JPS6197224A - 新規なリンホカイン - Google Patents

新規なリンホカイン

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JPS6197224A
JPS6197224A JP59218643A JP21864384A JPS6197224A JP S6197224 A JPS6197224 A JP S6197224A JP 59218643 A JP59218643 A JP 59218643A JP 21864384 A JP21864384 A JP 21864384A JP S6197224 A JPS6197224 A JP S6197224A
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JP
Japan
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activity
human
cell
cells
natural killer
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Pending
Application number
JP59218643A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Osawa
利昭 大澤
Yoshiro Kobayashi
芳郎 小林
Makoto Asada
誠 浅田
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Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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Priority to NO854122A priority patent/NO854122L/no
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Publication of JPS6197224A publication Critical patent/JPS6197224A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/52Cytokines; Lymphokines; Interferons

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  • Molecular Biology (AREA)
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  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒトT細胞ないしはヒトT細胞ハイブリドーマ
が産生じ、新規薯ζ見出されたリンホカインlζ間する
リンホカインとは、抗原あるいはマイトゲンによって活
性化されたリンパ球より放出される種々の生物学的活性
を有する非抗体性可溶性物質の総称である。リンホカイ
ンは、狭義には、活性化T細胞から産生され細胞性免疫
の一次的媒体として   ゛作用するものを指すが、そ
のほかに免疫応答における細胞間相互作用に関与する一
群の因子があり。
今日では両者を含めてリンホカインと呼ばれることが多
い。前者には、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)
、マクロファージ活性化因子(MAF)、リンホトキシ
ン、(LT)などが、後者には抗体産生の抑制因子、ヘ
ルパー因子、T細胞増殖因子(IL−2)などが含まれ
る。
リンホカインは通常のリンパ球培養上清中からはきわめ
て限られた量#よび純度でしか得られず。
そのため多くのリンホカインはその役割について確定的
な結果が得られていない。しかしながら。
リンホカインの中には大量に得られるなら臨床応用の可
能性をもつものがあるため、数多(の研究者がリンホカ
インを産生ずるT腫瘍味の検索、T細胞ハイブリドーマ
の樹立に携わってきている。
その結果1例えば、IL−2に関してはそれを産生ずる
ヒトT腫瘍味(Jurkat−FHCRC)の発見。
モノクローナル抗IL−2抗体の作成とそれを用いたT
細胞増殖、アロキラーT細胞分化誘導におけるIL−2
(7)役割の確定、mRNAとcDNAの分離同定がす
でに終了しようとしている。これはインターフェロンと
同様の研究方向であり、このようにして遺伝子工学の助
けを借りて大量かつ純粋基ζ得られたリンホカインを用
いることにより、臨床応用はもとよりその構造と機能の
関係2作用機構の解析、  18σi#Oでの役割の確
