JPS62111714A - 射出装置の射出異常検知・保護装置 - Google Patents

射出装置の射出異常検知・保護装置

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JPS62111714A
JPS62111714A JP25249185A JP25249185A JPS62111714A JP S62111714 A JPS62111714 A JP S62111714A JP 25249185 A JP25249185 A JP 25249185A JP 25249185 A JP25249185 A JP 25249185A JP S62111714 A JPS62111714 A JP S62111714A
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speed
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pump
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大森 和光
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7666Measuring, controlling or regulating of power or energy, e.g. integral function of force
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、射出スクリュか射出シリンダによって可変吐
出尾ポンプの吐出量に応じた速度で射出作動せしめられ
る形式の射出装置に係り、詳しくは、そのような形式の
1・1出装置において、射出スクリュの射出異常状態の
発生の有無を検知し、射出異常状態の発生を検知したと
き、可変吐出量ポンプの吐出量を所定量以下に強制的に
抑制して、可変吐出量ポンプの駆動手段がその射出異常
状態の発生によって劣化、損傷することを防止するよう
にした射出装置の射出異常検知・保護装置に関するもの
である。
(従来技術) 引出装置の中に、(a)可変吐出量ポンプの吐出量に応
じた速度で射出スクリュを射出作動せしめる射出シリン
ダと、(b)該射出シリンダによる詔射出スクリュの射
出速度を設定する射出速度設定器と、(C)前記射出シ
リンダによる前記射出スクリュの実際の射出速度を検出
する射出速度検出器とを備え、該射出速度検出器によっ
て検出された前記射出スクリュの実際の射出速度と前記
射出速度設定器によって設定された設定射出速度とに基
づいて前記可変吐出量ポンプの吐出量を制御することに
より、11;■記射出スクリュの実際の射出速度が前記
設定射出速度に一致するように前記射出シリンダによる
前記射出スラリ上の射出作動を制御するようにしたもの
があるが、このような形式の射出装置では、射出スクリ
ュの実際の射出速度が設定射出速度よりも小さい場合、
可変吐出量ポンプの吐出量がそれらの速度差に応じて増
大制御されることから、それらの速度差が小さい間はそ
れほど問題ないが、それらの速度差が大きくなると可変
吐出量ポンプの吐出量が増え、それに伴って可変吐出量
ポンプを駆動する駆動手段の負荷が大きくなってその負
担が大きくなる。特に、加熱筒の温度が低下して射出材
料の粘度が大きくなったり、射出スクリュの設定射出速
度が射出条件に応じた適正な射出速度よりも大き過ぎた
り、あるいは金型に異常が生じたりした場合等において
、射出材料の射出圧力fL荷が過大になり、射出スクリ
ュの射出作動が阻害される射出異常状態が発生すると、
射出スクリュの設定射出速度と実際の射出速度との間に
大きな差が生じて、可変吐出量ポンプを駆動する駆動手
段の負荷が著しく増大し、ついには過負荷状態となって
駆動手段が劣化乃至はti傷する恐れがある。
そのため、このような射出装置では、負荷の増大、特に
射出異常状態の発生に起因する負荷の増大乙こよって駆
動手段が過負荷状態となることを回避し、過負荷運転に
よって駆動手段が劣化乃至は損傷することを防止する必
要があるが、この場合、駆動手段の負荷が単に一定の大
きさ以」二になったことをもって可変吐出量ポンプの吐
出量を強制的に抑制せしめようとすると、駆動手段が過
fL荷状態となることは防止できるものの、本来射出操
作を中止する必要のない射出異常状態の一時的な発生に
