JPS6197434A - 制電性複合糸 - Google Patents

制電性複合糸

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JPS6197434A
JPS6197434A JP21676884A JP21676884A JPS6197434A JP S6197434 A JPS6197434 A JP S6197434A JP 21676884 A JP21676884 A JP 21676884A JP 21676884 A JP21676884 A JP 21676884A JP S6197434 A JPS6197434 A JP S6197434A
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fiber
antistatic
synthetic
synthetic fiber
composite yarn
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JP21676884A
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大口 正勝
伴 董
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1合成繊維100%であるにもがかわらず、制
電性に優れ、ヌメリ感もなく、絡合性にすぐれ均一な糸
状を有し、しかもシルキーなタッチで優雅な光沢を有す
る複合糸に関する。
(従来の技術) 近年1合成繊維マルチフィラメント糸なかんずくポリエ
ステル系繊維のマルチフィラメント糸ハ光沢に富むこと
から婦人ドレス、ブラウスなどに広く用いられている。
特に細デニール化と相俟ってこの傾向が著しい。
しかしながら5合成繊維100チであるところから、静
電気による障害が起こり易い。また、ドレスなどの製品
にはヌメリ感がありS製品に光沢があってもそれは単な
る光沢にすぎず、とても優雅な光沢があるとはいえない
ものであった。
さらにまた、スパン糸の外観や風合も見られず、冷い感
じの製品しか得られなかった。
なお1合成繊維の静電気発生を抑えるために合成繊維全
ポリオキシアルキレングリコール系の化合物で変性する
ことが行なわれるが、得られた繊維は耐光性が低いとい
う欠点がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は1合成繊維100%であるにもかかわらず、静
電気による障害が起こらず、しかも耐光性ニ優れ、シル
キーなタッチでウールの温かさを持った優雅な光沢を有
する複合糸を提供すること金目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は次のような構成を有する。すなわち。
本発明は1合成繊維マルチフィラメントと合成繊維ステ
ープル繊維群とが混合された複合糸であって、前記合成
繊維マルチフィラメントの繊度が15〜100デニール
の範囲にあり、しかも該合成繊維マルチフィラメントを
構成するフィラメントの繊度が0.1〜5.0デニール
の範囲にあるとともに、この合成繊維マルチフィラメン
ト及び合成繊維ステープル繊維群の少なくともいずれか
が制電性繊維であり、さらに前記合成繊維ステープル繊
維群を構成するステープル繊維の繊度が0.1〜5.0
デニールの範囲にあり、該ステープル繊維が前記複合糸
に占める割合が20〜80重量係であ世上とを特徴と、
する制電性複合糸である。本発明は合成繊維フィラメン
トと合成繊維ステープiv。
少なくともいずれかを制電性にして合成繊維の欠点であ
る静゛ボ気の発生を抑え、しかも繊度と混合割合との組
合せによる相乗効果によって、シルキーなタッチで優雅
な光沢を有するなど種々の特徴を有するようにしたもの
である。
以下に1本発明の詳細な説明する。
本発明に係る制電性複合糸は合成繊維マルチフィラメン
トと合成繊維ステープル繊維群とが混合され、少なくと
もいずれかを制電性にしたものである。ここで合成繊維
が選択された理由は、少くとも光沢を出すためであり1
合成繊維の例としてはポリエステル系繊維、ポリアミド
系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維などがあげられる
が、このうちでもポリエチレンテレフタレートやポリブ
チレンテレフタレートに代表されるポリエステル系繊維
が優雅な光沢を出し、しかも寸法安定性に優れていると
ころから好ましい。合成繊維は、ポリオキシIIL’キ
レングリコールまたはその誘導体を少くとも0.5 、
/重量メチ含有せしめた合成繊維であり、該合成繊維が
複合糸に制電性を与える。
また、かかる制電性の合成繊維マルチフィラメントの耐
光性の低さが、ステープル繊維群と複合されることによ
り大幅に改善される。ここに好ましい制電性の合成繊維
のマルチフィラメントまたはステープル繊維群としては
、ポリオキシアルキレングリコ−/L’またはその誘導
体(以下「POG Jという)を少く°ともO,S 、
Z重量4%含有せしめた繊維形成性熱可塑性重合体を溶
融紡糸してなる繊維であって、アルカリ減量処理前およ
びアルカリ減量処理後の電荷漏洩半減期がいずれも15
0秒−〇 − 以下で、かつアルカリ減量処理した場合に繊維表面に、
繊維軸方向に配列された無数の縦長の多条溝を発現する
ことによって特徴づけられる制電性繊維があげられる。
制電性のレベルはPOGの金遣製糸条件下では50秒以
下という従来品にはない優れた制電性を示す。
本発明の制電性の合成繊維マルチフィラメントまたはス
テープル繊維群は、特殊な溶融紡糸法を採用することに
よって得ることができる。すなわち、P OG ’k 
0.5重置チ以上含有せしめた繊維形成性熱町塑性重合
体金、紡糸孔単孔の開口面積が0.2 d以」二である
充実繊維製造用紡糸口金を用い。
紡糸目金単孔の開口面積5(−)と単孔あたりの吐出!
