JPS6196270A - ボ−ルバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はボールバルブに関し、詳しくはボールがバル
ブ本体から抜は出さないよう罠なされているグロックタ
イプのボールバルブニ関スるものである。

（従来の技術） 従来のボールバルブきして、円筒状のバルブ本体内に流
路を開閉可能なボールが配置され、このボールには流路
両側よりボールシートが当接され、このボールシートが
ボール押えによりボールに向けて押圧されるようになさ
れた所謂ユニオンタイプのボールバルブがある。このボ
ールバルブは接続スリーブをバルブ本体に接続すること
によりボール押えが接続スリーブで押されてボールに向
けて押圧されるように々っている。例えば、ユニオンナ
ットによりバルブ本・体に接続される接続スリーブによ
りボール押えが押圧され、ユニオンナットの締め具合い
を調　□整することによりボールとボールシートとの当
接圧力が調整されるようになされ、ボールシートが摩耗
して流体の漏れを生じたときにはユニオンナットを項線
めして漏れを防止できる機構となっている。

この種のボールバルブの最大の欠点はボールが流路を閉
じた状態であって、かつボールの片側に流体圧力を保っ
た状態で、反対側のユニオンナット及び接続スリーブを
取外すこ、とができないことである。即ち、接続スリー
ブに接続されたパイプの修理又は交換を必要とするとき
などには、ユニオンナットをゆるめて接続スリーブを取
外さなければならないが、接続スリーブを取外すと、圧
力によってボール及びボール押えがバルブ本体から飛び
出し、危険を伴うものであった。

この欠点を解消したものとして、特公昭５３−６３７５
号公報には、周囲にドッグを設けたボール押えをバルブ
本体に押込んで廻わすことにより、ドッグ全バルブ本体
内周面に設けた溝に係合せしめる、折開、バヨネットに
よってボール押えの飛び出しを防止したものが開示され
ている。

しかしながら、バヨネット嵌合では、ドッグを挿入する
だめのバルブ本体の孔内に延びる等角度に隔った溝及び
本部端部にドッグの係合するリップを形成するための前
記６溝が連った環状溝な、バルブ本体の端部に設けなけ
ればならないため、バルブ本体の肉厚がこれら溝の深さ
に相当する分だけ薄くなり、バルブ本体の強度が低下す
ることになる。またバルブ本体の肉厚を保持しようとす
ると外径を大きくしなければならないが、外径を大きく
するのでは製品重量がふえ、コストが上昇すると共に大
口径のものでは取扱い難いものとなるという欠点がある
。

また、前記バヨネット嵌合のものでは、バルブ本体に環
状溝が設けられているので、バルブ４一 本体をプラスチックで成形加工したものを使用しようと
するとき、内周面に径の大なる環状の溝ｔ−成形しなゆ
ればならず、金型を縮径可能な機構とすると複絨となり
、特に小口径のものでは困難であり、従来は、抜き出し
の可能な形状に成形した稜、環状溝を切削加工して作ら
れていた。したがって、バルブ本体の製作工程に機械加
工が必要で煩緒となっていた。

（発明が解決しようとする問題点） この発Ｉｊ１は、上述のブロックタイプのボールバルブ
における欠点を解消し、バルブ本体とボール押えとの嵌
合係止構造をボールの流路をたくみに利用することによ
り改良し、バルブ本体の外径を大きくすることなく肉厚
として強度の大きいものとすることができると共に、バ
ルブ本体をプラスチックの成形加工により容易に成形で
き、製造工程を短縮することができるものを提供しよう
とするものである。

（問題点を解決するための手段） 次にこの発明のボールバルブを図面を参照して説明する
。

図において、１はバルブ本体で、本体１内にボール２が
挿入され、本体ｌの壁面を貫通するスピンドル３がボー
ル２の凹溝２１と嵌り合っている。

このボール２０両側にはボールシート４が当てがわれ、
ボール押え５が挿入保持されている。

ボールシート４はボール押え５に嵌め込まれて支持され
ている。

そして、バルブ本体１の端部外周の雄ねじ１１にユニオ
ンナット７が螺合され、このユニオンナット７で接続ス
リー１６をボール押え５［向けて押圧して管と接続する
ようになっている。

