JPS6192757A - 連続鋳造方法 - Google Patents

連続鋳造方法

Info

Publication number
JPS6192757A
JPS6192757A JP21370084A JP21370084A JPS6192757A JP S6192757 A JPS6192757 A JP S6192757A JP 21370084 A JP21370084 A JP 21370084A JP 21370084 A JP21370084 A JP 21370084A JP S6192757 A JPS6192757 A JP S6192757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
electrode
tundish
molten steel
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21370084A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0242018B2 (ja
Inventor
Hatsuyoshi Kamishiro
初義 神代
Yoshio Hosomi
吉生 細見
Taizou Shiyoubu
清輔 泰三
Hideo Kaneko
金子 英夫
Akira Iwata
章 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP21370084A priority Critical patent/JPS6192757A/ja
Publication of JPS6192757A publication Critical patent/JPS6192757A/ja
Publication of JPH0242018B2 publication Critical patent/JPH0242018B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/10Supplying or treating molten metal
    • B22D11/11Treating the molten metal
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/14Plants for continuous casting
    • B22D11/143Plants for continuous casting for horizontal casting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば鋳片を連続的に鋳造する連続鋳造方
法および装置に関する。
背景技術 第8図は、先行技術の連続鋳造装置1の簡略化した断面
図である。連続鋳造装置1は、溶鋼を加熱貯留するタン
ディツシュ2と、タンディツシュ2に固定された水冷式
の毒−ルド3とを含む。
タンディツシュ2の内壁面には、耐火材4が設けられる
。またタンディツシュ2には、誘導加熱フィル5が設け
られ、電源(図示せず)Kよって電力付勢される。タン
ディツシュ2の耐火材4に囲まれた空間である貯留部7
には、溶H8が注入、貯留され、誘導加熱コイル5によ
る誘導電流によって、加熱保持される。
タンディツシュ2の底部9付近のモールド3のタンディ
ツシュ側には、タンディツシュノズル10が設けられ、
耐火材料からなる接合リング11を介してモールド3に
密着される。
モールド3は、内筒であるモールド筒12と、モールド
筒12と同軸でモールド筒12との間に空間部13を形
成する外筒14とを含む。外筒14には、冷却水を注入
する注水口16と、空間部13を循環して昇温された冷
却水を排出する排出口17とが設けられる。前記空間部
13には、仕切部材18が設けられる。仕切部材18は
、モールド筒12と同軸な直円筒部19と、直円筒部1
9の外周に周方向にわたって設けられる支持部20とを
含む。
タンディツシュ2内の溶鋼8は、タンディツシュノズル
10および接合リング11を通過してモールド3に流入
され、冷却成型されつつ外部に引き出される。このとき
引き出された鋳片21は、支持ローラ22a 、22b
 、++、22m(総称する参照符を22とする)によ
って支持される。次Vc鋳片21をはさんで対向して設
けられるピンチローラ23a、23b、−,23(総称
する参照符を23とする)によって、第8図の矢符A方
向に引き抜かれる。この時ピンチローラ23は、回転、
停止、逆転を1サイクルとする間欠的な駆動を行なう。
鋳片21のモールド3内の凝固したいわゆる凝固シエ、
/I/alは、タンディツシュノズル10からモールド
3内に流入された溶泗8の一部が冷却されて、凝固した
部分である0また鋳片21の最大ビレットサイズd2と
タンディツシュノズル10もしくは接合リング11の内
のりサイズd1との間に一下式が成立するようにdi、
d2を定める。
