JPS62119091A

JPS62119091A - 印刷方法

Info

Publication number: JPS62119091A
Application number: JP26063985A
Authority: JP
Inventors: Shinya Tachibana; 立花　伸也; Manabu Ishimoto; 学石本
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1985-11-20
Filing date: 1985-11-20
Publication date: 1987-05-30
Also published as: JPH0422710B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、版面のインキを転写用ブランケットを介して
被印刷体に転移して印刷する方式の印刷方法において、
ブランケット表面に転写したインキに含有するインキ溶
剤がブランケット表面より内部に浸透しないように、イ
ンキ溶剤を素早く蒸発乾燥させて、ブランケット表面の
膨潤変形を抑え、インキ転移性、印刷圧、及び印刷寸法
共に精度良く印刷するための印刷方法に関する。

（従来の技術）版面より一旦、ブランケット表面にインキを転移した後
のインキに含有するインキ溶剤弁は、インキを被印刷体
に転移した後も、ブランケットゴム表面から内部に浸透
してそのブランケットゴム層を膨潤させる。そのため、
ブランケット表面のインキとの親和性及び厚みが印刷回
数に対応して増大し、インキ転移性及び印圧及びブラン
ケット胴のトータルピッチおるいはブランケット表・面
の形状を変動させる。特にインキ転移性及びトータルピ
ッチ及び表面形状の変動は、印刷被膜厚さと印刷寸法精
度に影響を与える。

（発明の目的）本発明は、版と被印刷体との間の中間転写体であるブラ
ンケット胴の膨潤によるインキ転移性の変動と、表面変
形を抑え、版に忠実な印刷被膜と、精度のある寸法再現
性を得ることを目的とする印刷方法である。

（発明の構成）本発明は、版面のインキを転写用ブランケット面に転写
した後、該ブランケット面のインキを被転写体に転移さ
せて印刷する方式の印刷方法において、被印刷体にイン
キを転写した後の転写用ブランケットゴム表面を送風機
必るいは加熱乾燥機等の適宜乾燥手段を用いて乾燥させ
た債、版面のインキを該ブランケットを介して被印刷体
に転移させて印刷することを特徴とする印刷方法でおる
。

本発明方法を凹版オフセット方式によって詳細に説明す
れば、第１図、凹版（３）のインキセル（３ａ）内に充
填されたインキ（５）をシリコンゴム層を表面に有する
転写用ブランケットを備えた転写体（２）に転写した後
、被印刷体く４）に転移させて印刷を行なう。そして、
転写後のブランケット転写体（２）のゴム層からなる表
面を加熱送風機（１）を用いて乾燥させ、シリコンゴム
層に浸透するインキ溶剤を蒸発させ、ゴム層の膨潤を抑
えることによって、常にインキに対する親和性及びゴム
層の厚みが一定に保たれるようにしたものである。印刷
毎にブランケットのゴム層を乾燥することによって、膨
潤による厚みの変動、インキに対するゴム層表面の親和
性を一定に保ち、印圧過剰による再現画質の低下を防ぎ
、且つ、印刷寸法精度及びインキ転移性を極めて良好に
維持するものであり、安定した状態での連続印刷が可能
となる。乾燥操作に使用する乾燥機は、熱風、遠赤外線
、赤外線乾燥機又は、単純な送風機等、必るいは、これ
らの組み合わせでよい。また、転写体でおるブランケッ
トの材質としては、熱に対して安定なシリコンゴムを用
いることによって、インキ溶剤の浸透しやすいブランケ
ット表面を最適な条件で乾燥させ、安定した印刷再現形
状及び印刷精度で印刷するものでおる。

（発明の作用）本発明は、ブランケット転写体表面に版面より転写させ
たインキの含有インキ溶剤が、印刷回数を重ねる毎にブ
ランケット表面から浸透して、ブランケット表面が膨潤
するのを乾燥によって防ぐことができるものであり、イ
ンキのブランケット表面への転移性向上を考慮して、ブ
ランケットゴム素材に対して親和性のあるインキ含有−
溶剤を使用する場合にきわめて有効的である。また、膨
潤したインキ溶剤を含んだブランケット表面に、次のイ
ンキが版面より転写された後、被印刷体表面にインキか
適正な十分な膜厚で転移されず、転移性の劣化を伴ない
、ブランケット上にインキが残留し易くなるものでおる
が、本発明方法によれば、ブランケットに残菌する溶剤
をエア送風、加熱エア送風、あるいは赤外線、遠赤外線
乾燥機により蒸発、乾燥させてから、版面のインキをブ
ランケットに転写させて印刷するため、版面からブラン
ケットへのインキ転移性が向上し、また、ブランケット
から被印刷体へのインキ転移においては、ブランケット
が膨潤に達しない前に、被印刷体にインキが転移するこ
とになるため、被印刷体への転移性が良好になって、印
刷膜厚の確保が可能になり、且つ印刷寸法再現精度も劣
化することなく、良好に維持することができる。