定が順次可能となることが十分に予想される。
さて、ある種の癌細胞に対して破壊的に作用する細胞と
してナチュラルキラー細胞の存在が知られており、当該
細胞の活性に影響のあるリンホカインに関心が寄せられ
ている。例えばインターロイキン−2詔よびインターフ
ェロンはナチュラルキラー細胞の活性の増大を誘導する
ことが示されている。またナチュラルキラー細胞から癌
細胞に対して毒性のある因子が産生され、これがナチュ
ラルキラー細胞の活性を発揮している可能性が大きいと
いうことが提示されており、そしてこの因子が実はリン
ホトキシンの成る形態であるかもしれないということが
示されている。他方、ヒトリンパ球と癌細胞とを接触せ
しめるとリンパ球の細胞毒性を強化する因子が遊離され
てきて、この因子が一種のリンホトキシンであると考え
られた。
さらにまたリンホトキシンは癌細胞のナチュラルキラー
細胞に対する感受性を高めることも報告されている。こ
れらの結果を総合するとナチュラルキラー細胞の活性に
影響のあるリンホカインとしてりンホトキシンが直接的
にも間接的にも重要な役割を演じている可能性があるこ
とが示唆されるのである。
ナチュラルキラー細胞およびリンホトキシンについての
以上の知見をさらに詳細に説明するための資料として下
記文献1)〜8)を列挙する。
1) Herberman、 R,B、、 Djeu、
J、Y、 、 Kay、 H,D、。
0rtaldo、 J、 R,、Riccardi 、
 C,、Bonnard、 G、 D、 、 Ho1−
den、 H,T、 、 Fagnani 、 R,、
5antoni 、 A、 and Puccet−t
i、P、 、 Immunol、 Rev、 1979
.44: 43゜2) Voje、 B、 M、 、 
Riccardi、 C,、Bonnard、G、 D
and Herberman、 R,B、、 J、 I
mmunol 、 1983.130ニア68゜ 3) Domzig、児、 5tadler、 B、 
M、 and Herber−man、R,B、、 J
、Tmmurrol、 1983.130: 1970
゜4) Wright、S、 C,、Weitzeu、
 M、 L、、 Kahle、 R,。
Granger、 G、 A、 and Bonavi
da、 B、 J、 Immunol。
1983、130: 2479. 5) Kedar、 E、、 Ikejiri、 B、
 L、、 5redni、 B、。
Bonavida、 B、 and Herberma
n、 R,B、 、 Ge11.Imm−unol、1
982.69: 305゜5)  Weitzen、 
M、 L、 、 Yamamoto 、 R、S、 a
ndGranger、G、 A、、 Ce11. Im
munol 、 1983.77: 30゜7)  P
eter、H,H,、Eife、 R,F、 and 
Kaldeu、 J。
R,、J、rmmunol、1976.116: 34
2゜8)  Ransom、 J、 H,and Ev
ans、 C,H+、 Int、 J。
Cancer  1982.29: 451゜上記した
状況にかんがみ本発明者はナチュラルキラー細胞を活性
化するリンホカインの存在を想定して種々の検討をおこ
なった。すなわち9本発明者は下記文献9)〜11)に
示されるとと(リンホカイン産生ヒトT細胞ハイブリド
ーマについて数種のセルラインを樹立し、MIF(マク
ロファージ遊走阻止因子)、MAF(マクロファージ活
性化因子)等のリンホカインの存在を明らか番こしてき
たが、これらに詔けるとは異なる特別の処理を施すこと
によってナチニラルキラー細胞活性化因子産生h)7細
胞ハイブリドーマを特別に取得することを試みた。その
結果、ヒトT細胞をスカシ貝ヘモシアニンによって処理
し、これを出発細胞としてヒトT細胞ハイブリドーマを
取得すれば。
当該ハイブリドーマはナチュラルキラー細胞活性化因子
を産生ずるものであることを知り9本発明を完成するに
至った。
以上より明らかなごとく本発明の目的は新規なナチュラ
ルキラー細胞活性化因子の提供であり。
本発明は該目的の達成のためにスカシ貝ヘモシアニンで
処理したヒトT細胞を出発細胞とするヒトT細胞ハイプ
リビー1番ζよって産生され、下記の理化学的性質を有
するりンホカ゛インを開示する。
(1)分子量 約15.000および30,000(1
1)酸性領域で化学的に不安定であるrun)ナチュラ
ルキラー細胞活性化活性を有するQV)  インターロ
イキン−2活性を示さない(V)  インターフェロン
活性を示さないj・     ホカイン産生ヒトT細胞
ハイブリドーマ6ζ関するものであり1本発明の参考の
ために列挙する。
9 ) Kobayashi 、 Y、 、 Aaad
a 、 M、、、Higuchi、 M、 andOs
awa、 T、、 J、Immunol、 1982.