di<d2           °−(1)第9図は
、第8図のタンディツシュノズル10付近の拡大断面図
である。前述したように鋳片21を引き抜くピンチロー
ラ23は間欠駆動されるので、溶m8は、第9図の2重
斜線を付した領域b1の如き形状に冷却され凝固する。
次にピンチローラ23が駆動されると、この2重斜線部
b1は第9図の矢符A方向に引っ張られて、第9図(2
)図示の位置に移動する。
次に、タンディツシュノズル10からあらたな溶銅8が
供給され、凝固シェルa1の部分b1の接合リング11
側の端部と溶融する。一方でこの部分の溶湯8は、接合
リング11のモールド筒12側の壁面11a1およびモ
ールド@12によって冷却され、仮想#/1の外方の部
分が凝固することになる。一方、領域b1の凝固シェル
はモールド筒12によってさらに冷却され、凝固シェル
a1がしだいに厚くなっていくことになる。
ここで前述したように接合リング11のモールド筒12
側の壁面11aは、水冷されているモールド筒12に接
触しており、きわめて冷却されやすい構造となっている
910図は、第8図のタンディツシュノズル10付近の
拡大断面図である。溶鋼8の温度あ;低くなり粘性が大
きくなった場合や鋳片21の引抜速度が大き過ぎる場合
には、接合リング11のモールド筒12側の壁面11a
とモールド筒12との接合部分において、第10図示の
ような空隙Cが形成される場合がある。このような場合
、″R:固シェルa1の層外周面24は、モールド筒1
2の軸方向に屈曲して形成され、いわゆる湯じわが鋳片
210周方向にわたって形成されることになる。
またこのような湯じわが鋳片21の軸直角方向に沿って
深く形成されると、鋳片21の半径方向にひび割れが発
生することになる。
前述したように接合リング11は、モールド筒12と接
触しており、きわめて冷却されやすい構造となっている
。そのためタンディツシュ2からタンディツシユノズ/
I/10を介してモールド3に流入する溶鋼8は、接合
リング11部分を流過するときに凝固してしまい、溶f
i8がタンディツシュノズル10から流出できなくなっ
てしまう可能性がある。したがって安定して得られる鋳
片サイズの下限が約10mm程度に限られて、これより
小さなサイズのビレットを有する鋳片を製造することが
困難であるという問題があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述の問題点を解決し、連続鋳造装置の連続
運転が阻害されることなく、確実に連続鋳造できるよう
にされ、しかも格段に小サイズの鋳片を製造できるよう
にされた連続鋳造方法およびその装置を提供することを
目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、タンディツシュの溶融金属に浸漬した電極と
モールドとの間に電力を供給することを特徴とする連続
鋳造方法である。
また本発明は、溶鋼を加熱貯留するタンディツシュと、 タンディツシュから取出された溶鋼を成型、冷却するモ
ールドと、 タンディツシュとモールド°とに設けられた電極と、 前記電極間に電流を通じるための電源装置とを備え、 前記′電極の一方は、タンディツシュ内の溶鋼に浸漬し
て設けられ、 この電極は、冷却されることを特徴とする連続鋳造装置
である。
作  用 タンディツシュ内の溶融金属に浸漬して一電極が設けら
れ、この電極とモールドとの間に電力を供給する。モー
ルドの内部においては、モールドとモールド内を通過す
る鋳片とが接触しており、゛したがってモールド内部の
溶融金属を介して電流が流れることになる。このとき、
タンディツシュからモールドへの接続部分においては、
その断面積が小さくなっており、したがってこの部分の
電気抵抗が溶C1の流入経路中で最も大きいことになる
したがって、凸汀述したようにタンディツシュ内の電極
とモールド側との電極の間に電流を流すと、この断面積
の最も小さな部分の溶融金、置部で大きいジュール熱を
発生させることができる。このような加熱装置を設ける
ことによりこの部分の金属の溶融状態を安定維持するこ
とが可能となる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の連続鋳造装置30の簡略
化した断面図である。連続鋳造装置30のタンディツシ
ュ31の内壁面は、たとえばアルミナ、ジルコニア、マ
グネシアなどの耐火性材料から成る耐火壁32が形成さ
れる。この耐火壁32は、また電気絶縁性である。この
耐火壁32によって囲まれるタンディツシュ31内の空
間33゛に、溶鋼34が貯留される。溶鋼34はタンデ
ィツシュ31に設けられた誘導加熱用のコイル35によ
って誘導加熱され、溶融状態が維持される。
タンディツシュ31の内壁面の底部36付近には、溶鋼
34を取り出すためのタンディツシュノズル37が設け
られる。
またタンディツシュ31と固着されて、モールド38が
設けられる。モールド38は大略的に直柱状の内筒であ
るモールド筒39と、モールド筒39と同軸であってモ