tQ(f/分)との関係が次式(1)全満足する条件、
好ましくは次式(2)全満足する条件で溶融紡糸すると
いった新規な紡糸方法によって紡糸し、紡出糸条を常法
により冷却固化後500〜aooo m7分の捲取速度
で捲取り、常法通り延伸して得られる。ただし、600
0m/分以上の高速紡糸の場合は紡糸工程で充分配向が
進むため、捲取り後の延伸は特にしなくてもよい。
S≧0.0202 + 0.2  ・・・・・・・・・
・・・(1)S≧0.I Q2 + 0.2  ・・・
・・・・・・・・・・・・(2)上記の紡糸法によって
得られたFOG含有合成繊維が優れた耐久制電性を保持
する理由については、いまだ正確には解明していないが
1本発明の繊維を溶融紡糸法によって製造する際の特殊
な製糸条件、特に紡糸孔単孔内でのPOG含有繊維形成
性熱可塑性重合体の流動伏帽が大きく寄与しているもの
と推測している。即ち、紡糸孔単孔の開ロ面積ヲ0.2
−以上と大きくシ、紡糸孔単孔内での繊維形成性熱可塑
性重合体溶融物の流動摩擦損失エネルギーが著しく小さ
い条件で紡糸することで実質的に繊維形成性熱可塑性重
合体に非相溶のPOGが制電性向上に対して極めて有効
な分牧伏態で繊維化されるものと考えられる。このこと
は減量処理によって繊維の表面に発現する繊維軸方向に
、極めて長い縦長の無数の多条溝の存在からも考察され
る。
方向に長さ約50μの範囲にわたって連続貫通している
。かかる細溝の巾は約0.05〜2μである。
また、減量処理後の本発明の繊維の表面には、該細溝が
繊維軸に直角な断面の外周方向の平面距離向に長さ約1
00μの範囲にわたって連続貫通し−,−“ ている。該多条溝の長さは実質的に繊維の直径の10〜
20倍以上と評価される。これに対して従来法によるP
OG含有ポリエステル繊維を減量処理シた場合は1本発
明の繊維が示す繊維軸に平行に配列された特別に長い多
条溝の形態は発現されず、長さ数μ程度又はそれ以下の
極めて短い筋状または斑点状の細孔が見られ、この細孔
は本発明の繊維において発現する前記多条溝とは全く異
質のものである。
減量処理に用いる溶剤あるいは分解剤としては。
例えばPOG含有制電性繊維がポリエステル系繊維の場
合には、アルカリ化合物の水溶液が一般的に用いられる
。アルカリ化合物としては苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸
ソーダなどが例示される。減量率としては5〜30.f
i重量f%が一般的である。1本発明にいうポリオキシ
アルキレングリコールまたはその誘導体(POG )と
は熱可塑性合成繊維に混入して制電性を付与することが
、たとえば特公昭39−5214号公報、特公昭57−
4724号公報等に見られるごとく、一般に知られてい
るすべてのもの金言うものでその具体例としては5例え
ばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ−/
L/、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのラン
ダムまたは、ブロック共重合体、ポリテトラメチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコールにエチレンオ
キシドを付加して得られるブロック共重合体、ポリエチ
レングリコールのヲウレート、ポリエチレングリコール
のホスフェート、するいはその部分アルカリ塩、ポリエ
チレン   ′−10= グリコールのホスホネートあるいは、その部分アルカリ
塩のごとき片末端または両末端がエステル化されたポリ
エーテル化合物、ポリエチレングリコールとポリエチレ
ンテレフタレートのブロック共重合体、ポリテトラメチ
レングリコールトポリエチレンテレフタレートあるいは
ポリエチレンテレフタレートとのブロック共重合体、ポ
リエチレングリコールとポリε−カプラミドとのブロッ
ク共重合体などがあげられる。本発明でいうPOGは以
上の具体例に限定されるものではないし、又これら化合
物の単独あるいは2種以上の混合物であってもよいこと
は言うまでもない。
本発明で使用されるべきPOGは1以上のべたようなP
OGであればよい。さらに、この添加含有されるべきP
OGにあらかじめ酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、有
