JPS62116656A - ポリカ−ボネ−ト樹脂およびエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマ−からなる熱可塑性組成物 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト樹脂およびエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマ−からなる熱可塑性組成物

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JPS62116656A
JPS62116656A JP61223974A JP22397486A JPS62116656A JP S62116656 A JPS62116656 A JP S62116656A JP 61223974 A JP61223974 A JP 61223974A JP 22397486 A JP22397486 A JP 22397486A JP S62116656 A JPS62116656 A JP S62116656A
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JP
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polycarbonate resin
resin
methacrylic acid
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JP61223974A
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リチャード・ブライアン・アレン
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L69/00Compositions of polycarbonates; Compositions of derivatives of polycarbonates

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は芳香族ポリカーボネート樹脂と、エチレンとア
クリル酸またはメタクリル酸とのコポリマーと、からな
る熱可塑性の成形用および押出用の組成物に関する。こ
れらの組成物は、これらに対応するポリカーボネートと
ポリエチレンからなる組成物と比較して層割れする傾向
が小さくなっていると共に成形後の衝撃強さが良好であ
る。
従来の技術 芳香族ポリカーボネート樹脂は、二価または多価のフェ
ノール類をカーボネート前駆体と縮合反応させることに
よって製造される炭酸のポリエステルの周知の一類を成
している。ポリカーボネート樹脂は射出または圧縮成形
、シートまたは異形押出、熱成形、ブロー成形およびブ
ローフィルム押出といった多種類の慣用法によって加工
できる。
仕上がり製品の特徴は、延性と剛性が高い、寸法安定性
がよい、クリープ耐性か高い、電気的特性か良好である
、吸水性が低い、耐lη染性に優れている、などのよう
な優れた特性を合わせもつことである。またこのポリマ
ーはガラスに似た清澄度すなわち透明性でも注目されて
おり、この性質と他の特性が相まった結果このポリマー
は無菌包装用フィルム、静脈注入キット、血液処理機器
などのような医学関連用途に極めて有用なものとなって
いる。
芳香族ポリカーボネート樹脂とその製法については、フ
ォックス(Fax)の米国特許第3,153゜008号
、シュネル(Schnell)らの米国特許第2゜94
6.766号、シュネル(Schnell)らの米国特
許第3,028,365号(これらは引用により本明細
書中に含まれるものとする)などといった特許文献、そ
の他に記載されている。
他の熱可塑性ポリマーの場合と同様に、特定の最終用途
の要件に適合させるため、かつ個々のポリマーにはみら
れない特性の組合せを達成するために、芳香族ポリカー
ボネート樹脂を他のポリマーと混和すなわちブレンドし
て1種以上の化学的特性か物理的特性を改良しようとす
る試みがなされてきている。このような試みのいくつか
とその結果については特許文献に記載されている。
たとえばゴールドプラム(Goldblum)の米国特
許第3,431,224号には、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリイソブチレン、エチレンとアルキルアク
リレートのコポリマー、エチレンとプロピレンのコポリ
マー、セルロースエステル、ポリアミド、ポリビニルア
セタール、アルキルセルロースエーテルおよびポリウレ
タンエラストマーの中から選択された改質剤ポリマーを