128: 2714゜IQ) Asada、 M、 、
 Higuchi、 M、 、 Kobayashi、
 Y。
and Osawa、 T、、 Ce11. Immu
nol、 1983.77:150゜ 11) Higuchi、 M、、 Asada、 M
、、 Kobayashi、 Y。
and Osawa、 T、、 Ce11.Immun
ol、 1983.78:257゜ 発明の構成 以下に本発明の詳細な説明する。
本発明のヒトT細胞はヒト末梢血リンパ球あるいは肺臓
または胸腺より分離したリンパ球であり。
通常は末梢血リンパ球が使用される。ただし単核細胞の
リンパ球のみが使用され、さらに使用にあたっては、ロ
ゼツトを形成するもの(ロゼツト形成細胞)およびプラ
スチックへの耐着性をもつたもの(耐着性細胞)が選択
され、用意される。
本発明の特徴はヒトT細胞がスカシ貝ヘモシアニンによ
って処理される点にある。スカシ貝ヘモシアニンはマイ
ト−ジエンの一種であり、 Keyho−1e lim
pet hemocyanin(KLHと略記)の名称
をもってCalbiochem−Behring Co
、、CAより入手することができる。スカシ貝ヘモシア
ニンでヒトT細胞を処理するとは9例えば適当な培地中
で前記ロゼツト形成細胞と耐着細胞の混合物をスカシ貝
ヘモシアニンに接触感作せしめることであり、感作後さ
らに増殖せしめるためにインターロイキンー2を加えて
継代培養すればよい。
本発明に係るヒトT細胞ハイブリドーマはスカシ貝へそ
シアニンで処理したヒトT細胞を出発細胞として適当な
融合方法9例えばHATセレクション法あるいはエメチ
ンーアクチノマイシンD法により融合細胞とし、ナチュ
ラルキラー細胞活性化能をもってスクリーニングするこ
とにより得ることができる。本発明者等が開発したエメ
チンー7クチノマイシンD法に従っておこなう場合には
スカシ貝ヘモシアニンで処理したヒトT細胞およびエメ
チンーアクチノマイシンDで処理したヒト急性白血病細
胞株2例えばOEMを1=1乃至10:1の割合で混合
し、ポリエチレングリコール4000を加えて融合し、
スクリーニングすればよい。また、クローニングはりミ
ティングダイリューション法を用いておこなえばよい。
後記実施例によって示されるごとく本発明者は本発明に
係るヒトT細胞ハイブリドーマとしてKC8−1と命名
する株を得た。KC8−1をさらにナチュラルキラー細
胞活性化活性にもとづいてクローニングしてKC8−1
−9およびKC8−1−10と命名する株を得た。KC
8−1,KC8−1−9およびKC8−1−10は微工
研にそれぞれ寄託申請された。
本発明リンホカインは本発明に係るヒトT細胞ハイブリ
ドーマの培養上清に存するが、培養上清を9096硫安
飽和とすることによって濃縮し、ブルーセファローズカ
ラム(ファルマシア)にかけてPBSで溶出させナチュ
ラルキラー細胞活性化活性をもって所定のフラクション
を集めれば精製リンホカインとして得ることができる。
この精製リンホカインをTSK G3000−8Wカラ
ムにかけPBSで溶出してゲル濾過をおこなうと。
おおよその分子量が15.000および30,000で
あることが判明する。また下記に示すナチュラルキラー
細胞活性化活性測定法によって、その活性を測定してみ
ると当該活性を有しており、従って本発明リンホカイン
はナチュラルキラー細胞活性化因子(NKAF)と本発
明者によって命名される。またこの活性は本発明リンホ
カインをpH2において24時間放置したときに大きく
失なわれ。
従って本発明リンホカインは酸性領域1ζおいて化学的
に不安定であることが知られる。
また下記に示すインターロイキン−2活性測定法および
インターフェロン活性測定法によって。
それらの活性を求めてみると、いづれの活性も有しない
ことが判明する。
なお、また本発明リンホカインの標的細胞はナチュラル
キラー細胞であると考えられる。すなわち下記に示すナ
チュラルキラー細胞活性化活性の測定法におけるプラス
チック非耐着性PBSを抗Leu−11モノクロナール
抗体およびウサギ補体によって処理し、あらか、じめL
