JPS6210825A

JPS6210825A - ガスしや断器

Info

Publication number: JPS6210825A
Application number: JP14834285A
Authority: JP
Inventors: 雅之石川; 久利池田; 均溝口; 悟柳父; エドモン・チユーリー
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-07-08
Filing date: 1985-07-08
Publication date: 1987-01-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明はガスしゃ断器に関するものであって、特に、し
ゃ断時に発生するアークに吹付ける消弧性ガスを効果的
に活ｍする吹付は機構に改良を施したガスしゃ断器に係
る。

［発明の技術的背景］近年送電容量の増大にｊ；る短絡容量の増加に伴って、
しゃ断器のし−Ｈｂ　ＶｆＴ容量も増加の一途を辿って
いる。その反面、機器の小型化のため、一点描たりのし
ゃ断容量を増加させ、しゃ断器の直グＩしゃ断点数を減
少させることが図られている。このため、しゃ断器のし
ゃ断性能としては、しゃ断器の極間の電界設計と共に、
ガス吹付は機構の性能向上が要求されている。

この点を、第５図及び第６図に示す従来から採用されて
いるバッファ式ガスしゃ断器について説明する。なお、
バッファ式ガスし１５断器の動作については、例えば、
電気学会縁「雷ガ用しゃ断器」等に詳しく述べられてい
る。

第５図は投入状態にあるバッファ式ガスしゃ断器の消弧
室を示す。同図において、円柱状の固定電極１と環状の
可動電極２とは接触状態にあり、可動電極２は、間口！
３８を有する中空の操作ロッド３によって、第５図中右
方にある図示しない操作機構部と連結されている。操作
ロッド３の外周には可動パッファシリンダ４が同１１１
＋に装着固定されており、この可動パッファシリンダ４
の内側に開口部５ａを右する固定バッファビス１〜ン５
が挿入され、両者の間に圧縮室６が形成されている。

また、パッファシリンダ４先端部には聞１」部４ａが設
けられており、このパッファシリンダ４の先端面前方に
固着された外側絶縁ノズル７ａ及び内側絶縁ノズル７ｂ
が形成する円筒状ガス流路８を通じて前記圧縮室６丙の
ガスが流出入可ＯＬとなっている。これらの部品類は絶
縁物製の容器９内に収納され、この絶縁容器９の内部空
間１０には消弧性ガスが充填されている。

なお、この例では、容器を絶縁物製としたが、前）本の
消弧性部材が金属タンク内部に絶縁物で支持されたバッ
ファ式ガスしゃ断器も存在している。

このしや噺器にしゃ断指令がうえられると、図示してい
ない操作機構部が作動して前記操作ロッド３を第４図中
右方へ駆動し、第６図の如く、この操作ロッド３に連結
された可動電極２を固定型極１から開離させる。この結
果、固定電極１と可動電極２との間にアーク１１が発生
する。一方、前記操作ロッド３が第５図及び第６図中右
方へ移動する結果、操作ロッド３に装着された前記可動
パッファシリンダ４も右方へ移動し、圧縮室６丙の消弧
性ガスを圧縮し、パッファシリンダ４の開口部４ａ、ガ
ス流路８及びガスの噴出口８ａを経て、圧縮消弧ガスを
アーク１１へ吹付け、このアーク１１を消弧する。この
ガス流は、二つの流れ１２ａ及び１２ｂに分流し、第６
図中左方へ分かれた流れ１２ａは外側絶縁ノズル７日の
間口部７Ｃを経て周囲空間１ｏへ流出する。一方、第６
図中右方へ分かれた流れ１２ｂは、内側絶縁ノズル７ｂ
の開口部７ｄ及び前記可動電極２から固定電極１が離脱
した後の可動電極の間口部１３、前記操作ロッド３の開
口部３　ａ　Ｎ固定パッファピストン５の間口部５ａを
順次経て周囲空間１０へ流出する。

