JPS6211478Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、漬物を容器ごと収納できるようにし
た漬物収納箱に関するものである。従来家庭に於
て、漬物の製造及び保存に関しては、例えば、円
形等の容器に入れて台所の隅や床下等に置いてい
たが邪魔になつたり、或いは、取出しにくい等の
欠点があつた。

本考案は、上記従来の欠点を解消するためにな
されたもので、以下図面により本考案の一実施例
を説明する。１は木製や合成樹脂製、又は、任意
の材質からなる収納箱本体で矩形状や丸形等適宜
形状をなしており作業性が良好なる様に高さを
（ここでは床面から約85糎）を有している。そし
て、上部には漬物容器を取出すための開口部が設
けてあり、内部には中仕切２によつて二段構造と
なつている。３は収納箱本体１の上部に設けられ
開閉自在な上蓋でこの上蓋３は上面が調理台とし
て利用できると共に、必要に応じて物をのせたり
することもできるように堅牢にできており、又、
上蓋３の下面の周縁部には収納箱本体１の開口縁
４に合致するようにシール材５が設けられていて
収納箱本体１と上蓋３との間の密閉性が高まるよ
うに配慮されている。上記シール材５は収納箱本
体１の開口縁４側に設けてもよい。６は底板で収
納箱本体１と一体に形成され、この本体１の前面
下方には前扉７が備えられているので中仕切２上
に漬物容器を置いたまま前扉７を開閉操作するこ
とによつて自由に内容物を出し入れすることがで
きるので作業が楽になる。又、漬物容器から下方
へ落ちる汚水などを受ける汚水受けを置いた場合
その取出しが便利となる。８は漬物用桶であり、
９はそれを受けるスノコである。そして、収納箱
本体１の内側で任意の箇所には複数の棚板受具１
０を備えている。以上のような構造にして使用に
際しては、例えば、糠漬け等のように少量の場合
は任意に桶等に入れて収納してもよいし、又、棚
板受具１０を利用することにより任意の棚板を用
いて上部に収納すれば出し入れが一層便利となり
他の物を入れることもできる。漬物のない季節に
はスペースが割合大きくなつているので野菜、果
物等比較的嵩張る物も入れられる。さらに、外形
寸法、外観等を適宜変えることによりシステムキ
ツチンに組込むことが可能となるばかりでなく、
安定した姿勢で仕事が行なえるので疲労が軽減す
る。そして、密閉構造となつているので収納物の
臭いが外部へ漏れる恐れがなく衛生的であり、棚
板の取付け、取外しが自在に行なえるので収納物
の大小に係わらず便利に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は本考案に係る漬物収納箱の縦断面図。 １……収納箱本体、２……中仕切、３……上
蓋、４……開口縁、５……シール材、６……底
板、７……前扉、８……漬物用桶、９……スノ
コ、１０……棚板受具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 周囲を覆つた収納箱本体の上部に開口部を設け
   ると共に開閉可能な上蓋を形成し、収納箱本体
   と、上蓋の下面との間にシール材を設ける。上記
   収納箱本体の内側には複数の棚板受具を形成し該
   棚板受具には中仕切を着脱自在に係止する。ま
   た、収納箱本体の前面下方に前扉を配設してなる
   漬物収納箱。