JPS62118214A - 気体流量測定装置 - Google Patents

気体流量測定装置

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Publication number
JPS62118214A
JPS62118214A JP25913685A JP25913685A JPS62118214A JP S62118214 A JPS62118214 A JP S62118214A JP 25913685 A JP25913685 A JP 25913685A JP 25913685 A JP25913685 A JP 25913685A JP S62118214 A JPS62118214 A JP S62118214A
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JP
Japan
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gas
moving member
mobile member
flow rate
flow path
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Pending
Application number
JP25913685A
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English (en)
Inventor
Gakuo Matsuura
松浦 岳夫
Yukio Mori
幸雄 森
Toshio Tanahashi
敏雄 棚橋
Akira Muramatsu
村松 章
Rei Nagasaka
永坂 玲
Mikiyasu Koketsu
纐纈 幹康
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流路管中を流れる気体、例えば空気の流量を測
定する気体流量測定装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より車両用エンジンにおいては、エンジンに吸入さ
れる空気量に対応した燃料量をエンジンに供給するため
に、この空気量を測定するための空気流量測定装置が装
着されている。
このような測定装置は、近年ベーンタイプや熱線タイプ
やカルマン渦タイプ等が車両用として、種々開発されて
おり、一部においては実際に採用されている。
そしてベーンタイプ空気流量測定装置は、例えば特公昭
59−12865号公報に示されるように、矩形流路断
面を横切って旋回可能な状態で設定される矩形状のベー
ン(せき止め板)が、空気の流れにより生じる圧力差を
受けて回動し、この回転角度より空気流量を測定するも
のであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記ベーンタイプ空気流量測定装置では、
空気流量が増加するとベーンの開度が大きくなり、ベー
ンが空気流から圧力を受ける受圧面の空気流に対する垂
直成分が減少するようになって、高空気流量状態になる
程、空気流の圧力のベーン側に伝えられる割合が減少す
るようになるため、高空気流量域では流量変化に対する
ベーンの開度変化、つまりベーンの回転角度の変化が極
めて少なくなり従って、高空気流量状態での測定精度が
充分でないという問題点があった。
また上記分軸に示される構成では、空気流の脈動によっ
てベーンが振動することや、空気流量の急激な変化によ
りベーンが過大に変化することを抑制するために、空気
通路の側方に迫り出した扇状の室が形成され、この室を
旋回する減衰板とベーンとを連結して、この室と減衰板
とによる空気ダンピング機能をベーンに作用させている
。しかし、この扇状の室はその空気ダンピング機能を充
分なものとするために、その大きさく容積)はあまり小
さくすることができず、また空気通路に対して側方に迫
り出すように設定されることから、装置自体が大型化し
、車両に搭載する場合の規制が多い、すなわち、車両へ
の搭載性が悪いという問題があった。
従って、本発明の目的は上記問題点に鑑み、気体の低流
量状態から高流量状態まで充分な測定精度が保証され、
しかもコンパクトな構成とすることが可能な、好ましく
