JPS6212109A

JPS6212109A - 電磁変換用装置

Info

Publication number: JPS6212109A
Application number: JP60150120A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Mitsui; 正三井; Kiyoshi Shimozawa; 下沢　清
Original assignee: TDK Corp
Current assignee: TDK Corp
Priority date: 1985-07-10
Filing date: 1985-07-10
Publication date: 1987-01-21
Also published as: JPH0587003B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ＩＣカード等の電力、情報の送受信に用いる
のに好適な電磁変換用装置に関する。

（発明の概要）本発明は、ＩＣカード等の電力、情報の送受信に用いる
電磁変換用装置において、１次コアを２分割し、カード
等に設けられる２次コアの挿入動作時に１次コアを開い
て１次コア側ギャップ間隔を広げることができ、挿入完
了後１次コアを閉じて通常の狭いギャップ間隔で電力、
情報の送受信を実行するようにしたものである。

（従来の技術）従来のこの種の電磁変換用装置の１例を第４図に示す。

この図において、１次コア１には１次巻線２が巻回され
、これに電源（又は送信源）３が接続される。一方、Ｉ
Ｃカード４内には２次コア５及びこれに巻回された２次
巻線６が配置されている。

ｔ５４図の電磁変換用装置は図示のごとく２次コア５が
１次コア１のギャップに挿入されてコア１゜５で閉磁路
を構成したとき、１次及び２次巻線２゜６を有するトラ
ンスとして作用し、電源３よりの電力、情報が２次巻線
６側に誘起することになり、電力、情報の送受信を無接
点で行うことができる。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、原理的には第４図のように１次コア１は一定
ギャップのコアであればよいが、電磁変換効率を上げる
ためにギャップは狭くなるので、ギャップにＩＣカード
を挿入しにくくなったり、挿入する際にＩＣカードが傷
付いたりする不都合が生じていた。

（問題点を解決す条だめの手段）本発明は、上記の点に鑑み、１次コアを２分割し、カー
ド等に設けられる２次コアの挿入動作時に１次コアを開
いて１次コア側ギャップ間隔を広げることができ、挿入
完了後１次コアを閉じて通常の狭いギャップ間隔で電力
、情報の送受信を実行可能にして、カード等の挿入動作
を容易とし、かつカード等の傷付きを防止した電磁変換
用装置を提供しようとするものである。

本発明は、ギャップを有していて１次巻線が巻回される
１次コアと、前記ギャップに対し挿入自在で２次巻線が
巻回された２次コアとを備えた構成において、前記１次
コアを第１分割コア部と第２分割コア部とに２分割し、
少な（ともいずれか一方の分割コア部の対接面の一辺に
開閉用曲面を形成することにより、上記問題点を解決し
ている。

（作ｆｆ１）本発明では、１次コアを第１分割コア部と第２分割コア
部とに２分割し、少なくともいずれか一方の分割コア部
の対接面の一辺に開閉用曲面を形成して、１次コアのギ
ャップの開閉ができるようにしている。従って、２次コ
アを内点したＩＣカード等をギャップに挿入する時及び
抜き取る時に前記ギャップ間隔を広くしておき、電力及
び情報の送受信の時のみ前記ギャップ間隔を狭くして効
率的な電磁変換を実行することができる。

（実施例）以下、本発明に係る電磁変換用装置の実施例を図面に従
って説明する。

第１図及びｖ、２図において、１次コアは２分割されて
いて、略Ｕ字形の第１分割コア部ＩＡと同じく略Ｕ字形
の第２分割コア部ＩＢとから成っている。

ここで、各分割コア部ＩＡ、ＩＢの後端は相互に密接可
能な対接面１１Ａ、１１Ｂとなっており、先端はギャッ
プＧを構成するギャップ面１２Ａ。

１２Ｂとなっている。

そして、各分割コア部ＩＡ、ＩＢの後端側脚部１３Ａ、
１３Ｂの横断面は方形であり、１次コア開閉のために各
対接面１１Ａ、ＩＩＢのヒンジ１４を取り付ける側の１
辺には開閉用曲面１５Ａ。

１５Ｂ（いわゆるＲ）が形成されている。ヒンジ１４は
第１分割コア部ＩＡとｖ、２分割コア部ＩＢとを開閉自
在に一体化するものであればどのような構成でもよい。

一方、各分割コア部ＩＡ、ＩＢの先端側脚部１６Ａ、１
６Ｂは巻線を容易とするために横断面は円形であり、各
先端側脚部１６Ａ、１６Ｂに１次巻線が分割されてそれ
ぞれ巻回される。すなわち、ｆＪＳ１巻線部２Ａは先端
側脚部１６Ａに巻回されミ第２巻線部２Ｂは先端側脚部
１６Ｂに巻回され、両８ｍ部２　Ａ、２　Ｂは電気的に
直列接続される。

ＩＣカード４内には２次コア５及びこれに巻回される２
次巻線６が配置されるが、ＩＣカード４が０．８ｍｍ＋
程度の厚みであるので、２次コア５も０．８ｍｍ程度以
下の厚みで、しかも巻線の容易さを考慮すると円板であ
ることが望ましい。２次コア外径は１０ｍｍ位であり、
これに対応させて前記１次コアのギャップ面１２Ａ、１
２Ｂの直径も例えば１０ｍｏ＋程度とする。

