JPS62110111A - ソイル機の削孔精度測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、多軸ソイル機でソイル柱列を施工する際に
実施される多軸ソイル削孔精度の４１１１定力法に係り
、さらにいえばンイル削孔途中の任意の段階で実施可能
なソイル機の削孔精度Ｍ１定方法に関する。

（従来の技術） 従来、ソイル柱列等の施工においては、多軸ソイルに限
らず、山土ソイル削孔精度は測定されたことがない。

ロッド先端部に固定型傾斜計を取付けることは試みられ
たけれども、これはロッド先端の曲りの傾向を知るに止
どまり、ロフト全体にわたる変形状態の詳細、ひいては
ソイル削孔精度の実態を把握するまでには至らない方法
であった。

（発明が解決しようとする問題点） これまでソイル削孔精度の測定は行なわれていなかった
ので、仮に削孔が曲っていたとしても対策のたてようが
なかった。

ビ′：フ その結果、曲った孔に芯材を強制的に挿入しようとする
ため、抵抗が著しく増大してバイブロハンマー、モンケ
ン打などの騒音、振動の公害問題が生じるとともに、壁
面精度、止水性などの品質にも大きな悪影響を与えてい
た。

（問題点を解決するための手段） 上記従来の問題点を解決するための手段として、この発
明のソイル機の削孔精度測定方法は、図面に好適な実施
例を示したとおり、 測定用パイプ（１）をロッド（３）と平行にソイル機の
ロッド連結板（２）に取り付け固定し。

所定の削孔精度測定深度において測定用パイプ（１）の
変形状態を測定し、その測定結果を基にして削孔精度を
演算処理で求める構成とした。

なお、上記測定用パイプ（１）の変形状態測定は、同測
定パイプ（１）中にローラ型傾斜計（４）を挿入しこれ
を昇降させて行なうか、又は同測定パイプ（１）中に予
め一定の高さ方向ピッチで所要数の固定型傾斜計（５）
を取り付けておいて各々の測定出力を取出すことにより
行なう。

（作　　用） ソイル機６でソイル柱列の削孔を行なう場合、地盤の削
孔抵抗の変化、各ロッドの回転方向その他の要因で削孔
方向に狂い（誤差）を生ずることが往々あるが、ソイル
機６のロッド３は、リーダー７に案内されて押し込まれ
るので、前記削孔方向の狂いは結局ロッド３の変形とし
て現われ、ひいてはロッド３を拘束する上下の、ロッド
連結板２．２を介して測定用パイプ１に同一の変形とし
て現われる。

そこで、ソイルＩａ、６によるソイル柱列の削孔過程の
途中の適当な段階で一旦削孔工程を中止し、速やかに測
定用パイプｌの変形量を傾斜計４又は５により測定し、
その出力（測定した傾斜角＝電気量）を地上の演算装置
８にインプットし、ロッド３の変形曲線を演算処理して
表示させる。

ロッド３の変形曲線表示は、例えば第１０図に例示した
如くモニター画面に基準点（零点）よりどのように変形
しているかが、深さ方向を縦軸とし、変形量を横軸とし
て表示される。

従って、削孔途中の段階でこのようなロッド変形量、ひ
いては削孔精度の狂いの傾向が把握されたときは、直ち
にリーダー７をば前記狂いを修正するように調節してか
ら次段階の削孔工程を再開する。

（実　施　例） 次に、図示したこの発明の好適な実施例を説明する。

まず第１図と第２図は、４軸ソイル機６に関し、ローラ
型傾斜計４を使用して削孔精度を測定する方法の実施例
を示した。

クローラ９のリーダー７に沿って昇降されるオーガーマ
シン１０により回転駆動される４木のロッド３・・・は
垂直下向きに、かつ同一平面上において平行に配設され
、各々の下端部に掘削翼１１が設けられている。

４本のロッド３・・・は、その上下２箇所（但し。

２箇所以上でも可）をロッド連結板２．２で拘束されて
いるが、４本のロッド３・・・の中央部に１本のＪｌｌ
ｌ定川パイ用１がロッド３と平行な位置で同じくロッド
連結板２．２に取り付け固定されている。

より具体的には第３図と第４図に示したとおり、ロッド
３はメタル１２を介して回転自在にきっちり拘束されて
いる。測定用パイプ１は、鉄製又はステンレス製で一辺
が７５ｍｍ、厚さ２ｍｍ位の角パイプであり、これもロ
ッド連結板２を貫通せしめた形できっちり拘束保持され
ている。測定用パイプ１の下端１ａは完全に密閉した上
で下位のロッド連結板２に固定されている。上端１ｂは
後述するローラ型傾斜計４の出し入れに支障ない状７Ｂ
に開口させ、かつ出し入れ操作に必要なスペースを確保
した上で、オーガーマシンｌＯに固着しである支持金具
１３にて固定されている。