（発明の効果）本発明によれば、ブランケットゴム表面に転写したイン
キの含有溶剤により、ブランケットのインキ転写面が膨
潤するのを防止して、印刷インキ転移性と印刷形状及び
寸法精度を向上きせることができ、凹版オフセット印刷
方式だけでなく、凸版を使用したドライオフセット印刷
における良好なる印刷膜厚の確保と印刷寸法精度及び印
刷品質の維持向上のために顕著な効果を奏するもので必
る。

〈実施例１〉版深１０μｍの凹版印刷版と、鉄製のシリンダー表面に
シリコンゴム（ＴＳＥ３５６２　（Ａ）　、硬化剤ＴＳ
Ｅ３５６２　（Ｔ）東芝シリコーン（株）製）（ゴム硬
度３０’　Ｊ　ｌ５−Ａ＞を使用して、４．４ｍｍ厚さ
のシリコンゴム層を形成した転写体を用いて、凹版オフ
セット印刷機により被印刷体（１ｍｍガラス基板）に印
刷を行なった。インキは下記組成のものを調整して用い
た。

組　成　　　　　　　　　　　　　重量部リオトゲンレ
ツドＧＤ（東洋インキ（株）製）　　　　２２．５部すオノーゲ
ンレツドＲ（東洋インキ（株）製）　　　　７．５部エピコート１
００９（油化シェルエポキシ（株）製）　　２５部エチルカル
ピトール　　　　　　　　　　４５部上記のインキを凹
版セル内に充填し、上記転写体表面に膜厚３〜４μｍの
インキパターン層を転移させ、該転写体表面の前記イン
キパターン層が形成されていた所に、予め転写体上方に
設置された送風機により２０秒間送風を行ない、この操
作を、基板に転写体表面のインキパターン層を転移毎に
数百回繰り返し印刷を行なったところ、印刷形状の劣化
は認められず、また、印圧の変動も認められなかった。

〈実施例２〉実施例１と同様の印刷手順により印刷を行ない、送風機
の吹き出し口に棒状のハロゲンランプを取り付けて、変
圧機でランプの熱量を調整し、８０°Ｃ前後の熱風を１
０秒間、被印刷体にインキ転移終了後の転写体表面に吹
き付けて、繰り返し印刷を行なったところ、印刷形状の
劣化及び印圧の変動は認められなかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明方法の概要説明図である。１・・・乾燥機　　　２・・・転写体３・・・印刷機　　　４・・・被印刷体第１図手続ネ市正書　（自発）１、事件の表示昭和６０年特許願第２６０６３９号２、発明の名称印刷方法３、補正をする者事件との関係　特許出願人住所　東京都台東区台東１丁目５番１号４、補正の対象明細書の発明の詳細な説明の欄５、補正の内容イ）明細書第３頁第５行目「ピッチ」とあるを「ピッチ
」に訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）版面のインキを転写用ブランケット面に転写した
後、該ブランケット面のインキを被印刷体に転移させて
印刷する方式の印刷方法において、被印刷体にインキを
転移した後の転写用ブランケットゴム表面を送風機ある
いは加熱乾燥機等の適宜乾燥手段を用いて乾燥させた後
、版面のインキを該ブランケットを介して被印刷体に転
移させて印刷することを特徴とする印刷方法。
（２）印刷方式が凹版オフセット方式である特許請求の
範囲第１項記載の方法。
（３）ブランケットがシリコン化合物よりなるゴム表面
を備える特許請求の範囲第１項及び第２項記載の方法。
（４）シリコン化合物よりなるゴム表面が０．２ｍｍ以
上のシリコンゴム層であり、且つゴム硬度が７０°以下
である特許請求の範囲第３項記載の方法。
（５）インキがブランケットゴム表面に対して親和性の
あるインキ溶剤を含有する特許請求の範囲第１項及び第
２項記載の方法。