eu−11表面抗原を有するナチュラルキラー細胞を除
去してから本発明リンホカインを加えて本発明リンホカ
インのナチュラルキラー細胞活性化活性を求めても、当
該活性は発現しない。従って本発明リンホカインは標的
細胞としてのナチュラルキラー細胞の存在を必要とする
ことが判明する。なおナチュラルキラー細胞の表面抗原
Leu−11については下記文献が参照される。
12) Ph1llips、 J、 H,and Ba
bcock、 G、 F、。
Immunol、 Letters 1983.5: 
143゜13) Lan1er、 L、 L、、 Le
、 A、 M、、 Ph1llips、 J、 H,。
Warner、 N、 L、 and Babcock
、 G、 F、 、 J、 Immunol。
1983.131: 1789゜ 14) Ph1llips、 J 、 H,、Le、 
A−M、 and Lan1er、 L。
L、、 J、 Exp、 Med、 1984.159
: 993゜ナチュラルキラー細胞活性化活性の測定法
牛胎児血清1096を含有するRPMI−1640培地
にプラスチック非耐着性のヒト末梢血リンパ球(プラス
チック非耐着性PBLと略称される)を入れ。
ヒトT細胞ハイブリドーマの培養上清を加え、さらに全
量を100μtとし試料とする。ただ゛しプラスチック
非耐着性PBLの細胞密度は5X105/−となるよう
にする。20時間培養し、この培養液に51Crでラベ
ルしたに562細胞液(105k)100μtを加え、
さらに4時間培養する。次にここから100μtをとり
、遊離51Crを測定する。別に対照として牛胎児血清
1096を含有するRPMI−1640培地100μt
を用意し、20時間培養し、この培養液に51Crでラ
ベルしたに562細胞液(・105/rt’) 100
 ptを加え、さらに4時間培養する。次にここから1
00μtをとり、遊離51Crを測定する。
各測定値より2次式に基づきナチュラルキラー細胞活性
(NK活性と略記される)を求める。
−a NK活性= −X 1005%  −a ただし9式中−は試料に係る遊離”Cr(cpm )を
示し、aは対照に係る遊離”Cr(cpm )を示し。
また今は61(rでラベルしたに562細胞液(105
/d)100μtにおける総5℃r(cpm)を示す。
なお。
三回の測定の平均値を求める。
他方、上記記載においてヒトT細胞ハイブリドーマを加
えない点を除いて上記記載とまったく同一に測定操作を
おこない、ナチュラルキラー細胞活性を求める。三回の
測定の平均値を求める。ヒトT細胞ハイブリドーマの培
養上清を加えた場合におけるナチュラルキラー細胞活性
をSとし、またヒトT細胞ハイブリドーマの培養上清を
加えない場合におけるナチュラルキラー細胞活性をRと
すると9本発明に係るナチュラルキラー細胞活性化活性
(NKAF活性と略記される)は次式によって求められ
る。
ただし9本発明において特にことわらない限り。
NKAF活性は上式によって算出される値としてではな
く、単にRおよびSのNK活性値を対比のために提示す
ることによって表現されるものとする。
インターロイキン−2活性の測定法 この活性は、ヒトT細胞ハイブリドーマの培養上清がマ
ウスのインターロイキン−2依存性細胞(例えばLe7
 )の成長を維持する能力として測定される。すなわち
5X10個のLc7細胞を牛胎児血清1096を含有す
るRPMI−1640培地50μLにとり。
これにヒトT細胞ハイブリドーマの培養上清を系列希釈
したもの5Qptを加え、混合する。20時間; 培養後 3H−チミジン(比活性5.OC+/mM。
Amersham、 England ) Q、5 p
 (:iで4時間パスルし。
とりこまれた放射活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定する。
他方上記記載においてヒトT細胞ハイブリドーマの培養
上清を加えない点を除いて上記とまったく同一に測定操
作をおこない放射活性を測定する。
本発明においてインターロイキン−2活性(IL−2活
性)は上記の二側定値が対比のために提示されることに
