JPS6211821A - めがね枠のつる端部 - Google Patents

めがね枠のつる端部

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JPS6211821A
JPS6211821A JP10655186A JP10655186A JPS6211821A JP S6211821 A JPS6211821 A JP S6211821A JP 10655186 A JP10655186 A JP 10655186A JP 10655186 A JP10655186 A JP 10655186A JP S6211821 A JPS6211821 A JP S6211821A
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temple
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は特許請求の範囲の大概念によるめがね粋のつる
端部に関する。
(従来の技術) 前記の如きつる端部は周知である(米国特許第4,38
9.102号)。この周知のつる端部においては、第1
部分は普通のつるの、実質的に直線状に延びる主部分の
下端である。第2部分は第1部分と一体的に形成され、
かついわゆるゴルフクラブの場合における如くこの部分
から後部下方に向って斜めに延びている。第6部分を形
成する可撓性の帯は弾性糸であり、この糸は第2部分の
下端と、第1および第2部分間の結合区域内のある位置
との間において弓のつるのように引張されている。した
がって前記両端間を直線状に延びる第3部分は伸長され
かつプレストレスを有するようにされている。この周知
のつる端部を耳にかけた時には、めがね着用者の耳介と
頭蓋との推移区域における弾性糸は耳介または該耳介と
頭蓋との間の<Iミみに触圧し、糸は耳介を部分的に囲
繞するようになる。
この周知のつる端部の利点は、引張された糸から絶えず
一定の力がつるに加わり、この力がっるを後向きに引き
、したがって鼻に対するめがねの正しい触座位置が保持
されることである。たとえば衝撃的な負荷によってめが
ねが前方に移動せしめられる場合には、この力は引張さ
れた弾性糸によって大となり、これによってめがねはそ
の正しい位置に復帰せしめられる。しかしながらこのつ
る端部は逆に欠点も有している。耳介を囲繞する弾性糸
部分が少なければ該弾性糸と耳介との接触範囲が小とな
り、この接触範囲内に比較的大きな圧力が発生し、した
がって不快な圧力個所が生じる。もし囲繞角が大であれ
ば、必然的に弾性糸内の応力は増加し、接触範囲が大と
なると共に、ここに伝達される力も大となり、負荷は接
触範囲が増加する割には小さくならない。したがって圧
力個所の発生を阻止することはできない。めがねを快適
に触座させることも不可能である。さらに耳と前記第2
部分の下端との間の力の伝達は弾性糸の伸長して応力の
生じた区域を通して行われる。
この区域はばね状の性質を有し、負荷を受けた場合は多
かれ少なかれ伸張し、したがってつる端部の垂直方向位
置は一定せず、受けた力に応じて上向きまたは下向苧に
移動し、かつ最悪の場合は垂直に振動するようになる。
したがってこのようなめがねは静止状態にとどまり得す
、かつ眼に対して一定の位置を保持することはできない
さらに米国特許第4,389,102号に記載されてい
るつる端部においては、弾性糸の代りに一端を閉鎖しか
つ縦方向に裂開されたホースが使用され、このホースは
つる端部の第1および第2部分にかぶせられ、該第1お
よび第2部分間の推移区域が前記ホースからその裂開部
分を通って外部に突出し、かつ第2部分の下端がホース
の閉鎖端部に触座するようになっている。前記ホースは
その縦方向に伸長するように引張され、これによって1
 ら その弧状に延びる区域が半径方向に収縮するようにつる
端部の残りの部分に対して押圧されている。
したがってこのホースはその耳介の方に向いた側が凹面
となり、それによって耳との接触区域を比較的太き(す
ることができる。しかしながらこの大きな接触区域は縦
方向引張力に起因するホースの伸長によって得られるも
のであり、これはホースを硬くすると共に、一方におい
てはこれによって形成される弦に対して垂直な所要の可
撓性は小さくなり、他方接触区域内に堅い剛直部分を形
成し、したがってまた圧力個所を発生させる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的はつる端部にして、つるの保持を安全にす
ると共に、圧力個所の発生を阻止しかつこのつる端部を
具えためがねの着用時における快適性を高めるようにな
ったつる端部を形成することである。
(問題を解決するための手段) 前記目的は本発明によれば特許請求の範囲第1項の特徴
部分に記載されている特色によって達成される。本発明
のつる端部においては第6部分が帯によって形成され、
成帯は一方においては可撓性を有し、かつ他方において
はその長さが実質的に変化し得ないようにされている。
前記帯はつる端部の非負荷状態においてすてにっる状に
曲げられている。この場合前記第6部分を形成する帯が
つる端部の部分として前記性質を有していることがわか
る(たとえば第1および第2部分と結合する前だけでな
(結合後においても〕。なお帯の性質に関する記載、た
とえば1可撓性を有する”なる表示および1実質的に伸
長性も圧縮性も有しない”なる表示はつる端部の規定通
りの使用およびこの使用時化じる負荷に関する表示であ
ることがわかる。規定通りに使用する時には前記つる端
部は、めがねをかけたり外したりする時に該っる端部に
作用する力と、めがねをかげた時にこのめがねを所要の
位置に保持するに必要な力とを受ける。
つる端部の非負荷状態はめがねを外した時のつる端部の
状態であるが、このつる端部はたとえばその第1部分に
よってこれを保持した場合は外部か] 6 ら力を受けな(とも重力の作用を受ける。したがって帯
が必要とする可撓性は、成帯が規定通りに使用された時
に生じる力、特にめがねをかけた時に特別の追加力を加
えな(ともこの第6部分に生じる力によって曲がり得る
ようになっていることを意味する。前記部分を形成する
帯が必要とする長さの不変性は成帯の長さくその中心線
に沿って測った)が、負荷状態において生じる力、特に
めがねをかけた時に追加的な力を加えなくても生じる力
によって変化しないことを意味する。つる端部の非負荷
状態において帯が後方に向って弓状に曲げられているこ
とは、該つる端部が前述のように非負荷状態にある限り
は帯が実質的にこの定められた弓形彎曲状態を保持し、
負荷を受けた時に新しい位置を占めるようになることを
意味する。
たとえば非負荷状態にあるつる端部を空間内において位
置を変えても弓形彎曲状態は実際的に変化しない。
第1部分および第2部分から形成されたユニットは(前
に第6部分について説明したように)、つる端部を規定
通りに使用した場合には前述のようにその形は安定して
いる。このユニットは第1部分および(または)第2部
分のばね特性には関与しない。しかしながらこの形の安
定性によって前記第1部分および第2部分よりなるユニ
ットは、つる端部の負荷状態において自体支持性の低い
第3部分を保持するに十分な堅い保持装置を形成する。
最後に1上方”、”下方”、′後向き”および1前向き
”なる概念は、頭を直立状態に保持しためがね着用者が
かげているめがねの部分としてのつる端部に関するもの
で、この場合1前向き”はめがねの中央部分に対するつ
る端部の方向を表わす。
(作用) 本発明によるつる端部においては第3部分を形成する可
撓性の帯は、他の部分と結合されたその両端間を直線状
に延びたり引張されたりしないようにされている。この
帯はむしろ弓形に彎曲して延び、プレストレスが生じな
いようにされている。
づ0 これは前記可撓性の帯がある程度のゆるみを有し、すな
わちその両端間を直接的にまたがるために必要とする長
さより犬なる長さを有していることを意味する。本発明
によるつる端部を具えためがねを着用する時には、弓形
に曲げられた可撓性の帯が後方から耳介および(または
〕頭蓋に触座し、かつなるべくはめがね着用者の耳介と
頭部との間の<1丁みに触座するようにされる。可撓性
帯の弓形に曲げられた部分が耳介または前記くぼみの形
と偶発的に一致すれば、大きな接触区域において成帯と
耳介または頭蓋とが直接接触するようになる。しかしな
がら最初にこのような一致が起こらな(とも、前記帯は
その可撓性に起因して耳介または前記くぼみの形に適合
し、これによって大きな囲繞角と接触区域とを発生させ
る。帯のこの性質は大きな密着性を有していることを意
味している。この密着は帯の引張力を高めることなく行
われる。その理由は前記帯はその弾性伸長によってこれ
にこたえる必要はな(、成帯は比較的大きな囲繞角に対
して必要な長さを前から持っており、すなわちつる端部
