JPS62117563A

JPS62117563A - 簡易脱臭器

Info

Publication number: JPS62117563A
Application number: JP60259108A
Authority: JP
Inventors: 洋一平井; 伊藤　俊和
Original assignee: Tokai Kogyo Co Ltd
Current assignee: Tokai Kogyo Co Ltd
Priority date: 1985-11-19
Filing date: 1985-11-19
Publication date: 1987-05-29
Also published as: JPS644786B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、一般家庭用などの分野ｔこ適用されるオゾ
ンを用いた簡易脱臭器に関するものである。

従　　来　　の　　技　　術近時、オゾンによる脱臭が脚光を浴びているが。

このような脱臭装置は、オゾン発生装置１反心室。

余剰オゾンの分解２＠などを必要とし装置が大型化して
設備費がかさむばかりか、高濃度のオゾンを使用するの
でオゾンの流路周辺は耐オゾン性の材質にしなければな
らず、これらの点からして。

その利用分野は産業用に限られていた。しかし。

オゾンによる脱臭の効能は顕著なものであることからし
て、前記以外の利用分野を開拓すべきであり、小型、簡
易化して一般家庭などでも適用できる脱臭器の開発が強
く望まれていた。

発明が解決しようとする問題点オゾンによる脱臭装置を小型、簡易化して一般家庭など
でも適用できるようをこし、その利用分野を拡大するこ
とにある。

問題点を解決するための手段オゾン発生電界装置と、多孔フィルターを担体としこれ
ｌこ触媒を付加処理した脱臭体または該脱臭体及び絶縁
性非通電体にて構成しかつ内部ｔこ前記電界装置内装用
の電界空間部を設けた脱臭ｇｇ本体とを具備し、前記電
界装置を空間部内に配装したことにある。

作　　　　　　　　用簡易脱臭器の電界空間部内の電界装置より生成したオゾ
ンは、放電から得た熱・運動のエネルギーによって、脱
臭体中を分解反応しながら通過し酸素となって外部へ拡
散する。この拡散につれて外部の悪臭性空餓が脱臭体を
経て空間部内にとり込まれるが、悪臭成分はこの空間部
及び脱臭体を経て酸化分解無臭化されて外部へ拡散して
いく。このように拡散ととり込みが行われることからし
て。

脱臭器周辺の密封空間は時間をかけて循環し脱臭化が進
行する。

！！施例この発明の実施例を＠１乃至５図により詳述する。

第１図はこの発明簡易脱臭器の断面、斜視図、第２図は
第１図Ｘ、Ｘ線拡大断面図、第８図は電界装置の平面図
、第４図は第８図円線部分の拡大断面図、第５図は他の
実施例の断面図である。

図中１はオゾン発生電界装置、２は脱臭体、８は非通気
体、４は電界空間部、５１．を脱囁器本体、６は簡易脱
臭器、７は耐メゾン９通気性の外被体である。

オゾン発生電界装置１は、絶縁物す１ａ内１こ線、また
は帯状！ｆＭ１ｂ、ｌｅが平行状をこ埋設してあり、こ
れ１こ交流電源８からの高電圧を電線軸を介して印加す
ると１該層１ａ表面の近傍空間部の気体中に無声放電が
発生し、その電体中の酸素からオゾンが生成するもので
ある。脱臭器本体５は、三次元骨格構造トこより連続気
孔をもたせ多孔フィルターを担体としており、これに後
述するオゾン分解用の触媒を付加処理した脱臭体２．ま
たは該脱臭体２及びセヲミプク板等の絶縁性非通気体３
ｔこて構成され、内部に前記電界装置１を内装しオゾン
を発生するに必要な所要容積のＷ、界空間部４が設けで
ある。即ち、この発明の簡易脱臭器６は、前記電界装置
１を空間部４内に印加及びオゾン発生可能にして配装し
たものである。第２図の脱臭器は。

脱臭体２及び非通気体３からなり、該非油気体３上に電
界装置１が印加、オゾン発生可能に配置されており、第
５図の脱臭器は脱臭体２のみでＰＲ成し、その空間部４
の中間位置に電界装置１が配置しである。前記多孔フィ
ルターには１例えば、商品名セラミックフオーム（■プ
リジストン社製）。

セルメフト（注文ｔＸ工業−社製）があり、これらは三
次元骨格ｆｆ４造ツこより連続気孔が構成されており、
悪臭成分（硫化水素、アンモニア、その他悪臭を放つ成
分等々を含む）を吸着・濃縮する性質がある。また、触
媒としては、酸化＝７ケル。