上記実施例の構成において、１次コアを構成する第１分
割コア部ＩＡ及び第２分割コア部ＩＢの゛ギャップ面１
２Ａ、１２Ｂの対向間隔であるギャップＧに、ＩＣカー
ド４を挿入しようとするとき、各分割コア部ＩＡ、ＩＢ
を第１図矢印Ｘの方向に開き、ギャップＧを広げておく
。そして、この状態においてＩＣカード４をギャップＧ
に挿入し、それから各分割コア部ＩＡ、ＩＢを矢印Ｘと
は反対方向に動かして閉じる。この状態では面分割コア
部ＩＡ、ＩＢの対接面１１Ａ、１１Ｂは密接しており、
ギャップＧは最も狭い間隔で、円板状の２次コア５と１
次コア先端のギャップ面１２Ａ、１２Ｂとは近接対向し
ているから、このときに電力や情報の送受信を実行する
。送受信完了後、再び各分割コア部ＩＡ、ＩＢを第１図
矢印Ｘの方向に開き、ギャップＧを広げておき、ＩＣカ
ード４を抜き取る。

上記実施例の構成によれば次のような効果を得るとかで
きる。

（１）　１次コアを２分割し、各分割コア部ＩＡ。

ＩＢに開閉用曲面１５Ａ、１５Ｂを形成したので、分割
コア部ＩＡ、ＩＢを開閉してギャップ間隔を変化させる
ことができる。従って、ＩＣカード４の挿入、抜き取り
時にはギャップＧを広げてＩＣカード４の操作を容易と
し、傷付（のを防止することができる。また、電力、情
報の送受信は分割コア部ＩＡ、ＩＢを閉じてギャップＧ
を狭くした状態で行え、効率の良い電磁変換が可能であ
る。

（２）　１次巻線を施す各分割コア部ＩＡ、ＩＢの先端
側脚部１６Ａ、１６Ｂは横断面が円形であり、１次巻線
を設けるのが容易である。また、１次巻線を２つの巻線
部に２分割してｆｊＳ１巻線部２Ａを先端側脚部１６Ａ
に巻回し、第２巻線部２Ｂは先端側脚部１６Ｂに巻回す
るようにしたので、１次巻線と２次巻線との間の結合を
良好にすることができる。

上記実施例では１次コアを２つの略Ｕ字形分割コア部の
組み合わせとしたが、１次コアの分割形状は適宜選択で
きる。第３図に本発明の他の実施例として１次コアを略
Ｕ字形分割コア部２０と略り字形分割コア部２１とに分
割した場合を示す。

この場合も、各分割コア部２０．２１の後端は相互に密
接可能な対接面２２Ａ、２２Ｂとなっており、先端はギ
ャップＧを構成するギャップ面２３Ａ、２３　Ｂとなっ
ている。また、分割コア部２０の後端側脚部２４の横断
面は方形であり、１次コア開閉のために各対接面２２Ａ
、２２Ｂのヒンジ取り付は側の１辺には開閉用曲面２５
Ａ、２５Ｂ（いわゆるＲ）が形成されている。各分割コ
ア部２０゜２１の先端側脚部２６Ａ、２６Ｂは巻線を容
易とするために横断面は円形である。その他の構成は前
述の実施例と同様である。

なお、１次コアのギャップ面は必要に応じて略円形又は
略方形とすることもできる。また、１次巻線は前記第１
分割コア部又は第２分割コア部のいずれかに巻回するよ
うにしてもよい。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の電磁変換用装置によれば
、ギャップを有していて１次巻線が巻回される１次コア
と、前記ギャップに対し挿入自在で２次巻線が巻回され
た２次コアとを備えた構成において、前記１次コアを第
１分割コア部と第２分割コア部とに２分割し、少なくと
もいずれか一方の分割コア部の対接面の一辺に開閉用曲
面を形成したので、カード等に設けられる２次コアの挿
入動作時に１次コアを開いて１次コア側ギャップ間隔を
広げることができ、挿入完了後１次コアを閉じて通常の
狭いギャップ間隔で電力、情報の送受信を実行可能にし
て、カード等の挿入動作を容易とし、かつカード等の傷
付きを防止可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電磁変換用装置の実施例を示す正
面図、第２図は実施例で用いる１次及び２次コアの形状
を示す分解斜視図、第３図は本発明の他の両実施例を示
す分解斜視図、第４図は従来の基本的な電磁変換用装置
を示す構成図である。１・・・１次コア、Ｉ　Ａ、Ｉ　Ｂ、２０．２１・・・
分割コア部、２・・・１次巻線、２　Ａ、２　Ｂ・・・
巻線部、４・・・ＩＣカード、５・・・２次コア、６・
・・２次巻線、１１Ａ、１１　Ｂ、２２　Ａ、２２　Ｂ
・・・対接面、１５Ａ、１５Ｂ、２５　Ａ、２５　Ｂ・
・・開閉用曲面、Ｇ・・・ギャップ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ギャップを有していて１次巻線が巻回される１次
コアと、前記ギャップに対し挿入自在で２次巻線が巻回
された２次コアとを備えた電磁変換用装置において、前
記１次コアを第１分割コア部と第２分割コア部とに２分
割し、少なくともいずれか一方の分割コア部の対接面の
一辺に開閉用曲面を形成したことを特徴とする電磁変換
用装置。
（２）前記２次コアが略円板状であり、前記１次コアの
ギャップ面が略円形又は略方形である特許請求の範囲第
１項記載の電磁変換用装置。
（３）前記１次巻線は前記第１分割コア部又は第２分割
コア部に巻回されている特許請求の範囲第１項記載の電
磁変換用装置。