JPS619245A - 防虫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衛生上有害な通行活動をするゴキブリ。

アリなどの、これに類する昆虫類の生態的習性を利用し
て、これら昆虫類が物品２食品などを収容する構成体内
に入らないようにする、例えば収納キャビネット、食品
保管庫、浴室、家屋などの防虫装置に関するものである
。

従来例の構成とその問題点 一般にこの種装置は、ゴキブリなどの昆虫類が侵入しや
すいため、捕獲装置を用いたり、あるいは開口と扉６当
接部に侵入防止のだめのパツキンを設けている。前記捕
獲装置はゴキブリ等の通路に配置することから、若干の
効果は望めるものの、構成体内に侵入するゴキブリ等の
すべてを阻止することはできない。また、パツキンを用
いるものは経年劣化によりわずかの間隙を生じることが
あり、一方ゴキブリ等はわずか１−の間隙があっても侵
入するため、侵入阻止手段としては今−歩効果が期待で
きないものである。

ところで、電撃防虫具として第５図に示すようなものが
知られている。この防虫具は絶縁基材１と、その上面に
間隔２をもたせて平行に配設された一対の電極体３，４
と、この電極体３，４間に電圧を印加する乾電池５よシ
なっている。

例えばゴキブリは、その肢の裏に粘着性物質を分泌させ
ているためゴキブリの二肢間に約１０ボルト程度の電圧
を加えてやると激しい電気ショックを受けることが知ら
れている。ここで、いまゴキブリ６が床面を進行しよう
として、その脚部が間隔２をまたぎ、電極体３，４面に
触れたとき、ゴキブリ５に電圧が印加され、ゴキブリ６
は激しい電気ショックを受けて飛びはねる。そしてこれ
を数回経験すると、やがてゴキブリは電極体３゜４の手
前で立ち止まり、進行とは逆方向に引き返そうとし、つ
いには電極体３，４の近辺に近づこうとはしなくなる。

これは数回の電気ショックを経験することにより、ゴキ
ブリが一種の学習効果を得、そこになにか危険なものが
あるということを視覚的に察知し、防制しようとするか
らである。

これは電極体と同材料で全く電圧の印加されていない別
のものにも、同様に反応することかられが、　　　　　
　　　　る。したがって、このような装置により、ゴキ
ブリに単に電気ショックを与えて進行を阻止しようとす
る以外に、その付近に近づかせないという忌避効果が期
待ヤきるものである。

本発明者等は、防虫手段として有効な上記の電撃防虫具
を開口部を有する構成体に装置することを考えてきた。

たとえば第６図に示すように収納キャビネット７の開口
部８の口縁に電撃防虫具９を取付けたものである。

前記電撃防虫具９は表面に帯状の一対の電極体３．４を
設けてなる長尺状の絶縁基材１を収納キャビネット７の
開口部８の口縁に接着して収付けるのであるが、位置決
めが困難であり、第６図の破線で示すように位置ずれし
て開口部８の口縁よりはみ出して外観を損う。特に４つ
の長尺片を枠状に組み合わせたとき、位置ずれによって
帯状の電極体３，４の端部の接続に不都合が生じる。

発明の目的 本発明は前記問題点に留意し、電撃防虫具を位置ずれな
く確実に取付けできるとともに、剥落等の恐れのない防
虫装置を提供することを目的とす　　　　　　−る。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明の防虫装置は、開口部
をもつ構成体と、電圧が印加されるとともに前記開口部
の口縁部に取付けられる電撃防虫具の電極構成部とから
なり、前記電極部構成部は相互間に少許の絶縁間隔を介
して配設される少なくとも一対の電極体をもつ当接部と
、との当接部の側端より後方に突出する係止片より構成
され、さらに前記構成体の口縁部と連続する段部を形成
し、前記係止片を前記段部に位置決めして係止片を構成
体の外壁面、あるいは内壁面とほぼ同面とする構成であ
り、これより、電撃防虫具の電極構成部の取付けを容易
にかつ位置ずれなく固定できるとともに、剥落等の恐れ
を防止できるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第１図および第２図にもとづい
て説明する。