の非負荷状態においてすでに必要な長さを有しているか
らである。帯がその中の引張力を高めることな(前記の
如く自動的に装着することができるのは、成帯が可撓性
を有し、かつ非負荷時においてすでに6過大長さ”を含
み、この長さが弓形に曲げられた部分によって得られる
ようになっているためである。したがって圧力の低い、
大きな接触区域が得られ、この時前記圧力が中央部分に
おいて低いばかりでな(、圧力尖頭の発生が避けられる
。その理由は前記帯がその可撓性に起因して、圧力尖頭
に関連する比較的高い力の発生を避けるようになってい
るからである。
耳または頭部からつる端部に作用する担持力すなわち支
持力は、帯の比較的短い両区域、すなわち耳または頭蓋
と接触する帯の弓形彎曲区域とつる端部の第1および第
2部分との間の区域を通ってつる端部の残りの部分に導
かれる。この短い区域には大きな弾性伸長または圧縮が
生じないから、これら区域はつる端部の支持状態を不安
定にするようなばね特性は有するようにはならない〇弓
形彎曲区域が非負荷状態においては実質的に同じ延び王
台を有していると言う事実によって、めがねの取外しお
よび特に着用は容易になる。つる、したがってつる端部
の第1部分および第2部分よりなる形の安定したユニッ
トを操作することによって、めがねを着用する時には同
時にその第3部分も作動される。これは前記第3部分が
第1および第2部分に関して所定の位置を占めるように
なるからである。
したがって本発明によるつる端部は好適に1、押圧個所
を発生せしめることな(、かつ自動的に適合するように
めがね着用者の耳および頭部に触座し、同時に関連する
つるを安全にかつ一定の状態で支持する。最後に本発明
のつる端部を有するめがねは特にその着用が容易である
以上の説明によって明らかな如く、本発明によるつる端
部の重要な特質は第6部分を形成する帯が可撓性を有し
、かつ曲げ易いことである。この性質はめがねをかげた
時に帯が耳介および頭蓋の形にさらによく適合するよう
になすためにできるだけ大とすべきである。なおこの性
質は弓形曲線の延び具合が非負荷状態においても保持さ
れるようになす必要がある。
前記二つの要求を考慮に入れて帯の曲げ特性が決定され
る。帯はその両端において第1部分および第2部分より
なる形の安定したユニットによって保持されているから
、成帯の各端部が堅い自体担持性を有している必要はな
い。むしろ可撓性帯が最適な自動適合性を有している場
合には、その曲げ特性は成帯をその上端だけで(下端で
はな()固定すれば、前記めがねをかけた時にはおそら
(は帯の短い上方区域がある程度の支持力を第1部分に
伝達し、可撓性帯の大部分が、めがねを支持または保持
することな(懸垂するような大きさとなる。本発明によ
るつる端部が前述の可撓性および所要の密着可能性を有
するようにするために、つる端部はなるべ(は特許請求
の範囲第19項から第26項までの単数のまたは複数の
ものにしたがって形成される。
つる端部の好適な構造においては帯の後向き弓形彎曲区
域に、後部上方に曲げられた鉤形の結合区域を連結して
第2部分に移行するようにし、かつ前記結合区域に連結
された第6部分を該結合区域を含めて同じ軟かい材料に
よって形成し、これに反しつる端部の第2部分と、普通
はそのN1部分とを別の堅い材料によって形成する。こ
のように少な(とも2種類の材料よりなる構造は所要の
性質を得るに必要な最適材料の適合を可能にする。
第1および第2部分に対して堅い材料を使用すれば、た
とえば断面が小さい場合においても、これら両部会より
なるユニットに現存のばね弾性の他に十分な安定性を与
えることができる。第3部分に対してはなるべ(は非常
にしなやかな、曲げ易いかつ変形した時に復帰力の小さ
な、しかも変形後における変形残りの小さな材料が選択
される。
したがって第6部分に対する材料としては熱プラスチッ
クおよびゴムが適し、特にシリコンゴム、熱可塑性ポリ
ウレタンエジストマおよびポリエーテル−ブロック−ア
ミドが適している。
前に簡単に説明した本発明の好適な実施例の鉤形彎曲結
合区域は第3部分の変形特性を二重に改良する。つる端
部が負荷される時に前記帯の弓形彎曲区域に発生する引
張力によって、第2部分に関連する鉤形結合区域の脚は
上向きに曲げられ、それによって鉤の先端は前方に移動
せしめられ、したがって後方から、場合によっては下方
から耳介に対して強く触座する。換言すればつる端部の
下端が耳の後および下と自動的に掛止し、したがってめ
がねの保持性が高められる。この利点の他に前述の鉤形
結合区域の適洛な変形は帯の弓形彎曲区域の下端を上方
に移動せしめ、それによって成帯を伸長せしめることな
(耳を囲繞する帯の利用長さを自動的に増加させると言
う別の利点が得られる。
本発明の他の有利な形態は従属特許請求の範囲および添
付図面によって次に述べる実施例の説明によって明らか
となる。
(実施例) 第1図から第3図までに示されたつる端部は実質的に直
線状に延びる第1部分2を有し、該部分はめがね枠のつ
るの直線状柄に堅く連結されている。第1図にはこの柄
の端部4だけが示されている。この直線状の第1部分2
は、図には示されていないが実質的に子指円形の輪郭を
有している。
第1図および第2図の左方に向って、この第1部分には
平滑に、かつ段が生じないように第2部分6が接続して
おシ、該第2部分は弓形に、す橙ゎち三日月形に彎曲し
、下部左方(第1図で見て)に延びている。この第2部
分6は第1部分から遠ざかるに連れて細くなシ、その輪
郭は第1部分2の子指円形輪郭から円形輪郭に移行する
。前記第1部分2および第2部分6は相互に堅く結合さ
蜆かつ材料選択および寸法法めを適当に行うことによシ
、形状的に安定なユニット、すなわち既述のつる端部を
備えためがね全規定通シに使用した時に、その形を持続
し、かつある程度のはね弾性に起因して可撓性を有する
ユニットを形成する。
第1図および第2図に示される如く、第2部分6の右方
にはつる端部の第3s分8が配置されている。この第3
部分8は第7a図に示されるように円形輪郭を有する弾
性的な帯10を形成している。この帯10、したがって
第6部分8はその上端12において前記二つの部分2お
よび6よシなるユニットに堅く結合され、しかも図示の
如き態様で第1部分2と第2部分6の推移区域において
結合されている。帯10は特に第2図に示される如く、
前記推移区域から下向きに延びるようにされている。第
1図および第2図によって明らかな如く、帯10は三日
月形すなわち弓形に彎曲して延び、この時彎曲部分の外
側は後方に向って第2部分6の万に面し、かつ彎曲部分
の内側は前方に向って、すなわちめがね全かけた時に着
用者の耳の方に向く。この三日月形彎曲部分を有する区
域は実際的に第6部分8の上端12から下端14まで帯
10の全長にわたって延びる。第1図および第2図の面
内に位置する前記彎曲部分に加うるに、帯10はこの面
に対して直角に、しかも単式に彎曲するばかりでなく複
式に彎曲し、それによって第6部分にほぼ空間的な延び
部分、すなわちめがね着用者の耳の後方において、耳介
と頭部の間にくぼみを有する延び部分を形成するように
なすことができる。
帯10はその上端12におけるばかりで々く、その下端
14においても、第1部分2および第2部分6よシなる
ユニットに堅く結合されている。
図示の実施例においてはこの結合は後向き上方に鉤状に
曲げられた結合区域16によって行われ、この結合区域
は帯10の下端14と第2部分6の下端18との間を延
びている。前記鉤状結合区域16は後方脚20、短い前
方脚22およびこれら両脚の間に配置された隆起状部分
24よシなシ、該隆起状部分は比較的小さな曲率分有し
、かつほぼ180度にわたって延びている。帯10の下
端14は平滑に脚22に推移し、かつ脚20は平滑に第
2部分6の下端18に推移し、この時端部14から端部
18に至つまで実質的に輪郭は変化せず、帯10の円形
輪郭は持続される。
この下方区域における帯10に対する接線26は第1部
分2の縦軸線(図示せず)と平行な線28(第1図)と
の間[90度よシ小さ々角度(α〕、すなわち図示の実
施例の場合は65度の角度を形成する。帯10はその下
端14から上方に向ってその最後方個所30、すなわち
第1図の最左方個所に達するまで次第に傾斜が急となる
ようにされている。帯10はさらにその上端12に近づ
くに連れて次第に平らとなる。つる端部を前述のように
形成することによって第2部分6および第6部分8は第
1図および第2図の立面図に示される如く細長い新月形
?有するようになる。
第6図に示されたつる端部の頂面図においては、第1部
分2および第2部分6ばめがねをかけた時にほぼ内方に
向って、すなわち頭部の万に彎曲する。
前記つる端部はつる柄部分と一体的に形成することがで
き、またはこの柄部分と別に形成し、後で柄の端部4と
結合するようになすことができる。
第1図から第6図までに示された第1実施例においては