よっても射出操作が中止させられてしまうごととなり、
射出装置の稼動能率が低下する。
また、これに対して、タイマーを設け、−室以上の負荷
がこのタイマーで設定された期間継続して検出された場
合において、可変吐出量ポンプの吐出量を抑制し、駆動
手段が過負荷状態となることを回避させるようにするこ
とも考えられるが、駆動手段が過負荷状態となる・Vで
の期間は負荷の大きさによって異なるため、そのような
期間が、負荷の大きさに拘わらず、タイマーによって一
律に定められるものでは、その設定期間が不要に短くな
って、本来中止する必要のない状況下においても射出操
作が中止されたり、あるいはその設定期間が長すぎて、
その設定期間の経過前に過負荷状態が惹起されてしまう
といった不具合がある。
そのため、従来では、可変吐出量ポンプの駆動手段に過
電流継電器を接続し、駆動手段に射出異常状態の発生に
基つく過大な駆動電流が所定1す1間連続して通電せし
められたとき、この過電流継電器によって可変吐出量ポ
ンプの叶出請を強制的に抑制させることが一般に行われ
ている。このような過電流継電器を用いて駆動手段の過
負荷状態を回避させるようにした射出装置によれば、可
変吐出量ポンプの吐出量が増加して駆動手段の負荷があ
る程度大きくなっても、可変吐出がポンプの吐出量が直
ちに抑制されることが回避されるのであり、しかも射出
異常状態の発生によって可変吐出量ポンプの吐出量が抑
制されるまでの期間が負荷の大きさに応じて変化せしめ
られるのである。従って、射出装置の射出操作が不要に
早く中止されたり、あるいはその中止操作の遅れに起因
する過f1荷運転の懸起によって駆動手段が劣化乃至は
損傷せしめられることが良好に回避されるのである。
(問題点) しかしながら、かかる過電流継電器を用いた従来の射出
装置では、上述のように、駆動手段が過負荷状態となる
ことを良好に防止しつつ、射出装置の稼動能率を向上さ
せることができるものの、過電流継電器がバイメタルを
利用したものであり、応答性にそれほどイ■れていない
ことから、射出異常状態の発生によって負荷が急激に大
きくなり、それによって駆動電流が急激に増大したよう
な場合には、駆動手段が過負荷状態になることを必ずし
も良好に防止し得ないといった問題があった。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景として
、前述の如き、(a)射出シリンダと、(b)射出速度
設定器と、(c)射出速度検出器とを備えた射出装置に
おいて、前記過電流継電器を用いた場合と同様の効果を
確保しつつ、しかも急激な負荷の増大によっても可変吐
出量ポンプの駆動手段が過負荷状態となることを良好に
防止できる射出異常検知・保護装置を提供するために為
されたものであり、その要旨とするところは、(d)射
出速度設定器によって設定された設定射出速度と射出速
度検出器によって検出された射出スクリュの実際の射出
速度とに基づいて、それら設定射出速度と実際の射出速
度との速度差に応じた速度差信号を出力する速度差信号
出力手段と、(e)該速度差信号出力手段からの速度差
信号を積分して、その積分値に応じた積分信号を出力す
る積分信号出力手段と、(f)該積分信号出力手段から
の積分信号が表す積分値と予め設定された基孕値とを比
較して、該積分値が該基準値を上回ったとき、射出異常
信号を出力する射出異常信号出力手段と、(g)該射出
異常信号出力手段からの射出異常信号に基づいて可変吐
出量ポンプの吐出量を所定I以下に設定する吐出量抑制
制御手段とを、設けたことにある。
(作用・効果) このような射出異常検知・保護装置では、射出スクリュ
の設定射出速度と実際の射出速度との差か大きく、可変
吐出量ポンプを駆動する駆動手段の負荷が大きくなれば
、速度差信号出力手段から出力される速度差信号がそれ
に応じて大きくなり、積分信号出力手段から出力される
積分信号がそれだけ早く大きくなる。従って、射出異常
信号出力手段から出力される引出異常信号の発生時間も
それだけ早くなり、吐出量抑制制御手段によって可変吐
出量ポンプの吐出πが抑制される時期もその分早くなる
つまり、本発明に係る射出異常検知・保護装置を備えた
射出装置によれば、可変吐出量ポンプの駆動手段が過電
流継電器によって保護される従来の射出装置と同様、た
とえ射出異常状態が発生して可変吐出量ポンプを駆動す
る駆動手段の負荷が増大しても、可変吐出計ポンプの吐