鋼酸化物等の遷移金属酸化物、白金などの貴金属。

もしくはこれらの混合物が適当である。

第２図において、この発明の簡易脱臭器１は、電界装置
１の電極１ｂ、ｌｅに交流電源８からの高電圧（２，１
〜３．５ＫＶ）を印加すると、絶縁物層１ａ表面の近傍
空間部分４凰の電体中１こ無声数７が発生し。

これをこよりその気体中の酸素からオゾンが生成する。

Ｏｔ＋　ｅ−−２ＱＯ＋　２０２−〇３＋０１生成したオゾンＯｙｉ工、放電から得た熱・運動のエネ
ルギーによって２例えば、第２図のような配置。

決められた時間内？こおいては、脱臭体２の気孔中を後
述する分解反応をしながら一点鎖線、実線矢印の如く通
過し酸素となって外部へ拡散していく。

この拡散ｔこつれで、外部の悪臭性空気Ｇが脱臭体２の
気孔中を悪臭成分の一部を吸着・濃縮されながら二点鎖
線矢印の如く通過し空間部４内にとり込まれて、後述す
るように酸化分解無臭化されて外部へ拡散していく。こ
のように拡散ととり込みがゆるやかに行われることから
して、この脱臭器６の周辺密封空間は、全体として時間
をかけて循環し脱臭化が進行する。前記メゾンの分解反
応については９次のような過程を経て脱臭体２表面に達
するまでには酸素に分解し無害となる。即ち、（１）空
間部４内における自己分解反応（２０ｓ”　８０り、　
（Ｉｌ＋脱臭体２に吸着・濃縮されたオゾンがオゾン分
解触媒によって分解（０，＋Ｍ→Ｏｔ＋Ｏ＋Ｍ。

Ｍは触媒）する。なお、空間部４内でのオゾンは。

半減期が数時間乃至十数時間と比較的安定しており、そ
の大部分は（１１）の過程で分解する。ｌ１ｔｌ記すゾ
ンの発生量は、印加電圧、空間部の容積などに関係し、
また、オゾンの分解量は脱臭体２の厚さ。

触媒の担持量に因るので、これらを適宜調整すればオゾ
ンが脱臭器６外に漏れることがなく、そして、空間部４
内にシエ高濃度のオゾン雰囲気をつくることができる。

前記悪臭成分の酸化分解無臭化については２次のような
過程によって行われる。

即ち、（１）空間部４内におけるオゾンとの気相酸化分
解、　１ｌｌ）脱臭体２Ｐ：吸着されて後オゾンまたは
触媒により酸化分解、　（ｌｉｔ）脱臭体に吸着された
オゾンまたは吸着後分解したオゾンから生成する活性種
（発生期の酸素Ｏ）による分解、がなされ、主に（Ｉｌ
ｌ　、　ｔｌｌｌｌの過程を経て脱臭が進行する。即ち
、前記脱臭体２により一部吸着・濃縮された悪臭成分は
（１１）の反応過程を経て分解する。なお、前記酸化分
解無臭化が進行し悪臭性空気Ｇ中の悪臭成分が零に等し
い状態では、［界装置１より生成するオゾンは、前記オ
ゾンの分解反応と同様の反応を繰り返えして分解し無害
となって外部へ拡散していく。

第６乃至８図条工、この発明脱臭器６の周辺密封空間内
の空気が前述のように該脱臭器６を介して循環すること
を実験によって実証するもので、第９図に示す内容積］
、５．５ｊ？の密閉箱９の下壁面に脱臭器６を設置し、
側壁面の三面及び上壁面の全面１こ夫々ヨウ化カリウム
−でんぷん紙１０を貼付する。

次いで、電界装置Ｉｔこ高電圧を印加してオゾンを発生
せしめる。紙】０は、オゾンが接した部分から変色し始
めるのでオゾン発生−拡散の過程が明確となる。この結
果を第６．７．８図１こ示し、電圧を印加して夫々１０
，３３．６０分後の紙１０の変色の濃さの違いをａ、ｂ
、ｅ（ａ（ｂ（ｅ）の段階１こ区分した。即ち、生成し
たオゾンは、比重が空気より大であるにもかかわらず第
６図の左側壁面より上昇して上壁面心当接し、そして、
ここで向を変えて右側壁面ｔこ当接して後下壁面に下降
しており。