は車両用として好適な気体流量測定装置を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして上記問題点を解決するために、本発明においては
、 被測定気体がその軸線方向へと流通する気体流路と、 被測定気体の流れ方向に沿って直線的な移動が可能な状
態で前記気体流路中に設定される移動部材と、 前記気体流路を内部に形成し、少な(とも前記移動部材
の移動範囲において被測定気体の流れ方向に沿ってその
流路断面積が増大するように形成された流路管と、 前記移動部材より被測定気体の流れ方向に沿って延びる
軸と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、前記
軸を前記移動部材の移動に応じて移動可能な状態で支持
する軸受と、 前記移動部材に対して被測定気体の流れ方向とは逆方向
に押圧力を働かせる押圧部材と、前記軸の変位量を電気
信号に変換する変換手段と、 前記移動部材により一端が閉じられ、他端が開放された
被測定気体の流れ方向に沿って延びる第1の筒と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、一端
が閉じられ他端が開放され、前記第1の筒と微少隙間を
介して嵌合する第2の筒と、を備えたことを特徴とする
気体流量測定装置としている。
〔作用〕
上記構成によれば、被測定気体の流量に応じて前記移動
部材が被測定気体の流れ方向に沿って移動し、この前記
移動部材の移動に応じて前記軸が変位して、この変位量
が前記変換手段により電気信号に変換されて、被測定気
体の流量に対応した電気信号が出力される。また前記第
1の筒と前記第2の筒との微少隙間を介した嵌合により
前記移動部材の振動運動が抑制される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図に示す測定装置は車両用、特に自動車
用エンジンに吸入される空気流量を測定するための空気
流量測定装置の一実施例の構成を示すものであって、図
において、流路管1は図示しないエンジンの吸気管の一
部を構成し、3個のハウジングla、Ib、lcにより
構成されており、各ハウジングla、lb、lcの空気
の流通方向に沿った断面形状が円形であって、各ハウジ
ングla、lb、lcは直線的に、しかも同一中心軸線
を有するように配列されている。そしてこのハウジング
la、lb、lcによって構成される流路管1の内部に
はその軸線方向へと空気の流通する空気流路2が形成さ
れている。なお、各ハウジング la、lb、lcは各
接合部において外部との通気の流通が無いように確実に
シールが施されており、各ハウジングla、lb、lc
が樹脂材料からなる場合は、接着、あるいは溶着により
シールが施される。
この空気流路2内には、空気の流れ方向に沿って直線的
な移動が可能な状態で設定される樹脂材料から・なる移
動部材3が設けられており、この移動部材3は空気の流
れ方向に対して上流側に凸形状をしており、しかもその
凸形状の表面ば流路管1の中心軸線を中心とした滑らか
な曲面を形成している。
この移動部材3はその主要部分が流路管1を構成する各
ハウジングla、lb、lcのうち、最も上流側に位置
するハウジングla内を移動するように設定されており
、移動部材3の外縁部材3aとハウジング1a内周壁面
1alとの間で形成される円環状の空気通路面積(絞り
部面積)が、この移動部材3が下流側へと移動するのに
応じて増大するようハウジング1aは移動部材3の主要
部分が移動する範囲において下流側はどその断面積が広
がるように形成されている。しかも移動部材3の移動量
とこの空気通路面積の増減とが所定の関数関係となるよ
うに、ハウジングlaの内周壁面1alが調整されてい
る。
またハウジング1aの上流側の空気流入口端部には移動
部材3の最上流側の位置、すなわち移動部材3の外縁部
3aとハウジングlaの内周壁面lalとの間の空気通
路面積が最小(はぼ零)となる移動部材3の全閉位置を
規制する全閉ス)7パ1a2がハウジングlaの内周壁
面1alよりハウジング1aの中心軸方向に延びる3本
のリブ1a3により中心軸線上に位置するように支持さ
れた状態でハウジング1aと一体に形成されている(第
2図参照)。そして移動部材3が全閉位置にある時、移
動部材3のハウジング1aの中心軸線上に設定されてい