接続スリーブ６がユニオンナット７でボール押え５の端
面に押圧された状態で、接続スリーブ６の端面とバルブ
本体１の端面との間に間隙が設けられており、ボールシ
ート４の摩耗により漏れが生じたときには、ユニオンナ
ット７′ｆ：項線めして漏れをなくすことができるよう
になっている。

そして、この発明において、ボール押え５のバルブ本体
１への係合保持はバルブ本体１内周に設けられた突条１
２．１２とボール挿え５の外周に設けられた係合溝５５
との係合によりなされる。

バルブ本体ｌのボール押え５が挿入される内周面にけ突
条１２，１２が設けられる。この突条１２，１２は、ボ
ール２１に流路が閉となる方向に向けてバルブ本体ｌ内
に挿入するとき、ボール２の流路孔２２に対面する位置
に、周方向に沿って設けられる。即ち、ボール２には流
路孔２２が設けられているので、この流路孔２２及びそ
の周りの部分はボール２０球面よりへこんだものとなり
、このへこんだ部分に、ボール２の挿入を邪魔しない範
囲内で突条１２，１２が設けられる。突条１２，１２の
高さは、前記ボール２のへこんだ部分の範囲内に限られ
るが、その幅はボール２に作用する圧力をボール押え５
を介して安全に受は止めることができるように決められ
る。

塘だ、ボール押え５にはボールシート４を嵌め込み支持
する段部５１が設けられ、その外周はバルブ本体１の内
周面に沿って挿入される大径部５２と、前記突条１２，
１２に沿って挿入される小径部５３とが交互に２ケ所づ
つ設けられている。大径部５２けボール押え５の外周円
筒面全形成するが、小径部５３はｌｌ＋＋記突条１２゜
１２Ｖｃ挿入される長さよりわずかに長くなる位置に形
成される段部５４により、大径部５２と同一径の外周円
筒面に連続している。このような小径部５３を設けるこ
とにより、突条１２゜１２が設けられていてもボール押
え５をバルブ本体１に挿入してボールシート４會ボール
２に向けて押圧することができるものと々っているので
ある。

捷た、このボール押え５の小径部５３．５３間に位置す
る大径部５２．５２には、段！Ｉ！５４　　　　　　。

に沿って円周方向に係合溝５５が設けられている。仁の
保合＃１５５の幅は段部５４を一方の側面とし、この側
面から突条１２の幅よりわずかに広い幅と々されており
、係合溝５５と突条１２とが保合したとき、ボール押え
５を更にボール２に向けて抑圧調整できるようになって
いる。

この係合溝５５の段部５番と反対側には大径部５２が円
周方向に残こされて係止突条５６が形成され、この係止
突条５６が突条１２と係合してボール押え５がバルブ本
体１から飛ひ出すのが防止されるのである。係止突条５
６は大径部５２の周方向全幅にわたって設けられていて
もよいが、局方向の一方の端部を大径部として残すこと
により、これがストッパー５７と々す、ボール押え５を
バルブ本体１内に挿入し、周方向に廻わして突条１２′
ＩＣ保合溝５５に係合するとき、両者の保合を完全に行
うことができる。

尚ユニオンナット７ｔゆるめるときに、突条１２に突当
る方向にストッパーを設けると、ボー　ル押え５がユニ
オンナット７と共踊りして係合溝５５と突条１２との保
合が解けることがなく好ましい。

又、ボール押え５にはバルブ本体端部に相当する側の外
周に環状溝５８と端面に環状溝′５９とが設けられ、こ
れらの溝５８及び５９にはＯリング８１．８２が嵌めら
れており、ボール押え５とバルブ本体内周面及び接続ス
リーブ６との問からの漏れが防止されるようになってい
る。

そして、上記構造のボールバルブｔｉ立てるには、バル
ブ本体１にスピンドル３を嵌挿し、その下端部管本体内
方に突出させておき、一方ボール２を流路孔２２が閉の
状態となる方向に向けてバルブ本体１の端部より挿入し
て、前記スピンドル３の下端部と嵌合する。次いで、先
端内１１（＋にボールシート４と外周溝５Ｂに０リング
８１を嵌め込んだボール押え５に一、その小径部５３を
バルブ本体１の突条１２の位置に合わせテ挿入し、ボー
ルシート４がボール２に当接したらボール押え５全周方
向に廻わして、突条１２にボール押え５の係合溝５５を
保合させる。

