JPS62109740A

JPS62109740A - 流動物充填用容器

Info

Publication number: JPS62109740A
Application number: JP60247637A
Authority: JP
Inventors: 大松　春雄
Original assignee: Gifu Plastic Industry Co Ltd
Current assignee: Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority date: 1985-11-05
Filing date: 1985-11-05
Publication date: 1987-05-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の目的（産業上の利用分野）この発明は濃縮ミルク、マーガリン、ジャム。

醤油、ソース等の流動性食品、又はシャンプー。

ねり歯みがき等の流動物を充填するための容器に関する
ものである。

（従来の技術）従来のこの種の容器としては、流動物が充填される本体
壁部と、その一部に注出用の小孔を介して切離し可能に
突設され切離し時には前記小孔を開放するキャップ部と
、そのキャップ部とは反対側の底部とをブロー成形によ
り一体形成したものが知られている。

（発明が解決しようとする問題点）ところが、前記した従来の容器はブロー成形品であるた
め本体壁部が比較的薄い肉厚で柔軟に形成され、その本
体壁部に直接文字又は模様等を印刷することができなか
った。このため、印刷にかえてラベル等を本体壁部に貼
着する必要があって、容器を製造する工程に手間がかか
りコスト高を招いていた。

発明の構成（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するためにこの発明は、充填空間Ｓ
を構成する合成樹脂製の本体壁部２とその本体壁部２の
一部外面に注出用の小孔４を介して突設され、ねじり等
の外力が作用したときには本体壁部２から切離されて前
記小孔４を開放するキャップ部３と、前記本体壁部２と
キャップ部３とは合成樹脂材料を射出成形して一体に形
成されていることと、前記キャップ部３とは異なる位置
において前記本体壁部２の一部に設けられ、前記射出成
形後には前記充填空間Ｓ内に流動物を注入するための注
入口８となるとともに、注入後にはその注入口８がヒー
トシールにより密着されて密閉部１９となる密閉口部６
と、前記本体壁部２の外面には印刷Ｐが施されているこ
ととから構成されている。

（作用）前記解決手段によるこの発明の容器においては、射出成
形により本体壁部２を厚肉の剛性に優れたものとするこ
とができるので、本体壁部２の外面に直接印刷を施すこ
とができ、製造が容易となる。

（実施例）以下、この発明を濃縮ミルク（クリーム）充填用の容器
に具体化した一実施例を第１〜５図に従って説明する。

第１．２図に示すように、容器ｌの本体壁部２はその内
部を充填空間Ｓとしたチューブ状に形成されている。本
体壁部２の外面には文字、模様等の印刷Ｐが施されてい
る。

本体壁部２の一端には、略逆三角形状のつまみ３ａを有
するキャップ部３が突設されている。そのキャップ部３
と本体壁部２との連結部には小径の切離部５が設けられ
ている。キャップ部３と本体壁部２との連結部内には前
記切離部５と対応して小孔４が形成されている。キャッ
プ部３のつまみ３ａをねじって、本体壁部２からキャッ
プ部３を切離した時には、前記小孔４が開放され、その
状態で本体壁部２を押圧変形させることにより、前記充
填空間Ｓ内の濃縮ミルクＭを小孔４より注出し得るよう
になっている。

また、前記本体壁部２の他端には、前記充填空間Ｓ内に
濃縮ミルクＭを注入した後にヒートシールにより密閉さ
れる密閉口部６が形成されている。

次に、前記濃縮ミルク充填用容器１の製造方法について
説明する。

第３図に示すように、前記本体壁部２とキャップ部３と
は凹型７と凸型８とを用い射出成形により一体に形成さ
れる。射出成形後には前記密閉口部６に相当する部分に
濃縮ミルクＭを注入するための注入口８が形成される。

射出成形時の合成樹脂材料としてはポリエチレン又はポ
リプロピレン等を用いることができる。射出成形によれ
ば本体壁部２を厚内に形成することができ、従来のブロ
ー成形品と比較してその剛性が増す。

さらに、第４図に示すように、射出成形後の容器１の本
体壁部２に対する印刷は、図示しない回転台上に列設さ
れた複数個の治具１１と転写ローラ１２とを有する印刷
装置１７により行われる。

