JPS6210806B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6210806B2
JPS6210806B2 JP5858582A JP5858582A JPS6210806B2 JP S6210806 B2 JPS6210806 B2 JP S6210806B2 JP 5858582 A JP5858582 A JP 5858582A JP 5858582 A JP5858582 A JP 5858582A JP S6210806 B2 JPS6210806 B2 JP S6210806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mortar
cement
belt
laminate
opening width
Prior art date
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Expired
Application number
JP5858582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58175619A (ja
Inventor
Takeshi Kato
Shigeru Takeuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Iron Works Ltd
Original Assignee
Kurimoto Iron Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Iron Works Ltd filed Critical Kurimoto Iron Works Ltd
Priority to JP5858582A priority Critical patent/JPS58175619A/ja
Publication of JPS58175619A publication Critical patent/JPS58175619A/ja
Publication of JPS6210806B2 publication Critical patent/JPS6210806B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は断面略U字形ガラス繊維強化セメン
ト板を連続的に製造する方法に関する。
従来、この種断面略U字形ガラス繊維強化セメ
ント板(GRC板)を製造するにはバツチ方式と
いつて、断面略U字形に形成された型枠にGRC
材を打設して行なつていた。
しかし、上記のようなバツチ方式だと作業に長
時間を要し、生産性が悪いとともに、品質のよい
製品を連続的に製造することは困難である。
この発明は上記従来の欠点を解消して、断面略
U字形のGRC板を短時間で連続的に製造でき、
生産性を高めるとともに、品質のよい製品を提供
することができる断面略U字形GRC板の製造方
法を提供することを目的とする。
この発明を図面に示す実施例を参照して説明す
る。第1図において、Aは前後1対のプーリ2,
2に架設された無端ベルト1からなるコンベアで
あり、適宜の駆動装置(図示省略)によつて矢印
方向へ一定の速度で走行するようになつている。
無端ベルト1は第4図に示すように表面の長手方
向に沿つて断面が凹溝3に形成され、この凹溝に
は固定フレーム4に後端部が固定された支持板5
が後述のように前端縁を除きその表面をベルトの
表面と面一にして緩嵌されている。6はコンベア
Aの後端上に設けられたベルト1上にエアを吹付
けて掃除するためのエアブローである。
Bはシート投入装置、7は紙、樹脂、ガラスク
ロス、布等からなるシートであり、このシートは
引出しローラ8,8′によりベルト1及び支持板
5の上に載せられる。これをa層という。
Cはガラス長繊維投入装置、10はガラス長繊
維からなる約10mmピツチの網状物であり、この網
状物は引出しローラ11,11′によりa層の上
に載せられる。これをb層という。
Dはガラス短繊維投入装置、13はコンベアA
の上方に設けたレール14に沿つてコンベアAの
巾方向に往復移動する台車で、この台車にはロー
ビングカツタ15が上下方向に調整自在に取付け
られている。16はガラス繊維のロービングであ
り、このロービング16はカツタ15で短かく切
断されて短繊維16′としてb層の上に吹付けら
れる。これをc層という。
Eは超速硬性セメントを含むセメントモルタル
の投入装置で、ミキサ21で混合して作つた普通
セメントのモルタルをポンプ22に送り、モルタ
ルポンプ22は変速モータ23で任意の吐出量に
調整してモルタルを定量で吐出する。一方、タン
ク24において超速硬性セメントと水を混合して
これを定量ポンプ25に送り、ポンプ25は調整
つまみ26で任意の吐出量に調整して定量で吐出
する。超速硬性セメントの硬化時間を調整する硬
化促進剤(セツター)はタンク27で水と混合し
て定量ポンプ28に送り、ポンプ28は調整つま
み29で任意の吐出量に調整して定量で吐出す
る。定量吐出された普通セメントモルタル、超速
硬性セメントおよびセツターをミキサ30で混合
