JPS6197059A - 連続式遠心分離ロ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、試料を連続的に流し遠心分離する遠心機用ロ
ータの性能を向上させる構造に関するものである。

第１図に従来の例を示すように、従来はコアの試料注入
室１０とコア内側室１３は仕切られている。この構造で
あると、コア内側室１３とインペラ室９を通ずる穴１１
の内側に存在する気泡は抜けず、回転中、コア内側室に
空気を所持する。この結果、コア内側において、液と空
気の自由表面が形成され、その液の自由表面が遠心力に
よって円でない形状を変わシ、アンバランスを生じて振
動を発生させる原因となり得ることになる。

本発明は、上記した従来技術の欠点をなくし、振動によ
る不安定現象を抑えることによシ、よシ高速な回転を実
現し、遠心分離の効率を向上させることである。

本発明は、回転体の中に液体が完全に満たされない状態
で、中心が中空になると、その液体の自由表面が回転に
よって形状を変化させ、その変化によって起るアンバラ
ンスから振動を起すことに着目し、液を完全に満たすよ
うに工夫したものである。

本発明からなる連続ロータの構成は第１図の従来例に示
すように、ロータボディ１、コア２が高速回転する中で
注入パイプ５から注入された分離しようとする液は液の
流れ１５の矢印のように流れる。まずコア２の注入室ｌ
Ｏに入り、注入穴１１に遠心力により分離室１２に入ｂ
１分離室１２で沈澱物２１が沈降し上清はコア内側室１
３へ入る。コア内側室に入りた上清は、上清戻り穴１４
を通ってインペラ室９に入り、インペラ４のポンプ作用
によって吸上げられて回収バイブロから流出する。この
ようにして連続的に分離液が送り込まれて沈澱物と上清
に分離する。

本発明の実施例は第２図のコア中心部分の拡大図として
示す。コア内側室１３の中心部に存在する空気１８は、
コア２に設けられた中心穴１７を通り、ネジ２０によっ
て固定されたディスク１６に設けられた横穴１９を通シ
注入室１０に入り、インペラ室９に入って抜ける。また
分離液はディスク１６の上面に当り遠心力により注入穴
１２に向うことからディスク１６に設けられた横穴１９
に戻ることがない。このようにディスク１６に遠心方向
に複数個の横穴１９を有する。

本発明によれば、ロータ内部の空気の存在をなくすこと
ができるようにしたので、液の自由表面の移動および変
化による振動を抑制することができたので、ロータをよ
り安定な状態で高速化することができる。

【図面の簡単な説明】

はリッド、４はインペラ、５は注入パイプ、６は回収パ
イプ、７はシール室、８はブレード、９はインペラ室、
１０は注入室、１１は注入穴、１２は分離室、１３はコ
ア内側室、１４は上清戻り穴、１５は液の流れ、１６は
ディスク、１７は中心穴、１８は空気、１９は横穴、２
０はネジ、２１は沈澱物である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 形状をしたロータの中を、円筒のコアを設けて仕切り、
   分離室を形成し、そのコアの中心に注入された試料がま
   ず試料留り室に入り、その室に設けられたコア外壁に通
   ずる穴から遠心力によって分離室に流れ込み分離が行わ
   れた後上清がコアの底からコアの内側室に上り、コア内
   側室とインペラ室の通ずる穴を流れて、インペラによっ
   て上清が吸い上げられて連続的に試料を分離する連続式
   遠心分離ロータにおいて、その試料留り室とコア内側室
   がインペラ室を介さず通ずる遠心方向の穴または溝を持
   つことを特徴とする連続式遠心分離ロータ。