出量が抑制されて射出装置の射出操作が中+Lされる時
1す1は駆動手段の実際の負荷の大きさに応じて決定さ
れるのであり、従ってかかる過電流継電器を用いた従来
の射出装置と同様に、駆動手段が過負荷状態になること
を良好に防止しつつ、射出操作が一時的な射出異常状態
の発生によって直ちに中止されることは勿論、不要に早
く中止されることを良好に防止して、射出装置の稼動能
率を向上させることができるのである。
しかも、本発明に係る射出異常検知・保護装置によれば
、if述のように、射出スクリュの射出異常状態が純電
気的に検知されるようになっているため、その射出異常
状態を従来よりも良好な応答性をもって検知することが
可能となったのであり、それ故、従来では充分保護し得
なかった負荷の急激な増大時においても、可変吐出量ポ
ンプの駆動手段を充分良好に保護することが可能となっ
たのである。
また、本発明に係る射出異常検知・保護装置では、この
ように引出異常状態を従来よりも良好な応答性をもって
検知することが可能となったことから、可変吐出量ポン
プの駆動手段を従来よりもより効率的に保護することが
可能となったのであり、それ故、その駆動手段として従
来よりも負荷に対する余裕のより少ない、より定格の低
いものを採用することが可能になったのであり、更には
同一射出条件下において従来よりも射出速度を向上させ
ることが可能にもなったのである。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするために、
その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本発明に係る射出異常検知・保護装
置を備えた射出装置の一例が示されている。そこにおい
て、10は、射出装置の射出シリンダであって、ピスト
ンロッド12の先端部において図示しない射出スクリュ
に連結されており、そのピストンロッド12の突出し作
動によって射出スクリュを射出作動せしめるようになっ
ている。
また、この射出シリンダ10のピストンI4で隔てられ
たヘソドイpq室16およびロッド側室18は電磁切換
弁20に接続されており、この電磁切換弁20の切換作
りJによって可変吐出■ポンプ22およびタンク24に
択一的に連通せしめられろようになっている。そして、
この電6〃切換弁20の切換作動によってピストンロッ
ト12、すなわち射出スクリュが前進乃至は後退せしめ
られるようになっている。
また、電磁切換弁20と可変吐出量ポンプ22との間に
は電磁比例式方向流量制御弁26が介在せしめられてい
る。この電磁比例式方向流量制御弁n弁26は、可変I
1.I、出量ポンプ22との間の油jJ回路28の油圧
の大きさに応して切換作動せしめられるようになってお
り、可変吐出1社ポンプ22の非作動時において油通路
28の油圧が所定量以下のとき、電磁切換弁20と可変
吐出量ポンプ22とを遮断して電磁切換弁20との間の
油通路30をタンク24に連通せしめる一方、可変吐出
量ポンプ22の作動時において油通路28に所定量以上
の油圧が発生せしめられたとき、電磁切換弁20と可変
吐出量ポンプ22とを連通せしめ、可変吐出■ポンプ2
2からの作動油を電磁切換弁20に供給するようになっ
ている。また、この電磁比例式方向流量制御弁26は、
油通路28と30とを連海させる油通路の絞り量がソレ
ノイド32の励磁電流の大きさに応じて制御されるよう
になっ″ており、電磁切換弁20と可変吐出量ポンプ2
2との連通時において、可変吐出■ポンプ22から電磁
切換弁20へ供給される作動油をソレノイド32の励磁
電流の大きさに比例して制御し得るようになっている。
そして、この電磁比例式方向流量制御弁26のソレノイ
ド32に供給される励磁電流が制御装置34によって制
御されるようになっている。
また、可変吐出量ポンプ22は、その吐出■が油通路2
8の油圧P、と油通路30の油圧P2との油圧差に応じ
て制御せしめられるようになっており、常には吐出量の
少ない状態に維持されているが、油通路30の油圧P2
が油通路28の油圧P1よりも大きくなり、それらの間
に油圧差が生じると、吐出量がその油圧差に応じて増大
制御せしめられるようになっている。つまり、この可変
吐出量ポンプ22の吐出量は、射出シリンダ10による
射出スクリュの射出作動時においては、前記電磁比例式
方向流量制御弁26の絞りν(流量)に応じて制御せし
められるようになっているのであり、換言すれば、この
