JPS62124306A - 締結具 - Google Patents

締結具

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JPS62124306A
JPS62124306A JP26099785A JP26099785A JPS62124306A JP S62124306 A JPS62124306 A JP S62124306A JP 26099785 A JP26099785 A JP 26099785A JP 26099785 A JP26099785 A JP 26099785A JP S62124306 A JPS62124306 A JP S62124306A
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JP
Japan
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fastener
liquid crystalline
aromatic
thermotropic liquid
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JP26099785A
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English (en)
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フランク・シー・ジヤースマ
ラルフ・アール・ミアーノ
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Celanese Corp
Original Assignee
Celanese Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、締結具、より具体的には、新規なりへ、ト、
ネジ、ボルト、クギなどの締結具に関する。さらに詳し
くは、本発明はサーモトロピック液晶性ポリマーから形
成された上記のような新規な締結具を提供するものであ
る。
本発明の締結具は、非常に多くの最終用途に有用であっ
て、しかも有利に使用できる0本発明に従って製作した
締結具の顕著な特性は、締結具に関する多くの問題点を
克服および解決する。締結具の特に大きな問題の1つは
、航空機産業に見られる。
(従来の技術および問題点) 航空機産業において今日直面している特に厄介で厳しい
問題の1つは、航空機の外板構造材料、特に高強度アル
ミニウム合金板、チタン板および黒鉛繊維強化複合材料
板の効果的な締結である9問題点として、締結具が挿入
された孔を起点とする航空機外板構造材料の腐食および
/または表層?J1#が挙げられる。この問題の原因は
、すべてではないにしても、はとんどはリベット自体に
帰すべきものである。
たとえば、アルミニウム板を締結する場合、軽量化のた
めにモネルに代えてチタンもしくはチタン/ニオブ合金
製のりヘットを使用することが試みられたが、チタンも
しくはチタン合金は、アルミニウムの腐食速度、特に塩
水噴霧環境での腐食速度を増大させ、アルミニウムの電
食が加速されるため、接合部の弛みを生しがちであるこ
とが認められた。さらに、チタンはガルバニ作用により
水素を吸収しうろことから、水素化物が生成して、リベ
ットの破壊を生ずることもある。
チタン(反を締結しようとする場合、アルミニウム裂の
リベットは、アプセット (リベット頭形成のための据
込み)が容易で軽量であるが、より責なチタン中では非
常に急速に腐食するために使用できない。セン断に関し
て高強度水準にあることがらモネル製リベットが使用さ
れるが、上述したように1、これは機材重量に比べて重
く、またアプセットがより困難で、しかも使用時に薄い
板材のゆがみ又は変形を生ずる。チタン製リベットを使
用すると、これも薄い板材では許容できない程の板材の
変形を生ずる上に、アプセットがかなり困難で、より重
いリベットガンと突き捧(buckingbar)とが
必要となることから、作業員の疲労(これは重要なファ
クターである)が大きくなり、理思的形状のものよりも
小さな突き棒を使用しなければならない遠隔部位でのア
プセットが困難である。
リベットの金属クラツディングまたは航空機の外面塗装
ではこの難点は排除されない。締結具を差込むために締
結具用の穴を構造部材すなわち板材にドリルもしくはパ
ンチ加工により穿孔すると、クラツディングでは、締結
具を差込む穴の壁面に露出することになる高強度の基板
金属合金の端面Mi織の所望の保護は得られない。水分
が接合面内または締結具と穴もしくはサラ穴(coun
 Lersunkopen ing)の壁面との隙間に
浸透もしくは引き込まれる。これらの穴の壁面は、締結
具を受けるためにドリル(もしくはパンチ)加工による
穿孔で構造材料すなわち板材の端面組織が既に露出して
いる。
塗料被膜では、外板表面に塗装した場合、水分の浸透を
ある程度防止ないし遅らせるかもしれないが、一旦被膜
が劣化すると、締結具の頭部の周囲で被膜のひび割れも
しくは剥離が始まる。それにより、締結具の周囲の穴の
壁面の端面m織という重要な部分に水分が直接接近する
ことができるようになる。いずれにしても、2gは以前
には推奨されたが、これはある程度の一次的保護を与え
るにすぎないので、結局は水分が浸透して腐食や表層剥
離が起こることが認められた。
ウェット・ジンククロメートブライマー、すなわち未硬
化の燃料タンク用シール材を用いた締結具も使用された
が、これも所望の結果を生じなかった。特に、これは非
電気的連続性および温度変動の問題を解決しない。
プラスチック製締結具にとって耐薬品溶剤性が最も重要
である。たとえば、メチルエチルケトン(MEK)が航
空機などの部品の塗装前に使用されており、ペイントリ
ムーバーは従来のプラスチック製締結材料に腐食および
可溶化作用を示すため、さらに一層影響が大きい。
米国特許第3.642,312号および第4,107.