これによりこの発明の脱臭器６は、　ｖｌｌｍのための
手段を必要とすることな（、前記の通りの循環が繰り返
えし行われる。

この発明の脱臭器１の脱臭効能を第９．１０図により説
明すると、前記実験で使用した密閉箱９中に。

脱臭体２の厚さＬ　＝　ＩＱ　ｔｌｌ　、電界装置ｌと
脱臭体２との対向間隔ｄ　＝５＋ｆｉとする脱臭器６を
設置する。

脱臭器６の電界装置１は、電線１１を介してトランス用
、スフイダフク１３．［源１４の順に接続されている。

１５ｉエバイブ、１６１工乾燥器、１７は送風機、１８
を工排気孔、　１９は測定孔、２０は攪拌羽根である。

乾燥器１６により箱９内の湿度を一定しこした後、この
箱９内に高濃度の硫化水素を注射器２１にて封入し。

次いで１羽根２ｎ＃こより攪拌して内部を均一濃度（３
０〜４０　ｐｐｍ　）　？こする。電界袋Ｐｔ１に３．
５倉の電圧を印加すると第１０図の曲線１０通り、硫化
水素の除去率が時間の経過とともに大きくなる。曲線■
は電界装置１に印加しない場合でその他は前記と同じ条
件であり１曲線厘は多孔フィルターに触媒を付加せず、
そして、１！界装置１に印加しない場合でその他は前記
と同じ条件のときの結果である。

曲線層については硫化水素が多孔フィルターに吸着・′
ａ縮されること、そして１曲線Ｉは該吸着・濃縮に加え
て硫化水素と触媒とが反応・分解することにより夫々硫
化水素の除去率が高まるものと考えられる。そこへ電界
袋ｇ１に印加してオゾンを発生させると、前記のごとく
、オゾン及び活性種による硫化水素の分解が付加されて
２曲線１のように硫化水素の除去率がより高まるのであ
る。

この発明の脱臭器６は、該脱臭器６の外部にオゾンが全
く流出せず安全であるが、これトエ９以下の実験及び表
により実証できる。即ち、前記の実験で使用した密閉箱
９中ｔこ脱臭器６を設置する。この実験では、脱臭体２
の厚さも、印加電圧ＫＶ、及び電界装置１と脱臭体２と
の対向間隔ｄなどを変化させて、脱臭器６外へ流出する
オゾンのａ度（ＰＰ”　）を測定した。測定ｔこ際し、
オゾン用ガス検知管を使用し測定孔１９から測定した。

次表はその結果である。

第１表（脱臭体の厚さｔ＝１０ｆｆ）ｔａｚ表（脱臭体の厚さＬ＝３’１ｍ）表中の数値は１
ｗｔ圧印圧印加分０の箱９内のオゾン濃度（ｐｐｍ）　
　の測定値である。即ち、オゾンの流・出を防止するた
めＩＣは９表中の適正［によって決めることができる。

なお、脱臭体に代えて触媒無処理の多孔フィルター厚さ
１０ｆｌを使用し、これと電界装置との対向間隔を５ｆ
ｌにして脱臭器を構成し、これ−こ印加電圧２．　Ｉ　
ＫＶを印加したときの（資）今後のオゾンの濃度は６、
Ｉ　Ｐｐｍであった。

発　　明　　の　　効　　果この発明は以上のように、オゾン発生電界装置と。

多孔フィルターを担体としこれに触媒を付加処理した脱
臭体または該脱臭体及び絶縁性非通気体にて構成しかつ
内部に前記電界装置内装用の電界空間部を設けた脱臭器
本体とを具備し、前記電界装置を空間部内に印加、オゾ
ン発生可能に配装したので、小型、簡易化が容Ｊｌ、＊
こ行えてその利用分野が拡大でき、一般家庭などｔこ適
用してその効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明簡易脱臭器の断面斜視図、第２図は第
１図Ｘ、Ｘ線拡大断面図、第３図は電界装置の平面図、
第４図は第３図円線部分の拡大断面図、第５図は他の冥
榴例の断面図、第６．７．８図は夫々オゾン発生−拡散
の過稈の略視的説明図。第９図はこの発明脱臭器ｆ・こりぃての実験装置、第１
０図は脱臭の効果を示すグラフである。１・・・オゾン発生電界装置　２・・・脱臭体　３・・
・絶縁性非通気体、４・・・電界空間部　５・・・脱臭
器本体６・・・簡易脱臭器

Claims

【特許請求の範囲】１、オゾン発生電界装置と、三次元骨格構造により連続
気孔をもたせた多孔フィルターを担体としこれにオゾン
分解用の触媒を付加処理した脱臭体または該脱臭体及び
絶縁性非通気体にて構成しかつ内部に前記電界装置内装
用の電界空間部を設けた脱臭器本体とを具備し、前記電
界装置を空間部内に印加、オゾン発生可能に配装したこ
とを特徴とする簡易脱臭器。２、多孔フィルター、脱臭体が悪臭成分を吸着・濃縮す
る構成である特許請求の範囲第１項記載の簡易脱臭器。