JPS62107059A - 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成方法及び薄膜形成装置

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JPS62107059A
JPS62107059A JP24658785A JP24658785A JPS62107059A JP S62107059 A JPS62107059 A JP S62107059A JP 24658785 A JP24658785 A JP 24658785A JP 24658785 A JP24658785 A JP 24658785A JP S62107059 A JPS62107059 A JP S62107059A
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JP
Japan
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film
substrate
forming material
film forming
rotation
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JP24658785A
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Isamu Inoue
勇 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は薄膜を形成する方法及び装置に関するもので
ある。
従来の技術 減圧雰囲気中で成膜材料にエネルギを与えてその材料か
ら原子あるいは分子の蒸発あるいは放出を行なわしめ、
その原子あるいは分子を基板表面に堆積して基板に薄膜
の形成を行なう方法には真空蒸着やスパッタリングがあ
げられる。
真空蒸着は、高真空中で成膜材料にヒータ加熱。
誘導加熱、電子ビーム加熱、レーザ加熱等によって熱エ
ネルギを与えて成膜材料を蒸発せしめて成膜を行なうも
のである。
スパッタリングは低真空中で成膜材料(この場合通常タ
ーゲットと称される)を陰極として放電させることによ
ってターゲット近傍にプラズマ状態を発生せしめ、その
プラズマ中に生成される高エネルギイオンがターゲット
と衝突することによって、ターゲットの構成原子あるい
は分子がはじき出されることを利用して、はじき出され
た原子あるいは分子を基板に堆積して成膜を行なうもの
である(例えば日本学術振興会「薄膜)・ンドプツク」
昭和58.12.10.オーム社)。
発明が解決しようとする問題点 ところが真空蒸着においては、成膜能率を上る、すなわ
ち蒸発速度を上るために成膜材料を強く加熱すると成膜
材料の表面からだけではなく内部から蒸発が始まる。内
部で発生した蒸気は溶融した材料を押しのけて表面に噴
出する。このとき押しのけられた材料の一部は、小さな
ものでは0.1〜1μm程度のものから大きなものでは
50〜200μm程度の粒子となって前記噴出する蒸気
に運ばれて飛散する。この現象は一般に突沸と称されて
いる。飛散する粒子のサイズが大きいほど成膜材料から
飛散するときの初速度が小さいので粒子が基板に達する
前に重力に引かれて落下する。
まだ基板と成膜材料間の距離が長いほど粒子は付着しに
くくなるが、実用的には3〜5μm以下の粒子の基板へ
の付着を安定して防止することは困難であった。
一方スバッタにおいては、正常な放電によってプラズマ
が生成されている間はイオン衝突によってのみ原子や分
子がはじき出されるが、ターゲット表面の凹凸状の荒れ
や、陰極を構成するターゲットと陽極間に膜が付着する
ことによる絶縁低下等によって、それらの部分に放電が
集中(一般に異状放電と称されている)し、その部分が
異状な高温に加熱されて局部的な前記蒸着において述べ
たよりな突沸が発生する。それにより蒸着の場合と同様
に粒子が飛散して基板に付着するという不都合が生じて
いた。
特に近年大容量メモリとして注目されている光ディスク
の情報媒体層は蒸着やスパッタによる薄膜で構成されて
いる。
その薄膜を形成する時、前記粒子から成る異物が付着す
ると信号のドロップアウトが発生し、付着の程度によっ
ては正しい情報の再生、あるいは配分再生が不可能とな
るという重大な問題が生じていた。
そこで、本発明は真空蒸着において突沸が発生、あるい
はスパッタにおいて異状放電が発生して前記粒子が飛散
しても基板に付着して欠陥が生じることを防止するもの
である。
問題点を解決するだめの手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、
減圧雰囲気中で回転中心から半径r1の位置にエネルギ
を受けて原子あるいは分子の蒸発あるいは放出が行なわ
れる成膜材料を支持し、前記回転中心から半径r 2 
(但しrl〉r2)の位置に前記成膜材料より発生する
原子あるいは分子が堆積して膜が形成される基板を設け
、少なくとも前記成膜材料を回転させつつ前記基板に膜
を形成するものである。
作  用 この技術的手段だよる作用は次のようになる。
すなわち、前に、も述べたように成膜材料から飛散する
粒子のサイズが大きいほど初速度は小さい。