805号では、アルミニウムリヘットを使用する際に認
められる腐食の問題を、高強度アルミニウム合金のリベ
ットを作ったあと、形成されたリベットの外面に純アル
ミニウムの柔軟な被膜を被覆することによって克服する
ことが提案されている。しかし、得られたリベットなら
びにその製造方法は、被覆法が煩雑である上に、所望の
腐食防止特性を与えないという点で、とても十分とはい
えないものである。
プラスチック製の締結手段自体ならびに金属にプラスチ
ックを張合わせたプラスチ、ククラッド金属締結具は当
該技術分野で既に提案されている。
たとえば、米国特許第2.510,693号は、繊維状
強化媒体を配合したプラスチック材料から製作された強
化プラスチック製締結部材を提供するものである。この
装置は、実質的に長手方向に強化用連続繊維が通ってい
るプラスチック材料の中実もしくは中空ロフトの形態の
素材から形成でき、この素材は連続的に拡げられて、か
かる締結具の頭部(ヘッド)が形成される。
米国特許第3,076.373号は、腐食の問題を克服
するためにワイヤ強化プラスチックフィラメント製のス
テーブル(ホチキスの針)などの締結具を開示している
。これは、プラスチックの本体中に鋼もしくは非鉄金属
の強化手段を含存させたものである。プラスチック本体
はナイロンおよびポリプロピレンなどの常温流れ特性を
持った熱可塑性材料であり、これを適当な押出ダイから
同時押出して、所望の断面形状を付与すると共に、フィ
ラメントの直線方向の引張強度を増大させ、かつ強化用
ワイヤとの堅固な結合が得られるようにプラスチックを
分子配向させる。
米国特許第3.252,569号は、熱可塑性プラスチ
ックで被πされたクギを開示しており、これは、ナ・イ
ロンもしくはアクリル樹脂のような熱可塑性材!4を、
この熱可塑性材料の長い鎖様の分子を配向させて、未配
向の熱可塑性材料の偶然の配列ではなく押出軸に対して
平行な規則的な分子配列を付与するように適当な押出ダ
イから押出して、心材のワイヤに接合させる。
締結具の技術分野では、金属もしくは非金属部品を、異
なる熱膨張率を持った別の部品(集成部品)と結合して
集成品を形成する場合に、十分な圧縮力もしくはトルク
を保持することが問題であることは周知である。この問
題は、産業界では以前から強調されており、この問題が
なければ大きな有用性があるかもしれない利用分野での
材料の利用性はこれまで否定されてきた。締結する部品
は、締結具の締めつけ作用による圧縮荷重を受けると長
期間かけて変形する傾向があり、これは「常温流れ」、
すなわち材料の弾性限界より小さい応力が長期間加えら
れた結果生じた永久変形、として知られる現象の結果起
こるものである。この現象は、集成品が熱サイクルを受
けるとさらに悪化し、熱膨張率が異なるために部品は金
属製締結具が許容するより大きな膨張を受ける傾向があ
る。
これは、たとえば航空機および自動車産業のように、集
成部品が苛酷な温度サイクルにしばしば曝され、その間
に材料が熱膨張と熱収縮を交互に受けることになる場合
に顕著に認められる。
従来、プラスチック製品においては、各種のインサート
が、インサートを完成した成形品の中に圧入するか、ま
たは金型キャビティの中にインサートを挿入しておき成
形品の一体部分となるようにすることにより使用されて
きた。−例を挙げると、米国特許第4,289.061
号には、軸方向に均一に漬れるように設計され、外面の
横力向」動による部品への横方向力を生ずることのない
締結具が記載されている。この締結具では、この米国特
許に記載のインサートにより、集成品に特定の圧縮荷重
を維持したまま、部品の実質的変形が防止される。
よって、本発明の目的は、上述したような問題点を軽減
ないし回避することである。
本発明の別の目的は、重量と嵩が小さいにもかかわらず
、有利な物理的および化学的性質を与える締結具を提供
することである。
本発明のまた別の目的は、製作が容易で、しかも所望の
物理的および化学的性質を示す締結具を提供することで
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、約50重1%までの充填材を含有するサ
ーモトロピック液晶性ポリマーから、たとえばリベット
、ボルトなどの締結具を製作することができることを見
出した。得られた製品は、セン断強度が少なくとも約1
5,0OOpsi (1050kgloJ)、例えば1
5,000〜75,000psi (1050〜527
0kg/c++I)もしくはそれ以上、引張強度が少な
くとも20゜000psi (1400kg/c+d)
 、たとえば20,000〜1.50゜000 psi
 (1400=10.500kg/cm2) もしくは
それ以上、有利には線熱膨張率が締結すべき材料と適合
性のある約−3X 10−’〜3 X 10−5(in
/in℃)であるという特徴を持つ。本発明の締結具は
また、多様な有害!!17I質に対して掻めて高い耐薬
品性を示す。
有利には、本発明の締結具は、高度に配向したスキン層
(表層部)を示し、それにより上記利点が一層得られる
。使用するサーモトロピック液晶性ポリマーは、60°
Cでペンタフルオロフェノールに0.1重量%の濃度で
溶解した時に約1.0〜15dl/gの対数粘度数を有
するものであり、これは、全芳香族ポリエステル、芳香
族−脂肪族ポリエステル、全芳香族ポリ (エステル−
アミド)、芳香族−脂肪族ポリ (エステル−アミド)
、芳香族ポリアゾメチン、芳香族ポリエステルーカーポ
不一トなど、およびこれらの混合物から得ることができ
る。好ましくは、lα晶性ポリマーは、全芳香族ポリエ
ステル、全芳香族ポリ (エステル−アミド)もしくは
芳香族−脂肪族ポリ (エステル−アミド)、またはこ
れらの混合物である。
(作用) 本発明の締結具はを形成するポリマーは、射出成形もし
くは溶融押出などにより成形可能となるのに必要な分子
量を持ったサーモトロビ、り液晶性ポリマーでなければ
ならない。かかるサーモトロピック液晶性ポリマーは当
該技術分野で公知であるが、これが締結具の形成に適し
ており、得られた締結具が後で述べられるように予想外
の物理的および化学的性質を示すことは、本発明より前
には認められていなかった。
ポリマー技術において知られているように、サーモトロ
ピック液晶性ポリマーは、溶融体で光学異方性を示す。
ポリマー溶融体のこの異方性は、直交偏光子を用いる通
常の偏光技術により確認することができる。より具体的
には、溶融相の異方性は、ライン(Leitz)偏光顕
微鏡を用い、ライフ高温載物台に乗せた試料を窒素雰囲
気下に40×の倍率で観察することにより61認するの
が好都合である。試料を強制的に流動させると光の透過
量が変化するが、液晶性試料の場合、試料は静止状態で
も光学異方性を示し、光を透過させる。これに反して、
一般的な溶融加工性iリマーは、同し条件下で検査した
場合に実質的程度に光を透過させない。
本発明に使用するのに適した代表的な種類のサーモトロ
ピック液晶性ポリマーとしては、全芳香族ポリエステル
、芳香族−脂肪族ポリエステル、全芳香族ポリ (エス
テル−アミド)、芳香族−脂肪族ポリ (エステル−ア
ミド)、芳香族ポリアゾメチン、芳香族ポリエステルー
カーボネートおよびこれらの混合物が挙げられる。好適
態様においては、サーモトロピック液晶性ポリマーは、
全芳香族ポリエステル、全芳香族ポリ (エステル−ア
ミド)、もしくは芳香族−脂肪族ポリ (エステル−ア
ミド)である。かかる全芳香族ポリエステルおよび全芳
香族ポリ (エステル−アミド)においては、ポリマ一
連鎖内に存在する各反復成分は少なくとも1つの芳香環
を持っている。また、サーモトロピック液晶性ポリマー
に、ナフタレン系成分(例、6−オキシ−2−ナフトイ
ル成分、2,6−シオキシナフタレン成分、もしくは2
.6−ジカルボキシナフタレン成分)が、約10モル%
以上の看で含まれていることが好ましい、サーモトロビ
オキン−2−ナフトイル成分である。
サーモトロピック液晶性を示す代表的な全芳香族ポリエ
ステルとしては、下記の米国特許に開示されているもの
がある:第3,991,013号;第3,991.01
4号;第4,066.620号;第4,067.851
号;第4.075,262号;第4.083.829号
;第4,093,595号;第4,118,372号:
第4,130,545号;第4.146,702号;第
4,153.779号;第4,156,070号;第4
,159.365号;第4,161,470号;第4.