ールド筒39との間釦空間部40を形成する外筒41と
を含む。モールド筒39と外筒41とは気密に構成され
、外筒41の外周面には冷却水の注入口42と排出口4
3とが設けられる。
また前述の空間40内には、仕切部材44が設けられる
。仕切部材44は、モールド筒39と同軸の直柱部45
と、直柱部45の周方向に沿って設けられる支持部材4
6とを含む。注入口42から注入された冷却水は、仕切
部材44によってモールド38内の空間40を循環し、
排出口43から排出される。このような構成を有するモ
ールド38のタンディツシュ31側の端部と、前述した
タンディツシュノズル37とは、接合リング47を介し
て相互に固着される。タンディツシュノズル37と接合
リング47とは、それぞれ溶鋼34が流過する孔部37
a、47bを有する。
タンディツシュ31内の溶@34は1モールド38内を
通過しつつ冷却され、そのタンディツシュ31とは反対
側のピンチローラ48によって、冷却された鋳片49が
引き抜かれる。またモールド38とピンチローラ48と
の間には、鋳−片49をささえる支持ローラ50a、5
0b、・・・、50nが設けられる。ここでモールド3
8付近の鋳片49において、斜線を付した領域A1はモ
ールド38によって冷却されて凝固した凝固シェルであ
る。
ここで鋳片49のビレットサイズDIとタンディツシュ
ノズル37及び接合リング47の内のりサイズD2との
間に下式が成立するようにDI。
D2を定める。
DI<02            ・・・(2)タン
ディツシュ31の上部には、たとえば、溶M434の同
一材料などから成り、正電位を与えられる電極52が設
けられる。この電極52に固定された支持部材53には
ラック54が形成され、このラック54は駆動手段55
によって回転駆動されるピニオン56と噛み合う。タン
ディツシュ31内の溶銅34は、連続妨造が進行するに
つれて、その湯面が下降するので、電極52をこの湯面
の変位方向に変位させ、常に電極52の先端部が溶1i
q34に一定の深さで浸漬した状態を維持するようにさ
れる。
またモールド38に負電位を与える。モールド38より
鋳片49の進行方向下流側に、ばね部材57と、ばね部
材57によって鋳片49に弾発的に圧接される給電ロー
ラ58を含む補助電極59が設けられる。このモールド
38と、補助電極59とは、電極52に対して同一の極
性を有する。
これら電極52ならびにモールド38および補助電極5
9との間には直流電源装置60が設けられる。この直流
電源装置60は、モールド38付近の鋳片49の温度を
検出する温度検出手段61が導出した信号を受信して、
制御信号を導出する制御装置62によって制御される。
ここで直流電源装置60の出力は、電極52側を正極と
し、モールド38および補助電極59側を負極とする。
またタンディツシュ31には、加熱溶融されている溶鋼
34の温度を検出するための温度検出手段63が配置さ
れる。温度検出手段63が検出した温度に対応した信号
は、制御装置64に導出され、制御装置64はコイル3
5に電力を供給する電源装置65の出力を制御する0 第1図の実施例において、電極52を正極とし、モール
ド38および補助電極59を負極とした理由を以下に説
明する。理解を容易にするために前述の極性の設定を逆
にした場合を想定する。すなわち電極52を負極とする
。このとき、電極52には、溶鋼34の正電荷を有する
鉄イオンが金属鉄となって析出することになる。一方、
モールド筒39は正極であり、モールド筒39を構成す
る、たとえば銅Cuなどの金属から金属イオンが遊離し
溶鋼34に溶は込み溶口の組成を乱したり、モールド筒
39の内壁面が電食状態となる恐れがある。このような
問題を解決するために、[極52を正極とし、モールド
38を負極とする。
第1図の実施例においては、直流電力か用いられたが、
本発明によれば交流電力を用いてもよい。
M、極52は、前述したように好ましくは金属銅Cuに
よって形成されるが、本実施例においてたとえば黒鉛な
どを用いない理由を以下に述べる。
電極52に黒鉛を用いた場合、電極52は正極であるよ
うに電圧が印加されるので、黒鉛分子が溶鋼34の中に
溶出することになる。そのため溶鋼34の組成か変わっ
てしまうという問題がある。
第2図は、間欠引抜きのために第1図のピンチ四−ラ4
8が作動する状態を示すグラフである。
第2図の時刻t1〜t2VCおいて、第1図のピンチ四
−ラ48は、鋳片49が矢符C1方向に進行するように
矢符C3方向に回転される。次に第2図の時刻t2〜t
3においては、ピンチローラ49は停止する。時刻t3
〜t4においては、ピンチローラ48は鋳片49が矢符
C2方向(で逆進するように矢符C4方向に回転される
。次に鴫2図のl’l刻t4〜t5において、ピンチロ
ーラ48は停止する。以下このようにしてピンチローラ
48は、間欠的に前進、停止、後退、停止、前進のサイ
クルを繰り返すようにして駆動される。
ここで、前述した直流電源装置60による接合リング4