攬拌して超速硬性セメント入りのモルタルを作
る。このモルタル31は、コンベアAの上方に設
けたレール32に沿つてコンベアAの巾方向へ往
復移動する台車33に設けられた投入装置Eによ
りc層の上に投入される。上記台車にはモルタル
投入用のホース34が上下方向へ調整自在に取付
けられている。モルタル投入個所の直後には厚み
調整装置35が設けられており、これによりモル
タル31の厚さを一定にして堆積層dとする。調
整装置35と対向するベルト1の下側には下部振
動体36が設けられており、その振動によりモル
タル31がベルト上のガラス繊維b層とc層に浸
透し、このb層とc層でGRCの下部層を形成
する。
コンベアA上に投入されたモルタル31の硬化
状態が悪くて柔らかいときは、ポンプ25の調整
つまみ26で超速硬性セメントの吐出量を多くす
ることにより硬化状態をよくすることができる。
また、硬化開始時間が早いときは、ポンプ28の
調整つまみ29でセツターの吐出量を多くするこ
とにより硬化時間を長くすることができる。この
ように、モルタル31の硬化状態と硬化開始時間
を定量ポンプの調整つまみ26,29により自由
に調整しながら製造することができる。
一方、タンク24で超速硬性セメント、セツタ
ーおよび水を混合してこれを定量ポンプ25に送
り、ポンプ25は調整つまみ26で任意の吐出量
に調整して定量吐出をなし、ポンプ22から定量
吐出された普通セメントモルタルとミキサ30で
混合攬拌されて超速硬性セメント入モルタル31
ができる。モルタル31は投入装置Eによつてコ
ンベア1上に投入されるが、モルタル31の硬化
状態と硬化時間の状況によつて定量ポンプ25の
調整つまみ26で調整する。ただし、タンク24
における超速硬性セメントとセツターの配合は実
際により一番よい配合にしておき、多少の硬化状
態と硬化時間の調整を調整つまみ26で行う。こ
の場合はセツタータンク27と定量ポンプ28は
使用しないで製造する方法もある。
このように、超速硬性セメント入モルタルは各
材料を別々に調整してこれらを使用時に混合して
使用するようにしたので無駄なストツクをなくす
ことができ、また上記セメントモルタルをベルト
上にその巾方向へ投入するようにしたことにより
厚み調整が容易にできる。
FはCと同様の装置で、38はガラス長繊維か
らなる約10mmピツチの網状物であり、これは引出
しローラ39,39′によりd層の上に載せられ
る。これをe層という。
GはDと同様の装置で、40は台車13,33
と同様にレール41に沿つてコンベアAの巾方向
に往復移動する台車で、この台車40にはロービ
ングカツタ42が上下方向へ調整自在に取付けて
ある。43はガラス繊維のロービングであり、こ
のロービング43はカツタ42で短かく切断され
て短繊維43′としてe層に吹付けられる。これ
をf層という。前記のように積層された積層物は
次いでベルト1の上側に設けられた上部振動体4
6,46′の振動によりモルタル31が上面のガ
ラス繊維e,f層に浸透し、このe層とf層で上
部層Iを形成し、下部層との間で普通セメント
モルタルと超速硬性セメントの混合物よりなる中
間層を挾持するように接着する。また、上部振
動体46,46′と対向するベルト1の下側には
下部振動体47が設けられており、ガラス繊維の
下部層と上部層にさらにモルタル31が浸透
するよう振動を与えるようになつている。上部層
は、固定ビーム48に支持されて自由に回転お
よび上下動のできる仕上板49によつてさらに上
面が仕上げられ、第4図に示すような所望の厚さ
の扁平積層物が形成される。
Hは積層物成形装置で、この装置は第2,3図
に示すように、支持板5の前端縁に下向傾斜に形
成されたテーパ部51と、このテーパ部両側の支
持板5に設けられたガイド部材52,52′と、
このガイド部材前方のベルト1の凹溝3内に配設
された仕上げローラ53,54,55とから構成
され、ガイド部材52,52′は送られてくる扁
平積層物と対向する入口側開口巾52aが出口側
開口巾52cより広く、しかも前記積層物の巾と
同じかあるいはそれより広く形成され、また出口
側開口巾52cが凹溝3の巾と同じに形成され、
さらに中間開口巾52bが支持板5の中心方向に
延びて前記両開口巾52a,52cより狭く形成
されているとともに、これら開口部における対向
面は内向傾斜面52dに、かつ該対向面の反対側
は外向傾斜面52eに形成されている。したがつ
てベルト1及び支持板5上を送られてくる扁平積
層物はテーパ部51を滑り落ちる前にガイド部材
52,52′の入口側開口部から徐々に狭まつて
位置する内向傾斜面52dに衝り、この傾斜面に
沿つて進むにつれて第3,5図に示すようにA点
でAのように両側部が持ち上げられるとともに、
側縁が上向きに折曲げられる。次にB点でBのよ
うに前記折曲げが中間部にまで及び、さらにC点
でCのように断面略U字状に成形される。そして
前記のように成形された積層物は仕上げローラ5
3により内底面が、また仕上げローラ54により
内側面が仕上げられ、さらに仕上げローラ55に
よりフランジ部表面が仕上げられる。次いでこの
積層物を蒸気養生室に導入して硬化させ、硬化