可変吐出里ポンプ22の吐出量に応じて射出スクリュの
射出速度が制<1’dせしめられるようになっているの
である。
なお、第1図において、36は、油通路30と28との
油圧差に応じて可変吐出量ポンプ22の吐出量を制御す
るための吐出量制御弁であり、38は、油通路30の油
圧、すなわち射出シリンダ10のヘッド側室16あるい
はロッド側室18に供給される最大油圧を規制するため
の電磁圧力制御弁である。また、40は、油通路28の
ピーク圧力をカットするためのリリーフ弁である。
一方、前記ソレノイド32への励磁電流を制?fftl
する制御装置34は、第2図に示されているように、前
記射出スクリュの射出速度を設定するための射出速度設
定器42と、射出スクリュの実際の射出速度を検出する
ための射出速度検出器44とを備えており、射出速度検
出器44で検出された射出スクリュの実際の射出速度が
射出速度設定器42で設定された設定射出速度に一致す
るように、ソレノイド32の励磁電流を制御するように
なっている。
すなわち、射出速度設定器42は、射出スクリュの設定
射出速度に応じた電圧ESの射出速度設定信号を出力し
、これを減算器46に供給するようになっており、また
射出速度検出器44は、検出した射出スクリュの実際の
射出速度に応じた電圧EFの実射出速度信号を出力し、
これを減算器46に供給するようになっている。そして
、減算器46は射出速度設定信号から実射出速度信号を
減算し、その減算結果である射出速度偏差信号を増幅器
48を介して加算器50に供給するようになっている。
なお、増幅器48の増幅率G、は、射出スクリュが射出
異常を生ずることなくスムーズに射出作動せしめられる
正常制御状態下において、加算器50に供給される射出
速度偏差信号の電圧ED ;  (Gl(ES=EF)
lが射出速度設定信号の電圧E Sよりも充分に小さく
なるように、通常は、電圧ESの1/10以下となるよ
うに設定されている。
また、加算器50は、増幅器48からの射出速度偏差信
号と前記射出速度設定器42からの射出速度設定信号と
を加算して、その加算によって得られた射出速度制御信
号を増幅器52に供給するようになっており、増幅器5
2はその射出速度制御信号の電圧EC;  (ES+E
D)に応じた励磁電流を電磁比例式方向流量制御弁26
のソレノイド32に供給するようになっている。これに
より、射出シリンダ10によって作動せしめられる射出
スクリュの実際の射出速度が射出速度設定器42で設定
された設定射出速度に一致するように、電磁比例式方向
流量制御弁26の流量(絞り量)並びに可変吐出量ポン
プ22の吐出量が制御されるようになっているのである
ところで、このような射出装置では、射出スクリュカ稍
・1出速度設定器42で設定された設定射出速度にほぼ
一致する状態で速度制御されている間は問題ないが、射
出スクリュの実際の射出速度と設定射出速度との速度差
が大きくなると、増幅器52から電磁比例式方向流量制
御弁26のソレノイド32に供給される励磁電流が大き
くなり、電磁比例式方向流量制御弁26を通じて射出シ
リンダ10に供給される作動油量が増加して、油通路3
0の油圧P2が大きくなる。その結果、可変吐出量ポン
プ22の吐出量が増加し、可変吐出量ポンプ22を駆動
する図示しない駆動手段としての電動モータの負荷が大
きくなる。特に、加熱筒の温度が低下して射出材料の粘
度が大きくなったり、射出スクリュの設定射出速度が射
出条件に応じた適正な射出速度よりも大き過ぎたり、あ
るいは金型に異常が生じたりした場合等において、射出
材料の射出圧力負荷が過大になり、射出スクリュの射出
作動が阻害される射出異常状態が発生すると、射出スク
リュの設定射出速度と実際の射出速度との間に著しく大
きな差か生じるため、可変吐出量ポンプ22を駆動する
電動モータの9荷が著しく増大し、ついには過負荷状態
となって電動モータが劣化乃至は損傷する恐れがある。
そこで、この射出装置では、以下に説明するように、射
出スクリュの射出異常状態の発生を検知し、射出異常状
態の発生を検知したとき、可変吐出量ポンプ22の吐出
量を強制的に抑制する射出異常検知・保護機能が付与さ
れ、これによって可変吐出量ポンプ22を駆動する電動
モータの保護が図られている。
すなわち、第2図に示されているように、前記射出速度
設定器42から出力された射出速度設定信号は、前述の
ように、減算器46および加算器50に供給される一方