7付近の溶@34への加熱動作を説明する。溶鋼の電気
抵抗率ρは、 ρ=1.35X10 〜1.45X10     ・・
・(3)であることが知られている。この抵抗率ρを用
いると、接合リング47部分の溶鋼34の抵抗値Rは、 R=ρ−1/S                ・・
・(4)で示される。ここでl、Sは、それぞれ接合リ
ング47の溶鋼34が通過する部分の軸線方向の長さお
よび断面積である。また、接合リング47部分を通過す
る溶鋼34の単位時間あたりの体積、すなわち単位時間
あたりの鋳造量をVとし、溶日34の比熱をCとする。
その時、溶鍋34をT0C加熱するのに必要なエネルギ
QC′r)は下式で示される。
Q(1)=V−C−T−J            ・
・・(5)ここでJは、熱の仕事当量であり、Q■の単
位はキロワット時(kwh)で表わされる。
このようなエネルギを得るに必要な電流量を以下に説明
する電流Iによって発生するエネルギの関係式は、 Q(1)=1 、R・・・(6) で表わされ、したがって、 I  =  I百面7「           ・・・
(7)である。
ここで下達の第7式に8?;4式および第5式を代入し
て整理すると下式のようになる。
1  =   V@C@T−5J−P−1−(8)第8
式かられかるように、ジュール熱を発生するに必要な電
流は、接合リング47部分の溶盲34の形状に依存する
ことになる。
第3図は、第1図の接合リング47付近の拡大−断面図
である。前述したように第1図のピンチローラ48は間
欠駆動されるので、停止期におI、zでは溶$34はモ
ールド筒39に接触した部分から冷却されていく。この
とき、接合リング47付近の溶t134は、前述の電流
によって発生するジュール熱によって加熱されている0
詳細には接合リング47の孔部47bの溶鋼34はもち
ろん、第3図の壁面47a付近の溶鋼も、接合リング4
7の孔部47bからモールド筒39へ流れる電流のジュ
ール熱により十分加熱される。そのため接合リング47
のモールド筒39側の内壁面47aに接触した部分の凝
固量は減少する。よって仮想線I!2で示されるような
先行技術における凝固シェルと溶鋼との界面は、第3図
(1)の実線!3で示されるようKなる。すなわち、前
記内壁面47aに接触した凝固シェルA1の部分70の
厚みH2は、第9図の凝固シェルA1の厚みH2よりも
小さく形成される。このため、各ストローク時に形成さ
れる凝固シェルが完全に溶着される。
次に第1図のピンチローラ48が回転駆動されると、第
3図(1)の凝固シェルA1は第3図(2)図示のよう
に移動する。このとき、新たに供給される溶鋼34は、
前述の凝固シェルA1の部分70の半径方向内方端部を
溶解し、かつこの部分70に溶着する。一方、凝固シェ
ルA1はモールド筒39によって冷却されているので、
その半径方向の厚みは次第に増大すること((なる。し
たがって凝固シェルA1と溶鋼34との界面は、441
ja図(1)に示されるような波形状となる。ここで注
目すべきは、前述の第8式から明らかなよう(、この界
面の彎曲の程度が第9図で示される先行技術の界面の彎
曲の程度に比べ、格段に緩やかになっていることである
。したかつて鋳片49は、鋳片49の軸方向に格段に均
等に冷却されることになる。
ここで第1図において鋳片49に接する補助電極59が
設けられた理由について説明する。第3図(1)を参照
して、前述のように電極52とモールド38との間に供
給される電流は、タンディツシュノズル37からモール
ド38側に流れる。このとき、タンディツシュノズル3
7から遠ざかるに従い、溶鋼34中の電流は電気抵抗の
少ないモールド筒39を流れる。したがって、モールド
筒39および凝固シェルA1間などに空隙を生じたとき
、火花放電を生じることがある。そのためモールド筒3
9の内壁面39aが損傷する。
このような火花放電による内壁面39aの損傷を防止す
るため、すなわち鋳片49の長手方向に沿うモールド3
8との電流密度の不均一を可及的に軽減するために、前
記補助i極59が設けもれる。
前述の実施例において、電極52には、溶鋼34の同一
材料が用いられたが、他の実施例として、黒鉛および金
属銅などを用いるようKしてもよい。
第4図は、さらに他の実施例の連続鋳造装置30の一部
分の断面図である。本実施例は、前述の実施例に類似し
、対応する分には同一の参照符を付す。本実施例の注目
すべき点は、電極52をたとえば、冷却水などの冷媒を
用いて冷却できるように、金具銅から成る中空構造とし
たことであり、電極52の先端部付近を、溶鋼34と同
一の材質から成る被覆部材で被覆したことである。すな
わち、電極52は中空の棒状である電極本体75と、電
極本体75の先端部付近を被覆する被覆部材CMとを含
む。電極本体75の基端部側には、冷却用の冷媒が注入
、排出される注入ロアロおよび排出ロア7が設けられる
。また電極本体75の中には、基端部から先端部Kかけ
て仕切り部材78が設けられ、仕切り部材78の先端部
は、電極本体75の先端部の内壁面とは間隙を有するよ