よって表現されるものとする。
インターフェロン活性の測定法 この活性は具体的には口内炎ウィルスに対する抗ウィル
ス活性として測定され、当該ウィルスにj・     
 よってヒト羊膜細胞上に形成されるプラークの減少に
よって測定される。測定方法の詳細については下記文献
15)および16)が参照される。
15)  Hooks 、 J、 J、 、 Haye
s、 B、 F、、 Petrich −Ho−oks
、 B、、 Dieh、 L、 F、、 Gerrar
d、 T、 L、 and Fcuu−ci、 A、 
S、、 Blood  1982.59:  198゜
16)  Hooks J、J、 Moutsopou
los M、 Ge1s S、5ta−hl NI 、
 Decker JL、 Notkins AL : 
Immune 1nterfe−ron in the
 circulation of patients 
with autoim−mune disease、
 N Engl、J、 Med、 3Ql :5(19
79)以下に記載する実施例をもつて本発明をさらに具
体的に説明する。
実施例1 (a)  ヒトT細胞の調製 ヒト末梢血(供与者YK)をFicoll −Urog
rafin溶液に重層し、濃度勾配遠心法により単核細
胞を採取した。なお、下記文献が参照される。
17) Kawaguchi 、T、 、 Matss
bmoto、I 、 and Osawa。
T、、 J、 Biol、Chem、 1974.24
9: 2786゜次に単核細胞に2−アミノエチルイソ
チオウロニウムブロマイド臭化水素塩(AETと略記さ
れる)で処理したヒツジ赤血球を加えてロゼツトを形成
せしめ、ロゼツトを形成する細胞のみを分離した。なお
、下記文献が参照される。
18) Pellegrino 、 M、 A、 、 
Ferrone、 S、、 Dierich。
M、 P、 and Re1sfeld、 R,A、 
、 Cl1n、 Immunol。
Immunopbato!、 1975.3: 324
゜また、前記単核細胞をプラスチック製ペトリ皿(3Q
Q3 、 Falcon Plastics、 Bec
ton DickinsonIε & Co、 、 Cockneysvilb、 M D
 )に入れて1時間培養し、プラスチック面に耐着した
細胞を採取し、マイトマイシンC(50μy/rnt)
を加えて30分間処理し、プラスチック耐着細胞を用意
した。
(bl  スカシ貝ヘモシアニン処理 牛脂児血清10%、グルタミン2mMおよび2−メルカ
プトエタノール5刈0−5Mを含有するRPMI−16
40培地に、前記Ta)におけるロゼツト形成細胞(1
0’/d )およびプラスチック耐着細胞(107d)
を入れ、スカシ貝ヘモシアニン100μf/dノ存在下
で10日間培養した。再びFicoll−Urogra
fin溶液による濃度勾配遠心により生細胞を集め、プ
ラスチック耐着細胞とともに牛胎児血清1096を含有
するRPMI−1640培地に入れ、100μt/va
tのスカシ貝ヘモシアニンおよび596のインターロイ
キン−2の存在下で培養し、5日毎に牛胎児血清を10
96およびインターロイキン−2を596それぞれ含有
する新鮮なRPMI−1640培地にとりかえて継代培
養した。
(C)  エメチンーアクチノマイシンD処理OEMの
調製 OEMをRPMI−1640培地に細胞密度2 XIO
’/wtとなるように懸濁し、  5X10−M塩酸エ
メチンおよび0.25μf/−アクチイマイシンDを加
えて37℃、596CO2中で2時間処理した。処理後
、細胞をPBSで4回洗浄し、MEM培地を加えた。
(d)融合 前記(b)の継代培養を30日おこなった後、エメチン
ーアクチノマイシンD処理OEMと融合した。
すなわち、まず前記(b)の継代培養後の細胞をよ(洗
浄してスカシ貝ヘモシアニン除去し、遠心後。
25mM−HEPESを含有するMEM培地(pH7,
2)に懸濁し、(C)で調製したエメチンーアクチノマ
イシンD処理CEMを10:1の比で混合した。混合液
を遠心してペレットを形成せしめ、このペレットに、ポ