0.25〜50%混和することによって芳香族ポリカー
ボネート樹脂の環境応力き裂およびクレージング耐性を
高めることが述べられている。この特許の第2欄、第4
1〜47行目には、応力の大きい状態で有機溶剤と接し
ていると上記の改質剤ポリマー自体がき裂またはクレー
ジングしやすいためこれらをポリカーボネート樹脂と組
み合わせてもこのような特性を改善できるとは期待でき
ないと思われていたにもかかわらず改善できたというこ
とか記載されている。
ブニ(Boutni)とリュ(Liu)の米国特許第4
,397.982号には、ポリカーボネート樹脂、線状
低密度ポリオレフィン(たとえばポリエチレン)、およ
びCアクリレートとCメタク 1〜5        1〜5 リレートの多相インターポリマー(たとえば、アクリル
酸n−ブチルとメタクリル酸メチルから成るローム・ア
ンド・ハース(Rohm and HaaS)のアクリ
ロイド(Acryloid KM−330)からなる熱
可塑性組成物が開示されている。これらの組成物は対応
の改質されてないポリカーボネート組成物と比べて一3
0℃程度といった低温での衝撃特性に優れており、加え
てウェルドライン強度が良好であり、溶融粘度が低く、
耐熱性が改善されていると記載されている。
ポリオレフィン樹脂がポリカーボネート用の改質剤とし
て有効であることは従来技術で問題なく認められている
が、実際には、特にポリオレフィンの量が多めの場合ポ
リカーボネートとポリオレフィンの組成物から成形した
製品は層割れを起こす傾向かあることがしばしば示され
ている。これは、成形品を断面に切ったときこの物品の
内部にみられるシームに沿ったき裂またはクレージング
として現われる。この現象は成形サイクル中に溶融ポリ
マーか一緒に流動するが相溶性が不充分であまりよく混
和せず全体が均一にはならなかった場合に起こる。これ
は成形時に使用する剪断条件が比較的高いとさらに顕著
になることが多い。この2種のポリマー間の相溶性の欠
如は衝撃耐性を低下させ、他の特性の欠陥を招くことが
多い。
したかって、ポリカーボネート組成物を特徴付けている
有利な特性は失なうことなく、他方望ましくない層割れ
傾向は減少させるか完全に回避する、ポリカーボネート
組成物中のポリエチレンその他のポリオレフィンを代替
できる物質が必要とされているのである。
発明の概要 エチレンとアクリル酸かメタクリル酸とのコポリマーが
、中和されていないランダムコポリマー状態(非アイオ
ノマー性)かまたはイオン結合によって架橋した状態(
アイオノマー性)のいずれかの形態で、芳香族ポリカー
ボネート樹脂とブレンドすることができ、ポリカーボネ
ートとポリエチレンからなる対応の組成物より層割れ傾
向が少なくなった組成物を得ることができることが発見
されたのである。
本発明の組成物は良好な衝撃特性を有する製品に押出す
かまたは(型)成形することができ、予備データに示さ
れるところではこれらの組成物はポリエチレンを含有す
る対応組成物より熱に対して安定である。
エチレンとアクリル酸またはエチレンとメタクリル酸の
コポリマーおよびアイオノマーは広範囲に変化する量で
組成物に混入することかできるが、多くの場合ポリカー
ボネート樹脂100重厘部に対しこの物質を約3〜約2
5重二部用いると満足のいく特性が得られる。
これらの組成物から製造された物品は本発明の別の一面
をなす。
発明の詳細な説明 本発明の実施に有用な成分(a)の芳香族ポリカーボネ
ート樹脂は高分子量の熱可塑性ホモポリマ〜かコポリマ
ーであり、次式の繰り返し単位を有するものが好ましい
ここでAはポリマー生成反応に使用した二価フェノール
に由来する二価の芳香族残基である。二価フェノールと
はヒドロキシ基を2個もち、その各々が芳香核の炭素原
子に結合している単核か多核の芳香族化合物を意味する
次式の繰り返し単位からなる芳香族ポリカーボネートか
特に好ましい。
ここで、R1とR2はそれぞれ水素、(低級)アルキル
およびフェニルの中から別々に選択され、R3とR4は
それぞれ(低級)アルキルおよび(低級)アルケニルの
中から別々に選択され、mとnは0であるかまたはそれ
ぞれ別々に1から環上の置換可能な水素原子の最大の数
までの整数値をとる。繰り返し単位の平均の数は少なく
とも約30であり、約40〜約300である方が普通で
ある。
「(低級)アルキル」および「(低級)アルケニル」と
いう用語は炭素原子を1〜約10個、より好ましくは1
〜約6個有するアルキル基およびアルケニル基をさす。
好ましいポリカーボネートはその特徴として平均分子量
(数平均)が約8,000〜約100゜000またはこ
れ以上で、固有粘度が25℃でクロロホルム溶液として
測定したときに約0,43〜約1.OrH/gであるの
が典型である。
