JPS6210689Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210689Y2
JPS6210689Y2 JP15287382U JP15287382U JPS6210689Y2 JP S6210689 Y2 JPS6210689 Y2 JP S6210689Y2 JP 15287382 U JP15287382 U JP 15287382U JP 15287382 U JP15287382 U JP 15287382U JP S6210689 Y2 JPS6210689 Y2 JP S6210689Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power component
circuit
display
component
active power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15287382U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5956574U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15287382U priority Critical patent/JPS5956574U/ja
Publication of JPS5956574U publication Critical patent/JPS5956574U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6210689Y2 publication Critical patent/JPS6210689Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、二重積分形A/D変換器の割り算
機能を利用したデジタル表示式力率計に関するも
のである。
一般に、被測電路の力率をデジタル表示するに
は、有効電力測定回路と無効電力測定回路とから
測定される被測電路の有効電力成分Pと無効電力
成分Qとをベクトル演算回路に入力して√2
Q2なる皮相電力成分を求め、割算器にて有効電
力成分P/皮相電力成分√22の演算を行な
つて力率成分(cos)を算出し、その力率成分
に比例した電圧をA/D変換器を介してデジタル
表示器に入力するようにしている。この従来例に
おいては、デジタル表示値の信頼性は主として割
算器の精度に左右される。しかしながら、性能お
よび安定性において優れた割算器を形成すること
はその回路構成が複雑となり、また、それにかか
るコスト比重が高くなるため好ましくない。この
点に鑑み本出願人は、二重積分形A/D変換器の
割り算機能に着目した高精度、かつ、回路構成が
簡単なデジタル表示式力率計をすでに出願してい
る。(実願昭57−15769号)。すなわち、第1図に
示されているように、まず有効電力成分Pを一定
時間T1積分したのち、皮相電力成分√22
逆極性にて逆積分し、その電圧が当初の基準電圧
と一致するまでの期間T2にゲートを通過するク
ロツクパルスを計数することにより、P/√2
Q2なる力率値が求められる。この場合、上記有
効電力成分Pと皮相電力成分√22に脈動や
雑音信号等が一定量含まれていると仮定すると、
第1図想像線で示すように、皮相電力成分√2
Q2の電圧レベルが有効測定範囲の下限近傍では
上限近傍に比較して上記計数値の変動が大きくな
り表示がちらついて読取りにくくなるという問題
が生ずる。このような変動を抑えるには、入力段
にフイルタを挿入する方法があるが、フイルタの
時定数を大きくすると応答速度が遅くなるという
欠点がある。
したがつて、この考案の目的は、皮相電力成分
のレベルを検出し、それに応じて表示桁数を制御
することにより、応答速度を遅くすることなく表
示の変動による読取りにくさを解消したデジタル
表示式力率計を提供することにある。
第2図を参照すると、この力率計は、被測定電
路の有効電力成分Pと無効電力成分Qとをそれぞ
れ測定する有効電力測定回路1および無効電力測
定回路2と、上記有効電力成分Pと無効電力成分
Qとから皮相電力成分√22を演算するベク
トル演算回路3と、上記有効電力成分Pと皮相電
力成分√22とをうけてその力率値を求める
二重積分形A/D変換器4とを有している。この
二重積分型A/D変換器4は、第3図に例示され
ているように、演算増巾回路5とこれに並列接続
されたコンデンサCとからなる積分器6を有し、
その入力側には抵抗Rを介して電子スイツチ7が
接続されており、この電子スイツチ7により有効
電力測定回路1からの有効電力成分Pとベクトル
演算回路3からの皮相電力成分√22とが選
択的に入力される。この場合、皮相電力成分は図
示しない極性反転回路を介して逆極性にされ、−
22なる信号として電子スイツチ7に供給
されるようになつている。一方、積分器6の出力
側には電圧比較回路8が接続されており、この実
施例においては電圧比較回路8の基準電圧は0V
に設定されている。また、この積分形A/D変換
器4は、クロツクパルス発振器9と、この発振器
9からのクロツクパルスを計数する計数回路10
と、発振器9からのクロツクパルスをうけて所定
のタイミングで動作する制御回路11とを備えて
いる。計数回路10は、制御回路11からの信号
によつてクロツクパルスの計数を開始し、上記電
圧比較回路8からの信号によつてその計数動作を
終了するように制御され、その間に計数された計
数値信号をデジタル表示器12に出力する。な
お、参照符号13は積分器6のコンデンサCを放
電するためのアナログ形スイツチであり、このス