リエチレングリコール4000を46%、ジメチルスル
ホキサイドを15%、ポリL−アルギニン(分子量60
,000)を5 pf/−含有し、あらかじめ37℃に
温めたMEM培地0.5−を加えた。37℃で45秒間
ゆっ(り撹拌し9次に25mMHEPESを含有するM
EM培地で徐々に10w1tに希釈した。
遠心してペレットとし9通常培地にゆっくり懸濁して細
胞密度5 XIO’/−とした。当該細胞6.0×10
6個にフィーダー細胞としてマイトマイシンC25μt
/wtで37℃、30分間処理したCEM細胞1.2X
10’個を加え、96穴プレ一ト番ζ0.2dづつ分注
した。
融合後−週間は毎日各穴の培地の100μtを新鮮な培
地で交換した。数日後にはエメチンーアクチノマイシン
D処理OEMおよびマイトマイシンC処理OEMは死滅
したのに反し、融合細胞は20穴中3穴において融合後
2週に良好に増殖した。
(e)  クローニング ラミティングダイリューション法によりクローニングし
た。すなわち選択したKO8株を0.5細胞個/穴とな
るように96穴プレートにまき、同時にフィーダー細胞
としてマイトマイシン050μt/−で30分間処理し
たOEM細胞を2 XIO’/−となるよう番ζ加えた
。10〜14日後番こクローンの増殖が認められ、KC
8−1株として微工研に寄託申請された。
げ)ハイブリドーマの表面形質の決定 OKT 3 + 4 、8 e 11 (0rtho 
pharmaceuticalCo、 、 Rarit
an、 NJ )を使用するtwo−step bin
dingassay IこよりKC8−1の表面形質を
求めたところ0KT8および11がCEMIIよりも多
く表現されていることが判明した(スチューデントの1
−検定においてp<0.01)。なお、 two−st
ep bindi−ng amyについては前記文献9
)が参照される。
(g)  精製リンホカインの取得 KC8−1を細胞密度106/−で20時間培養した。
培養上清をとり、硫安を加えて9096飽和とし、沈澱
をとった。これをブルーセファローズカラム(5,Os
d、 Pharmacia、 Sweden )にかけ
、PBSで溶出し、PBSに対して透析し、精製リンホ
カインを得た。
(h)  理化学的測定 前記(glの精製リンホカインをTSKG3000−S
WカラムにかけPBSを用い0.25 d/min (
7)流出速度で流出せしめた。各フラクションにつきナ
チュラルキラー細胞活性を測定した。
結果を図1に示す。本図に限りタテ軸は前記ナチュラル
キラー細胞活性化活性の測定法において示される弐薯ζ
よって算出されたNKAF活性を表わす。図中、矢印は
分子量既知の標準蛋白質の溶IVグ 重位置を示しており、左から右へオポアーミン(44K
)およびリボヌクレアーゼ(14K)の流出位置を示す
。図1より本発明リンホカインの分子量は15におよび
30にであることが判明する。
前記(g)の精製リンホカインについて精製直後および
pH2でU時間放置後におけるナチュラルキラー細胞活
性を測定した。その結果精製リンホカインを加えないと
きのNK活性が13.1±4.2%であるのに対し、そ
れぞれ33.2±7.2%招よび6.1±5.7 %で
あり9本発明リンホカインは酸性領域において不安定で
あることが判明する。
前記(g)記載と同様にKC8−1の培養上清に硫安を
加えて9096飽和とし、沈澱をとり、ブルーセファロ
ーズカラム暑とかけ7.5−のPBS(溶出液A)、1
0−のPBS (溶出液B)、塩化ナトリウム1.0M
を含有するpH7,0のlQmMリン酸緩衝液10−(
溶出液C)、エチレングリコール50%を含有するpH
7,0の10mM9ン酸緩衝液(溶出液D)によって段
階的に溶出せしめ、各溶出液で溶出したフラクションを
とった。前記ナチュラルキラー細胞活性化活性の測定法
およびインターロイキン−2活性の測定法の各記載にお
いてヒトT細胞ハイブリドーマの培養上清とあるのを各
溶出液で溶出したフラクションに読みかえて各フラクシ
ョンにおけるナチュラルキラー細胞活性および放射活性
を測定した。結果を図26と示す。図のタテ軸のうち上
