JPH01159370A - 蒸着装置及びその蒸発源装置、及び原料物質を蒸発させる方法 - Google Patents

蒸着装置及びその蒸発源装置、及び原料物質を蒸発させる方法

Info

Publication number
JPH01159370A
JPH01159370A JP21475388A JP21475388A JPH01159370A JP H01159370 A JPH01159370 A JP H01159370A JP 21475388 A JP21475388 A JP 21475388A JP 21475388 A JP21475388 A JP 21475388A JP H01159370 A JPH01159370 A JP H01159370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hearth
raw material
evaporation
evaporation source
support surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21475388A
Other languages
English (en)
Inventor
Gordon David Lovis
ゴードン・デビット・ロービス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
VG Instruments Group Ltd
Original Assignee
VG Instruments Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by VG Instruments Group Ltd filed Critical VG Instruments Group Ltd
Publication of JPH01159370A publication Critical patent/JPH01159370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/24Vacuum evaporation
    • C23C14/28Vacuum evaporation by wave energy or particle radiation
    • C23C14/30Vacuum evaporation by wave energy or particle radiation by electron bombardment

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、真空状態の中で物質を蒸発させ且つ蒸発した
物質を基板上に蒸着する装置に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)真空状
態の中で物質を蒸着する装置は、電子ビームの作用によ
り原料物質が蒸発され又は昇華される蒸発源を含んでい
る。このような真空蒸着装置は、代表的には半導体装置
用の薄膜又は光学的な薄膜を製造する際に重要である。
この技術は、例えば、米国特許No、4516525に
開示されている。
典型的な蒸発源では、原料物質はるつぼ又は炉床内に配
置され、電子束が電場又は磁場の作用によって原料物質
上に向けられる。一般に、蒸発が進むにつれて原料物質
の高さが凌化するのを補償し、これによって原料物質を
最大限に使用するために、電子束の衝突位置を制御する
手段を設ける必要がある。例えば、米国特許No、 3
883679は、電子ビームが磁気的に案内され且つビ
ーム制御能力を高めるために磁気遮蔽を有する蒸発源を
開示している。公知の蒸発源は、米国特許No、 40
64352で開示されているように、照射される表面積
を増大させるために、電子ビームを原料物質を横切るよ
うに掃引する手段を含んでいる。ビームが原料物質上の
一定位置に維持される場合には、その物質は局部的に熱
くなって溶解し、そしてビームはl塊の物質に一点で貫
通する孔をあけるため、原料物質を十分に利用できず、
且つ蒸発源装置の炉床及び他の要素に損傷を与え得るこ
とが知られている。このことは、ビームが該原料物質を
横切るように掃引されない場合には該原料物質から炉床
への熱損失がその原因の一つを成し得、該熱損失により
該物質が一様に高温度になるのを防止されてしまう。蒸