イツチ13と上記電子スイツチ7は制御回路11
によつて制御されるように構成されている。そこ
で、この二重積分形A/D変換器4の動作を第4
図のタイミングチヤートを参照しながら説明す
る。なお、同図において、aは積分器6の出力波
形、bは積分器6の入力波形、cは計数回路10
のゲート波形を示している。
まず、時間t0において電子スイツチ7を有効電
力測定回路1側に接続し、その有効電力成分Pを
積分器6により時間t1に至るまでの一定期間T1
分すると、時間t1における積分器6の出力電圧V0
は、V0=1/CR∫ 1t0P(t)dt となるが、期
間T1 に比べて有効電力成分Pの変化が十分長く一定で
あると仮定すれば、V0=P/CRT1 ……(1) と表わされる。
つぎに、時間t1において、電子スイツチ7をベ
クトル演算回路3側に接続すると、皮相電力成分
22が有効電力成分Pとは逆極性にて積分
器6に入力される。これにより、積分器6の出力
電圧は、第4図aに示すように、前述のT1期間
とは逆の傾斜で積分され、時間t2で再び0Vに達す
る。この関係は、0V=V0−1/CR∫ 2t12
)+ Q2(t)dtなる式で表わされ、ここで無効電力
成分Qも有効電力成分Pと同様に一定であり、ま
た、時間t1から時間t2までの期間をT2とすれば、 V0=1/CR√22T2 ……(2) となる。そ
し て、上記(1)式をこの(2)式に代入すると、 P/CRT1=1/CR√22T2 すなわち、T2
T1・ P/√22=T1COS となる。
したがつて、時間t1において制御回路11より
計数回路10にゲート開信号を印加してロツクパ
ルス発振器9から供給されるクロツクパルスの計
数を開始させ、他方、積分器6の出力電圧V0
0Vになる時間t2において電圧比較器8から計数回
路10にゲート閉信号を出力することにより、計
数回路10には期間T2に比例したクロツクパル
ス数が計数され、かつ、その計数値が力率数値と
してデジタル表示器12に表示されることにな
る。なお、この実施例においては、デジタル表示
器12には所謂31/2桁表示のものが使用されて
おり、また、二重積分形A/D変換器4の変換レ
ートは、上記有効電力成分Pと皮相電力成分√2
+Q2とが等しいとき、すなわち力率が1のと
き、1×103カウントとなるように設定されてい
て、これによりデジタル表示器12にて表示され
る数値をそのまま直読することができるようにな
つている。
そして、この考案においては、上記ベクトル演
算回路3から出力される皮相電力成分√22
のレベルを検出する比較回路14を有し、また、
上記デジタル表示器12の各表示桁12a〜12
dのドライバーとしてはブランキング端子付デコ
ーダドライバー15a〜15dが用いられてい
て、上記比較回路14の出力によつて所定の下位
表示桁が消去されるようになつている。すなわ
ち、この比較回路14は、予め設定された基準値
Eを有し、上記皮相電力成分√22とこの基
準値Eとを比較し、√22>Eのときには例
えば「H」レベル信号を出力し、一方、√2
Q2Eのときには例えば「L」レベル信号を出
力する。上記デコーダドライバー15a〜15d
のうち、この実施例においては、最下位桁12d
に対応するデコーダドライバー15dのブランキ
ング端子がNPNトランジスタ16のコレクター
エミツタを介してアースに接続されており、ま
た、トランジスタ16のベースは比較回路14の
出力端子に接続されている。したがつて、皮相電
力成分√22>基準値Eなる条件下において
は、比較回路14から出力される「H」レベル信
号によりトランジスタ16が導通状態に保持され
るため、デジタル表示器12の各表示桁12a〜
12dは点灯状態にあり、二重積分形A/D変換
器4から出力されるBCDコードのデジタル表示
信号をうけて力率値を例えば「0.775」の如く表
示する。因みに、有効電力成分Pと皮相電力成分
22とが一致したときには「1.000」と表示
される。これに対して、√22Eなる条件
下においては、比較回路14の出力信号が「L」
レベルとなるため、トランジスタ16は非導通と
なる。これにより、最下位表示桁12dが消去さ
れ、デジタル表示器12には例えば「0.77」の如
く、また、有効電力成分Pと皮相電力成分√2
Q2とが一致したときには「1.00」の如く1桁落し
た状態で力率値が表示されることになる。このよ
うに、皮相電力成分√22が所定の基準値E
以下のときには、最下位表示桁12dが消去され
るため、ノイズ成分に基因する表示のちらつきに
よる読取りにくさが解消される。なお、上記実施
例では、最下位表示桁12dのみを消去可能とし
ているが、場合によつてはその上位の表示桁12
cをも同時に消去できるようにしてもよく、その
消去桁数は任意である。また、ブランキング端子
のオン,オフをトランジスタ16によつて行なう
ようにしているが、他のスイツチ素子でもよいこ
とは勿論である。
上記した実施例の説明から明らかなように、こ
の考案によれば、二重積分形A/D変換器を用い
て力率成分を求めるデジタル表示式力率計におい
て、特に皮相電力成分のレベルが有効測定範囲の
下限近傍にあるときには所定の下位表示桁を消去
するようにしたことにより、表示のちらつき現象
による読取りにくさを応答速度を変えることなく
解消することができ、きわめて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は二重積分形A/D変換器を用いて力率
成分を求める原理を説明するためのタイミングチ
ヤート、第2図はこの考案による一実施例を示し
たブロツク線図、第3図は第2図中における二重
積分形A/D変換器の回路図、第4図は第3図の