、先ずつる端部はつる柄と別個に形成され、次に柄の端
部4に結合される。この目的のために第1部分2は縦孔
32を有し、この孔の中にたとえば適当なプラスチック
よシなるブツシュ34が挿入される。このブツシュ34
の中にさらに柄の端部4が挿入される。前記孔32およ
び柄端部4は挿置されたブツシュ34と共にプレス嵌め
部分を形成する。円筒形柄端部4の外側および孔32の
内側には適当な突出部を設け、該突出部がブツシュ34
内に押入れられ、したがってプレス嵌めに起因する摩擦
的結合がその形によっても完全に行われるようになすこ
とができる。柄端部4およびつる端部間の前記の如き結
合によって、組立てを行う時につるの柄および第1部分
2をそれらの共通軸線に対して相互に回転せしめ、めが
ねを着用した時につる端部の部分6および8が内向きに
、すなわち頭部の万に大さく傾斜するようになすことが
できる。
二つの部分2および6は形の安定していることが必要で
あシ、かつ第6部分8は高い可撓性を有するものでなけ
ればならぬこれは第1図〜第3図に示された実施例にお
いては第1部分2および第2部分6を第3部分8とは異
なる材料によって形成することによって達成される。前
記二つの部分2および6の材料はたとえば熱硬化性また
は熱可塑性のプラスチック、たとえばポリエーテルイミ
ドあるいはポリエーテルイミドンである。基本的には前
記各材料は普通のめがね枠の担持部材に適するものでな
ければならぬ。第3部分8を形成する帯10は一万にお
いては可撓性の大なること、すなわち曲げ易いことが必
要であシ、他方においては実質的に長さが安定している
こと、すなわち伸長したシ圧縮したりするものであって
はならぬ。
前記帯10は明細書の序文に記載されているように、つ
る端部が規定通シに使用される時にはこのような性質分
有している。さらにこの帯10はつる端部の無負荷状態
においては第1図および第2図に示されているように彎
曲している。帯10はつる端部が空間内でどのように方
向付けられているかには関係なく、すなわちつる端部の
構成部材に対して引力がどのような方向に働いても前記
のような延び具合を有している。このような意味におい
て帯10ばその可撓性が大であるにもかかわらずある程
度の形状安定性を有している。
つる端部の第3部分8はめがねをかけた時に主としてま
たは専らその着用者の頭部および(またに)耳介と接触
する部分となる。この部分は第2図に簡単に示されてお
ル、すなわちめがね着用時における第3部分8および結
合区域16の延び王台は点線によって示される通シであ
シ、かつめがね着用者の耳介(図示せず)および頭部(
図示せず)間のくぼみ36の延び具合は鎖線によって表
わされている。めがねをかけた時には帯10はとのくば
みに沿って延びる。比較のために第2図にはつる端部の
無負荷時における第6部分8および結合区域16の延び
具合が実線によって表わされている。すなわちめがねを
かけた時には第3部分8はくぼみ36に沿って延び、帯
10および耳(図示せず)は該くほみ36の区域におい
て帯10の比較的大きな距離にわたって接触し、この帯
10と耳介および頭蓋との間に比較的大きな接触区域が
生じるようになる。
普通は無負荷状態における帯10の延び王台とくぼみ3
6の延び具合(またはつる端部と接触する耳および、ま
たは頭部の所定区域の延び具合)とは一致しない。した
がってめがねをかける場合には帯10と、たとえば耳介
とが先ず一定の接触個所、すなわち面の小さな区域にお
いて相互に接触する。したがって帯10はその大きな可
撓性に起因してその延び具合を変化し、すなわち変形し
て最初の接触個所に隣接する区域において耳介と接触す
るようになシ、この状態は帯10がその延び具合を変え
ることによシ最終的に腰帯の全長にわたシ耳介に密着す
るようになるまで続く。これは帯10が大きな可撓性v
i−有しているからである。
これはなお無負荷状態においてすでに帯10がその両端
12.14間において実質的に弓形に彎曲して延び、す
なわち前記両端12 、14t−関連する個所に直接結
合する時に必要とされるよりも長さが大となるようにさ
れているからである。帯の長さすなわち端部12.14
開の中心線の長さは、これら両端12.14と関連する
個所との距離よシ、いわゆる°過長寸決“だけ長くなる
ようにされている。この過長寸法によって帯10は伸長
することなく、シたがってその中の引張力を大とするこ
となく耳介およびくぼみ36の形状と適合するように変
形することができる。帯10のこの変形は実質的に腰帯
の種々の位置における曲率半径の変化によって行われ、
この時曲率は折れ目が生じるようになるまで変化するこ
とができる。なおこの場合帯の種々の位置における彎曲
は第1図および第2図の面の中ばかシではなく、この面
に垂直な面の中においても変化し場合によっては三次元
的に多重の延び具合が生じる。
以上に詳述した帯10と耳介および(または)頭部との
間に形成される大きな接触区域は実質的に伸長、したが
って帯の中の引張力の増加によるものではなく、この接
触区域の増加は接触圧力を対応して減少させる作用を有
している。折れ目が発生するまで帯10が変形し得るた
めに、耳介の突出部分または軟骨部分に対する圧力尖頭
は生じない。したがってめがね着用者の耳および(また
は頭部に対するつる端の触圧は非常に軽くなる。
第3i[i分8すなわち帯10に生じる支持力および担
持力は帯10から、その短い二つの部分、すなわち帯1
0の触座区域と第1部分2および結合区域16とを結合
する部分を通してつる端部の残余の部分に伝達される。
上端12の短い区域は普通のように圧力を受け、−万下
端140区域は普通のように引張力を受ける。しかしな
がら前記引張力および圧力は帯10を著しく引張したり
、圧縮したシすることはなく、耳および頭部に対するつ
る端部の位置を安定せしめ、かつこの位置が前記引張力
および圧縮力には関係しないようにする。
もしこのようにしなければ、たとえば頭部の運動によっ
て帯10からめがねに作用する加速力および減速力が前
記接触区域に導かれ、この力は耳および頭部に対するつ
る端部の位置を変化せしめ、または揺動および振動を発
生させる。
以上に詳述した帯10の性質はその形状および腰帯を製
造する材料(単数または複数)の性質から得られるもの
である。帯の輪郭および断面が等しければ、材料の硬度
および弾性係数が増万口した時には曲げ抵抗は増加しか
つ可撓性は減少する。
帯に前述の如き性質を与えるように帯の材料特性および
寸法を選択し、かつ相互に一致させるためには基本的に
種々の方法が可能である。なるべくはゴムまたはやわら
かな弾性材料が使用され、特にシリコンゴム、熱可塑性
ポリウレタン−エラストマ、ポリエーテル−ブロック−
アミド、軟質ポリ塩化ビニルまたはポリエチレンか使用
される。
この場合ドイツ工業規格53505によって測足された
ショアーD硬度は5から60までの範囲、特に20から
50までの範囲内にある。20度Cにおいてにこの弾性
係数は1から700MPaまでの範囲、特に10から3
 口OMPaまでの範囲内にあることが望ましい。横弾
性係数およびすベシ係数はなるべくは0.5から4 [
10MPaまでの範囲、特に5から170 MPaまで
の範囲内にあるようにされる。ボアンン比はなるべくは
大きくシ、シたかってすベシ係数と弾性係数との比がで
きるだけ大となるようにすべきである。帯10の表面は
柔軟であると共に、めがねの材料に課せられる要求、す
なわち皮膚に対するなじみ、汗および脂肪に対する耐抗
性、耐日光性ならびに耐老化性を有するものとなす必要
がある。
第1図から第3図までに示された第1実施例においては
、帯10はその全長にわたシ第7a図に示されたような
直径が2ミリメートルの円形輪郭を有し、かつたとえば
デュッセルドルフのAt□cllem会社から°Peb
ax 2533 SN 00 ”なる名称で販売されて
いる材料、ポリエーテル−ブロック−アミドによって形
成される。この材料のショアーD硬度は25であ)、か
つその弾性係数は20MPaである。
さらに第1図から第6図に示した第1実施例の帯10に
対する材料としては熱可塑性のポリウレタン−エラスト
マ、たとえばレーベルクーゼンのバイエル会社から1デ
スモパン7861なる商品名で市販されている材料が適
している。この材料シヨアーD硬度は33であシ、かつ
その弾性係数は30 MPaから70 MPaの範囲内
にある。
第1図から第6図までに示された第1実施例においては
、帯10および結合区域16は同じ材料によって一体的
に形成され、該結合区域16がその脚20と共に大きな
弾性を有するようにされている。したがって第3部分8
の変化態様は第2図によって説明されるように影響され
る。つる端部の負荷状態においては、帯10の端部14
から結合区域16の短い脚22に引張力が加えられる。
この鉤形結合区域16の脚20も大きな可撓性を有して