る頂点が全開ストッパ1a2に当接するようになる。な
お各リブ1a3は空気の流れを乱さないようにその断面
形状が流線形状とされている。
さらにハウジング1aには空気流路2の移動部材3をバ
イパスするバイパス通路1a4が形成されており、この
バイパス通路1a4にはこのバイパス通路1a4を通過
するバイパス空気量を調節するためのバイパススクリュ
4がこのバイパス通路1a4を進退可能な状態で設けら
れている。すなわち、バイパス通路1a4の内周壁面に
はネジ部1a41が形成されており、バイパススクリュ
4をネジ込む、あるいはネジ戻すことによりバイパスス
クリュ4はバイパス通路1a4内を進退動する。なおこ
の部分のシールを確保するためにバイパススクリュ4と
バイパス通路1a4の内周壁面との間には0リング5が
設定されている。そしてこのバイパス通路1a4を通過
する空気量を調整することで、アイドル時の図示しない
エンジンに供給される混合気の空燃比が調整される。
ところで、上記移動部材3には空気の流れ方向に沿って
下流方向に延びた円筒状の外縁部3aの径より小さい外
径を有する外円筒3bと外円筒3bに収容されるように
設定された内円筒3Cとが一体に形成されている。外円
筒3bおよび内円筒3Cはともにハウジング1aの中心
軸線を中心としたものであって、外円筒3bと内円筒3
Cとの間には所定の間隔が設定されている。また外円筒
3bおよび内円筒3Cはともに移動部材3により上流側
端部は閉じられており、下流側端部は開放されている。
さらに移動部材3にはハウジング1aの中心軸線と一致
して下流方向に延びた軸3dが一体的に連結固定されて
いる。
次にハウジング1bにはハウジングlbの内周壁面より
ハウジングIbの中心軸方向に延びる4本のリブ1b1
 (第3図参照)、このリブlblにより支持された円
筒状の大径円筒部1b2、この大径円筒部1b2内に収
納されるように設けられた中間円筒部1b3、およびこ
の中間円筒部1b3に囲まれるように設けられた小径円
筒部1b4が一体に形成されている。上記大径円筒部1
b2.中間円筒部1b3.および小径円筒部1b4はと
もにハウジング1bの中心軸線を中心として形成されて
おり、大径円筒部1b2の内径は移動部材3の外円筒3
bの外径よりもわす゛かに大きく、また中間円筒部1b
3の外径は移動部材3の外円筒3bの内径より小さく、
内径は移動部材3の内円筒3Cの外径より大きく、さら
に小径円筒部1b4の外径は移動部材3の内円筒3Cの
内径より小さく設定されている。
小径円筒部1b4は軸方向に連通しており、その中心軸
線上を軸3dが貫通している。この小径円筒部1b4に
はボールベアリングからなる2組のベアリング部6a、
6bが保持器7に保持されて、その内周側に固定されて
おり、軸3dはベアリング部6a、6b、保持器7.お
よび小径円筒部1b4等からなる軸受8により中心軸方
向上を移動自在に支持されている。なお、この軸受8に
おいてベアリング6a、6bは各々直列に保持器7内に
設定されており、両ベアリング部5a、5bは両者の間
に設定されたスプリング9により互いに逆方向に付勢さ
れており、ベアリング部6aは保持器7の端部に、また
ベアリング部6bは保持器7に係合されたリング状のホ
ルダに当接して保持されている。
大径円筒部1b2と移動部材3の外円筒3bとは所定の
適切なりリアランス、つまり微少な隙間を介して、外円
筒3bが大径円筒部1b2内に嵌合されるように設定さ
れており、移動部材3の全閉状態から全開状態までの移
動に応じて外円筒3bが大径円筒部1b2内を移動する
よう構成されている。そして大径円筒部1b2の下流側
は後述するハウジング1cと一体に形成されたカバーI
CIにより空気通路2に対してシールされており、従っ
て大径円筒部1b2と外円筒3bとがなす空間は大径円
筒部1b2と外円筒3bとのクリアランス部分のみによ
って空気通路2と連通しており、空気流の脈動や空気流
量の急変による移動部材3の変動を安定化させるための
空気ダンパ室10が構成されている。
この空気ダンパ室10内には移動部材3を全閉方向側、
すなわち、空気の流れ方向とは逆方向に押圧するコイル
スプリング11が設定されており、スプリング11の一
端は移動部材3の外円筒3bと内円筒3Cとの間の環状
溝の底部に当接し、また他端は中間円筒部1b3と小径
円筒部1b4との間に設定された環状のスライダー12
