JPS62116564A - ビニルイミンダゾリウム塩基を有する化合物及びその製造法 - Google Patents

ビニルイミンダゾリウム塩基を有する化合物及びその製造法

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JPS62116564A
JPS62116564A JP25814785A JP25814785A JPS62116564A JP S62116564 A JPS62116564 A JP S62116564A JP 25814785 A JP25814785 A JP 25814785A JP 25814785 A JP25814785 A JP 25814785A JP S62116564 A JPS62116564 A JP S62116564A
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JP
Japan
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ion
formula
carbon atoms
alkyl group
base
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Pending
Application number
JP25814785A
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English (en)
Inventor
Hideo Toda
秀夫 戸田
Junko Goda
郷田 純子
Kunio Kihara
木原 圀男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明のイミダゾリウム塩基を有する化合物は架橋剤と
して有用である。
〔従来技術〕
強塩基性窒素を有する高分子は、イオン交換樹脂、高分
子電解質、吸着剤等の機能性高分子として広く利用され
ている。
それらのうち、イオン交換樹脂の代表的なものは架橋ポ
リスチレンの側鎖に脂肪族アンモニウム塩を有するもの
であり、その製造法は高分子反応によりイオン交換基を
導入する方法が普通である。
〔従来技術の欠点〕
しかし、一般的に高分子反応は反応速度が小さく、反応
に長時間装すること、特にイオン交換樹脂のような三次
元架橋高分子の場合には、さらに反応が遅く、完結しな
いことがしばしばあること、また、従来の技術に於いて
用いられる架橋剤はジビニルベンゼン等の非イオン性架
橋剤を更用することなどによりイオン交換容量の低いポ
リマーが生成するとの欠点を有している。
このような欠点を克服する手段としては、強塩基性基を
有する単量体を合成したのち、他の単量体と共重合させ
る方法がある。
しかしながら、この場合に於いては他の単量体(架橋剤
等)との相溶性が悪かった9、相溶しても重合性が低い
ため、イオン交換樹脂としての性能が劣る等の欠点を有
している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、共重合が容易な架橋剤を提供する。
〔問題点を解決する具体的手段〕
本発明は、下記構造式(I)で示されるビニルイミダゾ
リウム塩基を有する化合物を提供するものである。
〔式中、&は水素または炭素数1〜17のアルキル基ま
たは炭素数6〜8のアリール基を表わし、R2及びR3
は同一であっても異なっていてもよく、それぞれ水素ま
たは炭素数1〜3のアルキル基を表わす。Xoは・・ロ
ゲンイオン、水酸イオン、硝酸イオン、A(硝酸イオン
)またはRCOOを表わす(Rは炭素数1〜3のアルキ
ル基である)。〕この(1)式で示される化合物は、他
のビニル単量体もしくは重合体と共重合させる架橋剤と
して有用であり、この化合物は、強塩基性基としてイミ
ダゾリウム塩基を有しているので、これを単独で重合ま
たは他の単量体と共重合することにより、容易にイオン
交換樹脂(膜)を合成することができる。特に他の単量
体として強塩基性基を有するビニル単量体を用いた場合
、イオン交換容量の高いポリマーを容易に製造すること
ができる。
本発明の(1)式で示される化合物は、構造式(IOで
示される1−ビニルイばダゾール類とキシリレンシバラ
イドとを反応溶媒中で反応させ、更に必要に応じて・・
ロゲンイオンをXoに交換することによって得ることが
できる。
〔式中、&、R2、R3、Xoは上述の(I)式のもの
と同じである。〕 (I[)式で示されるビニルイミダゾール類の好ましい
具体例をさげるならば、1−ビニルイミダゾール、2−
メチル−1−ビニルイミダゾール、2−エチル−1−ビ
ニルイミダゾール、2−n−プロピル−1−ビニルイミ