発源及びこれに関連する真空装置に関しては、ソビエト
光学技術ジャーナル(SovietJournal o
f 0ptical Technology)の、19
76年、第43巻、第10番、第616頁〜628頁に
、アイイー・モリシェフ(IE Morichev)氏
等によって評論されている。モリシェフ氏等は、いくつ
かのタイプの蒸発源において電子ビームを制御し且つ合
焦する装置を開示していると共に、蒸発源の物質による
汚染の問題をも議論している。
要約すると、公知の蒸発源装置は、原料物質の汚染、及
び装置の複雑化及びコストを増大させる電子束を制御す
るための手段を必要とするというような欠点を有する。
従って、本発明の目的は、原料物質を蒸発する改良した
方法を提供することである。また、本発明の目的は、構
成及び作動が公知の蒸発源より簡単で、且つ原料物質の
利用が公知の蒸発源より改良された蒸発源装置を提供す
ると共に、このように改良した蒸発源装置を用いた蒸着
装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の1つの態様によれば、回転対称な軸を持つ下向
きに先細の支持面を有する炉床を設け、該炉床内にある
量の原料物質を装入し、該原料物質を加熱して蒸発させ
ることから成り、前記支持面は、前記原料物質が前記支
持面により支持され且つ前記炉床の底部から離れた溶解
した小滴を形成するように、形成され且つ前記物質の量
が選択されることを特徴とする原料物質を蒸発させる方
法が提供される。
この方法においては、溶解した原料物質の小滴が略1つ
の線、例えば円形の線のみに沿って炉床と接触し、その
結果物質からの熱損失が低いレベルに制御され得る。こ
れによって、その小滴は、局部的な熱だけを受ける場合
でも溶解したままとなる。好ましくは、物質は、下方に
且つ前記軸に略沿って向けられる荷電粒子、好ましくは
電子の束の作用によって加熱される。電子の束に変えて
、この方法、例えば輻射ヒータ又はレーザーのような他
の熱源によって前記原料物質を加熱するようにしてもよ
い。
支持面が下向きに先細で且つ回転対称であるので、物質
の小滴が蒸発してより小さくなるにつれ、この小滴は前
記軸上に中心が合ったままで支持面上を下降する。さら
に、熱損失が少ないため、略軸方向に向けられた粒子の
ビームは前記小滴を効果的に加熱し続け、そのビームを
調節し又は掃引するための手段を設ける必要がない。こ
のように、本発明は、非常に構成が簡単で且つ効果的な
蒸発源装置を提供することができる。本発明の別の利点
は、原料物質と炉床との間の接触面積を小さくすること
により、不純物が炉床から原料物質に移動する通路が小
さくなり、その結果原料物質の汚染が減少する。
好ましくはこの方法は、自然の結合力の作用により前記
原料物質が略球状の形をとるようにさせること、及び該
原料物質を略球状の形に維持させようとする表面張力の
結合力が、該原料物質をその形からゆがめようとする重
力に打ち勝つように、該原料物質の量を選択することを
含む。好ましい実施例では、本発明の方法は、略球状の
溶解した原料物質塊を凹面形で、略円錐形の炉床によっ
て支持することを含む。
別の態様によれば、本発明は、下向きに先細の支持面を
有する、凹面形で略円錐形の炉床と、前記支持面により
支持された原料物質塊と、荷電粒子の束を発生し且つそ
の束を前記物質塊に向け、これによって該物質塊を加熱
して蒸発させる手段とを含み、前記物質塊は略球状であ
り、且つ前記炉床の底部から離れていることを特徴とす
る蒸発源装置を提供する。
昇華するというよりむしろ溶解する適当な物質に関して
;その原料物質は、荷電粒子(好ましくは電子)の束に
よって溶解され且つ溶解したときに略球状の形をとる。
この原料物質は、固形体のときに、略球状の形で蒸発源
装置内に装入される。
本発明は、支持面をほとんど湿らさない原料物質に対し
て特に有効であり、このような物質内には、溶解した物
質の隣り合う原子間の結合力があり、この結合力は溶解
した物質の原子と支持面を構成する原子との間の付着力
より大きい。蒸発源装置は、アルムニウム、銅、シリコ
ン及びニオブのような原料物質から蒸発物を作るのに特
に有効である。その炉床の支持面は、代表的には銅又は
モリブデン、又はその代わりに炭素から実質的に構成さ
れ、例えば、炉床は銅又はモリブデンから構成され、又
は別の例として、炭素ライナーを銅又はモリブデンの炉
