JPS62115353A - 電気泳動チユ−ブ - Google Patents
電気泳動チユ−ブInfo
- Publication number
- JPS62115353A JPS62115353A JP60256152A JP25615285A JPS62115353A JP S62115353 A JPS62115353 A JP S62115353A JP 60256152 A JP60256152 A JP 60256152A JP 25615285 A JP25615285 A JP 25615285A JP S62115353 A JPS62115353 A JP S62115353A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- membrane
- impurities
- electrophoresis
- fragment
- Prior art date
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- Pending
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- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分群]
本発明は、電気泳動後のゲル中の高分子物質(蛋白質や
DNA断片なと)を不純物から分離するための電気泳動
チューブに関する。
DNA断片なと)を不純物から分離するための電気泳動
チューブに関する。
[tit来技術]
電気泳動後のゲルから高分子物質(蛋白質やDNA断片
など)を分離または回収する方法として、電気泳動溶出
法、ゲル粉砕法、低融点アガロースを用いる方法、およ
びアガロース分解酵素を用いる方法などがある。中でも
電気泳動溶出法は、収率が優れているので頻繁に用いら
れている。しかし、目的蛋白質やDNA断片などに不純
物(例えば、リガーゼの反応によって得られるDNA断
片中のΔTP)か含まれている場合には、電気泳動後に
更に沈澱や抽出を行って目的の蛋白質やDNA断片など
を不純物から分離する必要がある。沈澱または抽出は、
繁雑でありかつ長時間を要する操作であり、沈澱または
抽出を繰り返すことによって回収率が低下する。従って
、電気溶出法などの従来の方法は、微量のザンプル処理
には不向きであった。
など)を分離または回収する方法として、電気泳動溶出
法、ゲル粉砕法、低融点アガロースを用いる方法、およ
びアガロース分解酵素を用いる方法などがある。中でも
電気泳動溶出法は、収率が優れているので頻繁に用いら
れている。しかし、目的蛋白質やDNA断片などに不純
物(例えば、リガーゼの反応によって得られるDNA断
片中のΔTP)か含まれている場合には、電気泳動後に
更に沈澱や抽出を行って目的の蛋白質やDNA断片など
を不純物から分離する必要がある。沈澱または抽出は、
繁雑でありかつ長時間を要する操作であり、沈澱または
抽出を繰り返すことによって回収率が低下する。従って
、電気溶出法などの従来の方法は、微量のザンプル処理
には不向きであった。
[発明の目的]
本発明の目的は、電気泳動ゲルから高分子物質(蛋白質
やDNA断片など)を分離または回収する電気泳動にお
いて用いるチューブであって、従来の電気泳動法の欠点
が生じないチューブを提供することにある。
やDNA断片など)を分離または回収する電気泳動にお
いて用いるチューブであって、従来の電気泳動法の欠点
が生じないチューブを提供することにある。
[発明の構成]
本発明の要旨は、(1)チューブ状絶縁体、および(2
)チューブ状絶縁体の1つの開口末端を閉塞′する半透
膜を有する電気泳動チューブに存する。
)チューブ状絶縁体の1つの開口末端を閉塞′する半透
膜を有する電気泳動チューブに存する。
添付図面を参照して本発明の電気泳動チューブを説明す
る。
る。
第1図に本発明の電気泳動チューブを示す。本発明の電
気泳動チューブ10は、チューブ状絶縁体1、およびチ
ューブ状絶縁体の1つの開口末端を閉塞する半透膜2を
有する。
気泳動チューブ10は、チューブ状絶縁体1、およびチ
ューブ状絶縁体の1つの開口末端を閉塞する半透膜2を
有する。
チューブ状絶縁体は、絶縁性であるいずれの材料からで
きていてよいが、ポリエチレンまたはポリプロピレンな
どの合成樹脂材料からできていることが好ましい。チュ
ーブ状絶縁体は、2つの開口末端を有しており、同様の
円形横断面を有する形状であってよいが、第1図に示す
ように、1つの開口末端でテーパー状にされている形状
であることが好ましい。チューブ状絶縁体の1つの開口
末端は半透膜により閉塞され、他の開口末端は開放され
たままである。
きていてよいが、ポリエチレンまたはポリプロピレンな
どの合成樹脂材料からできていることが好ましい。チュ
ーブ状絶縁体は、2つの開口末端を有しており、同様の
円形横断面を有する形状であってよいが、第1図に示す
ように、1つの開口末端でテーパー状にされている形状
であることが好ましい。チューブ状絶縁体の1つの開口