いる時には、この脚は前記引張力に起因して追加的に曲
げられ、該結合区域16全体がほぼ脚20の上端のまわ
シを上向きに揺動せしめられ、したがって第2図におい
て破線によって表わされた位置にくるようになる。この
場合帯10の端部14&工さらに上方〔つる端部の非負
荷状態に対して〕に移動し、前述の1過長部分1が増加
し、したがって耳の形に対し帯の形全適合させるために
この過長部分?利用し得るようになる。他方前記隆起部
分24は幾分前方に変位すると共に角度αが小さくなる
。これは結合区域16が後部下方から耳介に近ずきかつ
ほぼ下部後方において耳にかかるように々ること全意味
する。したがって耳介の巻絡角は増加し、かつ耳に対す
るつる端部め碇着力を工大となる。前述の説明によって
明らかな如く、これはめがねをかける時に自動的に起こ
る過程であシ、めがねの着用者は追加的な操作を行う必
要はない。
前述の性質は脚20の弾性によって得られるものである
。脚の長さが過大であれば、第3部分8に対する第1部
分2お工び第2部分6の保持能力を害する。前記脚20
は第2部分6の長さの5%、  から30%の長さ?有
するものとなすことが望ましい。
一万においては結合区域16に連結された第1部分およ
び第2部分と、他方においては該結合区域に連結された
第3部分8とが異なる材料よシなる前述のつる端部は基
本的には前記異なる材料よりなる構成部材全別個に形成
し、これらを適当な態様で相互に結合するようになすこ
とができる。
さらにつる端部の三つの部分2,6.8および結合区域
16は二つの具なる材料をダイカスト法によシ単一の同
じ型を使用して同時に形成することができる。図示の実
施例はなるべくは噴射成形法にxD先ず第1の型を使用
して第1s分2および第2部分6を同時に形成し、次い
でこのようにして形成された部分2,6よシなるユニッ
トを第2の型に装入しかつ結合区域16を有する第6部
分8を噴射成形するようになっている。この目的のため
に第1部分2に上から下に向って明けられた貫通孔40
を有し、該孔を通して上方(第1図)から、第3部分8
および結合区域16に対する材料が噴射され、かつ最終
的には前記孔がこの材料によって満たされる。第1部分
2に対する帯10の上端12の碇着状態を改良するため
に、前記上端は図面に対して垂直に、前記孔40を通っ
て延びるスタッド42を有し、該スタッドは第3部分8
の材料によってリング状に囲繞されている。
第2部分6の下端18には該端部18よシ直径の小さな
心棒44が形成されている。前記心棒はその半径方向外
部が脚20の材料によって囲繞され、かつ横孔46全有
し、との横孔は脚20の材料によって満たされ、前記心
棒44および肺20が相互に一体として結合されるよう
になっている。
つる端部の前記第1実施例は種々の変型を行うことがで
きる。第4図から第7図までは一つの変型を示すもので
、この変型においては第1図から第6図までによって前
に説明した部材は第1図から第6図までと同様な参照数
字を有しておシ、したがってその説明は省略する。次に
前述の第1実施例と異なる点だけを説明する。
第5図に示された変型においては凹所48を有する脚2
0が設けられ、それによってこの凹所48の区域におけ
る脚20の横断面が小と々るようにされている。この横
断面の縮少は脚20を弱くシ、シたがってその曲げ抵抗
を少さくする。このようにして肺20の曲げ特性は変え
られ、すなわち制御される。この脚20の曲げ特性はさ
らに第1図に示された心棒によっても影響を受け、すな
わち該心棒は脚の曲げ抵抗を大にする。
第1図から第6図までに示された第1変型においては、
結合区域16および第6部分8は一体となるように、同
じ材料によって形成されているが、第6図に示された実
施例においては、結合区域16および第2部分6が一体
となるように同じ材料によって形成され、短い脚22と
帯10の下端14との間で硬い材料から軟らかい材料に
移行するようにされている。したがってこの変型におい
ては、結合区域16および第3部分8が軟らかい材料に
よって形成される時に生じる特別の性質が消失し、かつ
可撓性の大きな脚20を有するようにされている。この
特性については前にも詳述した・ 第1図から第3図によれば、帯10は第7a図に示され
るような円形断面、すなわち帯10の上端12からその
下端14まで延びる円形断面と、結合区域16とを有し
、さらに眼帯10と推移区域16の全長にわたって断面
が一定となるようにされている。この部分は変型が可能
である。第7図は第7a図に示された輪郭以外のものを
示し、第7b図から第71図まで[は帯10の別の可能
な輪郭の11例が示されている。これらの輪郭を選択す
ることによシ、帯の曲げやすさおよび圧力に対する剛性
ヲ変えることができる。たとえば第7h図、第71図お
よび第7j図に示されているような平らな楕円形の輪郭
はその縦軸線の方向においてはこれと直角な方向におけ
るよシも大きな曲げ抵抗を有している。さらに帯10の
全長にわたって異々る輪郭を与えることができる。第1
図から第6図までに示された構造の有利な変型として、
前記帯10をその上端12が第71図に示された輪郭ヲ
有し、その下端14が第7h図に示された輪郭を有し、
さらにその両端間の部分が実質的に第7d図に示された
ような輪郭を有するものとなすことができる。
前記帯10は均質なかつ中央なものとし、すなわち腰帯
を単一の材料によって形成し、この材料によって帯の全
断面を満たすようになすことができる。さらに帯10は
不均質ではあるが、すなわち複数の異なる材料によって
形成されているが、第7g図の例に示されているように
帯10に糸状の心50を設け、この心?被N52によっ
て囲繞するようになすことができる。この糸状の心50
は帯10を縦方向に補強するような撚シ針金によって形
成され、それによって帯の伸長性および圧縮性を低く保
持すると共に、帯自体の断面を小とすることによって、
剪断力すなわち第7図の面内で作用する力が生じた場合
に可撓性が得られるようになすことができる。前記心5
0&工非常に柔らかいプラスチックの被覆52によって
囲繞され、該被覆は帯10の比較的大きな面にわたって
設けられ、かつその硬度が非常に低く、耳介および頭部
に密着して凹凸の生じるのを阻止するようになっている
なお前記帯は小さなホースによって形成し、または海綿
状材料によって形成し、小さな区域において不均質とな
るようにすることができる。
つる端部と柄端部4との結合部分の変型は第4図に示さ
れている。この変型においては第1部分2はその外側に
第4図の右側に示されたよう々肩54を有している。さ
らに第2部分はその縦方向に延びる細隙56を有してい
る。縦孔32の中には間装ブツシュ34を使用すること
々く柄端部4が挿入されている。第1部分2の外部には
締着スリーブ58が触座し、該スリーブは細隙56によ
って相互に分離された第1部分2の手部分を相互に押圧
し、それによって柄端部を前記縦孔32の中に締着しか
つ堅く保持するようになっている。
前記締着スリーブ58は第4図の右側から第1部分2の
万に向ってその左端が前記肩54に触座するように々る
まで延びている。締着スリーブと、肩54を形成する第
1部分20区域との外側は相互に無段的に移行している
。第4図によって説明した結合は特につる端部を具えた
めがねの適合を容易にする。その理由はつる端部とつる
との相対的位置、すなわち前記縦孔32内における柄端
部4の差込み深さと、つるの縦軸線に対するつる端部の
回転位置とは、めがね着用者が締着スリーブ58を押す
ことによって固定されるようになるからである。
次に本発明の別の実施例について説明するが、先ずこの
実施例と、第1図から第3図までに説明した実施例との
差について述べる。第8図から第11図までに示される
実施例の部材で、第1図から第3図までに示された実施
例の部材と同じ部材は同じ参照数字で表わし、説明の重
複は避けることとする。
第8図に示された第2実施例においては柄端部4と一体
をなすように三日月形の彎曲部分が形成され、該部分は
たとえはつると同様に金属または比較的硬いプラスチッ
クよシなっている。この部分はつる端部の第1部分2お
よび第2部分6に対する心60を形成し、かつ該部分は
その他の点においては実質的に第1図から第6図までの
第1実施例の場合と同様な形ヲ有している。この心60
は第3部分8を形成する帯10の材料よシなる被覆62
によって囲繞され、腰板1162はたとえば心60のま
わシに噴射成形される。このようになすことによってつ
る端部の全体を工柔軟性および密滑性を有する表面を保
持するようになる。かくの如き性質は第1実施例の場合
は第6部分の表面だけに生じ、かつ帯10の表面を形成
する材料の性質によるものであった。なお前記挿入物す
なわち心60は、第1部分2および第2部分6よシなる
ユニットが所要の形安定性を有するように選択される。
この第2実施例は心60および被覆62を有する第1部