に当接している。そしてスプリング11は内円筒3Cの
外周壁面によりガイドされている。ところで小径円筒部
1b4の外周壁面にはネジ部1b41が形成されており
、このネジ部1b41にスライダー12が係合しており
、このスライダー12の位置を調整することでスプリン
グ11の移動部材3に対する押圧力が調節される。そし
てスプリング11の押圧力調整のために、スライダー1
2の下流側面には環状に複数の孔12aが一定間隔毎に
形成されており、大径円筒部1b2.中間円筒部1b3
゜小径円筒部1b4の各下流側端部に形成された隔壁1
b5に孔12aに対応して円弧状にこの隔壁1b5を連
通ずる窓1b51が設定されている(第3図参照)。調
整は窓1b51を介して治具(図示せず)を孔12aを
嵌合させて、スライダー12を回動させて、スライダー
12をネジ部1b41に沿って進退動させることで行な
われる。
なおスライダー12と中間円筒部1b3との間にはスラ
イダー12の位置固定のためのOリング13が設定され
ている。
またリブlblには吸気温センサ14が設定されており
、ハウジング1bを成形する際に球面状の先端を上流側
に突出するように一体にモールドされた金属製のキャッ
プ14a内に収納されており、リード線14bが接続さ
れている。
またハウジング1bにはコネクタ1b6が成形されてお
り、このコネクタ1b6内にその一端が突出するように
信号取出し用の複数の導電体のピン15がビン保持部材
15aと共にリブIbl内を介してモールドにより固定
されている。ピン15の他端は吸気温センサ14のリー
ド線14bに接続されると共に後述する移動部材3の変
位量を検出し、電気信号に変換するセンサ(ポテンショ
メータ18)とも接続されている。なおピン15はまず
樹脂からなるピン保持部材15aにL字状にモールド固
定し、4のピン保持部材15aに保持されたピン15を
リブIbl内を介するようにハウジング1b等の成形時
にモールド固定される。
なお、吸気温センサ14のリード線15bは吸気温セン
サ14の設定されるリブIbl内で遊ぶことがないよう
にゴム製のリード線保持部材14blがこのリブlbl
に対応して備えられている。
またリード線14bは隔壁1b5の下流側面にハウジン
グ1b成形時の一体に形成された円弧状の隆起部1b7
と円環状の隆起部1b8との間に形成された溝16によ
りガイドされてピン15の一端に接続されている。なお
、リード線保持部材14b1の一部は隆起部1b8に嵌
め合わされており、このリード線保持部材14b1によ
り溝16部分に導びかれている。
また隔壁1b5にはスタッドボルト17がその先端が隔
壁1b5の下流側面に突出するようにモールド固定され
ており、ポテンショメータ18を保持する金属製のポテ
ンショメータホルダ19がナツト20により複数のワッ
シャ21を介してこのスタッドボルト17に固定されて
いる(第4図参照)。
このポテンショメーク18は移動部材3の軸3dと平行
となるようにホルダ19上に保持されている。ところで
ポテンショメータ18のホルダ19上での保持はポテン
ショメータ18とホルダ19との間に両面テープ18a
を設定してポテンショメータ18とホルダ19に接着さ
せると共に、ホルダ19に形成された3個の突起19a
とこの突起19aと相対する位置に形成された孔19b
に嵌め込まれたU字形状の板バネ22とにより保持され
ており、板バネ22のスプリング力により各突起19a
方向にポテンショメータ18を押圧してその水平方向の
保持を行なうと共に板バネ22の押返し部分22aによ
りその垂直方向の保持を行なっている。
そしてポテンショメータ18の表面上には所定の回路パ
ターンが設定されており、この回路パターンはピン15
の一端に電気的に接続されている。
また軸受8の部分を貫通した軸3d’の端部にはポテン
ショメータ18の回路パターン上を軸3dの変位、つま
り移動部材3の移動に応じて摺動するブラシ23が固定
されたスライダー24が設けられている(第4図参照)
。そして軸3dの移動部材3の全閉時の軸受8を貫通し
て下流側に突出する部分の端部側部分にはネジ切りされ
ていると共に二面取りが施されており、スライダー24
は二面取りに沿って嵌め込まれており、軸3dのスライ
ダー24の上流側に設定された止め仮25゜止め板25
とスライダー24との間に設定されたスプリング26.