［背景技術の問題照１以上の様なバッファ式ガスしゃ断器においては、圧縮室
６は、ガス流路８によって常に、周囲空間１０とつなが
っており、間極動作初１■からガスの一部は周囲空間１
０７＼流出を始める。しかるに、通常ガスしゃ断器は、
開極直後は電極間距離が短く、消弧接電極間に発生する
再起電圧に電極間の絶縁耐力が耐えない等のＷ１〒にＪ
：り充分なしゃ断性能を示さない。即ち、電極間距離が
ある程度間いた後でないと、ガスしゃ断器は良好なしゃ
断性能を示さないため、開極動作初期に流出するガスは
全く無駄になってしまう。また、ガスしゃ断器では消弧
に必要なガス圧力は前述の通り外部からの機械かに依存
して作る。しかしながら」−記の４１な構成を有する従
来のバッファ式ガスしゃ断器では、ガスの一部が常に周
囲空間へ流出しているため、より大きな駆動ガが必要で
あり、その結果しゃ断器の操作機構部が大型化せざるを
得ないという欠点があった。

なお、以上の様な欠点、は、バッファ式ガスしゃ断器に
限らず、昇圧室を有するロガ昇圧式ガスしゃ断器とバッ
ファ式ガスしゃ断器とを組合せたガスし１５断器等にお
いても同様に存在していた。

［発明の目的］本発明は、上）ホの研き従来の問題熱に鑑みてなされた
もので、その目的は、開極動作初期にお（プるガスの流
出を防ぎ、ガスを消弧に有効に利用して消弧性能を向上
すると共に、より小さな駆動ガにて駆動し得る様にして
操作機構部の小型化を実現したガスしゃ断器を提供する
ことにある。

［発明の概要］本発明のガスしゃ断器は、中心軸に垂直な方向に移動す
ることにより、パッファシリンダ開口部を開閉する閉止
板を設け、この閉止板をリンク機構ににって、固定部分
、可動部分と相互に連結したものである。

そして、この様な構成を有することにより、開極動作の
初期段階においては、パッファシリンダの出口を閉止板
によって閉塞し、ガスの不要な流出をなく　ＩＪて消弧
性ガスの圧縮を効率よく行なうものである。

また、開極動作が進むにつれて、リンク機構にＪ一つて
閉止板が移動してパッファシリンダ間口部を間口し、ア
ークに対するガスの吹付４１を行なう。

［発明の実施例］以上説明した様な本発明にＪ：るガスしゃ断器の一実施
例を第１図及び第２図を用いて説明する。

なお、第５図及び第６図の従来技術と同一部分について
は同一符号を付して説明を省略する。

１ζ構成＊第１図は、本発明ににるバッファ式ガスしゃ断器の投入
状態を示す。同図において、パッファシリンダ４の開口
部４ａは、閉止板１４によって閉止されている。この閉
止板１４は、各リンク１５〜１７及び固定部１８から成
るリンク機構の動作により、中心軸に対して垂直方向、
即ち、図中上下方向へ移動し得る様になっており、リン
ク１５及び１６を介して可動パッファシリンダ４へ、ま
た、リンク１５及び１７を介して固定部１８へ、夫々連
結されている。

＊作用：七以上の様な本実施例のしゃ断器にしゃ断指令が写えられ
るど、図示していない操作機構部が動作して、操作ロッ
ド３を第１図右方へ駆動する。この結果、可動パッファ
シリンダ４と固定バッファビス１−ン５との相対運動に
より、圧縮室６内の消弧性ガスが圧縮される。この場合
、開極動作初期には、可動パッファシリンダ４の開口部
４ａは、閉止板１４にＪ：って閉止されているため、圧
縮ガスが流出することはない。従って、圧縮室６内部の
消弧性ガス全体が、効率よく圧縮される。

そして、ガスしゃ断器の開極動作が進行するに従い、リ
ンク１５〜１７が動作して、閉止板１４が第１図中上方
へ引上げられる。その結果、開極、動作後期には、第２
図に示す様に、可動パッファシリンダの開口部４ａが開
放され、圧縮室６丙部で圧縮された消弧性ガスは、可動
パッファシリンダ４の開口部４ａ、ガス流路８を経てア
ークへ吹付けられ、消弧する。

従って、本実施例によれば、ガスしゃ断器が充分な消弧
能ガを持ｔｃない開極動作初期にａ３いては、圧縮室内
のガスを流出することなく、効率的にガスを圧縮し、開
極動作後期において所定開離距離に達した際に初めて、
圧縮ガスをアークに吹付けるため、消弧性能を向上でき
、しかも、無駄のない分だけより小さい駆動ガにて開極
動作を行え、操作機構部を小型化できる。