機または無機のイオン性化合物、その他の添加剤を混合
しておいてもよい。
添加すべきPOGの量は、0.5重量%未満では。
は半減期で150秒を超え実用的には不充分である。
よって本発明でのPOGの繊維形成性熱可塑性である。
POGの含有量の上限は本発明では特に限定するもので
はないが、一般にPOG含有量が増大するにつれて得ら
れる繊維の染色物における耐光堅牢度が悪化するので、
この染色物における耐光堅牢度が実用上問題とならない
範囲内でPOG含有量の上限全適宜選定する必要が生じ
る。本発明者等の知見によれば、POGの種類、POG
の分子量、耐光性向上剤併用の有無等によっても差異が
あるが、一般的にはPOGの含有量が約7重量%を超え
ると耐光性の低下が顕著となるので。
通常は約7重量%がPOG含有量の上限の目安となる。
しかしながら制電性はPOG含有量が多い程良好となる
から、実際的には制電性と耐光性の両面から、目的、用
途に応じてPOG含有量を決定することになる。
本発明の実施に際しては上記の制電性マルチフィラメン
トを与える繊維形成性熱可塑性重合体のうち、特に一般
式 (ただしnは2〜6の整数)で示される繰返し単位を主
体とするポリエステルやナイロン6、ナイロン66等で
代表されるポリアミドに対して優れた効果を発揮する。
また特にポリエステルの場合、共重合成分とし垣基性染
料可染性ポリエステルや、リン化合物を単独または2価
金属とともに添加したポリエステルに対して優れた効果
を発揮する。
次に、マルチフィラメントとステープル繊維群とが混合
されていることは、ヌメリ感をなくし強力を向上するた
めであり、制電性を維持し、かつ耐光性全低下させない
ためである。そして、この混合は、フィラメントとステ
ープル繊維とが混じり合って配置していることを意味す
るが、特にフィラメントとステープル繊維とが偏りなく
配置した部分と偏って配置した部分とが糸の長手方向に
交互に分布した混合が得られる複合糸の絡合を高める上
で好ましい。
また、マルチフィラメントの繊度(デニー)V )は1
5〜100デニールの範囲になければならない。マルチ
フィラメントはステープル繊維群と混合されているわけ
であるが、その太さが一定の範囲になければシルキーな
タッチは得られがたい。
なお、混合とは、フィラメントとステープル繊維とが均
一に混じり合った部分が糸の長手方向に少なくとも間欠
的に存在する形感をいい1例えばマルチフィラメント全
開繊しドラフトされた繊維束と重ね合わされて撚り掛け
されて製造されるステープル繊維とフィラメントが混じ
り合った形態をいう。15デニ一ル未満であれば光沢は
少なくなり、100デニールを超えるとシルキーなタッ
チが失なわれてしまうので、シルキーなタッチで優雅な
光沢を出すためには少なくともマルチフイラメントの繊
度は値上の範囲になければならない。
さらに、優雅な光沢を出すためにはマルチフィラメント
の繊度(デニール)ばかりでなく1個々のフィラメント
の繊度とステープル繊維の繊度(デニー/I/)が、あ
る範囲に、すなわち夫々0.1〜5.0デニール好まし
くは0.1〜1.0デニールの範囲になければならない
。けだし0.1デニ一ル未満であるとふにゃふにゃとな
り、5.0デニールをこえるとガサツキが出てシルキー
調からほど遠くなるからである。また、ステープル繊維
は1等長カット、不等長カットのいずれでも良く、要す
るに複合糸とした場合にヌメリ感を出さない役目を果た
すものである。そしてステープル繊維の平均繊維長(*
g)は、ウールの温かさを出すためには50〜300g
mの範囲にあることが好ましく、また綿の温かさを出す
ためには25〜501nHの範囲にあることが好ましい
さらに、ステープル繊維が前記複合糸において占める割
合(重量%)は20〜80重量%になければならない。
20重量世上満の場合には、得られた複合糸の耐光性が
悪くなり、かつステープル繊維とフィラメントとの糾合
が悪くなる。80重量%を超えると制電性が低下するし
1斑の少ない均一な複合糸が得られにくくなる。
また、撚係数(インチ方式)は2.6〜4.5の範囲に
あることが好ましい。2.6未満になると絡合性が悪く
なり、また4、5を超えるとシルキーなタッチが得られ
にくくなるので1本発明のようにシルキーなタッチで優