および軸3dの下流側に設定されたナツト27によりス
ライダー24の軸3d上の位置が調整可能となっている
なお上述のようにポテンショメータ18の回路パターン
上をスライダー24のブラシ23を摺動させて移動部材
3の移動量を検出するようにしているため、移動部材3
の中心軸に対する回転を防止する必要がある。従ってベ
アリング部6a、6bを保持する保持器7の端部より上
流側に延びた突起7aの先端に絞めあるいはネジ止め等
により設けられたリベット28の端部が移動部材3の内
円筒3Cの内周壁面に移動方向に沿って直線状に形成さ
れた案内溝3cl内を摺動するように構成することで、
移動部材3の回転を防止している。
ハウジングlcには隔壁1b5の下流側に設定されてい
るポテンショメータ18等を収容するカバー1clと、
このカバー1clを支持するリブ1c2が一体に形成さ
れている。カバー1clは上流側が開口した釣鐘状の形
であって、通過空気の流れをできるだけ乱さないような
形状とされている。そしてカバーICIの上流側開口部
3はハウジングlb側に形成された隆起部1b8の外径
とほぼ一致する内径を有しており、開口端部の内径側に
は段部1c11が形成されており、隆起部1b8とカバ
ー1clの開口部分とのシールを確保するための○リン
グ29が設定される円環状空間が設けられている。また
リブ1c2はハウジングICの中心軸方向に延びて、カ
バーlC1の外周面に滑らかに連結されている。そして
リブ1c2はハウジング1bに設定されたリブlblと
対応して4本構成されており、ハウジング1bのリブl
blの下流側面とハウジングICのリブ1c2の上流側
面とが一致して両リブlbl、1c2の組立体の断面形
状が流線形状をなすようにして(第5図参照)、空気の
流れに極力乱れを起こさないようにしている。
従ってカバー1c5によりポテンショメータ18等が収
容されるポテンショメータ室30が構成され、このポテ
ンショメータ室30内において、ポテンショメータ18
の回路パターン上を摺動するブラシ23が設けられたス
ライダー24を有する軸3dの端部が中心軸線上を移動
部材3の移動に応じて変位する。そしてピン15の一端
、つまり吸気温センサ14のリード線14b、およびポ
テンショメータ18と電気的に接続される側の端部が、
ポテンショメータ室30内に飛び出している。
なお、ハウジング1bとハウジング1cとの回転方向の
組付精度を高めるために、ハウジング1cのリブ1c2
の1つに突起1c3がリブ1c2のハウジングlc側の
ハウジング1bと接続される端面側に設定されており、
またハウジング1bに突起1c3に対応した溝1b9が
ハウジング1bのリブlblの1つにハウジング1cを
接続される端面側のハウジング1bのリブlbl内の内
周壁面に沿って形成されている。
上記構成からなる空気流量測定装置においては、空気流
路2に所定の空気流1iQが流れると、移動部材3の上
下流に圧力差が生じ、移動部材3がスプリング11の押
圧力に抗して、全閉ストッパ1a2で規制された全開位
置より下流方向へと直動し、移動部材3の外縁部3aと
ハウジング1aの内周壁面1alとの間の空気通路面積
を広げて、空気流量Qが流れるために必要な空気通路面
積となる移動部材3の上流側面が受ける圧力とスプリン
グ11の押圧力とが釣り合う位置まで移動部材3が移動
する。そしてこの移動部材3の移動に応じて移動部材3
に連結された軸3dが中心軸線上を下流側に移動部材3
の移動した距離だけ変位して、この変位量χだけ軸3d
の下流側端部に設定されたスライダー24のブラシ23
がポテンショメータ18の回路パターン上を変位するよ
うになり、変位量χがポテンショメータ18にて電気信
号に変換されて、ビン15を介して外部へと出力される
。ここで空気流量Qと空気通路面積とは所定の関数関係
にあり、この空気通路面積と移動部材3の移動量、つま
り移動部材3の移動距離との間には所定の関数関係が成
り立つようにハウジング1aの内周壁面1alが調整さ
れているので、ポテンショメータ18によって変換され
た電気信号は空気流量Qを表現することになる。
また上記構成においては、空気ダンパ室10の内部と外
部との空気の通気は移動部材3の外円筒3bとハウジン
グ1bに固定的に設定された大形円筒部1b2とのクリ
アランス部分のみであるため、空気流の脈動による移動
部材3の振動が抑制され、また空気流量のステップ的な
変化に対しても移動部材3の変動が安定化されて、移動
部材3の過大なオーバーシュート等の挙動が抑制される
従って上記構成によれば、移動部材3の移動が空気流路
2内の空気の流れと平行な直線的なものであることから
、移動部材3の受圧面積は流量が変化しても変化せず、
従って低流量域から高流量域までの移動部材3の移動量
、つまり軸3dの変位量の変化を一様なものとすること
が極めて容易に設定でき、流量状態の変化にかかわらず
コンスタントな測定精度が得られるようになる。
また移動部材3の空気流の脈動による振動や、空気流量
の急変時の過大なオーバーシュート等を抑制するための
ダンパ機構や移動部材3に連結された軸3dの変位量を
電気信号に変換するポテンショメータ18が、流路管1
内に設定されることから、ベーンタイプに比べて充分に
小型で、しかもコンパクトな形状とすることが可能とな
り、従って車両への搭載性が向上するようになる。
またポテンショメータ18を空気流路2内に設定して、
空気流量を表現するデータを電気信号として取り出して
いるので、空気流路2と外部空間との間のシール性の確
保は極めて容易となる。
また上記構成では、各ハウジング1 a、  1 by
ICの各内周壁面(特にハウジング1aの内周壁面1a
l)、移動部材3および空気ダンパ室10を構成するた
めの外円筒3bならびに大径円筒部1b2が円形の断面
形状をしているため、角形等の形状に比べて成形により
充分な寸法精度が確保できるので、成形後の追加工等が
不要となり、製作工数が低減できる。
また上記構成ではハウジングlb、lcのリプlb1.