169.933号;第4.181,792号;第4.1
83.895号;第4,184,996号;第4.18
8,476号;第4,201,856号;第4,219
,461号;第4 、224 、433号;第4,22
6,970号;第4,230.817号;第4.232
.143号;第4,232.144号;第4.238.
598号:第4.238,599号;第4,238,6
00号;第4,242,496号;第4i245,08
2号;第4,245,084号;第4,247,514
号;第4,256.624号;第4.265.802号
;第4,267.304号:第4,269.965号;
第4.279,803号;第4.299,756号;第
4,294,955号;第4.318,841号;第4
.337.190号;第4.337.191号;および
第4,355.134号。後述するように、米国特許第
4,161.470号に記載の全芳香族ポリエステルが
本発明での使用に特に好ましい。
サーモトロピック液晶性を示す代表的な芳香族−脂肪族
ポリエステルは、ジャクソン他CHj、Jackson
、 Jr、 et al)、「自己強化熱可塑性ポリエ
ステルX−7G−^」、米国プラスチック工業会第30
回年次技術会議(1975)強化プラスチック/複合材
部会、セクション17−D 、ページ1〜4に開示f7
)ポリエチレンテレフタレートとヒドロキシ安息香酸と
のコポリマーである。この種のコポリマーは、ジャクソ
ン他(Wj、Jackson+ Jr、 et al)
、「液晶ポリマー:■p−ヒドロキシ安息香酸コポリマ
ーの製造と性質」、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイ
エンス、ポリマー・ケミストリー版(Journal 
f  Polymer 5cience、Polyme
r Chemistry  Edition)14巻、
2043−2058頁(1976)にも開示されている
。また、本出願人に譲渡された米国特許第4.318.
842号および第4,355,133号も参照できる。
サーモトロピック液晶性を示す代表的な全芳香族および
芳香族−脂肪族ポリ(エステル−アミド)は、米国特許
第4,272,625号および本出願人に譲渡された米
国特許第4,330.457号;第4,351,917
号;第4,351.918号;第4.341,688号
;第4,355.132号:ならびに第4,339,3
75号に開示されており、参照できる。後述のように、
米国特許第4゜330、457号に記載のポリ(エステ
ル−アミド)が、本発明での使用に特に好適である。
サーモトロピック液晶性を示す代表的な芳香族ポリアゾ
メチンは、米国特許第3,493,522号;第3.4
93,524号;第3.503,729号;第3,51
6,970号;第3,516,971号;第3,526
.611号; 7J、4,048.148号;および第
4,122,070号に開示されているので、参照され
たい、この種のポリマーの具体例としては、ポリ にト
リロー2−メチル−1,4−フェニレンニトリロメチリ
ジン−1,4−フェニレンメチリジン);ポリ にトリ
ロー2−メチル−1゜4−フェニレンニトリロメチリジ
ン−1,4−フェニレンメチリジン);およびポリ に
トリロー2−クロロ−1,4−フェニレンニトリロメチ
リジン−114−フェニレンメチリジン)が挙げられる
サーモトロピック液晶性を示す代表的な芳香族ポリエス
テル−カーボネートは、米国特許第4.107.143
号、第4.284.757号および第4.371,66
0号に開示されているので、参照されたい。この種のポ
リマーの例には、木質的にp−オキシベンゾイル単位、
p−ジオキシフェニル単位、ジオキシカルボニル単位、
およびテレフトイル単位よりなるポリマーがある。
本発明の締結具の形成に使用するサーモトロピック液晶
性ポリマーは、市販の装置を使用した溶融押出に適合し
た範囲内の融解温度を有するものの中から一般に選択さ
れる。たとえば、約250〜400℃の範囲内に入る融
解温度を示すサーモトロピック液晶性ポリマーが一般に
選択される。
使用するサーモトロピック液晶性ポリマーは、ペンタフ
ルオロフェノールに0.1重1%の濃度で溶解したとき
に60℃で少なくとも1.0dl/gの対数vム度数(
例、%’J l 、 Q 〜15 、0 dl / g
 )M 数tb a ’El ) ヲ示すことが好まし
い。
本発明に使用するのに特に好ましい全芳香族ポリエステ
ルは米国特許第4.161.470号に開示のものであ
り、これは約350℃より低温で異方性溶融相を形成す
ることができる。このポリエステルは本質的に下記反復
成分I、および■よりなる:このポリエステルは約10
〜90モル%の成分Iおよび約10〜90モル%の成分
■よりなる。1実施態様において、成分■は約65〜8
5モル%、好ましくは約70〜80モル%、たとえば約
73モル%の量で存在させる。別の実施態様では、成分
■は約15〜35モル%、好ましくは約20〜30モル
%というずっと少量で存在させる。また、環に結合して
いる水素原子の少なくとも一部は、炭素数1〜40アル
キル基、炭素¥1.1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、
フェニル基、!!6フエニル基およびこれらの組合せよ
りなる群から選ばれた置換基で場合により置換されてい
てもよい。 (本明細書で、フェニル基は置換フェニル
基も含むものである。)この種のポリマーは、好ましく
は、60℃でペンタフルオロフェノールにO,1重量%
の7店度で溶解した時に約3.5〜10dl/gの対数
粘度数を示す。
本発明に使用するのに特に好ましい全芳香族ポリ (エ
ステル−アミド)もしくは芳香族−脂肪族ポリ (エス
テル−アミド)が米国特許第4.330,457号に開
示されており、これは約400℃より低温で異方性溶融
相を形成することができる。この米国特許に開示のポリ
 (エステル−アミド)は、木質的に、下記の反復成分
I、II、■、および場合により■: つの芳香1フからなる2価基または2価tran3−1
.4−シクロヘキルン基を意味する)、■  モY−へ
r−Z)(式中、A「は少なくとも1つの芳香環からな
る2価基、Yは01NHまたはNR,そしてZはN H
またはNR(ただし、Rは炭素数1〜6のアルキル基ま