雅な光沢を出すためには値上の範囲にすることが好まし
い。
なお、複合糸は+1gg以上の毛羽で200〜900ケ
/10mの毛羽指数を有することが好ましく。
さらにはこれに加えて3IllI以上の毛羽で20〜9
0ケ/10mの毛羽指数を有することがより好ましい。
これは、絡合性全高め、より優雅な光沢とよりシルキー
なタッチと金出すためである。ここでいう毛羽指数は敷
島紡績株式会社製のF−インデックステスターで測定し
た。
なお、上記複合糸の製造において、ステープル繊維群と
して、POG含有ポリエステルからなるステープル群を
用いる場合には制電性能はより高くなるが、耐光性はい
くらか低くなる。
なお、本発明においては合成繊維のマルチフィラメント
を制電性にすることが好ましい。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を示す。実施例中、特別に記載
のないかぎり百分率は重量百分率1部は重量部を表わす
。電荷漏洩半減期(以下、単に半減期という)、耐光性
の測定及び洗濯処理は、以下の方法によった。
(イ)半減期; 得られたフィラメント全編成した後、JIS−L−10
94−1980(織物及び編物の帯電性試験方法)に規
定のA法(半減期測定法)により測定した。半減期が短
いほど良好な制電性を意味する。
(→ 耐光性; 得られたフイラメン)1−編成した後1編成物を、レゾ
リンブルーFBL(バイエル社製分数染料)の1.0チ
owf 、溶比1:50の染液で。
130℃で60分間常法により染色し、還元洗浄して風
乾後、JIS−L−0842−1971(カーボンアー
ク燈光に対する染色祭ろう度試験方法)によった。判定
級数が高いほど、良好な耐光性を示す。
(ハ)洗濯処理: 編成物を中性洗剤0.5 f / l水溶液で、40℃
で20分間、家庭洗濯機による洗濯を行い。
脱水をした後、常温流水下で20分間すすぎ、再度脱水
をした後、40℃の温水で5分間すすぎを行って脱水す
る。以上の操作を20回くり返した後、風乾して帯電性
試験の試料に供した。
実施例1 テレフタル酸およびエチレングリコールかう常法により
エステル化を行ない、初期縮合金へて重合完結の直前に
、ポリエチレングリコール(PEG。
平均分子量20.000 )にあらかじめヒンダードフ
ェノ−p系酸化防止剤である。  1,3.5− )リ
スチル−2,4,6−)リス(3,5−ジターシャリ−
ブチA/−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン1 i、
o%−18= 添加し溶融混合したものを、PEG含有量として3%に
なるように加えて重合完結し、フェノール/テトラクロ
ロエタン(6部/4部)の混合溶媒中30℃で測定した
極限粘度が0.635のPEG含有ポリエステ/L’を
得た。
このポリエステ)Vf使用して、紡糸孔単孔の開口面積
Sが0.785−の充実繊維製造用円形紡糸孔を36個
有する紡糸口合金用い、単孔あたりの吐出量Qが0.5
重1分の条件で290℃で溶融紡糸を行ない、1300
m/分でまきとったのち常法によって延伸し、50デニ
ール/36フイラメントの制電性ポリエステルフィラメ
ント[A) k得た。
このポリエステルフィラメント[A)を電気開繊して、
 [i1’i!1ffo、630のポリエチレンテレフ
タレートから溶融紡糸して得られた単繊度0.7デニー
A/、等長繊維長441Mのドラフトされているステー
プル群[B)と重ね合わせてステープル繊維の混率が4
0%かつ撚係数3.2の80′S複合糸を製造した。こ
の複合糸を単糸で経密度130本/ifL。
緯密度110本/ inのローンに製織した。このロー
ンをカヤロンポリエステルヴアイオレットRNF(日本
化薬社1分散性染料)で通常条件下にすみれ色に浸染し
、春夏用ブラウスを縫製したところ。
着脱時に静電気の発生がなく、かつ非常に優雅な光沢を
有し、シルキーなタッチのブラウスが得られた。
なお、比較のためポリエステルフィラメント囚にかえて
PEGが添加されていないポリエチレンテレフタレート
からなる50デニー1v/36フイラメントの繊維〔C
)を用いて、上記同様の複合糸からなるローン金つくっ
た。また、前記のPEG添加制電性ポリエステルフィラ
メント(A)単独のインターロックをつくった。これら