床内に挿入してもよい。さらに、略化学的に不活性なラ
イナーを支持面に適用可能であり、代表的には窒化ホウ
素ライナーが支持面上に吹きかけることにより適用され
る。さらに、好ましくは冷却水により、炉床を冷却する
手段を設けてもよい。
好ましい実施例においては、蒸発源装置は、電子の束を
発生するために加熱されたフィラメントと、その電子を
原料物質の方へ向ける電場を発生する手段とを含む。好
ましくは、蒸発源装置は、内部に炉床及びフィラメント
が配置されたに導電性のあるかごを含み、該フィラメン
トはかごに対して一定の位置で固定されており、且つフ
ィラメント及びかごを炉床に対して、又はその代わりに
炉床をフィラメント及びかごに対して動かす手段が設け
られている。フィラメントと一方ではがごとの間、且つ
フィラメントと他方では炉床との間に電位差を与える手
段が設けられ、これによってフィラメントから出る電子
が加速されて炉床の方へ向けられる。蒸発源装置は、さ
らに電場を形成する別の部材を含み得、代表的にはフィ
ラメントと炉床との間に配置されるフィラメント遮蔽物
が設けられ、この遮蔽物は電子が炉床に向けて半径方向
に移動する(line−of−sight trave
l)のを防止し、好ましくは電子はフィラメントから原
料物質に電場の作用により弧状の経路に沿って移動する
この電子束の経路は、明細書中で後に説明されるように
、炉床に対するかご及びフィラメントの位置を調節する
ことにより調節可能である。その代わりに、蒸発源装置
は、電子を原料物質の方へ向けるための磁場を発生する
手段を含み得る。
本発明の重要な利点は、炉床及び原料物質の新規な幾何
学的な形状により、原料特質のより効率的な蒸発及び利
用が、電子束を原料物質を横切るように掃引する手段を
設けることなく達成されることである。また、合焦のた
めの基準は従来の蒸発源装置より重要ではなく、最初に
一度合焦しておけば、作動中には合焦の調節をする必要
がない。
原料物質の量の選択は、その物質が略球状の形を維持し
ない体積の限界値によって、実施例では蒸着のために必
要とされる量及び蒸発源装置の実際の大きさの条件によ
って影響を受ける。物質の量の限界値は、その物質が最
も低い全位置エネルギーでその形を自然にとるというこ
とを考慮することによって決定され得る。表面張力は、
表面積に比例する表面位置エネルギーを生じさせ、且つ
これだけの影響によってその物質は半径rの球になる。
この表面位置エネルギー面積は、表面積に依存するため
にr′に比例する。この物質はその重量により重力の位
置エネルギーを持ち、このエネルギーは、密度及び体積
、即ちrlに比例する。
従って、rが増大するにつれ、重力の影響が表面張力の
影響を超えて増大する。好ましくは、原料物質は、4T
VRc?D/3に略等しいにすぎない質量mを有する。
ここで、Dは溶解した原料物質の密度、Rcは、その物
質の重量がその物質の形に対して表面張力が持つより大
きい影響を持つような臨界半径である。
原料物質の臨界量を、溶解したときに略球状の形を形成
する原料物質の最大量として規定することが仔細である
。炉床の大きさは、原料物質の臨界量を支持し又は収納
し得る大きさより大きい。
原料物質の量を測定するための手段を設けてもよい。し
かしながら、臨界量より多い原料物質の量を支持又は収
納するのに不十分な大きさを持つ略円錐形の炉床を設け
ることが特に仔細である。好ましくは、炉床は、その円
錐の頂点を中心に略30°乃至50’の範囲にある半角
を持った円錐である。蒸発源装置は、臨界量より少ない
原料物質の量を収納し、例えば我々は、容積が略!95
龍″で且つ半角が略40°の炉床内に収納され、溶解し
たときに略65朋′の初期体積を有する原料物質の量を
与えることが特に仔細であることを発見した。この形状
は、アルミニウム、銅、シリコン又はニオブを蒸発させ
るのに仔細である。前記円錐がこれらの物質に関して臨
界量より少ない量を収納するいうことを我々は発見した
。臨界量は、原料物質上に形成される酸化層及び原料物
質と炉床の支持面との間の反応のような因子により影響
され、且つ従って、ある物質を蒸発させるために原料物
質及び炉床の最適寸法は上述した例によって異なり得る
。一般に、原料物質の臨界量は経験的に決定される。
本発明の別の態様によれば、回転対称の軸を持つ下向き
に先細の支持面を有する凹面形で且つ略円錐形の炉床を
設け、略球状の前記原料物質塊を、前記支持面によって