末端は半透膜により閉塞され、他の開口末端は開放され
たままである。
半透膜は、滅菌可能でありかつ親水性でないことが好ま
しく、ニトロセルロース、再生セルロースまたはセロフ
ァンなどからできていることが好ましい。半透膜は、チ
ューブ状絶縁体の(好ましくは小径側の)1つの開口末
端が閉塞されかつチューブ状絶縁体末端と半透膜の間に
漏れが生じないように、そのチューブ状絶縁体開口末端
に付着されている(例えば、接着または融着されている
)。
しく、ニトロセルロース、再生セルロースまたはセロフ
ァンなどからできていることが好ましい。半透膜は、チ
ューブ状絶縁体の(好ましくは小径側の)1つの開口末
端が閉塞されかつチューブ状絶縁体末端と半透膜の間に
漏れが生じないように、そのチューブ状絶縁体開口末端
に付着されている(例えば、接着または融着されている
)。
小径開口末端を半透膜により閉塞することによって、微
量のサンプルでも高濃度で分離できる。半透膜の大きさ
および厚さは、半透膜および透過物質の種類および分離
処理量などに応じて異なる。
量のサンプルでも高濃度で分離できる。半透膜の大きさ
および厚さは、半透膜および透過物質の種類および分離
処理量などに応じて異なる。
第2図は、高分子物質(蛋白質やDNA断片など)を不
純物から分離する本発明の電気泳動チューブの使用態様
を示す概略断面図である。
純物から分離する本発明の電気泳動チューブの使用態様
を示す概略断面図である。
緩衝液(図示せず。)が満たされた電気泳動用容器13
の中に電気泳動チューブIOを浸し、電気泳動チューブ
内にも緩衝液(図示せず。)を満たず。
の中に電気泳動チューブIOを浸し、電気泳動チューブ
内にも緩衝液(図示せず。)を満たず。
次いで、蛋白質やDNA断片が含まれているゲル断片1
6を電気泳動チューブ内の緩衝液に浸す。
6を電気泳動チューブ内の緩衝液に浸す。
ゲル断片【6の保持は、絶縁体から形成された俸17な
どによって適当に行う。電流が電気泳動チューブの半透
膜の面に対して直角に流れるように電極14を配置し、
電源I5によって電圧を印1jaする。ゲル断片に含ま
れる蛋白質、DNA断片および不純物は印加電圧によっ
てゲル断片16より分離し、緩衝液に溶出する。不純物
は半透膜2を通過するが、蛋白質やDNA断片は通過せ
ずに半透膜上に保持され、目的の蛋白質やDNA断片と
不純物とを分離できる。このようにして、1回の処理に
よって、目的の蛋白質やDNA断片を不純物から分離で
きる。
どによって適当に行う。電流が電気泳動チューブの半透
膜の面に対して直角に流れるように電極14を配置し、
電源I5によって電圧を印1jaする。ゲル断片に含ま
れる蛋白質、DNA断片および不純物は印加電圧によっ
てゲル断片16より分離し、緩衝液に溶出する。不純物
は半透膜2を通過するが、蛋白質やDNA断片は通過せ
ずに半透膜上に保持され、目的の蛋白質やDNA断片と
不純物とを分離できる。このようにして、1回の処理に
よって、目的の蛋白質やDNA断片を不純物から分離で
きる。
[発明の効果]
本発明の利点は以下の通りである。何回ら処理すること
なく1回の処理により4純物を分離できるので、操作が
簡便であり収率が高い。電気泳動チューブ径を小さくす
ることによって、611mのサンプルでG高濃度の溶液
の形で回収できる。電気泳動チューブを滅菌するだけで
雑菌などの混入の危険性を低下できるので、雑菌などに
よる分解を抑制できる。
なく1回の処理により4純物を分離できるので、操作が
簡便であり収率が高い。電気泳動チューブ径を小さくす
ることによって、611mのサンプルでG高濃度の溶液
の形で回収できる。電気泳動チューブを滅菌するだけで
雑菌などの混入の危険性を低下できるので、雑菌などに
よる分解を抑制できる。
[実施例]
以下に実施例を示す。
実施例
長さ4cmおよび内径5mmのポリエヂレンチューブの
一端に、EVAパツキンを介してエポキシ系接着剤によ
りセロファン半透膜を接着した。EDTAを含むトリス
−塩酸緩衝液を満たしたビーカーに、この電気泳動用チ
ューブを入れ、同様の緩衝液を電気泳動チューブ内に満
たした。DNA断片およびΔTPを含む電気泳動ゲルを
ポリエヂレン卑により保ト11シ、電気泳動チューブ内
の緩衝液に浸した。次いで、半透膜より下方においてお
よび電気泳動チューブの上端において暖t!i液に浸る
3にうに2つの電極を配置し、100Vの電圧を印加し
た。印加状態で2時間経過した後、電極の極を逆にして
+ 00 Vの電圧を3分間印加し、電気泳動ヂコーブ
内のQ3 iJr液を回収した。
一端に、EVAパツキンを介してエポキシ系接着剤によ
りセロファン半透膜を接着した。EDTAを含むトリス
−塩酸緩衝液を満たしたビーカーに、この電気泳動用チ
ューブを入れ、同様の緩衝液を電気泳動チューブ内に満
たした。DNA断片およびΔTPを含む電気泳動ゲルを
ポリエヂレン卑により保ト11シ、電気泳動チューブ内
の緩衝液に浸した。次いで、半透膜より下方においてお
よび電気泳動チューブの上端において暖t!i液に浸る
3にうに2つの電極を配置し、100Vの電圧を印加し