上記のポリカーボネートを製造する際に出発原を斗とし
て−a用な二価フェノールの典型例は2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−A
)、ヒドロキノン、レゾルシノール、2.2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2.4’−ジヒドロ
キシジフェニルメタン、ビス(2−ヒドロキンフェニル
)メタン、ビス(4−ヒドロキシ−5−ニトロフェニル
)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エ
タン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン、2.2’−ジヒドロキシジフェニル、2.6−シヒ
ドロキンナフタレン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、2,2′−ジヒドロキシジフェニル)スルホ
ン、4.4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、およ
び4.4′−ジヒドロキシ−2,5−ジェトキシジフェ
ニルエーテルであり、ビスフェノール−Aが特に好まし
い。
本発明に使用するカーホネートポリマーを製造する際、
二価フェノールを1f!l’if:fiたけで使用して
もよく、あるいは、2種以上の異なる二価フェノールの
混合物で使用してもよい。
使用できるカーボネート前駆体としてはハロゲン化カル
ボニル、ジアリールカーボネート、またはハロホルメー
トかある。ハロゲン化カルボニルとしては塩化カルボニ
ル、臭化カルボニル、およびそれらの混合物が挙げられ
る。使用に適したハロポルメートとしては二価フェノー
ルのモノハロホルメートもしくはビスハロホルメート(
ヒドロキノンのビスクロロホルメート、ビスフェノール
−Aのモノクロロホルメート、など)またはグリコール
のビスハロホルメート(エチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ポリエチレングリコール等のビスハロ
ホルメート)がある。ビスハロホルメートを使用する場
合重合を実施するには遊離の二価フェノールが等モル量
必要である。ジフェノール類のモノハロホルメートを重
合する場合には遊離のジフェノールは必要としない。ジ
アリールカーボネートとしてはジフェニルカーボネート
 ジ(ハロフェニル)カーボネート[ジ(クロロフェニ
ル)カーボネート、ジ(ブロモフェニル)カーボネート
、ジ(トリクロロフェニル)カーボネート等]、ジ(ア
ルキルフェニル)カーボネート[ジ(トリル)カーボネ
ート等]、ジ(ナフチル)カーボネート、ジ(クロロナ
フチル)カーボネートなどがある。好ましいカーボネー
ト前駆体はホスゲンという名でも知られている塩化力、
 ルボニルである。
芳香族カーボネートポリマーを製造する1つの方法とし
ては、力性水溶液、メチレンクロライドのような水に対
して不混和性の有機溶媒、少なくとも1種の二価フェノ
ール、ホスゲンのようなカーボネート前駆体、触媒、分
子量調節剤、および水を使用する不均一界面重合法があ
る。
別の有用な方法では、酸受容体としても機能する有機溶
媒系、少なくとも1種の二価フェノール、分子量調節剤
、水およびホスゲンのようなカーボネート前駆体を使用
する。
使用できる触媒としては二価フェノールとカーボネート
前駆体が重合してポリカーボネートが生成する反応を助
ける適切な触媒のいずれでもよい。
適切な重合触媒にはトリエチルアミンのような第三級ア
ミン、第四級アンモニウム化合物、および第四級ホスホ
ニウム化合物が含まれるがこれらに限られるわけではな
い。
使用する分子量調節剤としては連鎖停止機構によって分
子量を調節する周知の化合物のいずれでもよい。これら
の化合物にはフェノール、jert −ブチルフェノー
ル、クロマン−I、p−クミルフェノール等が含まれる
がこれらに限られるわけではない。
ホスゲン化反応が進行する温度は0℃以下から100℃
以上まで変化しうる。この反応は室温(たとえばほぼ2
5℃)からほぼ50℃までの温度で充分よく進行する。
この反応は発熱であるのでホスゲンの添加速度によって
反応温度を制御することかできる。
エチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマ
ーはこれらの組成物の成分(b)とすることができ、こ
れはリーズ(Rees)の米国特許第3゜322.73
4号(引用によって本明細書中に包含させる)に記載さ
れている方法をはじめとした従来の方法で製造される、
2つの成分のイオン架橋した付加型コポリマーであるこ
とができる。一般に、これらはある量、たとえば0. 
