JPS621117Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS621117Y2 JPS621117Y2 JP1982101487U JP10148782U JPS621117Y2 JP S621117 Y2 JPS621117 Y2 JP S621117Y2 JP 1982101487 U JP1982101487 U JP 1982101487U JP 10148782 U JP10148782 U JP 10148782U JP S621117 Y2 JPS621117 Y2 JP S621117Y2
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- JP
- Japan
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- tank
- water
- sub
- tank body
- pipe
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Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
この考案は貯水タンク内の腐蝕を防止する構造
に関するものである。
に関するものである。
従来技術
従来貯水槽は鉄製水槽又は合成樹脂による水槽
が使用されていた。しかし、衛生上、耐火上の観
点から最近はステンレス製のタンクが多く使用さ
れつつある。しかし、貯水タンク内に水道水を給
水した場合に、その水の放出に伴つてその水に含
まれた滅菌用の塩素が遊離してガス化し、その塩
素ガスがタンク内の水面より上の空間に漂う。一
方タンクの上部空間内壁には内外の温度差等によ
り結露現象が生じ、このため水滴内に前記の塩素
ガスが溶解される。そして、外気温の上昇等によ
り前記の水滴が蒸発したり、度重なる水の放出に
伴い水滴に塩素ガスが連続的に溶解したりして、
水滴内の塩素が次第に濃縮される現象を生じる。
が使用されていた。しかし、衛生上、耐火上の観
点から最近はステンレス製のタンクが多く使用さ
れつつある。しかし、貯水タンク内に水道水を給
水した場合に、その水の放出に伴つてその水に含
まれた滅菌用の塩素が遊離してガス化し、その塩
素ガスがタンク内の水面より上の空間に漂う。一
方タンクの上部空間内壁には内外の温度差等によ
り結露現象が生じ、このため水滴内に前記の塩素
ガスが溶解される。そして、外気温の上昇等によ
り前記の水滴が蒸発したり、度重なる水の放出に
伴い水滴に塩素ガスが連続的に溶解したりして、
水滴内の塩素が次第に濃縮される現象を生じる。
この水滴内は次の反応式で示される現象を生じ
る。
る。
Cl2+H2O→HCl+HClO
2HClO→HCl+O
従つて、水滴は塩酸及び酸化作用を有し、貯水
タンクはステンレス製と言えども腐蝕される。特
に近年は上水道の水質悪化に伴い滅菌用の塩素の
混入量が増えて前記の腐蝕現象が一層顕著であ
る。
タンクはステンレス製と言えども腐蝕される。特
に近年は上水道の水質悪化に伴い滅菌用の塩素の
混入量が増えて前記の腐蝕現象が一層顕著であ
る。
目 的
この考案の目的は貯水タンク内に給水される水
を一旦サブタンク内にて爆気して、水中の塩素ガ
スをタンク本体内壁面に飛散しないように大気中
に放出し、そのことにより貯水タンク本体の内壁
面の腐蝕を防止する貯水タンクを提供するここと
にある。
を一旦サブタンク内にて爆気して、水中の塩素ガ
スをタンク本体内壁面に飛散しないように大気中
に放出し、そのことにより貯水タンク本体の内壁
面の腐蝕を防止する貯水タンクを提供するここと
にある。
実施例
以下、この考案を具体化した一実施例を第1図
及び第2図に従つて説明する。
及び第2図に従つて説明する。
タンク本体1の天板2には通気孔3及び蓋5を
有するマンホール4が透設されている。タンク本
体1の一側上部に設けられたブラケツト7には、
内面に防蝕加工を施こしたサブタンク6が取外し
可能に取付けられている。サブタンク6の底部に
は連通口8が透設され、タンク本体1の一側部に
連通する連通管9と連結されている。
有するマンホール4が透設されている。タンク本
体1の一側上部に設けられたブラケツト7には、
内面に防蝕加工を施こしたサブタンク6が取外し
可能に取付けられている。サブタンク6の底部に
は連通口8が透設され、タンク本体1の一側部に
連通する連通管9と連結されている。
サブタンク6の上部には給水管10が接続さ
れ、その先端にはフロート11の上下動によつて
開閉される給水バルブ12が設けられていて、給
水される水が爆気されるようになつている。そし
て、タンク本体1の水位が所定の位置(最低水
位)より下がると、給水バルブ12が開放されて
放水が開始され、水位が設定位置(最高水位)ま
で回復すると、給水バルブ12が閉ざされて放水
が停止される。又、サブタンク6の天板には通気
孔13及び蓋15を有する点検口14が設けられ
ている。
れ、その先端にはフロート11の上下動によつて
開閉される給水バルブ12が設けられていて、給
水される水が爆気されるようになつている。そし
て、タンク本体1の水位が所定の位置(最低水
位)より下がると、給水バルブ12が開放されて
放水が開始され、水位が設定位置(最高水位)ま
で回復すると、給水バルブ12が閉ざされて放水
が停止される。又、サブタンク6の天板には通気
孔13及び蓋15を有する点検口14が設けられ
ている。
前記、タンク本体1の下部には取水ポンプ(図
示しない)を組込んだ取水管16が接続されてお
り、タンク本体1内の貯留水が取水管16から他
の所要箇所へ給水される。なお17はタンク本体
1の上部に設けられたオーバーフロー管、18は
タンク本体1底部に設けられたドレン口である。
示しない)を組込んだ取水管16が接続されてお
り、タンク本体1内の貯留水が取水管16から他
の所要箇所へ給水される。なお17はタンク本体
1の上部に設けられたオーバーフロー管、18は
タンク本体1底部に設けられたドレン口である。
さて、以上のように構成された貯水タンクにお
いては、給水バルブ12からの放水に伴つて発生
する塩素ガスはサブタンク6内に漂い、タンク本
体1とサブタンク6との間には連通管9以外に連
通部がないため、通気孔13を介して確実に外部
へ放出され、その塩素ガスはタンク本体1内には
至らない。そして、一部の塩素ガスはサブタンク
6の内側面に生じた水滴に溶解されるが、サブタ
ンク6内側面には防蝕加工が施されているため腐
蝕に耐えことができる。
いては、給水バルブ12からの放水に伴つて発生
する塩素ガスはサブタンク6内に漂い、タンク本
体1とサブタンク6との間には連通管9以外に連
通部がないため、通気孔13を介して確実に外部