について半減期と耐光性を比較し表1の結果全書た。
表         1 によるローン (比 較)C/Bり合糸  300以上 300以上 
  5によるローン (比 較)Aのみによる   20    25   
4〜5インターロツク 本発明によるローンが、制電性と耐光性の両方に優れて
いることが示された。
実施例2 3.5−ジ(力pボメトキシ)ベンゼンスルホン酸ナト
リウムを全酸成分に対し1.3モ/L/%になるように
ジメチルテレフタレート、エチレングリコールおよび触
媒とともに仕込み1通常の方法によってエステル交換反
応1型縮合反応を行なって極限粘度0.480のポリエ
ステA/l−得た。このポリエステルに実施例1と同じ
ヒンダードフェノール系酸化防止剤を含むPEG′t−
PEGとして3%になるよう2軸混練機によって配合し
、PEG含有チップをつくった。このチップを用い、実
施例1と同様な溶融紡糸をし50デニール/36フイラ
メントの制電性ポリエステルフィラメントCD) を得
た。ついで実施例1と同様にしてポリエチレンテレフタ
レートのステープル群CB)、!1合A’tつくり、ロ
ーンを製織した。このローンの洗濯20回後の半減期は
42秒で良好な制電性を示した。
また、実施例1と同様に染色、縫製したブラウスは、優
雅な光沢とシルキーなタッチを示した。
(発明の効果) このように1本発明によれば合成繊維100チであるに
もかかわらず、静電気による障害が起こらず、しかも耐
光性に優れ、シルキーなタッチで優雅な光沢を有する制
電性複合糸が得られ、この複合糸は高級婦人ドレスやブ
ラウスに好適であるという顕著な効果が奏される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成繊維マルチフィラメントと合成繊維ステープ
    ル繊維群とが混合された複合糸であつて、前記合成繊維
    マルチフィラメントの繊度が15〜100デニールの範
    囲にあり、しかも該合成繊維マルチフィラメントを構成
    するフィラメントの繊度が0.1〜5.0デニールの範
    囲にあるとともに、この合成繊維マルチフィラメント及
    び合成繊維ステープル繊維群の少なくともいずれかが制
    電性繊維からなり、さらに前記合成繊維ステープル繊維
    群を構成するステープル繊維の繊度が0.1〜5.0デ
    ニールの範囲にあり、該ステープル繊維が前記複合糸に
    占める割合が20〜80重量%であることを特徴とする
    制電性複合糸。
  2. (2)合成繊維マルチフィラメント及び合成繊維ステー
    プル繊維群の少なくともいずれかがポリオキシアルキレ
    ングリコールまたはその誘導体を少くとも0.5重量%
    含有せしめた繊維形成性熱可塑性重合体を溶融紡糸して
    なる繊維であつて、該繊維の溶剤あるいは分解剤による
    減量処理前および減量処理後の電荷漏洩半減期がいずれ
    も150秒以下で、かつ減量処理した場合に繊維表面に
    、繊維軸方向に配列された無数の縦長の多条溝を発現す
    ることによつて特徴づけられる制電性繊維である特許請
    求の範囲第(1)項記載の制電性複合糸。
  3. (3)合成繊維マルチフィラメント及び合成繊維ステー
    プル繊維群の少なくともいずれかが減量処理したときに
    発現する無数の縦長の多条溝の大半が、繊維軸方向の長
    さ50μの領域の全長を貫通している制電性繊維である
    特許請求の範囲第(2)項記載の制電性複合糸。
  4. (4)合成繊維マルチフィラメント及び合成繊維ステー
    プル繊維群の少なくともいずれかが減量処理したときに
    発現する無数の縦長の多条溝の3分の1以上が、繊維軸
    方向の長さ100μの領域の全長を貫通している制電性
    繊維である特許請求の範囲第(2)項記載の制電性複合
    糸。
  5. (5)合成繊維マルチフィラメント及び合成繊維ステー
    プル繊維群の少なくともいずれかがポリエステル系制電
    性繊維である特許請求の範囲第(1)項。 第(2)項、第(3)項または第(4)項記載の制電性
    複合糸。
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