−４；他の実施例＊前記実施例においては、バッファ式ガスしゃ断器を例と
して説明したが、本発明はこれに限らず、アークエネル
ギーを受容して圧力な高めた消弧性ガスをアークへ吹付
ける自ガ消弧形ガスしゃ断器とバッファ式ガスしゃ断器
とを組合せたガスしゃ断器へ適■することも可能である
。

第３図は、圧縮室６から流出したガスがアークエネルギ
ーを受容する昇圧ｖ１９を介してアークへ吹付けられる
構造のガスしゃ断器に本発明を適■した実施例であり、
第４図は、圧縮室６から流出したガスが昇圧室１９から
のガスと独立してアークへ吹付けられる構造あガスしゃ
断器に本発明を適用した実施例であり、いずれの実施例
においても、前記実施例と同様の効果を得られる。

更に、本発明に使用される閉止板及びリンク機構の配置
構成及び形状等は前記各実施例のものに限定されず、適
宜選択可能である。

［発明の効果］以上説明した様に本発明によれば、固定部及び可動部に
連結したリンク機構にて閉止板を移動させ、パッファシ
リンダの間口部を開閉するという簡単な構成により、開
極動作初期においては、圧縮室間口部を閉塞して効率の
よいガスの圧縮を行い、開極動作後期における所定距離
移＠後には、間口部を開放することによって、アークに
対するガスの吹付けを行い、比較的小さな駆動力にて良
好な消弧性能が得られる様な優れたガスしゃ断器を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、夫々本発明によるガスしゃ断器の
一実施例における投入状態及びしゃ断動作途中を示す断
面図、第３図及び第４図は、夫々本発明の異なる実施例
における投入状態を示す断面図、第５図及び第６図は、
従来のバッファ式ガスしゃ断器の投入状態及びしゃ断動
作途中を示寸断面図である。１・・・固定電極、２・・・可動電極、３・・・操作ロ
ッド、４・・・パッファシリンダ、５・・・パッファピ
ストン、６・・・圧縮室、７ａ、７ｂ・・・絶縁ノズル
、８・・・ガス流路、１１・・・アーク、１４・・・閉
止板、１５〜１７・・・リンク、１９・・・臂圧室。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）共通の中心軸上に互いに接離可能に配置された固
定電極及び可動電極と、前記固定電極及び可動電極の周
囲に位置する円筒状のガス流路並びに前記中心軸の周囲
に位置するガス噴出口を形成する絶縁ノズルと、この絶
縁ノズルが固着され前記ガス流路へガスの流出入を行な
わせる開口部を有するパッファシリンダと、このパッフ
ァシリンダの内部に挿入されこのパッファシリンダとの
間に圧縮室を構成する様に配置されたパッファピストン
と、前記固定電極と可動電極との開極時にこれら電極間
で発生するアークに対して前記圧縮室内において圧縮さ
れた消弧性ガスをパッファシリンダ開口部、前記ガス流
路及びガス噴出口を通じて吹付けるガスしゃ断器におい
て、前記パッファシリンダ開口部を開閉する閉止板と、この
閉止板としゃ断器の固定部分及び可動部分相互を連結し
、しゃ断器が投入状態にある時は、閉止板をパッファシ
リンダ開口部閉塞側に位置させ、開極動作に伴いパッフ
ァシリンダ開口部を開放する様に閉止板を移動させるリ
ンク機構とを設けたことを特徴とするガスしゃ断器。
（２）絶縁ノズルにて形成されるガス流路が、アークエ
ネルギーを受容して消弧性ガスの圧力を高め、アークに
対して消弧性ガスの吹付けを行なう昇圧室を有するもの
である特許請求の範囲第１項記載のガスしゃ断器。
（３）絶縁ノズルにて形成されるガス流路が、アークエ
ネルギーを受容して消弧性ガスの圧力を高め、アークに
対して消弧性ガスの吹付けを行なう昇圧室とは独立して
形成されるものである特許請求の範囲第１項記載のガス
しゃ断器。