JPS62118159A - 動力伝動変速装置 - Google Patents

動力伝動変速装置

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JPS62118159A
JPS62118159A JP25742285A JP25742285A JPS62118159A JP S62118159 A JPS62118159 A JP S62118159A JP 25742285 A JP25742285 A JP 25742285A JP 25742285 A JP25742285 A JP 25742285A JP S62118159 A JPS62118159 A JP S62118159A
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gear
shaft
planetary
sun gear
speed change
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Hiroshi Takano
坦 高野
Nashi Matsuo
松尾 無
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車、農機、建設機械、船舶、一般産業用等
に使用する動力伝動装置、特に遊星変速装置を利用した
動力伝動変速装置に関するものである。
(従来の技術) 一般にエンジン駆動の場合、エンジンの回転方向は一定
であり、車の前進、後進のためのギヤーボックスが必須
とされ、運転する場合も前進、後進のギヤの切替操作が
必要で操作上、不便を有していた。
そこで、かかるギヤの切替に代わる他の方式について種
々の研究が行われ、各種変速プーリの構成について検討
がなされると共に、本出願人らによってその幾つかのも
のが提案されて来た。
例えば、その基本的なものは一対のV形変速プ−リ片で
Vベルトを挾み、ベルト側面をスプリングの押圧力によ
り一方又は両方のプーリ片が軸の回転方向に対しては空
転を阻止し、軸のスラスト方向には一方又は両方のブー
り片が可動し得るようにスプライン又はキー溝が形成さ
れているものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の如き変速装置においては、通常、
1つの伝動系統であり、従ってベルトにかかる負担の増
大は免れず、また各種の補機類を必要とし、いきおい、
構造が複雑になるという問題があった。
従って、本発明はその問題の解消を課題とし、遊星変速
装置を利用することにより駆動軸の回転力を2つの伝動
系にて遊星変速装置の2つの入力軸に伝え、その2つの
入力回転数及び比によって出力回転数を正転、逆転及び
その間、連続的に任意に回転数を変化せしめると共に、
2つの軸に分担せしめてベルトにかかる負担の軽減を図
り、かつ補機類の省略化によるコンパクト化を達成せし
めることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) しかして、上記目的に適合する本発明の特徴は、第1図
にその基本的な構成を示す遊星変速装置を用いることに
あり、以下、第1図及び第2図を用いて該変速装置を説
明する。
即ち、本発明における遊星変速装置(A)は第1図に示
す如く同軸上に軸心を有して夫々独立に回転するサンギ
ヤ−(1)(21を並列して設け、その夫々のサンギヤ
−<i> (2)の外歯に噛み合うプラネットギヤ−(
3) (4)を1個又は複数個、例えば4等配とすると
き、第2図の如く4個宛配設してなると共に、夫々のプ
ラネットギヤ−(3)(41には自転軸(S3)が貫設
されており、この軸(S3)は延びてサンギヤ−(1)
(2)の軸(Sl) (Sりの延長線上を中心として回
転する遊星回転体(5)に一体に軸着されて夫々のプラ
ネットギヤ−(3) (4)は遊星回転体(5)と一体
となって自転しつつサンギヤ−(1)(2)の周りをa
足回転する構成からなる。
なお、両プラネソトギ中−(3) (41は回転方向に
一体であり、両ギヤーは歯数は別々でも同一でもよく、
同一の場合には特に両ギヤーを区別する必要はない。
かくて、サンギヤ−(1)とプラネットギヤ−(3)と
を噛合せ、そのプラネットギヤ−(3)と一体回転する
もう1つのプラネットギヤ−(4)とサンギヤ−(2)
と噛合し、サンギヤ−(1)−プラネットギヤ−(3)
