JPS62108014A - 繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法 - Google Patents
繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法Info
- Publication number
- JPS62108014A JPS62108014A JP24727185A JP24727185A JPS62108014A JP S62108014 A JPS62108014 A JP S62108014A JP 24727185 A JP24727185 A JP 24727185A JP 24727185 A JP24727185 A JP 24727185A JP S62108014 A JPS62108014 A JP S62108014A
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- JP
- Japan
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- mold
- hollow chamber
- thermosetting resin
- air
- molded object
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は繊維強化熱硬化性樹脂成形体(以下、FRP成
形体と称す)の成形方法に関し、更に詳しくは、強化用
繊維の充填密度を自由に調整でき、また複雑な形状の成
形体を成形することができ、更に作業工程を非常に簡略
化す、ることができるFRP成形体の成形方法に関する
。
形体と称す)の成形方法に関し、更に詳しくは、強化用
繊維の充填密度を自由に調整でき、また複雑な形状の成
形体を成形することができ、更に作業工程を非常に簡略
化す、ることができるFRP成形体の成形方法に関する
。
従来の技術
従来、FRP成形体の成形方法としては、あらかじめ強
化用繊維で製品形状に造形した粗形体を作り、この粗形
体を金型にセントし、これに熱硬化性樹脂を注入して該
粗形体に含浸せしめた後、熱硬化性樹脂を硬化せしめて
成形する方法(以下、方法■という)、或いは強化用繊
維と熱硬化性樹脂との混合組成物を成形用金型に注型し
、熱硬化性樹脂を硬化せしめて成形する方法(以下、方
法■という)などが知られている。
化用繊維で製品形状に造形した粗形体を作り、この粗形
体を金型にセントし、これに熱硬化性樹脂を注入して該
粗形体に含浸せしめた後、熱硬化性樹脂を硬化せしめて
成形する方法(以下、方法■という)、或いは強化用繊
維と熱硬化性樹脂との混合組成物を成形用金型に注型し
、熱硬化性樹脂を硬化せしめて成形する方法(以下、方
法■という)などが知られている。
例えば従来方法Iの一例について、第3−a図〜第3−
g図に基づいて説明すると、まず成形せんとする成形品
の内側と同じ形状をした、底部に空気抜き孔2および側
面部に通気孔3を有する中空状金型1の側面部に、空気
抜き孔2より空気を脱気しながら、ガラス繊維4を吸着
させる(図3−a)。次に、金型1の側面部に吸着形成
されたガラス繊維(層)4の表面に、例えば熱硬化型ポ
リエステルエマルジョン5を軽く吹き付け、ガラス繊維
(層)4の内部まで浸透させ、繊維(層)4を弱く固着
する(図3−b)。このようにしてガラス繊維層4に含
浸せしめた熱硬化型ポリエステルエマルジョン5を室温
又は加熱下に硬化させる(図3−c)。熱硬化型樹脂5
の硬化後、形成されたガラス繊維粗形体6は金型1から
取り外しく図3−d)、次に内型7および外型8の間の
中空室9にセットし、上型10の空気抜き孔10aより
中空室9の空気を抜きながら、或いは加圧状態で下型1
1の樹脂注入孔11aよりポリエステル樹脂12を注入
する(図3−e)。然る後、樹脂12を室温または加熱
下に硬化させ(図3−f)、得られたFRP成形体(異
径管)13は金型から取り外す(図3−g)。
g図に基づいて説明すると、まず成形せんとする成形品
の内側と同じ形状をした、底部に空気抜き孔2および側
面部に通気孔3を有する中空状金型1の側面部に、空気
抜き孔2より空気を脱気しながら、ガラス繊維4を吸着
させる(図3−a)。次に、金型1の側面部に吸着形成
されたガラス繊維(層)4の表面に、例えば熱硬化型ポ