2〜25モル%の酸基を含有する熱可塑性付加ポリマー
である(もっとも酸含量はこの範囲を外れて変わること
もできる)。これらの酸基はいろいろな方法でポリマー
に結合することができる。たとえば、アクリル酸かメタ
クリル酸を少し、主要なモノマーであるエチレンと共重
合したり、ポリエチレンにアクリル酸かメタクリル酸を
グラフト張合したり、ポリエチレンに酸基をグラフトし
たりする。このように、「コポリマー」という用語はこ
こでは広い意味で使われているがその意味は当業者には
理解できよう。またこれらのコポリマーは、たとえばリ
ーズ(Rees)の特許に説明されているように1種以
上の他のコモノマーを少二含んでいてもよい。
これらコポリマーを製造するには、主要なコモノマーた
とえばポリエチレンの溶液か微細分割粉末を酸コモノマ
ーの存在下で電離放射線にさらすといったような多くの
種々の方法を使うことができる。別の方法では、溶液状
または微細分割形態の主要コモノマーのポリマーを酸溶
液および過酸化物に接触させる。またこれらのコポリマ
ーはエステルのような酸の誘導体(これは反応して対応
する酸も生成する)とエチレンを共重合しても得られる
。これらは全て当業者が利用しうる科学文献中にある標
準的技術である。
その後コポリマーを、時に「中和」と称されることもあ
る手順で金属化合物と反応させるとコポリマーかイオン
的に架橋する。このような金属化合物としては、リーズ
(Rees)の特許に詳しく記載されているように1以
上の原子価状態をもつ金属イオンを生成するイオン化可
能な金属化合物がある。アルカリ金属か好ましいようで
あり、特にナトリウム、亜鉛およびカリウムを挙げるこ
とかできる。これら金属イオンはコポリマー中の酸基に
結合しており、隣接するコポリマー同士をつなぐ「橋」
の役割を果すものと思われるか実際のメカニズムは完全
には判らない。
本発明の組成物中の成分(b)として使用するのに適し
た市販の製品としてはデラウエエア州(Delawar
e)、ウィルミントン(Wjlmington)のデュ
ポン社(DuPont Company)製の商標名サ
ーリン(SUl?LYNO)というアイオノマー樹脂が
ある。
また、エチレンとアクリル酸かメタクリル酸との中和し
てない熱可塑性コポリマー、特に単位がポリマー鎖に沿
ってランダムに分布しているコポリマーを使用すること
もできる。この型の適切な飼料もデュポン社(DuPo
nt Conpany)か商標名ヌクレル(NUCRE
L)樹脂として上布している。
これら2種のタイプのどちらを使用するかに関わりなく
、すなわち中和されていても(アイオノマー性)中和さ
れてなくても(非アイオノマー性)、満足のいく結果か
得られ、その特性は同様である。
本発明の組成物は補足的な成分を1種以上含有している
こともでき、これら成分はポリカーボネート樹脂および
そのブレンドに対して有用であることが知られている物
質の中から選択することができる。これらは比較的不活
性な物質でもよく、あるいは成形中または成形後に組成
物の化学的または物理的特性に影響を及ぼす添加剤でも
よい。
このような補足的物質としては、鉱物質充填材たとえば
粘土、タルクまたは雲母、強化剤すなわち補強用充填材
たとえばガラス繊維、フレークまたは球、可塑剤、安定
剤、酸化防止剤、染料や顔料のような着色剤、離型剤、
難燃剤、煙抑止剤、滴下防止剤、等々がある。量は通常
の二であり、たとえば組成物の全重二を基準にして約1
〜約50重二%またはこれ以上の範囲の二である。
組成物は特に1種以上の難燃剤を含有するように配合す
ることができる。このような難燃剤としては、難燃性を
付与する能力があるとして知られている化学元素、たと
えば臭素、塩素、アンチモン、リンおよび窒素を含有す
る物質の中から選択することかできる。これらの中には
、種々の脂肪族と芳香族のホスフェートとホスホネート
、ハロケン化(たとえば臭素化または塩素化)有機化合
物単独かまたはこれと酸化アンチモンとの混合物、ハロ
ゲン含有化合物とりンー窒素結合を含有するリン化合物
との混合物、および臭素化もしくは塩素化ポリスチレン
のようなハロゲン化ポリマー、または臭素化もしくは塩
素化芳香族ポリカーボネートオリゴマーのようなハロゲ
ン化オリゴマーが含まれる。
組成物を最終成形品に加工するには慣用の便利な方法の
いずれて行なってもよい。成分の混合物を、従来の手順
と条件によって樹脂の軟化温度より高い温度で押し出し
たり、(型)成形したり、あるいは別の方法で加工した
りできる。1つの手順では、成分のプリミックス混合物
を炸裂し、このブリミックスを450’F(232℃)
から600″F(316°C)の間の温度で押し出し、
押出物を冷却し、切断して成形用ベレットとし、このベ
レットを、スクリュー型射出成形機を用い、射出メルト
温度を450”F(232°C)から600’F(31
6°C) t17)間とし、かつ型温度を150’F(
66°C)〜250’F(121°C)として射出成形
して成形品とする。
以上説明した組成物は熱可塑性ポリカーボネート成形用