図において、１ｏは開口部１１を有する収納キャビネッ
トであり、前記開口ｓ１１を囲む口縁部１２には電撃防
虫具１３を取付けている。前記電撃防虫具１３は全体が
枠状に形成され、口縁部１２前面に位置する当接部１４
および、これに直角に突出した係止片１５よりなる電極
構成部１６と、電源部１７よりなっている。前記電極構
成部１６は少許（２ｍｍ前後）の絶縁間隔１８をもって
平行に配設された一対の電極体１９　、２０よりなって
いる。まだ、電源部１７は前記電極体１９　、２０に例
えば６〜４０Ｖ程度の低電圧を印加する電池よりなって
いる。前記電極構成部１６は当接部１４を口縁部１２に
当接し、係止片１５を口縁部１２の内壁部に形成した段
部２１に係合させ、係止片１６の外側面と収納キャビネ
ット１０の内壁面とをほぼ同面にして固定される。

上記構成による防中装置は、電極構成部１６を取付ける
とき、係止片１５を口縁部１２の内壁部に形成した段部
２１に係合することにより、すなわち枠状のものにあっ
てははめ込み式であるので、位置ずれなく収付けできる
。したがって電極構成部１６が口縁部１２の外側にはみ
出るようなことががい。また、係止片１５の外側面は収
納キャビネット１０の内壁面とほぼ同面であるので、例
えは収納キャビネット１０内から物品を取出す際に物品
が係止片１５の端部に衝突して電極構成部１６を剥落さ
せる等の問題はない。

第３図、第４図はいずれも本発明の他の実施例を示して
いる。第３図に示すものは段部２１と係止片１５との係
合部を口縁部１２の外壁部に形成した構成を示している
。

第４図に示すものは電極体１９　、２０が絶縁基材２２
上に重ねられてなる電極構成部１６としたもので、係止
片１５が絶縁基材２２と一体に形成され、口縁部１２の
内壁部に形成した段部２１に係合した構成を示している
。

ケお上記実施例では、いずれも収納キャビネ。

トを例にとって説明したが、これに限定されるものでは
なく、家屋の窓、収納室の出入口等、開口部をもつ構成
体に適用できるものである。

発明の効果 町 前記各実施例の説明より明らかなように、本発明によれ
ば電撃防虫具における電極構成部を簡単に、かつ、位置
ずれなく収納キャビネットの口縁部などに取付けできる
とともに、剥落等の恐れがなく、その価値は大きいもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の防虫装置の斜視図、第２図
は第１図のＡ　−ＡＩ断面図、第３図、第４図はそれぞ
れ本発明の他の実施例を示す要部断面図、第６図は本発
明の前提となる電撃防虫具の平面図、第６図は同電撃防
虫具を用いた防虫装置の要部断面図である。 １０・・・・・・収納キャビネット（構成体）、１１・
・・・・開口部、１２・・・・・・口縁部、１３・・・
・・・電撃防虫具、１４・・・・・・当接部、１５・・
・・・・係止片、１６・・・・・・電極構成部、１８・
・・・・・絶縁間隔、１９　、２０・・・・・・電極体
、２１・・・・・・段部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第３図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開口部をもつ構成体と、電圧が印加されるとともに前記
   開口部の口縁部に取付けられる電撃防虫具の電極構成部
   とからなり、前記電極構成部は相互間に少許の絶縁間隔
   を介して配設される少なくとも一対の電極体をもつ当接
   部と、この当接部の側端より後方に突出する係止片より
   構成され、さらに前記構成体の口縁部の外壁部、あるい
   は内壁部には口縁部と連続する段部を形成し、前記係止
   片を前記段部に位置決めして係止片を構成体の外壁面、
   あるいは内壁面とほぼ同面としてなる防虫装置。