ダゾール、2−インプロビル−1−ビニルイミダゾール
、2−ウンデシル−1−ビニルイミダゾール、2−ヘラ
タテシル−1−ビニルイミタソール、2−フェニル−1
−ビニルイミダゾール、2.4−’)ytfルー1−ビ
ニルイミダゾール、2−エチル−4−・メチル−1−ビ
ニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾ
ールなどがある。
キシリレンシバライドとしては、0−キンリレァジク。
ライド、。−キシリレンジクロライド、p−キシリレン
ジクロライド、O−キシリレンジクロライド、m−キシ
リレンジクロライド、p−キシリレンジクロライド、0
−キシリレンジアイオダイド、m−キシリレンジアイオ
ダイド、p−キシリレンジアイオダイド、またはそれら
の混合物等がらげられる。とりわけ、p−キシリレンシ
バライドを用いることは次の理由より好ましい。
第一に本反応は0本、m体より2本のキシリレンシバラ
イドの方が反応速度が犬である。第二に(I)式で示さ
れる架橋剤を用いて重合を行なう際、0本、m体は立体
障害のため重合が起こりにくい。
第三に得られた重合体に於いて、2体のイミダゾリウム
塩基が最も高分子鎖との立体障害が小さく、機能性高分
子としての性能が高い。
反応溶媒としては、前記反応成分に対し不活性なもので
あればよい。例えば、水、メタノール、エタノール等の
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド、ベンゼン、トルエンまたはそれらの混合溶媒等
があげられる。特に水、メタノール、ジメチルホルムア
ミドモジくはその混合溶媒が好ましい。
反応モル比は、キシリレンシバライド1モルに対して式
(n)で示されるl−ビニルイミダゾール類2〜4モル
が用いられ、特に2.5〜3モルが好ましい。
反応1lli11度は、10〜120℃が用いられるが
特に40〜70℃が好ましい。40℃未満では反応速度
が遅く、120℃を越えると副反応が起こりやすいので
好ましくない。
反応時間は1〜30時間が適当である。
反応方法は、溶媒としてメタノールを使用する場合、1
−ビニルイミダゾール類をキシリレンシバライドのメタ
ノール溶液中(一部溶解していなくても差し付たえない
)に滴下するのが好ましいが、同時に仕込むこともでき
る。反応終了後、得られた反応液をアセトン等の本発明
の架橋剤の貧溶媒中に注ぐことにより白色粉末状の架橋
剤が得られる。カウンターイオンを原料由来のハロゲン
以外のものにしたい場合は、更にイオン交換操作を行え
ば所望のカウンターイオンを有する架橋剤が得られる。
本発明によって得られる(1)式で示される新規なビニ
ルイミダゾリウム塩基を有する化合物は強塩基性基(イ
ミダゾリウム塩基)を有する架橋剤として有用である。
また、この架橋剤(I)は単独または他の単量体とラジ
カル重合により重合体を与える。
以下、本発明の実施例を示す。
実施例 実施例−1 p−キシリレンジクロライド17.5 ? (0,1モ
ル)、メタノール100tjを攪拌機、冷却管、温度計
、滴下ロートを備えだ四つロフラスコ内に供給した。反
応系を60℃に昇温し、攪拌下2−メチル−1−ビニル
イミダゾール32.49 (0,3モル)を30分間か
けてフラスコ内に滴下し、この温度で15時間反応させ
た。
得られた反応液を300−のアセトン中に注ぎ、生成物
を析出させた。
アセトンで洗浄後、乾燥することにより白色の固体31
.31Pを得た。この生成物を分析して以下の結果を得
た。
・赤外線吸収スペクトル特性吸収波長位置CKBr法、
単位c!11−” ) 3400.3100,3050,1640゜1570、
 1520. 1500. 1420゜1270.74
0. 720 ・プロトン核磁気共鳴スペクトル特性吸収位置(溶媒:
D20.単位δ(ppl ) 2.46(8,6I()、  5.23(s、4H)、
5.32 (d、2H)、  s、s 7 (d、  
2J()、6.9j(q、2H)、  7.19 (8
,4H)、7、z7(a、zH)、  7.53 < 
d、  zH)・元素分析(%) 計算値:C:61.4、H:6.1、N ; 14.3
、α; 1s、z 実測値: C: 60.9、H: 6.3、N : 1
4.2、Ct: 17.9 以上の結果から、本実施例で得られた生成物は、次式で
示される 構造を有するものである。
実施例−2 2−メチル−1−ビニルイミダゾールの代わりに1−ビ
ニルイミダゾール28.2 t (0,3モル)を用い
た他は実施例−1と同様な反応及び後処理を行ない白色
の固体30.4 ?を得た。
この生成物を分析して以下の結果を得た。
・赤外線吸収スペクトル特性吸収波長位置(KBr法、
単位5I) 3450.3100,3000.1630゜1550.