 (41−サンギヤ−(2)又はその逆なる噛合関係を
保持する。
しかして、本発明変速装置は上記遊星変速装置(A)を
利用することによって構成されるもので上記装置のサン
ギヤ−(1) (21の回転軸(Sl) (SZ)と、
遊星回転体(5)の回転軸(S5)のうち、その何れか
2つの軸を入力軸として回転力を外部より与え、残りの
1つの軸を出力軸となしている。
そして、2つの入力軸間の回転比を変化せしめて出力軸
の回転方向及び回転比を変化せしめるものとして2つの
入力軸のうち、少なくとも一方にはベルト変速方式によ
る駆動系を設け、他方の入力軸には通常の歯車と歯車、
チェーンとスプロケット、ベルトとプーリの組み合わせ
などによる駆動系を設けて油圧モータ、DCモータ等に
より駆動軸を通じ前記回転力を伝達する構成となってい
る。
(作用) 次に、叙上の如き本発明変速装置について、第3図を参
照しその作動態様を述べる。
前記変速装置を従動輪側に配設し、サンギヤ−(1)の
回転軸(S5)及び遊星回転体(5)の回転軸(S5)
を入力軸とし、サンギヤ−(2)の回転軸(s2)を出
力軸、  として駆動軸(D)に設けたベルト変速方式
の変速プーリ (P)によりVベルト(B)によって回
転力を従動軸と一体のVプーリ (V)に回転力を伝達
させる一方、他方の通常の方式、例えば歯車の方式によ
って回転力を遊星変速装置の遊星回転体(5)に設けた
歯車に回転力を反転して伝達させる。
即ち、第3図において駆動側より遊星変速装置に対して
、そのサンギヤ−(1)及び遊星回転体(5)を通じて
入力すると、遊星回転体(5)は自転軸(s3)を通じ
てプラネットギヤ−(3)(4)とメタル(8)を介し
て連結し、サンギヤ−(1)とプラネットギヤ−(3)
は互いに噛合していると共に、プラネットギヤ−(3)
 (41は前述の如く自転軸(S5)に支持され、メタ
ルにより回転方向には自由であり、一方、出力側のサン
ギヤ−(2)は前記サンギヤ−(11の軸(S5)によ
りメタル(9)を介して支持され、回転方向には自由と
なっており、前記プラネットギヤ−(4)と噛合してい
ることから、サンギヤ−(1)への入力は一方において
プラネットギヤ−(3)及びプラネットギヤ−(4)を
通じてサンギヤ−(2)の出力軸へ伝達されると共に、
遊星回転体(5)への入力は自転軸(S3)を通してプ
ラネットギヤ−(3) (4)の自転回転となる。
従って、そのプラネットギヤ−(4)の自転回転数及び
遊星回転数によってサンギヤ−(2)の回転数が定まり
、これが出力としてサンギヤ−(2)の回転軸(S2)
より取り出される。
かくして、駆動側よりのサンギヤ−(1)及びプラネッ
トギヤ−(3)(41の遊星回転数の大きさ及び相互の
比によって出力側サンギヤ−(2)の延長回転軸(S2
)によって取り出す回転数が変化する。
なお、変速プーリ (P)とVプーリ(V)間における
変速システムの変速は中間に設けたテンションプーリ 
(T)の作用により適宜行われる。
以下、更に叙上の場合における入出力の関係を具体的に
式をもって示す。
今、サンギヤ−(11の回転軸(Sl)及びサンギヤ−
(2)の回転軸(S2)の回転方向を時計方向で、その
回転数を夫々N+ 、Nzとし、プラネットギヤ−(3
)(4)の遊星回転方向は歯車伝動方式のため反転され
ることにより反時計方向とし、その回転数をN3とし、
そして、遊星変速装置中の夫々の歯車の歯数をサンギヤ
−(1)iZl、サンギヤ−(2)iz2゜プラネット
ギヤ−(3);Zl、 プラネットギヤ−(4);Z4
とすると、出力回転数N2は次式の如くとZl・ Z3 Nz =KN、+ (K−1)Ni  ・・・(3)又
、22 =]+ +Z:l −z4  ・・・・(4)
(Zl  +Z:I   Z4)Zz となる。
そこで、例えば、Z、=Z4 、1.5 Zl =Z3
の条件を与えると、上記より zz =ZI  + 1.521 −2.1  = 1
.521  ・・・(6)(51(61両式より K =  1 /2.25  ・・・(7)又、(3)
(71式より ここで、上記(8ン弐において第3図における駆動軸(
D)の回転数をある回転数に定めたとき、歯車伝動方式
における歯車(7) (6)によって与えられるプラネ
ットギヤ−(3)(41の遊星回転数(N3)は一定と
なり、変速プーリ (P)、Vプーリ (V)によって
与えられるサンギヤ−(1,1の回転数(N5)がその
変速比で変化し、それによって出力側サンギヤ−(2)