うにされる。したがって注入ロアロから注入された冷媒
は、電極本体75内の空間を矢符E、Fで示される方向
に流過して、電極本体75を冷却することができる。
電極本体75は冷媒によって冷却されているので、溶f
@34に浸漬されている部分の周囲には、冷却された溶
湯34が凝固、付着することになる。
一方、第1図で示したようKN、極52は正極になるよ
うに通電されているので、溶@34に浸漬した電極52
の先端部分は、電気分解されることになる。通電する電
気量と電極52の冷却能力の大きさを制御することによ
り、冷却によって凝固される溶鋼34の量と、電気分解
される凝固塊79の量とを均衡させることができる。
被覆部材CMは、電極52を溶鋼中に浸漬した場合の熱
衝撃等による破損や、電極52に使用される銅などが電
気分解により溶鋼中に溶解しないように考慮したもので
ある。
第5図は、本発明のさらに他の実施例の連続鋳造装置3
0の断面図である。本実施例は前述の実施例に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。本実施例の注目
すべき点は、電極52をタンディツシュ31の底部36
付近((設けたことである。一般に連続鋳造装置30は
、溶鋼34の湯面が第5図の仮想線I!4で示される高
さHすなわちタンディツシュノズル37の溶鋼34が通
過する部分の上端部に至るまで、操業を継続することが
できる。したがって電極52を設ける底部36からの距
離H5は、下式を満たすようにする。
H5<H・・・(9) このような位置に電極52を設けることによって、たと
えば第1[iNの実施例において説明したように、電極
52をタンディツシュ31内の溶鋼の湯面の変位如した
がって、上下に変位させる必要がなくなる。このように
して本実施例においても第1図示の実施例と同様の効果
を得ることができる0 本実施例においては、電極52の、底部36からの高さ
Hは、第9式を満足するようにしたが、電極52は溶鋼
34に浸漬するかぎり、任意の位置であってよい。
第6図は、本発明のさらに他の実施例の連続鋳造装置3
0の簡略化した断面図である。本実施例は前述の実施例
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。本実
施例の注目すべき点は、タンディツシュ31の底部36
に連続して下方に延びるモールド38を設け、このモー
ルド38から下方に鋳片49を引き抜くようにしたこと
である。
このようないわゆる垂直形の連続鋳造装置3oにおいて
も本発明が実施可能となる。
第7図は、本発明のさらに他の実施例の連続鋳造装置の
接合リング47付近の拡大断面図である。
第1図の実施例において温度検出手段61は、モールド
38のピンチローラ48側の外方に設ケラれた。温度検
出手段61は、第7図示のように、モールド筒39のタ
ンディツシュ31側のMm付近に設けるようにしてもよ
い。このとき温度検出手段61は、たとえば熱電対か好
適に用いられる。
本発明における電極52は、水冷金属鋼、溶鋼34の同
一材料、または黒鉛などの電気の良導体に関連して広〈
実施される。
またモールド筒39は、金属銅Cuから形成されたが、
他に各種の銅合金または黒鉛など、高い熱伝導性を有す
るような材料を用いてもよい。
また前述の各実施例における電極の極性は、タンディツ
シュ31側が正極であり、モールド38および鋳片49
側が負極であったが、この極性は逆であってもよい。
またピンチローラ48は、第2図で説明したように間欠
駆動されるが、本発明は連続駆動されるピンチローラ4
8を含む連続鋳造装置30に関しても実施されることが
できる。
また前述の各実施例において梼令されるものは鉄であっ
たが、本発明は鉄に限らず他の金属を鋳造するような連
続鋳造装置に関して広〈実施されることかできる。
また、前述の各実施例においては、タンディツシュノズ
ル37や接合リング47の孔m37a。
47bの形状は円筒であったが、多少のテーパを設けた
り、偏平鋳片を鋳造するための偏平状の矩形断面であっ
たり、凹、◎、H1△、Ω等の任意の断面についても同
様の効果を得ることができる。
効  果 以上のようにして、タンディツシュ側に電極を設け、こ
の電極とモールドとの間に電力を供給するようにした。
このようにして、タンディツシュからモールドに取り出
される部分の鋳造すべき金属を、前記両電極間の電流で
ジュール熱を発生し、加熱するようにした。したがって
この部分において、鋳造対象の金属は溶融状態を維持す
ることができ、この部分において過冷却によって鋳造対
象の金属が凝固して閉塞を起さないようにすることがで
きた。したがって連続鋳造装置の連続運転がこの閉塞に
よって阻害されることなく確実に継続するようにできた
。しかも前述のタンディツシュからモールドに取り出さ
れる部分が過冷却によって閉塞しないので、この部分を
格段に小サイズにすることができた。
またタンディツシュに設けられた電極を冷却するように
した。したがって溶m内に浸漬した電極には、溶鋼が冷