1450,1380.1160.750、720 ・プロトン核磁気共鳴スペクトル特性吸収位置(溶媒=
D20、単位δ(ppm) )5.26(8,4H)、
  5.43(d、2H)5.70(d、2H)、  
6.96 C,q、  2H)7.35(8,4H)、
  7.40 (d、  2)I)7.63 (d、2
H)、  8.95 (8,2E()・元素分析 計算値: C; 59.5、H:5.5、N : 15
.4、α: 19.6、 実測値:C:59.8、H:5.2、N:15.0゜C
j:19.3 以上の結果から、本製造例で得られた生成物は、なる構
造を有するものである。
示されるイミダゾリウム塩基を有するビニルモノマー1
3?、ヒドロキシエチルメタクリレート7?、及び水2
0fの均一溶液に、 CH2−CH 重合開始剤C2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩〕46ηを加えた。
上記調製液を10cIn×10cWIのガラス板間内(
スペー?−,!:して0.5箇のテフロンシートラ使用
)に注ぎ、60℃で2時間前硬化させ、ついで80℃に
昇温し、80℃で2時間重合を行ない、シート状の重合
物を得た。
この重合物を既知のイオン交換容量測定法に従って交換
容量(中性塩分解能)を41J定したところ、3.1 
meq / f乾燥樹脂であった。
イオン交換容量の測定結果から、本重合物は、隘イオン
交換樹脂膜として使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表わされるビニルイミダゾリウム塩基を有する化合物
    。 〔式中、R_1は水素または炭素数1〜17のアルキル
    基または炭素数6〜8のアリール基を表わし、R_2及
    びR_3は同一であつても異なつていてもよく、それぞ
    れ水素または炭素数1〜3のアルキル基を表わす。X^
    ■はハロゲンイオン、水酸イオン、硝酸イオン、1/2
    (硫酸イオン)またはRCOO^■を表わす(Rは炭素
    数1〜3のアルキル基である)。〕(2)下記(II)式
    で示される1−ビニルイミダゾール類と ▲数式、化学式、表等があります▼(II) キシリレンジハライドとを反応させ、更に必要に応じて
    ハロゲンイオンをX^■に交換することを特徴とする下
    記構造式( I )で示されるビニルイミダ)ゾリウム塩
    基を有する化合物の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1は水素または炭素数1〜17のアルキル
    基または炭素数6〜8のアリール基を表わし、R_2及
    びR_3は同一であつても異なつていてもよく、それぞ
    れ水素または炭素数1〜3のアルキル基を表わす。X^
    ■はハロゲンイオン、水酸イオン、硝酸イオン、1/2
    (硫酸イオン)またはRCOO^■を表わす(Rは炭素
    数1〜3のアルキル基である)。〕
JP25814785A 1985-11-18 1985-11-18 ビニルイミンダゾリウム塩基を有する化合物及びその製造法 Pending JPS62116564A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2027097A1 (fr) * 2006-06-07 2009-02-25 Peugeot Citroen Automobiles SA Monomères et polymères améliorés porteurs de groupements imidazoles et benzimidazoles et membrane à conduction protonique en contenant pour la fabrication d'une pile à combustible
WO2024107795A1 (en) * 2022-11-15 2024-05-23 Regents Of The University Of Michigan Ion-exchange membranes and methods of making same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2027097A1 (fr) * 2006-06-07 2009-02-25 Peugeot Citroen Automobiles SA Monomères et polymères améliorés porteurs de groupements imidazoles et benzimidazoles et membrane à conduction protonique en contenant pour la fabrication d'une pile à combustible
EP2027097B1 (fr) * 2006-06-07 2015-02-18 Peugeot Citroën Automobiles SA Monomères et polymères améliorés porteurs de groupements imidazoles et benzimidazoles et membrane à conduction protonique en contenant pour la fabrication d'une pile à combustible
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