の回転数(N2)が変化する。
かくして、駆動軸よりサンギヤ−(1)に与えられる回
転数(N1)の選定によって出力側の回転の回転方向が
正、逆回転する。又、特定の条件で回転数が0になりク
ラッチOFFと同じ作用となる。
従って、サンギヤ−(1)の回転数領域の選定で出力側
を正、逆転できることから、これを自動車の場合に適用
すると従来のギヤーの切替による前後進の機構に用いる
ことができ、変速比を無限大にすることができることか
ら起動時の出力トルクを大きく引き出すことができる作
用を呈する。
(実施例) 次に添付図面を参照し、更に本発明の具体的な実施例に
つき説明する。
第3図は本発明に係る動力伝動変速装置の1例であり、
図において、(1)(21は軸(S5)にメタル(9)
を介して配置された夫々独立に回転するサンギヤ−1(
3)(41は前記サンギヤ−(1)(2)の外歯に夫々
対向的に噛合う1個又は複数個のプラネットギヤ−であ
り、両プラネットギヤ−(3)(41はサンギヤ−(1
)(21の前記回転軸(Sl)にメタル00)を介して
装設された遊星回転体(5)より延設された自転軸(S
3)にメタルを介して挿設され、遊星回転体(5)と一
体となって自転しつつサンギヤ−(1) (2)の周り
を遊星回転する如くなっており、サンギヤ−(2)より
軸(S2)が突設して、これら上記構成によって、いわ
ゆる遊星変速装置(A)が形成されている。
そして、前記サンギヤ−(11の軸(Sυには従動側と
してVプーリ (V)が一体に固着され、一方、これに
対応して駆動軸(D)に変速プーリ (P)が設けられ
ていて、これら両プーリ間にテンションプーリ (T)
を備えたベルト(B)が掛は渡され、ベルト変速方式に
よって駆動側より動力が伝達されるようになっている。
又、同時に駆動軸(D)には歯車(7)が、そして従動
側の前記遊星回転体(5)の回転軸(S5)には他の歯
車(6)が夫々装着固定されていて、これら両歯車によ
って駆動軸(D)の回転が、遊星回転体(5)に伝達さ
れるよう形成されている。
なお、この場合は歯車と歯車で回転方向は反転している
が、反転は必ずしも必要ではなく、中間歯車を介設して
もよく、又、チェーンとスプロケットとプーリの組み合
わせによって駆動軸より回転力を伝えるようにしてもよ
い。
ところで、上記実施例における駆動軸側の変速プーリ 
(P)を含む構成は既知の構造であり、図においては一
対の対向する両プーリ片(11) (12)は軸に対し
摺動可能となっており、背面側において夫々軸固定のス
トッパー(13) (14)との間にスプリング(15
) (17)が介装され、その端は各プーリ片背面とス
トッパー(13) (14)に設けられた止着部(16
)(16)、 (1B)(18)によって止着されてい
る。
しかし、勿論、ベルト変速方式は上記構成に限らず、種
々の変形も可能である。
かくして、上述の如き構成において本発明変速装置では
駆動軸(D)上に設けた変速プーリ(P)よりVベルト
(B)によって回転力を従動側軸(S5)と一体の固定
Vプーリ (V)に伝達すると共に、駆動軸(D)と一
体の歯車(7)より従動側の遊星回転体(5)と一体を
なす歯車(6)に回転力を反転して伝達する。
即ち、駆動側より遊星変速装置(A)に対してサンギヤ
−(1)及びプラネットギヤ−(3)の遊星回転を入力
する。このとき、サンギヤ−(1)とプラネットギヤ−
(3)は噛合うと共に両プラネットギヤ−(3)(4)
は前述の如く遊星回転体(5)と一体の自転軸(S3)
によりメタルを介して回転方向には自由である。
一方、サンギヤ−(2)は軸(S2)にてメタルを介し
て支持され、回転方向には自由であり、プラネットギヤ
−(4)と噛合う。従って、このプラネットギヤ−の自
転回転数及び遊星回転数によって出力として取り出すサ
ンギヤ−(2)の回転数が定まることになり、これを軸
(S2)より取り出す。
今、このときの回転数の具体的な数値を前記作用で説明
した各式に立脚して例示すると次の如(である。即ち、 において、プラネットギヤ−(3) (41の回転数(
N3)を1500.3000.450Or、p、mと水
準を振ったときのサンギヤ−(1)の回転軸(S5)及
びサンギヤ−(2)の回転軸(S2)の間の回転数(N
l)(Nz)の関係を図表に示せば第6図の如くとなる
同図表より明らかなように回転数(Nl)の選定によっ
て出力軸(S2)の回転方向が正転、逆転する。
又Nx =1500.3000.450Or、p、mの