分2および第2部分6の構造の他に、帯10の断面およ
び輪郭がその長さに沿って変化すると言う別の特色を有
している。第8図に示される如く、帯10は位置300
区域において細くかつ薄くなるように形成されている。
帯は前記区域において第7a図に示されたような輪郭を
有している。この薄い、はぼ糸のような区域は(第1図
の帯10と同様な材料によって形成した時は)第1図の
実施例における帯10よシは小さな刀で変形する。位置
30の区域においては帯10を前記のように細い糸状に
形成することができる。その理由は非負荷状態において
第6部分8の彎曲延び具合を保持し、かつ耳および(′
f、たは)頭部からつる端部に支持力および担持力を伝
達するために前記糸状区域の上方および下方に帯10の
接続区域があるからである。第8図に示される如く、帯
10は糸状区域の上方において大きな幅を有し、その断
面も同様に大きくされている。帯はその上端区域12に
第7b図に示されたような輪郭を有している。同様に帯
10の幅および断面は前記細い区域の下方において下端
14の方向に大となシ、最終的に−は第1笑施例の場合
と同様な輪郭および断面が得られるようにされている。
したがって第8図に示された実施例においてはつる端部
が負荷を受けた時に著しい引張力または圧縮力の生じな
い帯10の区域と、N3部分8の弓形に曲げられた延び
部分を保持する働きヲ有していない区域とにおいては、
帯10はその可撓性を高めろために糸状に細くすること
ができる。しかしながらこの場合、帯の糸状の細い区域
がめがね着用者の皮膚に食込むようなことのないように
注意すべきである。
第10図に示された第6実施例においては、帯の上端1
2は第1部分2に対し前述の実施例の場合におけるよシ
もさらに前方において固定され、かつ変形するようにな
っている。上端12の近くにおいて帯10の区域64が
実質的に第1部分2と平行に、かつ該部分との間にある
程度の距離をおいて延びている。前記区域64において
、前述の実施例9場合に詳述せると同様に弓形に彎曲し
て延びる区域に連結されている。この区域64は負荷状
態においては帯10内に生じる刀にょシ、第10図にお
いて鎖線によって示されているように上向きに曲げられ
、したがって帯10の弓形彎曲区域は全体として上向き
に移動せしめられる。
前記区域は!10図おいて点線によって図示されている
ようにつる端部の非負荷状態においては位置Vを占め、
かつつる端部の負荷状態においては位置Wを占めるよう
になる。このような状態は特に第1図から第3図までに
示される如く、かつまた第8図に示された実施例におけ
る如く柔軟な結合区#c16と関連して起こシ、該結合
区域16が、第1図および第2図に示された実施例にお
けるよシも前方上部に向って大きく曲げられ、第2図の
場合に説明したように耳の後部に自動的に鉤止する効果
が増すと言う利点を有している。
さらに第10図に示された実施例においては、前記区域
64は耳と接触した時に柔軟な支持部分を形成する。
第11図および第12図に示された第4実施例が第1実
施例と実質的に異なる点はつる端部が帯10の柔軟な材
料と同じ材料によって形成されていることである。この
材料選択を可能にするために第1部分2および第2部分
6 tX特に第12図に示される如く比較的大きな断面
を有している。したがって前記両部会2,6よシなるユ
ニットは柔軟な材料によって形成されているにもかかわ
らず所要の剛直性および形状安定性を有している。第1
1図および第12図による実施例の利点はプラスチック
の一体的噴射成形によって簡単に製造し得ることである
本発明によるつる端部の好適な性質全実証するために、
次に第13図から21図までを参照して種々の試験につ
いて説明する。先ず第16図から第18図までによって
試験装置および試験方決を説明する。
第1図から第3図までに示された構造の試験を行ったが
、この例においては帯10は前述の材料−デスモパン7
86−によって形成した。この帯10は第7a図に示さ
れた円形輪郭を有し、その平均直径は2.1ミIJメー
トルとした。第14図には試験すべき試片66の第3部
分8の両端部XおよびYが示されている。これら二つの
端部XおよびYは第3部分8を形成する帯10の中心線
上に位置し、この端部において前記第3部分8は第1部
分2および第2部分6に移行している。これら両端’f
5XおよびY&工区間Sを結合し、該区間は今述べる試
験においてはその長さが45ミリメートルである。前記
区間Sと帯10の中心線との最大距離は本試験において
はほぼ9ミリメートルとされている。
第1試験においては可塑性の型取シ粘土よシなる円筒型
試験体68が帯10に対して押圧され、これによって該
可塑性の型とり粘土の中に帯10の圧痕70が形成され
た。前記圧痕の寸法はこの試験を行う時に、第3部分8
を形成する帯10の密着可能性に対する目安となる。可
塑性型とシ粘土の性質は予備試験を行うことによって決
定される。この可塑性型とシ粘土としては陶土、酸化亜
鉛、白亜、顔料、ろうおよび油分基礎とする混合物、た
とえばハノーバのペリカン会社からプラスチリン680
なる商品名で市販されている混合物が使用される。この
ような型とり粘土は上部の開いた容器72(第13図)
に満され、かつ平滑な表面74を形成するように滑らか
にされる。この表面には湿灰20℃および56チなる相
対的突気湿度において、適当なホルダ76に装着された
、直径10ミリメートルの一球78が押圧される。
この鋼球78の送、!lllは前記表面74に対して垂
直となるように、1ミリメートル/分の送シ速度で行わ
れる。この送シは容器72内の型と9粘土に対する球7
8の送シ抵抗が1.0Nに達するまで続けられる。この
時点において送シ方向が反転せしめられ、すなわち球7
8が同じ速度で、運動方向全反対にして表面T4から離
れるようにされる。
この試験においては球78は前記表面74の中に直径2
.2ミリメートルの圧痕を形成した。
前述の予備試験によって限定された性質を有する型とシ
粘土から、直径が10ミリメートルの、均質々円筒形試
験体68全形成した。この円筒形試験体68はホルダ8
0に対し該試験体68の半套面が第14図および第15
図に示される如く下向きに露出するように固定された。
前述のつる端部の形を有する試片66は実質的に二つの
締着あご84,86よシなる締着装置82によって締着
された。前記両締着あご84゜86はつる端部の第3部
分8と接触することなく、かつ次に述べる試験条件下に
おける偏向を妨げることなく、単に第2部分6だけと接
触し、したがってつる端部または試片を保持する。この
第2部分6はほぼ34ミリメートルの間隔を有する締着
点(U、V)に対して保持される。
つる端部または試片66および試験体68は相互に、前
記区間Sが円筒形試験体68の縦軸線に対して垂直とな
るように配置される。これは換言すれば円筒形試験体6
8の縦軸彫が第14図の面に対して垂直に延び、かつ区
間Sが第14図の面の中を延びていることを意味する。
したがって試験体68は第14図において@線によって
表わされた真直ぐな運動通路TK沿って試片66の方に
移動する。前記移動通路Tは軌条によって画定され、こ
の軌条に沿って円筒形試験体68の中心点が移動し、該
円筒形試験体68の中心点はその縦軸線上の長さの中央
に位置決めされる。前記運動通路Tは区間Sに対して垂
直に延び、該区間を等分し、かつ帯10および第2部分
とその中心で交差する。前記締着点Uおよび■はそれぞ
れ運動通路Tから同じ距離にあシ、端部Xお工びYと同
様に運動通路Tに対して対称的に位置している。
試験体68の中に帯10の圧痕70を形成するために、
該試験体は前述の運動通路に沿って温度20度Cおよび
60%なる相対的空気湿度において、1ミリメートル/
分の送シ速度で、帯10の万に動かされる。この運動は
帯10に対する試験体68の押圧力が0.5Nに達する
まで続けられた。
しかる後試験体の運動方向を反転し、すなわち該試験体
が帯10から離れるようにした。
前述の押圧によって発生した圧痕70は第16図、第1
7図および第18図に示されている。この場合第16図
は、圧痕70が試験体68の中央に位置し、すなわち第
16図において該圧痕TOの左端および右端が試験体6
8を制限する隣接母線から同じ距離を有するような位置
における円筒形試験体68の頂面を示している。特に第
18図によって明らかな如く、圧痕70の深さはその長
さに沿って変化する。同様に圧痕70の幅もその長さに
沿って変化し、該圧痕70の最大幅はbによって表わさ
れている。さらに第16図に示される如く、圧痕70の
左端および右端の距離は該圧痕の平らな投影の長さtに
等しい。
多くの測定が行われたが、次に長さ21幅すおよび深さ
tの平均値を示す: t = 3.4ミリメートル b=1.2ミリメートル t=o、ii ミリメートル txb=4.08平方ミリメートル したがって試験した帯10は大きな密着可能性を有して