したがって成膜材料が回転することによって生じる遠心
力が基板上に向って飛翔する粒子を制動して飛翔距離を
短かくするように作用するので初速度の小さい粒子のみ
を選択的に基板に到達できないようにすることができる
その結果、粒子付着による欠陥の無い高品質の成膜が可
能となる。
実施例 以下、本発明を真空蒸着に適用した一実施例を添付図面
にもとづいて説明する。
第2図において1は回転軸で、床面2に固定された軸受
ハウジング3に軸受4を介して回転自在に支持されてい
る。
5は前記軸1の上部に構成されたブームで、その先端部
の支軸6にて真空容器7をそのアーム8部で回動自在に
吊り下げ支持する。
9は公知の電子ビームガン(以下EBガンと略す)で、
1oはフィラメント、11は成膜材料である。
12は例えば光ディスクの基板で、シャフト13の先端
部のクランプ部14に固定されてモータ15により、回
転導入器16を介して回転駆動される。
19は公知の膜厚均一化マスクで、前記基板12に形成
される内・中・外周の膜厚を均一化するための穴20が
第3図に示すように例えば略扇形に設けられている。
第2図において回転軸1を回転、駆動させるだめの例え
ばモータや動力伝達手段及び、EBガン9やモータ15
に電力を供給するだめの例えば回転軸1に設けられるべ
きスリップリング及び真空容る。
次に動作を説明する。
回転軸1を図示しない手段により角速度ωで回転させる
と、第1図に示すように真空容器7は遠心力により支軸
6を支点に真空容器の底7−1が外側へ振れた状態で回
転する。
この時真空容器7は第4図に示す角度aまで振れるとし
て真空容器7の質量をM、重心の位置をGとした時、G
に働く力は重力方向の力Mq(qは重力加速度)と遠心
力MRω2(Rは回転軸1がら重心Gまでの距離)であ
り、その合カMm〒弘7−の向きは力のつりあいより支
軸6と重心Gを通る線上だある。
したがってa = cos−1(Rω2/ 1 )  
トfx ル。
この状態でモータ16によシ基板12を回転させつつE
Bガン9を動作させ、フィラメント10から発生する熱
電子を電子ビーム17として集束して成膜材料11に照
射し、加熱する。加熱された成膜材料11から発生する
蒸気は前記穴16を通過して基板12に付着し膜が形成
される。
この時前記のような突沸が生じた時に発生する粒子の運
動を第1図及び第5図で説明する。
発生した粒子18は、質量がmで、噴出する蒸気にエネ
ルギを与えられて基板12に向って初速voで飛び出す
ものとする。この時て粒子18に働く力は重力方向の力
mqと遠心力mrω2(rは回転軸1から成膜材料11
の表面までの距離)で、その合力はmWとなる。角度す
につ いてはr 4− Rであるからb〜aとなり、V の方
向と前記合力mhの方向は一直線と はならないが説明を簡単にするためにr=Rとし、vo
 とm9ρ、;2,2..2−の方向は一致するものと
する。
□□□□□□ るので基板12に向って速度を徐々に減じながら距離h
1で達し、その後再び蒸発材料11に向うものとし、h
((Rである場合、粒子18の運動エネルギは距離hl
cある時の位置エネルギに等しいからmhW=mv0’
/2 となる。シタ力ってh==vo”/2  (iu
”)”+g’であるからh(Hとなるようにrとωを決
定すれば粒子18は基板12に付着しないので欠陥の無
い膜の作成が可能となる。
またv。=〔2h((rω2)2+92)3A〕% よ
り、h = 50cmにおいて例えばr = 180 
cm 、 ω=4rrad/s(12Orpm)とした
時、ω=0すなわち従来の場合と比較すると、前者すな
わち本発明によれば初速塵16 、9m/ s以下の粒
子であれば基板への付着を防止できることて対し、従来
の構成であれば初速塵3,17s以下の粒子が付着しな
いだけであシ、実に5倍以上の付着防止効果を発揮する
。さらに回転数を上げればサブミクロンオーダの粒子ま
でほぼ完全に付着次に本発明の他の実施例について説明
する。
前記実施例において真空容器7を支軸6で吊シ下げた理
由は、回転軸1の停止時、回転時を問わず成膜材料11
が重力あるいは重力と遠心力の合力によって常にEBB
2O2押しつけられるようにして蒸発材料11がEBB
2O2ら脱落しないようにするためである。
それと同様な効果を得るための他の方法を、第6図にお
いて、前記実施例と同一構成要素は同一番号にて説明す
る。
真空容器7はプーム5に直接固定されており、EBB2
O2回転軸1が停止している時は点線で示す状態にあり
、回転軸1の回転が上るにつれてEBB2O2矢印Aで
示す方向に図示しない手段で回動せしめる構成である。
さらに他の方法を第7図において同様に説明する0 第7図に示す構造物はすべて真空雰囲気中に構成されて
いる。21は回転軸1に固定された支柱でモータ15及
び膜厚均一化マスク19を支持する。
22は回転軸1の延長線上の3点全中心として回転軸1
を通って円弧全描くように形成されたガイドレールで、
EBB2O2そのガイドレール22上を車輪23によシ
移動可能に載置されている。
したがもて回転軸1が停止している間は、EBB2O2
点線で示す位置に下部ストッパ22−1に規制されて保
持され、回転軸10回転数が上るにつれて遠心力によf
iEBガン9は矢印Cの方向に移動し、同様に蒸発材料