条件で夫/FN、=1875.3750.5625r、
90mのとき夫々出力回転数(N2)は零になる。
このことを利用し実用上、クラッチOFFと同じ作用と
なる。
又、サンギヤ−(1)の回転G(IL)領域の選定で出
力回転を正転、逆転できることからこの作用を利用すれ
ば自動車の場合で、従来のギヤー切替による前、後進機
構を本発明で代用できると共に変速比を無限大にとるこ
とができることから、起動時の出力トルクを大きく引き
出すことができる。
しかも、又、上記第6図より出力回転の負領域を前進、
正領域を後進として用いる場合、今、前進についてみる
と、第3図における出力軸(s2)の回転数を増速側に
したいとき、駆動側変速プーリ(P)中のベルl−(B
)の有効果ピッチ径を小さくすればよく、又、減速側の
とき、大きくすればよい。
これは自動車について考えると、所謂、最大トルク条件
時、最大減速比で走行するのが一般的であり、又、最大
馬力時は最大増速条件で走行するこが最もきびしい条件
である。殊に、自動車にあっては駆動軸回転数の範囲が
通常、1000〜6000 r、p、mと広く、特に近
時のCVT用ベルト変速機構に用いるブロックベルトの
金属ベルト等があるが、これは最大トルク時、小プーリ
径で大きなトルクを担持せざるを得ないため、最大張力
が非常に大きく、一方、最大馬力条件下では駆動プーリ
径が大で、しかも回転数が高いため、ベルト周速が大き
くなり、ベルト重量も大きいことから、遠心張力が莫大
となり、結局、全体的に最大張力が大きくなり耐久性を
損なう欠点を有しているが、上記本発明はこれらの問題
を全て改善できことを意味する。
第4図は本発明装置の第2の実施例であり、前記第3図
の装置をより精緻化したものである。
この装置は駆動軸(D)に変速プーリ(P5)とその延
長上に歯付プーリ1 (27)を設け、夫々のプーリ(
P 、 ) (27)よりVベルト(B5)、歯付ヘル
ド(B2)により遊星変速装置(A)の中心に設けた回
転軸(S5)に一体的に装着した変速プーリ(vl)及
び軸(S5)上にメタル(30)を介し遊星歯車の遊星
回転を構成する遊星回転体(25)と一体の歯付プーリ
(26)に動力を伝えるものである。
この装置において、(21) (22) (23) (
24) (25)は夫々、前記第3図におけるサンギヤ
−(1)(21、プラネットギヤ−(3) (41、遊
星回転体(5)に対応するものであり、(S5) (B
3) (SS)は夫々第3図と同じく、上記サンギヤ−
、プラネットギヤ−3遊星回転体の軸である。
又、(28) (29)は第3図の(81(9)に対応
するサンギヤ−並びにプラネットギヤ−と軸との間のメ
タルであり、上記構成においては実質上、第3図に示す
装置と大差はない。
しかし、前記サンギヤ−(22)はそのまま軸によって
最終出力を取り出すようになっておらず、サンギヤ−(
22)と一体となした出力取り出し用の歯車(31)及
びこれと噛合う歯車(32)を介して該歯車(32)の
軸(B6)より最終出力を取り出す如くなしている。
又、第4図においてはベルト変速方式として駆動側及び
従動側共に変速ブー+) (p5) (v+)が用いら
れる。
このうち、従動側変速プーリ(V5)はストッパー(3
7)との間にスプリング(38)が介設されて摺動可能
な摺動プーリ片(33)と軸(S5)固定の固定プーリ
片(34)の一対のプーリ片からなっており、一方、駆
動側プーリ片(Pl)は駆動軸(D)延長上の前記歯付
ブー’J (27)を延設した固定プーリ(35)と、
これに対向する摺動プーリ片(36)によって構成され
、駆動側プーリ(P5)の溝底にはベアリング(4o)
が設けられている。
このベアリング(40)は■溝巾をベアリング(39)
を介して外力により広げたとき第5図に示したようにV
ベルI−(Bl)は■溝中に沈み込み、Vベルト(B5
)の底部がベアリング(4o)の上面に位置するもので
ある。
しかして、本実施例装置においても、駆動軸(D)より
の回転力は変速プーリ(V5)を介して伝えられこの回
転力は、サンギヤ−(21)、 これと噛合うプラネッ
トギヤ−(23)を通じてプラネットギヤ−(23)と
一体となした他のプラネットギヤ−(24)を経てサン
ギヤ−(22) 、 これと一体となした出力取り出し
用歯車(31)、並びに歯車(32)を介し、軸(S5
)よより取り出される。しかし、前述の如く変速プーリ
(P5)のV溝巾を広げたときVベルト(B+)はv?