いることがわかる。これは前記帯10が比較的負荷が小
さくても面積の大きな圧痕を発生するためで、これはま
た帯10を着用した場合に生じる圧力が低いと言うこと
を意味する。さらに深さtが比較的小さいと言うことも
圧力の低いことを意味する。最後に圧痕の長さtが比較
的大きいと言うことは前記帯がその彎曲状態を変える時
に受ける抵抗が小さく、彎曲した身体の部分に王台良く
適合することを意味する。換言すればこれらの事実は帯
10がすぐれた密着可能性を有していることを表わす。
前述の試験においては運動通路Tに沿って生じた帯10
の偏向は2.0ミリメートルであった。前記試験は他の
点では同じ条件で繰返えして行われだが、第14図に示
された位置を区間Sのまわシで90度回転させて、すな
わちずらして試験した。
換言すれば運動通路Tは帯10および第2部分6の中央
と交差せず、腰帯10および第2部分6を画定する面に
対して直角に延びるようにした。したがって試験体68
が押圧を行う時には帯10は第2部分6の方向で(工な
く、これに対して横方向に偏向せしめられた。ほかの点
は同じ条件としてこの時得られた偏向値は4.1ミリメ
ートルであった。これは帯10は第2部分6および第3
部分8によって画定される面を横切る時の方がこの面内
におけるよシも偏向し易いと言うことを意味する。
前記面と直角な方向における帯10の変形抵抗の小さい
と言うことは特に目的に適している。その理由は頭蓋と
の接触面に対して実質的に直角な方向における帯10の
変形抵抗【工小さく、かつ銀面と適合し易くなるからで
ある。これに反し前記の面内においては変形抵抗が大と
なシ、これはまた有利な条件となる。その理由はこの面
内においては、めがねを保持するに要する保持力を加え
ねばならぬからである。
したがって本発明によるつる端部の特に有利な構造にお
いては、前述の如き態様で形成された復刻に対しては次
の関係が成立つ: txbン6.5平方ミリメートル これは圧痕は少なくとも図面に記載されているよう々値
を有すべきであることを意味する。さらに本発明の有利
な構造においては、深さtは0.12ミリメートルまた
はこれよシ小となるようにされている。最後に本発明の
有利な構造においては、圧痕の長さtは2.8ミリメー
トルよシ大となるようにされている。
次に第19図および第20図によシ第2の試験および試
験装量について説明する。この第2の試験においては、
帯10の密着可能性を量的に説明する。
この第2試験の試片66は前述の第1試験の場合に説明
した試片と同じである。したがって試片に関する新規な
説明は省略する。
第20図に示される如く、第2試験の試験装置は締着装
置88を有し、該装置はつる端部をその第1部分2の直
線状延出部分を、つる端部全体が締着装置88から実質
的に自由に張出すように保持している。この試験装置に
はさらに棒状の試験体90が設けられ、該試験体は等辺
止六角形を呈し、その1辺の長さくq)+!21ミリメ
ートルである。この試験体90はその隅角によって、第
6部分8を形成する帯10に対して押圧され、該試験体
と帯との間に接触点w2発生せしめ、この接触点Wにお
ける力に対してその偏向を測定するようになっている。
前記試験体90および締着された試片66は、第20図
において鎖線によって示された運動通路Gに沿って相互
に移動する。この運動通路は接触点Wおよび試験体90
の縦方向中心線全通シ、さらに第20図において鎖線に
よって表わされた試片66の第1部分2の縦軸線Hと、
30度なる角度βで交差する。この時試験体90および
試片66の相互の配置は、該試験体90が帯10の方向
に移動する時に先ず試験体および帯が相互に接触し、前
記接触点Wが縦軸線Hから16ミリメートルなる距離p
だけ離れるような関係にある。
前記試験体90は帯10の方に向って1ミリメートル/
分の送り速度で動かされ、該試験体90と帯10との間
の押圧力F1およびこの押圧力に起因して運動通路Gに
沿って接触点Wに生じる帯10の偏向量Xが測定される
。この測定結果は第19図において曲線Xとして示され
ている。これに続いて第2の測定が行われ、この測定に
おいては試験体90は第20図の面に直角となるように
帯10に対して押圧され、この時は該試験体90の縦方
向中心線は第1部分2の縦軸線Hと平行に延び、かつ距
離pは28ミリメートルとなる。このよう々試験条件下
においては試験体の連動通路の方向に測った帯10の接
触点Wの偏向の大きさyは第19図において曲iyとし
て示されている。
試験結果によれば、試験された範囲においては、400
 mNなる押圧力に達するまでは偏向Xおよびyと押圧
力Fとの間には実質的に直線関係がある。
この場合は押圧力Fが比較的低い間において比較的大き
な偏向が得られる。このような偏向は実質的に帯10が
負荷全受けて伸長することによって生じるものでば々く
、帯10がその形を変え、かつ接触点Wにおいてその位
置にある試験体90の隅角のまわシラ比較的小さな曲率
で曲ることによるものであるから、測定された偏向Xお
よびyは帯10の密着可能性に対する一つの目安となる
この場合力が同じであれば第20図の面に直角な密着可
能性すなわち偏向yは明らかに第20図の面内における
運動通路Gに沿って押圧力を加える時の密着可能性すな
わち偏向Xよp大であると言うことは特に目立つ特色で
あシ、かつ好適な性質である。これは帯10によって形
成されたつる端部の第6部分8が実質的に頭蓋の表面に
対し垂直に触圧し、かつ該つる端部がこの表面に対して
実際的に抵抗を受けることなく変形し、つる端部と関連
するつる柄部分に引張負荷が生じた時に耳と頭蓋との間
のくぼみに王台良く密着し、しかもこの引張負荷が前記
抵抗に対抗することを意味すム本発明の好適な構造にお
いては前記偏向Xに対しては次の式が成立つ: 、  >  F  ミ リ ′ −ト ”200  m
 N 。
すなわちここに問題とするDから400 mNまでの押
圧力Fの範囲においては、前記偏向は少なくともこの不
等式によって与えられる限界値を有している。さらに本
発明の好適な構造においては偏向yに対しては次の式が
成立つ: y2”  リ ′ −ト 15 0  mN  。
すなわちここに問題とする0から100mN’!”での
押圧力Fの範囲においては、前記偏向yは少なくともこ
の不等式によって与えられる限界値を有している。
さらになるべくは次の式が成立つように考慮される: y > F ゝ リ ′ −ト ′/25 oN。
次に第21図によって第6試験および第6試験装置を説
明する。この第3試験においては第1試験において試験
されたと同様な試片66を試験したから、この試片66
に関する詳細な説明は省略する。この試験装置は締着装
置92を有し、該締蓋装置によシ試片66を形成するつ
る端部の第1部分2が締着され、かっこのつる端部の第
2部分6および第3部分8は締着装置92によってハf
1着されず、したがってこれら部分は自由に偏向し得る
ようにした。
第21図に示された試験装置にはさらに棒状の試験体9
4が設けられ、該試験体は等適正三角形の輪郭を有し、
かつ65ミリメートルなル[r’iしている。(この幅
rは棒状試験体94の相互に平行な二つの側面間の距離
である。)試験体94は第2試験装置の試験体90と同
様に、試験条件下において変形しない材料によって形成
されている。
試験体94は試片66の第1部分2の縦軸線Hと平行に
延びる運動通路Gに沿って該試片66に対して移動し、
この時前記運動通路Gと縦軸iHとの距離8は29ミリ
メートルとされている。直線状運動通路Gは試験体94
の縦方向中心線に対して垂直に延び、さらに帯10と同
心的に延びている。この試験体94はその縦中心線のま
わシにおいて、その二つの側面が運動通路Gおよび縦軸
線Hに対して平行に位置するように回転せしめられた。
最後に試験体94の縦中心線が前記運動通路Gおよび縦
軸線Hによって画定される面に対して垂直に延びるよう
にされた。
試験を開始するためには試験体94と試片66とが接触
しないようにされる。試験体94は帯10の方に動かさ
れ、最終的に該試験体94の一つの隅角96が帯10と
最初の接触を行うようにする。試験体94がさらに移動
すれば、前記隅角96のwbの隅角97が帯10と2回
目の接触を行い、最後に試験体94の別の隅角98が帯
10と3回目の接触を行い、帯10が最終的に試験体9
4の三つの異なる隅角96,97,98に対して、該帯
10丁たは試片66に損傷を発生させることなく触座す
るようになる。
試験体94に対する帯10の前記の如き3重の触座は、
帯10が変形しかつ第21図に示される如く、その過程
において試験体94の輪郭に適合するように行われ、こ
の時試験体の三つの隅角に対する触座が確実に行われる
。試験体94と試片66との間の押圧力は、該試片66
の多くの試験を行った結果、1.8から2.3Nの範囲
内にあることがわかった。
前記の試験において帯10が試験体94の三つの隅角に
