JPS62119379A - 透明氷の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、透明氷の製造方法に関するものである。

〔従来技術〕

従来、透明な氷？作る製造方法としては概略セル方式と
プレート方式に大別される。セル方式は噴射式であり、
プレート方式は流水式である。これら噴射式及び流水式
の何れの方式に於いても冷凍雰囲気中で水分循環させな
がら製氷するものであるから、装置全体か大型化し、コ
スト的にも高くなり、側底家庭用冷蔵庫に取り付けられ
る自動製氷機等のようなものに利用することはできない
ものであった。

［目　的］ 本発明は水を強制的に循環させる方式全とらずに透明氷
を製造することにより、大巾に構造全簡素化しコンパク
トにすると共に、製氷機の低コスト化を計るようにした
ものである。

〔発明の構成〕

本発明は冷凍雰囲気中において、製氷皿内に棒状ヒータ
ーの先端を投入し、水の表面及び内部を温めながら製氷
し、製氷が完了する直前に上記ヒーターを取り除いて製
氷を行なうようにした透明氷の製造方法にある。

一般に透明な氷とは氷の中の気泡残存ｌに依存する。即
ち、水中に気泡残存量が少ないほど氷の透明度は良くな
る。

例えば、通常冷凍室内で水音製造する場合、表面から凍
り始め、気泡の出口が塞がれるために、その結果として
最後に凍る氷塊中央付近江気泡群が集まり、これが氷塊
の透明度全低下させる原因となる。

本発明は上述事項に鑑みてなされたものであり製氷中棒
状ヒーターにより水の表面及び内部を加温することによ
り気泡の出口を表面中央に設けることで上記気泡群を外
部に放出するようにしたものである。

〔実施例〕

ｌは冷凍冷蔵庫の冷凍室（何れも図示せず）内に設置さ
れる可撓性を有する合成樹脂製の製氷皿にして、多数の
製氷室２，２・・・を有している。

３は上記製氷皿ｌ内（本実施例に於いては１つの製氷室
２を利用して実験したものである）に出入自在に設けた
棒状ヒーターにして、加熱出力５Ｗのものを用いている
。該棒状ヒーター３の上下動は適当な駆動手段により行
なわれるものとしその下動時は棒状ヒーター３の先端部
と製氷室２の底面との距離が８−程度となるように設定
している。

そして、製氷皿ｌを冷凍雰囲気中に設置して製氷を行な
うにあたり、製氷中は棒状ヒーター８を製氷室２中に浸
漬させた状態で約７５分間通電し上記製氷室２内の水が
凍結完了直前に前記棒状ヒーター８への通電を停止する
と同時にこれを上動じて製氷室２より取り出し、製氷を
完了させる。

以上のようにして生成された製氷室２内の氷は気泡群を
殆んど含まず、その透明度は他の製氷室２で生成され念
氷に比して頗る良好となる。

その理由は、本発明によれば前述した如く製氷中、棒状
ヒーター８により水の表面及び内部を加温することで気
泡の出口が製氷室２の表面中央に形成されることとなり
、その結果気泡群が氷塊内部に閉じこめられることがな
いためである。

［効　果］ 本発明は、以上の如く冷凍雰囲気中において、製氷皿内
に棒状ヒーターの先端を投入し、水の表面及び内部？温
めながら製氷し、製氷が完了する直前に上記ヒーターを
取り除いて製氷を行なうようにしたものであるから、従
来の水を強制循環させるものに比して大巾に構造の簡素
化が計れ、それ故装置全体がコンパクトとなり、コスト
的にも安価に製作することができるという多々顕著な効
果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の透明氷全製造するための装置の概略構成
側断面図を示す。 ｌ：製氷皿、　　２．２・・・：製氷室、３：棒状ヒー
ター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷凍雰囲気中において、製氷皿内に棒状ヒーターの
   先端を投入し、水の表面及び内部を温めながら製氷し、
   製氷が完了する直前に上記ヒーターを取り除いて製氷を
   行なうようにした透明氷の製造方法。