たはアリール基)を意味する〕、 rV   (O−Ar’  −0) (式中、At’ 
は少なくとも1つの芳香環からなる2価基を意味する)
、 からなるものである。ただし、上記式中、環に結合して
いる水素原子の少なくとも一部は、炭素数1〜4のアル
キル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ハロゲン、フェ
ニル基、置換フェニル基およびこれらの組合せよりなる
群から選ばれた置換基で場合により置換されていてもよ
く、またこのポリ (エステル−アミド)は約10〜9
0モル%の成分I5約5〜45モル%の成分■、約5〜
45モル%の成分IIIおよび約0〜40モル%の成分
■からなる。
好ましいジカルボキシアリール成分■は、であり、好ま
しいジオキンアリール成分■は、好ましくは、60℃で
ペンタフルオロフェノールに0.1重1%の濃度で溶解
した時に約1.O〜15dl/gの対数粘度数を示す。
本発明の製品を射出成形により形成する場合、慣用の射
出成形袋=を使用することができる。適当な射出成形袋
πには、スタフへ(S Lubbe)自動射出成形機S
KM 50/45型があるや溶融状のサーモトロピック
液晶性ポリマーの射出成形に採用する温度および圧力条
件は、当業者には明らかなように、使用ポリマーの融解
温度およびその粘度により左右されよう。典型的には、
ポリマーの融解温度より約5〜50℃高い射出成形温度
と、約2000〜20.000psi (140〜14
00kg/coりの圧力とを採用する。ここで用いた「
融解温度」という用語は、ポリマーが成形加工に十分な
流れを示すように十分低粘度になる温度を意味している
液晶性ポリマーの射出成形にあっては、溶融体は層流状
態でキャビティ内に流入し、溶融体の層流の各層は、実
質的に眉間混合を生ずることなく一様な速度で流れてい
く。この流れがキャビティの下流側閉端部に突き当たっ
て、ここから反転すると、反転した分子波形と干渉する
ために、この終端部で層流は終わりになる。成形された
液晶性ポリマーの機械的性質は、各層における分子の規
則的配列の程度と直接関係してくるので、この反転流は
成形品内の構造上の弱点を生ずることがあり、その機械
的性質を低下させる。
所望により、キャビティの下流側終端部に排出口を設け
、溶融材料をキャビティからイ流出可能にし、それによ
りキャビティ内での望ましくない反跳分子波運動(すな
わち、波形)を防ぐようにすることができる。好適態様
にあっては、溶融材料を受けるように、上記の下流側排
出口に連通ずる通路を設ける。この技術は、本出願人に
譲渡された米国特許出願第414,558号および同第
414,560号(いずれも1982年9月3日出願)
ならびに特願昭59−113638号に開示されている
ので、参照されたい。
成形品を金型から取り出した後、通路内で固化した突出
部分の材料を成形品から取り除くことができる。この場
合、突出部より大きく材料を取り除いて、軸部自体から
少なくともいくらかの材料を取り除くのが好ましい、こ
の後者の態様(すなわち、材料の切取りを多めに行う方
法)により成形および切取りをした成形品は、突出部を
従来法により取り除いた成形品に比べて優れた機械的性
質を示す。
本発明の締結具は、長尺材を溶融押出成形し、こね5を
所望の長さに切断し、その後この軸部に頭部を形成する
ことによっても製造できる。軸部の押出は、棒材のほか
に長尺の中空管材の形状で行うこともできる。溶融押出
により長尺材(これから切断により軸部を形成する)を
形成する場合、従来の溶融押出装置を使用することがで
き、かかる=2における押出ダイは、形成すべき長尺材
の断面形状に対応した寸法および形状のものを選択する
が、ただし、オリフィス寸法は、押出直後に起こる溶融
ポリマーの引落しを考慮して、形成する長尺材の寸法よ
り大きくする。サーモトロピック液晶性ポリマー以外の
ポリマーは、ここで説明するような輪郭がダイ形状に精
確に一致する断面部を持った物品を溶融押出により形成
することができないと認められる。したがって、サーモ
トロピック液晶性ポリマーは、従来のポリマーが溶融押
出時に示すような押出ダイから出た直後の実質的な弾性
反跳を示さない。適当な押出装置は、たとえば、Joe
l Frados W+ 米国プラスチック工業会の「
プラスチックス・エンジニアリング・ハンドブック」第
4版、 156−203頁、 Van No5Lran
、d Relnhold社発行(1976)に記載され
ている。本発明の長尺オは、場合により、本出願人に譲
渡された米国特許第4,332,759号に記載の方法
による押出成形により形成することもできる。
溶融状態のサーモトロピック液晶性ポリマーの押出に採
用する温度および圧力条件は、当業者には明らかなよう
に、使用ポリマーの融解温度およびその粘度により左右
される。一般的には、使用ポリマーの融解温度より約O
〜30°C高い押出温度と、約100〜5000psi
 (7〜350 kg/ej)の圧力とを採用する。長
尺材の長さ方向と同方向の比較的高い分子配向を誘起さ
せるために、押出物が押出オリフィスにすぐ隣接した位
置で溶融相状態にあってまだ完全固化する前にこの押出
物を引落しする。かかる引落しの程度は、押出された長
尺材を適宜の支持体もしくは捕集装置に巻取りその他の
方法でl1lt集するときの引取速度により左右される
得られる引落し比は、完全固化した押出物の断面積に対
する押出ダイの断面積の比と定義される。
かかる引落し比は、実施例に記載の゛装置を使用した場
合、−Sに4〜100、好ましくは約lO〜50の範囲
内である。
引落しのほかに、適当な冷却も押出オリフィスと捕集地
点の間の位1でサーモトロビック液晶性ポリマーの押出
物に適用しなければならない。適宜の流体冷却媒(例、
ガスもしくは液体)を使用して所望の冷却を付与できる
。たとえば、押出物を華に空気その他のガスの気流と接
触させるだけでもよく、また好ましくは、固化に必要な
冷却を付与するのに適した温度に保持されたいる水その
他の液体の循環浴に浸漬する方法で冷却を行う。
得られた断面形状は、実質的に均一で、尤営、綾隨ケー
アル崖業に要求される品質管理に合格するように、レー
ザーその他の適当な検知手段を利用して断面形状を監視
することができる。軸部として使用するのに適した長尺
材は、約l/16インチ(1,6tI)から172イン
チ(13m)まで、もしくは所望によりそれ以上の断面