組成物の代表的な目的に有用であり、従来のこのような
組成物によって代表される物品を製造するのに利用でき
る。
特定具体例の説明 以下の実施例によって本発明をさらに例証する。
これらの実施例は説明のために挙げるものたけであり限
定する意図は全くない。
実施例1〜4 振盪容器中で成分を5分間混合し、3/4インチのキリ
オン(Killion)単軸式エクストルーダーを通し
て525″F(274°C)のlR度で混合物を押し出
し、押出物を250下(121°C)テ3時間乾燥し、
525下(274℃)の温度にセットされた3/4オン
スのニューベリ=(Newbury)射出成形機を用い
て試験片に成形することによって、下記表1に示した組
成物を調製した。
表1 ポリ (ビスフェノール−Aカーボネ ート)樹脂(ゼネラル・エレクトリ ック・カンパニイのレキサン (Lexan■)140)        100 1
00 100 100 100エチレン−メタクリル酸
コポリマー (デュポン社(DuFont Co、)ヌクレル(Nu
cral)035)              5 
  −   10   −   −エチレン−メタクリ
ル酸コポリマー (デュポン社(DuPonL Co、)ヌクレル(Nu
crel)925)               −
5−10−安定剤ホスファイト         0.
0?   0.07  0.07  0.07  0.
07物理的特性1 熱変形温度(’C)            126 
 126  127  128  1211ノツチ付ア
イゾツト衝撃強さ くrt、lb、/In)    13.5  9.0 
 14.8  6.5   12曲げ率(pslXlO
’)           314  315  21
18  290  348曲げ強さくpslXlO’)
         11,8  11.7   +0.
5  10,4  14.4引張り強さく降伏点)(p
slXlO’)    8.4   B、3  7.7
  7.7  8.11伸び(%)         
      104  79  92  92   −
表面光沢(角度80’″)           66
   28   85   25  100層割れ 1/32インチ厚の試験棒        ナシ  ナ
シ  ナシ  ナシ  ナシ引張破壊後表面     
      ナシ  ナシ  ナシ  少々  ナシ溶
剤耐性2 トリクロロエタン        Cr(13)  C
r(22)  Cr(,13) (30分で Cr(2
1)Crナシ) フタル酸ジオクチル       Cr(8)  Cr
(II)  Cr(20)  Cr(20)  Cr(
8)ヘキサン            Cz(2)  
Cz(2)   ナシ  ナシ Cz(0)メチルアル
コール中エタノールア ミンの30%溶液         Cr(17)  
Cr(2)   ナシ Cr(3)  Cr(1)(1
)ASTM法により試験。
(2)1%ヒズミのヒズミ治具に設置した1/2インチ
×1/8インチX 21/2インチの試験棒を用いて試
験した。この試験棒は30分まで表中に示した溶剤に漬
けた。略号「C「」とrCzJはそれぞれカッコ内に示
した時間(分単位)の後にき裂とクレージングが生じた
ことを示す。
実施例5〜に れらの実施例では難燃剤を配合した本発明の組成物を例
示する。
先の実施例に記載したものと同じ手順を用いて下記表2
に示した組成物を調製した。成形した供試サンプルのノ
ツチ付アイゾツト衝撃値と光沢は既に述べたのと同じ試
験法を用いて評価し、難燃性については(米)損害保険
協会(UnderwritersLaboratori
es)の試験規格第94法を用いて評価した。
lユ ポリ(ビスフェノール−Aカーボネート樹脂(レキサ>
(Lexan’) 140)            
  +00     100エチレン−メタクリル酸コ
ポリマー(デュポン社(DuPont Co、)ヌクレ
ル(Nucrel) 035)           
3エチレン−メタクリル酸コポリマー(デュポン社(D
uPont Co、)ヌクレル(Nucral) 92
5)                   2難燃剤
 50・50テトラブロモビスフェノール−A:ビスフ
ェノールーAコポリカーボネート         3
3安定剤 有機ホスファイト            
 0.1     0.1難燃剤 有機スルホン酸塩 
             0.8     0.8滴
下抑制剤 ポリテトラフルオロエチレンデュポン社(D
uPonL Co、)、テフロン(Teflon)樹脂
)    0.12     0.12竺−佳 ノツチ付アイゾツト衝撃値Crt、lb、/In、) 
        9.5     9.5表面光沢、6
0’                     68
      75tlL−94等級、l/16インチ厚
の供試サンプルV−I       V−1実施例7〜
8 これらの実施例は、本発明による2種のポリカーボネー
ト組成物、すなわち中和してないランダムなエチレン−
