JPS619486A - 蓄熱材 - Google Patents
蓄熱材Info
- Publication number
- JPS619486A JPS619486A JP59131408A JP13140884A JPS619486A JP S619486 A JPS619486 A JP S619486A JP 59131408 A JP59131408 A JP 59131408A JP 13140884 A JP13140884 A JP 13140884A JP S619486 A JPS619486 A JP S619486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage material
- energy storage
- thermal energy
- latent heat
- heat storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は蓄熱材に関する。さらに詳しくは太陽エネルギ
ー等の熱エネルギーの貯蔵に適した潜熱型蓄熱材に関す
るものである。
ー等の熱エネルギーの貯蔵に適した潜熱型蓄熱材に関す
るものである。
潜熱型蓄熱材は熱エネルギーを融解熱という形で貯蔵し
、冷時には凝固熱という形で放熱させることを目的とす
るものであるが、無機系のものと有機系のものに大別さ
れる。
、冷時には凝固熱という形で放熱させることを目的とす
るものであるが、無機系のものと有機系のものに大別さ
れる。
無機系の潜N型蓄熱材としては芒硝、硝酸ナトリウムな
どの塩類が一般に知られているが、これ等は金属類を腐
蝕するという大きな問題があり、特殊な樹脂製の容器、
設備を必要とする等の欠点があった。
どの塩類が一般に知られているが、これ等は金属類を腐
蝕するという大きな問題があり、特殊な樹脂製の容器、
設備を必要とする等の欠点があった。
一方、有機系の蓄熱材、として、ナフタレン、プロピオ
ンアミド、ビフェニル、ステアリン酸などが知られてい
るが、これらはいずれも融解潜熱が50j/f 以下と
小さく、さらに融点がいずれも69℃以上と高いもので
あるため、太陽エネルギー貯蔵用の蓄熱材としては好ま
しくない。太陽熱貯蔵用の蓄熱材としては40〜65℃
の温度領域に融点を持つものが一般的に好まれており、
この条件を満たす有機化合物としてはシアナミド、3−
ヘプタデカノン、カブリロンなどが知られている。とこ
ろがこれらの化合物は52〜62atl/f程度の融解
潜熱しか持たず、この点で充分満足し得るも、のではな
かった。
ンアミド、ビフェニル、ステアリン酸などが知られてい
るが、これらはいずれも融解潜熱が50j/f 以下と
小さく、さらに融点がいずれも69℃以上と高いもので
あるため、太陽エネルギー貯蔵用の蓄熱材としては好ま
しくない。太陽熱貯蔵用の蓄熱材としては40〜65℃
の温度領域に融点を持つものが一般的に好まれており、
この条件を満たす有機化合物としてはシアナミド、3−
ヘプタデカノン、カブリロンなどが知られている。とこ
ろがこれらの化合物は52〜62atl/f程度の融解
潜熱しか持たず、この点で充分満足し得るも、のではな
かった。
以上のよおに蓄熱剤として種々の化合物が知られている
が、いずれも欠点を有しており、充分満足し得るものが
見い出されてないのが現状である。
が、いずれも欠点を有しており、充分満足し得るものが
見い出されてないのが現状である。
本発明者らは、かかる現状j(+Iiみ、融解潜熱がよ
り大きく、太陽熱の貯蔵に好適な40〜65℃の間に融
点を持ち、しかも金属に対する腐蝕性を示さない有機系
潜熱型蓄熱材を見い出すべく鋭意検討を行った結果、本
発明を完成した。
り大きく、太陽熱の貯蔵に好適な40〜65℃の間に融
点を持ち、しかも金属に対する腐蝕性を示さない有機系
潜熱型蓄熱材を見い出すべく鋭意検討を行った結果、本
発明を完成した。
すなわち本発明は下式(Il
(式中、nは0〜10を示す)
で示されるヒンダードピペリジン誘導体を有効成分とす
る極めて優れた蓄熱材、を提供するものである。
る極めて優れた蓄熱材、を提供するものである。
かかる本発明のヒンダードピペリジン誘導体(Ilを蓄
熱材として使用する番こあたっては、単独T−も良いし
、水などと混合して用いても良い。
熱材として使用する番こあたっては、単独T−も良いし
、水などと混合して用いても良い。
また過冷却防止剤、−さらには結晶の沈降や凝集を防止
するための増粘剤等の改質剤を適宜添加することもでき
る。
するための増粘剤等の改質剤を適宜添加することもでき
る。
本発明に使用されるヒンダードピペリジン誘導体(Il
は2,2,6.6−テトラメチル−4−ピヘリドン(ト
リアセトンアミン)とへキサメチレンジアミンとを水素
加圧丁番ζ白金のような水添触媒を用いて反応せしめる
こと1こよって容易に製造することができる。
は2,2,6.6−テトラメチル−4−ピヘリドン(ト
リアセトンアミン)とへキサメチレンジアミンとを水素
加圧丁番ζ白金のような水添触媒を用いて反応せしめる
こと1こよって容易に製造することができる。
かくして得られるヒンダードピペリジン誘導体(I)の
特徴点としては、 ■ 融解潜熱が65〜70 d/f と極めて大きい
。
特徴点としては、 ■ 融解潜熱が65〜70 d/f と極めて大きい
。
■ 融点が無水物で63℃、水和物で50〜52℃であ
って、太陽熱の貯蔵用としても、温水として熱を取り出
すのにも好適な温度領域である。
って、太陽熱の貯蔵用としても、温水として熱を取り出
すのにも好適な温度領域である。
■ 金属に対する腐蝕性が全くなく、容器、装置などの
材質6ζ特別の配慮を必要としない。
材質6ζ特別の配慮を必要としない。
■ 有機アミン類であるにもかかわらず熱安定性に優れ
るため蓄熱材として長期間の使用に耐える。
