JPS62113076A - 非常用発電設備の自動診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は非常用発電設備の自動診断装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

第５図は例えば、電設工業１９８２年７月号４４゜４５
ページに示された従来の非常用発電設備の起動制御タイ
ムスケジュール図であり、また、第６図は従来の機器構
成を示す図で、（１）は発電装置（２）を制御する制御
盤、（２）はガスタービン（８）、発電機（５）等で構
成される発電装置、（８）は駆動機としてのガスタービ
ンで減速機（４）を介して発電機（句を駆動する。そし
て、（６）は制御接点で、発電装置（２）の電磁弁（８
）を制御する。（９）はタービン側状態検出センサーで
あり、速度、温度等のアナログ量を検出するもので複数
個のセンサーにより構成される。

次に第５．６図に基いて動作について説明する。

停電確認後、制御盤（１）の起動指令（６）で起動空気
電磁弁（８）を開き、圧縮空気を起動用エアモータへ供
給することにより起動用エアモータが回転しカスタービ
ンを駆動する。ガスタービンの回転速度が定格値の１０
％に達したことをタービン側状態検出センサー（９）の
検出信号に基いて検出することによシ燃料生電磁弁を開
くと同時に点火装置を作動させ、カスタービンが着火す
る。

しかして、着火後は燃焼ガスエネルギーと起動用エアモ
ータの力によってガスタービン（８）ハ徐々に加速する
（第５図の定格回転速度Ｖカーブ）。

ガスタービンの吸込空気圧縮機の吐出圧力が規格値（こ
の場合は２Ｋｐ／ＣＪ）に達したことをタービン側状態
検出センサー（９）の検出信号に基いて検出することに
より、起動空気電磁弁（８）を閉とし、起動用エアモー
タが停止するが、ガスタービン（８）は燃焼ガスエネル
ギーのみで回転上昇を続ける。ガスタービン（８）の回
転速度が９５％に達すると点火装置にの作動を停止させ
るが、ガスタービン（８１は連続燃焼を続は定格速度に
達する（第５図の定格回転速度Ｖカーブ）。そして、９
５％回転検出で発電機の初期励磁を行い電圧を発生させ
、自動電圧調整器にて定格電圧に整定する（第５図の定
格電圧Ｖカーブ）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の制御装置は以上のように構成され、起動中にター
ビン側の状態（速度、圧力）を各制御ステップ＠に検出
し次の制御ステップに移るようになっているので、制御
が複雑で制御部品点数が多くなっている。このためター
ビン側状態検出センサー、または制御Ｎ路部品が故障す
ると起動出来ず、非常用発電装置のイＢ軸度が下がるた
め、ディーゼルエンジンに比べ数々の長所を持つカスタ
ービンエンジンの非常用発電装置への適用拡大のネック
となっていた。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、制御装置を含む非常用ガスタービン発電装置
の異常を初期段階で検知できるとともに、点検結果、異
常がある場合はその推定原因と処置方法を併せ出力し早
期に修復することにより信頼性の高い非常用発電設備の
自動診断装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る非常用発電設備の自動診断装置は、発電
装置の自動診断に必要な各種データを取り込み、診断フ
ローにより自動診断を行ない結果を出力すると共に診断
結果、異常がある場合はその推定原因と処置方法を併せ
出力するようにしたものである。

〔作用〕

この発明における自動診断装置は、自動診断フローによ
り発電装置の異常を初期段階で検出し出力すると共に、
異常がある場合はその推定原因と処置方法を併せ出力す
るので運転員、保守員の迅速な保守作業を支援する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、叫は制御接点、０１）は制御盤側状態検出
センサー、０匂はタルビン側状態検出センサー、　（１
８）は発電機側状態検出センサー、０（転）は状態検出
センサー（助〜（１Ｂ）のデータを取り込み自動診断を
行う自動診断装置である０その他の符号は第５図と同一
であるので省略する。