直径を存し、約178〜174インチ(3,2〜6.4
0)が特に多く利用される直径範囲である。
本発明で規定した所望の特性を有する型成形もしくは押
出成形により形成された締結具の断面を綿密に検査する
と、高度に配向した表皮N(スキン−N)と比較的配向
度の低い芯N(コア層)とが通常観察される。これは、
直交偏光顕微鏡もしくは走査式電子顕微鏡の顕微鏡写真
もしくはその他の微視的手段で検知できる0本発明の締
結具の望ましい特性は、このスキン層の厚みと直接相関
していることが認められる。
添付図面を参照して本発明を説明すると、第1図は、こ
の配向したスキン現象が最も特有に関係するリベット3
の軸部2のセン断破壊様式を示す。
第2図および第3図は、それぞれ溶融押出および射出成
形により形成した軸部2の断面を示し、軸部2の断面は
外側の「真の」スキンFill、内側スキン層12およ
び未配向のコア層13からなる。内側スキン層12は約
5μmのマクロフィブリル14、約0.5μmのフィブ
リル■5、および約0.05μ票のミクロフィブリル1
6からなる。
、:こで用いた「スキン層」もしくは「表皮層」なる用
語は、実際の表面スキンとその内側の配向領域の両方を
含む意味である。内側配向領域の構造モデルは、約5μ
mから約5 nm(ナノメータ)までの範囲内で階層に
分化したフィブリル状Mi織である。分子レベルで観察
された最も微細な下部構造単位は、本発明で使用するポ
リマーについては約50X5nmの程度のミクロフィブ
リルである。
このミクロフィブリル状咀織が集合して、寸法のより大
きな、すなわち断面約0.5μmのフィブリル単位(フ
ィブリル)になる。寸法が約5μmのマクロ単位(マク
ロフィブリル)も認められる。
したがって、この組織の階層化は、スキン層が細長く高
度に配向した繊維様のフィブリル状構造となる点に特徴
があり、この特徴により所望の優れた物理的および化学
的性質がイ]与される。
いくつかのメカニズムがこのスキン−コア形成に関与す
ると考えられる。これらは、(al溶融体の降伏応力、
(blセン断歪み全体の半径方向分布状態、および(C
lグイ出口後の伸び歪みである。上記メカニズムに基づ
いてスキン層の厚みは、適当な締結具の断面の少なくと
も5%、好ましくは該1断面の少なくとも10%とすべ
きである。すなわち、1]4インチ(6,4t*)の軸
部を有する締結具は、使用適性を備えるためには、少な
くとも0.0125インチ(0,321)、好ましくは
少なくとも約0.025インチ(0,64mm)の配向
したスキン層を持つべきである。したがって、押出され
た締結具素材を延伸(引落し)するか、型成形条件を適
宜調整する、たとえば異形材の成形に採用されるように
溶融体および金型の温度ならびに射出圧力および速度を
比較的低くするといった「温和な」成形条件を採用する
ことにより、配向の増大を図ることができる。
スキン層厚みの概算値、ならびに伸び歪みに対すに大き
な要因であると思われる。
本発明の締結具の頭部(ヘッド)は、音波もしくは超音
波エネルギーを使用する従来法により形成され、場合に
より加熱を併用してもよい。
本発明の締結具がボルト、ネジ、クギなどの形状のもの
である場合、ネジ山、セレーシヨン(平目刻み)などの
形状修正をプラスチック製品の賦形に常用されている方
法で行うことができる。
所望により、本発明のサーモトロピック液晶性ポリマー
からなる固化と成形が既に済んだ締結具のセン断強度、
引張強度および伸びなどの物理的性質を、そのサーモト
ロピック液晶性ポリマーの融解温度より低温で、ポリマ
ーの融解温度を少なくともlO℃上昇させるのに十分な
時間だけ熱処理することにより、任意に増強することも
できる。
たとえば−長尺材を、窒素もしくはその他の雰囲気中で
、ポリマーの融解温度より低く、かつ融解温度まで50
℃以内の高温度で24時間まで熱処理しうる。
本発明によると、締結具がリベットである場合、慣用手
段を採用して所望の頭部、すなわちリベット類を形成す
ることができる。たとえば、埋込型(flush)のり
ヘット頭の形成は高圧溶接法により実施できる。この方
法は、材料を超音波エネルギーの適用により軟化させる
だけで、実際には溶融しない。盛り上がった突出型のリ
ベット類は、頭を別の部材として付は加えるステーキン
グ(頭付け)もしくはステーク溶接により形成できる。
穴の中に挿入したリベットを、突出したリベットすなわ
ちボスの表面に超音波エネルギーを当て、リベット本体
を軟化させることにより拡幅することによってもリベッ
ト類を形成できる。
たとえば、20〜40 Ktlzの慣用の超音波装置を
有利に使用できる。使用するジグおよび装置、たとえば
超音波ホーンの望ましい形状は、当該技術分野では公知
である。
実際問題として、リベット類の形成は、締結すべき工作
物を貫通して表面から突き出たりヘットの突出部もしく
はボスに超音波エネルギーを導入することにより行うこ
とができる。適当に導入されたエネルギーにより、突出
部もしくはボスの形状を変化させ、そのため工作物が締
結される。
より具体的に説明すると、突出部もしくはボスの高さは
、所望形状の頭部を形成するのに十分な材料を与えるよ
うに基材の工作物の厚みより高くする。突出部の先端に
隣接してカプラ一部材を配置し、その後このカプラ一部
材を高周波数で超音波振動させて、これで突出部の先端
を下向きに打比することにより突出部もしくはボスに超
音波エネルギーを導入する。こうして超音波エネルギー
が突出部もしくはボスに捕捉されると、これが加熱され
、流動可能になるため、その先端部がカプラ一部材の打
擲により潰れて拡がる。
本発明のサーモトロピック液晶性ポリマー製締結具の物
理的性質は、特異なものであり、賦形漫作、すなわち上
に説明したような射出成形もしくは溶融押出で加工する
ことのできる他のポリマーではこのような物理的性質を
完全に得ることはできないと思われる。
本発明のサーモトロピック液晶性ポリマーのセン断強度
は極めて裔く、少なくとも10.GOOpsi (70
0kg/cd)であって、たとえば10,000〜75
.000psi (700〜5270kg/ ej) 
もしくはそれ以上テアル。
かかるセン断強度は、ASTM 8565−76に規定
の標準的方法により測定するのが好都合である。したが
って、本発明の締結具は、従来の熱可塑性ポリマー材料
から形成した締結具をひどく損傷するような大きさのセ
