JPS62112568A - 人体の局部へ流体を投与するためのカテ−テル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は１人体の局部へ流体を投与するためのカテーテ
ルに関する。

〔従来の技術とその問題点〕

いくつかの外科手術では、相当に長い局部に亘って、鎮
痛剤若しくは他の薬剤を投与しなくてはならい。例えば
、胆嚢切除術の後には、長い切開部のそばの神経に局部
鎮痛剤を投与して、痛みを和らげる。

しかし、普通、このような技術は実施されていない。必
要な場合には、筋肉部に麻酔注射して、その痛みを抑え
ている。しかしこのような鎮痛作用は、呼吸機能の低下
を引き起こすことがある。

この低下作用は、麻酔無痛覚作用が、患者の運動により
引き起こされた苦痛を除去しないという事実と結びつい
て、痰の自然な除去作用を極度に妨げる。そのため、患
者の手術後の回復率は、大幅に低下する。

局所鎮痛剤を、傷に直接、投与することも出来る。しか
し、この場合には、傷の個所に感染するおそれを増大さ
せるとともに、治癒率を低下させる。

別の方法としては、切開部の神経を横切る線に沿って、
傷と離れた部分から、カテーテルを差し込むことがある
。胆嚢切除術においては、この方法は、直筋鞘ブロック
（ｒｅｃｔｕｓ　５ｈｅａｔｈ　ｂｌｏｃｋ）によって
実施される。

カテーテルの目的は、約２０■の長さにわたって。

少量の局所鎮痛剤を、均一に供給することである。

側壁に孔を備える従来のカテーテルでは、その長さ全体
にわたって、注射流体を均一に供給する必要がある。

普通、鎮痛剤側のカテーテル端部に最も近い孔から、よ
り多くの流体が流出しやすいという傾向がある。

カテーテルの孔を小さくしたり、流量を少なくしたりす
るとすると、流体の流出は、不均一となってしまう。ま
た孔が神経組織と接触していると、孔から出る流量は、
極端に減少する。

本発明の目的は、このような問題点を克服したカテーテ
ルを提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によれば、人体に挿入される挿入部に複数の孔を
備え、またこの孔が、自ら閉じるとともに、閉じるとと
もに、カテーテルの内圧が外圧以上になった時にのみ、
カテーテルからの流れを顕著に増大させるように、孔が
開くべく孔が構成され、かつカテーテルの材料が定めら
れていることを特徴とするカテーテルが提供される。

孔は、材料を切除することなく、プラスチックカテーテ
ルの壁を刺し通すことによって、あけるのがよい。孔の
断面は円形であるとよい。

カテーテルの挿入部における孔の分布は、カテーテルの
挿入部に沿って、カテーテルからの流体の流れをほぼ均
等するようになっているとよい。

孔の分布が、挿入部において、患部側の端部の方向へ向
かって、次第に増大している場合、カテーテルの孔は、
カテーテルの挿入部において、大きな圧力降下を引き起
こすべく、十分に小さくてよい。

カテーテルの患部側の端部に、自ら閉じる孔を備えてい
るとよい。この孔は、カテーテルの内圧が、外圧を越え
た時にのみ５カテーテルの外側へ、多量に流体を流すべ
＜、ａＺする。

カテーテルは、ＰｖＣで作り、かつカテーテルの挿入部
の長さは、はぼ２０ａｎであるとよい。

〔実　施　例〕

以下、図面に示す好適実施例に基づき、本発明を説明す
る。

第１図と第２図に示すカテーテルは、４０印の長さと、
１．４ｍｍ（７）内径と、２．１＋ｎｍ（７）外径を有
するｐｖｃ製の管（１）よりなっている。

カテーテルの端部（２）は、開いており、°カップリン
グ（３）を備えている。使用の際には、このカップリン
グ（３）によって、カテーテルは、鎮痛剤供給源（４）
と連結される。

患部と接触する、カテーテルの端部（５）は、閉塞され
、かつ丸味を帯びている。

多数の孔（１０）が、カテーテルの壁面に設けられてい
る。挿入部（１１）は、端部（５）から、端部（２）の
方向へ、約２０ａ１１延びている。

孔（１０）の数は、カテーテルの用途に応じて異なって
いる。本実施例においては、約１０個から４０個の間で
ある。挿入部（１１）の対向部に、２列の孔（１０）が
１．Ｏｍｍの間隔で、配列されている。一方の側の孔（
１０）は、均等な間隔をもって、かつ反対側の孔（１０
）同士の間に来るように設けられている。

使用の際に、カテーテルは、胆嚢切除のために切開した
、腹部の長い神経に、挿入部（１１）が隣接するように
して配置される。

孔（１０）は、自ら、閉じるようになっている。カテー
テルの内圧が、外圧とほぼ等しくなった時には、はぼ閉
じられた状態のままである。

いくつかの例では、孔は非常に小さな口径よりなり、低
流体圧でさえ、流体が漏ねるようになっている。流体を
カテーテルに導入することにより、内圧が増加すると、
孔（１０）は広がり、鎮痛剤を、神経（２０）の上に押
し出し、手術後の苦痛を和らげる。