従って、この測定用パイプｌは、上下のロッド連結板２
．２を介して４本のロッド３・・・と同一の変形を強制
される。

なお、測定用パイプ１をロッド連結板２へ取り付け固定
する１段としては、第５図に示したクランク形状の取付
金共１４を使用し、ロッド連結板２の前面等へ押えポ′
ルト１５で締結する方法を採用可能である。

また、測定用パイプ１の上端部１ｂをオーガマシン１０
へ固定する手段としては、第６図に示した構造のコネク
タ１６を使用可能である。

ところで、削孔精度の測定は、前記測定用パイプ１の上
端開口部から第７図に示したような構造のローラ型傾斜
計４を挿入し、パイプ１の上端から下端までツビッチ刻
みに昇降させて行なう、このローラ型傾斜計４は差動ト
ランス式であり、測定出力（電気出力）を取り出すケー
ブル１７で吊り下げ、人力により又はケーブル巻取装置
等を使用して機械的に昇降させ、例えば１ｍピッチ位ず
つの点における測定パイプ１の傾斜角を測定する。

ケーブル１７はクローラ９に搭載した演算装置８と接続
し、これに測定出力をインプットし、ローラ型傾斜計４
の測定出力を基に削孔精度を演算処理によって求める。

本実施例の削孔精度測定の全所要時間はおよそ１０分ぐ
らいであるから、ソイル削孔の施工上には支障ない。

（第２の実施例） 第８図は、固定型傾斜計５の使用による削孔精度測定方
法の実施例を示している。

本実施例の場合、両側２本づつのロー２ド３，３間の中
央部に１木ずつ合計２本の測定用パイプ１．１が、ロッ
ド３と平行に上下のロッド連結板２．２に取り付け固定
されている。そして、各測定用パイプｌ、１内には、例
えば１ｍピッチの位置に第９図に示した構造で固定型傾
斜計５が取り付けられ、各々のケーブル１７は測定用パ
イプ１の上端開口から導出してやはり演算装置８に接続
されている。

即ち、本実施例の削孔精度の測定方法の実行は、各位置
の固定型傾斜計５・・・からほとんど同時にインプット
されてくる測定データを演算装置８で演算処理すること
により行なわれる。

従って、本実施例の削孔精度測定方法の全所要時間はお
よそ２〜３分ぐらいで上記第１実施例の場合よりも速い
。

（発明が奏する効−巣） ■　以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、こ
の発明の削孔精度測定方法は、ソイル削孔工程途中の任
意段階で削孔精度（ロッドの変形量）を直接測定できる
ので、土質条件、掘削方向などが変っても孔曲りの傾向
を随時把握でき、直ちにソイル柱列施工に反映させて品
質、精度の良い施工に寄与できる。

■　測定結果に基いて事前に孔曲りの傾向を打消すよう
な対策（例えばリーダー７を逆に傾ける等）を行なうこ
とができ、その実効性を明確に確認できる。

■　測定結果を表示するモニターテレビ画面等を監視し
ながら削孔することにより、孔曲りに対して早い時期に
修正することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図はこの発明の測定方法を実施するソイル
機の主要部の正面図と側面図、第３図は第１図の■−■
矢視図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＴ矢視図、第５図は
ΔＩＩＩ定用パイプをロッド連結板へ取付ける取付金具
の斜視図、第６図は測定用パイプ上端部をオーガーマシ
ンへ取付けるコネクタの斜視図、第７図はローラ型傾斜
計の使用状態を示した立面図、第８図はこの発明の第２
実施例を示したソイル機主要部の正面図、第９図は固定
型傾斜計の使用状態を示した立面図、第１０図はモニタ
ー画面に表示されたロッドの変形曲線図である。 出願人　　　　株式会社　竹中工務店 ・、［３，し：１−１ 第１図 第３図 第４図 第８図 □　（ｃｍ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【１】測定用パイプ（１）をロッド（３）と平行にソイ
   ル機のロッド連結板（２）に取り付け固定し、所定の削
   孔精度測定深度において測定用パイプ（１）の変形状態
   を測定し、その測定結果を基にして削孔精度を求めるこ
   とを特徴とするソイル機の削孔精度測定方法。 【２】特許請求の範囲第１項に記載した測定用パイプ（
   １）の変形状態測定は、同測定パイプ（１）中にローラ
   型傾斜計（４）を挿入し、これを昇降させて行なうか、
   又は同測定パイプ（１）中に予め一定の高さ方向ピッチ
   で所要数の固定型傾斜計（５）を取り付けておいて各々
   の測定出力を取出すことにより行なうことを特徴とする
   ソイル機の削孔精度測定方法。