ン歪量みに耐えるという顕著な傾向を示す。
本発明のサーモトロピック液晶性ポリマーの締結具の引
張強度も高く、少なくとも20,0OOpsi (14
00kg/cj)であり、たとえば20.000〜15
0,000psi (1400〜10.500kg/c
al)である、かかる引張強度は、137M D638
に規定の標準的方法により約23℃で歪みゲージを使用
して測定するのが好都合である。
本発明のサーモトロピック液晶性ポリマーの耐薬品性を
、次の第1A表および第1B表に記載のデータで例示す
る。これらの表は、本発明の締結具を製作する素材樹脂
を、塩酸、クロム酸、硝酸および硫酸;水酸化ナトリウ
ムおよびめっきeに各種温度で30日間暴露した結果を
示す。
さらに、本発明に係るサーモトロピック液晶性ポリマー
製の締結具の線熱膨張率特性は、現在使用されている金
属製締結具および他のプラスチック製の締結具(これら
は一般にこの点で不十分なために使用不適であると認め
られている)とは異なり、非常に満足すべきものである
ことも認められた。
好適態様にあっては、本発明の締結具の線熱膨張率は、
強化材もしくはサーモトロピック液晶製ポリマー中で同
様の強化有用性を発揮する充填材を配合して変化させる
。各種の充填材および/または強化材を得られる成形材
料に基づいて約O〜50@量%もしくはそれ以上、好ま
しくは約lθ〜40@量%もしくはそれ以上の合計量で
配合することができる0本発明の締結具申に強化材とし
て使用できる代表的な繊維としては、ガラス繊維、石綿
、黒鉛質炭素繊維、非晶質炭素繊維、合成ポリマー繊維
、アルミニウム繊維、ケイ酸アルミニウム繊維、アルミ
ニウム繊維の酸化物、チタン繊維、ホウ素繊維、マグネ
シウム繊維、ロックウール繊維、スチール繊維、タング
ステン繊維、木綿繊維、および木材セルロース繊維など
が挙げられる。所望により、繊維状強化材は、最終的に
連続マトリックス相となる液晶性ポリマーへの付着力を
改善するために予(+ifi処理してもよい。代表的な
充填材には、ケイ酸カルシウム、ノリ力、クレー、タル
ク、マイカ、ポリテトラフルオロエチレン、黒鉛、アル
ミナ・3水和吻、炭酸ナトリウムアルミニウム、バリウ
ムフェライトなどがある。
ガラス繊維はどのような量で使用してもある程度の有益
な結果は認められるが、その配合量は熱膨張率を変化さ
せうように調節するのが好ましい。
したがって、本発明のサーモトロピック液晶性ポリマー
からなる締結具の軸部の膨張および収縮傾向の程度を、
締結すべき他材料の膨張および収縮と一敗した(1向の
ものとするのが有益である。
線熱膨張率の測定は、デュポン・サーモメカニカル・ア
ナライザを使用して、細長い部材を100℃以下の温度
で検査することで好都合に実施できる。
必須ではないが、ガラス繊維をンラン系すイジング剤に
より処理しておくのが好ましい。使用により好結果が得
られる代表的なサイジング剤には、γ−グリッドキシプ
ロビルトリメトキシシランおよびγ−アミノプロピルト
リエトキシシランがあるが、他のシラン系カップリング
剤も同様に有益な結果を与えよう。カップリング剤もし
くはその他の表面処理剤で予め処理したガラス繊維は、
市販品を噴入することもできる。
本発明では、締結具の製造に使用するために、強化の目
的でサーモトロピック液晶性ポリマーマトリックスにガ
ラス繊維を配合して成形材料を調製するのが好ましい。
本発明の製品に使用する場合、ガラス繊維は故平均長さ
が約0.1〜1.o+u、より好ましくは約0゜2〜0
.5酊、特に好ましくは約0.3〜0.41璽のもので
ある。好適なガラス繊維が各種の供給源から市販されて
いる。特に有用な市販のガラス繊維は、平均原長が約1
78〜1〕4インチ(3,2〜6.4龍)のものである
、市販のガラス繊維は、通常約10〜13μ慣の平均直
径を有する。
このように、本発明の締結具は、現在利用されている金
属製もしくは他のプラスチック製の締結具とは異なり、
非常に満足すべき線熱膨張率を示すことが判明した。育
利には、この材料の線熱膨張率は、締結すべき材料と適
合しうるちのであって、約−3,0〜3.OXl0−5
(in/in℃)の範囲内である。本発明の締結具を形
成する強化ポリマーの線熱膨張率の好適な値は、約−2
,0〜2.OXl0−5(in/in’c)の範囲内で
ある0本発明で用いる強化ポリマーの線熱膨張率の例を
、競合材料と比較して次表に示す。表中、“C”が線熱
膨張率を表わす。
CXl0−5(in/in℃)+ 30%ガラス繊維      −0,3〜−0,07液
晶性ポリマー(実施例1) +40%ウオラストナイト    0.77〜1.1ア
ルミニウム          2.4チタン/ニオブ
合金       0.8ナイロン         
   7.2Rynite 530 PET樹脂   
   2.4〜3.6UItea+ 2300ポリエー
テル イミド樹脂         2.9 以下の実施例は、本発明の具体例として示したものであ
る。ただし、本発明は、実施例に記載の詳細に制限され
るものではない。
天皇史上 サーモトロピック液晶性を示す全芳香族ポリエステルを
使用して、本発明により溶融押出(射出成形)による締
結具の製作を行った。この全芳香族ポリエステルは、米
国特許第4.161.470号の記載に従って調製した
、p−オキシベンゾイル反復単位73モル%と6−オキ
シ−2−ナフトイル反復華位27モル%とからなるもの
であった。この全芳香族ポリエステルは、60°Cでペ
ンタフルオロフェノールに0.1重世%の濃度で溶解し
た時に8.4 dl/gの対数粘度数を示し、示差走査
式熱量法における融解温度ピークは約289℃であった
大立桝主 実施例1の全芳香族ポリエステルに代えてサーモトロピ
ック液晶性を示す全芳香族ポリ (エステル−アミド)
を用い、異なる押出条件を用いて、実施例1を実質的に
繰り返した。より具体的には、この全芳香族ポリ (エ
ステル−アミド)は、本出願人に譲渡された米国特許第
4.330.457号(1982年5月18日発行)に
記載の製造法により、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
60モル%、テレフタル1!20モル%およびp−アミ
ノフェノール20モル%から形成したものである。この
全芳香族ポリ (エステル−アミド)は、60℃でペン
タフルオロフェノールに0.1重1%の4度で溶解した