メタクリル酸コポリマー(デュポン(DuPont)の
ヌクレル(Nucrel)樹脂)を含有するものと中和
したエチレン−メタクリル酸コポリマー(デュポン(D
uPont)のサーリン(Surlyn■)アイオノマ
ー樹脂)を含有するもの、および従来技術に従ってポリ
エチレンを含有する第3のポリカーボネート組成物の3
者間の比較結果を示すために挙げる。これら3種の組成
物は同様にして製造した。すなわち、ポリカーボネート
樹脂を120℃て2時間予備乾燥し、1/1スクリユー
を用いるブラベンダー(Brabender)製(11
軸式エクストルーダーで成分を押し出してミルク様白色
のストランドを作製し、この押出物を110°Cで3時
間乾燥した後、下記条件で4オンスのニューベリー(N
ewbury)射出成形機を用いて試験棒に成形した。
バレル設定温度    −510″F(266°C)溶
融温度       −540″F (,282℃)射
出時間       −12秒 充填時間       =1.0秒 全サイクル時間    −35秒 金型温度       −180″F(82℃)スクリ
ュー速度    −8Or、p、m。
射出ライン圧ツE     −850psi背圧   
      −80psi これら3種の組成物の組成を下記表3に示す。
量は重量部である。
表 3 ポリカーボネート樹脂組成物 ポリ(ビスフェノール−A   ヌクレル   サーリ
ンカーボ不一ト)樹脂、      (Nucrcl)
    (Surlyn O)A”       10
0                        
    101比較 μのPE−ユニオンカーバイド(tlnlon Car
bide)製線状低密度ポリエチレン、G3320燃焼
試験棒用の金型の充填の様子を観察したところ、実施例
8の組成物(サーリン(Surlyn O)樹脂含有)
は初期粘度が最高であり、比較組成物A(ポリエチレン
含有)の粘度は2番目に高く、実施例7の組成物(ヌク
レル(Nucrel)樹脂含有)は最低の粘度を有して
いた。
層割れを測定したところ次の結果が得られた。
実施例8− 最良 実施例7− 良好 比較8A −最悪 他の測定した特性を表4Aと4Bに挙げる。試験に関す
る詳細は表4Cに示す。
表 4A ポリカーボネート樹脂組成物の特性熱変形温
度  アイゾツト  ピーク ピーク負荷時  全エネ
ルギー衝撃値    負荷   エネルギー ’Jjlidll  F     ft、lbs、/I
n  lbs、−ft、Ibs、    ft、Ibs
7    257    1G、9      G41
   12.17     1G、58    259
    1.5.6     1144   3B、1
5     37.8^    25g     13
.5     843   2+、05     22
.5表4B、特性の続き 7   7731      5788       
90      10.870    290.049
8   7938      880+”      
 169       H,087297,202A 
   7912      5784       8
0      11.010    298.433″
試験棒の「ネック」部を超えてタブ端まで伸びた。この
ため破壊強さが真の値より大きくなっている。
アイゾツト衝撃  ASTM D256   ノツチ付
棒         10ft4b。
1/2in XI/l1in x21/21n   ハ
ンマー計装衝撃     ASTM 03763  1
/1lln X41n ilのディスク  I/2in
錐、3インチ開口、 7.5m p h 熱変形温度    ASTM D648  1/41n
 Xi/21n x51n棒   284psl荷重引
張       ASTM D638  81/2引張
り棒曲げ      八STM D790  1/41
n Xi/21n x51n棒さらに、3分と15分の
間隔をおいた後に各組成物の溶融粘度の低下を測定する
ことによって、ポリマーの分解が起こっているならばそ
の程度を各組成物について評価しようと試みた。300
0秒−1の剪断速度で組成物を550下(288°C)
の温度に加熱した。結果は確定的ではないが、初めの予
備的計1定の示しているところではポリエチレンを含有
する組成物(上記の組成物A)は実施例7と8のどちら
の組成物よりも溶融粘度の低下がかなり大きいため、比
較の組成物は他の2種の組成物よりポリマー分解が起こ
り易く、したかつて熱安定性に劣っていると推論するこ
とができる。
以りの説明から明らかなように本発明の別の変形か可能
であり、特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲
から逸脱することなく、しかも主要な利点は保持したま
ま、上記に例示した特定具体例の組成物を修正すること
ができる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)芳香族ポリカーボネート樹脂、ならびに (b)エチレンと、アクリル酸およびメタクリル酸から