へ放出され、その塩素ガスはタンク本体1内には
至らない。そして、一部の塩素ガスはサブタンク
6の内側面に生じた水滴に溶解されるが、サブタ
ンク6内側面には防蝕加工が施されているため腐
蝕に耐えことができる。
又、万一サブタンク6内の防蝕加工が経年変化
により劣化してサブタンク6の内側面に腐蝕が生
じた場合には、サブタンク6をタンク本体1外部
において取りかえるだけですみ必要以上のコスト
上昇を防ぐとともに、その取りかえ作業や点検作
業をタンク外部から容易に行なうことができる。
すなわちサブタンク6が設けられていない場合に
は、タンク本体1の内部が腐蝕した際にタンク本
体1そのものを取りかえなければならない。
により劣化してサブタンク6の内側面に腐蝕が生
じた場合には、サブタンク6をタンク本体1外部
において取りかえるだけですみ必要以上のコスト
上昇を防ぐとともに、その取りかえ作業や点検作
業をタンク外部から容易に行なうことができる。
すなわちサブタンク6が設けられていない場合に
は、タンク本体1の内部が腐蝕した際にタンク本
体1そのものを取りかえなければならない。
次にこの考案の第2実施例を第3図に従つて説
明する。この実施例においては、前記第1実施例
中タンク本体1の上部一側に段部1aを設け、こ
の段部1a上方においてサブタンク6を取外し可
能に取着するとともに通気孔13、サブタンク6
の下部に設けられた連通口8は段部1aに挿通取
着された連通管9に連結されているところが前記
実施例と異なつている。
明する。この実施例においては、前記第1実施例
中タンク本体1の上部一側に段部1aを設け、こ
の段部1a上方においてサブタンク6を取外し可
能に取着するとともに通気孔13、サブタンク6
の下部に設けられた連通口8は段部1aに挿通取
着された連通管9に連結されているところが前記
実施例と異なつている。
この実施例においてはサブタンク6がタンク本
体1の段部1a上に取着されているため、第1実
施例と異なり貯水タンクが大きくなることはな
い。
体1の段部1a上に取着されているため、第1実
施例と異なり貯水タンクが大きくなることはな
い。
又、この実施例において連通管9を連通口8と
一体に形成し、サブタンク6底部を段部1a上部
と密接固定するようにしてもよい(第4図参
照)。
一体に形成し、サブタンク6底部を段部1a上部
と密接固定するようにしてもよい(第4図参
照)。
なおこの考案は前記実施例に限定されるもので
はなくこの考案の趣旨から逸脱しない範囲内で任
意に変更することも可能である。
はなくこの考案の趣旨から逸脱しない範囲内で任
意に変更することも可能である。
効 果
以上詳述したようにこの考案は、貯水タンク内
に給水する際に、水中の塩素ガスを本体タンク内
壁面に飛散しないように本体タンク外部に取付け
た構造簡単なサブタンク内で一旦爆気して、発生
した塩素ガスを本体タンク内に漏らすことなく放
出するとともにそのことによりタンク本体内の腐
蝕を防止する効果を奏するとともに、サブタンク
の点検交換作業等を本体タンク外部において容易
に行なえ、産業利用上優れた考案である。
に給水する際に、水中の塩素ガスを本体タンク内
壁面に飛散しないように本体タンク外部に取付け
た構造簡単なサブタンク内で一旦爆気して、発生
した塩素ガスを本体タンク内に漏らすことなく放
出するとともにそのことによりタンク本体内の腐
蝕を防止する効果を奏するとともに、サブタンク
の点検交換作業等を本体タンク外部において容易
に行なえ、産業利用上優れた考案である。
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
断面図、第2図は同じく要部断面図、第3図は第
2実施例を示す要部断面図、第4図は第2実施例
の変形例を示す要部断面図である。 タンク本体1、サブタンク6、連通管9、給水
管10、フロート11、給水バルブ12。
断面図、第2図は同じく要部断面図、第3図は第
2実施例を示す要部断面図、第4図は第2実施例
の変形例を示す要部断面図である。 タンク本体1、サブタンク6、連通管9、給水
管10、フロート11、給水バルブ12。
Claims (1)
- タンク本体の上部において外部にサブタンクを
取脱可能に取付け、同サブタンクの下部にはタン
ク本体に連通される連通管を取着し、サブタンク
の上部には給水される水を爆気するように給水管
を取着し、さらに、サブタンク内には前記給水管
に設けた給水バルブを開閉するフロートを配設し
たことを特徴とする貯水タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148782U JPS597197U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 貯水タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10148782U JPS597197U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 貯水タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS597197U JPS597197U (ja) | 1984-01-18 |
JPS621117Y2 true JPS621117Y2 (ja) | 1987-01-12 |
Family
ID=30239629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10148782U Granted JPS597197U (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 貯水タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597197U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5544941U (ja) * | 1978-09-20 | 1980-03-24 |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP10148782U patent/JPS597197U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5544941U (ja) * | 1978-09-20 | 1980-03-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS597197U (ja) | 1984-01-18 |
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