へ接続されている。

従って、上記洗浄ボール注入器４の洗浄ボールを混合し
た冷却水（海水）は、上記循環路５としての管内へ流入
する。すると、洗浄ボールは、中仕切板２１によって両
流路２４，２５へ分流して移送される。そして、分流さ
れた洗浄ボールは、両旋回流形成板２２．２３に案内さ
れて上方又は下方へ分流される。さらに、上記中仕切板
２１の尾端部に位置する上記両膜回流形成板２２．２３
は、上方へ流れた流体を進行方向の右側へ案内して流し
、他方、下方へ流れた流体を進行方向の左側へ案内して
流し、これによって螺旋状の流れを形成り−る。つまり
、上記流体は右回りに旋回しながら上記立上り管５ａの
位置する分岐部６へ移送されるので、冷却水中に含まれ
、しかも螺旋状に旋回する洗浄ボールは分岐部６に立設
された立上り管５ａへ移送され、他方、直進する洗浄ボ
ールは枝管５ｂへ移送される。

このようにして、上記洗浄ボールは、上記立上り管５ａ
と枝管５ｂとに均等に分配されるようになる。

次に、第６図乃至第８図に示される本発明の他の実施例
は、循環路５としての管路内周壁に螺旋状をなす旋回流
形成板２６を付設したものであって、これによって直進
する流体を旋回流に形成するようにしたものである。

（発明の効果〕以上述べたように本発明によれば、洗浄ボールを混合し
た流体を流す管路内に旋回流形成板を設け、この旋回流
形成板より下流側の上記管路の分岐部に立上り管を設け
であるので、洗浄ボールを均等に振分けて分配すること
ができるばかりでなく、駆動源を必要とせず、しかも、
構成もｒ！Ｊｇであるから、保守点検も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による洗浄ボールの均等分配装置を組
込んだ多管式熱交換器の洗浄装置の系統図、第２図は、
本発明による洗浄ボールの均等分配装置の一部を被酸し
て示す斜視図、第３図は、同上縦断面図、第４図は、同
上平面図、第５図は、同上側面図、第６図乃至第８図は
、本発明の他の実施例を示す各図、第９図は、既に提案
されている多管式熱交換器の洗浄装置の系統図、第１０
図は、上記多管式熱交換器の斜視図、第１１図は、第１
０図中の鎖円Δ部の拡大図である。４・・・洗浄ボール注入器、５・・・循環路、５ａ・・
・立上り管、５ｂ・・・枝管、８・・・復水器、１１・
・・ボール捕集器、２０・・・洗浄ボールの均等分配装
置、２１・・・中仕切板、２２．２３・・・旋回流形成
板、２４゜２５・・・流路。出願人代理人　　佐　　藤　　−雄第５図第６図第７図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】１、洗浄ボールを混合した流体を流す管路内に旋回流形
成板を設け、この旋回流形成板より下流側の上記管路の
分岐部に立上り管を設けたことを特徴とする洗浄ボール
の均等分配装置。２、管路内に２流路を区分して形成する中仕切板を設け
、この中仕切板の下流側に上記両流路へ互いに交差する
ように傾斜した各旋回流形成板を設け、この両旋回流形
成板の下流側の上記管路の分岐部に立上り管を設けたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の洗浄ボール
の均等分配装置。３、管路内の旋回流形成板を螺旋状に形成したことを特
徴とする特許請求の範囲第１項記載の洗浄ボールの均等
分配装置。