リエステルエマルジョン5を軽く吹き付け、ガラス繊維
(層)4の内部まで浸透させ、繊維(層)4を弱く固着
する(図3−b)。このようにしてガラス繊維層4に含
浸せしめた熱硬化型ポリエステルエマルジョン5を室温
又は加熱下に硬化させる(図3−c)。熱硬化型樹脂5
の硬化後、形成されたガラス繊維粗形体6は金型1から
取り外しく図3−d)、次に内型7および外型8の間の
中空室9にセットし、上型10の空気抜き孔10aより
中空室9の空気を抜きながら、或いは加圧状態で下型1
1の樹脂注入孔11aよりポリエステル樹脂12を注入
する(図3−e)。然る後、樹脂12を室温または加熱
下に硬化させ(図3−f)、得られたFRP成形体(異
径管)13は金型から取り外す(図3−g)。
従来方法■については製造方法が簡単であるため特に詳
細な説明は要しないであろう。
細な説明は要しないであろう。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、前記した従来技術の方法Iや方法■には
以下のような問題点がある。即ち、まず方法Iでは、繊
維粗形体を作るための別の金型や造形装置が必要であり
、また強化用繊維を減圧状態で金型に吸着させるため、
繊維層密度の大きさも自ら限界があり、高密度のFRP
成形体を成形するのが非常に困難である。
以下のような問題点がある。即ち、まず方法Iでは、繊
維粗形体を作るための別の金型や造形装置が必要であり
、また強化用繊維を減圧状態で金型に吸着させるため、
繊維層密度の大きさも自ら限界があり、高密度のFRP
成形体を成形するのが非常に困難である。
一方、方法■には、複雑な形状の成形体を成形する場合
に、長繊維が使用できない上に、強化用繊維と熱硬化性
樹脂との分散が悪く、密度の不均一なFRP成形体が得
られ易いという問題がある。
に、長繊維が使用できない上に、強化用繊維と熱硬化性
樹脂との分散が悪く、密度の不均一なFRP成形体が得
られ易いという問題がある。
本発明は前記したような従来技術の問題点を解決せんと
してなされたものであり、その目的は、強化用繊維の密
度を自由に調整でき、また複雑な形状の成形体を成形す
ることができ、更には作業工程を非常に簡略化すること
のできるFRP成形体の成形方法を提供することにある
。
してなされたものであり、その目的は、強化用繊維の密
度を自由に調整でき、また複雑な形状の成形体を成形す
ることができ、更には作業工程を非常に簡略化すること
のできるFRP成形体の成形方法を提供することにある
。
問題点を解決するための手段
本発明者等は、前記した従来のFRP成形体の成形技術
の問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、同一成形金型で
、強化用繊維及び熱硬化性樹脂の充填を行うことができ
、従って従来技術における強化用繊維のみからなる粗形
体を予め形成する工程を省略することができるFRP成
形体の成形方法を見出し、本発明をなすに至った。
の問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、同一成形金型で
、強化用繊維及び熱硬化性樹脂の充填を行うことができ
、従って従来技術における強化用繊維のみからなる粗形
体を予め形成する工程を省略することができるFRP成
形体の成形方法を見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、前記した従来技術の問題点を解決するために
講じられた手段を本発明の好ましい実施例に対応する第
1−a図〜第1−d図を参照して説明すると、本発明に
従ったFRP成形体の成形方法は、(イ)内型7、(ロ
)内型7の外側に位置する外型8、(ハ)外型8と内型
7とで囲まれた中空室9と連通ずる空気抜き孔11aを
有する下型11および(ニ)中空室9と連通ずる注入孔
14aを有する上型14から成る成形用金型装置を使用
し、(i)まず強化用繊維(例えばガラス繊維) 4を
空気と共に加圧状態で、又は空気抜き孔ttaより空気
を脱気することにより減圧状態で、上型14の注入孔1
4aより中空室9に充填し、(ii)次に中空室9に加
圧又は減圧状態で熱硬化性樹脂(例えばポリエステル樹
脂)12を注入し、(iii )そして、この熱硬化性
樹脂12を室温又は加熱下に硬化せしめ、得られた成形
体(1例えば異径管)13を金型より取り外すことから