却されて凝固する。また一方で、この電極が正極である
とき、電極を構成する金属が電気分解される。この凝固
と分解が均衡するようにすれば、電極の消耗という問題
をも解消できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の連続鋳造装置30の断面図
、第2図はピンチローラ48の運転状態を表わすグラフ
、第3図は第1図の接合リング47付近の拡大断面図、
第4図は本発明の他の実施例の連続鋳造装置30の一部
分の断面図、第5図は本発明の更に他の実施例の連続鋳
造装置の一部分の断面図、第6図は本発明の更に他の実
施例の連続鋳造装置3・0の簡略化した断面図、第7図
は本発明のさらに他の実施例の接合リング47付近の拡
大断面図、第8図は先行技術の連続鋳造装置1の断面図
、第9図は!IIJ8図の接合リング14付近の拡大断
面図、第10図は先行技術の間預点を説明するための接
合リング11付近の拡大断面図である。 30・・・連続鋳造装置、31・・・タンディツシュ1
38・・・モールド、52・・・電極、57・・・ばね
部材、58・・・給電ローラ、59・・・補助電極、6
0・・・直流電源装置、75・・・電極本体、CM・・
・被覆部材代理人   弁理士 西教圭一部 第2図 時間 N3 図 第6 図 第7図 第9図 第10図 2、発明の名称 連続倚造方法および装置 3、補正をする者 事件との関係  出願人 住所 名称(097>川崎重工突体式会社 代表者 4、代理人 住 所 大阪市西区西本町1丁目13番38号 新興産
ビル6、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、
図面の簡単な説明の欄および図面7、補正の内容 (1)特許請求の範囲は別紙のとおり。 (2)明細書第2頁第4行目において「第8図は」とあ
るを、 「第9図は」に訂正する。 (3)明細書第4頁第9行目を下記のとおりに訂正する
。 記 第10図は、第9図のタンディツシュノズル1(4)明
#I書第4頁第12行目において「第9図の1とあるな
、 「第10図の」に訂正する。 (5)明細書第4頁第15行目において「第9図」とあ
るを、 「第10図」に訂正する。 (6)明細書第5真第10行目を下記のとおりに訂正す
る。 (記 第11図は、第9図のタンディッシュノχル1(7)明
#l書!I′15頁第151丁目において「第10図示
」とあるな、「第11図示Jに訂正する。 (8)明細8第11頁第20行目、第12頁第1行目お
よび第12頁第1行目においで[直流電源装r!160
」とあるを、 [電源iIc置60Jに訂正する。 (9)明細書第12頁第6行目を下記のとおりに訂正す
る。 記 ルド38および補助電極59側を負極とする直流電流で
ある。 (10)明細書第13頁第6打目において「直流電力」
とあるを、「直流電流」に訂正する。 (11)明細8第13頁t1%7行目において「本発明
によれば」とあるを、 「本発明は後述するように」に
訂正する。 (12)明it第22頁第7行目においで「用いられる
。Jの後に、下記の文を挿入する。 記 第8図は、本発明の更に他の実施例の連続鈎造装置の電
源装置60の簡略化した回路図である。 本実施例では、第1図の電源装置60を、交流電流を出
力する装置とする。電源装ff!60の構成を以下に説
明する。電源装r!i60は、電圧w4整用の第1可変
イングクタンス81と、電流増幅用の変圧器82とを含
んで構成される。電源から、交流電流が第1可変イング
クタンス81に供給される。 第1可変イングクタンス81のライン83が構成するタ
ップの位置を変化することによって、変圧器82の1次
側コイル84に印加される電圧を変化することができる
。 変圧′n82では電圧を降下させ、電流値を上昇させて
連続鈎遺装置30に供給する。このように交流電流を用
いることによって、前述の実施例において述べた効果に
加え、更に下記のような効果を得ることができる。 ■電源装置60の構成を簡略化できる。前述の各実施例
において、直流電流を供給する電源装置60に関しては
、その具体的構成を説明しなかったが、直流電源を用い
るにはサイリスタなどによる直流電流発生装置が必要で
ある。一方、交流電流を用いるようにすれば、電流増幅
用の変圧器82が備えられれば、電源装W160として
の機能を果たすことができる。 ここで前述の第4式を参照して1.ip = 7.5 
+*m、D2=3.5噸■、ρ=1.4X10−’Ω・
C−を代入してRを計算するとR=11X10−’Ωと
なる。 *たtA5式を参照して、V=0.025kg/秒、C
=0.2kcal/kg 、 T=50℃を代入してQ
(50)を計算するとQ(50)−” 1.05 Kw
hが得られる。これらの計算結果から、第8図の2次側
フィル85が出力すべき電流Iおよび電圧■は、ツレぞ
れ1=977A、V=1.07V  にな!。 このとき1次側コイル84に供給される電圧、電流の組
み合わせは、100V、10.5A*たは220V、4
