JPS6212407Y2 - - Google Patents

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JPS6212407Y2
JPS6212407Y2 JP13541283U JP13541283U JPS6212407Y2 JP S6212407 Y2 JPS6212407 Y2 JP S6212407Y2 JP 13541283 U JP13541283 U JP 13541283U JP 13541283 U JP13541283 U JP 13541283U JP S6212407 Y2 JPS6212407 Y2 JP S6212407Y2
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JP
Japan
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water
slaked lime
tank
lime
constant
Prior art date
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Application number
JP13541283U
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English (en)
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JPS5988427U (ja
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に水道水に注入して該水道水の水素
イオン濃度(以下、PHという)を調整するための
飽和石灰水を製造する装置に関するものである。
水道水のPHを調整するために該水道水に消石灰
を溶解注入することが知られているが、この消石
灰は水に溶解しにくいため、あまり広く採用され
ていない。これは従来の注入方法に問題点がある
からである。即ち、従来公知の消石灰注入方法と
しては、粉末注入法とスラリー注入法があるが、
両者とも注入すべき消石灰の計量に問題があり、
注入誤差が大きくて濃度が不均一になる上に不溶
分まで注入することが多く、該不溶分が注入され
ると、水道管の途中に沈積して送水に支障を来す
し、また前者は注入地点に広面積の土地が必要で
あり、更に、両者とも電気的に駆動操作を行なつ
ているので、停電時には作業の停止を止むなくさ
れるという難点があるのである。
而して、溶解すべき固形物を収容した槽内に溶
媒を供給して、適宜の溶液を製造する装置は数多
く開発されているが、これら従来品に消石灰を収
容し通水しても、前述したように消石灰は極めて
水に溶けにくいため、飽和溶液が得られなかつた
り溶液に固体のままの消石灰が混入したりして、
いずれも飽和石灰水を製造する目的に実用するこ
とはできない。
本考案は上記のような従来技術に鑑み、不溶分
を含まない飽和石灰水を簡単に且つ特別の動力を
必要とせずに製造することのできる装置を提供す
ることを目的としてなされたもので、その構成
は、消石灰を飽和量溶解すべき水の供給を受けて
該水の水位を一定に保ちながら定量ずつ排出する
定水位槽と、底面から充分離隔した位置に通水性
で消石灰を通貨させることなく積層し得る中底を
設けて該中底上に消石灰を収容するようにすると
共に上部に送出部を設け前記定水位槽から定量ず
つ排出される水が底部付近から中底へ向けて供給
されるようにし前記消石灰が中底上で送出部より
下位の領域において流動するようにした溶解槽と
から成ることを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
1はその底部2に給水部3と排水部4を設ける
と共に内部に上部を漏斗状5aに形成し下部5b
を前記底部2を貫通させて溢水排出管5を設けた
定水位槽で、給水部3から槽1内に水を送り込
み、排出部4から排出するのであるが、槽1内の
水位が上昇して溢水排出管5の漏斗状5a部の上
縁に達すれば、該漏斗状5a部内に流入し、下部
5bから排出されて、水位即ち排出部4からの水
の排出速度が常に略一定に保たれるようになつて
いる。
6はその底部7との間に充分な間隔(例えば全
高の1/7程度)をあけて金網等による通水性で消
石灰を通過させることなく積層し得る中底8を設
けて、該中底8上に粉末状の消石灰9を収容する
ようにする一方、側壁底部8付近に導入部10を
設け上部に送出部11を設けた溶解槽で、導水部
10から水を導入すれば、水は底部7と中底8と
の間に充満した後、中底8に向けて上昇し、該中
底8を通過して消石灰9の層中に入り、該消石灰
9を中底8より上で送出部11より下位の領域に
おいて流動させながら溶解しつつ上昇して飽和石
灰水12となり、送出部11から送出されるよう
になつている。
13は定水位槽1の排水部4と溶解槽6の導水
部10とを連結する連結管で、途中に流量計14
と流量調節弁15を設けてある。16はドレン抜
きである。
而して、本考案装置は消石灰9を飽和量溶解注