成るものである。
講じられた手段を本発明の好ましい実施例に対応する第
1−a図〜第1−d図を参照して説明すると、本発明に
従ったFRP成形体の成形方法は、(イ)内型7、(ロ
)内型7の外側に位置する外型8、(ハ)外型8と内型
7とで囲まれた中空室9と連通ずる空気抜き孔11aを
有する下型11および(ニ)中空室9と連通ずる注入孔
14aを有する上型14から成る成形用金型装置を使用
し、(i)まず強化用繊維(例えばガラス繊維) 4を
空気と共に加圧状態で、又は空気抜き孔ttaより空気
を脱気することにより減圧状態で、上型14の注入孔1
4aより中空室9に充填し、(ii)次に中空室9に加
圧又は減圧状態で熱硬化性樹脂(例えばポリエステル樹
脂)12を注入し、(iii )そして、この熱硬化性
樹脂12を室温又は加熱下に硬化せしめ、得られた成形
体(1例えば異径管)13を金型より取り外すことから
成るものである。
すなわち、本発明に従ったFRP成形体の成形方法の特
徴は、強化用繊維を空気と共に加圧状態で、又は金型内
の中空室を減圧状態にしておいて、中空室に充填するこ
とにあり、特に加圧状態では空気の圧力を変えることに
より、充填された強化用繊維の密度を自由に調整できる
という特徴がある。
徴は、強化用繊維を空気と共に加圧状態で、又は金型内
の中空室を減圧状態にしておいて、中空室に充填するこ
とにあり、特に加圧状態では空気の圧力を変えることに
より、充填された強化用繊維の密度を自由に調整できる
という特徴がある。
本発明で使用することができる強化用繊維は、FRP用
として使用される任意の繊維とすることができ、例えば
ガラス繊維、カーボン繊維、アラミツド繊維などが好適
なものとして使用することができる。また強化用繊維の
長さにも特に限定はないが一般には長さ10〜30mm
のものが好適に使用される。
として使用される任意の繊維とすることができ、例えば
ガラス繊維、カーボン繊維、アラミツド繊維などが好適
なものとして使用することができる。また強化用繊維の
長さにも特に限定はないが一般には長さ10〜30mm
のものが好適に使用される。
本発明方法で使用することができる熱硬化性樹脂もFR
P用として使用される任意の熱硬化性樹脂とすることが
でき、例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂などを好適なものとして使用することができる
。熱硬化性樹脂は通常液体で使用される。これらの樹脂
は室温又は加熱下に硬化させることができるものであり
、樹脂の種類や硬化剤の選択により自由にその調整がで
きることは言うまでもない。
P用として使用される任意の熱硬化性樹脂とすることが
でき、例えばポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂などを好適なものとして使用することができる
。熱硬化性樹脂は通常液体で使用される。これらの樹脂
は室温又は加熱下に硬化させることができるものであり
、樹脂の種類や硬化剤の選択により自由にその調整がで
きることは言うまでもない。
前記したごとく、本発明に従えば、強化用繊維は空気と
共に金型内の中空室に充填されるが、繊維密度の小さい
成形体を所望する時は、該中空室の空気を脱気しながら
−100〜−760mmHgの減圧状態で充填するのが
好ましく、反対に繊維密度の大きい成形体を所望する時
は、強化用繊維を空気と共に5〜20 Kgf/crl
の加圧状態で該中空室に充填するのがよい。しかしなが
ら、強化用繊維の充填方法がこれらに限定されるもので
ないことはいうまでもなく、所望の繊維密度が得られる
方法であればいずれの方法によってもよい。
共に金型内の中空室に充填されるが、繊維密度の小さい
成形体を所望する時は、該中空室の空気を脱気しながら
−100〜−760mmHgの減圧状態で充填するのが
好ましく、反対に繊維密度の大きい成形体を所望する時
は、強化用繊維を空気と共に5〜20 Kgf/crl
の加圧状態で該中空室に充填するのがよい。しかしなが
ら、強化用繊維の充填方法がこれらに限定されるもので
ないことはいうまでもなく、所望の繊維密度が得られる
方法であればいずれの方法によってもよい。
実施例
以下、本発明の好ましい一実施例を添付図にもとづいて
、さらに詳細に説明するが、本発明の範囲をこれらの実
施例に限定するものでないことはいうまでもない。