/I中に沈み込み、Vベルト(貼)の底部がヘアリング
(40)上に位置する。従って、このとき、■ベル1−
(B1)に対してそのベルト側部と変速プーリ片溝部と
の間の接圧力を零とすると、駆動軸(D)よりの動力は
ベアリング(40)の働きにより遮断される。
即ち、′tI星変速装置(A)側へVベルト(Bl)に
よる動力は伝わらない。
そして、この状態では第4図において各軸受。
歯車の噛合抵抗等を無視すると、歯付ベルh (B2)
により回転力が遊星変速装置(A’)側に伝えられても
従動側のサンギヤ−(21)の軸(S5)が空転するこ
とになり、出力側のサンギヤ−(22)の回転力が発生
しない、所謂、ニュートラル状態となる。
又、このVベル1−(Bl)よりの入力を遮断した状態
において従動側の軸(S+)に適当なブレーキ力を与え
、又、適宜な滑りを与えることにより、出力側サンギヤ
−(22)に生ずる負荷トルクとの対応によって出力回
転数をコントロールすることができる。
即ち、ニュートラルの状態よりベルトクラッチONまで
の間、出力側サンギヤ−(22)の回転数を零回転より
上げるこ1艷−ができる。
なお、この装置においても駆動軸より遊星変速装置(A
)への入力として歯付ベルトによる伝動方式の外、歯車
式、チェーン式などが使用可能であり、歯車式の場合、
入力回転が逆回転となることから中間に遊軍を設ける等
して正規の回転にすることもできる。
以上、各実施例について説明したが、要は2つの入力を
どれに入れるか、又、サンギヤ−、プラネットギヤ−の
回転方向を何れにするがが肝要である。その他の2系統
による動力伝動、■ベルト変速方式、ベルトクラッチ及
びブレーキの与え方などは共通である。
唯、上記各実施例において、入力を一方のサンギヤ−と
遊星回転体にし、他のサンギヤ−を出力とすること、又
、入力回転方向を同方向とするのは軸受、摩擦等のロス
を無視したとき、2つの入力トルクの和を100%出力
として取り出す上に有効である。
これは、例えば、以下のことによって理解される。
即ち、サンギヤ−(t)(21)、プラネットギヤ−(
3)(4)と(23) (24) 、サンギヤ−(2)
(22)の各半径を’I+r2 + r3 + r4と
するとき荷重の釣り合い関係よりF 1  X rz 
= F3X rzFz xrz =F1  X (r3
  rz)但し、Fは荷重である。
又、入力トルクT+ 、Tzと出力トルクT3の関係は T2  =Fz  X  (r4+rz)T、  =F
、  xr。
T3  =F3  X  r。
TI 十T2 =T3 かくて、以上より入力トルクT、、T2と出力rt  
            rzとなり各歯車の歯数比の
組み合わせによって2つの入力トルクの配分を調節する
ことができる。
かくして、以上の本発明装置により駆動軸より高負荷を
無段変速により伝動するのに通常のVベルトにかかる負
担が大きくなり、それをカバーするにはプーリ径を大き
くする必要があったのを解消し、駆動側よりの負荷を2
系統で配分することができることから、変速プーリの径
を小さくすることができることになる。
(発明の効果) 本発明は以上の如く遊星変速装置を利用し、駆動軸側よ
り2系統にて遊星変速装置に有する3つのうち、2つに
回転力を伝動するよ・うにし、2系統のうち、少なくと
も一方をVベルト変速方式により担持せしめ、Vベルト
変速方式を一方にのみ用いる場合、他方系統を歯車伝動
、チェーン伝動。
Vベルトなどフリクション伝動とし、3つの軸の残りの
軸を出力として取り出すようにしたものであり、従来の
変速装置における前述の軸荷重及びベルト張力の大きさ
からくる耐久性の欠如の難点を解消し、以下の各効果を
有する。