支持され、前記炉床の底部から離れ、且つ円形の線のみ
に略沿って前記支持面と接触するように炉床内に固形体
で装入し、荷電粒子、好ましくは電子の束を前記物質の
方向に全体に下方に向け、これによって前記物質を加熱
して蒸発させることから成る原料物質を蒸発させる方法
が提供される。該原料物質は昇華によって蒸発可能であ
り、このような物質は蒸発が進むにつれ溶解せず且つ球
状の形を維持しないが、この方法は、その物質から炉床
への熱損失が少なく且つ不純物が炉床から物質へ移動す
る際に通る接触する面積が少ないという利点を有する。
また、好ましい実施例では、前記蒸発源装置の前記原料
物質は、昇華により蒸発可能であり、且つ荷電粒子束の
作用によって加熱され且つその結果蒸発される。
本発明はまた、内部に基板が配置される真空容器と、上
で規定した少なくとも1つの蒸発源装置とを含む蒸着装
置を提供する。さらに、このような装置は、複数の蒸発
源装置又はその炉床を含み、1つの物質の使用可能量を
増加でき、又はいくつかの原料物質を蒸着のために用意
できるという利点を有する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に示すように、ある量の原料物質48が、凹面形
で円錐形の炉床21の支持面(下向きに先細になってい
る)61上に該炉床の底部65から離れて支持されてい
る。炉床21の成す半角62は略40°である。好まし
い実施例では、炉床21は銅から成り、且つ支持部6I
は窒化ホウ素で被覆されている。窒化ホウ素は、特にア
ルミニウム、銅又は金のような原料物質に対して原料物
質48と炉床21の物質との間の反応を防11ニするの
に有利であるが、窒化ホウ素は蒸発源の作用に関して必
須ではなく、むしろある物!!t(例えば炭素で裏張り
した炉床を用いる場合)に対しては不必要になり得る。
 第2図には、真空容器4内に配置された蒸発源アセン
ブリ2と基板3とを有する蒸着装置lが概略的に示され
ている。蒸発源2は取付フランジ5上に仔細に取付けら
れ、このフランジ5を、同軸のパイプ7及び8から成る
冷却水供給管6、マニピュレータ・アーム9、貫通端子
11を介して高張力線10、貫通端子14及び15を介
してフィラメント供給線12及び13が夫々貫通してい
る。アーム9は、マニピュレータ16の一部で、このマ
ニピュレータ16はさらに部材17.18.19を有し
ている。第2のマニピュレータ20が基板3を保持する
ために設けられ、且つフランジ27に取付けられている
蒸発源アセンブリ2は冷却水パイプ8上に取付けられた
炉床21を有している。パイプ8はスリーブ22を貫通
し、且つ3つの絶縁部材がスリーブ22を台座23に連
結するために設けられている。その1つの絶縁部材24
が第2図で示されており、他の2つも同様に配されてい
る。すなわち、3つの絶縁部材はスリーブ22の周囲に
略120°の間隔で配置されている。マニピュレータ1
6は、スリーブ22を矢印25で示されるように移動さ
せるために用いられ、このようにしてスリーブ22はパ
イプ8に対して動かされ従って台座23が炉床21に対
して動かされる。ブシュ33がスリーブ22とパイプ8
との間の軸受を成している。また第2図には、かご26
と、炉床21の周囲に周方向に配置されたフィラメント
35を通る部分とが示されている。これらの要素には第
3図を参照して明細書中で後に詳細に説明される。蒸発
した物質54は図示されるように出口孔55を通って蒸
発源アセンブリ2から出る。
また、フランジ29に取(;Jけられたセンサ28と、
アナライザ30とを有する膜厚モニタが設けられている
。制御部31は、膜厚モニタの出力に応答して電源供給
部32を介して蒸発源アセンブリ2を制御する。また、
この装置は、容器4内を必要とされる高真空又は超高真
空状態に維持するために真空ポンプ及びその関連装置を
備えている。
第3図には、第2図に対して略90″に切った蒸発源ア
センブリ2の断面が示されている。この図には、パイプ
7.8、炉床21、台座23、フィラメントリード線1
2及び13、及びスリーブ22の一部が再び示されてい
る。この図には、フィラメント35が2つの導電性支持
部材36及び37に2点で溶着されている様子が示され
ている。
支持部材36は端子及びピラー38.39.40及び4
1を介してフィラメントリード線13に電気的に接続さ
れ、支持部材37は同様に端午及びピラー42.43.