    なる群から選択されたコモノマーとの、アイオノマー性
    または非アイオノマー性のコポリマーからなる熱可塑性
    組成物。
  2. (2)芳香族ポリカーボネート樹脂が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Aは二価フェノールに由来する二価の芳香族残基
    である)の繰り返し単位を有する高分子量の熱可塑性ホ
    モポリマーまたはコポリマーであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の組成物。
  3. (3)芳香族ポリカーボネート樹脂が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1およびR^2はそれぞれ独立に水素、(
    低級)アルキルおよびフェニルの中から選択され、R^
    3およびR^4はそれぞれ独立に(低級)アルキルおよ
    び(低級)アルケニルの中から選択され、mおよびnは
    それぞれ独立して0または1から環上の置換可能な水素
    原子の最大の数までの整数であり、この繰り返し単位の
    数は平均して少なくとも約30である]の繰り返し単位
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    組成物。
  4. (4)芳香族ポリカーボネート樹脂がポリ(ビスフェノ
    ール−Aカーボネート)樹脂であることを特徴とする特
    許請求の範囲第3項に記載の組成物。
  5. (5)ポリ(ビスフェノール−Aカーボネート)樹脂の
    固有粘度が25℃のクロロホルム溶液中で測定したとき
    に約0.43〜約1.0dl/gであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項に記載の組成物。
  6. (6)成分(b)がエチレンと、アクリル酸およびメタ
    クリル酸から選択されたコモノマーとからなる、イオン
    的に架橋された熱可塑性付加型コポリマー(アイオノマ
    ー)であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の組成物。
  7. (7)成分(b)がエチレンと、アクリル酸およびメタ
    クリル酸から選択されたコモノマーとからなるランダム
    コポリマーであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の組成物。
  8. (8)成分(b)が成分(a)の各100重量部に対し
    て約3〜約25重量部の量で存在することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の組成物。
  9. (9)鉱物質充填材、強化剤、可塑剤、安定剤、酸化防
    止剤、着色剤、離型剤、難燃剤、煙抑止剤、および滴下
    防止−抑止剤から成る群から選択された添加剤を1種以
    上含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の組成物。
  10. (10)添加剤が安定剤であることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項に記載の組成物。
  11. (11)安定剤が有機ホスファイトであることを特徴と
    する特許請求の範囲第10項に記載の組成物。
  12. (12)添加剤が難燃剤1種または複数種であることを
    特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の組成物。
  13. (13)難燃剤が臭素化ポリカーボネート、有機スルホ
    ネートおよびこれら2種の混合物から選択されることを
    特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の組成物。
  14. (14)滴下抑止剤をも含有することを特徴とする特許
    請求の範囲第13項に記載の組成物。
  15. (15)滴下抑止剤がポリテトラフルオロエチレン樹脂
    であることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載
    の組成物。
  16. (16)特許請求の範囲第1項に記載の組成物から形づ
    くられた物品。
  17. (17)特許請求の範囲第16項に記載の押出物品。
  18. (18)特許請求の範囲第16項に記載の成形物品。
JP61223974A 1985-09-24 1986-09-24 ポリカ−ボネ−ト樹脂およびエチレンとアクリル酸またはメタクリル酸とのコポリマ−からなる熱可塑性組成物 Pending JPS62116656A (ja)

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