入すべき水を定水位槽1の給水部3から該槽1内
に送り込み、該水の水位即ち排出部4からの排出
速度を略一定に保つと共に前記流量調節弁15で
流量を調節しながら、該水を排出部4から連結管
13、導水部10を通して溶解槽6の底部7付近
に導入することにより、底部7と中底8との間か
ら中底8を通つて消石灰9の層中に入つた水が、
該消石灰9を溶解槽6の上層以外の部分で流動さ
せながら溶解し、上昇して飽和石灰水12となる
ので、該飽和石灰水12を送出部11から水道管
の必要個所へ送出注入して、水道水のPHを調整す
るのである。
上述の通り、本考案は消石灰を溶解注入すべき
水の流量を適宜調節し水圧を適切な値として、消
石灰粉末を収容した槽中に下から送り込んで消石
灰の層中を上向流させ、消石灰の粉末を流動させ
ながら溶解して飽和石灰水とするものであるか
ら、従来、水に溶解しにくいとされている消石灰
を容易に飽和するまで溶解することができるので
ある。
しかも、本考案によれば、導入された水は一旦
底面と中底との間に充満しその後消石灰層へ向け
て上昇するから、該消石灰層中のすべての消石灰
粉末を流動させることができ、極めて効果的且つ
経済的である。
更に、導入部より導入される水はあらかじめ流
量水圧等が調整されていて前記消石灰を溶解槽の
上層以外の部分で流動させるものであるから、従
つて本考案装置により製造した飽和石灰水は不溶
分を含有するおそれはおよそ皆無であり、従つて
水道水に注入して該水道水のPHを調整しても、消
石灰の不溶分が管内に沈積するおそれがないばか
りでなく、管の内管に水酸化カルシウムの薄い皮
膜が形成されて、該管の耐食性を高められ、その
耐用年数を長くすることができる。
また、本考案によれば、溶解槽に投入する消石
灰の計量が容易で、槽の大きさにもよるが、1〜
数日に1回の投入ですませることができるので、
操作、作業が簡単な上に略均一速度で飽和石灰水
を製造することができるから、これを水道水に注
入して該水道水のPHを略均一に保つことができる
し、然も電気的な駆動操作を行なわないから、停
電時でも作業を中止する必要はない。
なお、本考案装置はこれを適宜数併設すれば、
一時に大量の水道水に飽和石灰水を注入すること
ができ、更に本考案装置は他の適宜な薬品の溶液
を水道水に注入するのに用いても有用である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案装置の一例を示す断面図である。 1…定水位槽、3…給水部、4…排水部、5…
溢水排出管、6…溶解槽、8…中底、9…消石
灰、10…導入部、11…送出部、12…飽和石
灰水、13…連結管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 消石灰を飽和量溶解すべき水の供給を受けて該
    水の水位を一定に保ちながら定量ずつ排出する定
    水位槽と、底面から充分離隔した位置に通水性で
    消石灰を通過させることなく積層し得る中底を設
    けて該中底上に消石灰を収容するようにすると共
    に上部に送出部を設け前記定水位槽から定量ずつ
    排出される水が底部付近から中底へ向けて供給さ
    れるようにし前記消石灰が中底上で送出部より下
    位の領域において流動するようにした溶解槽とか
    ら成ることを特徴とする飽和石灰水を製造する装
    置。
JP13541283U 1983-09-02 1983-09-02 飽和石灰水を製造する装置 Granted JPS5988427U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13541283U JPS5988427U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 飽和石灰水を製造する装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13541283U JPS5988427U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 飽和石灰水を製造する装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5988427U JPS5988427U (ja) 1984-06-15
JPS6212407Y2 true JPS6212407Y2 (ja) 1987-03-31

Family

ID=30304791

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JP13541283U Granted JPS5988427U (ja) 1983-09-02 1983-09-02 飽和石灰水を製造する装置

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JPS5988427U (ja) 1984-06-15

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