JPS6212397Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は新規な構成を有する洋式便器用の使いす
てカバーを提供しようとするものである。

従来、洋式便器のカバーについてはパイル状の
布地を素材とした便座用のカバーと便器前面に敷
設する床用シートなどからなつている。しかし、
男子が小便に使用する際には便座が起立した状態
となるが、便器の上縁開口部を汚すおそれがあ
り、また、便器前面の床面をも汚すおそれがあ
る。また、汚した場合には当然洗濯することにな
るが、素材がパイルであるところから洗濯しずら
いなどの問題もあつた。

本案はかかる問題を充分解決しようとするもの
で、以下図面を参照しながら、その１実施例の詳
細を説明する。

１は本案の洋式便器用カバーである。そして、
その構成は、紙、合成樹脂などを素材として洋式
便器２における便器体２Ａの上面開口部の周縁２
Ｂに対応する平面円輪状の覆い部３の一方端に上
記便器体２Ａの前壁部２Ｃに垂下されるべき帯状
部４を連設し、上記帯状部４の先端には上記便器
体２Ａの前面側床面に敷設されるべき床用シート
部５を連設し、上記覆い部３の他方端には上記洋
式便器２における便座２Ｄに脱着する便座用カバ
ー６が連設されている。

本案のものは上述の如く構成されているから、
便座、便器体の上面開口部の周縁、便器体の前面
側床面がカバーで覆われているから、冒頭で指摘
したような問題を解決することができる。しか
も、使いすてに構成されているから洗濯の必要も
ない。

など、数多くの利点を有する有用な考案と言う
べきものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の１実施例を示すもので、第１図は
洋式便器の斜視図、第２図、第３図は使用状態の
斜視図、第４図はカバーの斜視図、第５図は同上
のＡ−Ａ線断面図、第６図は第４図のＢ−Ｂ線断
面図、第７図は第４図のＣ−Ｃ線断面図、第８図
は第４図のＤ−Ｄ線断面図である。 １……洋式便器用カバー、２……洋式便器、２
Ｂ……上面開口部の周縁、２Ｃ……前壁部、３…
…覆い部、４……帯状部、５……床用シート部、
６……便座用カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紙、合成樹脂などを素材として洋式便器２にお
   ける便器体２Ａの上面開口部の周縁２Ｂに対応す
   る平面円輪状の覆い部３の一方端に上記便器体２
   Ａの前壁部２Ｃに垂下されるべき帯状部４を連設
   し、上記帯状部４の先端には上記便器体２Ａの前
   面側床面に敷設されるべき床用シート部５を連設
   し、上記覆い部３の他方端には上記洋式便器２に
   おける便座２Ｄに脱着すべき便座用カバー６を連
   設せしめたことを特徴とする洋式便器用カバー。