また、第２図は自動診断装置の内部構成図で、同図にお
いて（２１）は状態検出センサー叫〜０８）のデータを
演算制御装ｆ−）に取入れ、論理判断や演算が処理可能
な信号に変換する入力装置、（２））は第４図に示す論
理判断や演算を実行するためのプログラムや入力データ
、演算結果等のデータを記憶する記憶装置、咋）は記憶
装置（〃）に内蔵されたプログラムの内容に従って入力
装置（２１）からのデータを取入れ、論理判断や演算を
実行し、その結果を記憶装置■や出力装置へ出力する演
算制御装置、例は演算制御装置例により判断された点検
結果を第３図に示す表のように外部の表示装置幽）や補
助リレー（財））へ出力可能な信号に変換する出力装置
、■）と劉は出力装置−の出力内容に従って点検結果を
第６図に示すように表示、伝達する表示装置と補助リレ
ーである。

ここで、第６図は表示装置０！５）によるプリントアウ
トの一例、第４図は本装置の診断処理フローを示したも
ので、以下第４図の診断処理フローに基いて説明すると
、ガスタービン（８）が運転中となると自動診断を開始
する（８４０．８４１）。入力データを読み取り　（８
４２）、データの変換、計算、論理判断を行い正常状態
の値と比較し、正常、異常を判断する（８４３）。判断
結果が正常な場合（８４４）は一定時開切（８４５）に
入力データの読取り（Ｓ４２）以降をガスタービン（３
）が停止する捷で実施する（８４６．８４７）。

４″Ｉ］断結果が異常であった場合（８４４）は異常結
果以外にその推定原因、処１ａガイダンスを出力する（
８４８）。このときのプリントアウト例を第５図に示す
。

なお、上記実施例に診断異常発生時刻を表示しても」：
＜、診断はガスタービン停止中の診断項目を停止中に行
っても良い。又、上記は重、軽故障発生以前の異常を初
期段階で診断したときの出力であったが、従来のｌ【、
軽故障時に夫々の接点を取り込み１１軽故障名、推定原
因、処置ガイダンスをプリントアウトしても良い。又非
常用以外のカスタービンでも良く、又ガスタービンエン
ジンがディーゼルエンジン等のエンジンであっても良い
。

さらに、プリントアウト以外に画面表示でも良く、併せ
て一定周期毎の運転時のデータを出力すると経時的な変
化がわかり効果が拡大される。又推定原因、処置ガイダ
ンスはコードＮＯ表示とし別冊のコードＮＯブックと組
合わせて使用しても良い。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれは自動診断結果以外に推
定原因、処置ガイダンスを併せプリントアウトするよう
に構成したので、保守員の迅速な対応を支援することに
より、■非常用発電装置の故障時の原因追求が正確で且
つ早くなり常に発電装置を正常状態にできる。■万一停
電時に非常用発電装置に異常が発生した場合、処置ガイ
ダンスにより修復時間が短縮でき、非常用発電装置の責
務遂行能力を大幅に向」二できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による自動診断装置のシス
テム構成図、第２図は本診断装置の内部詳細図、第５図
は本診断装置のプリントアウト例示図、第４図は本診断
装置の診断フローチャート、第５図は従来の起動制御タ
イムスケジュール図、第６図は従来の非常用発電装置の
システム構成図である。 図中、（１０）〜（１８）は各種データの状態検出セン
サー、（１４）　ｉｄ自ＭＪｂ診断装置、（２Ｎ）は入
力装置、μ）は記憶装置、■）は演舞制御装置、い４）
は出力装置。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）非常用発電装置の自動診断に必要な各種データの
   検出手段、検出データを診断装置に入力する入力装置、
   診断フローのプログラム等を記憶してなる記憶装置、入
   力データをもとにして規定された論理判断や演算処理を
   実行する演算制御装置、処理した内容を出力する出力装
   置を備え、診断フローによる非常用発電設備の自動診断
   処理と結果の出力を行うとともに、点検結果、異常があ
   る場合はその推定原因と処置法を併せて出力することを
   特徴とする非常用発電設備の自動診断装置。
2. （２）一定周期毎の運転時のデータも併せ出力すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の非常用発電設
   備の自動診断装置。