各部分におけるタイミングチヤートである。 図中、1は有効電力測定回路、2は無効電力測
定回路、3はベクトル演算回路、4は二重積分形
A/D変換器、12はデジタル表示器、14は比
較回路、15a〜15dはブランキング端子付デ
コーダドライバーである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定電路の有効電力成分Pおよび無効電力成
    分Qとを測定する有効電力測定回路と無効電力測
    定回路と、前記有効電力成分Pおよび前記無効電
    力成分Qにより皮相電力成分√22を求める
    皮相電力成分演算回路と、前記有効電力成分Pを
    一定時間積分したのち、前記皮相電力√22
    を逆極性にて逆積分する積分器と、該積分器の逆
    積分開始時点からその出力電圧が予定された基準
    電圧と一致するまでの間クロツクパルスを計数す
    る計数回路と、該計数回路の計数値をデジタル表
    示する表示器とを含み、かつ、前記有効電力成分
    Pと前記皮相電力成分√22とが一致したと
    きに前記計数回路の計数値が1×10nとなるよう
    に前記クロツクパルスの周波数が設定されている
    デジタル表示式力率計において、 前記皮相電力成分√22と了め設定されて
    いる基準値Eとを比較し、√22Eのとき
    に前記表示器の下位表示桁にブランキング信号を
    出力する比較回路を備えていることを特徴とする
    デジタル表示式力率計。
JP15287382U 1982-10-08 1982-10-08 デジタル表示式力率計 Granted JPS5956574U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15287382U JPS5956574U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 デジタル表示式力率計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15287382U JPS5956574U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 デジタル表示式力率計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5956574U JPS5956574U (ja) 1984-04-13
JPS6210689Y2 true JPS6210689Y2 (ja) 1987-03-13

Family

ID=30338377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15287382U Granted JPS5956574U (ja) 1982-10-08 1982-10-08 デジタル表示式力率計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5956574U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5956574U (ja) 1984-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4626765A (en) Apparatus for indicating remaining battery capacity
US4054781A (en) Method and apparatus for instantaneously measuring and indicating fuel consumption rate
JPS6210689Y2 (ja)
EP0251528B1 (en) Digital peak-hold circuit
US3624410A (en) Balanced integrate and dump circuit for measuring duty cycle of a pulse train
JPH0336936Y2 (ja)
EP0238646B1 (en) Dual slope converter with large apparent integrator swing
US4097798A (en) Oscilloscope sweep rate indicator system
CN108037358B (zh) 单片机频率测试系统及方法
JPH0633427Y2 (ja) ジッタ測定装置
JPH05149905A (ja) 測定装置
JP3239338B2 (ja) リップルノイズ電圧測定装置
JPH0325186Y2 (ja)
JPH035990Y2 (ja)
SU676937A1 (ru) Электроизмерительный прибор
JPH10132911A (ja) バッテリー残容量計
JPH04175690A (ja) 時間計測装置
JPS6222850Y2 (ja)
SU894590A1 (ru) Аналоговый тахометр
SU991317A1 (ru) Цифровой измеритель отношени двух напр жений
JPH0395484A (ja) 電子時計の歩度計測装置
JPH0765964B2 (ja) 減光式煙感知器
RU2111498C1 (ru) Измеритель электрической энергии
JP2917278B2 (ja) 位相差検出回路
SU1388815A1 (ru) Измеритель сигналов датчика с низкочастотным выходом