更に、ボール押え５の端面の溝５９に０リング８２を嵌
めて接続−スリーブ６を当てがい、ユニオンナット７を
バルブ本体１の端部外周の雄ねｌＯ− じ１１に螺合して接続スリーブ６をボール押え５に向け
て押圧し、スピンドル３に図示していないハンドルを嵌
め込んで、この発明のバルブの組立てを完了する。

この発明で各部品は金属製はもちろんプラスチックで作
られているものを使用することもできる。プラスチック
製の場合各部品は射出成形によりつくられるが、この発
明では、バルブ本体１の内周面には、突条１２．１２が
設けられるだけであるために、突条１２，１２以外の内
周面部分はコアを両側に抜くことができ、突条１２．１
２の奥方部分のコアのみを縮径させればよいため、簡単
な構造の金型で成形することができる。

又、バルブ本体１の突条１２より端部側の内周面は円形
断面をした割れ目のない一体の金型で成形できるので、
平滑で傷のない表面の金型を使用すれば、パリや凹凸が
生じることのない内周面を有したもの１に成形でき１従
来の環状溝を切削加工により形成するものに比べて工程
を削減でき＃製作工数を短縮できる。

尚、この発明で、上述の突条１２とボール押え５の係合
溝５５との係合によるボール２の飛び出し防止機構は、
ボール２の両側に設けられていても、片側のみであって
もよい。片側の場合、反対供ＩＩのボール押えｄ飛び出
し防止機構がないものでも、ボール押えがバルブ本体と
一体に形成されているものでもよい。

（発明の効果） この発明のボールバルブは上述した通りの構の 成であって、ボーｌしｊ路孔の８＋Ｘ分が球面よりへこ
むのを利用して、スピンドルとボールとの嵌合組立が可
能なようにバルブ本体の内周部分に一対の突条１に設け
、との突条にボール押えに設けた係合溝全保合させるよ
うにしたので、バルブ本体の内周面にｉ１ボールの飛び
出１．會防止する溝を設ける必要がなくなり、バルブ本
体の肉厚を厚くして強度の大きなものとできる。

また、バルブ本体全上記の構造とすることに　　　　１
より、プラスチックの成形加工だけで製作することがで
き、製造工程を短縮することができる。

【図面の簡単な説明】

る断面図、第３図はパル６グ本体の一例を示す側面図、
第４図は第３図の■−■線における断面図、第５図はバ
ルブ本体にスピンドルとボールとをセットした状態の一
例を示す側面図、第６図はボール押えの一例を示す正面
図、第７図はり 第６図１１面図である。 １・・・バルブ本体、１２・・・突条、２・・・ボール
、３・・・スピンドル、４・・・ボールシート、５・・
・ボール押え、５１・・・段部、５２・・・大径部、５
３・・・小径部、５４・・・段部、５５・・・係合溝、
５６・・・係止突条、５７・・・ストッパー、５８・・
・環状溝、６・・・接続スリーブ、７・・・ユニオンナ
ット、８１・・・０リング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、バルブ本体内に流路を開閉可能なボールが配置され
   、このボールには流路両側よりボールシートが当接され
   、このボールシートはボール押えによりボールに向けて
   押圧されるようになされたボールバルブにおいて、バル
   ブ本体のボール押えが挿入される内周面には、ボールを
   流路が閉となる方向に向けたボールの流路孔に対面する
   位置に、周方向に沿う突条が設けられ、ボール押えには
   、バルブ本体内周面に挿入される大径部と前記突条部分
   に沿って挿入される小径部とが周方向に交互に設けられ
   ると共に、大径部には小径部の段部に沿って局方向に係
   合溝が設けられており、ボール押えの係合溝とボール本
   体の突条とが係合されていることを特徴とするボールバ
   ルブ。 ２、ボール押えの係合溝より外方側に環状溝が形成され
   てＯリングが設けられている特許請求の範囲第１項記載
   のボールバルブ。 ３、バルブ本体がプラスチック製である特許請求の範囲
   第１項又は第２項記載のボールバルブ。