、増幅器54を介して減算器56にも供給されるように
なっている。また、この減算器56には前記加算器50
で加算された射出速度制御信号が供給されるようになっ
ており、減算器56ではこの射出速度制?ff1l信号
から増幅器54で増幅された射出速度設定信号が減算せ
しめられるようになっている。そして、この減算器56
での減算の結果得られた減算信号が積分器58に供給さ
れ1.積分せしめられるようになっている。
つまり、この減算器56では、増幅器54の増幅率をG
2としたとき、下記の関係式に従って遵かれる電圧ET
の減算信号が出ツノされるのであり、積分器58ではこ
の電圧Elの減算信号が積分されるようになっているの
である。
ET= (1+G、−G2)ES−Gl  −EFそし
て、本実施例では、この積分器58の積分値を表す積分
信号が比較器60に供給され、この比較器60で予め設
定された基準値と比較されるようになっているのであり
、この積分信号の表す積分値が基(ル値よりも上回った
とき、比較器60から射出異常信号が出力されるように
なっているのである。そして、この射出異常信号によっ
てリレー62が励磁されることにより、図示しない警報
ブザーや警報ランプ等が駆動されると共に、前記電磁圧
力制御弁3βが比較的低い射出二次圧(射出保持圧)に
切り換えられるようになっているのであり、この電磁圧
力制御弁38の射出二次圧への切換えによって油通路3
0の油圧が低減され、可変吐出量ポンプ22の吐出量が
低減されることにより、可変吐出量ポンプ22を駆動す
る電動モータの負荷が軽減され、電動モータが過負荷状
態となることが防出されるようになっているのである。
なお、前記増幅器54の増幅率Q2は、射出スクリュの
射出速度が正常な制御状態下にあるとき、減算器56か
ら出力される減算信号の電圧ElがほぼO■となるよう
に、設定されている。さらに、本実施例では、比較器6
0において積分信号の表す、積分値と比較される基準値
が、ボテンシコメーク64によって設定されるようにな
っている。また、前述の説明から明らかな工うに、本実
施例°では、減算器56から出力される減算信号が射出
スクリュの設定射出速度と実際の射出速度との速度差に
応じた速度差信号とされており、減算器46゜56、 
ff91Mrjt48. 54オヨび加算器50等から
速度差信号出力手段が構成されている。また、本実施例
では、比較器60によって射出異常信号出力手段が構成
されていると共に、リレー62.電磁圧力制御弁38等
によって可変吐出量ポンプ22の吐出量を抑制する吐出
量抑制制御手段が構成されている。
このような射出異常検知・保護機能を備えた射出装置に
よれば、射出異常状態が発生して射出スクリュの実際の
射出速度が設定射出速度よりも遅くなり、可変吐出量ポ
ンプ22の吐出量の増加に伴ってその駆動手段である電
動モータの負荷が増えると、減算器56から出力される
減算に号もそれに応じて大きくなり、積分器58から出
力される積分信号の積分値もそれだけ早く大きくなる。
従って、電磁圧力制御弁38が射出二次圧に切り換えら
れて可変吐出量ポンプ22の吐出量が強制的に抑制され
る時期もそれだけ早くなり、可変吐出量ポンプ22を駆
動する電動モータの負荷が軽減される時期も同様に早く
なる。つまり、これにより、射出異常状態の発生に起因
して電動モータに惹起せしめられる過負荷状態の発生が
良好に回避されるようになっているのである。
しかも、本実施例では、その電動モータの負、荷の軽減
される時期が、上述のように、引出スクi」ユの実際の
射出速度と設定射出速度との差に応して、すなわち電動
モータの負荷の大きさに応して制御されるようになって
いるため、射出装置による射出操作が一時的な射出異常
状態の発生によって不要に早く中止せしめられることが
ないのであり、電動モータを有効に保護しつつ、射出装
置の稼動能率を良好に向上させることができるのである
。また、本実施例では、前述のように、射出異常状態の
発生が純電気的に検知されるようにfyっているため、
従来の過電流継電器を用いたものよりも射出異常状態の
発生をより速い1.6答17Lをもって検知できるので
あり、従って射出異常状態の発生によって電動モータの
負荷が急激に上昇するような、過電流継電器では電動モ
ータを充分保護し得なかったような場合にも、電動モー
タの過負荷状態の発生を石イ〔実に回避して電動モータ
を良好に保護できるといった利点があるのである。なお
、本実施例では、前述のように、比較器60の基準値が
