JPS62110603A - 音声信号の記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）の音声信号の
記録方法に関するものである。

従来の技術 ホーム用ＶＴＲに映像信号を記録する方法としては、映
像信号の輝度（Ｙ）信号をＦＭ変調し、同じく搬送色（
Ｃ）信号を低域側に周波数変換し、両信号を周波数多重
して記録する方法が一般的である。この場合、１フィー
ルドの映像信号は１つの回転磁気ヘッドにより磁気テー
プの長手方向に対して斜めに１トラックを用いて記録さ
れる。

しかし、業務用分野においては画質の向上を目的とし、
映像信号をＹ信号とＣ信号に分割し、それぞれを別々の
回転磁気ヘッドで記録する方法が考えられた。第４図に
この場合の回転磁気ヘッドの配置図を示すが、Ｙ信号は
ＨＹＡとＨＹＢ、Ｃ信号は’ＣＡとＨＣＢの回転磁気ヘ
ッドを用いて記録される。第５図に磁気テープ上での記
録信号フォーマットを示すが、Ｙ信号とＣ信号は交互に
記録され、Ｙ信号とＣ信号の２トラックで映像信号の１
フイ一ルド分であり、回電磁気ヘッドＨＹＡ、２：ＨＣ
ＡあるいはＨＹＢとＨＣＢの２つを用いて１フィールド
づつ交互に記録される。

一方、音声信号については、第４図に示す固定磁気ヘッ
ドＨを用いて磁気テープの端部に記録する方法が用いら
れている。第５図に磁気テープ上での記録信号フォーマ
ットを示す。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の音声信号の記録方法では、記録時
間の長時間化にともなうテープ速度の低速化により、高
周波記録再生の悪化による音声帯域の減少、再生磁気ヘ
ッドの出力低下によるＳ／Ｎの劣化、ワウ・フラッタの
増大等の問題点を有している。

本発明はかかる点に鑑み、Ｙ信号とＣ信号を分離して記
録するＶＴＲにおける高品質な音声信号の記録方法を提
供することを目的とする。

問題点を解決するだめの手段 本発明はシリンダに１８０度よりも多く巻付けた磁気テ
ープ部分に映像信号を記録する回転磁気ヘッドにより時
間圧縮された２チヤン、ネルの音声信号を２トラックに
分割し、一方のトラックの音声信号をもう一方のトラッ
クの音声信号よりも遅延させて記録することを特長とす
るものである。

作　　用 本発明は映像信号と同じ回転磁気ヘッドにより時間圧縮
された音声信号を記録するため、テープ速度に関係なく
、ワウ・フラッタの影響もほとんど受けないため、音声
信号の品質を確保することができるとともに、１つの回
転消去ヘッドを用いて２トラックの音声信号を同時に消
去することができる。

実施例 第１図は本発明の一実施例の音声信号の記録回路の構成
を示す。１はＡＤ変換回路で、音声信号をディジタル信
号に変換する。２は圧縮回路で、時間軸圧縮を行う。３
は符号化回路で、再生時に誤り検出および誤り訂正が行
えるように符号化を行う。４は変調回路で磁気記録に適
した信号に変換する。６は遅延回路で、一定時間の遅延
を行う。

６は切換回路で、音声のディジタル信号と映像信号との
切換えを行う。７は記録アンプ、８は記録用の回転磁気
ヘッドである。

以上のように構成された本実施例の音声信号の記録回路
について、以下その動作を説明する。

入力された２チャンネルの音声信号ＣＨ１とＣＨ２はそ
れぞれＡＤ変換回路１でアナログ信号からディジタル信
号に変換され、圧縮回路２に入力される。圧縮回路２で
は１フイ一ルド単位で時間軸圧縮が行われ、符号化回路
３に入力される。

符号化回路３では再生時に誤り検出および誤り訂正が行
えるような符号構成を行い、変調回路４に入力する。変
調回路４では磁気テープで記録再生する場合に最適な信
号に変換を行い、ＣＨｌは映像信号Ｙ信号との切換回路
に、ＣＨ２は遅延回路６で時間βだけ遅延させた後、映
像信号のＣ信号との切換え回路に入力する。そして、記
録アンプ７により各回転磁気ヘッド８を用いて記録を行
う。

その結果、ＣＨｌは映像信号のＹ信号の延長線上に、Ｃ
Ｈ２は映像信号のＣ信号の延長線上にそれぞれ記録され
ることになる。第２図にタイミングを示すが、圧縮され
た音声記録信号は、ＣＨｌとＣＨ２との間でβだけの時
間的ずれがある。第３図にこの時の磁気テープ上での音
声信号部分の記録フォーマットを示す。点線はＣＨ２を
遅延させない場合を示し、ＣＨ２を時間βだけ遅延させ
ることにより、ＣＨｌとＣＨ２が磁気テープ上で横に並
ぶことになる。

次に以上のような方法で記録された音声信号を消去する
場合を考える。音声信号を記録する場合は、ＣＨｌとＣ
Ｈ２をそれぞれ別々の回転磁気ヘッドで記録したが、消
去する場合はＣＨｌとＣＨ２を一つの回転消去ヘッドで
消去を行うことが可能となる。

即ち、ＣＨｌとＣＨ２が第３図に示すように横に並んで
いることにより、ＣＨｌとＣＨ２を含んだトラック幅を
持つ消去ヘッドを用いることにより時間γだけ消去電流
を流すことにより、ＣＨｌとＣＨ２を同時に消去できる
。

発明の詳細 な説明したように本発明によれば、画質の向上を目的と
しＹ信号とＣ信号を分離し、２トラックを用いて記録を
行うＶＴＲにおいて、高品質な音声信号の記録方法を提
供するとともＫ、１つの回転消去ヘッドを用いて２トラ
ックの音声信号を同時に消去することができる。また、
音声信号をディジタル信号に変換して記録することによ
り、より高品質な音声信号の記録が可能になるとともに
、ディジタル信号に変換したことによる記録信号の周波
数が高くなる点についても、映像信号を記録する回転磁
気ヘッドを用いているため可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例の音声信号の記録回路
の構成図、第２図は同実施例のタイミング図、第３図は
同実施例における磁気テープ上での音声信号の記録フォ
ーマット図、第４図は映像信号のＹＣ分離の場合の磁気
ヘッドの配置図、第６図はＹＣ分離の場合の磁気テープ
上での記録信号フォーマット図である。 １・・・・・・ＡＤ変換回路、２・・・・・・圧縮回路
、３・・・・・・符号化回路、４・・・・−・変調回路
、５・・・・・・遅延回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １フィールドの映像信号を分割してビデオテープレコー
   ダの２つの回転磁気ヘッドにより２トラックを用いて磁
   気テープ上に記録する際に、前記回転磁気ヘッドを内蔵
   するシリンダに１８０度よりも多く巻付けた磁気テープ
   部分に前記回転磁気ヘッドにより時間圧縮された２チャ
   ンネルの音声信号を２トラックに分割し、一方のトラッ
   クの音声信号をもう一方のトラックの音声信号より一定
   時間遅延させて記録することを特徴とする音声信号の記
   録方法。