時に4.41dl/gの対数粘度数を示し、示差走査式
21法による融解温度ピークは284℃であった。
去立斑主 本実施例は、本発明で用いる代表的な充填材配合液晶性
ポリマーの引張およびセン断特性を、航空機産業で締結
具に使用されている金属材料と比較した結果を示す、す
なわち、実施例1および2のポリマー材料に充填材を配
合した成形材料を、第2表に示すようにアルミニウムお
よびチタン/ニオブ合金と比較する。各材料の比重なら
びに強度/重量比の結果も第2表に併せて示す。この結
果をその他の結果と共に考慮すると、本発明で用いる液
晶性ポリマーが優れていることがわかる。
耐薬品性および耐電食性(ガルバニ腐食に対する耐性)
を考慮すると、本発明の液晶性ポリマーは多くの用途に
対して優れた材料であると考えられる。
xIL土 4種類の競合材料の直径174インチ(6,4m)の丸
棒形射出成形試験片を二面セン断試験に付した。
結果は、本発明で用いる液晶性ポリマー材料が明らかに
存利であることを示した。試験した競合材料は、ナイロ
ン(ガラス繊維33%配合ナイロン)−ポリアミド樹脂
 、Rynite 530 (ガラス繊維30%配合)
−デュポン社製のポリエチレンテレフタレート樹脂、旧
tea 2300 (30%ガラス繊維配合)−ゼネラ
ル・エレクトリック社製のポリエーテルイミド樹脂、お
よびRyton R−4(40%ガラス繊維配合)−フ
イリツプス・ペトロリアム社製のポリフェニレンスルフ
ィド樹脂であった。比較のために、結果を次表に寞施例
1社番曇4の液晶ポリマーの結果と共に示す、この表に
示したセン断強度の面での利点のほかに、本発明で用い
る液晶ポリマーは、比較材料のすべてより引張強度の面
で優れており、またRytonを除くすべての比較材料
に比べて耐薬品性にも優れていることも留意されたい。
材料              セン断強度ナイロン
              14.200Rynit
e 530 PET樹脂          9,89
0Ultem 2300ポリエーテルイミド樹脂  1
3.210Ryton R−4ポリフエニレン スルフイド樹脂        12,070+3oz
  ガラス 8維         20,070大^
皿立 実施例Iおよび2の液晶性ポリマーから成形したリベッ
トについて熱膨張率を測定した。成形は、アーバーグ(
Arburg)射出成形機により、174インチ(6,
4N)の軸部直径のリベットを製造するりヘット金型を
用いて行った。成形操作条件は、溶融体温度260〜2
80℃、金型温度40〜80℃1射出圧力(ゲージ圧力
測定値) 100〜500 psi (7〜35kg/
cJI)、射出速度100〜+50整定値を採用した。
実験は、得られたリベットの軸に1インチ(2,54c
m)の伸び計を取りつけ、このゲージを加熱器に入れる
ことにより行なった。加熱器の温度は、室温から150
℃まで、1段階約25℃づつ段階的に昇l&させ、各段
の間は約2℃/ m i nの速度で加熱器温度が上昇
した。
この加熱実験中に得られた温度のデータから、下記のv
A熱膨張率が得られた。
174インチ平リベすト 3716インチ平リベット 試験したすべてのポリマー試料が、試験した温度範囲で
は負の熱膨張率を示した。
以上に本発明を好適態様について説明したが、本発明の
範囲内で各種の変更が可能であることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、締結具のセン断強度試験で起こるセン断破壊
様式を示す略式図、 第2図は、本発明に係る押出成形により形成された締結
具軸部のポリマー構造を示す、押出成形締結具の一部破
断略式図、および 第3図は、本発明に係る射出成形により形成された締結
具軸部のポリマー構造を示す、射出成形締結具の一部破
断略式図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)頭部と工作物に設けた孔に挿入するようになって
    いる比較的剛体の軸部とを有する、約50重量%までの
    強化材を配合したサーモトロピック液晶性ポリマーから
    なる一体型締結具であって、セン断強度が少なくとも約
    15,000psi(1050kg/cm^2)および
    引張強度が少なくとも20,000psi(1400k
    g/cm^2)であることを特徴とする締結具。
  2. (2)前記締結具が高度に配向されたスキン層を有して
    いる、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  3. (3)前記軸部に第二の頭部が設けられている、特許請
    求の範囲第1項記載の締結具。
  4. (4)前記軸部の外面にネジ山が設けられている、特許
    請求の範囲第1項記載の締結具。
  5. (5)前記頭部および軸部が前記締結具の直線軸に沿っ
    て中空である、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  6. (6)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、60℃
    でペンタフルオロフェノールに0.1重量%の濃度で溶
    解した時に約1.0〜15dl/gの対数粘度数を有す
    るものである、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  7. (7)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、全芳香
    族ポリエステル、芳香族−脂肪族ポリエステル、全芳香
    族ポリ(エステル−アミド)、芳香族−脂肪族ポリ(エ
    ステル−アミド)、芳香族ポリアゾメチン、芳香族ポリ
    エステル−カーボネートおよびこれらの混合物よりなる
    群から選ばれたものである、特許請求の範囲第1項記載
    の締結具。
  8. (8)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、全芳香
    族ポリエステル、全芳香族ポリ(エステル−アミド)、
    芳香族−脂肪族ポリ(エステル−アミド)およびこれら
    の混合物よりなる群から選ばれたものである、特許請求
    の範囲第1項記載の締結具。