た。印加状態で2時間経過した後、電極の極を逆にして
+ 00 Vの電圧を3分間印加し、電気泳動ヂコーブ
内のQ3 iJr液を回収した。
回収した緩衝液を液体クロマトグラフィーにより分析す
ると、DNAの回収率は80%であり、ATPの存在は
認められなかった。
ると、DNAの回収率は80%であり、ATPの存在は
認められなかった。
第1図は、本発明の電気泳動チューブの斜視図、第2図
は、本発明の電気泳動チューブの使用態様を示す概略断
面図である。 ■・・チューブ状絶縁体、2・・・半透膜、10・・・
電気泳動チューブ、13・・・容器、14・・電極、1
5・・電源、16・・・電気泳動ゲル、17・・・棒。 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 青白 葆 ほか2名第1図 第20
は、本発明の電気泳動チューブの使用態様を示す概略断
面図である。 ■・・チューブ状絶縁体、2・・・半透膜、10・・・
電気泳動チューブ、13・・・容器、14・・電極、1
5・・電源、16・・・電気泳動ゲル、17・・・棒。 特許出願人 住友電気工業株式会社 代 理 人 弁理士 青白 葆 ほか2名第1図 第20
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(1)チューブ状絶縁体、および (2)チューブ状絶縁体の1つの開口末端を閉塞する半
透膜 を有する電気泳動チューブ。 2、チューブ状絶縁体が、合成樹脂材料からできている
特許請求の範囲第1項記載の電気泳動チューブ。 3、半透膜がニトロセルロース、再生セルロースまたは
セロファンからできている特許請求の範囲第1項記載の
電気泳動チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60256152A JPS62115353A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | 電気泳動チユ−ブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60256152A JPS62115353A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | 電気泳動チユ−ブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62115353A true JPS62115353A (ja) | 1987-05-27 |
Family
ID=17288627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60256152A Pending JPS62115353A (ja) | 1985-11-14 | 1985-11-14 | 電気泳動チユ−ブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62115353A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003534547A (ja) * | 2000-05-25 | 2003-11-18 | ジーン、バイオ‐アプリケーション、リミテッド | ピペットアクセスのための開口を有する処理チャンバ |
GB2453256A (en) * | 2007-09-27 | 2009-04-01 | Toppan Printing Co Ltd | Electrophoresis support integrated with transfer medium |
-
1985
- 1985-11-14 JP JP60256152A patent/JPS62115353A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003534547A (ja) * | 2000-05-25 | 2003-11-18 | ジーン、バイオ‐アプリケーション、リミテッド | ピペットアクセスのための開口を有する処理チャンバ |
GB2453256A (en) * | 2007-09-27 | 2009-04-01 | Toppan Printing Co Ltd | Electrophoresis support integrated with transfer medium |
GB2453256B (en) * | 2007-09-27 | 2009-11-25 | Toppan Printing Co Ltd | Multilayer body for electrophoresis and transfer,chip for electrophoresis and transfer, electrophoresis and transfer apparatus,method of electrophoresis and |
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