るため蓄熱材として長期間の使用に耐える。
■ 水との混合物として使用した場合でも水への溶解度
が実用温度範囲で極端に異なるため好結果をもたらす。
が実用温度範囲で極端に異なるため好結果をもたらす。
すなわち、蓄熱時の50〜65℃では水と任意の割合で
溶解してすみやかに均一溶液になるため、熱の吸収がす
みやかに効率的に行われる、逆に放熱終了時付近の20
〜30℃の温度下では、溶解度がif/100fl水以
下であって殆んど結晶として析出するため、水と混合し
ない場合とほぼ同等の発熱量が得られる。
溶解してすみやかに均一溶液になるため、熱の吸収がす
みやかに効率的に行われる、逆に放熱終了時付近の20
〜30℃の温度下では、溶解度がif/100fl水以
下であって殆んど結晶として析出するため、水と混合し
ない場合とほぼ同等の発熱量が得られる。
などが挙げられる。
本発明のヒンダードピペリジン誘導体(1)はこのよう
に蓄熱材として極めて優れた物性を有しているため、太
陽熱の貯蔵のみならず蓄熱を利用するあらゆる方面に応
用できる。
に蓄熱材として極めて優れた物性を有しているため、太
陽熱の貯蔵のみならず蓄熱を利用するあらゆる方面に応
用できる。
次に実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発
明は実施例によって何ら限定されるものではない。
明は実施例によって何ら限定されるものではない。
実施例
メタノール300−に溶かした2、2.6−テトラメチ
ル−4−ピペリドン(トリアセトンアミン) 163
Fとへキサメチレンジアミン58g及び5チ白金炭0.
5 f!を1/、t−トクレーブに仕込み、70℃、圧
力30気圧で4時間水素化した。
ル−4−ピペリドン(トリアセトンアミン) 163
Fとへキサメチレンジアミン58g及び5チ白金炭0.
5 f!を1/、t−トクレーブに仕込み、70℃、圧
力30気圧で4時間水素化した。
触媒及び溶媒の両者を除去後、水より再結晶し、得られ
たウェットケーキを、40’C112時間減圧乾燥しド
ライケーキ242fを得た。このものを示差熱走査熱量
計(DSC)を用いて融解潜熱の大きさと転移温度を測
定した所、転移温度50〜52℃を持ち、その時の融解
潜熱は6Bcd/9であった。
たウェットケーキを、40’C112時間減圧乾燥しド
ライケーキ242fを得た。このものを示差熱走査熱量
計(DSC)を用いて融解潜熱の大きさと転移温度を測
定した所、転移温度50〜52℃を持ち、その時の融解
潜熱は6Bcd/9であった。
上記ドライケーキの組成は分析1の結果以下のものであ
った。
った。
又、このものの密度は、25℃において測定した所1゜
Of/as3であった。
Of/as3であった。
本発明の蓄熱材を密閉容器に収納し、20〜60℃の間
で加熱、冷却を繰返した所、安定して融解と凝固を繰返
し連続使用において何ら問題は生じなかった。
で加熱、冷却を繰返した所、安定して融解と凝固を繰返
し連続使用において何ら問題は生じなかった。
これより本発明の蓄熱材が安定して蓄熱と放熱をくり返
すことを確認できた。
すことを確認できた。
以上のように本発明の蓄熱材は、太陽熱の貯蔵だけでな
く蓄熱を利用するあらゆる方面に応用可能なものである
。
く蓄熱を利用するあらゆる方面に応用可能なものである
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、nは0〜10を示す) で示されるヒンダードピペリジン誘導体を有効成分とす
る蓄熱材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59131408A JPS619486A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59131408A JPS619486A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 蓄熱材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS619486A true JPS619486A (ja) | 1986-01-17 |
Family
ID=15057270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59131408A Pending JPS619486A (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS619486A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12084427B2 (en) | 2022-05-09 | 2024-09-10 | Fudan University | Method for continuously preparing N,N-Bis(2,2,6,6-Tetramethyl-4-piperidyl)-1,6-hexamethylenediamine |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP59131408A patent/JPS619486A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12084427B2 (en) | 2022-05-09 | 2024-09-10 | Fudan University | Method for continuously preparing N,N-Bis(2,2,6,6-Tetramethyl-4-piperidyl)-1,6-hexamethylenediamine |
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