1c2の組立体を流線形状に形成しであるので、リプl
b1.IC2により空気流が乱されることは充分に抑制
されている。
また上記構成ではポテンショメータ18をカバーlcl
によりポテンショメータ室30内に収容して、空気流が
ポテンショメータ18に直接に接触しないように構成し
ているので、ポテンショメータ18に空気中の異物、水
分等の付着が防止されるものであって、特にエンジンに
装着した上記実施例では、エンジンからの燃料、オイル
、カーボン等のポテンショメータ18への付着が防止さ
れ、測定精度や耐久性の変化が防がれ、長期にわたって
初期特性を充分に維持できるようになる。
第6図に示すのは、本発明の他の実施例であって、上記
実施例と同一の部分は同一の番号を符して、その説明を
省略する。
本実施例では移動部材3の全閉位置を規制する全閉スト
ッパ31は軸3dの軸受8の下流側の軸3dに固定され
る止め板25に嵌め込まれており、この全閉ス)7パ3
1は弾性材料から構成されている。そして軸受8のベア
リング保持器7の下流側端面をストップ面としている。
このように構成することで、移動部材3の上流側面に当
たる空気の流れをスムーズなものとして得られ、移動部
材3の移動が安定化すると共に、空気流の圧損を低減で
きるようになる。
なお全閉ストッパ31を止め板25に嵌め込むのではな
く、止め板25の上流側に軸3dに固定するようにして
もよい。またこの全閉ストッパ31を軸3dに対して進
退動可能の状態に固定すれば、移動部材3の全閉値1の
微調整が可能となる。
第7図に示すのは、本発明の他の実施例の要部を示すも
のであって、移動部材3の外円筒3bとハウジング1b
の大径円筒部1b2とのクリアランス部分についてであ
る。本構成では外円筒3bの下流側の外周壁面の移動部
材3が全閉状態にある時の大径円筒部1b2の内周壁面
と対向しあう所定幅の部分を外円筒3bの外周壁面と大
径円筒部1b2の内周壁面との間のクリアランスを設定
するクリアランス面32としている。すなわちこのクリ
アランス面32をなす外円筒3bの下流側の外周壁面の
所定幅だけ外円筒3bの他の外周壁面より大きな径とし
゛ていて、しかもこのクリアランス面32のみ他の外周
壁面よりも充分に高い寸法精度で形成しである。
このように構成することで、本装置のダンピング特性を
決定する外円筒3bと大径円筒部1b2とのクリアラン
ス、および外円筒3bの寸法精度の保証範囲を少なくす
ることができ、安定したダンピング特性を得ることが極
めて容易になる。さらに空気中の異物が外円筒3bと大
径円筒部1b2との間に入り込んでも、そのクリアラン
ス面32の幅が外円筒3bの大きさに比べて充分に小さ
いので、入り込んだ異物は外円筒3bの変動に応じて容
易に除去され、異物かみ込みによって移動部材3の移動
が槓なわれるようになる危険性は極めて少なくなる。
なお、このクリアランス面32は大径円筒部1b2側に
設定してもかまわない。
また上記実施例では外円筒3bが大径円筒部1b2の内
側に所定クリアランスを設定して嵌合し、大径円筒部1
b2内を移動するよう構成していたが、大径円筒部1b
2が外円筒3bの内側に所定クリアランスを設定して嵌
合し、外円筒3bが大径円筒部1b2の外側を移動する
ようにしてもかまわない。
また、上記実施例では軸3dを変位量を電気信号に変換
するためにポテンショメータ18を用いたが、軸3dの
変位量を電気信号に変換することのできるものであれば
、他のセンサであってもよく、例えば、差動トランスや
、光学式の非接触の変位検出センサ等を用いることが可
能である。
また上記実施例は自動車エンジンに装着して空気流量を
測定する場合について述べたが、本発明の測定装置は他
の気体流量を測定することもできる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、 被測定気体がその軸線方向へと流通する気体流路と、 被測定気体の流れ方向に沿って直線的な移動が可能な状
態で前記気体流路中に設定される移動部材と、 前記気体流路を内部に形成し、少なくとも前記移動部材
の移動範囲において被測定気体の流れ方向に沿ってその
流路断面積が増大するように形成された流路管と、 前記移動部材より被測定気体の流れ方向に沿って延びる
軸と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、前記
軸を前記移動部材の移動に応じて移動可能な状態で支持
する軸受と、 前記移動部材に対して被測定気体の流れ方向とは逆方向
に押圧力を働かせる押圧部材と、前記軸の変位量を電気