孔は、カテーテルの内圧が、孔を開くのに必要な圧力を
越えるまで、閉じられているのでその内圧は、挿入部（
１１）においてほぼ均一になる。そこで、答礼からの鎮
痛剤の流れを、はぼ均一にする。

孔からの流体の流れは、高圧になるので、孔（１０）は
、それと接触する神経組織によって閉塞される可能性は
減少する。

第３図から第６図には、カテーテルの製造要領が示され
ている。

第３図に示すように、カテーテルは、開いた。

四角形の、平坦な端部（２２）を備える円形断面のＰｖ
Ｃ管（２１）によりなっている。端部（２２）は、凹面
状溝（２４）を備える加熱ダイス型（２３）により、閉
じられ、密閉される。

管（２１）の患部側端部（２２）を溝に押し込み、管壁
を軟化させることにより、丸味を帯び、かつ閉塞した端
部（５）を形成する。

第・５図に示すように、孔（１０）は、０．７ｎｍの径
の円形断面の、先端の鋭利な針（２５）を管壁に押し込
むことにより形成される。針（２５）を使用して材料を
破壊することにより、円孔が形成されるが、管壁から、
材料は除去しない。

第６図のように、針（２５）を引き抜くと、管の材料の
弾性により、壁面の非常に接近した、非常に小さな孔（
１０）が形成される。カテーテルの内圧が増大して、孔
を閉じさせる管壁の弾性を打ち負かすまで、孔の自己密
閉作用は、カテーテルがらの流体の流れを遮断する。

カテーテル内での圧力降下は、カテーテルの内側と外側
との間の圧力降下に比較して小さい。

他の器具により、異なる形状の孔を作ることも出来る。

しかし、孔の大きさと形は、管壁の厚さと材料を考慮に
入れ、孔が自然に閉じるように定める必要がある。

必要に応じ、カテーテルの患部側端部（５）に。

同様な孔を設けることも出来る。

外径が１ｍで、内径が０．５ｎｍのような小さなカテー
テルにおいて、カテーテル内の、流体に対する抵抗は、
カテーテル中の圧力降下が好適になるように設定される
。

また、患部と接触する端部の方向へ接近するのに従い、
孔の間隔が小さくなるように変えることにより、圧力降
下の効果を減少させ、長手方向に沿い、カテーテルから
均一な流れが出るようにすることも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるカテーテルの側方向から見た斜
視図、 第２図は、使用中のカテーテルを示す図、第３図から第
６図は、本発明のカテーテルを製造する要領を順次示す
縦断面図である。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）人体内に挿入されるカテーテルの挿入部（１１）
   に、複数の孔（１０）を備え、かつこの孔が、自ら閉じ
   、かつカテーテルの内圧が外圧以上になった時にのみ、
   カテーテルから多くの流体が流れるように開くべく、孔
   （１０）が構成され、かつカテーテルの材料が定められ
   ていることを特徴とする人体の局部へ流体を投与するた
   めのカテーテル。
2. （２）孔（１０）が、材料を切除することなく、プラス
   チックのカテーテルの壁面を突き刺すことにより形成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に
   記載の人体の局部へ流体を投与するためのカテーテル。
3. （３）孔（１０）が、円形であることを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）項若しくは第（２）項に記載の人体
   の局部へ流体を投与するためのカテーテル。
4. （４）挿入部（１１）における孔（１０）が、挿入部（
   １１）から外部への流体の流れをほぼ均等にするべく、
   分布していることを特徴とする特許請求の範囲第（１）
   項乃至第（３）項のいずれかに記載の人体の局部へ流体
   を投与するためのカテーテル。
5. （５）孔が、挿入部（１１）の圧力降下を引き起こすの
   に十分な程度に小さく、かつ孔（１０）の分布が、患部
   側端部の方向へ行くにつれて増大していることを特徴と
   する特許請求の範囲第（４）項に記載の人体の局部へ流
   体を投与するためのカテーテル。
6. （６）患部側の端部（１５）が閉じていることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれ
   かに記載の人体の局部へ流体を投与するためのカテーテ
   ル。
7. （７）患部側の端部（５）に孔を備え、この孔が、自ら
   閉じるようになっているとともに、カテーテルの内圧が
   、外圧以上になった時にのみ、カテーテルからの流れを
   顕著に増すべく開くようになっていることを特徴とする
   特許請求の範囲第（１）項乃至第（５）項のいずれかに
   記載の人体の局部へ流体を投与するためのカテーテル。
8. （８）ＰＶＣよりなっていることを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項乃至第（７）項のいずれかに記載の人
   体の局部へ流体を投与するためのカテーテル。
9. （９）挿入部（１１）の長さが、ほぼ２０１であること
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（８）項
   のいずれかに記載の人体の局部へ流体を投与するための
   カテーテル。