44及び45を介してフィラメントリード線12に接続
されている。セラミック製の絶縁部材46及び47が、
ピラー39及び43を、即ちフィラメント35を台座2
3から絶縁している。かご26(第2図を参照)は、外
側遮蔽格子64、内側遮蔽格子49、及び図示されるよ
うな出口孔55を有する遮蔽板34を有している。
第3図で示されるように、フィラメント遮蔽部材50は
、遮蔽部材49.64及び34と共に台座23に電気的
に接続されている。作動時には(アース電位に対して)
略−10kVの電圧が線lO及び接続部材(第2図を参
照)によって台座23に印加される。フィラメント35
もアース電位に対して略−10kVの電位にバイアスさ
れ且つリード線12.13を介して印加される略20A
の電流により加熱される。バイブ8(ステンレス製)と
接触している炉床21は、略アース電位にある。蒸発さ
れるべき原料物質48は、図示されるように炉床21内
に配置されている。印加電圧は、電子束63を、52及
び53で示されるような弧状の経路に沿って原料物質4
8の方へ偏向する電場を作る。物質48の蒸発又は昇華
によって作られる蒸発物54は、遮蔽板34の孔55を
通って蒸発源アセンブリ2から出る。炉床21は、矢印
56〜60によって示されるようにバイブ7及び8を通
って流れる冷却水により冷却される。
作動時に、電子束63は、台座23の位置、即ち炉床2
1及び物質48に対するフィラメント35及びかご26
の位置を変えるようにマニピュレータ16を使用するこ
とにより最初に物質48上に合焦される。
我々は、本発明により作られた炉床を用いた場合には、
蒸発源アセンブリ2の作動中に前記合焦位置を実質的に
変更する必要がほとんどないことを発見した。炉床が回
転対称な形状であるため、球状の原料物質が消費される
につれ、該物質は対称な軸上に位置したままで下方に移
動し、その間該物質は炉床とほとんど線接触したままで
且つ炉床の底部から離れたままである。これによって熱
損失が実質的に減少する。(昇華するというよりむしろ
)溶解する原料物質は、掃引し又は電子束の合点を調節
する必要無しに溶解したままである。
このような物質は略蒸発過程に亘って略球状の形状をと
り、又はその形状のままである。熱損失が少ないのは、
クロム、テルルのような昇華する原料物質を蒸発させる
際に有利である。路線接触を維持する際における別の利
点は、炉床及び支持面から原料物質へ汚染物が通る通路
が小さいことである。
(発明の効果) 以上詳述したように1本発明によれば、原料物質を蒸発
する改良した方法を提供することができ、また、構成及
び作動が公知の蒸発源より簡単で、且つ原料物質の利用
が公知の蒸発源より改良された蒸発源装置を提供するこ
とができ、さらにこのように改良した蒸発源装置を用い
た蒸着装置を提供することができる。
本発明に係る原料物質を蒸発させる方法又は蒸発源装置
によれば、溶解した原料物質の小滴が略1つの線、例え
ば円形の線のみに沿って炉床と接触し、その結果物質か
らの熱損失が低いレベルに制御され得るので、その小滴
は、局部的な熱だけを受ける場合でも溶解したままとな
る。
また、本発明に係る原料物質を蒸発させる方法又は蒸発
源装置によれば、支持面が下向きに先細で且つ回転対称
であるので、物質の小滴が蒸発してより小さくなるにつ
れ、この小滴は回転対称な軸上に中心が合ったままで支
持面上を下降する。
従って、熱損失が少なく、前記略軸方向に向けられた粒
子のビームは前記小滴を効果的に加熱し続け、そのビー
ムを調節し又は掃引するための手段を設ける必要がない
また1本発明に係る原料物質を蒸発させる方法又は蒸発
源装置によれば、原料物質と炉床との間の接触面積を小
さくすることにより、不純物が炉床から原料物質に移動
する通路が小さくなり、その結果原料物質の汚染が減少
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は炉床上に支持された〃;(料物質塊を示す図、
第2図は本発明による蒸発源装置を含む蒸着装置を示す
図、そして第3図は蒸発源装置を詳細に示す図である。 1・・・蒸着装置、2・・・蒸発源装置、3・・・基板
、4・・・真空容器、21・・・炉床、48・・・原料
物質、61・・・支持面、63・・・電子束(荷電粒子
の束)、65・・・炉床の底部。 出願人  ヴイジー インスツルメンツグループ リミ
テッド 代理人 弁理士 渡 部 敏 彦 FIG、 1゜ FIG、2゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転対称な軸を持つ下向きに先細の支持面を有する
    炉床を設け、該炉床内にある量の原料物質を装入し、該
    原料物質を加熱して蒸発させることから成り、前記支持
    面は、前記原料物質が前記支持面により支持され且つ前
    記炉床の底部から離れた溶解した小滴を形成するように
    、形成され且つ前記物質の量が選択されることを特徴と