.8Aでよい、したがって商泪電流を変圧器82に直接
与えてもよく、電源装ra60の構成を簡略化できる。 ■電極52(tIS1図参照)の溶解の進行が防がれる
とともに、電極52または凝固シェルΔ1に鉄分子が析
出することが防がれる。直流電流を用いたときには、極
性により電極52が溶解したり、溶fI1434(第1
図参照)中の鉄分子が、電極52おより凝固シェルA1
に析出したりする。その結果、電極52の消耗、猜片4
9(第1図参照)の組成品質の劣化、溶W434の凝固
の際の偏析の発生などが発生することがある。交流電流
を用いれば、これらの不良要因を除外することができる
。 (13)明細書第23頁第10行目において「あったり
、」の後に、[第8八図示のように、」を挿入する。 (14)明細書第25頁第5行目〜第6行目を下記のと
おりに訂正する。 記 の拡大断面図、第8図は本発明の更に他の実施例の連続
勢造装置30の電源装!!60の簡略化した回路図、第
8A図は本発明の更に他の実施例のタンディツシュノズ
ル37や接合リング47の孔部37a+47&付近の断
面図、Pt49図は先行技術の連続fi造装置1の断面
図、第10図は第9図の接合リング14付 (15)明細書tj&25頁第7行目において「第10
図は」とあるを、「第11図は」に訂正する。 (16)図面の第1図、第3図、第4図、第5図および
第6図を別紙のとおりに訂正する。 (17)図面の第8図および第8A図を別紙のとおりに
補充する。 (18)別紙のとおりに図面の第8図を第9図、第9図
を第10図、第10図を第11図に訂正する。 以  上 特許請求の範囲 (1)タンディツシュの溶融金属に浸漬した電極とモー
ルドとの間に電力を供給することを特徴とする連続鋳造
方法。 (2)溶鋼を貯留するタンディツシュと、タンディツシ
ュからとり出された溶鋼を成型冷却するモールドと、 タンディツシュとモールドとに設けられた電極と、 前記電極闇に電流を通じるための電源装置とを備え、 前記電極の一方はタンディツシュ内の溶鋼に浸漬しで設
けられ、 この電極は冷却されることを*aとする連続鋳造方法。 第3図 第4図 第6図 第8A図 第11図 考4か井

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タンディッシュの溶融金属に浸漬した電極とモー
    ルドとの間に電力を供給することを特徴とする連続鋳造
    方法。
  2. (2)溶鋼を加熱、貯留するタンディッシュと、タンデ
    ィッシュからとり出された溶鋼を成型冷却するモールド
    と、 タンディッシュとモールドとに設けられた電極と、 前記電極間に電流を通じるための電源装置とを備え、 前記電極の一方はタンディッシュ内の溶鋼に浸漬して設
    けられ、 この電極は冷却されることを特徴とする連続鋳造装置。
JP21370084A 1984-10-11 1984-10-11 連続鋳造方法 Granted JPS6192757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21370084A JPS6192757A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 連続鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21370084A JPS6192757A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 連続鋳造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24841589A Division JPH02127949A (ja) 1989-09-25 1989-09-25 連続鋳造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192757A true JPS6192757A (ja) 1986-05-10
JPH0242018B2 JPH0242018B2 (ja) 1990-09-20

Family

ID=16643543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21370084A Granted JPS6192757A (ja) 1984-10-11 1984-10-11 連続鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6192757A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2690365A1 (fr) * 1992-04-27 1993-10-29 Induga Ind Giesserei Dispositif de chauffage pour une installation de coulée continue de métal.