段は放射活性を示し、下段はナチュラルキラー細胞活性
を示す。また横軸のA、 B、 C,Dは相当する各溶
出液で溶出したフラクションを示し、Eはフラクション
を加えないコントロールを示す。図2より本発明リンホ
カインはナチュラルキラー細胞活性化活性を有し、イン
ターロイキン−2活性を示さないことが判明する。
前記(g)の精製リンホカインにつきインターフェロン
活性測定したところ、IIU/sg以下であり。
無視できる活性であるので1本発明リンホカインはイン
ターフェロン活性を示さないことが判明する。
実施例2 実施例1で得られたヒトT細胞ハイブリドーマKC8−
1を実施例1 (e)り四−ニングの項番ζ記載と同じ
グミティングダイリューション法によりクローン化し、
7株を得た。これらのうちKC8−1−9およびKC8
−1−10は微工研に寄託申請した。この両者の培養上
清のNKAF活性を調べたところ、上清を加えないとき
のNK活性が6.8±0.396であるのに対し前者に
おけるNK活性は!9.5±1.796であり、また後
者におけるNK活性は9.0±1.3 %であって、共
番CNKAF活性を示した。
本発明りンホカインの標的細胞がナチュラルキラー細胞
であることを確認する目的で以下の実験をおこなった。
実験例 試料 下記三種類のプラスチック非耐着性PBLを試料(イ)
、(ロ)、(ハ)として用意した。
(イ)プラスチック非耐着性PBL (ロ)抗Leu−11bモ)クロナール抗体(1at/
106細胞個)詔細胞中サギ補体(Cedarlane
、 0ntario。
Canada )で処理し、(イ)と同じ細胞密度に調
整したプラスチック非耐着性PBL (ハ)ウサギ補体(同上)で処理し、(イ)と同じ細胞
密度に調整したプラスチック非耐着性PBL方法 前記ナチュラルキラー細胞活性化活性の測定法の記載に
おいてプラスチック非耐着性PBLとあるのを試料(イ
)、(ロ)、(ハ)に読みかえ、またと)T細胞ハイブ
リドーマの培養上清とあるのを実施例1(h)理化学的
測定の項に記載されている溶出液Aで溶出したフラクシ
ョンに読みかえて、ナチュラルキラー細胞活性化活性の
測定法の要領薔こ従ってナチュラルキラー細胞活性Sお
よびRを求めた。ただし本発明りンホカインの最終濃度
を20%となるようにした。
結果 結果を表1に示す。
表1 表1より試料(ロ)にみられるとと(Leu−11表面
抗原を有するナチュラルキラー細胞を除去するとナチュ
ラルキラー細胞活性が失なわれるのが知られる。従って
本発明リンホカインは標的細胞としてナチュラルキラー
細胞の存在を必要とすることが判明する。
【図面の簡単な説明】
図1は実施例1(h)理化学的測定の項に記載の図1に
相当し、ゲル濾過におけるフラクション魔とナチュラル
キラー細胞活性化活性(y)increase )との
関係を示すグラフである。 図2は実施例1(h)理化学的測定の項に記載の図2に
相当し、各種溶出液で溶出したフラクションの放射活性
およびナチュラルキラー細胞活性を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スカシ貝ヘモシアニンで処理したヒトT細胞を出
    発細胞とするヒトT細胞ハイブリドーマによって産生さ
    れ、下記の理化学性質を有する新規リンホカイン (i)分子量約15,000および30,000 (ii)酸性領域で化学的に不安定である (iii)ナチュラルキラー細胞活性化活性を有する (iv)インターロイキン−2活性を示さない (V)インターフェロン活性を示さない
  2. (2)ヒトT細胞がヒト末梢血由来である特許請求の範
    囲第1項記載の新規リンホカイン
  3. (3)ヒトT細胞ハイブリドーマがKC8−1である特
    許請求の範囲第2項記載の新規リンホカイン
  4. (4)ヒトT細胞ハイブリドーマがKC8−1−9およ
    びKC8−1−10である特許請求の範囲第2項記載の
    新規リンホカイン
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