おいて触座すると言う事実は試験したつる端部の帯10
すなわち第3部分8が高い密着可能性會有していること
を示すものである。したがって本発明によるつる端部は
特に前記の如き範囲において密着し、前記の如き3−隅
角−接触を可能にする。特にこの場合に生じる押圧力を
工2.5Nを越えることはない・ めがね枠のつる端部は実質的に水平な第1部分と、後方
に向って彎曲した弓形の第2部分とよシなる形の安定し
たユニットを有している。このユニットには柔軟な可撓
性の帯によって形成された第6部分が結合され、該第3
部分の上端は第1部分に固定され、かつその下端は第2
部分の下端に竪(結合されている。この帯はつる端部の
非負荷状態においてを工実質的に弓形に彎曲し、かつ第
2部分と類似している。さらにこの帯は縦方向において
伸長および圧縮することはない。前記帯は大きな可撓性
を有しているために、めがねをかける場合にその着用者
の耳介および頭部の形に適合し、圧力の低い大きな接触
区域を形成すると共に、この接触区域内に圧力尖頭の発
生するのを阻止する。
帯の長さが一定しているためにめがねのつるの可撓的な
構造および支持安定性が損なわれるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はつる端部の第1実施例の一部断面で示した側面
図、第2図は第1図に示されたつる端部の側面図で、そ
の変形態様を説明するために縮尺で示したもの、第3図
は第2図に示されたつる端部の頂面図、第4図は第1図
に示された実施例の1変型の截欠図、第5図は第1図に
示された実施例の別の変型の截欠図、第6図は第1図に
示された実施例の別の截欠図、第7図はつる端部の第3
部分を形成する帯の種々の輪郭を示す図、第8図はつる
端部の第2実施例の側面図、第9図は第8図の線A−B
に沿って取られた断面図、第10図はつる端部の第3実
施例の一部截欠せる側面図、第11図はつる端部の第4
実施例の側面図、第12図は第11図の線に沿って取ら
れ・た拡大断面図。第16図は本発明によるつる端部の
密着可能性を明らかにする予備試験および第1試験を説
明するための、一部所面で示した側面図、第14図は第
1試験を行うための第1試験装置の略側面図、第15図
は第14図の線E−Fに沿って取られた断面図、第16
図は第1試験を行う場合に使用される試験体の頂面図、
第17図は第16図に示された試験体の側面図、第18
図は試験体を下方から見た底面図、第19図は第2試験
の試験結果を示すダイヤグラム、第20図は第2試験を
行うための第2試験装置の略側面図、第21図は第6試
験を行うための第6試験装置の略側面図。 2:第1s分、6:第2部分、8:第6部分、16:結
合区域、20:後方脚、22:前方脚、24:隆起状部
分、66:試片、68:試験体、78:@球、82:締
着装置。 手続補正書(自船 昭和61年 6月73日

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)めがね枠のつる端部にして、実質的に直線的にか
    つつるの縦方向に延びる第1部分と、該第1部分に対し
    て実質的に斜め下方または垂直下方に延びる第2部分と
    を有し、該第2部分の上端が前記第1部分に堅く結合さ
    れ、この時前記第1および第2部分が実質的に形の安定
    したユニットを形成するようになつており、さらに第3
    部分を有し、該第3部分が頭部および(または)耳の後
    部と接触するようになつており、この時前記第3部分が
    可撓性の帯よりなり、該帯がその上端において前記第1
    部分または該第1部分の近くにおいて前記第2部分に固
    定され、かつその下端が第2部分の下端に結合されるよ
    うになつているつる端部において、該つる端部が負荷さ
    れていない時は前記第3部分(8)を形成する帯(10
    )が実質的に弓形に彎曲して延び、この時前記彎曲部分
    の外側が下方の第2部分(6)の方に向き、かつ前記帯
    がその縦方向において実質的に伸長および圧縮されない
    ようになつていることを特徴とするつる端部。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のつる端部において、
    前記帯(10)が彎曲し、その下方区域における該帯に
    対する接線(26)と前記第1部分の縦軸線とが90度
    より小さな角度(α)を含むようになつているつる端部
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載のつる端部において、
    前記角度(α)が60度より大であるつる端部。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載のつる端部において、
    前記角度(α)が60度から80度までの範囲内にある
    つる端部。
  5. (5)特許請求の範囲第1項から第4項までの何れか一
    つの項に記載されているつる端部において、該つる端部
    が非負荷状態にある時に、前記第3部分(8)を形成す
    る帯(10)が追加的に前記第1部分(2)および第2
    部分(6)を画定する面に対して実質的に直角となるよ
    うに曲げられているつる端部。
  6. (6)特許請求の範囲第5項記載のつる端部において、
    前記追加的に曲げられた部分がほぼ着用者の耳介および
    頭部の間のくぼみ(36)に沿つて延びるようになつて
    いるつる端部。
  7. (7)特許請求の範囲第1項から第6項までの何れか一
    つの項に記載されているつる端部において、前記第2部
    分(6)が実質的に弓形をなすように曲げられ、この時
    前記曲げられた部分の内側が前方に向つて第3部分(8
    )の方に向いているつる端部。
  8. (8)特許請求の範囲第1項から第7項までの何れか一
    つの項に記載されているつる端部において、前記第2部
    分(6)および第3部分(8)がその上端(12)にお
    いて平滑にかつ無段的に前記第1部分(2)に移行する
    ようになつているつる端部。
  9. (9)特許請求の範囲第1項から第7項までの何れか一
    つの項に記載されているつる端部において、該つる端部
    が非負荷状態にある時に、前記第3部分(8)がその上
    端(12)の近くにおいて、前記第1部分(2)に移行
    する前に、該第1部分に対しある距離を置いて実質的に
    平行に延びるようになつているつる端部。
  10. (10)特許請求の範囲第1項から第9項までの何れか
    一つの項に記載されているつる端部において、帯(10
    )の後方に向つて弓形に曲げられた区域が、後部上方に
    向つて鉤形に曲げられた結合区域(16)に連結され、
    第2部分(6)に移行するようにされているつる端部。
  11. (11)特許請求の範囲第10項記載のつる端部におい
    て、前記第2部分(6)内に組入れられた前記鉤形結合
    区域(16)の脚(20)が弱い断面縮少部分(48)
    を形成しているつる端部。
  12. (12)特許請求の範囲第1項から第11項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、前記第
    1部分(2)、第2部分(6)および第3部分(8)が
    同じ材料によつて形成されているつる端端部。
  13. (13)特許請求の範囲第1項から第11項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、前記第
    1部分(2)および第2部分(6)が心(60)を有し
    、前記二つの部分よりなるユニットが形の安定性を有し
    、かつ前記心が前記第3部分の材料と等しい材料よりな
    る被覆(62)を有しているつる端部。
  14. (14)特許請求の範囲第1項から第11項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、前記第
    1部分(2)および第2部分(6)が実質的に一つの硬
    い第1材料よりなり、かつ前記第3部分(8)が一つの
    軟らかい第2材料よりなつているつる端部。
  15. (15)特許請求の範囲第10項および第14項記載の
    つる端部において、前記鉤形結合区域(16)が第3部
    分(8)と同じ材料よりなつているつる端部。
  16. (16)特許請求の範囲第14項または第15項記載の
    つる端部において、前記第3部分(8)の材料がゴムま
    たは弾性プラスチックによつて形成されているつる端部
  17. (17)特許請求の範囲第16項記載のつる端部におい
    て、前記第3部分(8)の材料がシリコンゴム、熱可塑