KR100846425B1 (ko) 2006-11-16 2008-07-15 스탠다드펌아시아리미티드 주식회사 알루미늄 빌렛 연속 주조 장치
JP2015093992A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 新日鐵住金株式会社 溶融金属の清浄化方法及び溶融金属の清浄化装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4146078A (en) * 1976-12-17 1979-03-27 Concast Ag Method of and apparatus for continuous horizontal casting
JPS6146356A (ja) * 1984-08-09 1986-03-06 Nippon Steel Corp 連続鋳造設備の溶鋼加熱装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4146078A (en) * 1976-12-17 1979-03-27 Concast Ag Method of and apparatus for continuous horizontal casting
JPS6146356A (ja) * 1984-08-09 1986-03-06 Nippon Steel Corp 連続鋳造設備の溶鋼加熱装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2690365A1 (fr) * 1992-04-27 1993-10-29 Induga Ind Giesserei Dispositif de chauffage pour une installation de coulée continue de métal.
KR100846425B1 (ko) 2006-11-16 2008-07-15 스탠다드펌아시아리미티드 주식회사 알루미늄 빌렛 연속 주조 장치
JP2015093992A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 新日鐵住金株式会社 溶融金属の清浄化方法及び溶融金属の清浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0242018B2 (ja) 1990-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2225373A (en) Method and apparatus for casting metal
CN105598402A (zh) 一种钢连铸结晶器喂包芯线及喂线过程的动态控制方法
US2817695A (en) Electric furnace and electrode structures for kaolin melting
US2600823A (en) Hot top electrode tip
JP4678592B2 (ja) 連続鋳造装置
US3768543A (en) Electro-slag furnace for producing continuous ingot
JPS6192757A (ja) 連続鋳造方法
CN109604565A (zh) 一种电渣熔炼不锈钢复合钢坯的装置及制备方法
CN101122441B (zh) 连续熔化与定向凝固扁坯用短型冷坩埚
US3916978A (en) Process for making metal ingots
JPH02127949A (ja) 連続鋳造装置
CN108788040A (zh) 一种氢等离子熔炼连续铸造生产高纯金属靶坯的装置
CN109321761A (zh) 一种可防止活泼金属烧损的电渣炉
CN109128103A (zh) 一种电渣熔铸法制备复合轧辊/复合钢锭的装置及方法
JPS62168644A (ja) 連続鋳造方法および装置
JPS59202142A (ja) タンデイツシユ浸漬ノズルの加熱方法
WO2022000680A1 (zh) 一种植入式熔融陶瓷材料出流装置
CN110671934B (zh) 多室竖炉式中频炉
JPH0452067A (ja) 鋳塊の製造方法
WO2021212250A1 (zh) 三角形等离子熔化炉
JPH06246409A (ja) 半凝固金属排出用加熱型浸漬ノズル装置
JPS6340664A (ja) 金属溶解精錬用水冷鋳型
SU975190A1 (ru) Кристаллизатор дл установки непрерывного лить металлов
JPH08141705A (ja) コールドウォール誘導溶解連続鋳造装置
RU82615U1 (ru) Устройство для электрошлаковой наплавки плоских поверхностей