11は安定にEEガン9に保持される。22−2は上部
ストッパである。
また前記第1図、第6図の構成において、回転軸1を含
めて構造物すべてを第7図と同様に真空雰囲気中に構成
してもよい。
さらに成膜材料11を蒸発させる手段は、電子ビームに
限るものではなく、ヒータ加熱、誘導加熱、レーザ加熱
等、熱エネルギを与えるものであればよい。
また熱エネルギで蒸発させるものに限るものではなくス
パツタリングのように高エネルギの微粒子を衝突させて
そのエネルギで成膜材料から原子や分子をはじき出す方
法であってもよい。
発明の効果 本発明は、減圧雰囲気中で回転中心から半径r。
の位置にエネルギを受けて原子あるいは分子の蒸発ある
いは放出が行なわれる成膜材料を支持し、前記回転中心
から半径r 2 (但しr 1> r 2 )の位置に
前記成膜材料より発生する原子あるいは分子が堆積して
膜が形成される基板を設け、少なくとも前記成膜材料を
回転させつつ前記基板に膜を形成するものである。
したがって成膜材料が回転することによって生じる遠心
力が、基板に向って飛翔する粒子を制動して飛翔距離を
短かくするように作用するので初速度の小さい粒子、す
なわち大きな粒子のみを選択的に基板に到達できないよ
うにすることができる。
その結果、粒子付着による欠陥の無い高品質の成膜が可
能となり、本発明を光ディスクの情報媒体層の成膜に適
用した場合、ドロ、プアウトのほとんど無いディスクを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における薄膜形成装置を部分
断面にて概念的に示す正面図、第2図は第1図の初期状
態を示す図、第3図は第1図の要部斜視図、第4図、第
5図は同装置の力の作用状態の説明図、第6図、第7図
はその他の実施例を概念的に示す図である。 1・・・・・・回転軸、6・・・・・・支軸、7・・・
・・・真空容−器、9・・・・・・EBガン、11・・
・・・・成膜材料、12・・・・・・基板、18・・・
・・・粒子。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第 
1 図 第2図 く 第3図 第4図 第5図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)減圧雰囲気中で回転中心から半径r_1の位置に
    熱エネルギ、あるいは高エネルギ微粒子の運動エネルギ
    を受けて原子あるいは分子の蒸発あるいは放出が行なわ
    れる成膜材料を回転可能に支持し、前記回転中心から半
    径r_2(但しr_1>r_2)の位置に前記成膜材料
    より発生する原子あるいは分子が堆積して膜が形成され
    る基板を設け、少なくとも前記成膜材料を回転させつつ
    前記基板に膜を形成することを特徴とする薄膜形成方法
  2. (2)減圧雰囲気中で回転中心から半径r_1の位置で
    成膜材料を支持して回転駆動する駆動手段と、前記成膜
    材料に熱エネルギあるいは高エネルギ微粒子を供給して
    その成膜材料から原子、あるいは分子の蒸発あるいは放
    出を行なわしめる手段と、前記回転中心から半径r_2
    (但しr_1>r_2)の位置で前記成膜材料より発生
    する原子あるいは分子が堆積して膜が形成される基板を
    支持する基板支持手段とから構成したことを特徴とする
    薄膜形成装置。
  3. (3)基板支持手段を、基板が回転駆動される成膜材料
    と常時対向するように基板を支持する手段により構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の薄膜形
    成装置。
  4. (4)駆動手段を、成膜材料を吊り下げ支持して回転駆
    動する手段により構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の薄膜形成装置。
  5. (5)駆動手段を、回転軸の軸方向の1点を中心として
    回転軸を通る円弧を描くように回転軸に形成されたガイ
    ドレールと、そのガイドレール上を移動可能に成膜材料
    を支持する手段と、前記回転軸を回転駆動する手段とに
    より構成したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の薄膜形成装置。
JP24658785A 1985-11-01 1985-11-01 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 Pending JPS62107059A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2721946A1 (fr) * 1994-06-30 1996-01-05 Agency Ind Science Techn Procede de procuction de pellicule mince et appareil pour mettre en oeuvre le procede

Cited By (4)

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