した積層物はベルト1から離脱しながら送りロー
ラ57,57′の上に送り出され、送りローラ上
に設けた長さ方向カツタ58で一定の巾に切揃
え、巾方向カツタ59で一定長さに切断して定寸
のG.R.C板が得られる。
積層物が離脱して下方に回つたベルト1はスク
レーパ60によつて付着物が除去され、水洗装置
61から噴射される洗浄水によつて水洗され、エ
アブロー62から吹付けられる乾燥空気により乾
燥される。
第6図はこの発明により製造された断面U字形
のG.R.C板(ケーブルトラフ)の拡大断面図であ
り、ガラス長短繊維よりなる上部層と、普通セ
メントモルタルと超速硬性セメントの混合物より
なる中間層と、ガラス長短繊維よりなる下部層
との3層からなつており、このうち上下部層
,は振動により中間層の混合モルタルが浸
透したガラス繊維強化層を形成している。
普通セメントに対するガラス繊維の含有量は、
力学的性質と成形性から1〜10重量%の範囲が好
ましい。ガラス長繊維は織物、編物からなる約10
mmピツチの網状物で、混合モルタル層とガラス
短繊維と密に結合して引張り強度と曲げ強度を大
巾に増大させる。混合モルタル層の超速硬性セ
メントの含有量は普通セメントに対して5〜50重
量%、好ましくは10〜40重量%が流動性と硬化性
の点から適している。
なお、前記製造されたGRC板は最終製品完成
前に両端フランジ部が切断され、また下部層の
下に敷かれたシート7が剥離されていることは言
う迄もない。第7〜9図は成形装置Hを若干設計
変更することにより得られる特に内外壁材等の建
築材料用の各種態様のGRC板を示す。
尚、前記実施例では積層物をガラス長短繊維よ
りなる上部層と、普通セメントモルタルと超速
硬性セメントの混合物よりなる中間層と、ガラ
ス長短繊維よりなる下部層とにより構成した
が、これに限定するものでなく、上下部層のいず
れかを省略したものでもよいことは言う迄もな
い。
この発明は前記のようであつて、表面の長手方
向に沿うほぼ中央部に凹溝が形成され、該凹溝に
固定部材がその表面をほぼ面一にして緩嵌された
走行無端ベルト上にガラス長短繊維および普通セ
メントモルタルと超速硬性セメントの混合物を供
給して積層物を形成し、この積層物を前記固定部
材における前記ベルトの走行方向前部に位置する
前端縁に下向傾斜に形成されたテーパ部を通過さ
せるときに、その両側部を前記固定部材における
前記テーパ部両側に入口側開口巾が出口側開口巾
より広く、かつ出口側開口巾が前記凹溝の巾とほ
ぼ等しく形成されたガイド部によつて上向きに折
曲げるようにして断面略U字形に成形した後、硬
化するので、断面略U字形のガラス繊維強化セメ
ント板を短時間で連続的に製造でき、その生産性
を高めることができる。また連続的な製造のため
に、材料の層厚バラツキなどのない品質のよい製
品を提供することができるなどの優れた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す概略側面図、
第2図は成形装置を示す平面図、第3図は第2図
−線に沿う断面図、第4図は第2図−線
に沿う断面図、第5図A,B,Cは作用説明図、
第6図はこの発明方法によつて得られた断面略U
字形ガラス繊維強化セメント板の断面図、第7〜
9図は第6図の変形例を示す断面図である。 A……コンベア(無端ベルト)、B……シート
投入装置、C,F……ガラス長繊維投入装置、
D,G……ガラス短繊維投入装置、E……セメン
トモルタル投入装置、H……成形装置、I……養
生室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面の長手方向に沿うほぼ中央部に凹溝が形
    成され、該凹溝に固定部材がその表面をほぼ面一
    にして緩嵌された走行無端ベルト上にガラス長短
    繊維および普通セメントモルタルと超速硬性セメ
    ントの混合物を供給して積層物を形成し、この積
    層物を前記固定部材における前記ベルトの走行方
    向前部に位置する前端縁に下向傾斜に形成された
    テーパ部を通過させるときに、その両側部を前記
    固定部材における前記テーパ部両側に入口側開口
    巾が出口側開口巾より広く、かつ出口側開口巾が
    前記凹溝の巾とほぼ等しく形成されたガイド部に
    よつて上向きに折曲げるようにして断面略U字形
    に成形した後、硬化することを特徴とする断面略
    U字形ガラス繊維強化セメント板の連続製造方
    法。
JP5858582A 1982-04-08 1982-04-08 断面略u字形ガラス繊維強化セメント板の連続製造方法 Granted JPS58175619A (ja)

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JPS58175619A JPS58175619A (ja) 1983-10-14
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ID=13088538

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