信号に変換する変換手段と、 前記移動部材により一端が閉じられ、他端が開放された
被測定気体の流れ方向に沿って延びる第1の筒と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、一端
が閉じられ他端が開放され、前記第1の筒と微少隙間を
介して嵌合する第2の筒と、を備えたことを特徴とする
気体流量測定装置としたことから、 被測定気体の流量に関係なく前記移動部材の受圧面積は
一定であるので、前記移動部材から延びる前記軸の変位
の変化度合は低流量域から高流量域まで一様なものとす
ることが極めて容易に設定することが可能であって、流
量状態の変化にかかわらずコンスタントな測定精度が確
保できるようになるという優れた効果があり、 前記移動部材の移動により前記第1の筒が前記第2の筒
を微少隙間を介して前記第2の筒に沿って変位するため
、前記第1の筒と前記第2の筒との構成により前記移動
部材に対してダンピング機能が働らき、前記移動部材の
気体流の脈動−による振動や、気体流量の急変による過
大なオーバーシュート等を抑制することができ、しかも
、この構成が気体流路内に設定されていることから、本
装置を小型でコンパクトな形状とすることが可能となる
という優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す空気流量測定装置の断
面図、第2図は第1図図示構成のA矢視方向図、第3図
は第1図図示構成のハウジングICを取り除いた状態の
B矢視方向図、第4図は第1図図示構成のC−C断面の
部分断面図、第5図は第4図のD−D断面図、第6図、
第7図は本発明の他の実施例を示す断面図である。 1・・・流路管、la、lb、lc・・・ハウジング。 2・・・空気流路、3・・・移動部材、3b・・・外円
筒、3d・・・軸、8・・・軸受、10・・・空気ダン
パ室、11・・・スプリング、18・・・ポテンショメ
ータ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定気体がその軸線方向へと流通する気体流路
    と、 被測定気体の流れ方向に沿って直線的な移動が可能な状
    態で前記気体流路中に設定される移動部材と、 前記気体流路を内部に形成し、少なくとも前記移動部材
    の移動範囲において被測定気体の流れ方向に沿ってその
    流路断面積が増大するように形成された流路管と、 前記移動部材より被測定気体の流れ方向に沿って延びる
    軸と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、前記
    軸を前記移動部材の移動に応じて移動可能な状態で支持
    する軸受と、 前記移動部材に対して被測定気体の流れ方向とは逆方向
    に押圧力を働かせる押圧部材と、 前記軸の変位量を電気信号に変換する変換手段と、 前記移動部材により一端が閉じられ、他端が開放された
    被測定気体の流れ方向に沿って延びる第1の筒と、 前記流路管と固定的に前記気体流路中に設定され、一端
    が閉じられ他端が開放され、前記第1の筒と微少隙間を
    介して嵌合する第2の筒と、を備えたことを特徴とする
    気体流量測定装置。
  2. (2)前記変換手段は前記気体流路内に設定されている
    特許請求の範囲第1項記載の気体流量測定装置。
  3. (3)前記変換手段はカバーにより覆われている特許請
    求の範囲第2項記載の気体流量測定装置。
JP25913685A 1985-11-19 1985-11-19 気体流量測定装置 Pending JPS62118214A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62130312A (ja) * 1985-12-02 1987-06-12 Nippon Denso Co Ltd 気体流量測定装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53100271A (en) * 1977-02-14 1978-09-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Flow rate detector
GB2123964A (en) * 1982-07-15 1984-02-08 Jct Controls Ltd Flowmeters

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