前記回転台上には、回転軸１３を介して前記治具１１が
回転可能に取付りられている。その治具１１の上端中央
部には、前記キャップ部３を嵌入するための嵌入凹部Ｉ
４が形成されている。その嵌入凹部１４内に前記キャッ
プ部３を嵌入して容器１を位置決め支持して、容器１を
安定させる。

また、その容器１の本体壁部２と接するような位置に転
写ローラ１２が設けられている。そして、治具１１の回
転に伴い容″ａ１を介して転写ローラ１２が回転するこ
とにより、容器１の本体壁部２の外面に絵１文字等の印
刷Ｐが施される。この場合、本体壁部２が剛性に冨んで
いるため、本体壁部２が転写ローラ１２の押圧によって
変形するおそれがなく、鮮明な印刷を容易に行うことが
できる。なお、同図に鎖線で示すように、容器１の上方
から保持用の治具ｌＯを挿入してもよい。

次に、第５図に示すように、印刷後の容器１は注入工程
における治具１８上に支持され、前記注入口８から前記
充填空間Ｓ内に濃縮ミルクＭが注入針１５によって注入
される。注入針１５は注入口８に対し出入自在に設けら
れている。この時、注入口８が比較的大きく開放されて
いるため、濃縮ミルクＭの注入に伴う充填空間Ｓ内の空
気を容易に排出することができる。

続いて、注入後には、容器１の前記注入口８の両側方に
配置された一対のヒートシール用の圧着型１６が直ちに
接近移動され、再圧着型１６により注入口８が密着され
る。このヒートシールによって、第２図に示すように、
容器１の前記密閉口部６に相当する部分に密閉部１９が
形成される。

以」二に述べた製造方法によれば、本体壁部２の外面に
印刷Ｐが施された容器１を短時間に大量生産することが
でき、ラベル等を貼着していた従来とは異なり、製造コ
ストの削減を計ることができる。さらに、印刷によれば
、容器の商品価値が向上するばかりでなく、ラベル等と
は異なり剥がれる虞がなく長持ちする。

なお、この発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば、第６図に示すように、容器２０の全体
形状をボトル状にし、その底面に工状の密閉口部２１を
形成する等、この発明の主旨を逸脱しない範囲で各部の
構成、形状を任意に変更して具体化してもよい。また、
この発明を濃縮ミルク以外の醤油、ソース、マーガリン
、ジャム、わさび、からし等の食品用容器や、あるいは
、シャンプー、ねり歯みがき等の各種流動物用容器に応
用して具体化することもｉ’＋、ｌ　ｉｉｌである。

発明の効果以上詳述したようにこの発明においては、本体壁部とキ
ャップ部とを射１１１成形により一体形成したので、本
体壁部が厚肉となってその外面に容易に印刷を施すこと
ができるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した一実施例を示す容器の斜
視図、第２図はその断面図、第３図は容器の成形方法を
示す説明図、第４図は容器に対する印刷工程を示す説明
図、第５図は注入及びヒートシール工程を示す説明図、
第６図はこの発明の別例を示す容器の斜視図である。図において、１．２０は容器、２は本体壁部、３はキャ
ップ部、４は小孔、６，２１は密閉口部、Ｐは印刷、Ｍ
は濃縮ミルク、Ｓは充填空間である。

Claims

【特許請求の範囲】１、充填空間（Ｓ）を構成する合成樹脂製の本体壁部（
２）とその本体壁部（２）の一部外面に注出用の小孔（４）を
介して突設され、ねじり等の外力が作用したときには本
体壁部（２）から切離されて前記小孔（４）を開放する
キャップ部（３）と、前記本体壁部（２）とキャップ部
（３）とは合成樹脂材料を射出成形して一体に形成され
ていることと、前記キャップ部（３）とは異なる位置において前記本体
壁部（２）の一部に設けられ、前記射出成形後には前記
充填空間（Ｓ）内に流動物を注入するための注入口（８
）となるとともに、注入後にはその注入口（８）がヒー
トシールにより密着されて密閉部（１９）となる密閉口
部（６）と、前記本体壁部（２）の外面には印刷（Ｐ）
が施されていることとよりなることを特徴とする流動物充填用容器。