、さらに詳細に説明するが、本発明の範囲をこれらの実
施例に限定するものでないことはいうまでもない。
第1−a図〜第1−d図は、本発明に従ってガラス繊維
強化ポリエステル樹脂製の異径管を成形するための金型
装置及びその成形工程並びに成形体の状態を示す図面で
ある。
強化ポリエステル樹脂製の異径管を成形するための金型
装置及びその成形工程並びに成形体の状態を示す図面で
ある。
まず図1−aは、ガラス繊維4が空気と共に金型内の中
空室9に充填された状態を示す断面図である。図におい
て7は筒状の異径内型、8は内型7と本体部が同じ形状
を有し、その外側に同心状に配置された異径筒状の外型
である。この外型8は、前記内型7との間に中空室9を
形成する。11は中空室9と連通する空気抜き孔11a
を有する下型であり、前記外型8の下端部に設けられた
フランジ部8aに適当な手段で固定されている。14は
前記中空室9に連通ずる注入孔14aを有し、例えばテ
ーパー状に形成された上型である。この上型14は下端
部に設けられたフランジ部14bで前記外型8の上端部
に設けられたフランジ部8bと適当な手段で固定されて
いる。15は前記内型7の上部に嵌合された、上型14
のテーパーに合せて、例えば三角錐状の頭部を有する蓋
体であり、前記上型14との間に、前記中空室9と連通
する通孔16を形成するよう設けられたものである。
空室9に充填された状態を示す断面図である。図におい
て7は筒状の異径内型、8は内型7と本体部が同じ形状
を有し、その外側に同心状に配置された異径筒状の外型
である。この外型8は、前記内型7との間に中空室9を
形成する。11は中空室9と連通する空気抜き孔11a
を有する下型であり、前記外型8の下端部に設けられた
フランジ部8aに適当な手段で固定されている。14は
前記中空室9に連通ずる注入孔14aを有し、例えばテ
ーパー状に形成された上型である。この上型14は下端
部に設けられたフランジ部14bで前記外型8の上端部
に設けられたフランジ部8bと適当な手段で固定されて
いる。15は前記内型7の上部に嵌合された、上型14
のテーパーに合せて、例えば三角錐状の頭部を有する蓋
体であり、前記上型14との間に、前記中空室9と連通
する通孔16を形成するよう設けられたものである。
前記中空室9には、例えば繊維長15mmのガラス繊維
4が10 Kgf/ciの空気圧と共に送り込まれて充
填されている。勿論、前記空気孔11aより中空室9内
を減圧にして注入孔14aよりガラス繊維を吸引充填す
ることができるのは前述の通りである。
4が10 Kgf/ciの空気圧と共に送り込まれて充
填されている。勿論、前記空気孔11aより中空室9内
を減圧にして注入孔14aよりガラス繊維を吸引充填す
ることができるのは前述の通りである。
このようにして、本発明方法の第1工程であるガラス繊
維の充填工程を実施することができる。
維の充填工程を実施することができる。
図1−bは、前記中空室9内にポリエステル樹脂12が
充填された状態を示す断面図である。図において、10
は前記上型14に替えて同様にして取付けられた注入孔
10aを有する平板状の上型である。
充填された状態を示す断面図である。図において、10
は前記上型14に替えて同様にして取付けられた注入孔
10aを有する平板状の上型である。
この工程では前記下型11の空気抜き孔11aより加圧
状態で、適当な硬化剤を配合したポリエステル樹脂12
をゆっくりと前記中空室9に注入し、ガラス繊維4に樹
脂12を含浸させる。なお、樹脂12の注入は、例えば
前記注入孔10aより中空室9内を脱気しながら行って
もよい。ガラス繊維4の上端部まで樹脂12が十分含浸
されたかの確認は、前記上型lOの注入孔10aより該
樹脂12があふれ出す現象を確認することで行うことが
できる。なお、樹脂12の注入は、上記と同様にして上
型10の注入孔10aから注入してもよい。
状態で、適当な硬化剤を配合したポリエステル樹脂12
をゆっくりと前記中空室9に注入し、ガラス繊維4に樹
脂12を含浸させる。なお、樹脂12の注入は、例えば
前記注入孔10aより中空室9内を脱気しながら行って
もよい。ガラス繊維4の上端部まで樹脂12が十分含浸
されたかの確認は、前記上型lOの注入孔10aより該
樹脂12があふれ出す現象を確認することで行うことが
できる。なお、樹脂12の注入は、上記と同様にして上
型10の注入孔10aから注入してもよい。