    する原料物質を蒸発させる方法。 2、前記溶解した原料物質の小滴が略1つの線のみに沿
    って前記炉床と接触することを特徴とする請求項1記載
    の方法。 3、前記原料物質が略球状の溶解した小滴を形成するよ
    うに前記原料物質の量を選択し、前記小滴を凹面形で、
    略円錐形の炉床によって支持することを含むことを特徴
    とする請求項1又は2記載の方法。 4、回転対称な軸を持つ下向きに先細の支持面を有する
    凹面形で且つ略円錐形の炉床を設け、略球状の前記原料
    物質塊を、前記支持面によって支持され、前記炉床の底
    部から離れ、且つ円形の線のみに略沿って前記支持面と
    接触するように前記炉床内に固形体で装入し、前記物質
    を加熱して蒸発させることから成ることを特徴とする原
    料物質を蒸発させる方法。 5、前記原料物質は昇華によって蒸発可能であることを
    特徴とする請求項4記載の方法。6、荷電粒子の束を略
    下向きで且つ略前記軸に沿って前記原料物質の方へ向け
    ることによって前記原料物質を加熱して蒸発させること
    を含むことを特徴とする上記のいずれかの請求項記載の
    方法。 7、下向きに先細の支持面を有する凹面形で且つ略球状
    の炉床と、前記支持面により支持された原料物質塊と、
    荷電粒子の束を発生し且つその束を前記物質塊に向け、
    これによって該物質を加熱して蒸発させる手段とを含み
    、前記物質塊は略球状であり、且つ前記炉床の底部から
    離れていることを特徴とする蒸発源装置。 8、前記原料物質は前記荷電粒子の束によって溶解され
    且つ溶解したときに略球状の形をとることを特徴とする
    請求項7記載の蒸発源装置。 9、前記溶解した原料物質は、前記支持面をほとんど湿
    らさないことを特徴とする請求項8記載の蒸発源装置。 10、前記原料物質は、昇華によって蒸発可能で、且つ
    前記荷電粒子の束によって加熱され且つその結果蒸発さ
    れることを特徴とする請求項7記載の蒸発源装置。 11、前記原料物質は1つの線のみに略沿って前記支持
    面と接触することを特徴とする請求項7乃至10のいず
    れかに記載の蒸発源装置。 12、前記略円錐形の炉床は、その円錐の頂点を中心に
    、略30゜乃至50゜の範囲内の半角を有することを特
    徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の蒸発源装
    置。 13、真空容器と、該容器内に設けられ、請求項7乃至
    12のいずれかによる少なくとも1つの蒸発源装置と、
    前記蒸発された原料物質が向けられる基板とを含むこと
    を特徴とする蒸着装置。
JP21475388A 1987-08-28 1988-08-29 蒸着装置及びその蒸発源装置、及び原料物質を蒸発させる方法 Pending JPH01159370A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8720415 1987-08-28
GB878720415A GB8720415D0 (en) 1987-08-28 1987-08-28 Vacuum evaporation & deposition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01159370A true JPH01159370A (ja) 1989-06-22

Family

ID=10623017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21475388A Pending JPH01159370A (ja) 1987-08-28 1988-08-29 蒸着装置及びその蒸発源装置、及び原料物質を蒸発させる方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0305202A3 (ja)
JP (1) JPH01159370A (ja)
GB (1) GB8720415D0 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035623A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Sandvik Intellectual Property Ab プラズマ活性を向上させる装置
US10998654B2 (en) 2017-07-07 2021-05-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Board connector and connection structure for circuit board and board connector