ボテンンヨメータ64によって設定されるようになって
いるため、射出異常信号の発生時期を電動モータの定格
に応じた最適時期に容易に設定できるといった利点もあ
る。
また、本実施例では、このように、可変吐出量ポンプ2
2を駆動する電動モータを効率的に、しかも確実に保護
できることから、電動モータとして従来のものよりもよ
り定格の小さい、小型のものを採用することができると
いった利点があるのであり、更には従来に比べて同じ射
出条件下におけろ射出スクリュの射出速度を向上できる
といった利点もあるのである。
なお、1111記積分器58から出力される積分信号を
記録計で記録するようにすれば、その記録に基づいて射
出装置の保守・管理の向上並びに運用の向上を図ること
が可能となる。
また、」二記実施例では、比較器60から射出異常信号
が出力されたとき、可変吐出贋ポンプ22の吐出量が射
出二次圧に応じた吐出量に抑制され、これによって電動
モータの保護が図られるようになっていたが、射出異常
信号の発生に基づいて町変吐出頃ポンプ22の吐出作動
自体を停止させて、電動モータの保護を[4るようにす
ることも可能である。
更に、上記実施例の如き、可変吐出量ポンプの駆動手段
を過負荷運転状態から回避させるための異常検知・保護
装置は、可動盤の送り速度が上記実施例の射出スクリュ
と同様にして制御される形式の型締装置にも適用するこ
とが可能である。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これは文字通り
の例示であり、前記実施例の制?ff1l装置をマイク
ロコンピュータで構成する等、本発明が、その趣旨を逸
脱しない範囲内において、種々なる変更、修正、改良等
を施した態様で実施できろことは、言うまでもないとこ
ろである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る射出異常検知・保護装置を備え
た射出装置の一例を説明するだめの要部説明間であり、
第2図は第1図の射出装置における制御装置を示す回路
図である。 IO=射出シリンダ 22:可変吐出憎ポンプ26:電
磁比例式方向’lA量制?3’ll弁32:ソレノイド
   34:制御装置38:電磁圧力;lll制御弁 
42:射出速度設定器4・1;射出速度検出器 46,
56:減算器$8.52,54:増幅器 50:加算器     58:積分器 60:比中交器     62:リレー64;ポテンシ
ョメータ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 可変吐出量ポンプの吐出量に応じた速度で射出スクリュ
    を射出作動せしめる射出シリンダと、該射出シリンダに
    よる該射出スクリュの射出速度を設定する射出速度設定
    器と、前記射出シリンダによる前記射出スクリュの実際
    の射出速度を検出する射出速度検出器とを備え、該射出
    速度検出器によって検出された前記射出スクリュの実際
    の射出速度と前記射出速度設定器によって設定された設
    定射出速度とに基づいて前記可変吐出量ポンプの吐出量
    を制御することにより、前記射出スクリュの実際の射出
    速度が前記設定射出速度に一致するように前記射出シリ
    ンダによる前記射出スクリュの射出作動を制御するよう
    にした射出装置において、 前記射出速度設定器によって設定された前記設定射出速
    度と前記射出速度検出器によって検出された前記射出ス
    クリュの実際の射出速度とに基づいて、それら設定射出
    速度と実際の射出速度との速度差に応じた速度差信号を
    出力する速度差信号出力手段と、 該速度差信号出力手段からの速度差信号を積分して、そ
    の積分値に応じた積分信号を出力する積分信号出力手段
    と、 該積分信号出力手段からの積分信号が表す積分値と予め
    設定された基準値とを比較して、該積分値が該基準値を
    上回ったとき、射出異常信号を出力する射出異常信号出
    力手段と、 該射出異常信号出力手段からの射出異常信号に基づいて
    前記可変吐出量ポンプの吐出量を所定量以下に設定する
    吐出量抑制制御手段とを、 設けたことを特徴とする射出装置の射出異常検知・保護
    装置。
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