このようにして、本発明方法の第2工程であるポリエス
テル樹脂12の注入含浸工程を実施することができる。
テル樹脂12の注入含浸工程を実施することができる。
図1−cは、前記工程において中空室9内に注入したポ
リエステル樹脂をガラス繊維を含んだ状態で硬化された
状態を示す断面図である。この工程では中空室にポリエ
ステル樹脂12を注入してガラス繊維4に含浸させた後
、常法に従って熱風により又は加熱炉中で金型と一緒に
、例えば100℃〜120℃の温度に加熱し、樹脂12
を硬化させる。
リエステル樹脂をガラス繊維を含んだ状態で硬化された
状態を示す断面図である。この工程では中空室にポリエ
ステル樹脂12を注入してガラス繊維4に含浸させた後
、常法に従って熱風により又は加熱炉中で金型と一緒に
、例えば100℃〜120℃の温度に加熱し、樹脂12
を硬化させる。
このようにして本発明方法の第3工程である樹脂硬化工
程を実施することができる。
程を実施することができる。
図1−dは、本発明方法の第4工yである離型工程によ
って金型から取り外した異径管13を示す断面図である
。前記ポリエステル樹脂12が所定の段階まで硬化した
後は、金型および成形体を室温まで冷却し、金型から成
形体である異径管13を取り外す。
って金型から取り外した異径管13を示す断面図である
。前記ポリエステル樹脂12が所定の段階まで硬化した
後は、金型および成形体を室温まで冷却し、金型から成
形体である異径管13を取り外す。
第2図は、本発明方法に従ったガラス繊維充填工程の一
実施例を示す前記第1−a図の他の実施例を示す断面図
である。この実施例では第1−a図において、上型14
のかわりに、ガラス繊維4の投入用ホッパー17を取付
け、さらに、下型11の下に空気抜き孔18aを有する
、例えばテーパー状に形成された底蓋18を取付けたも
のである。この実施例に従えば、前記空気抜き孔18a
がら空気を抜きながら、金型装置内を減圧状態にし、前
記ホッパー17からガラス繊維4を投入して前記中空室
9にガラス繊維4を充填するものである。この工程以降
は第1図の態様と全く同様に実施することができる。
実施例を示す前記第1−a図の他の実施例を示す断面図
である。この実施例では第1−a図において、上型14
のかわりに、ガラス繊維4の投入用ホッパー17を取付
け、さらに、下型11の下に空気抜き孔18aを有する
、例えばテーパー状に形成された底蓋18を取付けたも
のである。この実施例に従えば、前記空気抜き孔18a
がら空気を抜きながら、金型装置内を減圧状態にし、前
記ホッパー17からガラス繊維4を投入して前記中空室
9にガラス繊維4を充填するものである。この工程以降
は第1図の態様と全く同様に実施することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の方法は4工程
からなるFRP成形体の成形方法であり、従来の方法よ
りも作業工程を非常に簡略化することができる。
からなるFRP成形体の成形方法であり、従来の方法よ
りも作業工程を非常に簡略化することができる。
発明の効果
以上、説明したごとく、本発明に従ったFRP成形体の
成形方法は、強化用繊維の繊維長の大きいものを使用し
ても、複雑な形状の成形体を得ることができ、また強化
用繊維の繊維密度の大きさも、空気と共に加圧状態で充
填したり、金型内の中空室を減圧状態にして充填したり
することにより、自由に調整することができ、密度中の
広いFRP成形体を得ることができる。更に、本発明方
法によれば、従来方法に比較して、作業工程を非常に簡
略化することができ、作業者の作業環境も改善すること
ができる。
成形方法は、強化用繊維の繊維長の大きいものを使用し
ても、複雑な形状の成形体を得ることができ、また強化
用繊維の繊維密度の大きさも、空気と共に加圧状態で充
填したり、金型内の中空室を減圧状態にして充填したり
することにより、自由に調整することができ、密度中の
広いFRP成形体を得ることができる。更に、本発明方
法によれば、従来方法に比較して、作業工程を非常に簡
略化することができ、作業者の作業環境も改善すること
ができる。
第1−a図〜第1−d図は本発明に係るFRP成形体の
成形方法の一実施例を示す異径管の製造工程の各状態を
示す断面図であり、 第2図は本発明方法の他の実施例の第1工程の状態を示
す断面図であり、 第3−a図〜第3−g図は従来のFRP成形方法の製造
