JPS6211511A

JPS6211511A - スラリ−循環分離槽

Info

Publication number: JPS6211511A
Application number: JP60148244A
Authority: JP
Inventors: Chihiro Ozawa; 小沢　千尋
Original assignee: F K K Giken Kk
Current assignee: F K K Giken Kk
Priority date: 1985-07-08
Filing date: 1985-07-08
Publication date: 1987-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】１）直Δ秤肚止１本発明は、汚泥やスラリーを含有する液を曝気等により
懸濁させるスラリー循環槽とその懸濁した汚泥やスラリ
ーを含有する液を静置して沈降分離するスラリー分離槽
とを一体化したスラリー循環分離槽に関する。

従来の技術一般に、曝気等により循環させている汚泥等の固形分ス
ラリーを沈降させて分離するには、汚泥循環槽と沈降槽
とを別個に分け、配管等で両槽を結び、汚泥循環槽から
スラリーを沈降槽へ導入して、そこでスラリーを沈降さ
せて上澄水を得ている。沈降槽には、集泥レーキを設け
、沈降したスラリーを中央に集めて濃縮してポンプによ
り沈降槽から排出し、排出された濃縮スラリーは汚泥循
環槽内のスラリー濃度を維持するため汚泥循環槽に返送
している。

発明が解決しようとする問題点前記したように、一般には、循環スラリーを沈降分離し
て上澄水を得るには、二つに完全に分割された独立の汚
泥循環槽及び沈降槽と、中央に汚泥を集める集泥レーキ
と、集めた濃縮スラリー汚泥循環槽に返送するポンプよ
り構成されていて過度の初期投資や高い運転コストを必
要とするためより簡単で低コストの装置の開発が望まれ
ている。

従って、本発明の目的は、前記した従来技術の問題点を
排除して初期の設備投資を軽減しかつ運転コストが低廉
で汚泥の濃縮性を高めた、汎用性の高い構造の簡単な一
体型スラリー循環分離槽を提供することにある。

問題点を解決するための手段本発明に従えば、汚泥循環槽（１）内に、溢流堰を有し
た内筒（２）を吊設し、その内筒（２）の下部に逆円錐
台形状の堰（３）を設け、さらに内筒（２）の中心に内
側部に集泥機能を持ちかつ外側部に排泥機能を持つ両面
レーキ（４）を設けて、スラリー液の循環部とスラリー
液の静止分離部とを一体化したスラリー循環分離槽が提
供される。

本発明に従えば、更に、汚泥循環槽（１）内に、溢流堰
を有した内筒（２）を吊設し、その内筒（２）の下部に
逆円錐台形状の堰（３）を設け、さらに内筒（２）の中
心に内側部に集泥機能を持ちかつ外側部に排泥機能を持
つ両面レーキ（４）を設けて、前記内筒（２）内の逆円
錐台形状の堰（３）の上部に、さらに整流機構（７）を
設けてスラリー液の循環部とスラリー液の静止分離部と
を一体化したスラリー循環分離槽が提供される。

発明の作用及び実施例以下、本発明の一実施例を、汚泥として活性汚泥を用い
た場合について、添付図に基づいて説明する。

曝気装置（５）による活性汚泥懸濁機能を有する汚泥循
環槽（１）に、溢流堰（６）を附帯する内筒（２）を適
当な方法で吊設し、その内筒（２）内は第１図に示すよ
うに曝気はせずに、曝気による液の流動の影響を排除し
、汚泥循環槽（１）内の懸濁活性汚泥を沈降分離させる
。これにより、汚泥循環槽（１）に供給された廃水は、
活性汚泥に吸着分解され、内筒（２）で活性汚泥を沈降
分離して、上澄水が溢流堰（６）を経て処理水として回
収される。