  9. (9)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、本質的
    に下記の反復成分 I 、II、III、および場合によりIV: I ▲数式、化学式、表等があります▼ II▲数式、化学式、表等があります▼(式中、Aは少な
    くとも1 つの芳香環からなる2価基または2価trans−1,
    4−シクロヘキシレン基を意味する)、III−[Y−A
    r−Z]−〔式中、Arは少なくとも1つの芳香環から
    なる2価基、YはO、 NHまたはNR、そしてZはNHまたはN R(ただし、Rは炭素数1〜6のアルキル 基またはアリール基)を意味する〕、 IV−[O−Ar′−O]−(式中、Ar′は少なくとも
    1つの芳香環からなる2価基を意味 する)、 (ただし、上記式中、環に結合している水素原子の少な
    くとも一部は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
    4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル基、およびこれ
    らの組合せよりなる群から選ばれた置換基で場合により
    置換されていてもよい) からなる、約400℃より低温で異方性溶融相を形成し
    うる溶融加工性ポリ(エステル−アミド)であり、この
    ポリ(エステル−アミド)は約10〜90モル%の成分
    I 、約5〜45モル%の成分II、約5〜45モル%の
    成分IIIおよび約0〜40モル%の成分IVからなるもの
    である、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  10. (10)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、本質
    的に下記の反復成分 I 、IIおよびIII: I ▲数式、化学式、表等があります▼ II一般式−[O−Ar−O]−で示されるジオキシアリ
    ール成分(式中、Arは少なくとも 1つの芳香環からなる2価基を意味する)、III一般式
    ▲数式、化学式、表等があります▼で示されるジカ ルボキシアリール成分(式中、Ar′は少 なくとも1つの芳香環からなる2価基を意 味する)、 (ただし、上記式中、芳香環に結合している水素原子の
    少なくとも一部は任意に置換されていてもよく、その場
    合の置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
    4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル基およびこれら
    の組合せよりなる群から選ばれる) からなる、約400℃より低温で異方性溶融相を形成し
    うる溶融加工性全芳香族ポリエステルであり、このポリ
    エステルは約10〜90モル%の成分 I 、約5〜45
    モル%の成分IIおよび約5〜45モル%の成分IIIから
    なるものである、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  11. (11)前記サーモトロピック液晶性ポリマーが、本質
    的に下記の反復成分 I およびII: I ▲数式、化学式、表等があります▼ II▲数式、化学式、表等があります▼、 (ただし、上記式中、芳香環に結合している水素原子の
    少なくとも一部は任意に置換されていてもよく、その場
    合の置換基は、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
    4のアルコキシ基、ハロゲン、フェニル基およびこれら
    の組合せよりなる群から選ばれる) からなる、約350℃より低温で異方性溶融相を形成し
    うる溶融加工性全芳香族ポリエステルであり、このポリ
    エステルは約10〜90モル%の成分 I および約10
    〜90モル%の成分IIからなるものである、特許請求の
    範囲第1項記載の締結具。
  12. (12)強化材を約10〜40重量%の量で配合した、
    特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  13. (13)強化材が、数平均長さが約0.1〜1.0mm
    、好ましくは約0.3〜0.4mmのガラス繊維からな
    る、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
  14. (14)強化材が、該締結具を製造するために前記サー
    モトロピック液晶性ポリマーと混合される前にシランサ
    イジング剤により処理されたガラス繊維からなる、特許
    請求の範囲第1項記載の締結具。
  15. (15)線熱膨張率が、約−3.0〜3.0×10^−
    ^5(in/in℃)、好ましくは約−2.0〜2.0
    ×10^−^5(in/in℃)であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の締結具。
JP26099785A 1985-11-20 1985-11-20 締結具 Pending JPS62124306A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017511760A (ja) * 2014-03-11 2017-04-27 エジョット ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 少なくとも1つが繊維強化プラスチックでできているコンポーネントを結合する方法

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US10875251B2 (en) 2014-03-11 2020-12-29 Ejot Gmbh & Co. Kg Method for connecting components, one of which is made of a fiber-reinforced plastic

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