(11動力の伝達を2つの系列に分担して行うため出力
回転を変化させるための変速ベルトに生ずるトルクを必
然的に小さくすることができる。
(2)従来方式と異なり最大トルク条件、即ち最大減速
比条件において駆動プーリを大きくすることができるた
め最大張力を小さくできる。
(3)従来方式と異なり最大馬力条件、即ち最大増速比
条件において駆動プーリ径を小さくできることから、ベ
ルト周速を小さくし、よってベルトの遠心張力を小さく
し、最大張力を小さくできる。
(4)ベルト変速装置による変速比を出力側で拡大でき
ることから、従来方式の場合ダブル変速を必要とするの
に対し本発明の場合シングル変速で充分であると同時に
その変速比も僅かで良いことから、プーリの最大径と最
小径の差を小さくすることができ、ベルトの能力上必要
な最小径より定められる最大径を従来方式に比し、極端
に小ならしめることができる。
かくして、以上の点を合わせて、本発明により前、後進
及びニュートラルa能も従来必要とされていた補機類を
大幅に省略し、コンパクトな方式として有益な変速装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部を形成する遊星変速装置の基本的
構成例を示す側断面図、第2図は上記変速装置のサンギ
ヤ−、プラネットギヤ−の配置例を第1図右方向よりみ
た一部切欠配置説明図、第3図は本発明に係る動力伝動
変速装置の1例を示す側断面図、第4図は本発明に係る
前記装置の他の実施例を示す側断面図、第5図は第四図
の部分拡大図、第6図は入力軸回転数と出力回転数との
関係を示す図表である。 (A)(A)  ・・・遊星変速装置。 (1)  (2) 、  (21)(22)・・・サン
ギヤ−1(3)  (4) 、  (23)(24)・
・・プラネットギヤ−1(5) (25)・・・・遊星
回転体。 (6) (7)  ・・・・歯車。 (S1)(SZ)・・・・サンギヤ−軸。 (S3)・・・・・プラネットギヤ−自転軸。 (S5)・・・・・遊星回転体軸。 (S6)・・・・・出力取り出し軸。 (D)  ・・・・・駆動軸。 (P)(P5)・・・・駆動側変速プーリ。 (V)(Vl)・・・・従動側プーリ。 竿Z図 竿3目 竿f図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、軸心を中心として夫々独立に回転する並列に配置さ
    れたサンギヤー(1)(2)と、該サンギヤー(1)(
    2)の外歯に夫々対向的に噛み合う1個又は複数のプラ
    ネットギヤー(3)(4)を備え、該両プラネットギヤ
    ー(3)(4)は一体的に形成され、かつその回転軸(
    S_3)は前記軸心を中心として回転する遊星回転体(
    5)に軸着されてプラネットギヤー(3)(4)と遊星
    回転体(5)とは互いに一体となって回転しつつ前記プ
    ラネットギヤー(3)(4)がサンギヤー(1)(2)
    の周りを遊星回転する如く構成された遊星変速装置の前
    記サンギヤー(1)(2)の各回転軸(S_1)(S_
    2)及び前記遊星回転体(5)の回転軸(S_5)の何
    れか2つを入力軸、他を出力軸となし、2つの入力軸の
    うち少なくとも一方に駆動軸(S_6)との間にベルト
    変速方式による駆動系を形成すると共に他方の入力軸に
    は前記駆動軸(S_6)との間に通常の歯車と歯車、チ
    ェーンとスプロケット、ベルトとプーリの組み合わせに
    よる通常の駆動系を形成したことを特徴とする動力伝動
    変速装置。
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