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4866239A (en) * 1988-05-31 1989-09-12 The Boc Group, Inc. Vapor source assembly with crucible
CN1048232C (zh) * 1995-10-19 2000-01-12 中山大学 中空光波导的制备工艺

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2198000B1 (ja) * 1972-08-31 1975-01-03 Cit Alcatel
DE2434652A1 (de) * 1974-07-18 1976-01-29 Siemens Ag Verfahren und vorrichtung zum belegen von traegerkoerpern als schuettgut innerhalb einer vakuumbedampfungsapparatur
JPS5274580A (en) * 1975-12-19 1977-06-22 Hitachi Ltd Boat for vacuum evaporation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007035623A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Sandvik Intellectual Property Ab プラズマ活性を向上させる装置
US10998654B2 (en) 2017-07-07 2021-05-04 Autonetworks Technologies, Ltd. Board connector and connection structure for circuit board and board connector

Also Published As

Publication number Publication date
EP0305202A3 (en) 1989-05-03
GB8720415D0 (en) 1987-10-07
EP0305202A2 (en) 1989-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4762975A (en) Method and apparatus for making submicrom powders
KR101058067B1 (ko) 극자외 방사선 또는 연질 x 방사선을 생성하기 위한 장치및 방법
US20220195581A1 (en) Source arrangement, deposition apparatus and method for depositing source material
US2960457A (en) Apparatus for vaporizing coating materials
JPH01159370A (ja) 蒸着装置及びその蒸発源装置、及び原料物質を蒸発させる方法
CN111172531A (zh) 倾斜角度下的交变磁场辅助激光再制造装置
JP2899310B2 (ja) るつぼを有する蒸発源組立体
JPS5983766A (ja) 電子銃を用いた真空蒸着装置
US5936251A (en) Liquid metal ion source
JPS6183616A (ja) 蒸気の発生方法
JP3338467B2 (ja) 電子ビームのガイド及びセンタリングの方法及び装置
EP0887435B1 (en) Free-standing rotating evaporation source
JPS6037869B2 (ja) 蒸着方法
US3485997A (en) Process and apparatus for the thermal vaporization of mixtures of substances in a vacuum
JPH02125868A (ja) 電子ビーム蒸着装置
JP4684414B2 (ja) 蒸着装置、蒸着方法、電子ビーム露光装置、偏向装置及び偏向装置の製造方法
JP2004059958A (ja) Fibをガスが供給される基板表面に照射して超電導膜を成膜する方法及びその装置
JP4094994B2 (ja) 電子源装置
JPS593815B2 (ja) イオン源
JPS60135566A (ja) 斜め方向に指向性を有する蒸発源装置
JPH04173954A (ja) 蒸着方法及び蒸着装置並びに磁気記録媒体
JPH059483B2 (ja)
JPH03289133A (ja) 集束ビームアシストデポジション装置
JPS5814876B2 (ja) 電子ビ−ム蒸着方法
JP2994591B2 (ja) 真空蒸着用蒸発方法と装置