    性ポリウレタン−エラストマ、ポリエーテル−ブロック
    −アミド、軟質ポリ塩化ビニルまたはポリエチレンであ
    るつる端部。
  18. (18)特許請求の範囲第16項または第17項記載の
    つる端部において、前記第3部分(8)の材料のショア
    −D−硬度(DIN53505で測つて)5から60ま
    での範囲内にあるつる端部。
  19. (19)特許請求の範囲第1項から第18項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、a)第
    3部分(8)を形成する帯(10)が円筒形試験体(6
    8)内に圧痕を発生せしめ、これに対して次の式: l×b≧3.5平方ミリメートル が成立ち、 b)この時前記円筒形試験体(68)が10ミリメート
    ルなる直径を有し、かつ均質な熱可塑性の型とり粘土よ
    りなり、この型とり粘土内に直径10ミリメートルなる
    鋼球が温度20度Cおよび60%の相対的空気湿度にお
    いて直径2.2ミリメートルの圧痕を発生せしめ、さら
    にこの時前記鋼球が1ミリメートル/分なる送り速度で
    前記型とり粘土の平らな表面に対して、圧力が1.0N
    に達するまで押圧され、 c)この時前記帯(10)の圧痕(70)を発生させる
    ために、該帯を試験体(68)に対し、前記第3部分(
    8)の端部(X、Y)の結合区間(s)が該円筒形試験
    体の縦中心線に対して垂直に延びるように配置し、 d)この時前記帯(10)の圧痕(70)を発生させる
    ために、該帯および試験体(68)が、前記区間(s)
    に対して垂直に延びる直線状運動通路(T)に沿つて相
    互に動かされ、該区間を等分し、かつ前記帯および第2
    部分(6)と中央において交差し、 e)この時前記帯(10)の圧痕(70)を発生させる
    ために、該帯および試験体が温度20度Cおよび60%
    の相対空気湿度において、押圧力が0.5Nに達するま
    で1ミリメートル/分の送り速度で相互に動かされ、 f)かつこの時(l)が前記帯の圧痕(70)の平らな
    投影の長さであり、かつ(b)が該帯の圧痕の最大幅と
    なるようにされているつる端部。
  20. (20)特許請求の範囲第19項記載のつる端部におい
    て、前記帯(10)の圧痕(70)の最大深さ(t)に
    対して次の式: t≦0.1ミリメートル が成立つつる端部。
  21. (21)特許請求の範囲第19項または第20項記載の
    つる端部において、前記帯(10)の圧痕(70)の平
    らな投影の長さ(l)に対して次の式:l≧2.8ミリ
    メートル が成立つつる端部。
  22. (22)特許請求の範囲第1項から第21項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、a)第
    3部分(8)を形成する帯(10)の偏向(x)に対し
    て次の式: x≧Fミリメートル/200mN が成立ち、 b)この時棒状試験体(90)にして、正六角形輪郭を
    有し、かつその隅角の長さが21ミリメートルである試
    験体が、その一つの隅角を前記帯(10)との接触点(
    W)に対し、1ミリメートル/分なる送り速度で押圧し
    、 c)この時帯(10)の偏向(x)を発生させるために
    、該帯および試験体(90)が直線状運動通路(G)に
    沿つて相互に動かされ、前記運動通路が接触点(W)を
    通りかつ前記試験体(90)の縦方向軸線に対して垂直
    に延びると共に、該試験体を通つて延び、さらにつる端
    部の第1部分(2)の縦方向軸線(H)と30度なる角
    度(β)をなすように交差し、 d)この時前記接触点(W)と、第1部分(2)の縦方
    向軸線(H)との距離(p)が、前記試験体(90)と
    接触点(W)との最初の接触時点において16ミリメー
    トルであり、 e)かつこの時(x)が運動通路(G)に沿つて測つた
    帯(10)の偏向であり、かつ(F)が前記偏向を発生
    させる押圧力であるつる端部。
  23. (23)特許請求の範囲第1項から第22項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、a)第
    3部分(8)を形成する帯(10)の偏向(y)に対し
    て次の式: y≧Fミリメートル/50mN が成立ち、 b)この時棒状の試験体(90)にして、正六角形輪郭
    を有し、かつその隅角の長さが21ミリメートルである
    試験体がその一つの隅角において、帯(10)との接触
    点(W)を1ミリメートル/分なる送り速度で押圧し、 c)この時帯(10)の偏向(y)を発生させるために
    、該帯および試験体が直線状運動通路に沿つて相互に動
    かされ、前記運動通路が接触点(W)を通りかつ前記試
    験体(90)の縦軸線に対して垂直に延びると共に該試
    験体を通つて延び、さらにつる端部の第1部分の縦軸線
    (H)と第2部分(6)とによつて画定される面に対し
    て垂直に延び、 d)この時前記試験体(90)の縦方向中心線がつる端
    部の第1部分(2)の縦軸線(H)と平行に延び、 e)この時前記接触点(W)と、第1部分(2)の縦方
    向軸線(H)との距離が、前記試験体(90)と接触点
    (W)との最初の接触時点において28ミリメートルで
    あり、 f)かつこの時(y)が運動通路に沿つて測つた帯(1
    0)の偏向であり、かつ(F)が前記偏向を発生させる
    押圧力であるつる端部。
  24. (24)特許請求の範囲第23項記載のつる端部におい
    て、前記偏向(y)に対して次の式: y≧Fミリメートル/25mN が成立つつる端部。
  25. (25)特許請求の範囲第1項から第24項までの何れ
    か一つの項に記載されているつる端部において、a)第
    3部分(8)を形成する帯(10)が棒状試験体(94
    )の三つの隅角(96、97、98)に対して損傷を伴
    うことなく触座せしめられるようになつており、 b)この時前記試験体(94)が正六角形の輪郭を有し
    、その平面部分の幅が35ミリメートルであり、 c)この時帯(10)を試験体(94)に対して触座さ
    せるために、該試験体およびつる端部が直線状運動通路
    (G)に沿つて相互に動かされ、該運動通路がつる端部
    の第1部分(2)の縦軸線(H)と平行に帯(10)の
    中心を通つて延び、さらに前記試験体(94)の縦方向
    中心線に対して垂直に延び、 d)この時運動通路(G)と縦軸線(H)との距離が2
    9ミリメートルであり、 e)この時試験体(94)の配置状態が、その二つの側
    面を運動通路(G)および縦方向軸と平行に延びるよう
    にし、 f)かつこの時帯(10)を試験体(94)に触座させ
    る場合に前記つる端部がその第1部分(2)だけで保持
    されるようになつているつる端部。
  26. (26)特許請求の範囲第25項記載のつる端部におい
    て、帯(10)を試験体の三つの隅角(96、97、9
    8)に対して触座させるに必要な押圧力が2.5N以下
    となるようにされているつる端部。
JP10655186A 1985-05-10 1986-05-09 めがね枠のつる端部 Granted JPS6211821A (ja)

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DE3516956.7 1985-05-10
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JPH0261012B2 JPH0261012B2 (ja) 1990-12-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164423U (ja) * 1988-05-02 1989-11-16
JPH0213221U (ja) * 1988-07-12 1990-01-26
JPH0219022U (ja) * 1988-07-12 1990-02-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164423U (ja) * 1988-05-02 1989-11-16
JPH0213221U (ja) * 1988-07-12 1990-01-26
JPH0219022U (ja) * 1988-07-12 1990-02-08

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