工程の各工程における状態を示す断面図である。 1・・・中空状金型、2・・・空気抜き孔、3・・・通
気孔、4・・・ガラス繊維、5・・・ポリエステルエマ
ルジョン、6・・・粗形体、7・・・内型、8・・・外
型、9・・・中空室、10、14・・・上型、11・・
・下型、12・・・ポリエステル樹脂、13・・・異径
管、15・・・蓋体、16・・・通孔、17・・・ホッ
パー、18・・・底蓋。
成形方法の一実施例を示す異径管の製造工程の各状態を
示す断面図であり、 第2図は本発明方法の他の実施例の第1工程の状態を示
す断面図であり、 第3−a図〜第3−g図は従来のFRP成形方法の製造
工程の各工程における状態を示す断面図である。 1・・・中空状金型、2・・・空気抜き孔、3・・・通
気孔、4・・・ガラス繊維、5・・・ポリエステルエマ
ルジョン、6・・・粗形体、7・・・内型、8・・・外
型、9・・・中空室、10、14・・・上型、11・・
・下型、12・・・ポリエステル樹脂、13・・・異径
管、15・・・蓋体、16・・・通孔、17・・・ホッ
パー、18・・・底蓋。
Claims (1)
- 1、(イ)内型、(ロ)該内型の外側に位置する外型、
(ハ)該外型と前記内型とで囲まれた中空室と連通する
空気抜き孔を有する下型および(ニ)前記中空室と連通
する注入孔を有する上型から成る成形用金型装置を使用
し、(i)まず強化用繊維を空気と共に加圧状態で、又
は前記空気抜き孔より空気を脱気することにより減圧状
態で、前記上型の注入孔より前記中空室に充填し、(i
i)次に該中空室に加圧又は減圧状態で熱硬化性樹脂を
注入し、(iii)そして該熱硬化性樹脂を室温又は加
熱下に硬化せしめ、得られた成形体を金型より取り外す
ことを特徴とする繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24727185A JPS62108014A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24727185A JPS62108014A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62108014A true JPS62108014A (ja) | 1987-05-19 |
Family
ID=17160986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24727185A Pending JPS62108014A (ja) | 1985-11-06 | 1985-11-06 | 繊維強化熱硬化性樹脂成形体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62108014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02120340A (ja) * | 1988-09-23 | 1990-05-08 | Schock & Co Gmbh | 組み付け式の槽及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634423A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-06 | Nippon Gakki Seizo Kk | Molding method for frp |
-
1985
- 1985-11-06 JP JP24727185A patent/JPS62108014A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPS5634423A (en) * | 1979-08-30 | 1981-04-06 | Nippon Gakki Seizo Kk | Molding method for frp |
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JPH02120340A (ja) * | 1988-09-23 | 1990-05-08 | Schock & Co Gmbh | 組み付け式の槽及びその製造方法 |
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