゛　内筒（２）内で上澄水から分離した汚泥は、一部は
内筒より径の小さい逆円錐台形状の堰（３）の内側にお
いて沈降し、残りは外側において沈降する。ところで、
本発明に従えば、逆円錐台形状の堰の内側では集泥機能
を有し外側では内筒（２）の外側までの排泥機能を有し
た両面レーキ（４）が内筒（２）の中心に設けであるの
で、これにより、逆円錐台形状の順向に沈降した汚泥は
両面レーキ（４）の集泥機能により中心に集まり、その
集まる過程で集泥レーキ効果により濃縮される。このよ
うにして濃縮されて中心に集まった汚泥はその汚泥量の
増加に伴ない、集泥レーキの汚泥の圧縮作用により逆円
錐台形状の堰（３）の中を逆上昇し、やがては逆円錐台
形状の堰（３）の上端から、逆円錐台形状の堰（３）の
外側に流出する。なお、内筒（２）の下端と堰（３）の
上端の位置関係については堰（３）の上端が内筒（２）
の内側に位置していさえすれば、問題はないが、一般に
は第１図に示したように内筒（２）の下端と堰（３）の
上端との間に高さ方向に空隙ができるように配するのが
好ましい。

前記したようにして堰（３）の外側にこの流出した汚泥
と、当初から外側に沈降した汚泥は、レーキの排泥機能
により内筒（２）の外側に押し出され、この内筒（２）
の外側に押し出された汚泥は、曝気装置（５）の活性汚
泥懸濁機能により再度活性汚泥として作用し、汚泥濃度
を維持し乍ら供給される廃水の吸着分解による処理に用
いる。

本発明は、このように汚泥循環槽（１）に内筒（２）と
逆円錐台形状の堰（３）及び集排泥両面レーキ（４）を
設けるだけで、汚泥循環槽と沈降分離槽を一体化するこ
とができ、しかもこのスラリー循環分離槽は、適用規模
の範囲が広く、かつ汚泥を濃縮することもできる汎用性
の高い簡便なものである。

例えば両面レーキ（４）は、第３図に示すように内側の
集泥部（９）と外側の排泥部αのとを有する構造のもの
とすることができる。

なお、本発明の別の態様に従えば、第１図に示すように
内筒（２）内の逆円錐台形状の堰（３）の上部に、さら
にハニカムや傾斜板等の整流機構（８）を付設すること
により、得られる上澄水の水質を一層良化設することが
できる。

又、逆円錐台形状の堰（３）の上部に、ある一定方向に
切り欠きを設けて、そこから汚泥を優先的に排出し、汚
泥の排出方向をコントロールすることも可能であり、例
えばこれにより装置の配置上正方形のスペースがとれず
に、長方形の汚泥循環槽＋１）を設けた場合に汚泥を長
手方向に優先的に排出するように長手方向の切欠き（７
）を設けることによって、長手方向に選択的に汚泥を送
り出し、長方形の場でも、槽（１）内の汚泥の均一化を
計れる。

以上、本発明をその一実施例に基づいて説明したが、本
発明の範囲をこの実施例に限定するものでないことはい
うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスラリー循環分離槽の断面構造を示す
図面であり、第２図は堰（３）に切欠き（７）を設けた例である。第３図は本発明に使用する両面レーキの一例を示す図面
である。１・・・汚泥循環槽、２・・・内筒、３・・・逆円錐台
形状の堰、４・・・両面レーキ、５・・・曝気装置、６
・・・溢流堰、７・・・切欠き、８・・・整流機構。

Claims

【特許請求の範囲】１、汚泥循環槽（１）内に、溢流堰を有した内筒（２）
を吊設し、その内筒（２）の下部に逆円錐台形状の堰（
３）を設け、さらに内筒（２）の中心に内側部に集泥機
能を持ちかつ外側部に排泥機能を持つ両面レーキ（４）
を設けて、スラリー液の循環部とスラリー液の静止分離
部とを一体化したスラリー循環分離槽。２、逆円錐台形状の堰（３）の上部に、ある一定方向に
切り欠き（７）を設けた特許請求の範囲第１項記載のス
ラリー循環分離槽。３、汚泥循環槽（１）内に、溢流堰を有した内筒（２）
を吊設し、その内筒（２）の下部に逆円錐台形状の堰（
３）を設け、さらに内筒（２）の中心に内側部に集泥機
能を持ちかつ外側部に排泥機能を持つ両面レーキ（４）
を設けて、前記内筒（２）内の逆円錐台形状の堰（３）
の上部に、さらに整流機構（８）を設けてスラリー液の
循環部とスラリー液の静止分離部とを一体化したスラリ
ー循環分離槽。４、逆円錐台形状の堰（３）の上部に、ある一定方向に
切り欠き（７）を設けた特許請求の範囲第３項記載のス
ラリー循環分離槽。